JP2000021190A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2000021190A
JP2000021190A JP10190560A JP19056098A JP2000021190A JP 2000021190 A JP2000021190 A JP 2000021190A JP 10190560 A JP10190560 A JP 10190560A JP 19056098 A JP19056098 A JP 19056098A JP 2000021190 A JP2000021190 A JP 2000021190A
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JP
Japan
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circuit
cell array
internal address
internal
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JP10190560A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Himeno
敏彦 姫野
Yoshihisa Iwata
佳久 岩田
Kenichi Imamiya
賢一 今宮
Yoshihisa Sugiura
義久 杉浦
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線領域の面積増大を伴うことなく、また複
雑な回路を付加することなく冗長セルアレイの選択を可
能とした冗長回路方式を持つ半導体記憶装置を提供す
る。 【解決手段】 メモリセルアレイ1の不良救済用の冗長
セルアレイ2には、アドレスが割り当てられる。アドレ
ス入力回路5により取り込まれる第1の内部アドレスA
INは、不良アドレスでない場合に切り替え回路7によ
り選択されてアドレスデコード回路3に転送され、メモ
リセルアレイ1がアクセスされる。内部アドレスAIN
はアドレス変換回路6に送られる。不良アドレスの場
合、識別信号Sと共に冗長セルアレイ2のアドレスに変
換された第2の内部アドレスBINが発生され、切り替
え回路7では第2の内部アドレスBINが選択されてア
ドレスデコード回路3に転送され、冗長セルアレイ2が
選択駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
に係り、特に不良救済を行う冗長回路を備えた半導体記
憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAM等の半導体記憶装置では、大容
量化に伴って、歩留まり向上のために、不良メモリセル
を救済するための冗長回路を設けることが一般に行われ
ている。冗長回路は、不良ビットを救済するための冗長
セルアレイを、メモリセルアレイの不良率を考慮してメ
モリセルアレイに対して予備的に所定の容量をもって配
置することにより構成される。
【0003】冗長セルアレイにより不良メモリセルの置
き換えを行うためには、予めウェハ段階のテストで検出
された不良アドレスを不揮発に記憶する不良アドレス記
憶回路を備える。不良アドレス記憶回路には、レーザ溶
断型或いは電気溶断型のフューズ回路や、不揮発性半導
体メモリ等が用いられる。そして入力されるアドレスと
不良アドレス記憶回路の不良アドレスとの一致検出を行
う比較回路を備えて、この比較回路の出力により不良メ
モリセルの置換制御が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】入力されるアドレスと
不良アドレス記憶回路の不良アドレスとの一致検出を行
う比較回路の出力信号は、通常コード化されることな
く、そのまま特定の冗長セルを選択する選択信号として
用いられる。このため、メモリセルアレイの選択を行う
アドレス信号の配線領域にこの選択信号配線を配置する
と、配線領域の面積が大きいものとなる。
【0005】具体的に例えば、DRAMメモリセルアレ
イのワード線に対して、予備ワード線を配置した場合を
考える。このときメモリセルアレイのワード線端部には
ロウデコーダが配置される。ロウデコーダに入るロウア
ドレスは、ロウデコーダの配列と平行に走る2N本のロ
ウアドレス信号線の領域が設けられ、これにより2N
のワード線選択が行われる。一方、予備ワード線をM本
設けた場合、選択信号がコード化されていなければ、M
本の予備ワード線を選択するためにM本の選択信号線を
アドレスバス領域に配置することが必要になる。即ちロ
ウアドレス信号線の数は、2N+Mとなる。従って予備
ワード線数Mが大きくなると、これが直接アドレスバス
領域の面積増大につながり、チップ面積の増大をもたら
す。
【0006】一般に半導体記憶装置は、大容量化すれば
するほど、不良ビット救済用の冗長セルアレイを増やす
ことが必要になるため、上述した選択信号による配線領
域の面積増大の影響が大きくなる。この問題を解決する
ために、上述した冗長セルアレイの選択信号をコード化
し、予備ワード線の端部にデコーダ回路を設けることが
考えられる。しかし、不良アドレス記憶回路や比較回路
とは別に、選択信号をコード化するコード化回路とデコ
ード回路を設けるとすると、回路構成が複雑になるだけ
でなく、ゲート段数の増加により、冗長セルアレイ駆動
の遅延が大きくなる。
【0007】更に、通常のメモリセルに対する選択経路
と冗長セルアレイに対する選択経路の構成が異なる従来
の冗長回路方式では、通常のメモリセルと冗長セルに対
するアクセスに時間差が生じるため、これをタイミング
設計上考慮しなければならない。
【0008】この発明は、上記事情を考慮してなされた
もので、配線領域の面積増大を伴うことなく、また複雑
な回路を付加ことなく冗長セルアレイの選択を可能とし
た冗長回路方式を持つ半導体記憶装置を提供することを
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体記
憶装置は、データを記憶するメモリセルアレイと、この
メモリセルアレイの不良メモリセルを救済するための冗
長セルアレイと、外部アドレスを取り込んで第1の内部
アドレスを発生するアドレス入力回路と、このアドレス
入力回路により取り込まれた第1の内部アドレスが不良
アドレスであるか否かを判定すると共に、不良アドレス
を前記冗長セルアレイに対して予め割り当てられた第2
の内部アドレスに変換するアドレス変換回路と、このア
ドレス変換回路から得られる第2の内部アドレスと前記
アドレス入力回路から得られる第1の内部アドレスのい
ずれかを選択的に取り出す内部アドレス切り替え回路
と、この内部アドレス切り替え回路から取り出された第
1の内部アドレス又は第2の内部アドレスをデコードし
て前記メモリセルアレイのメモリセル選択又は前記冗長
セルアレイの冗長セル選択を行うアドレスデコード回路
とを備えたことを特徴とする。
【0010】前記アドレス変換回路は例えば、不良アド
レスに応じて、その不良アドレスを前記冗長セルアレイ
に割り当てられたアドレスに変換するための変換用デー
タを不揮発に記憶する変換用データ記憶回路と、この変
換用データ記憶回路のデータと前記第1の内部アドレス
との論理により前記第2の内部アドレスを生成する論理
ゲートと、この論理ゲートの出力が前記冗長セルアレイ
に割り当てられたアドレスであるか否かに応じて前記内
部アドレス切り替え回路の切り替え制御を行う識別信号
を生成する識別信号生成回路とから構成される。
【0011】また前記論理ゲートは例えば、前記変換用
データ記憶回路のデータと前記第1の内部アドレスの対
応ビット毎の排他的論理和をとる排他的論理和ゲートに
より構成される。この発明において好ましくは、前記内
部アドレス切り替え回路から選択的に得られる第1の内
部アドレス及び第2の内部アドレスに対して、両者を区
別するための識別ビットを付加する識別ビット付加回路
が設けられる。
【0012】この発明においては、冗長セルアレイには
予め所定のアドレスが割り当てられ、メモリセルアレイ
及び冗長セルアレイに対して不良アドレスが入力された
ときにこれを冗長セルアレイを選択する内部アドレスに
変換するアドレス変換回路が設けられる。具体的にアド
レス変換回路は、不良アドレスを判定する機能を有する
ものであり、予めテストにより求められた不良アドレス
を冗長セルアレイに割り当てられたアドレスに変換する
ための変換用データを不揮発に記憶する変換用データ記
憶回路と、この変換用データ記憶回路のデータとアドレ
ス入力回路により取り込まれた第1の内部アドレスとの
論理により、冗長セルアレイを選択するための第2の内
部アドレスを生成する論理ゲートとをもって構成され
る。
【0013】即ちこの発明では、従来の不良アドレス記
憶記憶回路に相当する記憶回路には、不良アドレスその
ものではなく、不良アドレスを予め冗長セルアレイに割
り当てられたアドレスに変換するための変換用データが
記憶される。そして、入力されたままの第1の内部アド
レスと、不良アドレスが入力された場合に変換される第
2の内部アドレスとが切り替えて供給されるアドレスデ
コード回路により、メモリセルアレイと冗長セルアレイ
の選択が行われる。従ってこの発明によると、アドレス
デコード回路に入るアドレス信号配線は、メモリセルア
レイと冗長セルアレイとに共通のコード化されたアドレ
ス信号の配線として配置され、従来のようにコード化さ
れない選択信号を用いる方式と異なり、冗長セルアレイ
の数が大きくなっても、冗長セルアレイ選択のために信
号配線領域が増大することはない。
【0014】またこの発明では、冗長セルアレイに対し
て、メモリセルアレイと同様にアドレスを割り当てる
が、従来の不良アドレス記憶回路に相当する部分に、不
良アドレスを予め割り当てられた冗長セルアレイのアド
レスに変換するアドレス変換機能を持たせることによ
り、複雑なコード化回路やアドレス選択回路を別途追加
する必要はない。更に、通常のメモリセルと冗長セルア
レイに対して選択経路や選択回路が統一的に構成される
ため、高速アクセスを可能とするためのタイミング設計
も容易になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施例を説明する。図1は、この発明の一実施例によ
るDRAMのブロック構成を示している。メモリセルア
レイ1は、詳細な説明を省くが、ワード線とビット線の
各交差部にダイナミック型メモリセルを配置して構成さ
れる。このメモリセルアレイ1に対して、不良メモリセ
ルの救済のための冗長セルアレイ2(21,22,…,2
m)が配置される。各冗長セルアレイ2は、予備ワード
線或いは予備カラム選択線のいずれか、或いは両方であ
る。但し、予備ワード線或いは予備カラム選択線が複数
本の束である場合も含む。
【0016】この実施例では、メモリセルアレイ1の全
メモリセルを選択するに必要なアドレスのうち、一部ア
ドレスを使用禁止として、その使用禁止アドレスが冗長
セルアレイ2の選択のために割り当てられる。その具体
例は後述するが、この様なアドレス割り当てを行うこと
により、メモリセルアレイ1と冗長セルアレイ2に対し
て区別なくメモリセル選択を行うアドレスデコード回路
3が設けられる。メモリセルアレイ1及び冗長セルアレ
イ2のデータの読み/書きを行うためにセンスアンプ回
路4が設けられている。
【0017】外部アドレスはアドレス入力回路5により
取り込まれる。アドレス入力回路5により取り込まれた
第1の内部アドレスAINは、これが不良アドレスでな
ければ、内部アドレス切り替え回路7を通り、アドレス
デコード回路3に供給されて、メモリセルアレイ1に対
して通常のアクセスが行われる。
【0018】アドレス入力回路5により取り込まれた第
1の内部アドレスAINは、分岐されてアドレス変換回
路6(61,62,…,6m)に入力される。アドレス変
換回路6は、入力された第1の内部アドレスAINが不
良アドレスであるか否かを判定すると同時に、不良アド
レスである場合にその第1の内部アドレスAINを冗長
セルアレイ2の選択に用いられる第2の内部アドレスB
INに変換するために設けられている。アドレス変換回
路6の数は冗長セルアレイ2の数と等しい。
【0019】アドレス変換回路6はこの実施例の場合、
実際には、第1の内部アドレスAINが不良アドレスで
あるか否かに拘わらずアドレス変換動作を行う。そこ
で、変換された第2の内部アドレスが、所定の不良アド
レスを予め割り当てられた冗長セルアレイ2のアドレス
に変換したものであることを識別するための識別信号S
(S1,S2,…,Sm)を出力するものとする。内部ア
ドレス切り替え回路7は、この識別信号Sにより制御さ
れて、第1の内部アドレスAINと第2の内部アドレス
BINの切り替え転送を行う。
【0020】図2は、図1におけるアドレス変換回路6
の一つの具体構成を示している。アドレス変換回路6
は、テストの結果求められた不良アドレスに応じて、そ
の不良アドレスを冗長セルアレイ2に割り当てられたア
ドレスに変換するための変換用データを不揮発に記憶す
る変換用データ記憶回路61と、この変換用データ記憶
回路61のデータと第1の内部アドレスAIN<a0:
am>との論理により第2の内部アドレスBIN<b
0:bm>を生成する論理ゲート62と、この論理ゲー
ト62の出力である第2の内部アドレスが冗長セルアレ
イ2に割り当てられたアドレスである場合に内部アドレ
ス切り替え回路7の切り替え制御を行う識別信号Sを生
成する識別信号生成回路63とから構成される。
【0021】変換用データ記憶回路61は、アドレスビ
ット数と等しい数のフューズ回路により構成される。各
フューズ回路は、プルアップ抵抗Rと、例えばレーザ溶
断型フューズFSとから構成され、フューズFSの溶断
(破線で示す),非溶断に応じて、“0”,“1”のフ
ューズデータN0,N1,…,Nmを出力する。この実
施例の場合フューズデータは、不良アドレスそのもので
はなく、不良アドレスを冗長セルアレイ2を選択するた
めのアドレスに変換するための変換用データである点
で、通常の不良アドレス記憶回路と基本的に異なる。第
1の内部アドレスAINと、フューズデータN0,N
1,…,Nmとの論理により冗長セルアレイ2のアドレ
スである第2の内部アドレスBINを得る論理ゲート6
2としては、この実施例の場合排他的論理和ゲートG
0,G1,…,Gmが用いられている。
【0022】アドレス変換の内容を以下に具体的に説明
する。説明を簡単にするため、メモリセルアレイ1のア
ドレスは、a0〜a3の4ビットであるとする。このと
き、メモリセルアレイ1では、下記表1に示すように、
例えばアドレス「1101」,「1110」,及び「1
111」が使用禁止とされ、この使用禁止のアドレスが
冗長セルアレイ2に割り当てられる。
【0023】
【表1】
【0024】表1において、*で示すアドレス「010
0」,「0101」,「0110」が不良アドレスであ
ったとする。このときこれらの不良アドレスを排他的論
理和ゲートによりそれぞれ冗長セルアレイに割り当てら
れたアドレス「1101」,「1110」,「111
1」に変換するためには、変換用データ記憶回路61に
記憶する変換用データは、次の表2のように設定すれば
よい。
【0025】
【表2】
【0026】表2のように変換用データを設定して記憶
回路61に書き込んでおけば、不良アドレスが入力され
たときに、これを表2に従って冗長セルアレイのアドレ
スに変換することができる。即ち、アドレス変換回路6
では、不良アドレスの判定と同時に、その不良アドレス
を冗長セルアレイを選択するアドレスに変換することに
なる。
【0027】一方、表2に従って冗長セルアレイ2に割
り当てられた第2の内部アドレスBINに変換されたと
き、これを識別する識別信号Sは、下記表3に示すよう
に、内部アドレスBINの各ビットデータの単純な論理
積で発生させることができる。即ち識別信号生成回路6
3は単純な論理ゲートで構成される。但し、表3の中の
アンダーラインは、反転データを意味する。
【0028】
【表3】
【0029】以上のようにして、アドレス入力回路5に
より取り込まれた第1の内部アドレスAINは、第2の
内部アドレスBINに変換され、これが冗長セルアレイ
2に割り当てられたアドレスである場合には、対応する
識別信号Sが“1”となる。この識別信号Sにより、内
部アドレス切り替え回路7が制御されて、第1の内部ア
ドレスAINに代わって第2の内部アドレスBINが選
択される。
【0030】上述のように、不良アドレスが入力された
とき、フューズデータN0,N1,…,Nmと、第1の
内部アドレスa0,a1,…,amとのそれぞれの排他
的論理和により冗長セルアレイ2を選択する第2の内部
アドレスが生成される。図2に示した、この第2の内部
アドレスを発生する論理ゲート62の部分は、具体的に
は例えば、図3に示すように、CMOSトランスファゲ
ートを用いて構成される。即ち、第1の内部アドレスa
0,a1,…,amとこれをインバータI32により反転
したデータをそれぞれ転送するためのCMOSトランス
ファゲートT32,T31が、それらの転送出力側を共通に
して併設される。
【0031】フューズデータN0,N1,…,Nmは、
トランスファゲートT31,T32のそれぞれNMOSトラ
ンジスタ,PMOSトランジスタ側のゲートに入力され
る。またフューズデータN0,N1,…,Nmをインバ
ータI31により反転したデータが、トランスファゲート
T31,T32のそれぞれPMOSトランジスタ,NMOS
トランジスタ側のゲートに入力される。これにより、フ
ューズデータN0,N1,…,Nmと、これらとそれぞ
れ対になって入力される第1の内部アドレスa0,a
1,…,amとの排他的論理和がとられ、いずれか一方
のみが“1”である場合に“1”を出す。
【0032】次に、内部アドレス切り替え回路7の具体
的構成を説明する。図4は、内部アドレス切り替え回路
7のなかの第1の内部アドレスAINを選択する第1の
内部アドレス選択部71の構成である。この内部アドレ
ス選択部71は、アドレスビットa0,a1,…,am
にそれぞれ対応して設けられたトランスファゲートT1
0,T11,…,T1mを主体として構成される。図ではト
ランスファゲートT10,T11,…,T1mはCMOSゲ
ートである。これらのトランスファゲートを同時にオン
又はオフ制御するために、識別信号S1,S2,…,S
mが入力されるNORゲートG11と、その出力を反転
するインバータI1が設けられている。NORゲートG
11の出力はトランスファゲートT10,T11,…,T1
mのNMOSトランジスタ側のゲートに、インバータI
1の出力はトランスファゲートT10,T11,…,T1m
のPMOSトランジスタ側のゲートに、それぞれ接続さ
れる。
【0033】従って、識別信号S1,S2,…,Smの
全てが“0”であり、不良アドレスが選択されていない
場合には、トランスファゲートT10,T11,…,T1m
がオンして、第1の内部アドレスAINが取り出され
る。識別信号S1,S2,…,Smのいずれか一つでも
“1”であれば、トランスファゲートT10,T11,…,
T1mはオフとなり、第1の内部アドレスAINの転送
は阻止される。
【0034】内部アドレス切り替え回路7のうち、第2
の内部アドレスBINを選択する第2の内部アドレス選
択部72は、図5に示すように、アドレスビットb0,
b1,…,bmにそれぞれ対応して設けられたトランス
ファゲートT20,T21,…,T2mにより構成される。こ
れらのトランスファゲートT20,T21,…,T2mのオン
オフ制御のために、識別信号S1を反転するインバータ
I2が設けられている。即ち、識別信号S1が“1”の
とき、トランスファゲートT20,T21,…,T2mがオン
して、第2の内部アドレスBINが取り出される。この
とき、図4に示す第1の内部アドレス選択部71はオフ
である。
【0035】図5では、一つの識別信号S1について示
したが、同様の回路が他の識別信号信号S2〜Smにつ
いて、即ち他のアドレス変換回路62〜6mについても設
けられる。これにより、ある不良アドレスが入力された
ときに、これに対応する第2の内部アドレスBINが選
択されることになる。内部アドレス切り替え回路7によ
り選択された第1の内部アドレスAIN又は第2の内部
アドレスBINは、アドレスデコード回路3に供給され
る。アドレスデコード回路3は、メモリセルアレイ1に
対して配置されるデコード部と、これと同様の構成で冗
長セルアレイ2に対して配置されるデコード部とから構
成される。この様なアドレスデコード回路3により、通
常メモリセルと冗長セルの区別なくアクセス制御が行わ
れる。
【0036】具体的に、図1に示す冗長セルアレイ2が
予備ワード線である場合について、アドレスデコード回
路3のワード線選択を行うロウデコーダ部分とその入力
アドレス配線部分の構成を示すと、図6のようになる。
メモリセルアレイ1は複数本のワード線WL毎にサブセ
ルアレイに分割され、各サブセルアレイ毎に例えば1本
の予備ワード線SWLが配置される。そして、ワード線
WLの端部にはワード線WLを選択駆動するロウデコー
ダRDが配置され、このロウデコーダRDと同様のゲー
ト構成の予備ロウデコーダSRDが予備ワード線SWL
の端部に配置される。これらのロウデコーダRD及び予
備ロウデコーダSRDに入るロウアドレスを転送する内
部ロウアドレスの配線部51は、第1の内部アドレスA
IN及び第2の内部アドレスBINに対して共用され
る。即ち、配線部51は、第1の内部アドレスAIN及
び第2の内部アドレスBINに対して区別なく、ロウア
ドレスビットRA0,RA1,…,RAp、及びそれら
の反転ビットを転送するに必要な2p本の信号線により
構成される。
【0037】以上のようにこの実施例によると、冗長セ
ルアレイに対してアドレスを割り当てて、冗長セルアレ
イの選択を通常のメモリセル選択と同様に取り扱うこと
により、アドレス配線領域に大きな面積を用意すること
なく、不良メモリセルの置換制御を行うことができる。
従って冗長セルアレイが大きくなった場合にも、チップ
面積の増大を抑えることができる。
【0038】またこの実施例では冗長セルアレイに対し
て、メモリセルアレイと同様にアドレスを割り当てる
が、従来の不良アドレス記憶回路に相当する部分にアド
レス変換機能を持たせることにより、格別に複雑なアド
レス選択回路を追加する必要はない。更にこの実施例で
は、メモリセルの選択経路が通常メモリセルと冗長セル
とで異ならないため、無用のタイミングマージンをとる
必要もなく、タイミング設計が容易である。
【0039】なお、図4に示す第1の内部アドレス選択
部71は、トランスファゲートT10,T11,…,T1mに
代わって、図7に示すように、クロックトCMOSイン
バータINV10,INV11,…,INV1mを用いて構成
することもできる。同様に、図5に示す第2の内部アド
レス選択部71は、トランスファゲートT20,T21,
…,T2mに代わって、図8に示すように、クロックトC
MOSインバータINV20,INV21,…,INV2mを
用いて構成することができる。即ちこれらのアドレス選
択部は、“H”,“L”出力及び高インピーダンス出力
状態の3値を出力できる論理回路であればよい。
【0040】また上記実施例では、メモリセルアレイ1
の全メモリセルを選択するに必要なアドレスの一部を使
用禁止として、その使用禁止のアドレスを冗長セルアレ
イ2の選択に用いた。これに対し、メモリセルアレイ1
の全メモリセルを有効に使用するためには、メモリセル
アレイ1の全メモリセル選択に必要なアドレスに対して
1ビット多い外部アドレスを必要とすることになる。し
かし、この発明のより好ましい実施態様では、メモリセ
ルアレイ1のメモリセルを選択するアドレスを一部使用
禁止にすることなく、しかも余分な外部アドレスビット
を用いることなく、上記実施例と同様の冗長セルアレイ
選択を行うことができる。
【0041】図9は、その様な好ましい実施例によるD
RAMを図1に対応させて示す。この実施例では、冗長
セルアレイ選択を行うために、外部アドレスに対して識
別ビットを1ビット付加した内部アドレスを生成する。
具体的には、図9に示すように、内部アドレス切り替え
回路7から得られる第1の内部アドレスAIN及び第2
の内部アドレスBINに対して、それらの最上位ビット
に識別ビットを付加する識別ビット付加回路8を設けて
いる。識別ビット付加回路8では、第1の内部アドレス
AIN<a0:am>、に対してはdm+1=“0”、第2
の内部アドレスBIN<b0:bm>に対しては、dm+1
=“1”を識別ビットとして、それぞれ最上位ビットに
付加する。
【0042】識別ビットdm+1は例えば、図10に示す
ように、アドレス変換回路6から得られる全識別信号S
1,S2,…,SmのNOR論理をとるNORゲートG
101により構成することができる。即ち、全識別信号S
1,S2,…,Smが“0”の場合、dm+1=1とな
り、識別信号S1,S2,…,Smのいずれかが“1”
の場合に、dm+1=0となる。
【0043】この識別ビットdm+1は、内部アドレスと
共にアドレスデコード回路3に入る。アドレスデコード
回路3の各デコーダがNANDゲートである場合、図1
0に示すように、メモリセルアレイ1を選択する全デコ
ーダに共通に識別ビットdm+1を入力し、冗長セルアレ
イ2を選択する全デコーダには共通に識別ビットdm+1
の反転データを入力する。これにより、メモリセルアレ
イ1側のアクセスと冗長セルアレイ2側のアクセスの一
方を選択的に活性にすることができる。
【0044】この実施例の場合、図10から明らかなよ
うに、アドレスデコード回路3に入力されるアドレス信
号線の本数が先の実施例に比べて、識別ビット分の2本
が増えることになる。しかしこの実施例によると、通常
メモリセルを選択する第1の内部アドレスAINと、冗
長セルを選択する第2の内部アドレスBINとが重複す
ることが許容される。言い換えれば、外部アドレスとし
てはメモリセルアレイ1の全メモリセルを選択するに必
要な全アドレスを有効として、このメモリセルアレイ1
とは無関係に冗長セルアレイ2に対してアドレスを割り
当てることができる。
【0045】この発明は、上記実施例に限られない。例
えば、図2では、変換用データ記憶回路61を、フュー
ズFSとプルアップ抵抗Rを用いたフューズ回路により
構成したが、プルアップ抵抗RをMOSトランジスタに
より置き換えることができる。また、図2に示す各フュ
ーズ回路に対して、図11に示すように、データラッチ
回路64を付加して、電源投入時にフューズデータを確
定させるようにしても良い。また、図1に示すように、
アドレス変換回路6は冗長セルアレイ2の数だけ用意さ
れるが、不良メモリセルがなければアドレス変換回路6
は使用されない。従って、従来の冗長回路方式での不良
アドレス記憶のフューズ回路と同様に、データ書き込み
がなされたフューズ回路のフューズデータのみを有効と
するためのイネーブルフューズを用いることは有効であ
る。更に、図2に示すフューズ回路に代わって、EEP
ROM等の他の不揮発性メモリを用いることもできる。
【0046】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明による冗長回
路方式では、アドレスデコード回路に入るアドレス信号
配線は、メモリセルアレイと冗長セルアレイとに共通の
コード化されたアドレス信号の配線として配置され、従
来のように冗長セルアレイに対してコード化されない選
択信号を用いる方式と異なり、冗長セルアレイの数が大
きくなっても、冗長セルアレイ選択のために信号配線領
域が増大することはない。またこの発明では、冗長セル
アレイに対して、メモリセルアレイと同様にアドレスを
割り当てるが、複雑なコード化回路やアドレス選択回路
を別途追加する必要もない。更に、メモリセルアレイと
冗長セルアレイに対する選択経路が同じ構成となり、タ
イミング設計が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるDRAMの構成を示
す。
【図2】同実施例のアドレス変換回路の具体的構成を示
す。
【図3】同実施例の論理ゲートの具体構成例を示す。
【図4】同実施例の内部アドレス切り替え回路における
第1の内部アドレス選択部の構成を示す。
【図5】同実施例の内部アドレス切り替え回路における
第2の内部アドレス選択部の構成を示す。
【図6】同実施例の具体適用例におけるメモリセルアレ
イとロウデコーダ部及びアドレスバスの構成を示す。
【図7】図3の構成を変形した第1の内部アドレス選択
部の構成を示す。
【図8】図4の構成を変形した第2の内部アドレス選択
部の構成を示す。
【図9】この発明の他の実施例によるDRAMの構成を
示す。
【図10】同実施例の識別ビット付加回路の構成例を示
す。
【図11】フューズ回路の他の構成例を示す。
【符号の説明】
1…メモリセルアレイ、2…冗長セルアレイ、3…アド
レスデコード回路、4…センスアンプ回路、5…アドレ
ス入力回路、6…アドレス変換回路、7…内部アドレス
切り替え回路、61…変換用データ記憶回路、62…論
理ゲート、63…識別信号生成回路、8…識別ビット付
加回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今宮 賢一 神奈川県川崎市幸区堀川町580番1号 株 式会社東芝半導体システム技術センター内 (72)発明者 杉浦 義久 神奈川県川崎市幸区堀川町580番1号 株 式会社東芝半導体システム技術センター内 Fターム(参考) 5B015 BA01 EA02 GA01 5B024 AA07 BA17 5L106 AA01 CC17 CC32

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記憶するメモリセルアレイと、 このメモリセルアレイの不良メモリセルを救済するため
    の冗長セルアレイと、 外部アドレスを取り込んで第1の内部アドレスを発生す
    るアドレス入力回路と、 このアドレス入力回路により取り込まれた第1の内部ア
    ドレスが不良アドレスであるか否かを判定すると共に、
    不良アドレスを前記冗長セルアレイに対して予め割り当
    てられた第2の内部アドレスに変換するアドレス変換回
    路と、 このアドレス変換回路から得られる第2の内部アドレス
    と前記アドレス入力回路から得られる第1の内部アドレ
    スのいずれかを選択的に取り出す内部アドレス切り替え
    回路と、 この内部アドレス切り替え回路から取り出された第1の
    内部アドレス又は第2の内部アドレスをデコードして前
    記メモリセルアレイのメモリセル選択又は前記冗長セル
    アレイの冗長セル選択を行うアドレスデコード回路と、
    を備えたことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記アドレス変換回路は、 不良アドレスに応じて、その不良アドレスを前記冗長セ
    ルアレイに割り当てられたアドレスに変換するための変
    換用データを不揮発に記憶する変換用データ記憶回路
    と、 この変換用データ記憶回路のデータと前記第1の内部ア
    ドレスとの論理により前記第2の内部アドレスを生成す
    る論理ゲートと、 この論理ゲートにより得られる第2の内部アドレスの出
    力が前記冗長セルアレイに割り当てられたアドレスであ
    るか否かに応じて前記内部アドレス切り替え回路の切り
    替え制御を行う識別信号を生成する識別信号生成回路
    と、を有することを特徴とする請求項1記載の半導体記
    憶装置。
  3. 【請求項3】 前記論理ゲートは、前記変換用データ記
    憶回路のデータと前記第1の内部アドレスの対応ビット
    毎の排他的論理和をとる排他的論理和ゲートであること
    を特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記内部アドレス切り替え回路から選択
    的に得られる第1の内部アドレス及び第2の内部アドレ
    スに対して、両者を区別するための識別ビットを付加す
    る識別ビット付加回路が設けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の半導体記憶装置。
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