JP2000015733A - タック紙 - Google Patents

タック紙

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Publication number
JP2000015733A
JP2000015733A JP10190504A JP19050498A JP2000015733A JP 2000015733 A JP2000015733 A JP 2000015733A JP 10190504 A JP10190504 A JP 10190504A JP 19050498 A JP19050498 A JP 19050498A JP 2000015733 A JP2000015733 A JP 2000015733A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
separator
layer
punching
tack paper
intermediate layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP10190504A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsushi Okubo
勝史 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAC CO Ltd
Tak Co Ltd
Original Assignee
TAC CO Ltd
Tak Co Ltd
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Publication date
Application filed by TAC CO Ltd, Tak Co Ltd filed Critical TAC CO Ltd
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Publication of JP2000015733A publication Critical patent/JP2000015733A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで再生することができるセパレータ
を備えたタック紙を提供することである。 【解決手段】 表面基材を支持するセパレータ3を融点
の低いオレフィン系樹脂で形成して、低コストで再生で
きるようにする。また、セパレータ3を3層以上の積層
構造とし、その中間層3cの硬さを表裏のスキン層3
a、3bの硬さより柔らかくして、表面基材の打抜き時
に表側のスキン層3aに傷が生じても、中間層3cによ
って傷の拡がりを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ラベルの形成用
材料等に使用されるタック紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】タック紙は、セパレータ上に粘着剤層を
形成し、その粘着剤層に表面基材を貼り合わせた3層構
造とされている。このタック紙を用いるラベルの形成
は、表面基材上に適宜の印刷を施したのち、打抜き装置
によって表面基材を印刷図柄の周囲に沿って打抜き、表
面基材の抜きかすをセパレータから剥離し、セパレータ
上に打抜き製品(ラベル)を残すようにしている。
【0003】上記のようなラベル形成用のタック紙にお
いて、表面基材は、種々の被着体に貼付けて利用される
ため、その材料は任意に決定される。
【0004】また、粘着剤は、用途や要求に応じて、ゴ
ム系やアクリル樹脂系のものが使用される。
【0005】セパレータについては、ラベルとして使用
されず、印刷や打抜きの加工の際の台紙として機能があ
ればよく、ラベル使用後は廃棄処理されるため、比較的
低コストのもの、例えば、紙とポリエチレンのラミネー
ト紙にシリコーンを塗布したもの、あるいは、紙にシリ
コーンを直接塗布したものが用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ラミネート
紙から成るセパレータにおいては、紙単体でないため、
再生処理することがきわめて困難である。このため、ラ
ベルの使用後、焼却処理するようにしており、きわめて
不経済であると共に、焼却時に有害ガスが発生し、環境
汚染を引きおこす問題がある。
【0007】一方、紙から成るセパレータにおいては、
ラベル使用後、古紙として回収し、再生紙として再利用
できるようになっているものの、実際には分別回収シス
テムが完備されておらず、完全なリサイクル製品となっ
ていない現状にある。
【0008】このため、紙から成るセパレータも前記と
同様に焼却処理され、経済性に問題がある。
【0009】この発明の課題は、引裂き強度が強く、印
刷および打抜き処理時に台紙として優れた機能を有し、
しかも低コストで再生処理することができるセパレータ
を備えたタック紙を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、ラベル素材となる表面基
材、粘着剤層およびセパレータの3層構造から成り、前
記セパレータが共押出しされた少なくとも3層以上のオ
レフィン系樹脂を素材とする積層体から成り、その積層
体の中間層の硬さを表裏のスキン層の硬さより柔らかく
した構成を採用している。
【0011】ここで、オレフィン系樹脂としてポリプロ
ピレンやポリエチレンを挙げることができる。これらの
樹脂は共押出しにより積層体を形成し、無延伸の状態で
製品とする。
【0012】上記オレフィン系樹脂は、熱溶融温度が低
く、溶融時に不純物の発生も少ないため、廃棄されたセ
パレータを集荷して溶融することにより、低コストで再
生処理することができる。
【0013】また、セパレータは表裏のスキン層が硬
く、中間層が柔らかいため、引き裂き強度が高く、ま
た、反りのないセパレータが得られ、表面基材の印刷お
よび打抜き時に台紙として優れた機能を発揮し、表面基
材を精度よく加工処理することができる。
【0014】そして、中間層が柔らかいため、表面基材
の打抜き時に、打抜き刃により表側のスキン層に傷が生
じたとしても、柔軟性を有する中間層によって傷の拡が
りを防止することができる。
【0015】このため、表面基材の打抜きに精度が要求
されず、打抜き作業の容易化を図ることができると共
に、品質の良好なラベル製品を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0017】図1に示すように、タック紙Aは、表面基
材1、粘着剤層2およびセパレータ3の3層構造から成
る。
【0018】表面基材1として、紙や合成樹脂フィル
ム、あるいはラミネート紙が用いられる。粘着剤層2に
はゴム系あるいはアクリル樹脂系のものが用いられる。
【0019】図2はセパレータ3の詳細を示す。このセ
パレータ3は、表裏のスキン層3a、3b間に中間層3
cを設けた3層構造の共押出しされた無延伸の積層体か
ら成り、中間層3cの硬さはスキン層3a、3bの硬さ
より柔らかくされている。スキン層3a、3bおよび中
間層3cは、熱溶融温度が低く、溶融しても不純物の発
生が少ないオレフィン系樹脂が用いられている。
【0020】ここで、オレフィン系樹脂として、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、シリコン樹脂を挙げることが
できる。ポリプロピレンは、その性質上、破断強度が大
きく、融点の異なるものが選択できるため、セパレータ
3の素材として好適である。
【0021】なお、積層体の積層数は3層に限定される
ものではなく、少なくとも3層以上の積層構造とし4層
構造であってもよく、5層構造のものであってもよい。
【0022】上記の構成からタック紙Aを用いてラベル
を形成する場合は、表面基材1に適宜の印刷を施したの
ち、打抜き装置によってその印刷図柄の周囲を打抜き、
表面基材1の打抜きかすをセパレータ3から剥離する。
【0023】ここで、タック紙Aにおけるセパレータ3
は、スキン層3a、3bおよび中間層3cの多層構造で
あるため、反りがなく、また引き裂き強度も高いため、
印刷や打抜きの際の台紙としての機能を十分に発揮す
る。
【0024】このため、表面基材1に対して高精度に印
刷を施すことができると共に、精度の高い打抜きを可能
とすることができる。
【0025】その打抜きにおいて、打抜き刃がセパレー
タ3のスキン層3aに侵入して、そのスキン層3aに傷
がついたとしても、中間層3cはスキン層3aより柔軟
性を有しているため、上記傷の拡がりを中間層3cによ
って防止することができる。
【0026】このため、表面基材1の打抜きに精度が要
求されず、打抜き作業を能率よく行うことができる。
【0027】セパレータ3は、全てのラベルが使用され
ると廃棄される。この場合、セパレータ3はオレフィン
系樹脂を素材とし、そのオレフィン系樹脂は融点が低
く、溶融しても不純物の発生が少ないため、廃棄処理さ
れたセパレータを集荷し、これを溶融することにより、
低コストで再生することができる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、表
面基材を支持するセパレータを融点が低いオレフィン系
樹脂により形成したことによって、低コストでもって再
生することができる。
【0029】また、セパレータを3層以上の積層体と
し、その中間層の硬さを表裏のスキン層の硬さより柔ら
かくしたことによって、引裂き強度の強いセパレータが
得られると共に、表面基材の打抜き時にスキン層に打抜
き刃で傷がつけられても、柔軟性を有する中間層によっ
て傷の拡がりを防止することができる。
【0030】このため、打抜きに精度が要求されず、打
抜き作業を能率よく行なうことができ、品質の優れた良
好なラベル製品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るタック紙の断面図
【図2】同上のセパレータの断面図
【符号の説明】
1 表面基材 2 粘着剤層 3 セパレータ 3a、3b スキン層 3c 中間層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 23:00 B29L 9:00 Fターム(参考) 4F100 AK01A AK03C AK03D AK03E AK04C AK04D AK04E AK07C AK07D AK07E AK25B AK52 AN00B AT00A BA03 BA05 BA07 BA10A BA10C BA10E BA25 CA16 CA16B CA16H DG10A EH20 JK02 JK12C JK12E JK13D JK14 JL00 JL01 JL02 JL05 4F207 AA03 AA04 AA11 AA33 AG03 AH53 KA01 KA17 4J004 AA05 AA10 AB01 CA01 CA02 CA04 CB02 CC02 CC03 DA02 DB02 FA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベル素材となる表面基材、粘着剤層お
    よびセパレータの3層構造から成り、前記セパレータが
    共押出しされた少なくとも3層以上のオレフィン系樹脂
    を素材とする積層体から成り、その積層体の中間層の硬
    さを表裏のスキン層の硬さより柔らかくしたタック紙。
  2. 【請求項2】 前記オレフィン系樹脂がポリプロピレン
    である請求項1に記載のタック紙。
  3. 【請求項3】 前記オリフィン系樹脂がポリエチレンで
    ある請求項1に記載のタック紙。
JP10190504A 1998-07-06 1998-07-06 タック紙 Pending JP2000015733A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019131865A1 (ja) * 2017-12-28 2019-07-04 ニチバン株式会社 セパレーター、及びセパレーター付き粘着テープ又はシート

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