JP2000011534A - 映像信号処理システム及び装置 - Google Patents

映像信号処理システム及び装置

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JP2000011534A
JP2000011534A JP10177687A JP17768798A JP2000011534A JP 2000011534 A JP2000011534 A JP 2000011534A JP 10177687 A JP10177687 A JP 10177687A JP 17768798 A JP17768798 A JP 17768798A JP 2000011534 A JP2000011534 A JP 2000011534A
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Japan
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video signal
circuit
waveform
signal processing
emphasis
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JP10177687A
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Masaru Sato
大 佐藤
Takashi Kagawa
隆 賀川
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像信号をFM変復調方式で記録再生するシ
ステムにおいて、限界記録周波数を上げることなく、波
形再現特性の向上とS/Nの改善との両立を実現する。 【解決手段】 映像信号の立ち上がりエッジ及び立ち下
がりエッジの前にシュート(プリシュート)をつけると
共にこの立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの後ろ
につくシュート(オーバーシュート)を抑圧する第1の
波形等化手段12を、プリエンファシス回路3の前段か
後段かのいずれかに備えると共に、この第1の波形等化
手段12とは逆の特性の第2の波形等化手段13を、デ
ィエンファシス回路8の前段か後段かのいずれかに備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば映像信号を
FM変復調方式で記録再生するシステムや、あるいは映
像信号をFM変復調方式で送受信するシステムに関し、
特に、波形再現特性の向上とS/Nの改善とを両立を可
能にしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の映像信号記録・再生用の
磁気記録再生装置(例えばビデオテープレコーダ)の記
録・再生系の回路構成の一例を示す。この磁気記録再生
装置の記録・再生系20は、記録系として入力映像信号
処理回路2,プリエンファシス回路3,FM変調回路
4,記録アンプ5を有し、再生系として再生アンプ6,
FM復調回路7,ディエンファシス回路8,出力映像信
号処理回路9を有している。
【0003】記録時には、記録・再生系20に入力した
ベースバンドの映像信号は、所定の処理(自動振幅調整
等)を施す入力映像信号処理回路2を経て、プリエンフ
ァシス回路3で高周波数領域を強調(エンファシス)す
るプリエンファシス処理を施された後、FM変調回路4
でFM信号に変換される。このFM信号は、記録アンプ
5を経て磁気ヘッド10に送られて、磁気記録媒体(例
えばビデオテープ)11に記録される。
【0004】再生時には、磁気記録媒体11から磁気ヘ
ッド10により読み出された再生FM信号は、再生アン
プ6を経て、FM復調回路7で映像信号に変換される。
この映像信号は、ディエンファシス回路8で高周波数領
域を減衰させるディエンファシス処理を施されることに
より高周波数領域の周波数特性が元どおりに戻された
後、出力映像信号処理回路9(ローパスフィルタ等)を
経て記録・再生系1から出力される。
【0005】この図5の磁気記録再生装置の例のよう
に、通常のFM変復調方式の記録再生システムには、記
録系において、FM変調回路の前段にプリエンファシス
回路が設けられると共に、再生系において、FM復調回
路の後段にディエンファシス回路が設けられている。
【0006】プリエンファシス処理では、振幅の周波数
特性が強調されるのと同時に群遅延特性も増大する。そ
の結果、プリエンファシス処理を施したベースバンドの
映像信号の波形には、図6に例示するように、立ち上が
り,立ち下がりのエッジの後ろにシュート(オーバーシ
ュート)が発生する。
【0007】このオーバーシュートの振幅はエンファシ
ス量(高周波数領域の強調の度合い)に比例するので、
エンファシス量が大きいほどオーバーシュートの振幅も
大きくなる。そのため、ベースバンドの高周波数領域を
大きく強調することにより、FM信号に変換したときの
サイドバンドレベルも大きく強調されることになるの
で、記録時に記録媒体で加わるノイズ成分に対する信号
レベルが上昇する。これにより、再生時の映像信号とノ
イズとの比率(S/N)が改善されることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしその反面、オー
バーシュートの振幅が大きいと、プリエンファシス処理
を施した映像信号をFM信号に変換したとき、オーバー
シュートの先端部は極めて高い周波数に変換される。そ
して、その周波数が記録媒体の限界記録周波数を超える
と、再生時にFM信号を映像信号に変換する際に反転現
象が発生することにより波形再現特性が悪くなるので、
再生画質を著しく劣化させてしまう。
【0009】この反転現象の発生を防止するための手法
として、図7に示すように、オーバーシュートの先端部
を或る一定レベルで切るクリップ処理を施すことによ
り、オーバーシュートを抑圧する手法が知られている。
しかし、この手法では、再生時に映像信号の高周波数領
域の周波数特性が元どおりに戻らないことにより波形再
現特性が悪くなるので、やはり画質の劣化を招いてしま
う。
【0010】他方、エンファシス量を小さくすることに
よりオーバーシュートの振幅を小さくすれば、こうした
反転現象が発生しなくなるので波形再現特性はよくな
る。しかしその場合には、FM変復調によって発生する
三角ノイズの抑圧度が下がるので、S/Nが悪化してし
まう。また、記録媒体の限界記録周波数を高くすれば反
転現象は減少するが、限界記録周波数を上げることは記
録媒体のコスト高につながってしまう。
【0011】このように、従来のFM変復調方式の記録
再生システムでは、限界記録周波数の上昇による記録媒
体のコスト高を伴うことなく波形再現特性の向上とS/
Nの改善との両立を実現することが困難であるという問
題があった。
【0012】尚、例えば映像信号を雑音を有する伝送路
を介してFM変復調方式で送受信するシステムでも、や
はり通常は送信側(画像伝送装置)においてFM変調回
路の前段にプリエンファシス回路が設けられると共に受
信側(受信装置)においてFM復調回路の後段にディエ
ンファシス回路が設けられているので、FM変復調方式
の記録再生システムにおけるのと全く同様に、限界伝送
周波数を上げることなく波形再現特性の向上とS/Nの
改善との両立を実現することが困難であるという問題が
あった。
【0013】従って、本発明の目的は、映像信号をFM
変復調方式で記録再生するシステムや、映像信号を雑音
を有する伝送路を介してFM変復調方式で送受信するシ
ステムにおいて、限界記録周波数や限界伝送周波数を上
げることなく、波形再現特性の向上とS/Nの改善との
両立を実現することにある。
【0014】尚、本明細書では、図5の磁気記録再生装
置の記録系(あるいはFM変復調方式の送受信システム
における画像伝送装置)のように、映像信号の高周波数
領域を強調するプリエンファシス回路と、このプリエン
ファシス回路の出力信号をFM変調するFM変調回路と
を有する映像信号処理系と、この磁気記録再生装置の再
生系(あるいはFM変復調方式の送受信システムにおけ
る受信装置)のように、FM変調回路でFM変調された
映像信号を復調するFM復調回路と、このFM復調回路
の出力信号の高周波数領域を減衰させるディエンファシ
ス回路とを有する映像信号処理系とを総括して、「映像
信号処理システム」と称することにする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る映像信号処
理システムは、映像信号の高周波数領域を強調するプリ
エンファシス回路と、このエンファシス回路の出力信号
をFM変調するFM変調回路とを有する第1の映像信号
処理系と、このFM変調回路でFM変調された映像信号
を復調するFM復調回路と、このFM復調回路の出力信
号の高周波数領域を減衰させるディエンファシス回路と
を有する第2の映像信号処理系とから成る映像信号処理
システムにおいて、請求項1に記載のように、映像信号
の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの前にシュー
ト(プリシュート)をつけると共にこの立ち上がりエッ
ジ及び立ち下がりエッジの後ろにつくシュート(オーバ
ーシュート)を抑圧する第1の波形等化手段を、プリエ
ンファシス回路の前段か後段かのいずれかに備えると共
に、この第1の波形等化手段とは逆の特性の第2の波形
等化手段を、ディエンファシス回路の前段か後段かのい
ずれかに備えたことを特徴としている。
【0016】この映像信号処理システムによれば、第1
の映像信号処理系で、第1の波形等化手段により、映像
信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの前にシ
ュートがつけられると共に立ち上がりエッジ及び立ち下
がりエッジの後ろにつくシュートが抑圧されることによ
り、この映像信号をFM信号に変換したとき、シュート
の先端部の周波数が低く抑えられるようになる。従っ
て、シュートの先端部が高い周波数に変換されることを
原因とする反転現象を減少させることができるので、波
形再現特性が改善される。
【0017】また、プリエンファシス回路によるエンフ
ァシス量は従来よりも少なくする必要はないので、FM
変復調によって発生する三角ノイズの抑圧度が従来どお
りに維持される。従って、S/Nの悪化を招くこともな
い。また、オーバーシュートによる波形のヒゲが少なく
なるので、従来波形再現特性の悪化の原因の一つであっ
たクリップ量(図7)を減らすことも可能となる。
【0018】また、第2の映像信号処理系では、第2の
波形等化手段により、第1の波形等化手段とは逆の特性
の波形等化処理が映像信号に施されるので、波形等化処
理そのものによって波形再現特性が悪化することもな
い。このようにして、限界記録周波数や限界伝送周波数
を上げることなく、波形再現特性の向上とS/Nの改善
とが両立するようになる。
【0019】しかも、プリエンファシス回路及びディエ
ンファシス回路としては従来と同等の特性のものでよい
ため従来のものをそのまま流用できるので、映像信号処
理システム全体のコストダウンが可能である。
【0020】尚、請求項1に記載の映像信号処理システ
ムにおいて、請求項2に記載のように、第1の波形等化
手段に、プリシュートの振幅とオーバーシュートの振幅
とを等しくさせるようにした場合には、FM信号に変換
したときのシュートの先端部の周波数が最も低くなるの
で、エンファシス量を最大にとることができるようにな
ることにより、波形再現特性が最も良好になると共に、
三角ノイズの抑圧度が最大になるのでS/Nも最も良好
になる。
【0021】次に、本発明に係る映像信号処理装置は、
映像信号の高周波数領域を強調するエンファシス回路
と、このエンファシス回路の出力信号をFM変調するF
M変調回路とを有する映像信号処理装置において、請求
項3に記載のように、映像信号の立ち上がりエッジ及び
立ち下がりエッジの前にシュートをつけると共にこの立
ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの後ろにつくシュ
ートを抑圧する波形等化手段を、エンファシス回路の前
段か後段かのいずれかに備えたことを特徴としている。
【0022】この映像信号処理装置は、本発明に係る映
像信号処理システムにおける第1の映像信号処理系に相
当するものであり、この第1の映像信号処理系について
既に述べたのと全く同様にして、波形再現特性の向上と
S/Nの改善との両立が可能になる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した磁気記
録再生装置の記録・再生系の回路構成の一例を示すもの
であり、同図において図5に対応する部分には同一符号
を付している。この磁気記録再生装置の記録・再生系1
は、記録系として入力映像信号処理回路2,プリエンフ
ァシス回路3,波形等化回路12,FM変調回路4,記
録アンプ5を有し、再生系として再生アンプ6,FM復
調回路7,波形等化回路13,ディエンファシス回路
8,出力映像信号処理回路9を有している。
【0024】記録時には、記録・再生系1に入力したベ
ースバンドの映像信号は、入力映像信号処理回路2を経
て、プリエンファシス回路3で高周波数領域を強調する
プリエンファシス処理を施された後、波形等化回路12
に入力される。
【0025】波形等化回路12は、入力信号に対し、図
2に示すように、立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッ
ジの前にシュート(プリシュート)をつけると共に立ち
上がりエッジ及び立ち下がりエッジのオーバーシュート
を抑圧する波形等化処理を施すものである。
【0026】波形等化回路12によりこの波形等化処理
を施された映像信号は、FM変調回路4でFM信号に変
換され、記録アンプ5を経て磁気ヘッド10に送られ
て、磁気記録媒体(例えばビデオテープ)11に記録さ
れる。
【0027】再生時には、磁気記録媒体11から磁気ヘ
ッド10により読み出された再生FM信号は、再生アン
プ6を経て、FM復調回路7で映像信号に変換された
後、波形等化回路13に入力される。
【0028】波形等化回路13は、入力信号に対し、波
形等化回路12とは逆の特性のる波形等化処理、すなわ
ち、立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのプリシュ
ートを抑圧すると共に立ち上がりエッジ及び立ち下がり
エッジのオーバーシュートの振幅を大きくする波形等化
処理を施すものである。
【0029】波形等化回路13によりこの波形等化処理
を施された映像信号は、ディエンファシス回路8で高周
波数領域を減衰させるディエンファシス処理を施される
ことにより高周波数領域の周波数特性が元どおりに戻さ
れた後、出力映像信号処理回路9を経て記録・再生系1
から出力される。
【0030】この磁気記録再生装置によれば、記録時
に、映像信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジ
の前にシュートがつけられると共に立ち上がりエッジ及
び立ち下がりエッジの後ろについているシュートが抑圧
されることにより、この映像信号をFM信号に変換した
とき、シュートの先端部の周波数が低く抑えられるよう
になる。従って、シュートの先端部が高い周波数に変換
されることを原因とする反転現象を減少させることがで
きるので、波形再現特性が改善される。
【0031】また、プリエンファシス回路3によるエン
ファシス量は従来よりも少なくする必要はないので、F
M変復調によって発生する三角ノイズの抑圧度が従来ど
おりに維持される。従って、S/Nの悪化を招くことも
ない。また、オーバーシュートによる波形のヒゲが少な
くなるので、従来波形再現特性の悪化の原因の一つであ
ったクリップ量(図7)を減らすことも可能となる。
【0032】また、再生時には、記録時とは逆の特性の
波形等化処理が映像信号に施されるので、波形等化処理
そのものによって波形再現特性が悪化することもない。
このようにして、磁気記録媒体11の限界記録周波数を
上げることなく、波形再現特性の向上とS/Nの改善と
の両立が実現される。
【0033】しかも、プリエンファシス回路及びディエ
ンファシス回路としては従来と同等の特性のものでよい
ため従来の磁気記録再生装置におけるプリエンファシス
回路3及びディエンファシス回路8をそのまま流用して
いるので、記録再生装置全体のコストダウンが可能であ
る。
【0034】尚、波形等化回路12は、上述の波形等化
処理を、プリシュートの振幅とオーバーシュートの振幅
とが等しくなるように施すことが一層好適である。プリ
シュートの振幅とオーバーシュートの振幅とが等しいと
き、FM信号に変換したときのシュートの先端部の周波
数が最も低くなるので、磁気記録媒体11についてのエ
ンファシス量を最大にとることができるようになること
により、波形再現特性が最も良好になると共に、三角ノ
イズの抑圧度が最大になるのでS/Nも最も良好にな
る。
【0035】このような波形等化処理を行なう波形等化
回路12,13は、例えばディジタルフィルタで構成す
ることができる。図3は、波形等化回路12及び13
を、1個のIIR(無限長インパルス応答)ディジタル
フィルタで構成した例を示す。
【0036】このIIRディジタルフィルタにおいて、
係数K4に対応する要素は、前段の遅延子から供給され
る信号を、値をそのままにして正・負の符号のみを係数
K4の値に応じて切り替えて後段の加算器に送るための
要素であり、例えばエクスクルーシブ・オアゲート等か
ら成っている。また、乗算器に与える係数K2,K3
は、例えばサイン−アンド−マグニチュードコードとし
て表現している。
【0037】記録時には、係数K4に対応する要素から
後段の加算器に送る信号の符号を負に切り替え、図1の
プリエンファシス回路3の出力信号をこのIIRディジ
タルフィルタに入力信号として供給すると共に、このI
IRディジタルフィルタの出力信号を図1のFM変調回
路4に送ることにより、このIIRディジタルフィルタ
を波形等化回路12として用いる。
【0038】他方、再生時には、この要素から後段の加
算器に送る信号の符号を正に切り替え、FM復調回路7
(図1)の出力信号をこのIIRディジタルフィルタに
入力信号として供給すると共に、このIIRディジタル
フィルタの出力信号をディエンファシス回路8(図1)
に送ることにより、このIIRディジタルフィルタを波
形等化回路13として用いる。
【0039】このように、このIIRディジタルフィル
タを波形等化回路12及び13として共用することによ
り、磁気記録再生装置の回路規模の増大が最小限に抑え
られるようになる。
【0040】尚、図1の例では、プリエンファシス回路
3の後段に波形等化回路12を置くと共にディエンファ
シス回路8の前段に波形等化回路13を置いている。し
かし、プリエンファシス回路3と波形等化回路12との
順番及びディエンファシス回路8と波形等化回路13と
の順番を入れ替えても、FM変調回路4には、図1の例
と全く同様に、プリシュートがつくと共にオーバーシュ
ートが抑圧された波形(図2の右端に示すような波形)
の信号が送られると共に、出力映像信号処理回路9に
は、やはり図1の例と全く同様に、高周波数領域の周波
数特性が元どおりに戻された映像信号が送られる。
【0041】そこで、例えば図4に記録・再生系14と
して示すように、プリエンファシス回路3の前段に波形
等化回路12を置くと共にディエンファシス回路8の後
段に波形等化回路13を置くようにしてもよく、この場
合にも、図1の例と全く同様にして波形再現特性の向上
とS/Nの改善との両立が実現される。
【0042】また、以上の例では磁気記録再生装置に本
発明を適用している。しかし、これに限らず、例えば映
像信号を雑音を有する伝送路を介してFM変調方式で送
受信するシステムにおいて、送信側(画像伝送装置)に
おいてプリエンファシス回路の前段か後段かのいずれか
に波形等化回路12に相当する回路を置くと共に、受信
側(受信装置)においてディエンファシス回路の前段か
後段かのいずれかに波形等化回路13に相当する回路を
置くようにしてもよい。その場合にも、以上の例の磁気
記録再生装置と全く同様にして、限界伝送周波数を上げ
ることなく、波形再現特性の向上とS/Nの改善との両
立が実現される。
【0043】また、本発明は、以上の例に限らず、本発
明の要旨を逸脱することなく、その他様々の構成をとり
うることはもちろんである。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、映像信
号をFM変復調方式で記録再生するシステムや、映像信
号を雑音を有する伝送路を介してFM変復調方式で送受
信するシステムにおいて、限界記録周波数や限界伝送周
波数を上げることなく、波形再現特性の向上とS/Nの
改善とを両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した磁気記録再生装置の記録・再
生系の構成の一例を示すブロック図である。
【図2】図1の波形等化回路12の処理による信号波形
の変化の一例を示す図である。
【図3】図1の波形等化回路12及び13の構成例を示
すブロック図である。
【図4】図1の記録・再生系の構成の変更例を示すブロ
ック図である。
【図5】従来の磁気記録再生装置の記録・再生系の構成
の一例を示すブロック図である。
【図6】図5のプリエンファシス回路3の処理による信
号波形の変化の一例を示す図である。
【図7】クリップ処理による信号波形の変化の一例を示
す図である。
【符号の説明】
1,14‥‥記録・再生系、2‥‥入力映像信号処理回
路、3‥‥プリエンファシス回路、4‥‥FM変調回
路、5‥‥記録アンプ、6‥‥再生アンプ、7‥‥FM
復調回路、8‥‥ディエンファシス回路、9‥‥出力映
像信号処理回路、10‥‥磁気ヘッド、11‥‥磁気記
録媒体、12,13‥‥波形等化回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C053 FA21 GA03 GA04 HA16 KA11 KA21 KA22 5D073 AA01 BA02 CA04 DA02 DA03 DA07 DA09 DA33 DB02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号の高周波数領域を強調するプリ
    エンファシス回路と、前記エンファシス回路の出力信号
    をFM変調するFM変調回路とを有する第1の映像信号
    処理系と、 前記FM変調回路でFM変調された映像信号を復調する
    FM復調回路と、前記FM復調回路の出力信号の高周波
    数領域を減衰させるディエンファシス回路とを有する第
    2の映像信号処理系とから成る映像信号処理システムに
    おいて、 前記映像信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジ
    の前にシュートをつけると共に前記立ち上がりエッジ及
    び立ち下がりエッジの後ろにつくシュートを抑圧する第
    1の波形等化手段を、前記プリエンファシス回路の前段
    か後段かのいずれかに備え、 前記第1の波形等化手段とは逆の特性の第2の波形等化
    手段を、前記ディエンファシス回路の前段か後段かのい
    ずれかに備えたことを特徴とする映像信号処理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の映像信号処理システム
    において、 前記第1の波形等化手段は、前記立ち上がりエッジ及び
    立ち下がりエッジの前のシュートの振幅と該立ち上がり
    エッジ及び立ち下がりエッジの後ろにつくシュートの振
    幅とを等しくすることを特徴とする映像信号処理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 映像信号の高周波数領域を強調するエン
    ファシス回路と、 前記エンファシス回路の出力信号をFM変調するFM変
    調回路とを有する映像信号処理装置において、 前記映像信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジ
    の前にシュートをつけると共に前記立ち上がりエッジ及
    び立ち下がりエッジの後ろにつくシュートを抑圧する波
    形等化手段を、前記エンファシス回路の前段か後段かの
    いずれかに備えたことを特徴とする映像信号処理装置。
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