JP2000016445A - キャップ付き容器 - Google Patents

キャップ付き容器

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JP2000016445A
JP2000016445A JP10183119A JP18311998A JP2000016445A JP 2000016445 A JP2000016445 A JP 2000016445A JP 10183119 A JP10183119 A JP 10183119A JP 18311998 A JP18311998 A JP 18311998A JP 2000016445 A JP2000016445 A JP 2000016445A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器本体2に対するキャップ3の位置決め機
構を備えたキャップ付き容器1において、キャップ3が
位置決めされた状態から使用者がキャップ3を強制的に
締め込み方向に回転操作したときでも確実にキャップ3
の位置決めを行えるようにすることを目的とするととも
に、構成の簡素化、製造の容易化を図る。 【構成】 容器本体2の口部4に被せられるとともに一
方向に相対回転することにより口部4に螺着されるキャ
ップ3を備えたキャップ付き容器において、容器本体2
に、キャップ3が容器本体2に対し所定の位置を超えて
相対回転されることを規制するようにキャップ3の側壁
12の内周に設けた突部17が当接する当接面18を形
成し、当接面18を、容器本体2の口部4の軸心を通る
放射面Eを基準として径内側が径外側よりもキャップ3
の締め付け回転方向へ変移する傾斜面となす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、点眼ボトル等に用
いられるキャップ付き容器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、商品の多様化に伴い、容器の内容
物のみならず容器自体も多様になりつつあり、容器の外
観デザインを工夫することにより他社商品との差別化を
図ることが行われており、容器の機能よりも優先して外
観デザインが決定されることが一般的となっている。
【0003】したがって、容器本体と、該容器本体の口
部に被せられるキャップとを備え、該キャップが容器本
体に対して一方向に相対回転することにより容器本体に
着脱自在に固定される(例えばねじ込み固定される)も
のであるキャップ付き容器においては、キャップ及び容
器本体ともに形状に趣向を凝らして、キャップを適正な
角度で容器本体に取付けることで一体的なデザインとな
るようにしたものも多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにデザイン
が工夫されたキャップ付き容器では、キャップが適正な
姿勢で容器本体に取付けることができるように、キャッ
プの位置決め機構を設けるのが好ましい。このような位
置決め機構は、容器本体及びキャップに、キャップが容
器本体に対し所定の位置を超えて相対回転することを規
制するように当接する当接部をそれぞれ設けることで構
成できる。
【0005】しかし、キャップと容器本体のそれぞれの
当接部が当接するまでキャップを相対回転した状態か
ら、さらにキャップを強制的に回転させた場合、キャッ
プが外周方向に膨らみ、キャップの当接部が容器本体の
当接部を乗り越えて、位置決めが無意味になることがあ
る。
【0006】そこで、本発明は、容器本体に対するキャ
ップの位置決め機構を備えたキャップ付き容器におい
て、キャップが位置決めされた状態から使用者がキャッ
プを強制的に締め込み方向に回転操作したときでも確実
にキャップの位置決めを行えるようにすることを目的と
するとともに、構成の簡素化、製造の容易化を図る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、次の技術的手段を講じた。
【0008】即ち、本発明は、容器本体と、該容器本体
の口部に被せられるキャップとを備え、該キャップは容
器本体に対して一方向に相対回転することにより容器本
体に着脱自在に固定されるものであるキャップ付き容器
において、前記容器本体及びキャップに、キャップが容
器本体に対し所定の位置を超えて相対回転することを規
制するように当接する当接部をそれぞれ設け、これら当
接部を、キャップの当接部が容器本体の当接部に当接し
た状態から強制的にキャップが締め付け方向へ相対回転
されるときキャップの当接部が径内方向へ滑り込む角度
で当接するよう構成することを特徴としている。
【0009】かかる本発明のキャップ付き容器では、キ
ャップを容器本体の口部に被せて、固定するためにキャ
ップを所定の固定位置まで相対回転させていくと、キャ
ップの当接部と容器本体の当接部とが互いに当接して、
それ以上キャップが相対回転されることが規制される。
したがって、キャップが容器本体に対して適正な姿勢で
固定され、使用者がキャップを脱着した場合でも、キャ
ップと容器本体との組合せに係る形態のデザイン性が確
保される。
【0010】さらに、使用者がキャップを強く締め込ん
だときでも、キャップの当接部が容器本体の当接部に当
接しながら径内方向に滑り込み、キャップ側壁が外周側
に膨らまないため、キャップと容器本体の各当接部同士
を確実に当接させて、確実な位置決めを行い得る。
【0011】上記容器本体の当接部を、容器本体の口部
の平面視に於ける中心線からずれた位置に設けておけ
ば、かかる容器本体を、割型により形成されるキャビテ
ィ内で樹脂成形する場合、容器本体の当接部を割型の離
型方向に沿う形状に設計しておくだけで、該当接部の径
内側が径外側よりもキャップ締め付け回転方向へ変移す
る傾斜面が構成され、而して、容器本体に当接部に当接
するキャップの当接部が強制的に締め付けられるとき径
内側へ滑り込むようになる。
【0012】また、本発明は、容器本体と、該容器本体
の口部に被せられるとともに容器本体に対して一方向に
相対回転することにより前記口部に螺着されるキャップ
とを備えたキャップ付き容器において、容器本体に、キ
ャップが容器本体に対し所定の位置を超えて相対回転さ
れることを規制するようにキャップの側壁の内周に設け
た突部が当接する当接面が形成されており、該当接面
は、容器本体の口部の軸心を通る放射面を基準として径
内側が径外側よりもキャップの締め付け回転方向へ変移
する傾斜面とされていることを特徴としている。
【0013】かかるキャップ付き容器では、キャップを
容器本体の口部に被せて、固定するためにキャップを所
定の固定位置まで相対回転させてねじ込んでいくと、キ
ャップの突部が容器本体の当接面に当接して、それ以上
キャップが締め込み方向に相対回転されることが規制さ
れる。したがって、キャップが容器本体に対して適正な
角度でねじ固定され、使用者がキャップを脱着した場合
でも、キャップと容器本体との組合せに係る形態のデザ
イン性が確保される。
【0014】さらに、使用者がキャップを強制的に締め
込もうとしても、容器本体の当接面が、容器本体の口部
の軸心を通る放射面を基準として径内側が径外側よりも
キャップの締め付け回転方向へ変移する傾斜面とされて
いるので、その傾斜面に沿ってキャップの突部が径内側
へ引き込まれるようになり、キャップの突部が容器本体
の当接面に一層深く係合して、確実にキャップの位置決
めが行われる。
【0015】上記の容器本体は、割型により形成される
キャビティ内で成形される樹脂成型品とすることができ
る。この場合、容器本体の当接面を、割型の離型方向に
平行な口部の中心線よりもキャップの締め付け回転方向
へ変位して設けておけば、上記のように当接面を傾斜面
としても、該当接面を離型方向に沿う方向とすることが
でき、型の構造の簡素化が図られる。さらに好ましく
は、当接面を、割型の離型方向に平行な面に形成するの
がよい。
【0016】また、容器本体に、当接面に当接されたキ
ャップの突部の背面側に当接するとともにキャップ側壁
の径外側への若干の変形によりキャップの突部が乗り越
え可能なロック用突部を設けておけば、キャップがねじ
固定された状態から緩み方向に不慮に回転してしまうこ
とをロック用突部により防止し得るとともに、ねじ固定
される状態までキャップを回転していったとき、キャッ
プ側壁の弾性復帰によりロックされた感触が使用者に伝
えられる。そして、この突部を、割型の離型方向に平行
な口部中心線の近傍に位置させておくと、該ロック用突
部と当接面との位置関係が、キャップ突部をロックする
ために最適なものとなる。なお、「近傍」とは、当接面
よりも中心線寄りの位置であればよく、口部外周のねじ
径が大きくなるにしたがって上記突部の位置が口部中心
線から多少離れたものも含む概念である。
【0017】さらに、キャップの側壁をほぼ楕円筒状と
し、キャップの突部を、短軸近傍であって短軸よりもキ
ャップの締め付け回転方向へ変位した位置に設けておけ
ば、キャップ突部が容器本体の当接面に当接するとき
に、キャップの短軸と、容器本体の中心線とがほぼ重合
するようになって、断面ほぼ楕円形状のキャップが適正
な角度で容器本体にねじ固定される。さらに、かかるキ
ャップ側壁の短軸近傍においては、楕円中心からの放射
方向に変形するのではなく、短軸方向に比較的大きく変
形するが、この変形方向と、キャップ突部が容器本体の
当接面を乗り越えるために必要なキャップ突部の径外方
向の変移方向(即ち、口部中心からの放射方向)とが異
なるため、キャップ突部が当接面を乗り越えるためには
非常に大きな力が必要となり、これにより当接面による
位置決めが無意味になることを防止し得る。そして、上
記したように、当接面の角度を傾斜させたことと相まっ
て、より確実な位置決めが行われる。
【0018】なお、当接面の角度を傾斜させなくとも
(即ち、口部中心軸を通る放射面状であっても)、容器
本体と、該容器本体の口部に被せられるとともに容器本
体に対して一方向に相対回転することにより前記口部に
螺着されるキャップとを備えたキャップ付き容器におい
て、容器本体に、キャップが容器本体に対し所定の位置
を超えて相対回転されることを規制するようにキャップ
の側壁の内周に設けた突部が当接する当接面を形成し、
キャップの側壁を断面ほぼ楕円筒状とし、キャップの突
部を、短軸近傍であって短軸よりもキャップの締め付け
回転方向へ変位した位置に設けておくことにより、位置
決めの確実性が向上されることとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0020】図1〜図10に示す本発明の一実施形態に
係るキャップ付き容器1は、5mlオーバル点眼ボトル
であって、合成樹脂製の容器本体2と、該容器本体2に
対して一方向に相対回転することにより容器本体2に着
脱自在に固定される合成樹脂製のキャップ3と、キャッ
プ3が容器本体2に対し所定の位置を超えて相対回転さ
れることを規制する位置決め機構とを備えている。な
お、キャップ3の固定構造として、本実施形態では、螺
着構造を採用している。
【0021】容器本体2は、平面視ほぼ楕円状の中空容
器であって、上部に円筒状の口部4が設けられている。
この口部4の外周には、図5に示すように、ほぼ半周に
わたる2本のねじ山5が対向状に形成されているととも
に、このねじ山5よりも下方側に全周にわたるリブ6が
形成されている。
【0022】容器本体2の口部4の上端開口部には、図
3及び図4に示すように、中栓7が取付けられる。この
中栓7は、口部4に内嵌される嵌合筒部8と、口部4の
上端部に当接するフランジ部9と、フランジ部9から上
方に突出するほぼ筒状の滴下部10とを備えているとと
もに、中央部には、容器本体2内の薬液を滴下部10へ
導出するための小孔11が形成されている。
【0023】キャップ3は、ほぼ楕円筒状の側壁12
と、側壁12の上端に設けられた頂壁13と、側壁12
の内周側に位置するとともに頂壁13から下方に延設さ
れた四半円弧状の2つの立壁14とを備えている。この
立壁14は、図8に示すように、容器本体2の口部4を
挟むように対向状に設けられている。各立壁14の内周
には、口部4外周のねじ山5に係合するねじ山15がそ
れぞれ一条ずつ形成されており、キャップ3を90°〜
150°程度回転することにより螺着されるように構成
されている。
【0024】このように、口部4にねじ山5,5を18
0゜の位相で形成するとともに、キャップ3に180゜
の位相でねじ山15,15を形成することにより、キャ
ップ3の着脱を繰り返しても、キャップ3が中途半端な
角度で容器本体2に螺着されることがなく、キャップ3
と容器本体2とからなる一体的なデザイン性が確保され
る。
【0025】なお、容器本体2は、左右の割型により形
成されるキャビティ内で射出成形又はブロー成形される
樹脂成形品とされており、各割型のキャビティ形状は、
図1に示すように、平面視楕円状の容器本体2を長軸で
切断した形状とされており、これら割型は容器本体2の
短軸方向へ型開き(離型)するよう構成されている。
【0026】上記位置決め機構は、容器本体2及びキャ
ップ3に、キャップ3が容器本体2に対し所定の位置を
超えて相対回転することを規制するように当接する当接
部16,17をそれぞれ設けることにより構成される。
【0027】図示実施例における構造を説明すると、キ
ャップ3の当接部17は、キャップ側壁12の内周に径
内方向に突出して形成されている。一方、容器本体2の
当接部16は、口部4の基端部外周の2箇所に設けられ
ており、この2つの当接部16は、口部4の直径方向に
対向して配置されている。各当接部16は、径外側に突
出して形成されている。
【0028】また、各当接部16には、キャップ3が容
器本体2に対し所定の位置を超えて相対回転されること
を規制するようにキャップ3の側壁12の内周に設けた
当接突部17が当接する当接面18が形成されている。
この当接面18は、容器本体2の口部4の軸心を通る放
射面Eを基準として径内側が径外側よりもキャップ3の
締め付け回転方向へ変移する傾斜面とされている。した
がって、キャップ3の当接部17が容器本体2の当接部
16に当接した状態から強制的にキャップ3が締め付け
方向へ相対回転されるときキャップ3の当接部17が径
内方向へ滑り込む角度で、両当接部16,17が当接す
るようになる。
【0029】上記放射面Eを基準とする当接面18の傾
斜角度は、10°〜60°が好ましく、さらに好ましく
は15°〜45°がよい。
【0030】さらに、割型により樹脂成形する際におけ
る離型の容易化を図るために、容器本体2の当接部16
並びに当接面18を、容器本体2の平面視に於ける中心
線Cからずれた位置に設けるとともに、それに対応し
て、キャップ3の当接部17も中心線Cからずれた位置
に設けている。ここで、本実施形態では、上記割型によ
り成形される容器本体2が平面視楕円形状であり、その
中央部に口部4が設けられているので、「容器本体2の
平面視における中心線C」は、口部の中心線のうち割型
の離型方向に平行なものと重合する。
【0031】また、上記中心線Cに対する当接部16
(当接面18)の変位方向は、当接面18が割型の離型
方向に沿うように、キャップ3の締め付け回転方向とな
されている。また、中心線Cに対する当接面18の変位
角度Rは、好ましくは15°〜40°、さらに好ましく
は20°〜30°がよい。
【0032】さらに、容器本体2には、当接面18に当
接されたキャップ3の突部17の背面側に当接するとと
もにキャップ側壁12の径外側への若干の変形によりキ
ャップ3の突部17が乗り越え可能なロック用突部19
が設けられている。このロック用突部19の側面は、キ
ャップ3の突部17が乗り越えられるようにテーパー状
に形成されている。
【0033】なお、上記位置決め用突部16は、その径
外方向への突出量がロック用突部19よりも大きくなさ
れており、これによっても位置決め用突部16をキャッ
プ突部17が乗り越えないようにしている。また、上記
ロック用突部19は、上記中心線Cの近傍に位置されて
いる。
【0034】本実施形態に係るキャップ付き容器によれ
ば、キャップ3の着脱を繰り返しても、位置決め機構に
よってキャップ3が適正な姿勢、即ち、本実施形態では
容器本体2の長軸方向とキャップ3の長軸方向とが重合
するようにキャップを容器本体2に固定することがで
き、ともに平面視楕円形状であるキャップ3と容器本体
2とからなる全体のデザイン性を確保することができ
る。
【0035】さらに、キャップ3が位置決め固定された
状態で、使用者が強制的にキャップ3を締め付け方向へ
回転しようとしたとき、図1に示すように、回転軌跡の
接線方向に向くキャップ突部17に作用する外力Fは、
当接面18に垂直な成分Fvと、当接面18に沿う成分
Fhとに分解できる。この水平成分Fhは、当接面18
の傾斜に起因して径内方向に向かう力となり、而して、
図1に二点鎖線で示すようにキャップ突部17が径内方
向に滑り込むようになる。かかる作用により、キャップ
突部17が容器本体2の当接部16を乗り越えることが
確実に防止される。
【0036】なお、本発明に対する比較例を図2に示
す。この比較例では、当接面18’が、口部4’の軸心
を通る放射面Eに沿って形成されているため、位置決め
機構に抗して強制的にキャップ3’を締め付け方向に回
転させるとき、キャップ突部17’に上記のような径内
方向に向く力が作用せず、二点鎖線で示すようにキャッ
プ側壁12’が径外方向に変形して、キャップ突部1
7’が容器本体の突部16’を乗りこえ、位置決めが無
意味になることがある。
【0037】本発明は上記実施形態に限定されるもので
はなく適宜設計変更できる。例えば、キャップを容器本
体に対して固定する構造としては、ネジ嵌合構造のほ
か、キャップと容器本体の一方に凸部を設けるとともに
他方には相対回転により凸部が嵌まり込む溝部を形成し
た構造を採用し得る。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、キャップが容器本体に
対して適正な姿勢で固定され、使用者がキャップを脱着
した場合でも、キャップと容器本体との組合せに係る形
態のデザイン性を確保することができるとともに、使用
者がキャップを強く締め込んだときでも、キャップの当
接部が容器本体の当接部に当接しながら径内方向に滑り
込み、キャップ側壁が外周側に膨らまないため、キャッ
プと容器本体の各当接部同士を確実に当接させて、確実
に位置決めを行うことができる。
【0039】さらに、容器本体の当接部を、容器本体の
口部の平面視に於ける中心線からずれた位置に設けるこ
とにより、かかる容器本体を、割型により形成されるキ
ャビティ内で樹脂成形することができ、製造の容易化、
コスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るキャップ付き容器の
作用説明図である。
【図2】比較例に係るキャップ付き容器の作用説明図で
ある。
【図3】本発明の一実施形態に係るキャップ付き容器の
縦断面側面図である。
【図4】同キャップ付き容器の縦断面正面図である。
【図5】同キャップ付き容器の容器本体を示し、(a)
は正面図、(b)は側面図、(c)は底面図である。
【図6】同キャップ付き容器の容器本体の平面図であ
る。
【図7】図5(a)のA−A線矢示図である。
【図8】同キャップ付き容器のキャップの底面図であ
る。
【図9】同キャップの縦断面側面図である。
【図10】同キャップの縦断面正面図である。
【符号の説明】
1 キャップ付き容器 2 容器本体 3 キャップ 4 容器本体の口部 12 キャップの側壁 16 容器本体の当接部(位置規制用突部) 17 キャップの当接部(突部) 18 容器本体の当接面 19 ロック用突部 C 割型の離型方向に平行な口部の中心線(容器本体の
平面視における中心線) E 口部の軸心を通る放射面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体(2)と、該容器本体(2)の
    口部(4)に被せられるキャップ(3)とを備え、該キ
    ャップ(3)は容器本体(2)に対して一方向に相対回
    転することにより容器本体(2)に着脱自在に固定され
    るものであるキャップ付き容器において、 前記容器本体(2)及びキャップ(3)に、キャップ
    (3)が容器本体(2)に対し所定の位置を超えて相対
    回転することを規制するように当接する当接部(16,
    17)がそれぞれ設けられており、これら当接部(1
    6,17)は、キャップ(3)の当接部(17)が容器
    本体(2)の当接部(16)に当接した状態から強制的
    にキャップ(3)が締め付け方向へ相対回転されるとき
    キャップ(3)の当接部(17)が径内方向へ滑り込む
    角度で当接するよう構成されていることを特徴とするキ
    ャップ付き容器。
  2. 【請求項2】 容器本体(2)の当接部(16)が、容
    器本体(2)の平面視に於ける中心線(C)からずれた
    位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載
    のキャップ付き容器。
  3. 【請求項3】 容器本体(2)と、該容器本体(2)の
    口部(4)に被せられるとともに容器本体(2)に対し
    て一方向に相対回転することにより前記口部(4)に螺
    着されるキャップ(3)とを備えたキャップ付き容器に
    おいて、 容器本体(2)に、キャップ(3)が容器本体(2)に
    対し所定の位置を超えて相対回転されることを規制する
    ようにキャップ(3)の側壁(12)の内周に設けた突
    部(17)が当接する当接面(18)が形成されてお
    り、該当接面(18)は、容器本体(2)の口部(4)
    の軸心を通る放射面(E)を基準として径内側が径外側
    よりもキャップ(3)の締め付け回転方向へ変移する傾
    斜面とされていることを特徴とするキャップ付き容器。
  4. 【請求項4】 容器本体(2)は、割型により形成され
    るキャビティ内で成形される樹脂成型品であり、容器本
    体(2)の当接面(18)は、口部(4)の中心線
    (C)のうち割型の離型方向に平行なものよりもキャッ
    プ(3)の締め付け回転方向へ変位して設けられている
    ことを特徴とする請求項3に記載のキャップ付き容器。
  5. 【請求項5】 容器本体(2)に、当接面(18)に当
    接されたキャップ(3)の突部(17)の背面側に当接
    するとともにキャップ側壁(12)の径外側への若干の
    変形によりキャップ(3)の突部(17)が乗り越え可
    能なロック用突部(19)が設けられており、該突部
    (19)は、割型の離型方向に平行な口部(4)の中心
    線(C)の近傍に位置されていることを特徴とする請求
    項4に記載のキャップ付き容器。
  6. 【請求項6】 キャップ(3)の側壁(12)がほぼ楕
    円筒状とされ、キャップ(3)の突部(17)が、短軸
    近傍であって短軸よりもキャップ(3)の締め付け回転
    方向へ変位した位置に設けられていることを特徴とする
    請求項3乃至5のいずれか1項に記載のキャップ付き容
    器。
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