JP2000017225A - 金属被覆用水性塗料組成物 - Google Patents
金属被覆用水性塗料組成物Info
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Abstract
ランス及び耐レトルト性に優れた塗膜を形成でき、かつ
水溶性および貯蔵安定性に優れた水性塗料を提供する。 【解決手段】 水性塗料組成物に、特定のガラス転移点
Tgを有する水酸基およびカルボキシル基含有アクリル
樹脂(A)、特定のTgを有する水酸基およびカルボキ
シル基含有アクリル樹脂(B)及び水性アミノ樹脂
(C)を特定の配合比で含有させ、さらに塩基性化合物
および水性媒体を含有させる。
Description
金属との密着性が良好であり、塗膜硬度と耐衝撃性のバ
ランスが保たれ、優れた耐水性のある塗膜を形成できる
とともに、貯蔵安定性に優れた水性塗料組成物に関する
ものであり、特に缶用塗料として好適に用いることので
きるものである。
用いられている飲料用缶をはじめとする食品用缶には、
内容物に対する耐腐食性を付与するために、またレトル
ト食品を入れた缶の場合には、殺菌処理に耐え得るため
に塗装が施されている。
ては、エポキシ樹脂/アミノ樹脂系塗料、アクリル樹脂
/アミノ樹脂系塗料、ポリエステル樹脂/アミノ樹脂系
塗料等の有機溶剤型塗料が使われており、特にアクリル
樹脂を用いた塗料は上述した殺菌処理に対し優れた耐性
があることが知られている。これら有機溶剤型塗料は塗
装した後、塗膜の硬化には焼付炉で熱硬化処理する方法
が用いられている。
塗膜は、その熱硬化処理時に多量の有機溶剤が揮散し、
これが大気汚染の原因となるとともに、省資源という観
点からも問題があるとされており、有機溶剤の含有量が
少ない水性塗料の出現が望まれている。
つのタイプがある。このうち水分散性塗料は、その原料
樹脂としてアクリル樹脂を用いた場合、乳化剤を含む水
性媒体を用いたビニルモノマーの乳化重合法によって作
られており、この水分散性樹脂より形成した塗膜中に
は、乳化剤として用いた界面活性剤が残存するために、
塗膜の耐水性が劣り、また、その構造粘性によりロール
コーターによる塗装が行いにくいという問題を有してい
る。
ル系樹脂が用いられている場合、当該樹脂の水溶化を図
るためには、その分子内にカルボキシル基を導入し水溶
性アクリル樹脂とすることが必要である。ところが、樹
脂の水溶性を高めるために、多量のカルボキシル基を導
入した水溶性樹脂より形成された塗膜は、耐水性や、耐
アルカリ性が不足するという問題点を有している。これ
を解決するため、塗膜に架橋構造を与えるアミノプラス
トを水溶性アクリル樹脂と併用する方法がとられてい
る。しかしながら、水溶性アクリル樹脂とアミノプラス
トからなる塗料より形成した塗膜は、被覆基材となる金
属との密着性や塗膜の可撓性が十分でないため、缶体の
後加工、例えば缶体上部のネック加工において塗膜のひ
び割れが生じ缶用塗料として十分なものではない。その
ために密着性や可撓性改善の方法として、さらに、この
水溶性塗料にポリエステル樹脂やポリオール樹脂を併用
する方法がとられている。
ル樹脂、アミノプラスト及びポリエステル樹脂あるいは
ポリオール樹脂よりなる水性塗料は、貯蔵中にポリエス
テル樹脂あるいはポリオール樹脂が相分離したり、形成
した塗膜が白濁する等の欠点を有しており、未だ十分な
ものは得られていない。
公報、特開昭63−248874号公報では、ポリオー
ル化合物として構造の両末端にエチレングリコール又は
1,2−プロピレングリコールが1〜20モル付加した
ポリエステルポリオール及びポリエーテルポリオールが
水性塗料組成物の構成要素として好適であると示されて
いる。 しかしながら、いずれの化合物とも水性媒体に
対する溶解性、安定性には優れてはいるが、当該組成物
より得られる塗膜はその構造上、水に対する耐性が不十
分であり、殊に上記殺菌工程に対する耐水性(以下、
「耐レトルト性」と称する。)に劣る。
性、硬度と耐衝撃性とのバランス及び耐レトルト性に優
れた塗膜を形成でき、かつ水溶性および貯蔵安定性に優
れた水性塗料を提供することである。
来技術の問題点に鑑み、水性塗料用組成物について鋭意
検討した結果、本発明に至ったものである。
10℃〜80℃の範囲にある水酸基およびカルボキシル
基含有アクリル樹脂(A)50〜90重量部、Tgが−
50℃〜20℃の範囲にある水酸基およびカルボキシル
基含有アクリル樹脂(B)10〜50重量部からなり
(但し、樹脂(A)と樹脂(B)の合計量は100重量
部)、かつ、(アクリル樹脂(A)のTg)>(アクリ
ル樹脂(B)のTg)である樹脂混合物100重量部に
対し、水性アミノ樹脂(C)20〜100重量部、塩基
性化合物、及び水性媒体を含んでなる金属被覆用水性塗
料組成物に関する。
酸基およびカルボキシル基含有アクリル樹脂(A)とし
ては、Tgが−10℃〜80℃の範囲が好ましい。これ
は−10℃未満であると得られる塗膜の硬度が不足し耐
傷つき性に劣り、80℃を超えると耐衝撃性が低下する
からである。より好ましくは0℃〜70℃の範囲であ
り、さらに好ましくは10℃〜60℃の範囲である。
びカルボキシル基含有アクリル樹脂(B)としては、T
gが−50℃〜20℃の範囲が好ましい。これは−50
℃未満であると得られる塗膜の硬度に劣り、20℃を超
えると耐衝撃性が低下するからである。より好ましくは
−40℃〜10℃の範囲であり、さらに好ましくは−2
0℃〜0℃の範囲である。
脂(A)およびアクリル樹脂(B)としては、(アクリ
ル樹脂(A)のTg)>(アクリル樹脂(B)のTg)
であることが好ましい。これは(アクリル樹脂(A)の
Tg)<(アクリル樹脂(B)のTg)の場合、つま
り、アクリル樹脂(A)のTgがアクリル樹脂(B)の
Tgより低い場合、得られる塗膜の硬度が劣り、缶体製
造ラインにおいて塗膜が剥がやすいいからである。
脂(A)およびアクリル樹脂(B)としては、上記2種
のアクリル樹脂のTgの差の絶対値が5℃以上(但し
(アクリル樹脂(A)のTg)>(アクリル樹脂(B)
のTg))であることが好ましい。これはTgの差の絶
対値が5℃未満であると、得られる塗膜の可撓性に劣
り、耐衝撃性が低下し、アクリル樹脂(A)およびアク
リル樹脂(B)の併用効果が低下するためである。より
好ましくは10℃以上であり、さらに好ましくは15℃
以上である。
(A)としては、水酸基価および酸価がそれぞれ20〜
250mgKOH/g、20〜150mgKOH/gの
範囲であるアクリル樹脂を用いることが好ましい。これ
は、水酸基価が20mgKOH/g未満では、後述する
水性アミノ樹脂との反応点が少なく、得られる塗膜の耐
水性が低下する傾向があり、一方、水酸基価が250m
gKOH/gを超えると、架橋剤であるアミノ樹脂との
架橋密度が大きくなり、得られる塗膜の加工性が低下す
る。より好ましくは30〜150mgKOH/gの範囲
である。また、酸価が20mgKOH/g未満である
と、水に対する溶解性が低下し水系溶媒中で分離しやす
くなる傾向にあり、一方、酸価が150mgKOH/g
を超えると、得られる塗膜の耐水性が低下する傾向にあ
るためである。より好ましくは、30〜100mgKO
H/gの範囲である。
(B)としては、共重合体の水酸基価および酸価がそれ
ぞれ5〜100mgKOH/g、20〜150mgKO
H/gの範囲であるアクリル樹脂を用いることが好まし
い。これは、水酸基価が5mgKOH/g未満では、後
述する水性アミノ樹脂との反応点が少なく、得られる塗
膜の耐水性が低下する傾向があり、一方、水酸基価が1
00mgKOH/gを超えると、架橋剤であるアミノ樹
脂との架橋密度が大きくなり、得られる塗膜の加工性に
劣るからである。より好ましくは10〜80mgKOH
/gの範囲である。また、酸価が20mgKOH/g未
満であると、水に対する溶解性が低下し水系溶媒中で分
離しやすくなる傾向にあり、一方、酸価が150mgK
OH/gを超えると、得られる塗膜の耐水性が低下する
傾向にあるためである。より好ましくは、30〜100
mgKOH/gの範囲である。
(A)の構成成分である水酸基を有するビニル系モノマ
ー(I)は、共重合体成分中3〜30重量%の範囲で使
用されることが好ましい。これは、3重量%未満では、
後述する水性アミノ樹脂との反応点が少なく、得られる
塗膜の耐水性が低下する傾向があり、一方、30重量%
を超えると、架橋剤であるアミノ樹脂との架橋密度が大
きくなり、得られる塗膜の加工性が低下するためであ
る。より好ましくは、5〜25重量%の範囲である。
α,β−モノエチレン性不飽和基を有する水酸基含有化
合物が挙げられる。その具体例として、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)
アクリレート、5−ヒドロキシネオペンチル(メタ)ア
クリレート、6−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレ
ート、9−ヒドロキシノニル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシエチルアクリレートや2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレートへのε−カプロラクトンまたはγ−プ
チロラクトンの開環付加物(例えば、ダイセル化学工業
(株)製プラクセルF単量体、UCC社製トーンM単量
体)等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート類、
グリシジル(メタ)アクリレート等のグリシジル基含有
モノマーへの一塩基酸、二塩基酸等の不飽和基含有多塩
基酸付加物(例えば、グリシジル(メタ)クリレートと
酢酸との公知の方法にしたがって反応させた不飽和基含
有化合物)や、(メタ)アクリル酸等のカルボキシル基
含有モノマーとモノエポキシ化合物との付加物(例え
ば、メタクリル酸とフェニルグリシジルエーテルとを公
知の方法にしたがって反応させた不飽和基含有化合物)
等の付加反応により水酸基を生成するグリシジル基開環
化合物、多価アルコールとヒドロキシアルキル(メタ)
アクリレートとのエーテル化合物(例えば、ポリエチレ
ングリコールと2−ヒドロキシメタクリレートとを公知
の方法にしたがって反応させた不飽和基含有化合物)、
多価アルコールと(メタ)アクリル酸等のカルボキシル
基含有モノマーとのエステル化合物(例えば、ポリエチ
レングリコールやポリテトラメチレングリコール等とメ
タアクリル酸とを公知の方法にしたがって反応させたエ
ステル化合物)がある。これらビニル系モノマー(I)
は、必要に応じて単独であるいは二種以上を併用して使
用することができる。
クリル樹脂(B)の構成成分である、カルボキシル基を
有するビニル系モノマー(II)及び(V)は、ともにそ
れぞれの共重合体成分中3〜20重量%の範囲で使用さ
れる。これは3重量%未満では、得られる共重合体の水
に対する溶解性が低下し、20重量%を超えると塗膜の
耐水性が低下するためである。より好ましくは、5〜1
5重量%の範囲である。
I)及び(V)としては、例えば、下記一般式(1)又
は(3)に示す構造を持つカルボキシルキ含有単量体を
挙げることができる。
メチル基を表し、R2は水素原子または一般式(2)に
示す酸素原子含有炭化水素置換基を表す。)
換基を表す。)
(4)、(5)又は(6)に示す炭化水素置換基または
酸素含有炭化水素置換基を表す。)
ルキレン基を表す。)
アルキレン基を表し、R8は炭素数2〜10の直鎖状も
しくは分岐状のアルキレン基またはアルケニレン基ある
いはカルボキシル基やハロゲン原子で置換されてもよい
アリーレン基もしくはシクロアルキレン基を表す。)
R9は炭素数1〜10の直鎖状または分岐状のアルキレ
ン基を表し、R10は炭素数2〜10の直鎖状もしくは分
岐状のアルキレン基またはアルケニレン基あるいはカル
ボキシル基やハロゲン原子で置換されてもよいアリーレ
ン基もしくはシクロアルキレン基を表す。) 上記一般式(1)に示す構造を持つカルボキシル基含有
単量体の具体例としては、メタクリル酸、アクリル酸、
クロトン酸、ビニル安息香酸、フマール酸、イタコン
酸、マレイン酸、シトラコン酸等の一塩基酸または二塩
基酸単量体類、マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノ
エチル、マレイン酸モノブチル、マレイン酸モノオクチ
ル、イタコン酸モノメチル、イタコン酸モノエチル、イ
タコン酸モノブチル、イタコン酸モノオクチル、フマル
酸モノメチル、フマル酸モノエチル、フマル酸モノブチ
ル、フマル酸モノオクチル、シトラコン酸モノエチル等
に代表される二塩基酸または酸無水物単量体のモノエス
テル類等が挙げられるが、中でもメタクリル酸、アクリ
ル酸、マレイン酸モノエステル類が好ましい。
キシル基含有単量体の具体例としては、β−カルボキシ
エチル(メタ)アクリレート、β−カルボキシプロピル
(メタ)アクリレート、β−(メタ)アクリロキシエチ
ルアシッドサクシネート、β−(メタ)アクリロキシエ
チルアシッドマレエート、β−(メタ)アクリロキシエ
チルアシッドフタレート、β−(メタ)アクリロキシエ
チルアシッドヘキサヒドロフタレート、β−(メタ)ア
クリロキシエチルアシッドメチルヘキサヒドロフタレー
ト、γ−(メタ)アクリロキシプロピルアシッドサクシ
ネート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートへ
のε−カプロラクトンまたはε−ブチロラクトンの開環
付加物の末端水酸基を無水コハク酸でエステル化して末
端にカルボキシル基を導入したコハク酸モノエステルや
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートへのε−カ
プロラクトンまたはγ−プチロラクトンの開環付加物
(例えば、ダイセル化学工業(株)製プラクセルF単量
体、UCC社製トーンM単量体)の末端水酸基を無水フ
タル酸、無水ヘキサヒドロフタル酸でエステル化したフ
タル酸モノエステル、無水ヘキサヒドロフタル酸モノエ
ステル等のカプロラクトン変性水酸基含有(メタ)アク
リル酸エステルと酸無水物の半エステル反応生成物等の
長鎖カルボキシル基含有単量体が挙げられるが、中でも
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートのような1
級水酸基を持つ単量体にコハク酸やフタルを付加させた
コハク酸モノエステルおよびフタル酸モノエステルが好
ましい。これら本発明のビニル系モノマー(II)及び
(V)は、必要に応じて単独で、あるいは二種以上を併
用して使用することができる。
(A)及びアクリル樹脂(B)の構成成分である、その
他共重合可能なビニル系モノマー(III)及び(VI)は、
それぞれの共重合体成分中、アクリル樹脂(A)におい
ては50〜94重量%の範囲であり、一方、アクリル樹
脂(B)においては30〜92重量%の範囲で使用され
る。これは、アクリル樹脂(A)において50重量%未
満の場合およびアクリル樹脂(B)のにおいて30重量
%未満の場合では、塗膜の硬度が不足するため塗膜にキ
ズや欠落等が生じやすくなり、一方、アクリル樹脂
(A)及び(B)のそれぞれの場合も94重量%及び9
2重量%を超えると、塗膜の可撓性の低下によって塗膜
の耐加工性が不十分となるためである。より好ましく
は、アクリル樹脂(A)では60〜90重量%の範囲で
あり、アクリル樹脂(B)では45〜85重量%の範囲
である。 本発明の組成物に用いるビニル系モノマー
(III)及び(VI)としては、好ましいものとしてアルキ
ル基の炭素数が1〜18のアルキル(メタ)アクリレー
ト、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アク
リル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)
アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)
アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸オクチル、
(メタ)アクリル酸ステアリル等が挙げられる。
スチレン等の芳香族ビニル化合物、酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル等のビニルエステル類、(メタ)アクリロ
ニトリル等のニトリル基含有モノマー、グリシジル(メ
タ)アクリレート等のグリシジル基含有モノマー、(メ
タ)アクリルアミド等のアミド基含有モノマー、又はこ
れらアミド類のメチロール化変性物類および低級アルコ
ールで変性したアルコキシメチル(メタ)アクリルアミ
ド類(例えば、日東理研工業(株)製NBMA)、ジメ
チルアミノエチアル(メタ)アクリレート等のアミノ基
含有モノマー、イソボルニル(メタ)アクリレート(例
えば、三菱レイヨン(株)製アクリエステルIBX)、
ベンジル(メタ)アクリレート(例えば、三菱レイヨン
(株)製アクリエステルBZ)、ジシクロペンテニビル
(メタ)アクリレート(例えば、日立化成工業(株)製
FA−511A)、トリシクロデカニル(メタ)アクリ
レート(例えば、日立化成工業(株)製FA−513
A)等の環状(メタ)アクリレート類、環状エポキシ基
含有モノマー(例えば、ダイセル化学工業(株)製サイ
クロマーM−100)などの通常用いられるモノマー類
を併用することもできる。
(A)としては、重量平均分子量が3000〜3000
0の範囲が好ましい。これは、重量平均分子量が300
0未満の場合、塗膜の可撓性に劣り、30000を超え
ると樹脂の粘度が高く塗装作業性が低下するためであ
る。より好ましくは5000〜20000の範囲であ
り、さらに好ましくは7000〜15000の範囲であ
る。
(B)の構成成分である、ホモポリマーのTgが−15
℃以下の水酸基を有するビニル系モノマー(IV)は、共
重合体成分中5〜50重量%の範囲で使用されることが
好ましい。これは、5重量%未満では、後述する水性ア
ミノ樹脂との反応点が少なく、得られる塗膜の耐水性が
低下する傾向があり、一方、50重量%を超えると、得
られる塗膜の硬度が不足するために、塗膜にキズや欠落
等が生じやすくなるためである。より好ましくは、8〜
40重量%の範囲である。
V)としては、α,β−モノエチレン性不飽和基を有す
る水酸基含有化合物であって、且つそのホモポリマーの
Tgが−15℃以下である単量体が挙げられる。その具
体例として、2−ヒドロキシエチルアクリレート、4−
ヒドロキシブチルアクリレート、6−ヒドロキシヘキシ
ル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリ
レートや2−ヒドロキシエチルメタクリレートへのε−
カプロラクトンまたはγ−ブチルラクトンの開環付加物
(例えば、ダイセル化学工業(株)製プラクセルF単量
体、UCC社製トーンM単量体)等のヒドロキシアルキ
ル(メタ)アクリレート類がある。これらビニル系モノ
マー(IV)は、ホモポリマーのTgの下限値が−100
℃であることが好ましい。これは、−100℃を下回る
と塗膜の硬度が低下するからである。より好ましい下限
値は−80℃である。これら本発明に用いられるビニル
系モノマー(IV)は、必要に応じて単独であるいは二種
以上を併用して使用することができる。
(B)は、重量平均分子量が3000〜30000の範
囲が好ましい。これは、重量平均分子量が3000未満
の場合、塗膜の可撓性に劣り、30000を超えると樹
脂の粘度が高く塗装作業性が低下するためである。より
好ましくは5000〜20000の範囲であり、さらに
好ましくは7000〜15000の範囲である。
(B)の構成成分(I)〜(III)および(IV)〜(VI)
をそれぞれ共重合するときに用いる重合触媒は、特に限
定されるものではなく、公知のものを用いることができ
る。例えば、過酸化ラウリル、過酸化ベンゾイル等の過
酸化物、2,2’−アソビスイソブチロニトリル等のア
ゾ系化合物が挙げられる。これらの重合開始剤は、単独
あるいは2種以上混合して使用される。
いてもよい。連鎖移動剤としては、n−ドデシルメルカ
プタン、n−オクチルメルカプタン、2−エチルヘキシ
ルチオグリコール酸エステル、チオフェノール、α−メ
チルスチレンダイマー等が挙げられる。
(VI)成分からそれぞれ本発明に用いる共重合体を得る
ための重合方法としては、特に限定されるものではない
が、例えば、(I)〜(III)成分および(IV)〜(VI)
成分を溶解後、重合開始剤、連鎖移動剤等を加え、これ
を所定の温度に昇温させたそれぞれの親水性有機溶剤の
入った反応容器中へ滴下して重合させてもよいし、あら
かじめ反応容器中にそれぞれ(I)〜(III)成分および
(IV)〜(VI)成分を親水性有機溶剤とともに投入し、
重合開始剤、連鎖移動剤等の混合物を滴下して重合させ
てもよい。
としては、特に限定されるものではないが、具体例とし
て、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピ
ルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルア
ルコール、イソブチルアルコール、ターシャリブチルア
ルコール、2−ブチルアルコール、3−メトキシブタノ
ール、3−メチル−3−メトキシブタノール等の一価ア
ルコール類、エチレングリコール、1,2−プロピレン
グリコール、1,3−ブチレングリコール、2,3−ブ
チレングリコール、2−メチル−2,4−ペンタンジオ
ール、2,4−ペンタンジオール、2,5−ヘキサンジ
オール、2,4−ヘプタンジオール、ジエチレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコー
ル、グリセリン等の多価アルコール類、アセトン、メチ
ルエチルケトン、アセチルアセトン等のケトン類、メチ
ルエチルエーテル、ジオキサン等のエーテル類等が挙げ
られる。
して、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレ
ングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコール
モノn−プロピルエーテル、エチレングリコールモノイ
ソプロピルエーテル、エチレングリコールモノn−ブチ
ルエーテル、エチレングリコールモノイソブチルエーテ
ル、エチレングリコールターシャリーブチルエーテル、
プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレン
グリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコール
モノn−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ
イソプロピルエーテル、プロピレングリコールモノn−
ブチルエーテル、プロピレングリコールモノイソブチル
エーテル、プロピレングリコールモノターシャリブチル
エーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチ
レングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコー
ルジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレング
リコールモノn−プロピルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノイソプロピルエーテル、ジエチレングリコール
モノn−ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイ
ソブチルエーテル、ジエチレングリコールモノターシャ
リブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエ
ーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジ
プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレ
ングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコ
ールモノn−プロピルエーテル、ジプロピレングリコー
ルモノイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコール
モノn−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ
イソブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノター
シャリブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチル
エーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジ
プロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレン
グリコールジエチルエーテル、トリエチレングリコール
モノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチ
ルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエー
テル、トリプロピレングリコールモノエチルエーテル、
トリエチレングリコールジメチルエーテル等のグリコー
ルエーテル類、エチレングリコールモノアセテート、エ
チレングリコールジアセテート、エチレングリコールモ
ノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノ
エチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノn
−プロピルエーテルアセテート、エチレングリコールモ
ノイソプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコ
ールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコ
ールモノアセテート、ジエチレングリコールモノメチル
エーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチル
エーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノメチ
ルエーテルアセテート、トリエチレングリコールモノメ
チルエーテルアセテート等のグリコールアセテート類、
乳酸エチル、α−ヒドロキシイソ酪酸メチル、β−メト
キシイソ酪酸メチル等が挙げられる。これら親水性有機
溶剤は一種または二種以上で使用される。
有機溶剤は重合工程終了後、必要に応じて減圧留去等を
行い共重合体中の有機溶剤量を調整することもできる。
化合物で中和し、水で希釈することによって水性塗料用
樹脂とする。用い得る塩基性化合物としては、例えば、
トリエチルアミン、トリメチルアミン、ブチルアミン等
のアルキルアミン類、2−ジメチルアミノエタノール、
トリエタノールアミン、ジエチルエタノールアミン、ジ
メチルエタノールアミン、アミノメチルプロパノール等
のアルコールアミン類、モルホリン等を挙げることがで
きる。これら塩基性化合物の使用量は共重合体の酸価の
50〜150%の範囲とするのがよい。
(A)とアクリル樹脂(B)の配合量は、それぞれアク
リル樹脂(A)50〜90重量部およびアクリル樹脂
(B)10〜50重量部で合計が100重量部になるよ
うにする。これは、アクリル樹脂(A)が50重量部未
満であると塗膜の硬度が不足し、一方、90重量部を超
えると塗膜の可撓性に劣り、例えば缶体のネック加工に
おいてひび割れが生じやすくなるからである。好ましい
範囲は、アクリル樹脂(A)60〜80重量部およびア
クリル樹脂(B)20〜40重量部である。
脂(C)としては、アミノ樹脂の重合度が3以下であ
り、かつ少なくとも官能基として末端に炭素数4未満の
アルキル基を含むアルコキシメチル基を1ケ以上有する
アルキルエーテル化ベンゾグアナミン樹脂及びアルキル
エーテル化メラミン樹脂が挙げられる。これらは既に公
知の方法で作製できるが、市販品も挙げることができ
る。
(三井サイテック(株)製、重合度1.50、メチル、
エチル混合エーテル化ベンゾグアナミン)、サイメル#
235(三井サイテック(株)製、重合度1.40、メ
チル、ブチル混合エーテル化メラミン)、サイメル#3
25(三井サイテック(株)製、重合度2.30、メチ
ルエーテル化メラミン)、マイコート#105(三井サ
イテック(株)製、重合度1.32、メチルエーテル化
ベンゾグアナミン)等が挙げられる。
(C)は、重合度が3以下であり、かつ少なくとも官能
基として末端に炭素数4未満のアルキル基を含んだアル
コキシメチル基を一ケ以上有することが望ましい。これ
は、アミノ樹脂の重合度が3を超えると、また、アルコ
キシメチル基中の全てのアルキル基の炭素数が4以上で
あると本発明により調製した水性塗料中で分離しやすい
ためである。
ノ樹脂(C)は、既述したカルボキシル基含有アクリル
樹脂(A)およびカルボキシル基含有アクリル樹脂
(B)からなる組成物の合計100重量部に対し、20
〜100重量部の範囲が好ましい。これは20重量部未
満では塗膜の硬度に劣り、また、100重量部を超える
と塗膜の可撓性に劣り、耐加工性が低下するためであ
る。より好ましくは30〜80重量部である。
及びアクリル樹脂(C)の3成分の総和は、塗料中の固
形分で30重量%以上であることが好ましい。これは、
30重量%未満であると、得られる塗膜の膜厚が薄くな
り耐水性が低下するためである。塗膜の性能(膜厚や耐
水性など)の点から、塗布性等の他の性能を妨げない限
りこれら3成分の総和は多いほどよい。より好ましくは
40重量%以上であり、さらに好ましくは40〜80重
量%である。
ポリエステル、水性エポキシ樹脂、水性ポリウレタン樹
脂、水性アクリル樹脂等を本発明から生成される塗膜の
性能を損なわない程度まで、可撓性付与剤およびまたは
反応性希釈剤として併用するここもできる。
の架橋密度の向上を図るために、酸触媒等の硬化触媒、
例えば、p−トルエンスルホン酸、ドデシルベンゼンス
ルホン酸、ジノニルナフタレンスルホン酸、あるいは、
これらスルホン酸類のアミノブロック化物等を併用する
のがよい。また、さらに、従来公知のレベリング剤、消
泡剤、潤滑剤、顔料等も併用することができる。
スプレーコート、刷毛塗り等の従来公知の塗装法が使用
できる。
明する。なお、実施例中で用いた「部」は「重量部」を
示す。
度計、窒素導入管および冷却管を備えた四つ口フラスコ
に、エチレングリコールモノn−ブチルエーテル66.
7部を仕込み130℃に昇温し、メタクリル酸2−ヒド
ロキシエチル10.0部、メタクリル酸12.0部、ス
チレン15.0部、ファンクリルFA−513M(日立
化成工業(株)製トリシクロデカニルメタアクリレー
ト)28.7部、アクリル酸エチル10.0部、アクリ
ル酸ブチル16.3部、メタクリル酸ラウリル8.0
部、t−ブチルパーオクトエート5部の混合物を6時間
かけて滴下した。滴下終了1時間後に、2,2’−アゾ
ビスイソブチロニトリル0.3部を加え、さらに2時間
保持した後反応を終了させ、共重合体(P−1)を得
た。得られた溶液の粘度はZ(ガードナーホルト泡粘度
計にて25℃で測定)、固形分は60.1重量%であ
り、共重合体(P−1)の固形分の酸価は78mgKO
H/gであった。
成]表1に示した(I)成分、(II)成分および(III)
成分を用い、共重合体(P−1)の場合と同様にして共
重合体(P−2)〜(P−20)を調製した。その特性
の評価結果を表1及び表2に示す。
(株)製、ラクトン変性ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート(水酸基価230mgKOH/g) *2:プラクセルFM−3;ダイセル化学(株)製、ラ
クトン変性ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート(水
酸基価119mgKOH/g) *3:プラクセルFA−3;ダイセル化学(株)製、ラ
クトン変性ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート(水
酸基価122mgKOH/g) *4:アクリエステルSA;三菱レイヨン(株)製、β
−メタクリロキシエチルアシッドサクシネート *5:アクリエステルIBX;三菱レイヨン(株)製、
イソボルニルメタクリレート *6:ファンクリルFA−513M;日立化成(株)
製、トリシクロデカニルメタクリレート *7:LA;大阪有機化学工業(株)製、ラウリルアク
リレート
よび共重合体(P−2)30部に、水溶性アミノ樹脂
(メチルエーテル化ベンゾグアナミン樹脂:三井サイテ
ック(株)製、マイコート#106、固形分75重量
%)53.3部、2−ジメチルアミノエタノール(以下
「DMAE」という。)7.1部、エチレングリコール
モノn−ブチルエーテル2.6部、脱イオン水47部を
加えよく撹拌した後、シンナー(組成:脱イオン水/エ
チレングリコールモノn−ブチルエーテル=70/30
(重量比))40部を加えて、塗料の固形分が40%と
なるように塗料を調製した。塗料の外観は透明であっ
た。
にドライ塗膜で8〜10ミクロンとなるようにバーコー
ダーで塗布し、乾燥オーブン中で200℃で10分間焼
き付けた。塗料の組成、および得られた塗膜の評価結果
を表3に示す。
実施例1と同様な方法によって、表3〜5に示した組成
の塗料を調製し、塗膜を得た。得られた塗膜の評価結果
を表3〜5に示す。
(株)製、ビスフェノールAEO付加型ポリオール(水
酸基価170mgKOH/g) *ロ:BPX−55;旭電化工業(株)製、ビスフェノ
ールAPO付加型ポリオール(水酸基価143mgKO
H/g) *ハ:マイコート♯106;メチルエーテル化ベンゾグ
アナミン樹脂(三井サイテック(株)製、重合度1.6
5、官能基としてメチルエーテル基含有、固形分75重
量%) *ニ:サイメル♯1141;高メチル/イソブチル混合
エーテル化メラミン樹脂(三井サイテック(株)製、重
合度3.10、官能基としてメチルエーテル基、イソブ
チルエーテル基含有、固形分85重量%) *ホ:マイコート♯506;ブチルエーテル化ベンゾグ
アナミン樹脂(三井サイテック(株)製、重合度2.2
0、官能基としてブチルエーテル基含有、固形分100
重量%) 表3〜5中の塗料および塗膜の評価は次の基準で行っ
た。
た。 ○:透明性良好、△:やや白濁、×:白濁分離。
規格に合わせて測定した。
テープ剥離後の塗板の状態を観察した。 ◎:優秀、○:良好、△:多少塗膜の剥離が見られる、
×:全面に剥離。
し、撃芯棒1/2インチ、荷重300Kg、高さ30c
mの条件で評価し、評価後の塗膜の状態を観察した。 ◎:優秀、、○:良好、△:多少ヒビが入る、×:全面
にヒビが入る。
験器を使用し、130℃の熱水中に塗板を30分間浸漬
した後、塗膜の白化状態を目視判定した。 ◎:優秀、○:良好、△:多少白化がみられる、×:全
面に白化がみられる。
一ケ月間放置し、外観を目視にて判定した。 ○:良好、△:多少白濁がみられる、×:分離がみられ
る。
発明の水性塗料組成物を含有する水性塗料は、金属との
密着性が良好であり、塗膜硬度と耐衝撃性のバランスが
保たれており、優れた耐水性のある塗膜を形成できると
ともに、貯蔵安定性に優れており、工業上非常に有益な
ものである。
Claims (8)
- 【請求項1】 ガラス転移点Tgが−10℃〜80℃の
範囲にある水酸基およびカルボキシル基含有アクリル樹
脂(A)50〜90重量部、Tgが−50℃〜20℃の
範囲にある水酸基およびカルボキシル基含有アクリル樹
脂(B)10〜50重量部からなり(但し、樹脂(A)
と樹脂(B)の合計量は100重量部)、かつ、(アク
リル樹脂(A)のTg)>(アクリル樹脂(B)のT
g)である樹脂混合物100重量部に対し、水性アミノ
樹脂(C)20〜100重量部、塩基性化合物、及び水
性媒体を含んでなる金属被覆用水性塗料組成物。 - 【請求項2】 アクリル樹脂(A)のTgとアクリル樹
脂(B)のTgの差の絶対値が5℃以上であることを特
徴とする請求項1記載の金属被覆用水性塗料組成物。 - 【請求項3】 アクリル樹脂(A)として、水酸基価お
よび酸価がそれぞれ20〜250mgKOH/g、20
〜150mgKOH/gであるアクリル樹脂を用いるこ
とを特徴とする請求項1又は2記載の金属被覆用水性塗
料組成物。 - 【請求項4】 アクリル樹脂(B)として、水酸基価お
よび酸価がそれぞれ5〜100mgKOH/g、20〜
150mgKOH/gであるアクリル樹脂を用いること
を特徴とする請求項1又は2記載の金属被覆用水性塗料
組成物。 - 【請求項5】 水性アミノ樹脂(C)として、該水性ア
ミノ樹脂の重合度が3以下であり、かつ少なくとも官能
基として末端に炭素数4未満のアルキル基を含むアルコ
キシメチル基を1ケ以上有するアルキルエーテル化ベン
ゾグアナミン樹脂および/又はアルキルエーテル化メラ
ミン樹脂を用いていることを特徴とする請求項1記載の
金属被覆用水性塗料組成物。 - 【請求項6】 アクリル樹脂(A)として、水酸基を有
するビニル系モノマー(I)3〜30重量%、カルボキ
シル基を有するビニル系モノマー(II)3〜20重量
%、及びその他共重合可能なビニル系モノマー(III)5
0〜94重量%をラジカル重合開始剤により重合反応さ
せて得られる共重合体を用いることを特徴とする請求項
1、2又は3記載の金属被覆用水性塗料組成物。 - 【請求項7】 アクリル樹脂(B)として、ホモポリマ
ーのTgが−15℃以下の水酸基を有するビニル系モノ
マー(IV)5〜50重量%、カルボキシル基を有するビ
ニル系モノマー(V)3〜20重量%、及びその他共重
合可能なビニル系モノマー(VI)30〜92重量%をラ
ジカル重合開始剤により重合反応させて得られる共重合
体を用いることを特徴とする請求項1、2又は4記載の
金属被覆用水性塗料組成物。 - 【請求項8】 前記カルボキシル基を有するビニル系モ
ノマーが、下記の一般式(1)又は(3)で示される化
合物である請求項6又は7記載の金属被覆用水性塗料組
成物。 【化1】 (式中、R1は水素またはメチル基またはカルボキシル
メチル基を表し、R2は水素原子または一般式(2)に
示す酸素原子含有炭化水素置換基を表す。) 【化2】 (式中、R3は水素または炭素数1〜10の炭化水素置
換基を表す。) 【化3】 (式中、R4は水素またはメチル基を表し、R5は一般式
(4)、(5)又は(6)に示す炭化水素置換基または
酸素原子含有炭化水素置換基を表す。) 【化4】 (式中、R6は炭素数1〜3の直鎖状または分岐状のア
ルキレン基を表す。) 【化5】 (式中、R7は炭素数1〜10の直鎖状または分岐状の
アルキレン基を表し、R8は炭素数2〜10の直鎖状も
しくは分岐状のアルキレン基またはアルケニレン基ある
いはカルボキシル基やハロゲン原子で置換されてもよい
アリーレン基もしくはシクロアルキレン基を表す。) 【化6】 (式中、mは4〜6の整数、nは1〜6の整数を表し、
R9は炭素数1〜10の直鎖状または分岐状のアルキレ
ン基を表し、R10は炭素数2〜10の直鎖状もしくは分
岐状のアルキレン基またはアルケニレン基あるいはカル
ボキシル基やハロゲン原子で置換されてもよいアリーレ
ン基もしくはシクロアルキレン基を表す。)
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JP18636098A JP3359569B2 (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | 金属被覆用水性塗料組成物 |
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