JP2000013513A - 設備異常監視システム - Google Patents

設備異常監視システム

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JP2000013513A
JP2000013513A JP17177998A JP17177998A JP2000013513A JP 2000013513 A JP2000013513 A JP 2000013513A JP 17177998 A JP17177998 A JP 17177998A JP 17177998 A JP17177998 A JP 17177998A JP 2000013513 A JP2000013513 A JP 2000013513A
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JP17177998A
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Kazuyuki Yano
和志 矢野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ビルの受電設備などに異常が発生
したとき、異常内容を示す文字情報と、音声情報とを携
帯電話機に伝送して、この携帯電話機の操作者に、短い
時間で、異常内容の概要を把握させること。 【解決手段】 ビルに設けられている監視対象設備5に
何らかの異常が発生したとき、監視装置2によってこれ
を検知して、通信回線装置4に携帯電話機3を呼び出さ
せ、さらに異常内容に対応する音声メッセージを選択さ
せるとともに、異常が発生した場所、異常発生時刻、異
常のレベルなどを示す可聴信号(文字情報)を生成し
て、これら文字情報、音声メッセージを組み合わせた設
備異常メッセージを作成し、これを通信回線装置4から
携帯電話機3に伝送させ、この携帯電話機3を携帯して
いる操作者に文字と、音声とで異常内容を知らせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビルなどに設けら
れた受電設備、空調設備などが異常になっているかどう
かを監視する設備異常監視システムに係わり、特にビル
内の設備が異常になっているとき、異常内容を音声と文
字情報とで、移動局の操作者に伝える設備異常監視シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】ビルなどに設けられた設備が異常になっ
ているかどうかを監視する設備異常監視システムの1つ
として、従来、図5に示すシステムが知られている。
【0003】この図に示す設備異常監視システム101
は、監視対象となっているビル側に設けられる監視装置
102と、各ビルの間を移動しながら、各ビルの設備を
監視する操作者などによって携帯される携帯電話機10
3と、電話会社側などに設けられ、前記監視装置102
と前記携帯電話機103との間の通信をサポートする通
信回線装置104とを備えており、ビルに設けられてい
る監視対象設備105に何らかの異常が発生したとき、
監視装置102によってこれを検知して、通信回線装置
104に携帯電話機103を呼び出させるとともに、異
常内容に対応する音声メッセージを選択し、これを通信
回線装置104から携帯電話機103に伝送させ、この
携帯電話機103を携帯している操作者に音声で異常内
容を知らせる。
【0004】前記監視装置102は、監視対象となって
いる監視対象設備105に何らかの異常が発生したと
き、これを検知して、予め登録されている音声メッセー
ジの中から、異常内容に対応した音声メッセージを選択
して、前記通信回線装置104に供給する音声メッセー
ジデータベース106と、前記通信回線装置104を介
して、前記携帯電話機103を携帯している操作者と通
話を行なう際に使用される電話機107とを備えてお
り、監視対象となっている監視対象設備105に何らか
の異常が発生したとき、これを検知して、予め登録され
ている音声メッセージの中から、異常内容に対応した音
声メッセージを選択し、これを通信回線装置104に供
給するとともに、この通信回線装置104から呼び出し
信号が出力されたとき、電話機107を鳴らして、この
電話機107の送受話器を取り上げた操作者と、前記携
帯電話機103を持つ操作者との通話を開始させる。
【0005】前記通信回線装置104は、市内の各所に
配置され、アンテナ108を介して、前記携帯電話機1
03と無線信号の授受を行なう複数の固定局109と、
前記音声メッセージデータベース106から出力される
音声メッセージを取り込む音声メッセージインタフェー
ス回路110、前記固定局109を制御して、前記音声
メッセージの送信先となっている携帯電話機103を呼
び出させ、前記音声メッセージを送信させる固定局イン
タフェース回路111、前記携帯電話機103から呼び
出し信号が出力され、これが前記固定局109で受信さ
れたとき、前記固定局インタフェース回路111と協調
して、前記電話機107を呼び出し、この電話機107
の送受話器を取り上げた操作者と前記携帯電話機103
を持つ操作者との通話を開始させる電話機インタフェー
ス回路112、これら音声メッセージインタフェース回
路110、固定局インタフェース回路111、電話機イ
ンタフェース回路112を制御する制御回路113を有
する交換機114とを備えている。
【0006】そして、前記監視装置102の音声メッセ
ージデータベース106から音声メッセージが出力され
たとき、交換機114によって監視装置102の電話機
107を呼び出し、この電話機107の送受話器がオフ
フックされたとき、前記音声メッセージを電話機107
に供給して、この電話機107の送受話器から前記音声
メッセージに対応する音声を出力させ、この送受話器を
持つ操作者に、異常内容を伝えるとともに、固定局10
9を制御して、携帯電話機103を呼び出させ、この携
帯電話機103がオフフック操作されたとき、前記音声
メッセージを固定局109に供給して、これを前記携帯
電話機103に伝達させる。
【0007】この後、前記携帯電話機103を持つ操作
者が通話開始の操作を行なったとき、交換機114によ
って前記監視装置102の電話機107を呼び出し、こ
の電話機107の送受話器がオフフックされたとき、こ
の送受話器を持つ操作者と、前記携帯電話機103を持
つ操作者との通話を開始させる。
【0008】また、前記携帯電話機103は、アンテナ
115を介して、前記固定局109と無線信号の授受を
行なう無線部116と、前記固定局109から呼び出し
信号、音声メッセージが送信され、これが無線部116
によって受信されて、前記呼び出し信号、音声メッセー
ジが再生されたとき、これを検知して各部の動作を制御
する制御部117と、この制御部117から音声メッセ
ージが出力されたとき、この音声メッセージを音声に変
換して、この携帯電話機103を持つ操作者に伝えると
ともに、この操作者が発した音声を音声信号に変換し
て、前記制御部117に供給する音声入出力部118
と、この携帯電話機103を持つ操作者がオフフック操
作、オンフック操作、ダイヤリング操作などを行なった
とき、これを検知して、検知結果を前記制御部117に
供給する操作部119と、前記制御部117から出力さ
れる通話先電話番号などを表示する表示部120とを備
えている。
【0009】そして、前記固定局109から呼び出し信
号が送信されたとき、これを受信して、表示部120上
に“着信有り”を表示し、この状態で、操作部119が
操作されてオフフックされたとき、前記固定局109と
の間で無線回線を確立して、前記固定局109から送信
される音声メッセージを受信し、音声入出力部118か
ら音声で、前記音声メッセージの内容を操作者に伝え
る。
【0010】この後、操作部119が操作されて、監視
装置102側の電話機107あるいは他の携帯電話機1
03を指定するダイヤリング操作が行われたとき、表示
部120上にダイヤリング内容を表示するとともに、前
記固定局109、前記交換機114を順次、介して監視
装置102の電話機107、あるいは他の携帯電話機1
03を呼び出し、これらの電話機107がオフフックさ
れたとき、携帯電話機103を持つ操作者と、監視装置
102の電話機107、他の携帯電話機103を持つ操
作者との通話を開始させる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の設備異常監視システム101においては、つぎに
述べるような問題があった。
【0012】まず、監視対象設備105に何らかの異常
が発生したとき、監視装置102から異常内容に対応す
る音声メッセージを出力させて、携帯電話機103を持
つ操作者に音声で異常内容を伝えるようにしているの
で、監視対象設備105に生じた異常の内容を詳細に伝
えようとすると、音声メッセージが長くなってしまい、
音声メッセージに対応する音声を聞き終わるまで、時間
がかかり過ぎるという問題があった。
【0013】また、携帯電話機103から出力される音
声を聞き漏らすと、操作部119を操作して、音声メッ
セージの内容を最初から再度、再生させなければならな
いことから、設備異常に関する情報の伝達効率を高くす
ることができないという問題があった。
【0014】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、監視対象設備に何らかの異常が発生したとき、異
常内容を示す文字情報と、音声情報とを移動局に伝送し
て、この移動局側の操作者に、短い時間で、異常が発生
した場所、異常発生時刻、異常の緊急度、異常内容の概
要を把握させることができる設備異常監視システムを得
ることを目的とする。
【0015】また、監視対象設備に何らかの異常が発生
したとき、異常内容を文字情報で表わすのに必要な可聴
信号と、異常内容を示す音声情報とを移動局に伝送し
て、この移動局側の操作者に、短い時間で、異常が発生
した場所、異常発生時刻、異常の緊急度、異常内容の概
要を把握させることができ、これによって少ない情報
量、狭い周波数帯域で、異常内容を移動局側に伝送する
ことができる設備異常監視システムを得ることを目的と
する。
【0016】また、監視対象設備に何らかの異常が発生
したとき、異常内容の概要を示す文字情報と、音声情報
とを移動局に伝送して、この移動局側の操作者に、短い
時間で、異常が発生した場所、異常発生時刻、異常の緊
急度、異常内容の概要を把握させた後、移動局からの要
求に応じて、異常内容の詳細な情報を移動局に伝送する
ことができ、これによって異常内容を短時間で把握させ
ることができ、必要に応じて異常内容の詳細な内容をも
把握させることができる設備異常監視システムを得るこ
とを目的とする。
【0017】また、監視対象設備に何らかの異常が発生
したとき、異常内容を示す文字情報と、音声情報とを移
動局に伝送して、この移動局側の操作者に、短い時間
で、異常が発生した場所、異常発生時刻、異常の緊急
度、異常内容の概要、異常内容の詳細を把握させた後、
強制的に通信回線を切断して、無駄な通信時間を無くし
て、通信コストを低減させることができる設備異常監視
システムを得ることを目的とする。
【0018】また、監視対象設備に緊急を要する異常が
発生したとき、異常内容を示す文字情報と、音声情報と
を移動局に伝送して、この移動局側の操作者に、緊急に
対処しなければならない異常が発生したことを知らせる
とともに、異常が発生した場所、異常発生時刻、異常の
緊急度、異常内容の概要、異常内容の詳細を把握させ
て、異常状態を早期に復旧させることができる設備異常
監視システムを得ることを目的とする。
【0019】また、監視対象設備に異常が発生したと
き、移動局側の操作者が通話中であっても、異常内容を
示す文字情報と、音声情報とを移動局に伝送して、この
移動局側の操作者に、異常が発生した場所、異常発生時
刻、異常の緊急度、異常内容の概要、異常内容の詳細を
把握させて、異常状態を早期に復旧させることができる
設備異常監視システムを得ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る設備異常監視システムは、監視対象
となっている設備側で異常が発生したとき、監視装置に
よって異常内容を示す情報を作成し、交換機を経由し
て、固定局から移動局に前記情報を伝える設備異常監視
システムにおいて、前記設備側に異常が発生したとき、
異常内容に対応した音声情報と文字情報とを含む設備異
常メッセージを生成して、前記固定局から前記移動局に
送信させる監視装置と、前記固定局から前記設備異常メ
ッセージが送信されたとき、これを受信して、この設備
異常メッセージに含まれている音声情報、文字情報を再
生し、音声入出力部から前記音声情報に対応する音声を
出力させるとともに、表示部上に前記文字情報に対応す
る文字を表示させる移動局とを備えたことを特徴として
いる。
【0021】上記の構成により、監視対象となっている
設備側で異常が発生したとき、監視装置によって異常内
容を示す情報を作成し、交換機を経由して、固定局から
移動局に前記情報を伝える設備異常監視システムにおい
て、前記設備側に異常が発生したとき、監視装置によっ
て、異常内容に対応した音声情報と文字情報とを含む設
備異常メッセージを生成して、前記固定局から前記移動
局に送信させるとともに、移動局によって、これを受信
して、この設備異常メッセージに含まれている音声情
報、文字情報を再生し、音声入出力部から前記音声情報
に対応する音声を出力させ、表示部上に前記文字情報に
対応する文字を表示させることにより、監視対象設備に
何らかの異常が発生したとき、移動局側の操作者に、短
い時間で、異常が発生した場所、異常発生時刻、異常の
緊急度、異常内容の概要を把握させる。
【0022】つぎの発明に係る設備異常監視システム
は、前記監視装置が、前記設備側に異常が発生したと
き、最初、異常内容の概要を示す音声情報と文字情報と
を生成して、前記固定局から前記移動局に送信させ、こ
の移動局から詳細要求が出されたとき、異常内容の詳細
な情報を生成して、前記固定局から前記移動局に送信さ
せることを特徴としている。
【0023】上記の構成により、前記設備側に異常が発
生したとき、前記監視装置によって、最初、異常内容の
概要を示す音声情報と文字情報とを生成して、前記固定
局から前記移動局に送信させ、この移動局から詳細要求
が出されたとき、異常内容の詳細な情報を生成して、前
記固定局から前記移動局に送信させることにより、監視
対象設備に何らかの異常が発生したとき、少ない情報
量、狭い周波数帯域で、異常内容を移動局側に伝送し、
この移動局側の操作者に、短い時間で、異常が発生した
場所、異常発生時刻、異常の緊急度、異常内容の概要を
把握させる。
【0024】つぎの発明に係る設備異常監視システム
は、前記監視装置が、文字情報に対応する可聴信号を生
成して、この可聴信号と音声情報を示す音声メッセージ
とを組み合わせて設備異常メッセージを作成し、前記移
動局は前記設備異常メッセージを再生して、この設備異
常メッセージに含まれている可聴信号を識別して、文字
情報を再生することを特徴としている。
【0025】上記の構成により、前記監視装置によっ
て、文字情報に対応する可聴信号を生成して、この可聴
信号と音声情報を示す音声メッセージとを組み合わせて
設備異常メッセージを作成し、前記移動局によって、前
記設備異常メッセージを再生して、この設備異常メッセ
ージに含まれている可聴信号を識別して、文字情報を再
生することにより、監視対象設備に何らかの異常が発生
したとき、移動局側の操作者に、短い時間で、異常が発
生した場所、異常発生時刻、異常の緊急度、異常内容の
概要を把握させた後、移動局からの要求に応じて、異常
内容の詳細な情報を移動局に伝送し、これによって異常
内容を短時間で把握させるとともに、必要に応じて異常
内容の詳細な内容をも把握させる。
【0026】つぎの発明に係る設備異常監視システム
は、前記交換機が、前記固定局から前記移動局に設備異
常メッセージまたは詳細情報を送信してから、一定時間
が経過しても、前記移動局から応答信号が送信されない
とき、これを検知して、前記固定局と、前記移動局との
間の通信回線を強制的に切断させることを特徴としてい
る。
【0027】上記の構成により、前記固定局から前記移
動局に設備異常メッセージまたは詳細情報を送信してか
ら、一定時間が経過しても、前記移動局から応答信号が
送信されないとき、前記交換機によって、これを検知し
て、前記固定局と、前記移動局との間の通信回線を強制
的に切断させることにより、監視対象設備に何らかの異
常が発生したとき、移動局側の操作者に、短い時間で、
異常が発生した場所、異常発生時刻、異常の緊急度、異
常内容の概要、異常内容の詳細を把握させた後、強制的
に通信回線を切断して、無駄な通信時間を無くして、通
信コストを低減させる。
【0028】つぎの発明に係る設備異常監視システム
は、前記移動局が、前記固定局から送信された設備異常
メッセージ中の文字情報で示される緊急度が予め定めら
れたレベル以上であるとき、これを検知して、緊急性が
高い音声情報、文字情報を受信したことを知らせること
を特徴としている。
【0029】上記の構成により、前記固定局から送信さ
れた設備異常メッセージ中の文字情報で示される緊急度
が予め定められたレベル以上であるとき、前記移動局に
よって、これを検知して、緊急性が高い音声情報、文字
情報を受信したこと知らせることにより、監視対象設備
に緊急を要する異常が発生したとき、移動局側の操作者
に、緊急に対処しなければならない異常が発生したこと
を知らせるとともに、異常が発生した場所、異常発生時
刻、異常の緊急度、異常内容の概要、異常内容の詳細を
把握させて、異常状態を早期に復旧させる。
【0030】つぎの発明に係る設備異常監視システム
は、前記交換機が、前記移動局が通話中であるとき、前
記移動局の通話路に割り込みをかけて、設備異常メッセ
ージまたは詳細情報を混入させ、前記移動局に前記設備
異常メッセージまたは詳細情報を伝送することを特徴と
している。
【0031】上記の構成により、前記移動局が通話中で
あるとき、前記交換機によって、前記移動局の通話路に
割り込みをかけて、設備異常メッセージまたは詳細情報
を混入させ、前記移動局に前記設備異常メッセージまた
は詳細情報を伝送することにより、監視対象設備に異常
が発生したとき、移動局側の操作者が通話中であって
も、異常内容を示す文字情報と、音声情報とを移動局に
伝送して、この移動局側の操作者に、異常が発生した場
所、異常発生時刻、異常の緊急度、異常内容の概要、異
常内容の詳細を把握させて、異常状態を早期に復旧させ
る。
【0032】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明に
よる設備異常監視システムのうち、実施の形態1を示す
ブロック図である。
【0033】この図に示す設備異常監視システム1a
は、監視対象となっているビル側に設けられる監視装置
2と、各ビルの間を移動しながら、各ビルの設備を監視
する操作者などによって携帯される携帯電話機3と、電
話会社側などに設けられ、前記監視装置2と前記携帯電
話機3との間の通信をサポートする通信回線装置4とを
備えており、ビルに設けられている監視対象設備5に何
らかの異常が発生したとき、監視装置2によってこれを
検知して、通信回線装置4に携帯電話機3を呼び出さ
せ、さらに異常内容に対応する音声メッセージを選択さ
せるとともに、異常が発生した場所、異常発生時刻、異
常のレベルなどを示す可聴信号(文字情報)を生成し
て、これら文字情報、音声メッセージを組み合わせた設
備異常メッセージを作成し、これを通信回線装置4から
携帯電話機3に伝送させ、この携帯電話機3を携帯して
いる操作者に文字と、音声とで異常内容を知らせる。
【0034】前記監視装置2は、監視対象となっている
受電設備、空調設備などの監視対象設備5に何らかの異
常が発生したとき、これを検知して、予め登録されてい
る音声メッセージの中から、異常内容の概要を示す音声
メッセージを選択するとともに、異常が発生した場所、
異常発生時刻、異常のレベルなどを示す可聴信号(文字
情報)を生成して、これら文字情報、音声メッセージを
組み合わせた設備異常メッセージを作成し、これを前記
通信回線装置4に供給し、この後この通信回線装置4か
ら詳細要求があったとき、異常内容の詳細を示す音声メ
ッセージを選択して、これを前記通信回線装置4に供給
する設備異常メッセージデータベース6と、前記通信回
線装置4を介して、前記携帯電話機3を携帯している操
作者と通話を行なう際に使用される電話機7とを備えて
いる。
【0035】そして、監視対象となっている監視対象設
備5に何らかの異常が発生したとき、これを検知して、
予め登録されている音声メッセージの中から、異常内容
の概要に対応した音声メッセージを選択するとともに、
異常が発生した場所、異常発生時刻、異常のレベルなど
を示す可聴信号(文字情報)を生成して、これら文字情
報、音声メッセージを組み合わせた設備異常メッセージ
を作成し、これを通信回線装置4に供給し、さらにこの
通信回線装置4から詳細要求があったとき、異常内容の
詳細を示す音声メッセージを選択して、これを前記通信
回線装置4に供給する。
【0036】また、この通信回線装置4から呼び出し信
号が出力されたとき、電話機7を鳴らして、この電話機
7の送受話器を取り上げた操作者と、前記携帯電話機3
を持つ操作者との通話を開始させる。
【0037】前記通信回線装置4は、市内の各所に配置
され、アンテナ8を介して、前記携帯電話機3と無線信
号の授受を行なう複数の固定局9と、前記設備異常メッ
セージデータベース6から出力される設備異常メッセー
ジ、音声メッセージを取り込む設備異常メッセージイン
タフェース回路10、前記固定局9を制御して、前記設
備異常メッセージなどの送信先となっている携帯電話機
3を呼び出させて、前記設備異常メッセージなどを送信
させる固定局インタフェース回路11、前記携帯電話機
3から呼び出し信号が出力され、これが前記固定局9で
受信されたとき、前記固定局インタフェース回路11と
協調して、前記電話機7を呼び出し、この電話機7の送
受話器を取り上げた操作者と前記携帯電話機3を持つ操
作者との通話を開始させる電話機インタフェース回路1
2、前記携帯電話機3から応答信号が出力され、これが
前記固定局9で受信されたとき、この応答信号の周波数
などを識別し、この識別結果に基づき、前記設備異常メ
ッセージインタフェース回路10を制御して、前記設備
異常メッセージデータベース6から異常内容の詳細な音
声メッセージを取り込ませる応答信号識別回路13と、
これら設備異常メッセージインタフェース回路10、固
定局インタフェース回路11、電話機インタフェース回
路12、応答信号識別回路13を制御する制御回路14
を有する交換機15とを備えている。
【0038】そして、前記監視装置2の設備異常メッセ
ージデータベース6から設備異常メッセージが出力され
たとき、交換機15によって固定局9を制御して、携帯
電話機3を呼び出すとともに、前記設備異常メッセージ
を固定局9に供給して、これを前記携帯電話機3に伝達
し、この後この携帯電話機3から応答信号が出力され、
これが前記固定局9で受信されたとき、この応答信号の
周波数などを識別し、この識別結果に基づき、前記携帯
電話機3を携帯している操作者が要求した詳細な情報の
内容に応じて、設備異常メッセージデータベース6から
異常内容の詳細を示す音声メッセージデータを取り込ん
で、これを固定局9に供給し、前記携帯電話機3に伝達
する。
【0039】さらに、前記携帯電話機3を持つ操作者が
通話開始の操作を行なったとき、交換機15によって前
記監視装置2の電話機7を呼び出し、この電話機7の送
受話器がオフフックされたとき、この送受話器を持つ操
作者と、前記携帯電話機3を持つ操作者との通話を開始
させる。
【0040】また、この動作と並行し、前記設備異常メ
ッセージデータベース6から設備異常メッセージが出力
されたとき、交換機15によって監視装置2の電話機7
を呼び出し、この電話機7の送受話器がオフフックされ
たとき、前記設備異常メッセージを電話機7に供給し
て、この電話機7の送受話器から前記設備異常メッセー
ジを構成している音声メッセージに対応する音声を出力
させ、この送受話器を持つ操作者に、異常内容を伝え
る。
【0041】また、前記携帯電話機3は、アンテナ16
を介して、前記固定局9と無線信号の授受を行なう無線
部17と、前記固定局9から呼び出し信号、設備異常メ
ッセージ、音声メッセージが送信され、これらが無線部
17によって受信されて、前記呼び出し信号、可聴信
号、音声メッセージが再生されたとき、これを検知して
各部の動作を制御する処理、前記可聴信号の識別結果が
入力されたとき、この識別結果に応じた文字情報、例え
ば異常が発生した場所、異常発生時刻、異常のレベルな
どを示す文字情報を生成する処理などを行なう制御部1
8と、この制御部18から音声メッセージが出力された
とき、この音声メッセージを音声に変換して、この携帯
電話機3を持つ操作者に伝えるとともに、この操作者が
発した音声を音声信号に変換して、前記制御部18に供
給する音声入出力部19と、前記無線部17によって可
聴信号が再生されたとき、この可聴信号の周波数を識別
して、識別結果を前記制御部18に供給する信号検出部
20とを備えている。
【0042】加えて、この携帯電話機3を持つ操作者が
詳細要求、オフフック操作、オンフック操作、ダイヤリ
ング操作などを行なったとき、これを検知して、検知結
果を前記制御部18に供給する操作部21と、前記制御
部18から文字情報が出力されたとき、この文字情報の
内容、例えば異常が発生した場所、異常発生時刻、異常
のレベルなどを表示し、また前記制御部18から通話先
電話番号などの情報が出力されたとき、この情報の内容
を表示する表示部22と、前記操作部21が操作され
て、異常内容の詳細な情報を要求する詳細要求が入力さ
れたとき、この詳細要求に応じた可聴信号を生成し、こ
れを応答信号として前記制御部18に供給し、前記無線
部17から前記固定局9に送信させる応答信号送出部2
3とを備えている。
【0043】そして、前記固定局9から呼び出し信号が
出力されたとき、これを受信して、表示部22上に“着
信有り”を表示し、この状態で、操作部21が操作され
てオフフックされたとき、前記固定局9との間で無線回
線を確立して、前記固定局9から送信される設備異常メ
ッセージを受信した後、この設備異常メッセージを構成
する可聴信号を識別し、この識別結果に基づき、表示部
22上に異常が発生した場所、異常発生時刻、異常のレ
ベルなどを表示するとともに、前記設備異常メッセージ
の音声メッセージに基づき、音声入出力部19から音声
で、前記異常内容の概要を操作者に伝える。
【0044】この後、操作部21が操作されて、異常内
容の詳細な情報を要求する詳細要求が入力されたとき、
この詳細要求に応じた可聴信号を生成し、これを応答信
号として前記固定局9に送信した後、この固定局9から
異常の詳細な内容を示す音声メッセージが送信されたと
き、これを受信して、音声入出力部19から音声で、前
記異常内容の詳細を操作者に伝える。
【0045】また、この動作と並行し、操作部21が操
作されて、監視装置2側の電話機7あるいは他の携帯電
話機3を指定するダイヤリング操作が行われたとき、表
示部22上にダイヤリング内容を表示するとともに、前
記固定局9、前記交換機15を順次、介して、監視装置
2の電話機7あるいは他の携帯電話機3を呼び出し、こ
れらの電話機7がオフフックされたとき、携帯電話機3
を持つ操作者と、監視装置2の電話機7、他の携帯電話
機3を持つ操作者との通話を開始させる。
【0046】つぎに、図1に示すブロック図を参照しな
がら、この実施の形態の動作について説明する。まず、
監視対象設備5に何からの異常が発生し、設備異常メッ
セージデータベース6から異常の概要を示す音声メッセ
ージと、異常が発生した場所、異常発生時刻、異常のレ
ベルなどを示す可聴信号とを組み合わせた設備異常メッ
セージが出力されると、交換機15によってこれが取り
込まれるとともに、電話機7が呼び出され、この電話機
7の送受話器がオフフックされたとき、前記設備異常メ
ッセージが電話機7に供給されて、この電話機7の送受
話器から前記設備異常メッセージを構成している音声メ
ッセージに対応する音声が出力されて、この送受話器を
持つ操作者に、異常内容が伝えられるとともに、固定局
9が制御されて、携帯電話機3が呼び出され、この携帯
電話機3の表示部22上に“着信有り”が表示される。
【0047】この状態で、携帯電話機3の操作部21が
操作され、オフフック操作が行われると、固定局9と、
携帯電話機3との間で通信回線が確立されて、交換機1
5から設備異常メッセージが出力されて、これが固定局
9から携帯電話機3に伝送され、この携帯電話機3の表
示部22上に、異常が発生した場所、異常発生時刻、異
常のレベルなどが文字で表示されるとともに、異常の概
要を示す音声が出力されて、この携帯電話機3を持つ操
作者に伝えられる。
【0048】この後、この操作者によって、操作部21
が操作されて、異常内容に関するさらに詳細な情報を要
求する詳細要求が入力されると、携帯電話機3によっ
て、前記詳細要求に応じた周波数を持つ可聴信号が生成
されて、これが応答信号として固定局9に伝送され、交
換機15によってこの応答信号の内容が識別される。
【0049】そして、この識別結果に基づき、交換機1
5によって設備異常メッセージデータベース6が制御さ
れて、この設備異常メッセージデータベース6から異常
内容の詳細な内容を示す音声メッセージが取り込まれる
とともに、固定局9が制御されて、前記音声メッセージ
が携帯電話機3に送信され、この携帯電話機3から異常
の詳細を示す音声が出力されて、この携帯電話機3を持
つ操作者に伝えられる。
【0050】また、この動作と並行し、携帯電話機3の
操作部21が操作されて、監視装置2側の電話機7ある
いは他の携帯電話機3を指定するダイヤリング操作が行
われると、前記固定局9、前記交換機15を順次、介し
て監視装置2の電話機7あるいは他の携帯電話機3が呼
び出され、これらの電話機7がオフフックされたとき、
携帯電話機3を持つ操作者と、監視装置2の電話機7あ
るいは他の携帯電話機3を持つ操作者との通話が開始さ
れる。
【0051】このように、この実施の形態1において
は、ビルに設けられている監視対象設備5に何らかの異
常が発生したとき、監視装置2によってこれを検知し
て、通信回線装置4に携帯電話機3を呼び出させ、さら
に異常内容に対応する音声メッセージを選択させるとと
もに、異常が発生した場所、異常発生時刻、異常のレベ
ルなどを示す可聴信号(文字情報)を生成して、これら
文字情報、音声メッセージを組み合わせた設備異常メッ
セージを作成し、これを通信回線装置4から携帯電話機
3に伝送させ、この携帯電話機3を携帯している操作者
に文字と、音声とで異常内容を知らせるようにしている
ので、監視対象設備5に何らかの異常が発生したとき、
異常内容を示す文字情報と、音声情報とを携帯電話機3
に伝送して、この携帯電話機3の操作者に、短い時間
で、異常が発生した場所、異常発生時刻、異常の緊急
度、異常内容の概要を把握させることができる。
【0052】また、この実施の形態1では、監視対象設
備5に何らかの異常が発生したとき、異常内容を文字情
報で表わすのに必要な可聴信号と、異常内容を示す音声
メッセージとを組み合わせた設備異常メッセージを携帯
電話機3に伝送するようにしているので、少ない情報
量、狭い周波数帯域で、異常内容を携帯電話機3に伝送
し、この携帯電話機3の操作者に、短い時間で、異常が
発生した場所、異常発生時刻、異常の緊急度、異常内容
の概要を把握させることができる。
【0053】また、この実施の形態1では、監視対象設
備5に何らかの異常が発生したとき、異常内容の概要を
示す可聴信号と、音声メッセージとを組み合わせた設備
異常メッセージを携帯電話機3に伝送した後、携帯電話
機3の要求に応じて、異常内容の詳細な内容を示す音声
メッセージを携帯電話機3に伝送するようにしているの
で、携帯電話機3の操作者に、短い時間で、異常が発生
した場所、異常発生時刻、異常の緊急度、異常内容の概
要を把握させた後、携帯電話機3の操作者からの要求に
応じて、異常内容の詳細な情報を携帯電話機3に伝送す
ることができ、これによって異常内容を短時間で把握さ
せることができ、必要に応じて異常内容の詳細な内容を
も把握させることができる。
【0054】実施の形態2.図2は、本発明による設備
異常監視システムのうち、実施の形態2を示すブロック
図である。なお、この図において、図1の各部と同じ部
分には、同じ符号が付してある。
【0055】この図に示す設備異常監視システム1bが
図1に示す設備異常監視システム1aと異なる点は、交
換機15内に通信終了信号送信回路24を設け、固定局
9から携帯電話機3に設備異常メッセージや音声メッセ
ージを送信してから、一定時間が経過しても、携帯電話
機3から応答信号が送信されないとき、通信終了信号送
出回路24によってこれを検知して、制御回路14を制
御し、固定局9と、携帯電話機3との間の通信回線を強
制的に切断させるようにしたことである。
【0056】このように、この実施の形態2では、固定
局9から携帯電話機3に設備異常メッセージや音声メッ
セージを送信してから、一定時間が経過しても、携帯電
話機3から応答信号が送信されないとき、通信終了信号
送出回路24によってこれを検知して、制御回路14を
制御し、固定局9と、携帯電話機3との間の通信回線を
強制的に切断させるようにしているので、監視対象設備
5に何らかの異常が発生したとき、携帯電話機3の操作
者に、短い時間で、異常が発生した場所、異常発生時
刻、異常の緊急度、異常内容の概要、異常内容の詳細を
把握させた後、強制的に通信回線を切断して、無駄な通
信時間を無くして、通信コストを低減させることができ
る。
【0057】また、この実施の形態2でも、上述した実
施の形態1と同様に、監視対象設備5に何らかの異常が
発生したとき、異常内容の概要を文字情報で表わすのに
必要な可聴信号と、異常内容の概要を示す音声メッセー
ジとを組み合わせた設備異常メッセージを携帯電話機3
に伝送した後、携帯電話機3の要求に応じて、異常内容
の詳細な内容を示す音声メッセージを携帯電話機3に伝
送するようにしているので、少ない情報量、狭い周波数
帯域、短い時間で、携帯電話機3の操作者に、異常が発
生した場所、異常発生時刻、異常の緊急度、異常内容の
概要を把握させた後、携帯電話機3の操作者からの要求
に応じて、異常内容の詳細な情報を携帯電話機3に伝送
し、これによって異常内容を短時間で把握させることが
できるとともに、必要に応じて異常内容の詳細な内容を
も把握させることができる。
【0058】実施の形態3.図3は、本発明による設備
異常監視システムのうち、実施の形態3を示すブロック
図である。なお、この図において、図2の各部と同じ部
分には、同じ符号が付してある。
【0059】この図に示す設備異常監視システム1cが
図2に示す設備異常監視システム1bと異なる点は、携
帯電話機3内に緊急メッセージ受信表示部25を設け、
携帯電話機3によって設備異常メッセージが受信され、
この設備異常メッセージを構成する可聴信号で示される
異常レベルが緊急性を要するレベルであるとき、信号検
出部20によってこれを検知して、緊急メッセージ受信
表示部25上に、緊急性が高い音声メッセージ、文字情
報を受信したことを表示し、これを携帯電話機3を持つ
操作者に知らせるようしたことである。
【0060】このように、この実施の形態3では、携帯
電話機3によって設備異常メッセージが受信され、この
設備異常メッセージを構成する可聴信号で示される異常
レベルが緊急性を要するレベルであるとき、信号検出部
20によってこれを検知して、緊急メッセージ受信表示
部25上に、緊急性が高い音声メッセージ、文字情報を
受信したことを表示し、これを携帯電話機3を持つ操作
者に知らせるようにしているので、監視対象設備5に緊
急を要する異常が発生したとき、異常内容を示す文字情
報と、音声情報とを携帯電話機3に伝送して、この携帯
電話機3の操作者に、緊急に対処しなければならない異
常が発生したことを知らせるとともに、異常が発生した
場所、異常発生時刻、異常の緊急度、異常内容の概要、
異常内容の詳細を把握させて、異常状態を早期に復旧さ
せることができる。
【0061】また、この実施の形態3でも、上述した実
施の形態2と同様に、監視対象設備5に何らかの異常が
発生したとき、異常内容の概要を文字情報で表わすのに
必要な可聴信号と、異常内容の概要を示す音声メッセー
ジとを組み合わせた設備異常メッセージを携帯電話機3
に伝送した後、携帯電話機3の要求に応じて、異常内容
の詳細な内容を示す音声メッセージを携帯電話機3に伝
送し、通信が終了した時点で、強制的に通信を終了させ
るようにしているので、少ない情報量、狭い周波数帯
域、短い時間、少ない通信コストで、携帯電話機3の操
作者に、異常が発生した場所、異常発生時刻、異常の緊
急度、異常内容の概要を把握させた後、携帯電話機3の
操作者からの要求に応じて、異常内容の詳細な情報を携
帯電話機3に伝送し、これによって異常内容を短時間で
把握させることができるとともに、必要に応じて異常内
容の詳細な内容をも把握させることができる。
【0062】実施の形態4.図4は、本発明による設備
異常監視システムのうち、実施の形態4を示すブロック
図である。なお、この図において、図3の各部と同じ部
分には、同じ符号が付してある。
【0063】この図に示す設備異常監視システム1dが
図3に示す設備異常監視システム1cと異なる点は、交
換機15内に割り込みトランク回路26を設け、設備異
常メッセージデータベース6から設備異常メッセージ、
音声メッセージが出力された時点で、携帯電話機3が他
の電話機の操作者などと通話中であるとき、割り込みト
ランク回路26によって制御回路14を制御して、割り
込みをかけさせ、これら電話機、携帯電話機3の通話路
に前記設備異常メッセージ、音声メッセージを混入さ
せ、携帯電話機3を使用して通話している操作者に、監
視対象設備5で生じた異常の概要、異常の詳細を音声形
式、文字形式で知らせるようにしたことである。
【0064】このように、この実施の形態4では、設備
異常メッセージデータベース6から設備異常メッセー
ジ、音声メッセージが出力された時点で、携帯電話機3
が他の電話機の操作者などと通話中であるとき、割り込
みトランク回路26によって制御回路14を制御して、
割り込みをかけさせ、これら電話機、携帯電話機3の通
話路に前記設備異常メッセージ、音声メッセージを混入
させ、携帯電話機3を使用して通話している操作者に、
監視対象設備5で生じた異常の概要、異常の詳細を音声
形式、文字形式で知らせるようにしているので、監視対
象設備5に異常が発生したとき、携帯電話機3の操作者
が通話中であっても、異常内容を示す文字情報と、音声
情報とを携帯電話機3に伝送して、この携帯電話機3の
操作者に、異常が発生した場所、異常発生時刻、異常の
緊急度、異常内容の概要、異常内容の詳細を把握させ
て、異常状態を早期に復旧させることができる。
【0065】また、この実施の形態4でも、上述した実
施の形態3と同様に、監視対象設備5に何らかの異常が
発生したとき、異常内容の概要を文字情報で表わすのに
必要な可聴信号と、異常内容の概要を示す音声メッセー
ジとを組み合わせた設備異常メッセージを携帯電話機3
に伝送して、緊急度などを表示させた後、携帯電話機3
の要求に応じて、異常内容の詳細な内容を示す音声メッ
セージを携帯電話機3に伝送し、通信が終了した時点
で、強制的に通信を終了させるようにしているので、少
ない情報量、狭い周波数帯域、短い時間、少ない通信コ
ストで、携帯電話機3の操作者に、異常内容の緊急度を
知らせながら、異常が発生した場所、異常が発生した時
刻、異常内容の概要を把握させた後、携帯電話機3の操
作者からの要求に応じて、異常内容の詳細な情報を携帯
電話機3に伝送し、これによって異常内容を短時間で把
握させることができるとともに、必要に応じて異常内容
の詳細な内容をも把握させることができる。
【0066】他の実施の形態.また、上述した実施の形
態1〜4では、携帯電話機3から詳細要求を出したと
き、交換機15によってこれを検知して、設備異常メッ
セージデータベース6から異常内容の詳細を示す音声メ
ッセージを取り込み、これを前記携帯電話機3に伝送し
て、音声を出力させるようにしているが、異常内容の詳
細を内容を携帯電話機3の操作者に知らせる際、異常内
容の概要を知らせる場合と同様に、異常内容の詳細を示
す文字情報と、異常内容の詳細を示す音声メッセージと
を組み合わせた設備異常メッセージを作成し、これを携
帯電話機3に伝送して、文字情報と、音声とで、異常内
容の詳細な内容を操作者に知らせるようにしても良い。
【0067】このように構成することにより、異常内容
の詳細な内容を携帯電話機3の操作者に、さらに把握さ
せ易くすることができる。
【0068】また、上述した各実施の形態では、携帯電
話機3を直接、移動局として使用するようにしている
が、この携帯電話機3とノート型パソコン装置などとを
接続した装置を移動局として、使用するようにしても良
い。
【0069】このようにすることにより、文字情報の表
示容量を増やして、異常内容の把握を容易にすることが
できるとともに、異常内容の解析を容易にし、異常内容
の早期、復旧、適切な対処を容易にすることができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る設備
異常監視システムでは、監視対象設備に何らかの異常が
発生したとき、異常内容を示す文字情報と、音声情報と
を移動局に伝送して、この移動局側の操作者に、短い時
間で、異常が発生した場所、異常発生時刻、異常の緊急
度、異常内容の概要を把握させることができる。
【0071】つぎの発明に係る設備異常監視システムで
は、監視対象設備に何らかの異常が発生したとき、異常
内容を文字情報で表わすのに必要な可聴信号と、異常内
容を示す音声情報とを移動局に伝送して、この移動局側
の操作者に、短い時間で、異常が発生した場所、異常発
生時刻、異常の緊急度、異常内容の概要を把握させるこ
とができ、これによって少ない情報量、狭い周波数帯域
で、異常内容を移動局側に伝送することができる。
【0072】つぎの発明に係る設備異常監視システムで
は、監視対象設備に何らかの異常が発生したとき、異常
内容の概要を示す文字情報と、音声情報とを移動局に伝
送して、この移動局側の操作者に、短い時間で、異常が
発生した場所、異常発生時刻、異常の緊急度、異常内容
の概要を把握させた後、移動局からの要求に応じて、異
常内容の詳細な情報を移動局に伝送することができ、こ
れによって異常内容を短時間で把握させることができ、
必要に応じて異常内容の詳細な内容をも把握させること
ができる。
【0073】つぎの発明に係る設備異常監視システムで
は、監視対象設備に何らかの異常が発生したとき、異常
内容を示す文字情報と、音声情報とを移動局に伝送し
て、この移動局側の操作者に、短い時間で、異常が発生
した場所、異常発生時刻、異常の緊急度、異常内容の概
要、異常内容の詳細を把握させた後、強制的に通信回線
を切断して、無駄な通信時間を無くして、通信コストを
低減させることができる。
【0074】つぎの発明に係る設備異常監視システムで
は、監視対象設備に緊急を要する異常が発生したとき、
異常内容を示す文字情報と、音声情報とを移動局に伝送
して、この移動局側の操作者に、緊急に対処しなければ
ならない異常が発生したことを知らせるとともに、異常
が発生した場所、異常発生時刻、異常の緊急度、異常内
容の概要、異常内容の詳細を把握させて、異常状態を早
期に復旧させることができる。
【0075】つぎの発明に係る設備異常監視システムで
は、監視対象設備に異常が発生したとき、移動局側の操
作者が通話中であっても、異常内容を示す文字情報と、
音声情報とを移動局に伝送して、この移動局側の操作者
に、異常が発生した場所、異常発生時刻、異常の緊急
度、異常内容の概要、異常内容の詳細を把握させて、異
常状態を早期に復旧させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による設備異常監視システムの実施の
形態1を示すブロック図である。
【図2】 本発明による設備異常監視システムの実施の
形態2を示すブロック図である。
【図3】 本発明による設備異常監視システムの実施の
形態3を示すブロック図である。
【図4】 本発明による設備異常監視システムの実施の
形態4を示すブロック図である。
【図5】 従来から知られている設備異常監視システム
の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】 1a 設備異常監視システム、1b 設備異常監視シス
テム、1c 設備異常監視システム、1d 設備異常監
視システム、2 監視装置、3 携帯電話機(移動
局)、4 通信回線装置、5 監視対象設備、9 固定
局、10 設備異常メッセージインタフェース回路、1
1 固定局インタフェース回路、12 電話機インタフ
ェース回路、13 応答信号識別回路、14 制御回
路、15 交換機、16 アンテナ、17 無線部、1
8 制御部、19 音声入出力部、20信号検出部、2
1 操作部、22 表示部、23 応答信号送出部、2
4 通信終了信号送出回路、25 緊急メッセージ受信
表示部、26 割り込みトランク回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA10 AA19 AA37 AA43 BB12 BB46 DD23 DD33 DD38 EE07 EE14 FF01 FF02 FF23 GG07 GG66 GG70 5K024 AA14 AA32 AA79 BB03 BB04 CC11 DD01 DD04 FF03 FF06 GG01 GG10 HH04 5K033 BA08 BA14 BA17 CB06 CB19 DA17 DB16 DB20 EA07 5K101 KK13 LL11 MM04 MM05 MM07 NN14 NN18 NN22 NN25 RR12 RR21 TT03 UU05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視対象となっている設備側で異常が発
    生したとき、監視装置によって異常内容を示す情報を作
    成し、交換機を経由して、固定局から移動局に前記情報
    を伝える設備異常監視システムにおいて、 前記設備側に異常が発生したとき、異常内容に対応した
    音声情報と文字情報とを含む設備異常メッセージを生成
    して、前記固定局から前記移動局に送信させる監視装置
    と、 前記固定局から前記設備異常メッセージが送信されたと
    き、これを受信して、この設備異常メッセージに含まれ
    ている音声情報、文字情報を再生し、音声入出力部から
    前記音声情報に対応する音声を出力させるとともに、表
    示部上に前記文字情報に対応する文字を表示させる移動
    局と、 を備えたことを特徴とする設備異常監視システム。
  2. 【請求項2】 前記監視装置は、前記設備側に異常が発
    生したとき、最初、異常内容の概要を示す音声情報と文
    字情報とを生成して、前記固定局から前記移動局に送信
    させ、この移動局から詳細要求が出されたとき、異常内
    容の詳細な情報を生成して、前記固定局から前記移動局
    に送信させることを特徴とする請求項1に記載の設備異
    常監視システム。
  3. 【請求項3】 前記監視装置は、文字情報に対応する可
    聴信号を生成して、この可聴信号と音声情報を示す音声
    メッセージとを組み合わせて設備異常メッセージを作成
    し、前記移動局は前記設備異常メッセージを再生して、
    この設備異常メッセージに含まれている可聴信号を識別
    して、文字情報を再生することを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の設備異常監視システム。
  4. 【請求項4】 前記交換機は、前記固定局から前記移動
    局に設備異常メッセージまたは詳細情報を送信してか
    ら、一定時間が経過しても、前記移動局から応答信号が
    送信されないとき、これを検知して、前記固定局と、前
    記移動局との間の通信回線を強制的に切断させることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の設備異
    常監視システム。
  5. 【請求項5】 前記移動局は、前記固定局から送信され
    た設備異常メッセージ中の文字情報で示される緊急度が
    予め定められたレベル以上であるとき、これを検知し
    て、緊急性が高い音声情報、文字情報を受信したことを
    知らせることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つ
    に記載の設備異常監視システム。
  6. 【請求項6】 前記交換機は、前記移動局が通話中であ
    るとき、前記移動局の通話路に割り込みをかけて、設備
    異常メッセージまたは詳細情報を混入させ、前記移動局
    に前記設備異常メッセージまたは詳細情報を伝送するこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の設
    備異常監視システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002099325A (ja) * 2000-09-22 2002-04-05 Ibiden Co Ltd 工場内設備監視システム
JP2003037599A (ja) * 2001-07-25 2003-02-07 Allied Tereshisu Kk ネットワークの管理装置、管理方法、通信装置及びネットワークシステム
JP2013179545A (ja) * 2012-02-29 2013-09-09 Ricoh Co Ltd 機器、情報処理方法及びプログラム

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