JP2000022140A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2000022140A
JP2000022140A JP10180950A JP18095098A JP2000022140A JP 2000022140 A JP2000022140 A JP 2000022140A JP 10180950 A JP10180950 A JP 10180950A JP 18095098 A JP18095098 A JP 18095098A JP 2000022140 A JP2000022140 A JP 2000022140A
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trench
gate
transistor
semiconductor device
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JP10180950A
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Yoshio Shimoida
良雄 下井田
Toshiaki Shinohara
俊朗 篠原
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Element Separation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレンチを利用した素子分離領域並びにトレ
ンチを利用したトランジスタを有する半導体装置を少な
い製造工程数で製造する。 【解決手段】 半導体装置に搭載された横型パワーMO
SFETは、活性基板1Cで形成されるドレイン領域と
このドレイン領域に接続される電位引出領域8との間の
動作電流経路を横切らない位置にトレンチ32gを配設
する。このトレンチ32g内部にはゲート電極34gが
埋設される。ソース領域11pを中心としてその両側に
トレンチ32g及びゲート電極34gを配置し、他の両
側に電位引出領域8が配置される。横型パワーMOSF
ETのトレンチ32gと素子分離領域のトレンチ32i
とは同一構造でかつ同一製造工程で形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置及びその
製造方法に関する。特に本発明は、素子分離領域で周囲
が取り囲まれた素子領域にトレンチを利用したパワート
ランジスタを配設する半導体装置及びその製造方法に関
する。さらに詳細には、本発明は、複数の素子領域を有
し、素子領域の1つにトレンチを利用したパワートラン
ジスタを配設し、素子領域の他の1つに通常のトランジ
スタを配設したインテリジェントパワーデバイス(IP
D)を備えた半導体装置及びその製造方法に関する。さ
らに本発明は、耐サージ性能に優れ、又オン抵抗のばら
つきが減少できる半導体装置及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】トレンチ(U溝)を利用するパワートラ
ンジスタを備えた半導体装置が開発されている。この種
のパワートランジスタはp型単結晶珪素基板表面にn型
エピタキシャル層を積層した半導体基板に搭載される。
パワートランジスタは、ドレイン領域、ベース領域、ソ
ース領域、ゲート絶縁膜及びゲート電極を備え、横型パ
ワーMOSFETで構成される。
【0003】パワートランジスタのゲート絶縁膜はエピ
タキシャル層表面から深さ方向に向かって形成されたト
レンチ内壁に形成され、ゲート電極はトレンチ内部にゲ
ート絶縁膜を介して埋設される。ドレイン領域はエピタ
キシャル層で形成され、ベース領域はエピタキシャル層
表面部に形成されたp型半導体領域、ソース領域はベー
ス領域表面部に形成されたn型半導体領域でそれぞれ形
成される。
【0004】ソース領域、ベース領域にはソース電極が
電気的に接続される。一方、ドレイン領域には、半導体
基板に形成された埋込層、ドレイン電位引出領域のそれ
ぞれを通してドレイン電極が電気的に接続される。つま
り、ドレイン電流は半導体基板表面側から供給される。
埋込層は、単結晶珪素基板とエピタキシャル層との間に
配設され、高不純物濃度のn型半導体領域で形成され
る。ドレイン電位引出領域は、エピタキシャル層表面か
ら埋込層に達する高不純物濃度のn型半導体領域で形成
される。
【0005】なお、この種のパワートランジスタは例え
ば特開平8−316467号公報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のトレンチを利用
するパワートランジスタを備えた半導体装置において
は、以下の点について配慮がなされていない。
【0007】最近、高電圧で駆動するパワートランジス
タと低電圧で駆動する通常のトランジスタとを1つの半
導体基板に搭載するインテリジェントパワーデバイスの
開発が進められている。通常のトランジスタとしては論
理回路を構築する相補型MOSFETが搭載される。パ
ワートランジスタ領域と通常のトランジスタ領域との間
は動作電圧が異なるので素子分離構造を形成する必要が
ある。このとき、素子分離領域の占有面積を減少するた
めに、エピタキシャル層を貫通し単結晶珪素基板に達す
るトレンチ内部に埋設された絶縁体で素子分離領域を構
築することが好ましい。
【0008】しかしながら、パワートランジスタのゲー
ト電極を埋設するトレンチは最大でもエピタキシャル層
表面から埋込層に達しない程度の深さで形成する必要が
あり、このトレンチに加え素子分離領域のトレンチを別
に形成する必要がある。従って、半導体装置の製造工程
数が増えてしまう。
【0009】仮に、パワートランジスタのトレンチに合
わせて素子分離領域のトレンチを同一構造でかつ同一製
造工程で形成しようとすると、素子分離領域のトレンチ
は埋込層又は単結晶珪素基板まで達しないので、素子分
離が行われない。逆に、素子分離領域のトレンチに合わ
せてパワートランジスタのトレンチを同一構造でかつ同
一製造工程で形成しようとすると、パワートランジスタ
のトレンチは埋込層を貫通し単結晶珪素基板表面まで達
してしまう。つまり、パワートランジスタのドレイン領
域(エピタキシャル層)とドレイン電位引出領域との間
のドレイン電流供給経路が遮断され、パワートランジス
タは動作しなくなる。いずれにしても、パワートランジ
スタのトレンチと素子分離領域のトレンチとを同一構造
で形成すること、並びに同一製造工程で形成することが
実現できなかった。
【0010】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、トレンチを利用した素子分離領域並び
にトレンチを利用したトランジスタを少ない製造工程数
によって製造できる半導体装置の提供を目的とする。
【0011】さらに、本発明の目的は、トレンチ内部に
形成されたトランジスタの電極に発生する電界集中を防
止し、静電気破壊耐圧(耐サージ性能)に優れた半導体
装置を提供することである。特に、本発明の目的は、高
耐圧特性に優れたパワートランジスタを備えた半導体装
置を提供することである。
【0012】さらに、本発明の目的は、トランジスタの
オン抵抗のばらつきを減少し、動作信頼性に優れた半導
体装置を提供することである。
【0013】さらに、本発明の目的は、トレンチを利用
した素子分離領域の構造を簡易に実現でき、しかも素子
分離領域の絶縁分離耐圧が自由に設定できる半導体装置
を提供することである。
【0014】さらに、本発明の目的は、トレンチの形成
工程数並びにトレンチ内部の充填工程数を削減し、全体
の製造工程数が削減できる半導体装置の製造方法を提供
することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、半導体装置において、半導体基
板表面から深さ方向に向かって形成されたゲート用トレ
ンチと、ゲート用トレンチの一側壁に順次形成されたゲ
ート絶縁膜及びゲート電極と、半導体基板表面から深さ
方向に向かいゲート用トレンチの一側壁に沿って順次配
設された第1動作領域、第2動作領域及び第3動作領域
と、を有するトランジスタを備え、ゲート用トレンチの
一側壁の延長上において半導体基板表面から深さ方向に
向かって形成され、半導体基板内部で第3動作領域に電
気的に接続された電位引出領域を備え、トランジスタ及
び電位引出領域の周囲を取り囲み、ゲート用トレンチと
同一製造工程で形成された分離用トレンチと、分離用ト
レンチ内部に埋設された分離用充填体と、を有する素子
分離領域を備えたことを特徴とする。
【0016】この請求項1の半導体装置においては、ト
ランジスタのゲート用トレンチの一側壁の延長上に電位
引出領域が配設されるので、ゲート用トレンチはトラン
ジスタの第3動作領域と電位引出領域との間の動作電流
経路を横切らず、動作電流経路のゲート用トレンチによ
る遮断がなくなる。従って、少なくともゲート用トレン
チの深さと分離用トレンチの深さとを同一深さにするこ
とができ、よってゲート用トレンチと分離用トレンチと
が同一製造工程で形成できるので、ゲート用トレンチと
分離用トレンチとを有する半導体装置を少ない製造工程
数で製造することができる。
【0017】請求項2の半導体装置においては、請求項
1の半導体装置において、第1動作領域を中心として一
側壁を互いに対向配置した一対のゲート用トレンチと、
一対のゲート用トレンチのそれぞれの一側壁に形成され
たゲート絶縁膜及びゲート電極とを有するトランジスタ
を備え、一対のゲート用トレンチの一側壁の延長上にお
いて、半導体基板表面から深さ方向に向かって対向配置
された一対の電位引出領域を備えたことを特徴とする。
【0018】この請求項2の半導体装置においては、第
1動作領域を中心として一側壁を互いに対向配置した一
対のゲート用トレンチと、分離用トレンチとを有する半
導体装置においても、トランジスタのゲート用トレンチ
の一側壁の延長上に電位引出領域が配設されるようにし
たので、ゲート用トレンチはトランジスタの第3動作領
域と電位引出領域との間の動作電流経路を横切らず、動
作電流経路のゲート用トレンチによる遮断がなくなり、
少なくともゲート用トレンチの深さと分離用トレンチの
深さとを同一深さにすることができ、従ってゲート用ト
レンチと分離用トレンチとが同一製造工程で形成でき、
ゲート用トレンチと分離用トレンチとを有する半導体装
置を少ない製造工程数で製造することができる。
【0019】請求項3の半導体装置は、請求項2の半導
体装置において、特定方向に所定間隔で配設された複数
のゲート用トレンチと、それぞれのゲート用トレンチ側
壁に順次形成されたゲート絶縁膜及びゲート電極と、そ
れぞれのゲート用トレンチ間に配設された第1動作領
域、第2動作領域及び第3動作領域と、を有する複数の
単位トランジスタセルで構築されるトランジスタを備
え、複数の単位トランジスタセルのそれぞれの電位引出
領域が一体に形成されたことを特徴とする。
【0020】この請求項3の半導体装置においては、特
定方向に所定間隔で配設された複数のゲート用トレンチ
と、それぞれのゲート用トレンチ側壁に順次形成された
ゲート絶縁膜及びゲート電極と、それぞれのゲート用ト
レンチ間に配設された第1動作領域、第2動作領域及び
第3動作領域と、を有する複数の単位トランジスタセル
で構築されるトランジスタにおいても、トランジスタの
ゲート用トレンチの一側壁の延長上に電位引出領域が配
設されるようにしたので、ゲート用トレンチはトランジ
スタの第3動作領域と電位引出領域との間の動作電流経
路を横切らず、動作電流経路のゲート用トレンチによる
遮断がなくなり、少なくともゲート用トレンチの深さと
分離用トレンチの深さとを同一深さにすることができ、
従ってゲート用トレンチと分離用トレンチとが同一製造
工程で形成でき、ゲート用トレンチと分離用トレンチと
を有する半導体装置を少ない製造工程数で製造すること
ができる。
【0021】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
のいずれかの発明において、支持基板上に絶縁体を介し
てトランジスタを形成する活性基板を張り合わせたSO
I構造の半導体基板と、半導体基板の活性基板表面から
深さ方向に向かい絶縁体表面に達しない深さで形成され
たゲート用トレンチと、ゲート用トレンチと同一製造工
程で形成され、活性基板から深さ方向に向かい絶縁体表
面に達しない深さで形成された分離用トレンチと、ゲー
ト用トレンチ底面と絶縁体との間及び分離用トレンチと
絶縁体との間にそれぞれ配設された埋込絶縁体と、を備
えたことを特徴とする。
【0022】この請求項4の半導体装置においては、S
OI構造の半導体基板上に形成されるトランジスタのゲ
ート用トレンチの一側壁の延長上に電位引出領域が配設
されるので、ゲート用トレンチはトランジスタの第3動
作領域と電位引出領域との間の動作電流経路を横切ら
ず、動作電流経路のゲート用トレンチによる遮断がなく
なる。従って、少なくともゲート用トレンチの深さと分
離用トレンチの深さとを同一深さにすることができ、よ
ってゲート用トレンチと分離用トレンチとが同一製造工
程で形成できるので、ゲート用トレンチと分離用トレン
チとを有する半導体装置を少ない製造工程数で製造する
ことができる。
【0023】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、ゲート用トレンチ底面と絶縁体との間に配設された
埋込絶縁体はトランジスタのゲート絶縁膜の膜厚に比べ
て厚い膜厚で形成されたことを特徴とする。
【0024】この請求項5の半導体装置においては、ト
ランジスタのゲート用トレンチ底面側のゲート電極角部
と第3動作領域との間の埋込絶縁体の膜厚が厚く形成さ
れるので、ゲート電極角部に発生する電界集中が防止で
きる。特に、予期せぬ静電気破壊を生じるような静電気
が電位引出領域を通して第3動作領域に流れ込んだ際
に、ゲート電極角部に発生する電界集中が防止できる。
従って、電界集中に起因するゲート絶縁膜の破壊が防止
でき、トランジスタの静電気破壊耐圧、さらに半導体装
置の静電気破壊耐圧が向上できるので、高耐圧を有する
半導体装置が実現できる。
【0025】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5
の発明のいずれかにおいて、トランジスタの第3動作領
域は半導体基板表面側に配設された低不純物濃度領域及
び半導体基板裏面側に配設された高不純物濃度領域で形
成され、ゲート用トレンチは第3動作領域の高不純物濃
度領域に達する深さで形成されるとともに、ゲート電極
は第3動作領域の低不純物濃度領域に沿って形成された
ことを特徴とする。
【0026】この請求項6の半導体装置においては、ト
ランジスタの第3動作領域においてゲート用トレンチの
側壁に沿った低不純物濃度領域の表面部分に、ゲート電
極に供給された動作電位で蓄積層が形成できる。蓄積層
は動作電流経路の抵抗値を減少できるので、トランジス
タのオン抵抗のばらつきが減少できる。従って、動作信
頼性に優れた半導体装置が実現できる。
【0027】請求項7の発明は、請求項1乃至請求項3
の発明のいずれかにおいて、支持基板上に絶縁体を介し
てトランジスタを形成する活性基板を張り合わせたSO
I構造の半導体基板と、半導体基板の活性基板表面から
深さ方向に向かい絶縁体表面に達する深さで形成された
ゲート用トレンチと、ゲート用トレンチと同一製造工程
で形成され、活性基板から深さ方向に向かい絶縁体表面
に達する深さで形成された分離用トレンチと、を備えた
ことを特徴とする。
【0028】この請求項7の半導体装置においては、S
OI構造の半導体基板に形成されるトランジスタの第3
動作領域においてゲート用トレンチの側壁に沿った低不
純物濃度領域の表面部分に、ゲート電極に供給された動
作電位で蓄積層が形成できる。蓄積層は動作電流経路の
抵抗値を減少できるので、トランジスタのオン抵抗のば
らつきが減少できる。従って、動作信頼性に優れた半導
体装置が実現できる。
【0029】請求項8の発明は、請求項1乃至請求項7
の発明のいずれかにおいて、トランジスタのゲート電極
又はゲート用トレンチと電位引出領域との間に、トラン
ジスタの第2動作領域とこの第2動作領域に動作電流を
供給する配線との接続部が配設されたことを特徴とす
る。
【0030】この請求項8の半導体装置においては、ト
ランジスタのゲート電極に沿って第1動作領域と第3動
作領域との間の第2動作領域に形成される動作電流通路
(チャネル領域)を避けた領域に接続部(ベースコンタ
クト領域)が配設されるので、動作電流通路幅(チャネ
ル幅)を充分に確保でき、トランジスタのオン抵抗が減
少できる。
【0031】請求項9の発明は、請求項1乃至請求項8
の発明のいずれかにおいて、複数列の隣接配置された分
離用トレンチと、それぞれの分離用トレンチ内部に埋設
された分離用充填体と、を有する素子分離領域を備えた
ことを特徴とする。
【0032】この請求項9の半導体装置においては、複
数列の分離用トレンチ及び分離用充填体で構築された素
子分離領域により素子領域間が絶縁分離されるので、分
離用トレンチ及び分離用充填体の列数の増加に応じて絶
縁分離耐圧が向上できる。
【0033】請求項10の発明は、半導体装置の製造方
法において、素子領域において半導体基板表面から深さ
方向に向かってトランジスタのゲート用トレンチを形成
するとともに、素子領域を取り囲む素子分離領域の分離
用トレンチを形成する工程と、ゲート用トレンチ内壁に
トランジスタのゲート絶縁膜及びゲート電極を順次形成
しトランジスタを形成する工程と、分離用トレンチ内壁
に分離用充填体を埋設する工程と、を備えたことを特徴
とする。
【0034】この請求項10の半導体装置の製造方法に
おいては、トランジスタのゲート用トレンチを形成する
工程と同一製造工程で素子領域を取り囲む素子分離領域
の分離用トレンチを形成することができる。従って、ゲ
ート用トレンチと分離用トレンチとを有する半導体装置
を少ない製造工程数で製造することができる。
【0035】請求項11の発明は、半導体装置の製造方
法において、裏面部に高不純物濃度領域を有する活性基
板を支持基板表面上に絶縁体を介して張り合わせたSO
I構造の半導体基板を形成する工程と、素子領域におい
て活性基板表面から深さ方向に向かい高不純物濃度領域
に達するトランジスタのゲート用トレンチを形成すると
ともに、素子領域を取り囲む素子分離領域の分離用トレ
ンチを形成する工程と、ゲート用トレンチ内壁にトラン
ジスタのゲート絶縁膜を形成しつつ、ゲート用トレンチ
底部の高不純物濃度領域を増殖酸化しゲート絶縁膜より
も膜厚が厚い埋込絶縁体を形成する工程と、分離用トレ
ンチ内壁にゲート絶縁膜と同一層の分離用充填体の一部
を埋設しつつ、分離用トレンチ底部の高不純物濃度領域
を増殖酸化し埋込絶縁体を形成する工程と、ゲート用ト
レンチ内部にゲート絶縁膜を介してトランジスタのゲー
ト電極を形成するとともに、このトランジスタのゲート
電極の製造工程と同一製造工程で分離用トレンチ内部に
ゲート電極と同一層の分離用充填体を形成する工程と、
を備えたことを特徴とする。
【0036】この請求項11の半導体装置の製造方法に
おいては、請求項10の発明で得られる効果に加えて、
活性基板裏面部に形成された高不純物濃度領域による増
殖酸化により、ゲート用トレンチ側壁にゲート絶縁膜を
形成する工程と同時にゲート用トレンチ底部に厚い膜厚
の埋込絶縁体が形成できる。この埋込絶縁体は主にゲー
ト電極角部の電界集中によるゲート絶縁膜の破壊を防止
する。ゲート絶縁膜を形成する工程で埋込絶縁体が形成
できるので、半導体装置の製造工程数が削減できる。
【0037】
【発明の効果】本発明は、トレンチを利用した素子分離
領域並びにトレンチを利用したトランジスタを有する半
導体装置を少ない製造工程数で製造できる。
【0038】さらに、本発明は、トレンチ内部に形成さ
れたトランジスタの電極に発生する電界集中を防止し、
静電気破壊耐圧に優れた半導体装置を提供できる。特
に、本発明は、高耐圧特性に優れたパワートランジスタ
を備えた半導体装置を提供できる。
【0039】さらに、本発明は、トランジスタのオン抵
抗のばらつきを減少し、動作信頼性に優れた半導体装置
を提供できる。
【0040】さらに、本発明は、トレンチを利用した素
子分離領域の構造を簡易に実現でき、しかも素子分離領
域の絶縁分離耐圧が自由に設定できる半導体装置を提供
できる。
【0041】さらに、本発明は、トレンチの形成工程数
並びにトレンチ内部の充填工程数を削減し、全体の製造
工程数が削減できる半導体装置の製造方法を提供でき
る。
【0042】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態) <半導体装置の構造>以下、本発明の実施の形態を図面
を参照し説明する。図2は本発明の第1の実施の形態に
係るインテリジェントパワーデバイスを備えた半導体装
置の平面レイアウト図である。図2に示すように、イン
テリジェントパワーデバイスを備えた半導体装置ICは
1チップ内にパワートランジスタ形成領域PTr及び複
数のトランジスタ形成領域NTr1〜NTr5を有す
る。パワートランジスタ形成領域PTrには高電圧で駆
動されるパワートランジスタが配設され、パワートラン
ジスタは例えば外部装置を駆動する駆動回路を構築す
る。本実施の形態において、パワートランジスタには横
型パワーMOSFETが使用される。トランジスタ形成
領域NTr1〜NTr5にはそれぞれ低電圧で駆動され
るトランジスタが配設され、トランジスタは入力回路、
論理回路、センス回路等を構築する。本実施の形態にお
いて、トランジスタには、pチャネルMOSFET及び
nチャネルMOSFETで構築される相補型MOSFE
T(CMOS)が使用される。
【0043】パワートランジスタ形成領域PTr、トラ
ンジスタ形成領域NTr1〜NTr5のそれぞれの素子
領域間には素子分離部3Iが配設され、この素子分離部
3Iはそれぞれの素子領域間を絶縁分離する。
【0044】図1はパワートランジスタ形成領域PT
r、トランジスタ形成領域NTrのそれぞれを含む半導
体装置の要部断面構造図(図2に示すF1−F1切断線
で切った断面構造図であり、図2のAA点と図1のAA
点とは対応している)である。図3はパワートランジス
タ形成領域PTrの要部拡大平面図、図4はパワートラ
ンジスタ形成領域PTrの要部拡大断面構造図(図3に
示すF4−F4切断線で切った断面構造図であり、図3
のBB点と図4のBB点は対応している)である。
【0045】図1に示すように、本実施の形態に係るイ
ンテリジェントパワーデバイスを備えた半導体装置IC
はSOI構造を採用する半導体基板1で構成される。半
導体基板1は支持基板1Aの表面上に絶縁体1Bを介し
て活性基板1Cの裏面を張り合わせて形成される。支持
基板1Aは本実施の形態においてp型単結晶珪素基板で
形成される。絶縁体1Bは例えば酸化珪素膜で形成され
る。活性基板1Cは、トランジスタの動作領域を構築
し、本実施の形態において低不純物濃度に設定されたn
型単結晶珪素基板で形成される。この活性基板1Cの裏
面部には高不純物濃度領域としてのn型埋込型半導体領
域2が配設される。埋込型半導体領域2は、パワートラ
ンジスタの動作領域、詳細にはドレイン領域に半導体基
板1の表面からドレイン電流を供給する動作電流経路を
構築する。さらに、埋込型半導体領域2は増殖酸化を行
うために形成される。増殖酸化により後述するトレンチ
32gの底部には埋込絶縁体31gが、トレンチ32i
の底部には埋込絶縁体31iがそれぞれ形成される。
【0046】図1、図2及び図4に示すように、パワー
トランジスタ形成領域PTr、トランジスタ形成領域N
Tr(NTr1〜NTr5)は、それぞれ素子分離領域
により底面及び側面を含む周囲が取り囲まれ、シリコン
島領域として周囲の他のシリコン島領域と電気的に絶縁
される。
【0047】素子分離領域は半導体基板1の絶縁体1B
と素子分離部3Iとで形成される。絶縁体1Bは支持基
板1Aと活性基板1Cとの間において半導体基板1全域
に形成され、この絶縁体1Bは素子領域の底面を覆う。
【0048】素子分離部3Iは、活性基板1C表面から
深さ方向に向かって形成されたトレンチ(分離用トレン
チ)32iと、このトレンチ32i内部に埋設された分
離用充填体と、トレンチ32i底部に配設された埋込絶
縁体31iとで形成される。本実施の形態において、ト
レンチ32iは基本的にはRIE等の異方性エッチング
で形成され、トレンチ32iの平面上の占有面積はでき
る限り小さく形成される。トレンチ32iの深さ(トレ
ンチ32i底面の位置)は埋込型半導体領域2に達しな
い程度で形成される。このトレンチ32iは後述するパ
ワートランジスタ形成領域PTrに配設されるゲート電
極部3Gのトレンチ32gと同一構造でかつ同一製造工
程で形成され、トレンチ32gの深さはベース領域より
も深く埋込型半導体領域2よりも浅くドレイン領域内に
なるように設定される。
【0049】素子分離部3Iの分離用充填体は、本実施
の形態において前述のゲート電極部3Gの内壁に沿って
順次形成されるゲート絶縁膜33g及びゲート電極34
gと同一層で同一製造工程で形成されるゲート絶縁膜3
3i及びゲート電極34iで形成される。素子分離部3
Iにおいて分離用充填体のゲート電極34iは、電気的
にフローティング状態か又は固定電位(例えば接地電
位)に接続されるので、トランジスタのゲート電極とし
ては機能しない。トレンチ32i上部にはキャップ絶縁
体35iが形成される。キャップ絶縁体35iは、分離
用充填体のゲート電極34iと上層の配線16nとの間
を絶縁する。
【0050】なお、本発明においては、製造工程数が若
干増加するが、分離用充填体には酸化珪素膜や窒化珪素
膜が使用できる。
【0051】埋込絶縁体31iは、トレンチ32i底面
から埋込型半導体領域2を貫通し絶縁体1C表面に達
し、前述のゲート絶縁膜33iに比べて厚い膜厚で形成
される。埋込絶縁体31iは、埋込型半導体領域2の高
不純物濃度領域を利用した増殖酸化により形成され、酸
化珪素膜で形成される。前述のトレンチ32i内部に埋
設された分離用充填体(特にゲート絶縁膜33i)、キ
ャップ絶縁体35i及び埋込絶縁体31iは活性基板1
Cの表面から裏面まで達し、これらの絶縁体は素子領域
の側面を覆う。
【0052】図1中、左側に示すように、トランジスタ
形成領域NTrには相補型MOSFETが形成される。
相補型MOSFETのpチャネルMOSFETは、低不
純物濃度のn型ウエル領域5に形成され、素子分離領域
で周囲を囲まれた領域内においてチャネル領域、ゲート
絶縁膜9、ゲート電極10、ソース領域及びドレイン領
域として使用される一対の高不純物濃度のp型半導体領
域12を備え構築される。チャネル領域はウエル領域5
表面部であって活性基板1C表面部に形成される。ゲー
ト絶縁膜9は、チャネル領域(ウエル領域5)表面上に
形成され、例えば酸化珪素膜で形成される。ゲート電極
10は、ゲート絶縁膜9の表面上に形成され、例えば抵
抗値を低減するn型不純物がドープされた多結晶珪素膜
で形成される。半導体領域12はゲート電極10の側部
においてウエル領域5表面部に形成される。
【0053】相補型MOSFETのnチャネルMOSF
ETは、低不純物濃度のp型ウエル領域6に形成され、
同様に素子分離領域で周囲を囲まれた領域内においてチ
ャネル領域、ゲート絶縁膜9、ゲート電極10、ソース
領域及びドレイン領域として使用される一対の高不純物
濃度のn型半導体領域11nを備え構築される。チャネ
ル領域はウエル領域6表面部であって活性基板1C表面
部に形成される。ゲート絶縁膜9は、チャネル領域(ウ
エル領域6)表面上に形成され、例えば同様に酸化珪素
膜で形成される。ゲート電極10は、ゲート絶縁膜9の
表面上に形成され、同様に多結晶珪素膜で形成される。
半導体領域11nはゲート電極10の側部においてウエ
ル領域6表面部に形成される。
【0054】pチャネルMOSFETの半導体領域1
2、nチャネルMOSFETの半導体領域11nのそれ
ぞれには配線(第1層目配線)16nが電気的に接続さ
れ、この配線16nには上層の配線(第2層目配線)1
8nが電気的に接続される。配線16nは、層間絶縁膜
15上に形成され、この層間絶縁膜15に形成された接
続孔(符号は付けない。)を通して半導体領域11n又
は12に電気的に接続される。配線18nは、層間絶縁
膜17上に形成され、この層間絶縁膜17に形成された
接続孔(同様に符号は付けない。)を通して配線16n
に電気的に接続される。
【0055】なお、ゲート絶縁膜9には、窒化珪素膜、
酸化珪素膜と窒化珪素膜とを積層した複合膜のいずれか
が使用できる。この場合には、pチャネルMOSFET
はpチャネルMISFETに、nチャネルMOSFET
はnチャネルMISFETになる(後述する横型パワー
MOSFETも同様。)。さらに、ゲート電極10に
は、高融点金属膜、高融点金属と珪素との化合物(高融
点金属シリサイド)膜が使用できる。
【0056】図1中右側、図3、図4にそれぞれ示すよ
うに、パワートランジスタ形成領域PTrには横型パワ
ーMOSFETが形成される。横型パワーMOSFET
は、複数の単位トランジスタセルUCを行方向及び列方
向に配列し、これらの単位トランジスタセルUCを電気
的に並列接続することにより構築される。この配列数に
限定されないが、前述の図2中、単位トランジスタセル
USは、本実施の形態において、行方向に2個、列方向
に9個、合計18を配置する。なお、図1、図3及び図
4は、単位トランジスタセルUSの個数を省略して示し
ている。複数の単位トランジスタセルUCで構築された
横型パワーMOSFETにおいては、全体として1つの
素子分離領域により周囲が取り囲まれる。
【0057】図1乃至図4に示すように、横型パワーM
OSFETの1つの単位トランジスタセルUCは、ドレ
イン領域(第3動作領域)、ベース領域(第2動作領
域)、ソース領域(第1動作領域)、ゲート絶縁膜33
g及びゲート電極34gを備え構築される。
【0058】この単位トランジスタセルUCのドレイン
領域は低不純物濃度に設定されたn型の活性基板1Cで
形成される(又はドレイン領域は活性基板1C及び埋込
型半導体領域2で形成される)。ベース領域はドレイン
領域として使用される活性基板1C表面部に配設された
中不純物濃度のp型半導体領域7で形成される。ソース
領域はベース領域として使用されるp型半導体領域7表
面部に形成された高不純物濃度のn型半導体領域11p
で形成される。すなわち、単位トランジスタセルUC
は、活性基板1C表面から深さ方向に向かってソース領
域、ベース領域、ドレイン領域のそれぞれの動作領域を
順次配設する。図1、図3及び図4に示すように、ソー
ス領域の中央部分には、ベース領域とこのベース領域に
ベース電流を供給する配線(16p)との接続部(ベー
スコンタクト領域、符号は付けない。)が配設される。
【0059】単位トランジスタセルUCはゲート電極部
3Gを備え、このゲート電極部3Gはトレンチ(ゲート
用トレンチ)32g、ゲート絶縁膜33g及びゲート電
極34gを備える。ゲート電極部3Gのトレンチ32g
は、前述の素子分離部3Iのトレンチ32iと同一構造
(少なくとも同一深さを有する。)で形成され、かつ同
一製造工程で形成される。すなわち、ゲート電極部3G
のトレンチ32gは、活性基板1C表面から深さ方向に
向かって形成され、ソース領域、ベース領域、ドレイン
領域のそれぞれに沿って形成される。さらに詳細には、
特に図3及び図4に示すように、ソース領域を中心とし
てソース領域の両側(図3中、横方向の両側)に一対で
トレンチ32gが配設される(ゲート電極部3Gが配設
される)。トレンチ32gの平面形状は、図3中、上下
方向に細長いストライプ形状で形成される。換言すれ
ば、図3中、上下方向に細長いストライプ形状を有する
トレンチ32gが左右方向に特定間隔で複数個、本実施
の形態においては10個配設され(図2参照)、隣接す
る2個のトレンチ32g間に1個の単位トランジスタセ
ルUCを形成するソース領域、ベース領域及びドレイン
領域の各動作領域が深さ方向に配設される。
【0060】ゲート絶縁膜33gは、トレンチ32g内
壁に沿って形成され、本実施の形態において酸化珪素膜
で形成される。酸化珪素膜は膜質が良好な熱酸化法で形
成される。また、酸化珪素膜は他にCVD法又はスパッ
タリング法で形成してもよい。ゲート絶縁膜33gは例
えば数十〜数百nm程度の膜厚で形成される。
【0061】ゲート電極34gは、トレンチ32g内部
にゲート絶縁膜33gを介して埋設される。本実施の形
態において、ゲート電極34gは高不純物濃度でn型不
純物、詳細には燐、砒素若しくはアンチモンがドープさ
れた多結晶珪素膜で形成される。ゲート電極34gは基
本的にはゲート材料であればよく、前述の高融点金属膜
又は高融点金属シリサイド膜が使用できる。図示しない
が、複数個の単位トランジスタセルUCのそれぞれのゲ
ート電極34gは相互に配線で電気的に接続されてお
り、平面形状が複数個のゲート電極部3Gを横方向に貫
く背骨形状で形成される。このゲート電極34g及びゲ
ート絶縁膜33gは、前述のように素子分離領域におい
て素子分離部3Iを構築する分離用充填体としても使用
される。
【0062】ゲート電極部3Gにはさらに埋込絶縁体3
1g、キャップ絶縁体35gのそれぞれを備える。特に
図4に示すように、埋込絶縁体31gはトレンチ32g
底面から埋込型半導体領域2を貫通し半導体基板1の絶
縁体1C表面に達する厚い膜厚で形成され、さらにトレ
ンチ32g底面から埋込型半導体領域2に達するまでの
埋込絶縁体31gの膜厚がゲート絶縁膜33gの膜厚よ
りも厚く設定される。トレンチ32g底面から埋込型半
導体領域2に達するまでの埋込絶縁体31gの膜厚は例
えば数百〜数千nmに設定される。すなわち、埋込絶縁
体31gは、トレンチ32g底面側においてゲート電極
34g角部と埋込型半導体領域2との間の離間寸法を充
分に確保し、ゲート電極34g角部における電界集中を
緩和する。特に予期せぬ静電気破壊を生じるような静電
気が埋込型半導体領域2に供給された場合、埋込絶縁体
31gは、ゲート電極34g角部の電界集中を緩和し、
ゲート絶縁膜33gの静電気破壊を防止できる。
【0063】キャップ絶縁体35gはゲート電極部3G
の上部に配設され、キャップ絶縁体35gはゲート電極
34gと上層の配線16pとの電気的な分離を行う。
【0064】複数個の単位トランジスタセルUCのそれ
ぞれのドレイン領域は埋込型半導体領域2及び電位引出
領域8を動作電流経路として活性基板1C表面に引き出
される。すなわち、活性基板1C内部に配設されたドレ
イン領域には電位引出領域8、埋込型半導体領域2のそ
れぞれを通してドレイン電流が供給される。
【0065】電位引出領域8は活性基板1C表面から深
さ方向に向かい埋込型半導体領域2に達する高不純物濃
度のn型半導体領域で形成され、電位引出領域8と埋込
型半導体領域2との間は電気的に接続される。電位引出
領域8は、ゲート電極部3Gのトレンチ32g(ゲート
電極34g)とは別の位置に隣接し、トレンチ32gの
チャネル領域に沿った側面の延長上に配設される。特に
図3に示すように、ソース領域を中心としてこのソース
領域の一方の対向する両側(図3中、左右方向の両側)
に一対のトレンチ32gが配設され、同一のソース領域
を中心として他の対向する両側(図3中、上下方向の両
側)に一対の電位引出領域8が配設される。電位引出領
域8の平面形状は、図3中、横方向に細長いストライプ
形状で形成される。すなわち、列方向に配列された複数
個の単位トランジスタセルUCの上下方向の両側に一対
で電位引出領域8が配設され、この電位引出領域8は複
数個の単位トランジスタセルUCで共用される。換言す
れば、上下方向に一対で配設された電位引出領域8間に
複数個の単位トランジスタセルUCが配設され、電位引
出領域8と単位トランジスタセルUCとの間のドレイン
電流供給経路を横切らない位置においてゲート電極部3
Gが配設される。本実施の形態において、電位引出領域
8のストライブが伸びる方向(図3中、横方向)とゲー
ト電極部3Gのトレンチ32のストライブが伸びる方向
(図3中、上下方向)とは交差、詳細には直交する位置
関係で配設される。
【0066】図1に示すように、横型パワーMOSFE
Tの単位トランジスタセルUCにおいて、ドレイン領域
を形成する活性基板1Cには、埋込型半導体領域2及び
電位引出領域8で構築される動作電流経路を通して配線
(ドレイン電極)16pが電気的に接続される。この配
線16pには配線18pが電気的に接続される。ソース
領域を形成する半導体領域11pには配線(ソース電
極)16pが電気的に接続され、この同一の配線16p
はベース領域を形成する半導体領域7にも電気的に接続
される。
【0067】<横型パワーMOSFETの動作>次に、
前述の横型パワーMOSFETの動作を図4を使用し説
明する。横型パワーMOSFETのそれぞれの単位トラ
ンジスタセルUCにおいて、ソース領域、ベース領域の
それぞれに接地電位又は低電位が供給され、ドレイン領
域に素子耐圧以下の高電位が供給される。それぞれの単
位トランジスタセルUCのドレイン領域とソース領域と
の間には電位差が生じ、この状態でゲート電極34gに
ゲート電位が供給される。
【0068】ゲート電位が閾値電圧以下の場合は非導通
状態になり、ドレイン領域とソース領域との間に電流は
流れない。ゲート電位が閾値電圧以上の場合はチャネル
領域が形成され導通状態になり、ドレイン領域とソース
領域との間に電流が流れる。電流はドレイン電極となる
配線16から電位引出領域8、埋込型半導体領域2のそ
れぞれを通してドレイン領域に流れ、さらにベース領
域、ソース領域のそれぞれを通してソース電極となる配
線16pに流れる(図1参照)。
【0069】電位引出領域8から埋込型半導体領域2を
通してドレイン領域に流れるドレイン電流は隣接するゲ
ート電極部3Gのそれぞれのトレンチ32g間を流れ、
トレンチ32gはドレイン電流を遮断しない領域に配設
されているので、トランジスタ動作は確実に動作され
る。
【0070】さらに、ゲート電極34gは深さ方向にお
いてドレイン領域内に若干入り込んだレイアウトで構成
されており、ゲート電極34gに正電位のゲート電位が
供給されるとトレンチ32g側壁に沿ったドレイン領域
表面に多数キャリアである電子の蓄積層が形成される。
ドレイン領域は低不純物濃度に設定された活性基板1C
で形成されるので、ドレイン領域の長さ(活性基板1C
の深さ方向の寸法)のばらつきは直接オン抵抗のばらつ
きを大きくする。蓄積層の抵抗値はドレイン領域に比べ
て小さいので、この蓄積層を利用してドレイン電流を流
すことにより、オン抵抗のばらつきが減少でき、トラン
ジスタの動作信頼性が向上できる。
【0071】<半導体装置の製造方法>次に、前述の半
導体装置の製造方法、特にゲート電極部3G及び素子分
離部3Iの製造方法を説明する。図5(A)乃至図9
(I)は本実施の形態に係る半導体装置の製造方法を各
工程毎に示す工程断面構造図である。
【0072】(1)まず、図5(A)に示すように、支
持基板1Aを準備する。支持基板1Aは例えばp型単結
晶珪素基板を使用する。
【0073】(2)図5(B)に示すように、支持基板
1A表面に絶縁体1Baを形成する。絶縁体1Baは例
えば熱酸化法で形成した酸化珪素膜で形成される。
【0074】(3)一方、図6(C)に示すように、活
性基板1Cを準備する。活性基板1Cは例えば低不純物
濃度のn型単結晶珪素基板を使用する。
【0075】(4)図6(D)に示すように、活性基板
1C裏面部に高不純物濃度のn型埋込型半導体領域2を
形成し、この後に活性基板1C裏面に絶縁体1Bbを形
成する。埋込型半導体領域2は例えばイオン打込み法又
は拡散法によりn型不純物をドープすることにより形成
される。絶縁体1Bbは例えば熱酸化法で形成した酸化
珪素膜で形成される。
【0076】(5)図7(E)に示すように、支持基板
1A表面の絶縁体1Baと活性基板1C裏面の絶縁体1
Bbとを張り合わせ、支持基板1A、絶縁体1B及び活
性基板1Cで形成されたSOI構造の半導体基板1を形
成する。
【0077】(6)図7(F)に示すように、半導体基
板1の活性基板1Cにおいて、素子分離領域にトレンチ
(分離用トレンチ)32iを形成し、同一製造工程でパ
ワートランジスタ形成領域PTrにトレンチ(ゲート用
トレンチ)32gを形成する。トレンチ32i、32g
はいずれも活性基板1C表面から深さ方向に向かって形
成され、トレンチ32i、32gのそれぞれの底面は少
なくとも埋込型半導体領域2に到達させる。トレンチ3
2i、32gは、例えばフォトリソグラフィ技術で形成
されたエッチングマスクを使用し、RIE等の異方性エ
ッチングを行うことで形成される。
【0078】(7)図8(G)に示すように、パワート
ランジスタ形成領域PTrにおいて、トレンチ32g内
壁にゲート絶縁膜33gを形成し、同一製造工程でトレ
ンチ32g底部に埋込絶縁体31gを形成する。ゲート
絶縁膜33gは例えば熱酸化法で形成した酸化珪素膜で
形成する。同様に、埋込絶縁体31gは熱酸化法で形成
した酸化珪素膜で形成する。埋込絶縁体31gはトレン
チ32gで露出された埋込型半導体領域2表面を酸化す
るので増殖酸化により厚い膜厚で形成される。つまり、
1回の熱酸化工程により、薄い膜厚のゲート絶縁膜33
gと厚い膜厚の埋込絶縁体31gとを同時に形成できる
ので、製造工程数が削減できる。
【0079】さらに、素子分離領域において、ゲート絶
縁膜33gと同一層のゲート絶縁膜33iを分離用充填
体の一部としてトレンチ32i内壁に形成し、同一製造
工程でトレンチ32i底面に埋込絶縁体31iを形成す
る。
【0080】(8)図8(H)に示すように、パワート
ランジスタ形成領域PTrにおいてトレンチ32g内部
にゲート絶縁膜33gを介してゲート電極34gを形成
し、素子分離領域においてトレンチ32i内部にゲート
絶縁膜33iを介してゲート電極34gと同一層のゲー
ト電極34iを分離用充填体の残りの一部として埋設す
る。ゲート電極34g、34iは、いずれも例えばトレ
ンチ32g、32i内部が完全に埋め込まれる程度に活
性基板1C上にCVD法により多結晶珪素膜を堆積し、
この堆積された多結晶珪素膜を表面からエッチングによ
り後退させることにより形成される。多結晶珪素膜はそ
の堆積中に不純物をドープすることが好ましい。
【0081】(9)図9(I)に示すように、ゲート電
極34g上、分離用充填体上にそれぞれキャップ絶縁体
35g、35iのそれぞれを形成する。このキャップ絶
縁体35g、35iのそれぞれを形成することにより、
素子分離領域には素子分離部3Iが形成され、パワート
ランジスタ形成領域PTrにはゲート電極部3Gが形成
される。
【0082】(10)この後、パワートランジスタ形成
領域PTrには横型パワーMOSFETが形成され、ト
ランジスタ形成領域NTrには相補型MOSFETが形
成される。そして、配線16n、16p及び18n、1
8pのそれぞれを形成することにより、本実施の形態に
係るインテリジェントパワーデバイスを備えた半導体装
置ICは完成する。
【0083】このように構成される半導体装置ICにお
いては、横型パワーMOSFETのトレンチ(ゲート用
トレンチ)32gのチャネル領域が形成される一側壁の
延長上に電位引出領域8が配設される。トレンチ32g
は横型パワーMOSFETのドレイン領域と電位引出領
域8との間の埋込型半導体領域2、つまり動作電流経路
を横切らないので、動作電流経路の遮断がなくなる。す
なわち、ゲート電極部3Gのトレンチ32gは深さ方向
の制約がなくなる。従って、ゲート電極部3Gのトレン
チ32gの深さと素子分離領域の素子分離部3Iのトレ
ンチ(分離用トレンチ)32iの深さとが同一深さで同
一製造工程で形成できるので、少ない工程数で半導体装
置ICが製造できる。
【0084】さらに、半導体装置ICにおいては、横型
パワーMOSFETのトレンチ32g底面側のゲート電
極34g角部と埋込型半導体領域2との間の埋込絶縁体
31gの膜厚が厚く形成されるので、ゲート電極34g
角部に発生する電界集中が防止できる。特に、予期せぬ
静電気破壊を生じるような静電気が電位引出領域8を通
してドレイン領域に流れ込んだ際に、ゲート電極34g
角部に発生する電界集中が防止できる。従って、電界集
中に起因するゲート絶縁膜33gの破壊が防止でき、横
型パワーMOSFETの静電気破壊耐圧、さらに半導体
装置ICの静電気破壊耐圧が向上できる。特に、高耐圧
を有する半導体装置ICが実現できる。
【0085】さらに、半導体装置ICにおいては、横型
パワーMOSFETのドレイン領域においてトレンチ3
2gの側壁に沿った低不純物濃度領域の表面部分に、ゲ
ート電極34gに供給された動作電位で蓄積層が形成で
きる。蓄積層は動作電流経路の抵抗値が減少できるの
で、横型パワーMOSFETのオン抵抗のばらつきが減
少できる。従って、動作信頼性に優れた半導体装置IC
が実現できる。
【0086】さらに、半導体装置ICの製造方法におい
ては、横型パワーMOSFETのトレンチ32gを形成
する工程と同一工程で素子分離領域のトレンチ32iが
形成できる。さらに、横型パワーMOSFETのゲート
絶縁膜33g及びゲート電極34gを形成する工程と同
一工程で素子分離領域の分離用充填体(ゲート絶縁膜3
3i及びゲート電極34i)が形成できる。従って、一
方のトレンチ及び一方の充填体を形成する工程が省略で
きるので、半導体装置ICの製造工程数が削減できる。
【0087】さらに、半導体装置ICの製造方法におい
ては、活性基板1C裏面部に形成された高不純物濃度領
域(埋込型半導体領域2)による増殖酸化により、横型
パワーMOSFETのトレンチ32g側壁にゲート絶縁
膜33gを形成する工程と同時にトレンチ32g底部に
厚い膜厚の埋込絶縁体31gが形成できる。従って、ゲ
ート絶縁膜33gを形成する工程で埋込絶縁体31gが
形成できるので、半導体装置ICの製造工程数が削減で
きる。
【0088】(第2の実施の形態)本実施の形態は、前
述の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を一
部代えた場合を説明する。図10(A)乃至図13
(G)は本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の
製造方法を各工程毎に示す工程断面構造図である。
【0089】(1)まず、前述の第1の実施の形態の図
5(A)と同様に、支持基板1Aを準備し、図5(B)
と同様に支持基板1A表面に絶縁体1Baを形成する。
【0090】(2)一方、前述の図6(C)と同様に、
活性基板1Cを準備する。
【0091】(3)次に、図10(A)に示すように、
活性基板1C裏面において素子分離領域に浅いトレンチ
31Ti、パワートランジスタ形成領域PTrに浅いト
レンチ31Tgを形成する。トレンチ31Ti、31T
gは、埋込絶縁体(31i、31g)を形成するための
ものであり、双方は同一製造工程で形成される。トレン
チ31Ti、31Tgは例えばRIE等の異方性エッチ
ングで形成する。
【0092】(4)図10(B)に示すように、活性基
板1C裏面に絶縁体1Bbを形成するとともに、トレン
チ31Ti内部に埋込絶縁体31iを形成し、トレンチ
31Tg内部に埋込絶縁体31gを形成する。絶縁体1
Bb、埋込絶縁体31i、31gは例えば熱酸化法で形
成した酸化珪素膜で形成される。
【0093】(5)図11(C)に示すように、支持基
板1A表面の絶縁体1Baと活性基板1C裏面の絶縁体
1Bbとを張り合わせ、支持基板1A、絶縁体1B及び
活性基板1Cで形成されたSOI構造の半導体基板1を
形成する。この半導体基板1には既に埋込絶縁体31が
形成されている。
【0094】(6)図11(D)に示すように、半導体
基板1の活性基板1Cにおいて、素子分離領域にトレン
チ(分離用トレンチ)32iを形成し、同一製造工程で
パワートランジスタ形成領域PTrにトレンチ(ゲート
用トレンチ)32gを形成する。トレンチ32i、32
gはいずれも活性基板1C表面から深さ方向に向かって
形成され、トレンチ32i底面は少なくとも埋込絶縁体
31i表面に到達させ、同様にトレンチ32g底面は少
なくとも埋込絶縁体31g表面に到達させる。トレンチ
32i、32gは、例えばフォトリソグラフィ技術で形
成されたエッチングマスクを使用し、RIE等の異方性
エッチングを行うことで形成される。
【0095】(7)図12(E)に示すように、パワー
トランジスタ形成領域PTrにおいてトレンチ32g内
壁にゲート絶縁膜33gを形成し、同一製造工程で素子
分離領域においてゲート絶縁膜33gと同一層のゲート
絶縁膜33iを分離用充填体の一部としてトレンチ32
i内壁に形成する。ゲート絶縁膜33g、33iは例え
ば熱酸化法で形成した酸化珪素膜で形成する。
【0096】(8)図12(F)に示すように、パワー
トランジスタ形成領域PTrにおいてトレンチ32g内
部にゲート絶縁膜33gを介してゲート電極34gを形
成し、素子分離領域においてトレンチ32i内部にゲー
ト絶縁膜33iを介してゲート電極34gと同一層のゲ
ート電極34iを分離用充填体の残りの一部として埋設
する。ゲート電極34g、34iは、例えばトレンチ3
2内部が完全に埋め込まれる程度に活性基板1C上にC
VD法により多結晶珪素膜を堆積し、この堆積された多
結晶珪素膜を表面からエッチングにより後退させること
により形成される。多結晶珪素膜はその堆積中に不純物
をドープすることが好ましい。
【0097】(9)図13(G)に示すように、ゲート
電極34g上、34i上にそれぞれキャップ絶縁体35
g、35iを形成する。このキャップ絶縁体35g、3
5iを形成することにより、素子分離領域には素子分離
部3Iが形成され、パワートランジスタ形成領域PTr
にはゲート電極部3Gが形成される。
【0098】(10)この後、パワートランジスタ形成
領域PTrには横型パワーMOSFETが形成され、ト
ランジスタ形成領域NTrには相補型MOSFETが形
成される。そして、配線16n、16p及び18n、1
8pのそれぞれを形成することにより、本実施の形態に
係るインテリジェントパワーデバイスを備えた半導体装
置ICは完成する。
【0099】このような半導体装置ICの製造方法にお
いては、ゲート絶縁膜33g及び33iと埋込絶縁体3
1g及び31iとが別々の工程で形成できるので、絶縁
膜の膜厚が最適に設定できる。
【0100】(第3の実施の形態)本実施の形態は、前
述の第1の実施の形態に係る半導体装置において、横型
パワーMOSFETのオン抵抗のばらつきをより減少さ
せる場合を説明する。図14は本発明の第3の実施の形
態に係る半導体装置の要部拡大断面構造図である。本実
施の形態に係る半導体装置ICは、図14に示すよう
に、横型パワーMOSFETのトレンチ32gの底面が
埋込型半導体領域2に達するまで形成され、トレンチ3
2g内部のゲート電極34gは同様に埋込型半導体領域
2に達するように形成される。
【0101】このように構成される半導体装置ICにお
いては、横型パワーMOSFETのトレンチ32g側壁
に沿ったドレイン領域表面部の全域に、つまり埋込型半
導体領域2とベース領域との間にゲート電極34gに供
給された動作電位で蓄積層が形成できる。蓄積層は動作
電流経路の抵抗値が減少できるので、横型パワーMOS
FETのオン抵抗のばらつきがより一層減少できる。
【0102】なお、トレンチ32g、32i底面はいず
れも絶縁体1B表面に達するように形成してもよい。
【0103】(第4の実施の形態)本実施の形態は、前
述の第1の実施の形態に係る半導体装置において、素子
分離性能を向上するとともに、素子分離性能を自由に変
えられるように構成した場合を説明する。図15は本発
明の第4の実施の形態に係る半導体装置の要部拡大平面
図である。本実施の形態に係る半導体装置は、図15に
示すように、素子分離領域に複数列(本実施の形態にお
いては2列であるが、3列以上であってもよい。)の素
子分離部3Iが形成される。複数列の素子分離部3Iの
それぞれには同一構造のトレンチ(分離用トレンチ)3
2iを備え、このトレンチ32i内部には分離用充填体
が埋設される。素子分離部3Iのトレンチ32i及び分
離用充填体は、パワートランジスタ形成領域PTrのゲ
ート電極部3Gのトレンチ32g及び充填体(ゲート絶
縁膜33g及びゲート電極34g)と同一構造で、かつ
同一製造工程で形成される。
【0104】このように構成される半導体装置ICにお
いては、複数列のトレンチ32iに埋設された複数列の
分離用充填体で構築された素子分離領域により素子領域
間が絶縁分離される。トレンチ32i及び分離用充填体
の列数の増加に応じて絶縁分離耐圧が向上できる。すな
わち、素子領域の横型パワーMOSFETを構築するゲ
ート電極部3Gのトレンチ32g及び埋設充填体(ゲー
ト絶縁膜33g及びゲート電極34g)を基本トレンチ
セルとし、同一構造の基本トレンチセルで素子分離領域
が構築できる。素子分離領域の絶縁分離耐圧を向上する
には基本トレンチセルの列数を増加する。従って、同一
の基本トレンチセルにより素子領域に横型パワーMOS
FETが形成でき、さらに素子分離領域が形成でき、し
かも素子分離領域の絶縁分離耐圧はトレンチ32iの列
数(絶縁分離部3Iの列数)で設定できるので、半導体
装置の構造が簡易化できる。特に、素子分離領域のトレ
ンチ32iの分離用充填体が数十nm程度の薄い絶縁膜
(横型パワーMOSFETのゲート絶縁膜33gと同一
層で形成される絶縁膜)で形成される場合でも列数の増
加により充分に素子領域間の絶縁耐圧が確保できる。
【0105】(第5の実施の形態)本実施の形態は、前
述の第1の実施の形態に係る半導体装置において、横型
パワーMOSFETのオン抵抗を減少させる場合を説明
する。図16(A)は本発明の第5の実施の形態に係る
半導体装置の要部拡大平面図、図16(B)は前述の第
1の実施の形態に係る半導体装置の要部拡大平面図であ
る。本実施の形態に係る半導体装置ICは、図16
(A)に示すように、横型パワーMOSFETのゲート
電極34g又はトレンチ32gと電位引出領域8との間
に、ベース領域とこのベース領域にベース電流を供給す
る配線16pとの接続部(ベース電位引出領域又はベー
スコンタクト領域)7Cが配設される。図16(A)
中、横方向に向かってゲート電極34g及びトレンチ3
2gは上側配置と下側配置とが交互に入れ代わるように
配置されており、この配置に合わせて接続部7Cは横方
向に向かって下側配置と上側配置とが交互に入れ代わる
ように配置される。図16(B)に示す接続部7Cは横
方向に一直線に配置される。
【0106】ここで、図16(A)、図16(B)にそ
れぞれ示す横型パワーMOSFETにおいて、単位トラ
ンジスタセルUC(ソースセル)の単位面積当たりのチ
ャネル幅の割合について算出する。この算出は、接続部
7Cのコンタクトを取るための最低限の面積を1μm×
1μm、トレンチ32gの幅(ストライプ幅)を1μm
として行う。
【0107】図16(B)に示す横型パワーMOSFE
Tにおいては、1つのソース領域11p幅を変数nとお
くと、単位トランジスタセルUCの面積は2×(2n+
1)になり、チャネル幅の合計は4nになる。単位面積
当たりのチャネル幅は2n/(2n+1)になる。
【0108】これに対して、図16(A)に示す本実施
の形態に係る横型パワーMOSFETにおいては、トレ
ンチ32gのサイズを同一にした場合、単位トランジス
タセルUCの面積は2×(2n+2)になり、チャネル
幅の合計は4n+2になる。単位面積当たりのチャネル
幅は(2n+1)/(2n+2)になる。
【0109】単位面積当たりのチャネル幅(2n+1)
/(2n+2)は単位面積当たりのチャネル幅2n/
(2n+1)に比べて大きいので、図16(A)に示す
本実施の形態に係る横型パワーMOSFETの単位面積
当たりのチャネル幅は大きくなる。
【0110】このように構成される半導体装置ICにお
いては、横型パワーMOSFETのゲート電極34gに
沿って形成されるベース領域を避けた領域に接続部7C
が配設されるので、チャネル幅寸法を充分に確保でき、
オン抵抗が減少できる。
【0111】本発明は前述の実施の形態に限定されな
い。例えば、本発明は、横型パワーMOSFETのチャ
ネル導電型をp型に設定してもよい。この場合、横型パ
ワーMOSFETのドレイン領域とソース領域とが入れ
代わる。
【0112】さらに、本発明は、横型パワーIGBTを
備えた半導体装置に適用できる。横型パワーIGBTの
場合、前述のドレイン領域はコレクタ領域又はエミッタ
領域として、ソース領域はエミッタ領域又はコレクタ領
域として使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るインテリジェ
ントパワーデバイスを備えた半導体装置の要部断面構造
図である。
【図2】第1の実施の形態に係る半導体装置の平面レイ
アウト図である。
【図3】第1の実施の形態に係るパワートランジスタ形
成領域の要部拡大平面図である。
【図4】第1の実施の形態に係るパワートランジスタ形
成領域の要部拡大断面構造図である。
【図5】(A)、(B)はそれぞれ第1の実施の形態に
係る半導体装置の工程断面構造図である。
【図6】(C)、(D)はそれぞれ第1の実施の形態に
係る半導体装置の工程断面構造図である。
【図7】(E)、(F)はそれぞれ第1の実施の形態に
係る半導体装置の工程断面構造図である。
【図8】(G)、(H)はそれぞれ第1の実施の形態に
係る半導体装置の工程断面構造図である。
【図9】(I)は第1の実施の形態に係る半導体装置の
工程断面構造図である。
【図10】(A)、(B)はそれぞれ本発明の第2の実
施の形態に係る半導体装置の工程断面構造図である。
【図11】(C)、(D)はそれぞれ第2の実施の形態
に係る半導体装置の工程断面構造図である。
【図12】(E)、(F)はそれぞれ第2の実施の形態
に係る半導体装置の工程断面構造図である。
【図13】(G)は第2の実施の形態に係る半導体装置
の工程断面構造図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態に係るインテリジ
ェントパワーデバイスを備えた半導体装置の横型パワー
MOSFETの平面構造図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置
の要部拡大平面図である。
【図16】(A)は本発明の第5の実施の形態に係る半
導体装置の要部拡大平面図、(B)は前述の第1の実施
の形態に係る半導体装置の要部拡大平面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 1A 支持基板 1B 絶縁体 1C 活性基板 2 埋込型半導体領域 3I 素子分離部 3G ゲート電極部 31i,31g 埋込絶縁体 32i,32g トレンチ 33i,33g ゲート絶縁膜 34i,34g ゲート電極 35i,35g キャップ絶縁体 5,6 ウエル領域 7,11n,11p,12 半導体領域 7C 接続部 8 電位引出領域 9 ゲート絶縁膜 10 ゲート電極 16n,16p,18n,18p 配線 PTr パワートランジスタ形成領域 NTr トランジスタ形成領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/088 H01L 29/78 626A 29/786 652G 656E Fターム(参考) 5F032 AA06 AA09 AA35 AA44 AA45 AA46 AA47 AA63 BB06 CA01 CA16 CA17 DA02 DA07 DA23 DA25 DA53 DA71 5F033 BA02 BA15 CA04 CA05 DA06 DA36 5F048 AA09 AB07 AC03 BA12 BA16 BB08 BB09 BC02 BC11 BD06 BD07 BG05 BG14 DA25

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板表面から深さ方向に向かって
    形成されたゲート用トレンチと、 前記ゲート用トレンチの一側壁に順次形成されたゲート
    絶縁膜及びゲート電極と、 前記半導体基板表面から深さ方向に向かい前記ゲート用
    トレンチの一側壁に沿って順次配設された第1動作領
    域、第2動作領域及び第3動作領域と、 を有するトランジスタを備え、 前記ゲート用トレンチの前記一側壁の延長上において前
    記半導体基板表面から深さ方向に向かって形成され、前
    記半導体基板内部で前記第3動作領域に電気的に接続さ
    れた電位引出領域を備え、 前記トランジスタ及び前記電位引出領域の周囲を取り囲
    み、前記ゲート用トレンチと同一製造工程で形成された
    分離用トレンチと、 前記分離用トレンチ内部に埋設された分離用充填体と、 を有する素子分離領域を備えたことを特徴とする半導体
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第1動作領域を中心として一側壁を
    互いに対向配置した一対のゲート用トレンチと、 前記一対のゲート用トレンチのそれぞれの一側壁に形成
    されたゲート絶縁膜及びゲート電極と、 を有するトランジスタを備え、 前記一対のゲート用トレンチの前記一側壁の延長上にお
    いて、前記半導体基板表面から深さ方向に向かって対向
    配置された一対の電位引出領域を備えたことを特徴とす
    る請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 特定方向に所定間隔で配設された複数の
    ゲート用トレンチと、 それぞれのゲート用トレンチ側壁に順次形成されたゲー
    ト絶縁膜及びゲート電極と、 それぞれのゲート用トレンチ間に配設された第1動作領
    域、第2動作領域及び第3動作領域と、 を有する複数の単位トランジスタセルで構築されるトラ
    ンジスタを備え、 複数の単位トランジスタセルのそれぞれの電位引出領域
    が一体に形成されたことを特徴とする請求項2に記載の
    半導体装置。
  4. 【請求項4】 支持基板上に絶縁体を介してトランジス
    タを形成する活性基板を張り合わせたSOI構造の半導
    体基板と、 前記半導体基板の活性基板表面から深さ方向に向かい絶
    縁体表面に達しない深さで形成されたゲート用トレンチ
    と、 前記ゲート用トレンチと同一製造工程で形成され、前記
    活性基板から深さ方向に向かい絶縁体表面に達しない深
    さで形成された分離用トレンチと、 前記ゲート用トレンチ底面と絶縁体との間及び分離用ト
    レンチと絶縁体との間にそれぞれ配設された埋込絶縁体
    と、 を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れか1に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記ゲート用トレンチ底面と絶縁体との
    間に配設された埋込絶縁体は、前記トランジスタのゲー
    ト絶縁膜の膜厚に比べて厚い膜厚で形成されたことを特
    徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記トランジスタの第3動作領域は、前
    記半導体基板表面側に配設された低不純物濃度領域及び
    前記半導体基板裏面側に配設された高不純物濃度領域で
    形成され、 前記ゲート用トレンチは前記第3動作領域の高不純物濃
    度領域に達する深さで形成されるとともに、前記ゲート
    電極は前記第3動作領域の低不純物濃度領域に沿って形
    成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいず
    れか1に記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 支持基板上に絶縁体を介してトランジス
    タを形成する活性基板を張り合わせたSOI構造の半導
    体基板と、 前記半導体基板の活性基板表面から深さ方向に向かい絶
    縁体表面に達する深さで形成されたゲート用トレンチ
    と、 前記ゲート用トレンチと同一製造工程で形成され、前記
    活性基板から深さ方向に向かい絶縁体表面に達する深さ
    で形成された分離用トレンチと、 を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れか1に記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記トランジスタのゲート電極又はゲー
    ト用トレンチと前記電位引出領域との間に、トランジス
    タの第2動作領域とこの第2動作領域に動作電流を供給
    する配線との接続部が配設されたことを特徴とする請求
    項1乃至請求項7のいずれか1に記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 複数列の隣接配置された分離用トレンチ
    と、 それぞれの分離用トレンチ内部に埋設された分離用充填
    体と、 を有する素子分離領域を備えたことを特徴とする請求項
    1乃至請求項8のいずれか1に記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 下記工程を備えたことを特徴とする半
    導体装置の製造方法。 (1)素子領域において半導体基板表面から深さ方向に
    向かってトランジスタのゲート用トレンチを形成すると
    ともに、前記素子領域を取り囲む素子分離領域の分離用
    トレンチを形成する工程 (2)前記ゲート用トレンチ内壁にトランジスタのゲー
    ト絶縁膜及びゲート電極を順次形成しトランジスタを形
    成する工程 (3)前記分離用トレンチ内壁に分離用充填体を埋設す
    る工程
  11. 【請求項11】 下記工程を備えたことを特徴とする半
    導体装置の製造方法。 (1)裏面部に高不純物濃度領域を有する活性基板を支
    持基板表面上に絶縁体を介して張り合わせたSOI構造
    の半導体基板を形成する工程 (2)素子領域において前記活性基板表面から深さ方向
    に向かい前記高不純物濃度領域に達するトランジスタの
    ゲート用トレンチを形成するとともに、前記素子領域を
    取り囲む素子分離領域の分離用トレンチを形成する工程 (3)前記ゲート用トレンチ内壁にトランジスタのゲー
    ト絶縁膜を形成しつつ、ゲート用トレンチ底部の高不純
    物濃度領域を増殖酸化しゲート絶縁膜よりも膜厚が厚い
    埋込絶縁体を形成する工程 (4)前記分離用トレンチ内壁に前記ゲート絶縁膜と同
    一層の分離用充填体の一部を埋設しつつ、分離用トレン
    チ底部の高不純物濃度領域を増殖酸化し埋込絶縁体を形
    成する工程 (5)前記ゲート用トレンチ内部にゲート絶縁膜を介し
    てトランジスタのゲート電極を形成するとともに、前記
    分離用トレンチ内部に前記ゲート電極と同一層の分離用
    充填体を形成する工程
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