JP2000018351A - トロイダル形無段変速装置 - Google Patents
トロイダル形無段変速装置Info
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Abstract
して寿命の低下を抑制できるトロイダル形無段変速装置
を提供する。 【解決手段】トロイダル形無段変速装置20のバリエー
タ21は駆動軸22と連結された入力軸1に支持された
一対の入力ディスク2a,2bとこれら入力ディスク2
a,2bと相対して設けられた出力ディスク3a,3b
とこれら入出力ディスク2a,2b,3a,3bに転接
するパワーローラ軸受11とを備えている。入力ディス
ク2aの背面側にローディングカム機構6と付勢手段2
9とが設けられている。入力ディスク2bは取付部33
によって入力軸1と連動して回転しかつ軸線P方向に沿
った移動が規制されて設けられている。取付部33は入
力軸1の外周面の段付部34と入力ディスク2bの内周
面の段付部35とナット36とを備えている。
Description
どの車両用の変速装置として用いられるトロイダル形無
段変速装置に関する。
無段変速装置として、特開平8−35549号公報や、
特開平9−269039号公報に示されたダブルキャビ
ティ式卜ロイダル形無段変速装置が知られている。
ティ式トロイダル形無段変速装置51(図2にその一部
を示す)は、一対の入力ディスクと、これら一対の入力
ディスクにそれぞれ相対して設けられた一対の出力ディ
スクと、前記入出力ディスクの間に設けられたパワーロ
ーラ軸受52(図2に示す)と、前記入力ディスクを前
記出力ディスクに向って押圧する押圧手段としてのロー
ディングカム機構と、を備えている。
回転するよう設けられた入力軸53(図2に示す)に、
互いに同軸的に設けられている。ローディングカム機構
は、前記入力軸53及び入出力ディスクと同軸的に配さ
れかつ前記一方の入力ディスクの背面側に設けられたカ
ムディスクと、前記カムディスクと前記一方の入力ディ
スクとの間に回動自在に設けられたローラとを備えてい
る。
間には、カムディスク及びローラを前記一方の入力ディ
スクに向って押圧する皿ばねが設けられている。前記一
対の入力ディスクのうち前記ローディングカム機構から
離れた位置に設けられた他方の入力ディスク54は、図
2に示すように、前記入力軸53にスプライン係合部5
8によつて取付けられているとともに、その背面側が前
記入力軸53に螺合したローディングナット55によっ
て押えられている。
スクを出力ディスクに向って押圧する油圧ピストンなど
が用いられたダブルキャビティ式トロイダル形無段変速
装置も知られている。
キャビティ式トロイダル形無段変速装置51は、駆動源
により回転駆動される入力軸53の回転に基づく動力
を、押圧手段が入力ディスクを出力ディスクに向って押
圧することによって、入力ディスク、パワーローラ及び
出力ディスクを介して取出すようになっている。
ビティ式トロイダル形無段変速装置51は、前述したよ
うに動力を伝達する際に、前記一方の入力ディスクがパ
ワーローラに押付けられているが、このときの押付け力
は、前述したローディングカム機構や油圧ピストンなど
の押圧手段によって、入力トルクの大きさに応じて変化
するようになつている。
力ディスク54とローディングナッ卜53とが互いに当
接する当り面56,57(図2に示す)それぞれに作用
する面圧も変化することとなる。また、図2に示す前記
入力軸1と前記他方の入力ディスク54とが互いに固定
されるスプライン係合部58にも、若干のバックラッシ
ュが存在する。
に若干の回転方向に沿った滑りを伴いながら、それぞれ
に作用する面圧が自動車などの車両の運転状態に応じて
変化するとともに、自動車などの走行などに伴う振動が
加わるため、フレッティング摩耗を起こす。このフレッ
ティング摩耗が著しくなると、カムディスク及びローラ
を前記一方の入力ディスクに向って押圧する皿ばねが開
く傾向となり、皿ばねの押圧力が弱まる。これにより、
前記皿ばねの目的であるトルクが小さい時のトラクショ
ン伝動が確保できなくなり、スリップ等の不具合を起し
て、トロイダル形無段変速装置の寿命を低下させるとい
う傾向があつた。したがって、本発明の目的は、入力デ
ィスクなどのフレッティング摩耗を抑制して寿命の低下
を抑制できるトロイダル形無段変速装置を提供すること
にある。
達成するために、請求項1に記載の本発明のトロイダル
形無段変速装置は、駆動源に連動して回転する一対の入
力ディスクと、前記入力ディスクと連動して回転する入
力軸に前記一対の入力ディスクそれぞれに相対して設け
られかつ前記入力軸の回転に基づく動力を取出す一対の
出力ディスクと、前記入出力ディスクを互いに近付ける
方向に前記入出力ディスクのうち少なくとも一方を押圧
する押圧手段と、前記入出力ディスクを互いに近付ける
方向に付勢する付勢手段とを備えたトロイダル形無段変
速装置において、前記押圧手段及び前記付勢手段を前記
一対の入力ディスクのうち一方の入力ディスクの背面側
に設け、前記一対の入力ディスクのうち前記押圧手段及
び付勢手段から離れた他方の入力ディスクが、前記入力
軸に対し、この入力軸と連動して回転するとともに前記
入力軸の軸線に沿う移動が規制される取付部によって取
付けられたことを特徴としている。
段変速装置は、請求項1に記載のトロイダル形無段変速
装置において、前記取付部は、前記入力軸の外周面に形
成され、かつ外径が互いに異なる大径部と、小径部と、
これら大径部と小径部とを互いに連ねる連結部とを有す
る段付部と、前記他方の入力ディスクの内周面に形成さ
れ、かつ内径が互いに異なる大径部と、小径部と、これ
ら大径部と小径部とを互いに連ねる連結部とを有する段
付部と、前記入力軸の大径部と前記他方の入力ディスク
の大径部とを互いに重ね合わせ、かつ前記入力軸の小径
部と入力デイスクの小径部とを互いに重ね合わせるとと
もに、前記入力軸の連結部と入力ディスクの連結部とを
互いに当接させた状態で、前記入力軸と前記他方の入力
ディスクとを互いに固定して、前記他方の入力ディスク
の前記入力軸の軸線に沿う移動を規制することを特徴と
している。
置は、一対の入力ディスクのうち押圧手段から離れた他
方の入力ディスクが、入力軸と連動して回転するととも
にこの入力軸の軸線方向に沿う移動が規制される取付部
によって、前記入力軸に取り付けられている。
ディスクを入力軸に取付けるナットなどの部材との間に
生じる回転方向の滑りなどが抑制されることとなつて、
走行中などの振動が加わつても、前記入力ディスクなど
に生じるフレッティング摩耗を抑制することができる。
置は、請求項1で示した取付部が、入力軸の外周面に形
成された段付部と、前記他方の入力ディスクの内周面に
形成された段付部と、を備え、これら段付部を互いに重
ね合わせて、前記入力ディスクを入力軸に取付けて、前
記入力ディスクの入力軸の軸線方向に沿う移動を規制す
る。
ディスクを入力軸に取付けるナットなどの部材との間に
生じる回転方向の滑りなどが抑制されることとなつて、
走行中などの振動が加わっても、前記入力ディスクなど
に生じるフレッティング摩耗をより一層確実に抑制する
ことができる。
1を参照して説明する。図1はトロイダル形無段変速装
置としてのダブルキャビティ式ハーフトロイダル形無段
変速装置20の一部を構成するバリエータ21を示す断
面図である。
ーフトロイダル形無段変速装置20のバリエータ21
は、前記ダブルキャビティ式ハーフトロイダル形無段変
速装置20のケーシング23内に設けられている。
連動して回転するように入力軸1に支持された一対の入
力ディスク2a,2bと、前記入力軸1の回転に基づく
動力を取出す出力軸と連動して回転する出力ディスク3
a,3bと、この入力ディスク2a,2bおよび出力デ
ィスク3a,3bに転接する複数のパワーローラ軸受1
1と、を備えている。
いに同軸的に連結して設けられている。前記駆動軸22
は、その先端部に爪部22aを設けている。駆動軸22
は、ベアリング25などを介してケーシング23に回転
自在に支持されている。
リング26が設けられており、前記駆動軸22と入力軸
1とは互いに軸線P回りに独立して回転自在に連結され
ている。入力軸1は、前記駆動軸22と連結した端部1
aに外周方向に突出した鍔部27を一体に備えている。
前記入力軸1の前記駆動軸22から離れた側に位置する
端部1bは、ベアリング28などを介して前記ケーシン
グ23に支持されている。
隔を有しかつ互いに対向した状態で設けられている。入
力ディスク2a,2bは互いに同軸的に配されている。
入力ディスク2a,2bは、それぞれ前記駆動軸22及
び入力軸1と連動して回転するように、入力軸1と同軸
的に支持されている。
の入力ディスク2a,2bの間に、それぞれ入力ディス
ク2a,2bと対向しかつ前記入力軸1に対して遊嵌状
態で設けられている。出力ディスク3a,3bは、互い
に同軸的に配置されかつ互いに同期して回転するように
なっている。出力ディスク3a,3bは、これらの出力
ディスク3a,3bと同軸的に配置された出力歯車24
と連動するように設けられている。この出力歯卓24
は、前記入力軸1に基づく動力を取出す出力軸と連動し
て回転するようになっている。
ぞれ、前記入力ディスク2a,2bと出力ディスク3
a,3bとの間に枢軸7を中心として揺動自在に支持さ
れている。パワーローラ軸受11は、それぞれ、前記入
力ディスク2a,2bと出力ディスク3a,3bに転接
自在な内輸10を備えている。
一方の入力ディスク2aと、この入力ディスク2aに対
向する出力ディスク3aと、これらのディスク2a,3
a間に設けられたパワーローラ軸受11とで第1のキャ
ビティ8を構成している。前記他方の入力ディスク2b
と、出力ディスク3bと、これらのディスク2b,3b
間に設けられたパワーローラ軸受11とで第2のキャビ
ティ9を構成している。
一方の入力ディスク2aの背面側で、かつこの入力ディ
スク2aと駆動軸22との間には、押圧手段としてのロ
ーディングカム機構6と、付勢手段29が設けられてい
る。ローディングカム機構6は、ディスク状のカムディ
スク4とローラ5とを備えている。
a,2bなどと同軸的に配置されている。カムディスク
4は、前記入力軸1に転動自在に設けられている。カム
ディスク4は、図1に示すように、ディスク状に形成さ
れかつ前記入力軸1と同軸的に配されている。
Pに沿う両側に突出した第1及び第2の突部12,13
と、前記第1の突部12から外周に向って徐々に薄肉に
形成された裾部14と、カム面15とを一体に備えてい
る。
ィスク2aに対向する外周端部の全周に亘って設けられ
ており、前記カムディスク4の周方向に沿って起伏を有
して形成されている。前記カム面15は、前記ローラ5
が後述するように回動して入力ディスク2aを出力ディ
スク3aに向って押圧する際にこのローラ5が当接する
ようになっている。
に、前記入力軸1に取付けられる際に用いる取付穴16
を設けている。前記取付穴16は、前記入力軸1が遊嵌
する大きさに形成されている。
する第1の突部12の先端部に、前記駆動軸22の先端
部に設けられた爪部22aと互いに噛合う爪部12aを
一体に備えている。前記爪部12a,22aが互いに噛
合うことによって、前記カムディスク4は、駆動軸22
と連動して回転するようになっている。
2bのうち一方の入力ディスク2aとカムディスク4と
の間に、これらのディスク2a,4の周方向に沿つて略
等間隔に4つ設けられている。これらのローラ5は、そ
れぞれ前記入力軸1の軸線Pに対し、例えば直交するな
どの交差する軸線Q回りに回動自在となっている。
5が起伏を有して形成されているのでローラ5が軸線Q
回りに回動することによって、前記入力ディスク2aを
出力ディスク3bに向って押圧するようになっている。
と前記カムディスク4との間に設けられている。付勢手
段29は、複数の皿ばね30と、リング部材31とを備
えている。複数の皿ばね30は、前記入力軸1と遊嵌
し、かつ前記鍔部27に当接した状態で設けられてい
る。
嵌し、前記鍔部27とともに前記複数の皿ばね30を挟
み込んだ状態で設けられている。リング部材31とカム
ディスク4との間には、ベアリング32が設けられてお
り、これらリング部材31とカムディスク4は互いに独
立して回転するようになっている。
軸1及びカムディスク4などを介して入力ディスク2
a,2bを出力ディスク3a,3bに向って近付ける方
向に付勢するように、前記鍔部27及びカムディスク4
などによってたわまされた状態で設けられている。
式ハーフトロイダル形無段変速装置20のバリエータ2
1は、ローディングカム機構6のローラ5が前記入力デ
ィスク2aを出力ディスク3aに向って押圧しない場合
には、前記駆動軸22の回転駆動力が、爪部22a,1
2aを介してカムディスク4に伝達される。この際、前
記入力軸1は回転停止状態を維持しているとともに、前
記カムディスク4は入力軸1に対して空転した状態とな
っている。
ーラ5が入力ディスク2aを出力ディスク3aに向つて
押圧すると、前記入力ディスク2bが出力ディスク3b
に向つて押圧されることとなる。そして、前記入力ディ
スク2a,2bと入力軸1とが互いに連動して回転す
る。駆動軸22からカムディスク4に伝達された回転駆
動力は、入力ディスク2a,2bと入力軸1とを互いに
連動して回転駆動するとともに、パワーローラ軸受11
の内輪10、出力ディスク3a,3b及び出力歯車24
などを介して出力軸へと伝達されることとなる。
のうち、前記ローディングカム機構6及び付勢手段29
から離れた側に位置する他方の入力ディスク2bは、入
力軸1と連動して回転するとともに前記入力軸1の軸線
Pに沿った移動が規制される取付部33によって、前記
入力軸1に取付けられている。
に形成された段付部34と、前記入力ディスク2bの内
周面に形成された段付部35と、前記入力軸1の端部1
bに螺合して、前記入力ディスク2bを入力軸1に固定
するナット36と、を備えている。
の異なる大径部34aと、小径部34bと、これら大径
部34aと小径部34bとを互いに連ねる連結部34c
と、を備えている。段付部34は前記大径部34aより
小径部34bが前記入力軸1の端部1b側に位置するよ
うに配している。
いに外径の異なる大径部35aと、小径部35bと、こ
れら大径部35aと小径部35bとを互いに連ねる連結
部35cと、を備えている。段付部35は、入力ディス
ク2bが入力軸1に支持された際に前記大径部35aよ
り小径部35bが前記入力軸1の端部1b側に位置する
ように配している。
と、前記入力ディスク2bの段付部35の大径部35a
とは、互いに密に嵌め合い結合して、前記入力軸1と入
力ディスク2bとの中心出し(センタリング)を行うよ
うに形成されている。前記入力軸1の段付部34の小径
部34bと入力ディスク2bの段付部35の小径部35
bとは、互いにスプライン係合して、前記入力軸1と入
力ディスク2bの互いの回転が一致するようになってい
る。
と、前記入力ディスク2bの段付部35の連結部35c
とは、入力ディスク2bが入力軸1に取付けられる際
に、互いに密に当接するように形成されている。
2bを入力軸1に取付ける際に、前記入力ディスク2b
と入力軸1の互いの段付部34,35の大径部34a,
35a及び小径部34b,35bを互いに重ね合わせ
る。そののち、前記ナット36によつて、前記連結部3
4c,35cが互いに密に当接した状態で、前記入力デ
ィスク2b及び入力軸1を互いに固定する。
34c,35cが、前記入力軸1の軸線P方向に沿った
前記入力ディスク2bの移動を規制するとともに、前記
小径部34b,35bのスプライン係合及び大径部34
a,35aの嵌め合い結合によって、入力ディスク2b
と入力軸1との回転が互いに一致して連動して回転すろ
ので、前記入力ディスク2bとナット36とが互いに当
接する当り面37a,37bにおいて、前記入力ディス
ク2bの回転方向に沿った滑りが抑制されることとな
る。
いて、振動などが加わっても、前記入力ディスク2bな
どに生じるフレッティング摩耗を抑制するこができる。
したがって、入力ディスク2b及びダブルキャビティ式
トロイダル形無段変速装置20の寿命の低下を抑制する
ことができる。
ように、前記入力軸1の段付部34の連結部34cと、
入力ディスク2bの段付部35の連結部35cとの間
に、所定の厚さのシムを設けることによって、前記付勢
手段29の皿ばね30を所定の変位にたわませることが
できるようにしてもよい。
螺合した状態において、ナット36と相対する入力軸1
の外周面に凹部39を形成しておき、螺合後にナット3
6の一部をこの凹部39に入り込むように塑性変形させ
て、ナット36がゆるむことなく固定できるようにして
もよい。
軸1と入力ディスク2bを溶接等して互いに固定しても
良く、入力ディスク2bの一部などをかしめて前記入力
軸1と入力ディスク2bとを互いに固定しても良く、前
記入力軸1と入力ディスク2bとを一体に形成してもよ
い。
に沿った入力ディスク2bの移動がより確実に規制され
るとともに、前記入力ディスク2bとナット36との当
り面37a,37bにおける入力ディスク2bの回転方
向に沿った滑りがより確実に抑制される。したがって、
フレッティング摩耗がより確実に抑制されて、寿命の低
下がより一層確実に抑制される。
装置は、押圧手段から離れた他方の入力ディスクと、前
記ディスクを入力軸に取付けるナットなどの部材との間
に生じる回転方向の滑りなどが抑制されることとなっ
て、走行中などの振動が加わっても、前記入力ディスク
などに生じるフレッティング摩耗を抑制することができ
る。したがって、寿命の低下を抑制することができる。
置は、取付部が、入力軸の外周面に形成された段付部
と、前記入力ディスクの内周面に形成された段付部と、
を備え、これら段付部を互いに重ね合わせて、前記入力
ディスクを入力軸に取付けて、前記入力ディスクの入力
軸の軸線方向に沿う移動を規制する。
ディスクを主軸に取付けるナットなどの部材との間に生
じる回転方向の滑りなどが抑制されることとなつて、走
行中などの振動が加わっても、前記入力ディスクなどに
生じるフレッティング摩耗をより一層抑制することがで
きる。したがって、寿命の低下をより一層抑制すること
ができる。
ーフトロイダル形無段変速装置の一部を示す縦断面図。
断面図。
装置(トロイダル形無段変速装置) 29…付勢手段 33…取付部 34…段付部 34a…大径部 34b…小径部 34c…連結部 35…段付部 35a…大径部 35b…小径部 35c…連結部
Claims (2)
- 【請求項1】駆動源に連動して回転する一対の入力ディ
スクと、前記入力ディスクと連動して回転する入力軸に
前記一対の入力ディスクそれぞれに相対して設けられか
つ前記入力軸の回転に基づく動力を取出す一対の出力デ
ィスクと、前記入出力ディスクを互いに近付ける方向に
前記入出力ディスクのうち少なくとも一方を押圧する押
圧手段と、前記入出力ディスクを互いに近付ける方向に
付勢する付勢手段とを備えたトロイダル形無段変速装置
において、 前記押圧手段及び前記付勢手段を前記一対の入力ディス
クのうち一方の入力ディスクの背面側に設け、 前記一対の入力ディスクのうち前記押圧手段及び付勢手
段から離れた他方の入力ディスクが、前記入力軸に対
し、この入力軸と連動して回転するとともに前記入力軸
の軸線に沿う移動が規制される取付部によって取付けら
れたことを特徴とするトロイダル形無段変速装置。 - 【請求項2】前記取付部は、 前記入力軸の外周面に形成され、かつ外径が互いに異な
る大径部と、小径部と、これら大径部と小径部とを互い
に連ねる連結部とを有する段付部と、 前記他方の入力ディスクの内周面に形成され、かつ内径
が互いに異なる大径部と、小径部と、これら大径部と小
径部とを互いに連ねる連結部とを有する段付部と、 前記入力軸の大径部と前記他方の入力ディスクの大径部
とを互いに重ね合わせ、かつ前記入力軸の小径部と入力
ディスクの小径部とを互いに重ね合わせるとともに、前
記入力軸の連結部と入力ディスクの連結部とを互いに当
接させた状態で、前記入力軸と前記他方の入力ディスク
とを互いに固定して、前記他方の入力ディスクの前記入
力軸の軸線に沿う移動を規制することを特徴とする請求
項1記載のトロイダル形無段変速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18251898A JP4055255B2 (ja) | 1998-06-29 | 1998-06-29 | トロイダル形無段変速装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000018351A true JP2000018351A (ja) | 2000-01-18 |
JP2000018351A5 JP2000018351A5 (ja) | 2005-07-21 |
JP4055255B2 JP4055255B2 (ja) | 2008-03-05 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18251898A Expired - Fee Related JP4055255B2 (ja) | 1998-06-29 | 1998-06-29 | トロイダル形無段変速装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015218776A (ja) * | 2014-05-15 | 2015-12-07 | 日本精工株式会社 | トロイダル型無段変速機 |
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JPH10169739A (ja) * | 1996-12-05 | 1998-06-26 | Koyo Seiko Co Ltd | トロイダル型無段変速機 |
-
1998
- 1998-06-29 JP JP18251898A patent/JP4055255B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4055255B2 (ja) | 2008-03-05 |
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