JP2000014371A - 黄耆茶とその製造方法 - Google Patents
黄耆茶とその製造方法Info
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- JP2000014371A JP2000014371A JP10222234A JP22223498A JP2000014371A JP 2000014371 A JP2000014371 A JP 2000014371A JP 10222234 A JP10222234 A JP 10222234A JP 22223498 A JP22223498 A JP 22223498A JP 2000014371 A JP2000014371 A JP 2000014371A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】従来利用されなかった黄耆の葉、茎、花を主成
分とし、それに陣皮、霊芝、クコの実を加えたものに五
加参液(五加参をしぼって得られる液体)を噴射して、
美味な健康茶を提供することを目的とする。 【解決手段】本発明は黄耆の葉、茎、花を50%、茶葉
粉末を20%、陣皮を10%、霊芝を5%、クコの実を
10%配合した原料に、5%の五加参液を噴射したもの
を乾燥して黄耆茶として提供するもので、その製法は黄
耆の葉と茎を、ほぼ3分から5分の間、70°Cを超え
ない温度からほぼ40°Cに変化する温度で加熱して殺
青し、次いで殺青した黄耆の葉と茎の熱を冷ましたうえ
手で回転して揉み(揉捻)、かくして得られた黄耆の葉
と茎に黄耆の花の粉末を加え、明轡水を噴射して薫製
し、次いで乾燥させ、粉砕し、篩にかけ、それに通常の
茶葉粉末、陣皮、霊芝、クコの実を加えたものに五加参
液を噴射し、再度乾燥する工程から成り、完成した黄耆
茶は仕分けした後に梱包する。
分とし、それに陣皮、霊芝、クコの実を加えたものに五
加参液(五加参をしぼって得られる液体)を噴射して、
美味な健康茶を提供することを目的とする。 【解決手段】本発明は黄耆の葉、茎、花を50%、茶葉
粉末を20%、陣皮を10%、霊芝を5%、クコの実を
10%配合した原料に、5%の五加参液を噴射したもの
を乾燥して黄耆茶として提供するもので、その製法は黄
耆の葉と茎を、ほぼ3分から5分の間、70°Cを超え
ない温度からほぼ40°Cに変化する温度で加熱して殺
青し、次いで殺青した黄耆の葉と茎の熱を冷ましたうえ
手で回転して揉み(揉捻)、かくして得られた黄耆の葉
と茎に黄耆の花の粉末を加え、明轡水を噴射して薫製
し、次いで乾燥させ、粉砕し、篩にかけ、それに通常の
茶葉粉末、陣皮、霊芝、クコの実を加えたものに五加参
液を噴射し、再度乾燥する工程から成り、完成した黄耆
茶は仕分けした後に梱包する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は黄耆茶とそれの製造方
法、より詳しくは黄耆葉と茎を主成分とするお茶とそれ
の製造方法に関する。
法、より詳しくは黄耆葉と茎を主成分とするお茶とそれ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】お茶は中国では3,000年以上の歴史
をもつものであるが、世界の各地でも木質植物である茶
樹の葉を原料とするお茶が生産されてきている。中国の
お茶の生産方法は一般に、選葉、殺青(火であぶり青い
葉の油気をゆくこと)、萎縮(なえちじませる)、揉捻
(手でねじりやわらかくする)、発酵、渥悶(ふさいで
しめらせる)、乾燥などの加工工程を採る。(安徽農業
大学編集、農業出版社1982年6月出版、製茶専門
学、第45頁)
をもつものであるが、世界の各地でも木質植物である茶
樹の葉を原料とするお茶が生産されてきている。中国の
お茶の生産方法は一般に、選葉、殺青(火であぶり青い
葉の油気をゆくこと)、萎縮(なえちじませる)、揉捻
(手でねじりやわらかくする)、発酵、渥悶(ふさいで
しめらせる)、乾燥などの加工工程を採る。(安徽農業
大学編集、農業出版社1982年6月出版、製茶専門
学、第45頁)
【0003】お茶の製造工程としては、下記の中国の洞
庭碧螺春(注:お茶の一種)の加工方法が知られてい
る。 1.春分(3月20日)から穀雨(4月20日)までの
期間中に茶の葉を採る。 2.殺青:茶の葉を約180°Cの平鍋に入れて、2〜
3分間ムラなく、手でふるいながら素早く炒める。 3.揉捻:適切な殺青の後、鍋の温度を80°Cに低く
して、手で茶の葉を握って鍋に当てて回転して揉む。こ
の工程中、団子状になっている葉団を揉み回し、3〜4
回回転する毎に葉団をつぶして水分を発散させ、葉団の
塊を防止する。また、水分の蒸発に応じて揉む力を段々
と強めて、葉が手に粘着しないくらいサラサラになるま
で回転する。さらに15〜17分間後に次の揉団工程に
切り替える。 4.揉団:これは碧螺春の形を作る上で重要な工程であ
る。鍋の温度を60〜70°Cに下げて、鍋中の葉を二
分して揉む。まず、二分された葉の一部分を両手で団子
状にして4〜5回揉んでから、鍋中に形を固定させる。
次いで、余分の他の部分も同様にする。次いで、このよ
うにつくられた二つの葉団を共に拡散させて前記のよう
な揉み、拡散、乾燥を何回も繰り返し、10〜12分間
持続し、約90%程度の乾燥状態になると終了する。 5.乾燥:揉団工程で出来た葉をムラなく清潔な紙の上
に置いてから温度が60°Cに保たれている鍋に持ち込
む。水分を発散させるよう手で葉をややかきまわす。約
3分間後、含水量を8〜10%にして終了する。お茶を
集荷、出荷する業者は再乾燥させてから梱包する。(前
掲書第211頁)
庭碧螺春(注:お茶の一種)の加工方法が知られてい
る。 1.春分(3月20日)から穀雨(4月20日)までの
期間中に茶の葉を採る。 2.殺青:茶の葉を約180°Cの平鍋に入れて、2〜
3分間ムラなく、手でふるいながら素早く炒める。 3.揉捻:適切な殺青の後、鍋の温度を80°Cに低く
して、手で茶の葉を握って鍋に当てて回転して揉む。こ
の工程中、団子状になっている葉団を揉み回し、3〜4
回回転する毎に葉団をつぶして水分を発散させ、葉団の
塊を防止する。また、水分の蒸発に応じて揉む力を段々
と強めて、葉が手に粘着しないくらいサラサラになるま
で回転する。さらに15〜17分間後に次の揉団工程に
切り替える。 4.揉団:これは碧螺春の形を作る上で重要な工程であ
る。鍋の温度を60〜70°Cに下げて、鍋中の葉を二
分して揉む。まず、二分された葉の一部分を両手で団子
状にして4〜5回揉んでから、鍋中に形を固定させる。
次いで、余分の他の部分も同様にする。次いで、このよ
うにつくられた二つの葉団を共に拡散させて前記のよう
な揉み、拡散、乾燥を何回も繰り返し、10〜12分間
持続し、約90%程度の乾燥状態になると終了する。 5.乾燥:揉団工程で出来た葉をムラなく清潔な紙の上
に置いてから温度が60°Cに保たれている鍋に持ち込
む。水分を発散させるよう手で葉をややかきまわす。約
3分間後、含水量を8〜10%にして終了する。お茶を
集荷、出荷する業者は再乾燥させてから梱包する。(前
掲書第211頁)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】黄耆は豆科植物で、そ
の根が薬用とされ、中国の伝統的な貴重な漢方薬草であ
る。特性は温性で、毒がない。生黄耆は汗を調節し皮膚
を修復する作用があるのに対し、灸黄耆は気を養い、双
方向調節効果がある。また、黄耆は補気薬の王と位置付
けられ、その優れた効能効果が著しいため、国際市場で
も有数な珍品とされている。したがって、黄耆の輸出は
年々増え続けていて、黄耆の栽植業も発達してきてい
る。黄耆の収穫にあたっては、従来は地表より上の部分
は種以外、全部廃棄されていた。枝、葉、茎などの開発
利用は実際には行われていなかった。しかし、黄耆の根
以外の部分の効能は昔から知られており、例えば、「本
草」の中には黄耆の葉と茎が渇水を治し、体質を改善
し、体液の循環を良くするなどの記載があった。本発明
は、従来廃棄されていた黄耆の根以外の部分を利用して
お茶とし、冠状動脈心臓病、心臓痛、動脈硬化症、脳血
栓などを防止し、自然治癒力を高め、新陳代謝を改善
し、体内抵抗力をつけ、老化を防止し、延命効果、若返
りを得ることのできるお茶を提供することを課題とす
る。さらに、本発明は、加工方法が簡単で、従来の高温
加工と異なり、低温で実施可能なお茶の製造方法を提供
することを課題とする。
の根が薬用とされ、中国の伝統的な貴重な漢方薬草であ
る。特性は温性で、毒がない。生黄耆は汗を調節し皮膚
を修復する作用があるのに対し、灸黄耆は気を養い、双
方向調節効果がある。また、黄耆は補気薬の王と位置付
けられ、その優れた効能効果が著しいため、国際市場で
も有数な珍品とされている。したがって、黄耆の輸出は
年々増え続けていて、黄耆の栽植業も発達してきてい
る。黄耆の収穫にあたっては、従来は地表より上の部分
は種以外、全部廃棄されていた。枝、葉、茎などの開発
利用は実際には行われていなかった。しかし、黄耆の根
以外の部分の効能は昔から知られており、例えば、「本
草」の中には黄耆の葉と茎が渇水を治し、体質を改善
し、体液の循環を良くするなどの記載があった。本発明
は、従来廃棄されていた黄耆の根以外の部分を利用して
お茶とし、冠状動脈心臓病、心臓痛、動脈硬化症、脳血
栓などを防止し、自然治癒力を高め、新陳代謝を改善
し、体内抵抗力をつけ、老化を防止し、延命効果、若返
りを得ることのできるお茶を提供することを課題とす
る。さらに、本発明は、加工方法が簡単で、従来の高温
加工と異なり、低温で実施可能なお茶の製造方法を提供
することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、黄耆の葉、
茎および花、茶葉(通常の茶の葉)、陣皮、霊芝および
クコの実の混合物から成った原料に五加参液を噴射し、
その後乾燥して得られる黄耆茶を提供することによって
解決される。
茎および花、茶葉(通常の茶の葉)、陣皮、霊芝および
クコの実の混合物から成った原料に五加参液を噴射し、
その後乾燥して得られる黄耆茶を提供することによって
解決される。
【0006】また、上記課題は、黄耆の葉と茎をほぼ3
分から5分の間70°Cを超えない温度からほぼ40°
Cに変化する温度で殺青する工程、殺青した黄耆葉と茎
を揉捻する工程、殺青、揉捻された黄耆の葉と茎に黄耆
の花の粉末を加え、さらに明礬水を噴射する薫製工程、
薫製されたものを55°Cから65°Cの間の温度で乾
燥する工程、前記乾燥させたものを粉砕して20から8
0篩目で選出し、それに茶葉の粉末、陣皮、霊芝、クコ
の実を加えたうえ、五加参液を噴射し、撹拌の後、再度
乾燥する工程、しかる後に梱包する工程を含むことを特
徴とする黄耆茶の製造方法を提供することによって解決
される。
分から5分の間70°Cを超えない温度からほぼ40°
Cに変化する温度で殺青する工程、殺青した黄耆葉と茎
を揉捻する工程、殺青、揉捻された黄耆の葉と茎に黄耆
の花の粉末を加え、さらに明礬水を噴射する薫製工程、
薫製されたものを55°Cから65°Cの間の温度で乾
燥する工程、前記乾燥させたものを粉砕して20から8
0篩目で選出し、それに茶葉の粉末、陣皮、霊芝、クコ
の実を加えたうえ、五加参液を噴射し、撹拌の後、再度
乾燥する工程、しかる後に梱包する工程を含むことを特
徴とする黄耆茶の製造方法を提供することによって解決
される。
【0007】
【作用】黄耆の根は温性で毒が無く、漢方薬の原料とな
る。生黄耆は人の汗を調節し皮膚を修復し、炙った黄耆
は気を養い双方向調節効果があり、黄耆の葉と茎は渇水
を治し、体質を改善し体液循環を良くする効果がある事
実に基づき、本願発明においては、黄耆の葉、茎および
花をほぼ50%の主成分となし、これらに陣皮、霊芝、
クコの実、茶葉(いずれも生の状態で乾燥させ粉末にし
たもの)を加え、五加参液を噴射し、次いで該混合物を
乾燥して、人体に有益な黄耆茶を作るものである。さら
に、黄耆茶の効用を損なわないために、殺青においては
加温温度は70°Cを超えないようにし、また、薫製工
程においては黄耆花を加え明礬水をムラなく噴射して黄
耆茶の味を良くするものである。
る。生黄耆は人の汗を調節し皮膚を修復し、炙った黄耆
は気を養い双方向調節効果があり、黄耆の葉と茎は渇水
を治し、体質を改善し体液循環を良くする効果がある事
実に基づき、本願発明においては、黄耆の葉、茎および
花をほぼ50%の主成分となし、これらに陣皮、霊芝、
クコの実、茶葉(いずれも生の状態で乾燥させ粉末にし
たもの)を加え、五加参液を噴射し、次いで該混合物を
乾燥して、人体に有益な黄耆茶を作るものである。さら
に、黄耆茶の効用を損なわないために、殺青においては
加温温度は70°Cを超えないようにし、また、薫製工
程においては黄耆花を加え明礬水をムラなく噴射して黄
耆茶の味を良くするものである。
【0008】
【実施例】本発明の黄耆茶の製造方法を説明すると、そ
れは下記の工程で実施される。 1.選葉。採期は7月中句〜8月上旬の間が最良であ
る。理由は、この時期に茎や葉や花の栄養分が一番高い
からである。例えば、この時期のフラボノイド(fla
vonoid)含有量は葉が根より1.5〜2.5倍高
くなっている。深緑で大きい葉を選ぶことも肝要であ
り、このような優良品質の葉は蛋白質の含有量が多く、
栄養分も豊富である。 2.殺青。得られた良質の葉と茎を加熱手段(例えば
鍋)を用いて高温から低温まで変化させながら加熱処理
する。70°Cを超えない温度からほぼ40°Cへと変
化させ、その間に葉と茎を柔らかくする。時間は3分か
ら5分で、最高温度は70°Cを超えないことが重要で
ある。70°Cを超えると葉に含まれているいくつかの
生物アルカリおよびビタミンが破壊され、栄養分が失わ
れるからである。この殺青によって下記効果が得られ
る。 葉と茎の中の酸素の活性化を防止し、石灰酸類化合
物の酵素が酸化することを抑止する。 草の匂いを発散し、お茶の香りを誘発する。 内部成分を変化させ、お茶の品質の形成を促進す
る。 一部分の水分を蒸発させ、新鮮な葉と茎が軟化、保
鮮され、次の工程が順調に行われる。 3.揉捻:殺青の後、黄耆の葉と茎を手で鍋に当てて回
転して揉む。葉と茎が塊にならないように注意し、水分
の蒸発に応じて揉む力を段々と強めて、葉が手に粘着し
ないくらいサラサラになるまで回転する。 4.薫製。これは重要な処理工程である。殺青された黄
耆の葉と茎に、ほぼ5%の黄耆花(生のまま乾燥させ粉
末にしたもの)を加入し、味を良くするため、50kg
の茶原料毎にほぼ150〜200gの明礬液体をムラな
く噴射する。 5.乾燥。薫製された黄耆茶をほぼ55〜65°Cの温
度で乾燥する。時間はほぼ15〜20分間で、茶原料を
ほぼ80〜90%程度乾燥して、終了する。そして、太
陽光に当たらないように晒して、含水量をほぼ9〜8%
にする。 6.粉砕。乾燥された茶原料を粉砕機械に投入し、粉砕
する。篩で20〜80篩目のものを生成品として選出す
る。 7.混合。選出された黄耆茶原料に、茶葉をほぼ20
%、陣皮をほぼ10%、霊芝をほぼ5%、クコの実をほ
ぼ10%(いずれも生の状態で乾燥させ粉末にしたも
の)を混合し、ほぼ5%の容積の五加参から得られた五
加参液を噴射したうえ撹拌し、赤外線をほぼ20分間照
射して2次乾燥する。 8.個袋包装。得られたお茶を機械で仕分けて個袋に包
装する。この後、さらに1回の赤外線照射で消毒する。
れは下記の工程で実施される。 1.選葉。採期は7月中句〜8月上旬の間が最良であ
る。理由は、この時期に茎や葉や花の栄養分が一番高い
からである。例えば、この時期のフラボノイド(fla
vonoid)含有量は葉が根より1.5〜2.5倍高
くなっている。深緑で大きい葉を選ぶことも肝要であ
り、このような優良品質の葉は蛋白質の含有量が多く、
栄養分も豊富である。 2.殺青。得られた良質の葉と茎を加熱手段(例えば
鍋)を用いて高温から低温まで変化させながら加熱処理
する。70°Cを超えない温度からほぼ40°Cへと変
化させ、その間に葉と茎を柔らかくする。時間は3分か
ら5分で、最高温度は70°Cを超えないことが重要で
ある。70°Cを超えると葉に含まれているいくつかの
生物アルカリおよびビタミンが破壊され、栄養分が失わ
れるからである。この殺青によって下記効果が得られ
る。 葉と茎の中の酸素の活性化を防止し、石灰酸類化合
物の酵素が酸化することを抑止する。 草の匂いを発散し、お茶の香りを誘発する。 内部成分を変化させ、お茶の品質の形成を促進す
る。 一部分の水分を蒸発させ、新鮮な葉と茎が軟化、保
鮮され、次の工程が順調に行われる。 3.揉捻:殺青の後、黄耆の葉と茎を手で鍋に当てて回
転して揉む。葉と茎が塊にならないように注意し、水分
の蒸発に応じて揉む力を段々と強めて、葉が手に粘着し
ないくらいサラサラになるまで回転する。 4.薫製。これは重要な処理工程である。殺青された黄
耆の葉と茎に、ほぼ5%の黄耆花(生のまま乾燥させ粉
末にしたもの)を加入し、味を良くするため、50kg
の茶原料毎にほぼ150〜200gの明礬液体をムラな
く噴射する。 5.乾燥。薫製された黄耆茶をほぼ55〜65°Cの温
度で乾燥する。時間はほぼ15〜20分間で、茶原料を
ほぼ80〜90%程度乾燥して、終了する。そして、太
陽光に当たらないように晒して、含水量をほぼ9〜8%
にする。 6.粉砕。乾燥された茶原料を粉砕機械に投入し、粉砕
する。篩で20〜80篩目のものを生成品として選出す
る。 7.混合。選出された黄耆茶原料に、茶葉をほぼ20
%、陣皮をほぼ10%、霊芝をほぼ5%、クコの実をほ
ぼ10%(いずれも生の状態で乾燥させ粉末にしたも
の)を混合し、ほぼ5%の容積の五加参から得られた五
加参液を噴射したうえ撹拌し、赤外線をほぼ20分間照
射して2次乾燥する。 8.個袋包装。得られたお茶を機械で仕分けて個袋に包
装する。この後、さらに1回の赤外線照射で消毒する。
【0009】黄耆茶の成分配合比率は下記の通りにし
た。黄耆葉、茎、花は完成品のほぼ50%にした。茶葉
の粉末は完成品のほぼ20%にした。陣皮(ミカンの皮
を干したもので鎮静の効果がある)は完成品のほぼ10
%にした。霊芝(キノコの一種であるヒジリダケ及びマ
ンネンダケで、浄血、解毒、整腸、利尿、強心、強精、
血圧調整、消炎、鎮静、鎮痛、抗腫瘍、制癌などの効果
がある)は完成品のほぼ5%にした。クコの実は完成品
のほぼ10%にした。茶葉、陣皮、霊芝、クコの実は生
のまま乾燥し粉末にしたものを混合した。五加参液は完
成品に対しほぼ5%の容積の五加参から得られた液体を
噴射した(五加参はウコギ科の落葉低木の中国名で、原
産地は中国東北地方の黒龍江省である。血行促進、免疫
力の強化、血栓の防止、精力増強、後遺症の改善、体力
回復、鎮痛、鎮静などの効果がある)。
た。黄耆葉、茎、花は完成品のほぼ50%にした。茶葉
の粉末は完成品のほぼ20%にした。陣皮(ミカンの皮
を干したもので鎮静の効果がある)は完成品のほぼ10
%にした。霊芝(キノコの一種であるヒジリダケ及びマ
ンネンダケで、浄血、解毒、整腸、利尿、強心、強精、
血圧調整、消炎、鎮静、鎮痛、抗腫瘍、制癌などの効果
がある)は完成品のほぼ5%にした。クコの実は完成品
のほぼ10%にした。茶葉、陣皮、霊芝、クコの実は生
のまま乾燥し粉末にしたものを混合した。五加参液は完
成品に対しほぼ5%の容積の五加参から得られた液体を
噴射した(五加参はウコギ科の落葉低木の中国名で、原
産地は中国東北地方の黒龍江省である。血行促進、免疫
力の強化、血栓の防止、精力増強、後遺症の改善、体力
回復、鎮痛、鎮静などの効果がある)。
【0010】他の実施例としては、7月中、晴の昼ご
ろ、優良品質の黄耆の大きい若葉及び茎500kgを採
り、殺青機械を用いて70°Cを超えない温度で、3〜
5分間殺青した。柔らかくなってから機械内より取り出
し、10分間ほど冷却のうえ揉捻し、黄耆の花の粉末を
加えた後、2kgの明礬水をムラなく噴射した。次い
で、温度が40〜60°Cの乾燥機械に投入し、35〜
40分間乾燥し、ほぼ80%の水分が蒸発した後、取り
出して、人工風で又は自然に乾燥した。このようにし
て、乾燥された茶原料は135kgになった。その中か
ら20〜80篩目の茶原料を選出した。選出された原料
に、最終製品の25%の陣皮、霊芝、クコの実、最終製
品の20%の新鮮な茶葉粉末加入し、最終製品の5%の
五加参をしぼって得られた五加参液を噴射し、撹拌し、
再度の乾燥のうえ、最後に機械を用いて仕分け、1.5
〜2.0kgの個袋で包装した。
ろ、優良品質の黄耆の大きい若葉及び茎500kgを採
り、殺青機械を用いて70°Cを超えない温度で、3〜
5分間殺青した。柔らかくなってから機械内より取り出
し、10分間ほど冷却のうえ揉捻し、黄耆の花の粉末を
加えた後、2kgの明礬水をムラなく噴射した。次い
で、温度が40〜60°Cの乾燥機械に投入し、35〜
40分間乾燥し、ほぼ80%の水分が蒸発した後、取り
出して、人工風で又は自然に乾燥した。このようにし
て、乾燥された茶原料は135kgになった。その中か
ら20〜80篩目の茶原料を選出した。選出された原料
に、最終製品の25%の陣皮、霊芝、クコの実、最終製
品の20%の新鮮な茶葉粉末加入し、最終製品の5%の
五加参をしぼって得られた五加参液を噴射し、撹拌し、
再度の乾燥のうえ、最後に機械を用いて仕分け、1.5
〜2.0kgの個袋で包装した。
【0011】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明によれ
ば、現在まで利用されたことのない黄耆の葉、茎および
花を主成分とすることにより天然資源を効果的に利用
し、それに陣皮、霊芝、クコの実、五加参液を加えるこ
とにより、冠状動脈心臓病、心臓痛、動脈硬化症、脳血
栓などを予防し、自然治癒力、新陳代謝を改善し、体内
抵抗力、老化防止、延命効果、若返りを得るなど、幅広
く人の健康に有効な美味しい健康茶を得ることができ、
それによって従来得られなかった保健効果を得ることが
でき、かつ、万人の好みに適した製品が提供されるので
ある。
ば、現在まで利用されたことのない黄耆の葉、茎および
花を主成分とすることにより天然資源を効果的に利用
し、それに陣皮、霊芝、クコの実、五加参液を加えるこ
とにより、冠状動脈心臓病、心臓痛、動脈硬化症、脳血
栓などを予防し、自然治癒力、新陳代謝を改善し、体内
抵抗力、老化防止、延命効果、若返りを得るなど、幅広
く人の健康に有効な美味しい健康茶を得ることができ、
それによって従来得られなかった保健効果を得ることが
でき、かつ、万人の好みに適した製品が提供されるので
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B017 LC03 LE01 LE10 LG15 LG19 LG20 LL09 LP01 LP03 LP04 LP15 LP18 4C088 AA06 AB16 AB45 AB48 AB59 AB62 AC03 AC04 AC05 AC11 AC17 BA04 BA06 BA07 BA08 CA02 CA03 CA11 CA30 MA07 MA34 ZA08 ZA30 ZA36 ZA40 ZA45 ZA54 ZA89 ZC21 ZC52
Claims (3)
- 【請求項1】黄耆の葉を基本成分とし、それに黄耆の茎
と花を加え、さらに茶葉、陣皮、霊芝およびクコの実を
混合し、五加参液を噴射して成る黄耆茶。 - 【請求項2】該基本成分である黄耆の葉、茎および花を
ほぼ50%、茶葉の粉末をほぼ20%、陣皮をほぼ10
%、霊芝をほぼ5%、クコの実をほぼ10%配合して成
る混合物たる原料に、ほぼ5%の容積の五加参から得ら
れる五加参液(五加参をしぼって得られる液体)を噴射
し、それを乾燥して成る請求項1に記載の黄耆茶。 - 【請求項3】黄耆の葉と茎を、ほぼ3分から5分の間、
70°Cを超えない温度からほぼ40°Cに変化する温
度で加熱手段を用い加熱する工程(殺青工程)、殺青し
た黄耆葉と茎の熱を冷まし、手で回転して揉む工程(揉
捻工程)、殺青、揉捻された黄耆葉と茎に粉末にした黄
耆花を加え、さらに明轡水を噴射する工程(薫製工
程)。薫製されたものを55°Cから65°Cの間の温
度で乾燥する工程(乾燥工程)、前記乾燥させたものを
粉砕し、20〜80篩目で選出する工程、それに茶葉
(通常の茶の葉)の粉末、陣皮、霊芝、クコの実を加え
たうえ五加参液を噴射し、撹拌のうえ、再度乾燥(2次
乾燥)させ黄耆茶を完成させる工程、および、完成した
黄耆茶を仕分けし、しかる後に梱包する工程を含むこと
を特徴とする黄耆茶の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10222234A JP2000014371A (ja) | 1998-07-02 | 1998-07-02 | 黄耆茶とその製造方法 |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020044378A (ko) * | 2000-12-05 | 2002-06-15 | 김이엽 | 오갈피, 매실, 불로초(영지)와 망초를 이용한 건강식품의제조 |
CN104435854A (zh) * | 2014-12-19 | 2015-03-25 | 李建德 | 一种治疗脑血栓的中药组合物 |
CN105360857A (zh) * | 2015-11-21 | 2016-03-02 | 刘成芝 | 一种达子香黄芪饮料及其制备方法 |
CN107259013A (zh) * | 2017-07-11 | 2017-10-20 | 李玉香 | 一种熏香茶及其制作工艺 |
CN111789177A (zh) * | 2020-08-09 | 2020-10-20 | 高放 | 一种保健黄芪茶及其制备方法 |
CN115014053A (zh) * | 2022-06-07 | 2022-09-06 | 太樾中医药研究院(山东)有限公司 | 一种沉香叶烘干系统及分级烘干方法 |
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1998
- 1998-07-02 JP JP10222234A patent/JP2000014371A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115014053B (zh) * | 2022-06-07 | 2023-10-24 | 太樾中医药研究院(山东)有限公司 | 一种沉香叶烘干系统及分级烘干方法 |
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