JPH0130259Y2 - - Google Patents

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JPH0130259Y2
JPH0130259Y2 JP1985204378U JP20437885U JPH0130259Y2 JP H0130259 Y2 JPH0130259 Y2 JP H0130259Y2 JP 1985204378 U JP1985204378 U JP 1985204378U JP 20437885 U JP20437885 U JP 20437885U JP H0130259 Y2 JPH0130259 Y2 JP H0130259Y2
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JP
Japan
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passenger seat
vehicle
pulled out
turntable
seat
Prior art date
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JP1985204378U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、寝たきり老人や身体の不自由な身体
障害者を搬送する際、車椅子あるいは担架等と座
席相互の移乗に適用される身体障害用自動車に関
する。
上述自動車としては、既に車体の助手席を、サ
イド乗降口から、可動レールによつて車外まで引
き出し得るようにし、病人等を当該助手席に、担
架、車椅子などから移乗させ易くしたものが提案
されている。
しかし、当該提案では助手席が、同席の座巾方
向に引き出されてくるため、病人等をこれに乗せ
るには、当該助手席の前方側からか、引き出され
て来た外側面の二方向からでなければならず、こ
の結果病人等を2人でかかえて移乗させようとす
ると、助手席の背もたれ、および車体が邪魔とな
つて乗せにくく、結局一人で病人をかかえて乗せ
ることにもなる等の欠陥があつた。
そこで本考案は上述従来の実情に鑑みて検討の
結果、単に乗席を引き出し装置にて車外に引き出
し可能とするだけでなく、当該乗席を、この引き
出し装置に回転、かつ所望回転方向で停止可能と
することにより、随時適切に回転変向させること
で、引き出し状態にある乗席の前方および左右両
側の三方向に移乗操作のできる空間が形成される
ようにし、このことによつて、車椅子、担架と乗
席相互の移乗降を2人の看護人等によつて容易か
つ安全に行わしめることができるようにしたもの
である。
以下本考案の一実施例を示した図面について詳
述すれば、身体障害者用自動車Aには、座席等の
乗席1を車体2のサイド乗降口3もしくはリヤー
乗降口(図示例はサイド乗降口)から引き出し可
能な引き出し装置Bを設けるが、図示の同装置B
は下部レール4,4と上部レール5,5を相互に
係嵌したもので、該上部レール5,5に乗席1が
ターンテーブル20を介して回転自在に取り付け
られている。
ここで、引き出し装置Bとしての下部および上
部の両レール4,4,5,5は、第3図ないし第
5図に示す如く、下部レール4,4を第2図に示
された車床6に、サイド乗降口3方向へ向けて並
行に敷設し、該下部レール4,4に対して上部レ
ール5,5を車外に引き出し可能に下部レール
4,4とローラ7,8,9を介在して摺動可能に
係嵌すると共に、乗席1への乗降以外のときは上
部レール5,5が下部レール4,4と共に車内に
収まるようにしてドア10の開閉が自由に行われ
るようになつている。
また、下部および上部両レール4,4,5,5
には横断面コ字形状の溝形鋼等が用いられるもの
で、それらの長手方向端等に固定したブラケツト
11,12に上記ローラ7,8を軸支して相互に
係嵌し、上部レール5,5を車外に引き出した
時、上記両レール4,4,5,5のブラケツト1
1と12が突き当つて、引き出しエンドとなると
共に、両者の係嵌が外れないようになつている。
また他方のローラ9は、下部レール4,4の前
端近傍に軸支してあつて、上部レール5,5を引
き出すとき、または車内に収納するとき、これを
ガイドして摺動を円滑ならしめている。
次に乗席1は、第1図ないし第3図に示す実施
例によると、上部レール5,5に鋼材13,13
を架設して、これにターンテーブル20を介して
固定してある。
そして上記鋼材13,13の一方の裏面には、
ロツクレバー14を第3図ないし第5図に示す如
くスタツド軸15にて水平に回動可能に枢着して
あり、乗席1が車内に収納された位置で、ロツク
レバー14の先端14aが上部レール5との間に
張設したばね16の張力によつて、下部レール4
と上部レール5との側部にわたつて切設したロツ
ク凹部17と掛止し、上部レール5の引き出しが
阻止されるようにしてある。
また、上記ロツクレバー14は、第5図におい
て矢印a方向へばね16の張力に抗して回動する
ことで、先端14aはロツク凹部17との掛止が
解かれるので、乗席1を車外に引き出しする時
は、ロツクレバー14を上述のように操作した
後、同レバー14を他方の鋼材13裏面に垂設し
たロツクピン18に掛止させることでロツク解除
が保持されるので、このようにして乗席1の引き
出し、およびその収納が可能となる。
第6図、第7図は、さらに本考案における乗席
1の回転構成を例示したもので、上部レール5,
5にボールキヤスター19を介在してターンテー
ブル20を軸21により回転可能に支持し、該タ
ーンテーブル20上に乗席1を固定すると共に、
上部レール5に回転用ロツクレバー14′を水平
状態で回転可能に回転用スタツド軸15′により
枢着し、その先端14a′が上記ターンテーブル2
0の周縁に凹設した回転用ロツク凹部17′と係
合する方向へ、一端を上部レール5に掛止して張
設した回転用ばね16′により弾撥付勢して形成
したものである。
ここで、上記回転用ロツク凹部17′は、例え
ば45度もしくは90度間隔等に複数個設けてあり、
乗席1を車内で前向きもしくは横向き等に固定す
るようにした場合は、これを車外に引き出した
後、または車内において回転用ロツクレバー1
4′によるロツクを解除して回転させ、これによ
り引き出し方向に向きを転換し、引き出した状態
で、乗席1の前部と左右両側部の三方向に空間が
形成できるようにしてある。
第9図イ,ロ,ハは車体2に対する乗席1の収
納状態と、引き出し状態を例示したもので、イは
車体2の前進方向bに対して乗席1を横向きに収
納されるようになし、そのままの姿勢でサイド乗
降口から外部に引き出しするようにしたものであ
る。
ロは、車体2の前進方向bに対して乗席1を前
向きに収納されるようになし、そのままの姿勢で
サイド乗降口から外部に引き出し、然る後、90度
旋回して引き出し方向に乗席1の向きを転換する
ようにしたものである。
ハは車体2の進行方向bに対して乗席1を前向
きに収納し得るようにすると共に、リヤー乗降口
から乗席1を引き出しするように下部および上部
両レール4,4、5,5を配設し、上記リヤー乗
降口から引き出し後、乗席1を180度旋回して向
きを転換するようにしたものである。
このように本考案によるときは、車内での乗席
1の向きは任意所望に設定されるが、車外に引き
出しされた時は何れの場合も乗席1は引き出し方
向に向け、身体障害者を乗席1と車椅子および担
架等相互の移乗の際に都合良く乗席1の前部と左
右両側部に空間を形成するようにしてある。
なお、前述の車体2には第2図に示すように折
畳み式の車椅子22を積載可能なものや、入浴設
備23を備えたもの等が用いられ、また乗席1の
出し入れは動力、または手動により行われるよう
に設けられる。
以上説明したように本考案に係る車体障害者用
自動車によれば、車内には、車内への収納状態か
ら、サイド乗降口もしくはリヤー乗降口を介し
て、引き出しエンドまで、車外へ引き出し自在と
した引き出し装置を設け、この引き出し装置の引
き出し側である先端上部に、回転自在であり、か
つ所望の回転位置にて停止自在なロツク付きのタ
ーンテーブルを横設すると共に、当該ターンテー
ブル上には、上記引き出しエンド状態におけるタ
ーンテーブルの回動時、車体と衝当しない位置に
て、座席を固設してなるものであるから、その乗
席が引き出された際、どのような方向を向いてい
たとしても、車椅子および担架等相互の移乗に際
し、これを方向転換すれば、看護人等が1人はも
ちろん2人で身体障害者をだきかかえて行う際で
も、車体のドアや、側壁、または天井が障害物と
なることなく、上記空間において容易、かつ安全
に移乗させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る身体障害者用自動車の乗
席引き出し状態を示す斜視図、第2図は同自動車
の乗席収納状態を一部切欠して示す斜視図、第3
図ないし第5図は同自動車における乗席の引き出
し装置例をそれぞれ示したもので、第3図はその
縦断側面図、第4図はその正面図、第5図はその
下部レールとロツクレバーの平面図、第6図、第
7図はさらに同装置の乗席回転構成をそれぞれ示
したもので、第6図はその平面図、第7図はその
縦断側面図、第8図のイ,ロ,ハは同乗席の引き
出し態様の変形例をそれぞれ示した各略示平面図
である。 1……乗席、2……車体、3……サイド乗降
口、20……ターンテーブル、B……引き出し装
置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車内には、車内への収納状態から、サイド乗降
    口もしくはリヤー乗降口を介して、引き出しエン
    ドまで、車外へ引き出し自在とした引き出し装置
    を設け、この引き出し装置の引き出し側である先
    端上部に、回転自在であり、かつ所望の回転位置
    にて停止自在なロツク付きのターンテーブルを横
    設すると共に、当該ターンテーブル上には、上記
    引き出しエンド状態におけるターンテーブルの回
    動時、車体と衝当しない位置にて、座席を固設し
    てなる身体障害者用自動車。
JP1985204378U 1985-12-30 1985-12-30 Expired JPH0130259Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985204378U JPH0130259Y2 (ja) 1985-12-30 1985-12-30

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985204378U JPH0130259Y2 (ja) 1985-12-30 1985-12-30

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Publication Number Publication Date
JPS61129625U JPS61129625U (ja) 1986-08-14
JPH0130259Y2 true JPH0130259Y2 (ja) 1989-09-14

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ID=30766776

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JP1985204378U Expired JPH0130259Y2 (ja) 1985-12-30 1985-12-30

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JP5789452B2 (ja) * 2011-08-31 2015-10-07 和光工業株式会社 車両用シート装置

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5058718A (ja) * 1973-09-25 1975-05-21

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JPS5058718A (ja) * 1973-09-25 1975-05-21

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