JP2000012406A - 安全ヒューズ付き固体電解コンデンサの構造 - Google Patents

安全ヒューズ付き固体電解コンデンサの構造

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JP2000012406A
JP2000012406A JP10175911A JP17591198A JP2000012406A JP 2000012406 A JP2000012406 A JP 2000012406A JP 10175911 A JP10175911 A JP 10175911A JP 17591198 A JP17591198 A JP 17591198A JP 2000012406 A JP2000012406 A JP 2000012406A
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JP
Japan
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ferrite
fuse
high frequency
inductance
electrolytic capacitor
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JP10175911A
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English (en)
Inventor
Shinji Nakamura
伸二 中村
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度等に対する安全ヒューズを備えた固体電
解コンデンサにおいて、そのコンデンサ素子1に対して
ヒューズ4を使用することで高周波特性が低下すること
を、大型化を招来することなく回避する。 【手段】 前記コンデンサ素子1に対するヒューズ4
に、高周波域でのインダクタンスの損失が少ないフェラ
イトを筒状に固めて成るフェライトビーズ6を被嵌す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンタル又はアル
ミ等の固体電解コンデンサにおいて、そのコンデンサ素
子に、温度又は過電流に対する安全ヒューズ、又は温度
及び過電流に対する安全ヒューズを付加した固体電解コ
ンデンサの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】一般に、
この種の安全ヒューズ付き固体電解コンデンサは、例え
ば、特開平6−45208号公報等に記載されているよ
うに、コンデンサ素子における陰極と陰極リード端子と
の間、及び前記コンデンサ素子における陽極と陽極リー
ド端子との間のうちいずれか一方又は両方の間を、半田
ワイヤー等のヒューズ線にて電気的に接続すると言う構
成にしている。
【0003】しかし、このようにコンデンサ素子におけ
る陰極と陰極リード端子等の間を半田ワイヤー等のヒュ
ーズ線にて電気的に接続した場合、この半田ワイヤー等
のヒューズ線は、高周波域でのインダクタンスが大きい
から、固体電解コンデンサにおける高周波特性が悪くな
ると言う問題があった。特に、前記ヒューズ線における
温度及び過電流に対する溶断特性を向上するには、この
ヒューズ線の太さを細くすることが必要であるが、ヒュ
ーズ線の太さを細くすると、前記固体電解コンデンサに
おける高周波特性が更に悪るくなるのである。
【0004】本発明は、この問題を解消した固体電解コ
ンデンサの構造を提供することを技術的課題とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「コンデンサ素子における陰極と陰極
リード端子との間、及び前記コンデンサ素子における陽
極と陽極リード端子との間のうちいずれか一方又は両方
にヒューズ線を設けて成る安全ヒューズ付き固体電解コ
ンデンサにおいて、前記ヒューズ線に、フェライトを筒
状に固めて成るフェライトビーズを被嵌する。」と言う
構成にした。
【0006】
【発明の作用・効果】フェライトは、比較的抵抗が大き
く、且つ、高周波域でのインダクタンスの損失が少ない
ので、このフェライトを筒状に固めて成るフェライトビ
ーズを、高周波域でのインダクタンスが大きいヒューズ
線に被嵌することにより、前記ヒューズ線における高周
波域でのインダクタンスを、確実に小さくできるのであ
る。
【0007】従って、本発明によると、安全ヒューズ付
き固体電解コンデンサにおける高周波特性を、そのヒュ
ーズ線にフェライトビーズを被嵌するだけで大型化を招
来することなく、大幅に改善できる効果を有する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
について説明する。図1は、第1の実施の形態を示す。
この第1の実施の形態は、二端子型の固体電解コンデン
サに適用した場合である。
【0009】この二端子型の固体電解コンデンサは、多
孔質のチップ片1aから陽極棒1bを突出し前記チップ
片1aの外周面に陰極膜1cを形成して成るコンデンサ
素子1を、陽極リード端子2と、陰極リード端子3との
間に配設して、その陽極棒1bを前記陽極リード端子2
に対して溶接等にて固着する一方、前記チップ片1aの
外周面の陰極膜1cと、前記陰極リード端子3との間
を、半田ワイヤー等のヒューズ線4にて接続し、更に、
これらの全体を合成樹脂製のパッケージ体5にて密封し
たものに構成されている。
【0010】そして、前記ヒューズ線4に、ニッケルフ
ェライト、ニッケルコバルトフェライト又はマンガンマ
グネシウムフェライト等のフェライトを筒状に固め成形
したのち焼成して成るフェライトビーズ6を被嵌するこ
とにより、このフェライトビーズ6にて前記ヒューズ線
4における長さ方向の一部が又は全部を被覆するように
構成する。
【0011】フェライトは、比較的抵抗が大きく、且
つ、高周波域でのインダクタンスの損失が少ないので、
このフェライトを筒状に固め成形したのち焼成して成る
フェライトビーズ6を、高周波域でのインダクタンスが
大きいヒューズ線4に被嵌することにより、前記ヒュー
ズ線4における高周波域でのインダクタンスを小さくす
ることができのである。
【0012】また、図2は、第2の実施の形態を示す。
この第2の実施の形態は、一つの陽極リード端子2と二
つの陰極リード端子3a,3bとを有する三端子型の固
体電解コンデンサに適用した場合であり(但し、前記第
1の実施の形態と同じ箇所又は同じ部分は、同じ符号で
示す)、この場合においても、コンデンサ素子1におけ
るチップ片1aの外周面の陰極膜1cと、前記両陰極リ
ード端子3a,3bとの間に接続した半田ワイヤー等の
ヒューズ線4a,4bの各々に、前記と同様に、フェラ
イトビーズ6を被嵌することにより、このフェライトビ
ーズ6にて前記ヒューズ線4a,4bにおける長さ方向
の一部が又は全部を被覆するように構成する。
【0013】これにより、両ヒューズ線4a,4bにお
ける高周波域でのインダクタンスを小さくすることがで
きのである。また、本発明は、前記二つの実施の形態に
限らず、コンデンサ素子1における陽極棒1b等の陽極
と、陽極リード端子2との間を半田ワイヤー等のヒュー
ズ線にて接続するとか、コンデンサ素子における陽極と
陽極リード端子との間、及びコンデンサ素子における陰
極と陰極リード端子とのの両方を、半田ワイヤー等のヒ
ューズ線にて接続するように構成した固体電解コンデン
サに対しても同様に適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】二端子型固体電解コンデンサの斜視図である。
【図2】三端子型固体電解コンデンサの斜視図である。
【符号の説明】
1 コンデンサ素子 1a チップ片 1b 陽極棒 1c 陰極膜 2 陽極リード端子 3 陰極リード端子 4,4a,4b ヒューズ線 5 パッケージ体 6 フェライトビーズ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンデンサ素子における陰極と陰極リード
    端子との間、及び前記コンデンサ素子における陽極と陽
    極リード端子との間のうちいずれか一方又は両方の間に
    ヒューズ線を設けて成る安全ヒューズ付き固体電解コン
    デンサにおいて、 前記ヒューズ線に、フェライトを筒状に固めて成るフェ
    ライトビーズを被嵌することを特徴とする安全ヒューズ
    付き固体電解コンデンサの構造。
JP10175911A 1998-06-23 1998-06-23 安全ヒューズ付き固体電解コンデンサの構造 Pending JP2000012406A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7454229B2 (en) 2004-07-06 2008-11-18 Seiko Epson Corporation Electronic apparatus and wireless communication terminal
JP2014093881A (ja) * 2012-11-05 2014-05-19 Toyota Motor Corp 電力変換装置

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US7454229B2 (en) 2004-07-06 2008-11-18 Seiko Epson Corporation Electronic apparatus and wireless communication terminal
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