JP2000011195A - 図形編集装置および図形編集方法 - Google Patents

図形編集装置および図形編集方法

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JP2000011195A
JP2000011195A JP10172487A JP17248798A JP2000011195A JP 2000011195 A JP2000011195 A JP 2000011195A JP 10172487 A JP10172487 A JP 10172487A JP 17248798 A JP17248798 A JP 17248798A JP 2000011195 A JP2000011195 A JP 2000011195A
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JP10172487A
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Kenta Hara
健太 原
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 図形と図形とが関わり合うように編集された
図形情報に対する表示や印刷時における出力処理負担を
軽減して、編集した図形を高速に出力することである。 【解決手段】 ポインティングデバイス18等を操作し
て編集領域中に図形出力を非出力状態とする領域を設定
し、該設定された領域内と編集される図形の領域とに基
づいてCPU10が選択される図形の出力状態を制限す
る構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、設定される図形編
集領域に選択指示される図形をレイアウトして図形編集
を行う図形編集装置および図形編集方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図11〜図14は、従来の図形編集装置
における図形表示状態を説明する模式図である。
【0003】従来の図形編集装置における図形描画処理
では、一般的な円弧や直線等の図形を組み合わせによっ
て、ある図形(図11、図12)を描画する場合、以下
の方法によって描画していた。
【0004】第1の方法は、曲線や直線を1つの図形内
で組み合わせて描画できるベジェ曲線等で描画する。第
2の方法は、図13に示すように複数の図形を組み合わ
せて描画し、不必要な線は白い面種の長方形で上書きす
る。第3の方法は、図14に示すように複数の図形を組
み合わせて描画し、不必要な線が出ないように図形を組
み合わせる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の図形編集装置は
上記のように構成されているので、図形を描画処理する
場合、以下のような問題点がある。
【0006】先ず、第1の方法であれば、曲線を含む図
形を描画することはできるが、ベジェ曲線を使いこなす
ためには、編集方法の習熱が必要となる。第2の方法で
あれば、単純な図形を使用するため習熱は必要ないが、
以下の様な問題が発生する。
【0007】すなわち、消したくない線が消したい線の
近傍にあった場合やイメージが消したい線の下にあった
場合、白い面種の長方形によって消されることになる。
また、印刷する場合、図形が複数送られるため、データ
量が増え印刷時間がかかる。
【0008】第3の方法であれば、単純な図形を使用す
るため習熟は必要ないが、複数の図形で実現するため、
以下の様な問題が発生する。
【0009】すなわち、移動やサイズ変更等図形の変更
がある場合には、操作するために手数が多くなる。ま
た、正確に線等を合わせないと拡大した時に隙間が広が
ったりする。さらに、2つの図形の接続部分が、線の接
合の形態(マイター接合など)でなく、線端の形態(丸
め、切り落としなど)が反映されるため、接続部分が滑
らかに表示または印字されない。
【0010】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の目的は、編集領域中に図形出
力を非出力状態とする領域を設定し、該設定された領域
内と編集される図形の領域とに基づいて選択される図形
の出力状態を制限することにより、図形と図形とが関わ
り合う図形を描画する際に、不要な線を部分的に出力し
ないようにするために要する面種の変更等の煩雑な操作
を行うことなく、単に非出力領域を設定するという簡単
な操作で、ユーザが意図する編集領域にかかる図形の一
部を非出力状態として図形編集可能となり、図形と図形
とが関わり合うように編集された図形情報に対する表示
や印刷時における出力処理負担を軽減して、編集した図
形を高速に出力することができる図形編集装置および図
形編集方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、設定される図形編集領域に選択指示される図形をレ
イアウトして図形編集を行う図形編集装置であって、前
記図形編集領域に対して図形の出力を行わない範囲を非
出力領域として設定する非出力領域設定手段と、前記選
択指示される図形の領域が前記非出力領域設定手段に設
定された前記非出力領域内にかかるかどうかを判定する
判定手段と、前記判定手段により前記選択指示される図
形の領域が前記非出力領域内にかかると判定された場合
に、前記選択指示される図形中で前記非出力領域内にか
かる部分の出力を制限する非出力制御手段とを有するも
のである。
【0012】本発明に係る第2の発明は、前記非出力領
域設定手段に設定された前記非出力領域の変更領域を指
示する指示手段と、前記指示手段による前記非出力領域
の変更領域指示に基づいて前記非出力領域を変更する変
更手段とを有するものである。
【0013】本発明に係る第3の発明は、選択される図
形領域内に前記非出力領域設定手段により前記非出力領
域の取消しが指示されているかどうかを判別する判別手
段と、前記判別手段により前記非出力領域の取消しが指
示されていると判別された場合に、前記非出力領域を取
り消して出力領域に変更する取消し手段とを有するもの
である。
【0014】本発明に係る第4の発明は、設定される図
形編集領域に選択指示される図形をレイアウトして図形
編集を行う図形編集方法であって、前記図形編集領域に
対して図形の出力を行わない範囲を非出力領域として設
定する非出力領域設定工程と、前記選択指示される図形
の領域が前記非出力領域設定工程により設定された前記
非出力領域内にかかるかどうかを判定する判定工程と、
前記判定工程により前記選択指示される図形の領域が前
記非出力領域内にかかると判定された場合に、前記選択
指示される図形中で前記非出力領域内にかかる部分の出
力を制限する出力制限工程とを有するものである。
【0015】本発明に係る第5の発明は、前記非出力領
域設定工程により設定された前記非出力領域の変更領域
を指示する指示工程と、前記指示工程による前記非出力
領域の変更領域指示に基づいて前記非出力領域を変更す
る変更工程とを有するものである。
【0016】本発明に係る第6の発明は、選択される図
形領域内に前記非出力領域設定工程により前記非出力領
域の取消しが指示されているかどうかを判別する判別工
程と、前記判別工程により前記非出力領域の取消しが指
示されていると判別された場合に、前記非出力領域を取
り消して出力領域に変更する取消し工程とを有するもの
である。
【0017】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は、本発明
の第1実施形態を示す図形編集装置構成を示すブロック
図であり、例えば情報処理システムに適用した場合に相
当する。
【0018】図において、10は中央処理装置(CP
U)で、ROM11に記憶される制御プログラムおよび
FDドライブ13やHDドライブ15などによる外部記
憶装置に記憶されたアプリケーションプログラムを主記
憶装置としてのRAM12上にロードして所定の図形編
集,文書編集,画像編集等が実行可能に構成されてい
る。16はキーボード、18はマウス等のポインティン
グデバイスで、図形編集領域や、非表示領域の設定の際
に、その領域を指定可能に構成されている。17はCR
Tディスプレイである。19はプリンタで、所定の図形
編集,文書編集,画像編集等が出力データを記憶媒体に
出力する。なお、プリンタ19に代えてプロッタ等であ
ってもよい。20はシステムバスで、上記各10〜19
は該システムバス20を介して接続されている。
【0019】なお、本システムは、基本I/Oプログラ
ム,オペレーティングシステム(OS),および図形編
集プログラムをCPU10が実行することにより動作す
る。また、基本I/OプログラムはROMl1に書き込
まれており、OSはHD15に書き込まれている。そし
て、本システムの電源がONされたときに、基本I/O
プログラム中のIPL(イニシャルプログラムローディ
ング)機能によりHD15からOSがRAM12に読み
込まれ、OSの動作が開始される。
【0020】また、図形編集プログラムは、図2に示さ
れる図形編集制御手順のフローチャートに基づいてブロ
グラムコード化されたものである。
【0021】さらに、本実施形態の場合は、本図形編集
制御プログラムおよび関連データはFD14中に記録さ
れていてもよい。
【0022】以下、本実施形態の特徴的構成について図
1等を参照して説明する。
【0023】上記のように構成された設定される図形編
集領域に選択指示される図形をレイアウトして図形編集
を行う図形編集装置であって、前記図形編集領域に対し
て図形の出力(表示または印刷を含む)を行わない範囲
を非出力領域として設定する非出力領域設定手段(ポイ
ンティングデバイス18による領域設定)と、前記選択
指示される図形の領域が前記非出力領域設定手段に設定
された前記非出力領域内にかかるかどうかを判定する判
定手段(CPU10がROM11に記憶される制御プロ
グラム,FD14あるいはハードディスク等に記憶され
るアプリケーションプログラムに基づいて判定処理す
る)と、前記判定手段により前記選択指示される図形の
領域が前記非出力領域内にかかると判定された場合に、
前記選択指示される図形中で前記非出力領域内にかかる
部分の出力を制限する非出力制御手段(CPU10がR
OM11に記憶される制御プログラム,FD14あるい
はハードディスク等に記憶されるアプリケーションプロ
グラムに基づいて判定処理する)とを有するので、図形
と図形とが関わり合う図形を描画する際に、不要な線を
部分的に出力しないようにするために要する面種の変更
等の煩雑な操作を行うことなく、単に非領域を設定する
という簡単な操作で、ユーザが意図する編集領域にかか
る図形の一部を非出力状態として処理でき、表示や印刷
時における出力処理負担を軽減して、編集した図形を高
速に出力することができる。
【0024】また、前記非出力領域設定手段に設定され
た前記非出力領域の変更領域を指示する指示手段(ポイ
ンティングデバイス18による)と、前記指示手段によ
る前記非出力領域の変更領域指示に基づいて前記非出力
領域を変更する変更手段(CPU10がROM11に記
憶される制御プログラム,FD14あるいはハードディ
スク等に記憶されるアプリケーションプログラムに基づ
いて変更処理する)とを有するので、設定した非出力領
域を簡単な操作で自在に変更することができる。
【0025】さらに、選択される図形領域内に前記非出
力領域設定手段により前記非出力領域の取消しが指示さ
れているかどうかを判別する判別手段(CPU10がR
OM11に記憶される制御プログラム,FD14あるい
はハードディスク等に記憶されるアプリケーションプロ
グラムに基づいて判別処理する)と、前記判別手段によ
り前記非出力領域の取消しが指示されていると判別され
た場合に、該前記非出力領域を取り消して出力領域に変
更する取消し手段(CPU10がROM11に記憶され
る制御プログラム,FD14あるいはハードディスク等
に記憶されるアプリケーションプログラムに基づいて取
消し処理する)とを有するので、設定した非出力領域を
簡単な操作で自在に取り消すすることができる。
【0026】図2は、本発明に係る図形編集装置におけ
る第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、印字しない図形上の領域の指定処理に対応する。
なお、(1)〜(7)は各ステップを示す。
【0027】まず、描画領域の中をマウス18等の指示
装置で指示されているかどうか判断し(l)、指示され
ていると判断した場合には、描画ツールが透明ツールか
どうか判断し(2)、透明ツール以外の従来の描画ツー
ルであると判断した場合は、従来どおり、図形を描画す
るための座標値等のデータを主記憶装置としてのRAM
12上の領域(MS)に記憶する。この時、非表示領域
の開始点と終了点は、(0,0)に初期化され、非表示
フラグは、「0」に初期化される(3)。このため、作
成された図形は、すべてが表示される。この後、従来ど
おり、表示の更新処理を行い(4)、ステップ(1)へ
戻る。
【0028】一方、ステップ(2)において、描画ツー
ルが透明ツールであると判断された場合は、非表示領域
設定処理を行い(5)、ステップ(1)へ戻る。
【0029】一方、ステップ(1)において、マウス1
8により描画領域の位置が指示されていないと判断され
た場合には、非表示領域の取り消しを指示されているか
どうか判断し(6)、非表示領域の取り消しが指示され
ていると判断した場合には、非表示領域取り消し処理を
行い(7)、ステップ(1)へ戻る。
【0030】一方、ステップ(6)において、非表示領
域の取り消しが指示されていないと判断した場合には、
その他の従来の編集処理を行うか、ユーザからの処理の
指示を待つため、ステップ(1)へ戻る。
【0031】図3は、本発明に係る図形編集装置におけ
る第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、非表示領域設定処理に対応する。なお、(1)〜
(9)は各ステップを示す。
【0032】先ず、現在編集中の図形の中に選択図形が
あるかどうか判断し(1)、選択図形がないと判断した
場合には、図形の選択処理を行い(2)、処理を終了す
る。なお、図形の選択処理は、従来どおりの処理を行
う。
【0033】一方、ステップ(1)において、選択図形
があると判断した場合には、選択図形の非表示フラグが
「1」かどうか判断し(3)、非表示フラグが「1」で
あったと判断した場合には、非表示領域変更処理を行い
(4)、処理を終了する。
【0034】一方、ステップ(3)において、非表示フ
ラグが「1」でないと判断された場合には、指定された
領域と選択図形の外接矩形の領域が重なるかどうか判断
し(5)、もし重なると判定した場合には、非表示領域
が設定されたと判断して、重なった領域の左上の点を選
択図形の外接矩形の左上の点からの相対座標として、選
択図形の非表示領域の開始点に保存するとともに、同様
に重なった領域の右下の点を選択図形の外接矩形の左上
の点からの相対座標として、選択図形の非表示領域の終
了点に保存する。そして、非表示フラグを「1」に設定
する(6)。その後、表示の更新処理を行い(9)、処
理を終了する。これにより、選択図形の指定された領域
は、表示されなくなる。
【0035】一方、ステップ(5)において、指定され
た領域が選択図形の外接矩形と重ならないと判断した場
合には、図形の選択処理を行っていると判断し、既に選
択されている図形の選択解除処理を行い(7)、その
後、従来の方法に従い、図形の選択処理を行い(8)、
処理を終了する。
【0036】図4は、本発明に係る図形編集装置におけ
る第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、非表示領域の表示処理に対応する。なお、(1)
〜(6)は各ステップを示す。
【0037】先ず、表示要求があった場合に、従来どお
り、表示すべき図形があるかどうか判断し(1)、表示
すべき図形があると判断した場合には、非表示フラグが
「0」かどうかを判断し、非表示フラグが「0」である
と判定した場合には、従来の図形の表示方法に従い図形
を表示する(3)。次に、表示すべき図形が選択図形の
場合は、ハンドルと呼ばれる選択図形を示す領域を選択
図形の外接矩形の周辺に表示して(4)、ステップ
(1)へ戻る。
【0038】一方、ステップ(2)で、表示すべき図形
の非表示フラグが「0」ではないと判断された場合に
は、図形を表示する際に、非表示領域を表示せずに、非
表示領域以外の領域を表示する(5)。次に、表示すべ
き図形が、選択図形の場合は、ハンドルと呼ばれる選択
図形を示す領域を非表示領域の周辺に表示して(6)、
ステップ(1)へ戻る。
【0039】これにより、選択図形は、図5に示すよう
にディスプレイ17に表示される。
【0040】図6は、本発明に係る図形編集装置におけ
る第4のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、非表示領域変更処理に対応する。なお、(1)〜
(7)は各ステップを示す。
【0041】まず、ポインティングデバイス18により
指定された点が、非表示領域のハンドルの領域内に入っ
ているかどうか判断し(1)、もし、非表示領域のハン
ドルの領域内に入っていないと判定した場合には、図形
の選択処理を行っていると判断し、既に選択されている
図形の選択解除処理を行い(6)、その後、従来の方法
に従い、図形の選択処理を行い(7)、処理を終了す
る。
【0042】一方、ステップ(1)において、非表示領
域のハンドルの領域内に入っていると判断された場合に
は、非表示領域の変更を行おうとしていると判断し、ポ
インティングデバイス18により指示される位置をRA
M12上の位置P1に保存した後、現在設定されている
非表示領域のハンドルの消去を行う(2)。
【0043】次に、ポインティングデバイス18により
指示される移動後の位置P2と移動前の位置Plから移
動距離を求める(3)。この移動距離と非表示領域のハ
ンドルの位置(左上/右上/右下/左下)と変更前の非
表示領域の開始点、終了点から、従来の長方形のリサイ
ズ処理にしたがって、非表示領域の開始点と終了点を設
定する(4)。その後、従来どおり、表示の更新処理を
行い(5)、処理を終了する。
【0044】これにより、表示領域の表示処理が動作す
ることによって、変更後の非表示領域にしたがって、再
表示される。
【0045】図7は、本発明に係る図形編集装置におけ
る第5のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、非表示領域取り消し処理に対応する。なお、
(1)〜(4)は各ステップを示す。
【0046】まず、選択図形があるかどうか判断し
(1)、選択図形がないと判断した場合には、非表示領
域取り消し処理を終了する。
【0047】一方、ステップ(1)で、選択図形がある
と判断した場合に、その選択図形の非表示フラグが
「1」かどうか判断し(2)、非表示フラグ「1」でな
いと判断した場合には、非表示領域取り消し処理を終了
する。
【0048】一方、ステップ(2)で、非表示フラグが
「1」の場合には、選択図形の非表示領域が取り消され
たと判断し、非表示フラグを「0」に設定し、非表示領
域の開始点と終了点を(0,0)に設定する(3)。そ
の後、表示更新処理を行うことによって(4)、非表示
領域の表示処理が動作し、選択図形のすべてが表示され
た後、処理を終了する。
【0049】図8は、本発明に係る図形編集装置におけ
る図形データの管理構造を説明する模式図であり、図1
に示したRAM12上に図形データ管理領域が確保され
た場合のデータ構造に対応する。
【0050】図において、F1〜F3は図形位置情報
で、それぞれ次の図形アドレス,図形の種類,図形固有
データへのアドレス,非表示フラグ,非表示領域開始位
置,表示領域終了位置を含む、該図形固有データへのア
ドレスに対応する図形固有データD1〜D3を備える構
造となっている。なお、本実施形態では、非表示領域を
長方形と限定する場合に対応する。
【0051】以下、本実施形態の特徴的構成について図
2等に示すフローチャートを参照して説明する。
【0052】上記のように構成された設定される図形編
集領域に選択指示される図形をレイアウトして図形編集
を行う図形編集方法であって、前記図形編集領域に対し
て図形の出力を行わない範囲を非出力領域として設定す
る非出力領域設定工程(図2のステップ(5))と、前
記選択指示される図形の領域が前記非出力領域設定工程
により設定された前記非出力領域内にかかるかどうかを
判定する判定工程(図3のステップ(5))と、前記判
定工程により前記選択指示される図形の領域が前記非出
力領域内にかかると判定された場合に、前記選択指示さ
れる図形中で前記非出力領域内にかかる部分の出力を制
限する出力制限工程(図3のステップ(6),(9)お
よび図4のステップ(5),(6))とを有するので、
図形と図形とが関わり合う図形を描画する際に、不要な
線を部分的に出力しないようにするために要する面種の
変更等の煩雑な操作を行うことなく、単に非領域を設定
するという簡単な操作で、ユーザが意図する編集領域に
かかる図形の一部を非出力状態として処理でき、表示や
印刷時における出力処理負担を軽減して、編集した図形
を高速に出力することができる。
【0053】また、前記非出力領域設定工程により設定
された前記非出力領域の変更領域を指示する指示工程と
(図6のステップ(1))、前記指示工程による前記非
出力領域の変更領域指示に基づいて前記非出力領域を変
更する変更工程(図6のステップ(2)〜(5))とを
有するので、設定した非出力領域を簡単な操作で自在に
変更することができる。
【0054】さらに、選択される図形領域内に前記非出
力領域設定工程により前記非出力領域の取消しが指示さ
れているかどうかを判別する判別工程(図2のステップ
(6))と、前記判別工程により前記非出力領域の取消
しが指示されていると判別された場合に、前記非出力領
域を取り消して出力領域に変更する取消し工程(図2の
ステップ(9)および図7のステップ(1)〜
(4)))とを有するので、設定した非出力領域を簡単
な操作で自在に取り消すことができる。
【0055】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
非表示領域を長方形と限定して説明したが、非表示領域
が図形であってもよい。以下、その実施形態について説
明する。
【0056】図9は、本発明の第2実施形態を示す図形
編集装置における図形データの管理構造を説明する模式
図であり、図1に示したRAM12上に図形データ管理
領域が確保された場合のデータ構造に対応する。
【0057】図において、F11〜F13は図形位置情
報で、それぞれ次の図形アドレス,図形の種類,図形固
有データへのアドレス,非表示フラグ,非表示図形の種
類,非表示図形へのアドレスを含む、該図形固有データ
へのアドレスに対応する図形固有データD21〜D23
および非表示図形固有データ31を備える構造となって
いる。なお、本実施形態では、非表示領域を長方形に限
らず、楕円形,多角形として拡張した場合に対応する。
この場合の、非表示領域の設定処理、変更処理、取り消
し処理、表示処理については、第1実施形態の図形の描
画処理に従う。
【0058】以下、図10に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る図形編集装置を適用可能なデータ処理シ
ステムで読み出し可能なデータ処理プログラムの構成に
ついて説明する。
【0059】図10は、本発明に係る図形編集装置を適
用可能なデータ処理システムで読み出し可能な各種デー
タ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを
説明する図である。
【0060】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0061】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0062】本実施形態における図2,図3,図4,図
6,図7に示す機能が外部からインストールされるプロ
グラムによって、ホストコンピュータにより遂行されて
いてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッ
シュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネット
ワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む
情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用さ
れるものである。
【0063】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0064】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0065】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0066】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0067】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0068】上記実施形態によれば、複雑な賠画、編集
方法の習熟を必要とせずに、複雑な図形を描画、編集す
ることが可能であり、また非表示領域を描画せずに済む
ことにより高速に印字することが可能となる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、設定される図形編集領域に選択指示さ
れる図形をレイアウトして図形編集を行う図形編集装置
であって、前記図形編集領域に対して図形の出力を行わ
ない範囲を非出力領域として設定する非出力領域設定手
段と、前記選択指示される図形の領域が前記非出力領域
設定手段に設定された前記非出力領域内にかかるかどう
かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記選択
指示される図形の領域が前記非出力領域内にかかると判
定された場合に、前記選択指示される図形中で前記非出
力領域内にかかる部分の出力を制限する非出力制御手段
とを有するので、図形と図形とが関わり合う図形を描画
する際に、不要な線を部分的に出力しないようにするた
めに要する面種の変更等の煩雑な操作を行うことなく、
単に非出力領域を設定するという簡単な操作で、ユーザ
が意図する編集領域にかかる図形の一部を非出力状態と
して処理でき、表示や印刷時における出力処理負担を軽
減して、編集した図形を高速に出力することができる。
【0070】第2の発明によれば、前記非出力領域設定
手段に設定された前記非出力領域の変更領域を指示する
指示手段と、前記指示手段による前記非出力領域の変更
領域指示に基づいて前記非出力領域を変更する変更手段
とを有するので、設定した非出力領域を簡単な操作で自
在に変更することができる。
【0071】第3の発明によれば、選択される図形領域
内に前記非出力領域設定手段により前記非出力領域の取
消しが指示されているかどうかを判別する判別手段と、
前記判別手段により前記非出力領域の取消しが指示され
ていると判別された場合に、前記非出力領域を取り消し
て出力領域に変更する取消し手段とを有するので、設定
した非出力領域を簡単な操作で自在に取り消すすること
ができる。
【0072】第4の発明によれば、設定される図形編集
領域に選択指示される図形をレイアウトして図形編集を
行う図形編集方法であって、前記図形編集領域に対して
図形の出力を行わない範囲を非出力領域として設定する
非出力領域設定工程と、前記選択指示される図形の領域
が前記非出力領域設定工程により設定された前記非出力
領域内にかかるかどうかを判定する判定工程と、前記判
定工程により前記選択指示される図形の領域が前記非出
力領域内にかかると判定された場合に、前記選択指示さ
れる図形中で前記非出力領域内にかかる部分の出力制限
する出力制限工程とを有するので、図形と図形とが関わ
り合う図形を描画する際に、不要な線を部分的に出力し
ないようにするために要する面種の変更等の煩雑な操作
を行うことなく、単に非出力領域を設定するという簡単
な操作で、ユーザが意図する編集領域にかかる図形の一
部を非出力状態として処理でき、表示や印刷時における
出力処理負担を軽減して、編集した図形を高速に出力す
ることができる。
【0073】第5の発明によれば、前記非出力領域設定
工程により設定された前記非出力領域の変更領域を指示
する指示工程と、前記指示工程による前記非出力領域の
変更領域指示に基づいて前記非出力領域を変更する変更
工程とを有するので、設定した非出力領域を簡単な操作
で自在に変更することができる。
【0074】第6の発明によれば、選択される図形領域
内に前記非出力領域設定工程により前記非出力領域の取
消しが指示されているかどうかを判別する判別工程と、
前記判別工程により前記非出力領域の取消しが指示され
ていると判別された場合に、前記非出力領域を取り消し
て出力領域に変更する取消し工程とを有するので、設定
した非出力領域を簡単な操作で自在に取り消すことがで
きる。
【0075】従って、図形と図形とが関わり合う図形を
描画する際に、不要な線を部分的に出力しないようにす
るために要する面種の変更等の煩雑な操作を行うことな
く、単に非出力領域を設定するという簡単な操作で、ユ
ーザが意図する編集領域にかかる図形の一部を非出力状
態として図形編集可能となり、図形と図形とが関わり合
うように編集された図形情報に対する表示や印刷時にお
ける出力処理負担を軽減して、編集した図形を高速に出
力することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す図形編集装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る図形編集装置における第1のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る図形編集装置における第2のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る図形編集装置における第3のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る図形編集装置における図形編集状
態の一例を示す図である。
【図6】本発明に係る図形編集装置における第4のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る図形編集装置における第5のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る図形編集装置における図形データ
の管理構造を説明する模式図である。
【図9】本発明の第2実施形態を示す図形編集装置にお
ける図形データの管理構造を説明する模式図である。
【図10】本発明に係る図形編集装置を適用可能なデー
タ処理システムで読み出し可能な各種データ処理プログ
ラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図で
ある。
【図11】従来の図形編集装置における図形表示状態を
説明する模式図である。
【図12】従来の図形編集装置における図形表示状態を
説明する模式図である。
【図13】従来の図形編集装置における図形表示状態を
説明する模式図である。
【図14】従来の図形編集装置における図形表示状態を
説明する模式図である。
【符号の説明】
10 CPU 11 ROM 12 RAM 13 FDドライブ 15 HDドライブ 16 キーボード 17 ディスプレイ 18 ポインティングデバイス 19 プリンタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定される図形編集領域に選択指示され
    る図形をレイアウトして図形編集を行う図形編集装置で
    あって、 前記図形編集領域に対して図形の出力を行わない範囲を
    非出力領域として設定する非出力領域設定手段と、 前記選択指示される図形の領域が前記非出力領域設定手
    段に設定された前記非出力領域内にかかるかどうかを判
    定する判定手段と、 前記判定手段により前記選択指示される図形の領域が前
    記非出力領域内にかかると判定された場合に、前記選択
    指示される図形中で前記非出力領域内にかかる部分の出
    力を制限する非出力制御手段と、を有することを特徴と
    する図形編集装置。
  2. 【請求項2】 前記非出力領域設定手段に設定された前
    記非出力領域の変更領域を指示する指示手段と、 前記指示手段による前記非出力領域の変更領域指示に基
    づいて前記非出力領域を変更する変更手段と、を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の図形編集装置。
  3. 【請求項3】 選択される図形領域内に前記非出力領域
    設定手段により前記非出力領域の取消しが指示されてい
    るかどうかを判別する判別手段と、 前記判別手段により前記非出力領域の取消しが指示され
    ていると判別された場合に、前記非出力領域を取り消し
    て出力領域に変更する取消し手段と、を有することを特
    徴とする請求項1記載の図形編集装置。
  4. 【請求項4】 設定される図形編集領域に選択指示され
    る図形をレイアウトして図形編集を行う図形編集方法で
    あって、 前記図形編集領域に対して図形の出力を行わない範囲を
    非出力領域として設定する非出力領域設定工程と、 前記選択指示される図形の領域が前記非出力領域設定工
    程により設定された前記非出力領域内にかかるかどうか
    を判定する判定工程と、 前記判定工程により前記選択指示される図形の領域が前
    記非出力領域内にかかると判定された場合に、前記選択
    指示される図形中で前記非出力領域内にかかる部分の出
    力を制限する出力制限工程と、を有することを特徴とす
    る図形編集方法。
  5. 【請求項5】 前記非出力領域設定工程により設定され
    た前記非出力領域の変更領域を指示する指示工程と、 前記指示工程による前記非出力領域の変更領域指示に基
    づいて前記非出力領域を変更する変更工程と、を有する
    ことを特徴とする請求項4記載の図形編集方法。
  6. 【請求項6】 選択される図形領域内に前記非出力領域
    設定工程により前記非出力領域の取消しが指示されてい
    るかどうかを判別する判別工程と、 前記判別工程により前記非出力領域の取消しが指示され
    ていると判別された場合に、前記非出力領域を取り消し
    て出力領域に変更する取消し工程と、を有することを特
    徴とする請求項4記載の図形編集方法。
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