JP2002329210A - 画像処理装置および画像処理装置の制御方法および記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置および画像処理装置の制御方法および記憶媒体

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JP2002329210A
JP2002329210A JP2001130940A JP2001130940A JP2002329210A JP 2002329210 A JP2002329210 A JP 2002329210A JP 2001130940 A JP2001130940 A JP 2001130940A JP 2001130940 A JP2001130940 A JP 2001130940A JP 2002329210 A JP2002329210 A JP 2002329210A
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Mitsuharu Tanaka
光治 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明度付オブジェクトを描画する際、他のオ
ブジェクトによって隠される部分の描画処理を省略し、
処理時間の短縮を実現すること。 【解決手段】 印刷用描画領域26に描画済みのオブジ
ェクト20を含む背景色取得用の仮想描画領域27を作
成し、この仮想描画領域27に描画される透明度ピクセ
ルのマップ情報を保持するための透明度マップ描画領域
28を作成し、前記仮想描画領域28に透明度付オブジ
ェクト22を描画し、該描画された透明度付オブジェク
トを構成するピクセルに対応する透明度マップ描画領域
上の画素の色をRGB=(254,255,255)に
設定し、該設定された所定の色であるか否かにより、前
記透明度マップ描画領域上の任意のピクセルが透明度ピ
クセルか否かを判定し、透明度画素であると判定された
画素に対応する背景色取得用の仮想描画領域上の画素の
みを、印刷用描画領域26に複写する構成を特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明度が付加され
たオブジェクトをメモリ領域上に描画可能な画像処理装
置および画像処理装置の制御方法および記憶媒体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像処理装置では、透明度の付加
されたオブジェクト(透明度付オブジェクト)が最終的
に他のオブジェクトによって隠されるか否かにかかわら
ず、透明度オブジェクトを含む全てのオブジェクトを描
画していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像処理装置では、透明度付オブジェクトにおいて、他
のオブジェクトによって隠される部分までも描画処理
(通常のイメージ画像の描画よりも処理に時間がかかる
透明度付オブジェクトの描画処理)を行っていたため
に、印刷処理等に時間がかかるという欠点があった。
【0004】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第8の発明
の目的は、所定のメモリ領域に描画済みのオブジェクト
を含む背景色取得用の仮想描画領域を作成し、前記仮想
描画領域に描画される透明度ピクセルのマップ情報を保
持するための透明度マップ描画領域を作成し、前記仮想
描画領域に透明度付オブジェクトを描画し、該描画され
た透明度付オブジェクトを構成するピクセルに対応する
透明度マップ描画領域上の画素の色を所定の色に設定
し、該設定された所定の色であるか否かにより、前記透
明度マップ描画領域上の任意のピクセルが透明度ピクセ
ルか否かを判定し、透明度画素であると判定された画素
に対応する背景色取得用の仮想描画領域上の画素のみ
を、前記所定のメモリ領域に複写することにより、透明
度付オブジェクトを描画する際、他のオブジェクトによ
って隠される部分の描画処理等の不要な描画処理を省略
することができ、処理時間の短縮を実現することができ
る画像処理装置および画像処理装置の制御方法および記
憶媒体を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、任意のオブジェクトをメモリ領域に描画可能な画像
処理装置であって、所定のメモリ領域(図1に示すRA
M8又はHD9a内に確保される印刷用の描画領域26
(図3))に描画済みのオブジェクトを含む背景色取得
用の仮想描画領域(図1に示すRAM8又はHD9a内
に確保される背景色取得用の仮想描画領域27(図
3))を作成する第1の作成手段(図1に示すCPU
6)と、前記仮想描画領域に描画される透明度ピクセル
のマップ情報を保持するための透明度マップ描画領域
(図1に示すRAM8又はHD9a内に確保される透明
度マップ描画領域28(図3))を作成する第2の作成
手段(図1に示すCPU6)と、前記仮想描画領域に透
明度付オブジェクトを描画する描画手段(図1に示すC
PU6)と、前記描画手段により描画された透明度付オ
ブジェクトを構成するピクセルに対応する透明度マップ
描画領域上の画素の色(図3の23に示されるRGB=
(254,255,255))を所定の色に設定する設
定手段(図1に示すCPU6)と、前記設定手段により
設定された所定の色であるか否かにより、前記透明度マ
ップ描画領域上の任意のピクセルが透明度ピクセルか否
かを判定する判定手段(図1に示すCPU6)と、前記
判定手段により透明度画素であると判定された画素に対
応する背景色取得用の仮想描画領域上の画素のみを、前
記所定のメモリ領域に複写する複写手段(図1に示すC
PU6)とを有するものである。
【0006】本発明に係る第2の発明は、前記所定のメ
モリ領域に描画する全オブジェクトのうち透明度をかけ
るオブジェクトを包含する矩形のサイズを取得する第1
の取得手段(図1に示すCPU6)を設け、前記第1の
作成手段は、前記第1の取得手段により取得された矩形
のサイズで、前記透明度マップ描画領域を作成するもの
である。
【0007】本発明に係る第3の発明は、前記所定のメ
モリ領域に描画する全オブジェクトを包含する矩形のサ
イズを取得する第2の取得手段(図1に示すCPU6)
を設け、前記第1の作成手段は、前記第2の取得手段に
より取得された矩形のサイズで、前記背景色取得用の仮
想描画領域を作成するものである。
【0008】本発明に係る第4の発明は、前記所定のメ
モリ領域に描画する全オブジェクトのうち透明度をかけ
るオブジェクトの有無を判定する判定手段(図1に示す
CPU6)を設け、前記第1,2の作成手段は、前記判
定手段により、所定のメモリ領域に描画する全オブジェ
クトのうち透明度をかけるオブジェクトがないと判定さ
れた場合は、前記背景色取得用の仮想描画領域,前記透
明度マップ領域を作成しないものである。
【0009】本発明に係る第5の発明は、前記設定手段
により設定される所定の色は、一般的な文字,グラフィ
ック,イメージ画像において、使用頻度の少ない色とす
るものである。
【0010】本発明に係る第6の発明は、前記所定のメ
モリ領域は、印刷用の描画領域を含むものである。
【0011】本発明に係る第7の発明は、任意のオブジ
ェクトをメモリ領域に描画可能な画像処理装置の制御方
法であって、所定のメモリ領域に描画済みのオブジェク
トを含む背景色取得用の仮想描画領域を作成する第1の
作成工程(図4のステップS301,図5のステップS
402,図6のステップS502,図7のステップS6
04)と、前記仮想描画領域に描画される透明度ピクセ
ルのマップ情報を保持するための透明度マップ描画領域
を作成する第2の作成工程(図4のステップS302,
図5のステップS403,図6のステップS503,図
7のステップS605)と、前記仮想描画領域に透明度
付オブジェクトを描画する描画工程(図4のステップS
303,図5のステップS404,図6のステップS5
04,図7のステップS606)と、該描画された透明
度付オブジェクトを構成するピクセルに対応する透明度
マップ描画領域上の画素の色を所定の色に設定する設定
工程(図4のステップS304,図5のステップS40
5,図6のステップS505,図7のステップS60
7)と、該設定された所定の色であるか否かにより、前
記透明度マップ描画領域上の任意のピクセルが透明度ピ
クセルか否かを判定する判定工程(図4のステップS3
05,図5のステップS406,図6のステップS50
6,図7のステップS608)と、透明度画素であると
判定された画素に対応する背景色取得用の仮想描画領域
上の画素のみを、前記所定のメモリ領域に複写する複写
工程(図4のステップS306,図5のステップS40
7,図6のステップS507,図7のステップS60
9)とを有するものである。
【0012】本発明に係る第8の発明は、任意のオブジ
ェクトをメモリ領域に描画可能な画像処理装置に、所定
のメモリ領域に描画済みのオブジェクトを含む背景色取
得用の仮想描画領域を作成する第1の作成工程(図4の
ステップS301,図5のステップS402,図6のス
テップS502,図7のステップS604)と、前記仮
想描画領域に描画される透明度ピクセルのマップ情報を
保持するための透明度マップ描画領域を作成する第2の
作成工程(図4のステップS302,図5のステップS
403,図6のステップS503,図7のステップS6
05)と、前記仮想描画領域に透明度付オブジェクトを
描画する描画工程(図4のステップS303,図5のス
テップS404,図6のステップS504,図7のステ
ップS606)と、該描画された透明度付オブジェクト
を構成するピクセルに対応する透明度マップ描画領域上
の画素の色を所定の色に設定する設定工程(図4のステ
ップS304,図5のステップS405,図6のステッ
プS505,図7のステップS607)と、該設定され
た所定の色であるか否かにより、前記透明度マップ描画
領域上の任意のピクセルが透明度ピクセルか否かを判定
する判定工程(図4のステップS305,図5のステッ
プS406,図6のステップS506,図7のステップ
S608)と、透明度画素であると判定された画素に対
応する背景色取得用の仮想描画領域上の画素のみを、前
記所定のメモリ領域に複写する複写工程(図4のステッ
プS306,図5のステップS407,図6のステップ
S507,図7のステップS609)とを実行させるた
めのプログラムを記憶媒体にコンピュータが読み取り可
能に記憶させたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好適な実施形態を説明する。
【0014】〔第1実施形態〕 <装置の説明>図1は、本発明の第1実施形態を示す画像
処理装置を適用可能な情報処理装置の概略構成を示す図
である。
【0015】図において、1は表示装置例えばCRT
で、その表示画面には、例えば編集中の文書、図形、画
像その他の編集情報、アイコン、メッセージ、メニュー
その他のユーザインターフェース情報が表示される。2
はVRAMで、CRT1の表示画面に表示するための画
像が描画される。このVRAM2に生成された画像デー
タは、所定の規定に従ってCRT1に転送され、これに
よりCRT1に画像が表示される。
【0016】3はビットムーブユニット(BMU)で、
例えばメモリ間(例えばVRAM2と他のメモリ)のデ
ータ転送や、メモリと各I/Oデバイス(例えばネット
ワークインターフェース11)との間のデータ転送を制
御する。4はキーボードで、文書等を入力するための各
種キーを有する。5はマウス等のポインティングデバイ
スで、例えばCRT1の表示画面上に表示されたアイコ
ン、メニューその他のオブジェクトを指示するために使
用される。
【0017】6はCPUで、ROM7、ハードディスク
又はフロッピー(登録商標)ディスクに格納された制御
プログラムに基づいてCPUデバイスに接続された各デ
バイスを制御する。ROM7は、各種の制御プログラム
やデータを保持する。8はRAMで、CPU6のワーク
領域、エラー処理時のデータの退避領域、制御プログラ
ムのロード領域等を有する。9はハードディスクドライ
ブ(HDD)で、ハードディスク(HD)9aに対する
アクセスを制御する。10はフロッピーディスクドライ
ブ(FDD)であり、フロッピーディスク(FD)10
aに対するアクセスを制御する。
【0018】ネットワークインターフェイス(Net−
I/F)11は、他の情報処理装置やプリンタ等とネッ
トワーク13を介して通信を行うことができる。12は
CPUバスで、アドレスバス、データバス及びコントロ
ールバスを含む。CPU6に対する制御プログラムの提
供は、ROM7、ハードディスク(HD)9a、フロッ
ピーディスク(FD)10aから行うこともできるし、
ネットワーク13を介して他の情報処理装置等から行う
こともできる。
【0019】図2は、本発明に係る画像処理装置で読み
出し可能な各種制御プログラムを格納したフロッピーデ
ィスク(FD)10aのメモリマップの一例を示す図で
ある。なお、制御プログラムを格納したフロッピーディ
スクその他の記憶媒体が法上の発明を構成することは言
うまでもない。
【0020】図において、2000は、ディレクトリ情
報を格納する領域であり、モジュール2001〜200
4の記憶領域を示す情報を保持している。2001はア
プリケーションプログラム(後述する図4,図5,図
6,図7に示すフローチャートのステップに対応するプ
ログラムコード群)で、この例ではアプリケーションプ
ログラム2001は透明度付オブジェクト描画装置を使
用した画像処理アプリケーションである。
【0021】2002は、アプリケーションプログラム
2001の実行の際に参照するアプリケーション制御デ
ータである。2003は仮想描画結果格納領域で、仮想
的な描画領域(仮想描画領域)に対して行った描画結果
を格納している。2004は透明度マップ格納領域で、
透明度マップ描画領域に対して行った描画結果を格納し
ている。
【0022】フロッピーディスク(FD)10aに格納
されたプログラムやデータは、例えば、ハードディスク
ドライバ9によりハードディスク(HD)9aに転送す
ることにより、図1に示す情報処理装置に格納すること
もできる。
【0023】〔画像処理動作の説明〕以下、図2に示し
たプログラムやデータが、図1に示したハードディスク
(HD)9aに格納されたものとして、アプリケーショ
ンプログラム2001に基づく情報処理装置の画像処理
動作を説明する。
【0024】図3は、図2に示したアプリケーションプ
ログラム2001に基づく画像処理装置の画像処理動作
を説明する模式図である。
【0025】図において、201,202,203,2
04は、図2に示したアプリケーションプログラム20
01のHD9a又はRAM8上に確保される印刷用描画
領域上の描画状態を示すものである。211,212,
213は、HD9a又はRAM8上に確保される背景色
取得用の仮想描画領域上の描画状態を示すものである。
221,222,223は、HD9a又はRAM8上に
確保される透明度マップ描画領域上の描画状態を示すも
のである。
【0026】26は印刷用描画領域を、27は背景色取
得用の仮想描画領域を、28は透明度マップ描画領域を
それぞれ示しており、それぞれHD9a又はRAM8上
に確保される。
【0027】描画状態201,211,221では、各
描画領域上に円オブジェクト20が既に描画されている
ことをあらわしている。
【0028】描画状態202において、点線の三角形2
1は、この位置に透明度のついた三角形オブジェクトを
描画することを示しており、実際に点線の三角形が描画
されているわけではない。
【0029】描画状態212では、透明度のついた三角
形オブジェクトが仮想描画領域27上に描画された状態
を表しており、先に描画されていた円オブジェクト20
が透けて見えていることがわかる。
【0030】なお、この透明度のついた三角形オブジェ
クトの描画は、仮に透明度が70%であった場合に、三
角形オブジェクト22と該オブジェクトを描画しようと
する領域(背景)上の対応するピクセル(画素)をRG
B各色毎にそれぞれ30%対70%の割合で合成した値
(透明度の値によってピクセルの合成比率は異なる)
を、該領域のピクセルの値とすることにより、三角形オ
ブジェクト22を透明度のついたオブジェクトとして描
画している。なお、ここで示した透明度の付いたオブジ
ェクトの描画方法は一例であり、その他の描画方法であ
っても本発明の適用範囲であることはいうまでもない。
【0031】描画状態222では、背景色取得用の仮想
描画領域27上に描画された三角形オブジェクト22に
対応する、透明度のついた各ピクセル(図中23)の色
をRGB=(254,255,255)という値に設定
して、これらのピクセルが透明度付のピクセルであるこ
とをあらわしている(222中のグレーの三角形2
3)。
【0032】描画状態203,213,223は、さら
に透明度のつかない矩形オブジェクト25を描画した後
の各描画領域の状態を表しており、三角形オブジェクト
の上に矩形オブジェクトが重なって、三角形オブジェク
トの一部が隠れていることがわかる。
【0033】また、ここまでの時点では、印刷用描画領
域26上には透明度のついたオブジェクトの描画は行わ
れていないことが描画状態203よりわかる。
【0034】さらに、描画状態223では、三角形オブ
ジェクト22に対応する透明度マップ情報23上に矩形
オブジェクト25が描かれたために、透明度マップ情報
23が23aと23bという2つの部分になったことを
あらわしている。
【0035】この描画状態223上で、そのピクセルが
透明度のついたピクセルであることを示す23aと23
b上のピクセルに対応する、213の背景取得用の仮想
描画領域27上のピクセルを203の印刷用描画領域2
6に複写することにより、描画状態204のように印刷
用描画領域26上に透明度のついたオブジェクトを描画
することができる。
【0036】以下、図4のフローチャートを参照して、
本発明の画像処理装置の透明度付オブジェクトの描画処
理について説明する。
【0037】図4は、本発明の画像処理装置における第
1の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、
アプリケーションプログラム2001による透明度付オ
ブジェクト描画処理の一部を示すフローチャートに対応
する。なお、このアプリケーションプログラム2001
は、例えば、ハードディスクドライブ9を介してRAM
8のロード領域に転送されCPU6に提供される。ま
た、このフローチャートに示す処理は、アプリケーショ
ンプログラム2001の描画処理のうち透明度を付加し
たオブジェクトの印刷時に起動され、本発明における透
明度オブジェクトの印刷描画処理に対応するものであ
る。また、S301〜S307は各ステップを示す。
【0038】まず、ステップS301で透明度を付加す
るオブジェクトを仮想的に描画して背景色を取得するた
め仮想描画領域(図3に示した背景色取得用の仮想描画
領域27)を作成した後、ステップS302で透明度マ
ップ描画領域(図3に示した透明度マップ描画領域2
8)を作成し、ステップ303において、透明度付オブ
ジェクト22を仮想描画領域に描画する。
【0039】次に、ステップS304において、ステッ
プS303で仮想描画領域に描画された透明度付オブジ
ェクト22の各構成ピクセルに対応する透明度マップ描
画領域上の全てのピクセル(図3中22)に、透明度ピ
クセル値を設定する。透明度ピクセル値の色はRGB=
(254,255,255)などテキスト,グラフィッ
ク,イメージで使用頻度の極少ないと思われる任意の色
を使用することが可能である。
【0040】続いて、以降ステップS305〜ステップ
S307で、透明度マップ描画領域上の透明度ピクセル
に対応する仮想描画領域中のピクセルを印刷用描画領域
に複写する処理を行う。
【0041】以下、ステップS305〜S307を詳細
に説明する。
【0042】まず、ステップS305では、透明度マッ
プ描画領域上のピクセルが透明度ピクセル値(本実施形
態では、RGB=(254,255,255))か否か
を調べる。透明度ピクセル値と等しいと判断された場合
は、ステップS306にて、仮想描画領域上の対応する
ピクセルの色を印刷描画領域の対応するピクセルに複写
した後、ステップS307に進む。
【0043】一方、ステップS305で、透明度マップ
描画領域上のピクセルが透明度ピクセル値とが等しくな
いと判断された場合は、そのピクセルは透明度のかかっ
ていないピクセルと判断し、そのまま、ステップS30
7に進む。
【0044】ステップS307では、透明度マップ上の
全てのピクセルを処理したかどうかを判定し、全ピクセ
ルを処理したと判断された場合は、処理を終了し、一
方、全ピクセルを処理していないと判断された場合は、
ステップS305に戻り、次のピクセルに対して順次同
様の処理を行う。
【0045】なお、印刷用描画領域のデータは、所定の
タイミングで、ネットワーク13又はその他の通信媒体
を介してプリンタに転送されプリントアウトされる。
【0046】以上のように、透明度マップ上の透明ピク
セルに対応する仮想描画領域上のピクセルのみを印刷用
描画領域に複写することによって、印刷処理の効率化を
はかり印刷時間を短縮することが可能となる。
【0047】〔第2実施形態〕上記第1実施形態に、さ
らに、透明度対象オブジェクトの外接矩形を求める手段
を加え、その外接矩形の大きさの透明度マップ描画領域
を作成するように構成してもよい。この構成により、透
明度マップ描画領域の作成に要するメモリ領域を最小限
に抑えることが可能となり、処理の効率化及び処理時間
の短縮を図ることが可能となる。以下、その実施形態に
ついて説明する。
【0048】以下、図5のフローチャートを参照して、
本実施形態における画像処理装置の透明度付オブジェク
トの描画処理について説明する。
【0049】図5は、本発明の画像処理装置における第
2の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、
アプリケーションプログラム2001による透明度付オ
ブジェクト描画処理の一部を示すフローチャートに対応
する。なお、このアプリケーションプログラム2001
は、例えば、ハードディスクドライブ9を介してRAM
8のロード領域に転送されCPU6に提供される。ま
た、このフローチャートに示す処理は、アプリケーショ
ンプログラム2001の描画処理のうち透明度を付加し
たオブジェクトの印刷時に起動され、本発明における透
明度オブジェクトの印刷描画処理に対応するものであ
る。また、S401〜S408は各ステップを示す。
【0050】まず、ステップS401で透明度を付加す
る対象オブジェクトの外接矩形を求める。次に、ステッ
プS402で、背景色取得用の仮想描画領域(図3に示
した背景色取得用の仮想描画領域27)を作成し、ステ
ップS403で、透明度ピクセルを保持するための透明
度マップ描画領域(図3に示した透明度マップ描画領域
28)を、ステップS401で求めた外接矩形の大きさ
で作成する。
【0051】続いて、ステップ404において、透明度
付オブジェクト22を仮想描画領域に描画し、ステップ
S405において、ステップS404で仮想描画領域に
描画された透明度付オブジェクト22の各構成ピクセル
に対応する透明度マップ描画領域上の全てのピクセル
(図3中22)に、透明度ピクセル値を設定する。透明
度ピクセル値の色はRGB=(254,255,25
5)などテキスト,グラフィック,イメージで使用頻度
の極少ないと思われる任意の色を使用することが可能で
ある。
【0052】続いて、以降ステップS406〜ステップ
S408で、透明度マップ描画領域上の透明度ピクセル
に対応する仮想描画領域中のピクセルを印刷用描画領域
に複写する処理を行う。
【0053】以下、ステップS406〜S408を詳細
に説明する。
【0054】まず、ステップS406では、透明度マッ
プ描画領域上のピクセルが透明度ピクセル値(本実施形
態では、RGB=(254,255,255))か否か
を調べる。透明度ピクセル値と等しいと判断された場合
は、ステップS407にて、仮想描画領域上の対応する
ピクセルの色を印刷描画領域の対応するピクセルに複写
した後、ステップS408に進む。
【0055】一方、ステップS406で、透明度マップ
描画領域上のピクセルが透明度ピクセル値とが等しくな
いと判断された場合は、そのピクセルは透明度のかかっ
ていないピクセルと判断し、そのまま、ステップS40
8に進む。
【0056】ステップS408では、透明度マップ上の
全てのピクセルを処理したかどうかを判定し、全ピクセ
ルを処理したと判断された場合は、処理を終了し、一
方、全ピクセルを処理していないと判断された場合は、
ステップS406に戻り、次のピクセルに対して順次同
様の処理を行う。
【0057】なお、印刷用描画領域のデータは、所定の
タイミングで、ネットワーク13又はその他の通信媒体
を介してプリンタに転送されプリントアウトされる。
【0058】このように、上記第1実施形態の画像処理
装置に、さらに、全オブジェクトの外接矩形を求める手
段を加え、その外接矩形の大きさの背景色取得用の仮想
描画領域を作成するようにすることにより、仮想描画領
域の作成に要するメモリ領域を最小限に抑えることが可
能となり、処理の効率化及び処理時間の短縮を図ること
が可能となる。
【0059】〔第3実施形態〕上記第2実施形態では、
透明度対象オブジェクトの外接矩形を求める手段を加
え、その外接矩形の大きさの透明度マップ描画領域を作
成するように構成する場合について説明したが、全ての
描画オブジェクトの外接矩形を求める手段を加え、その
外接矩形の大きさの背景色取得用の仮想描画領域を作成
するように構成してもよい。この構成により、背景色取
得用の仮想描画領域の作成に要するメモリ領域を最小限
に抑えることが可能となり、処理の効率化及び処理時間
の短縮を図ることが可能となる。以下、その実施形態に
ついて説明する。
【0060】以下、図6のフローチャートを参照して、
本実施形態における画像処理装置の透明度付オブジェク
トの描画処理について説明する。
【0061】図6は、本発明の画像処理装置における第
3の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、
アプリケーションプログラム2001による透明度付オ
ブジェクト描画処理の一部を示すフローチャートに対応
する。なお、このアプリケーションプログラム2001
は、例えば、ハードディスクドライブ9を介してRAM
8のロード領域に転送されCPU6に提供される。ま
た、このフローチャートに示す処理は、アプリケーショ
ンプログラム2001の描画処理のうち透明度を付加し
たオブジェクトの印刷時に起動され、本発明における透
明度オブジェクトの印刷描画処理に対応するものであ
る。また、S501〜S508は各ステップを示す。
【0062】まず、ステップS501で、全ての描画オ
ブジェクトの外接矩形を求める。次に、ステップS50
2で、背景色取得用の仮想描画領域(図3に示した背景
色取得用の仮想描画領域27)をステップS501で求
めた矩形サイズで作成し、ステップS503で、透明度
マップ描画領域(図3に示した透明度マップ描画領域2
8)を作成する。
【0063】続いて、ステップ504において、透明度
付オブジェクト22を仮想描画領域に描画し、ステップ
S505において、ステップS504で仮想描画領域に
描画された透明度付オブジェクト22の各構成ピクセル
に対応する透明度マップ描画領域上の全てのピクセル
(図3中22)に、透明度ピクセル値を設定する。透明
度ピクセル値の色はRGB=(254,255,25
5)などテキスト,グラフィック,イメージで使用頻度
の極少ないと思われる任意の色を使用することが可能で
ある。
【0064】続いて、以降ステップS506〜ステップ
S508で、透明度マップ描画領域上の透明度ピクセル
に対応する仮想描画領域中のピクセルを印刷用描画領域
に複写する処理を行う。
【0065】以下、ステップS506〜S508を詳細
に説明する。
【0066】まず、ステップS506では、透明度マッ
プ描画領域上のピクセルが透明度ピクセル値(本実施形
態では、RGB=(254,255,255))か否か
を調べる。透明度ピクセル値と等しいと判断された場合
は、ステップS507にて、仮想描画領域上の対応する
ピクセルの色を印刷描画領域の対応するピクセルに複写
した後、ステップS508に進む。
【0067】一方、ステップS506で、透明度マップ
描画領域上のピクセルが透明度ピクセル値とが等しくな
いと判断された場合は、そのピクセルは透明度のかかっ
ていないピクセルと判断し、そのまま、ステップS50
8に進む。
【0068】ステップS508では、透明度マップ上の
全てのピクセルを処理したかどうかを判定し、全ピクセ
ルを処理したと判断された場合は、処理を終了し、一
方、全ピクセルを処理していないと判断された場合は、
ステップS506に戻り、次のピクセルに対して順次同
様の処理を行う。
【0069】なお、印刷用描画領域のデータは、所定の
タイミングで、ネットワーク13又はその他の通信媒体
を介してプリンタに転送されプリントアウトされる。
【0070】このように、上記第1実施形態にさらに、
全描画オブジェクト中に透明度をかけるオブジェクトが
含まれるかどうかを調べる手段を加え、透明度をかける
オブジェクトが含まれない場合は、背景色取得用の仮想
描画領域と透明度マップ描画領域を作成しないようにす
ることにより、不要なメモリ取得を行わず、メモリ使用
の効率化を図ることが可能となる。
【0071】〔第4実施形態〕上記第1実施形態に、さ
らに、これから描画するオブジェクト中に透明度をかけ
るオブジェクトの有無を調べる手段を加え、透明度をか
けるオブジェクトが無い場合には、背景色取得用の仮想
描画領域と透明度マップ描画領域を作成しないように構
成してもよい。以下、その実施形態について説明する。
【0072】以下、図7のフローチャートを参照して、
本実施形態における画像処理装置の透明度付オブジェク
トの描画処理について説明する。
【0073】図7は、本発明の画像処理装置における第
4の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、
アプリケーションプログラム2001による透明度付オ
ブジェクト描画処理の一部を示すフローチャートに対応
する。なお、このアプリケーションプログラム2001
は、例えば、ハードディスクドライブ9を介してRAM
8のロード領域に転送されCPU6に提供される。ま
た、このフローチャートに示す処理は、アプリケーショ
ンプログラム2001の描画処理のうち透明度を付加し
たオブジェクトの印刷時に起動され、本発明における透
明度オブジェクトの印刷描画処理に対応するものであ
る。また、S601〜S610は各ステップを示す。
【0074】まず、ステップS601で、全ての描画オ
ブジェクト中に透明度を付加するオブジェクトが含まれ
るかどうかを調べる。ステップS602で、透明度を付
加するオブジェクトが含まれないと判断された場合は、
ステップS603で、印刷用の描画領域に描画オブジェ
クトを全て描画し、処理を終了する。
【0075】一方、ステップS602で、全ての描画オ
ブジェクト中に透明度を付加するオブジェクトが含まれ
るかどうかを調べる透明度を付加するオブジェクトが含
まれていると判断された場合は、ステップS604以降
の処理に進む。
【0076】まず、ステップS604、背景色取得用の
仮想描画領域(図3に示した背景色取得用の仮想描画領
域27)を作成し、ステップS605で、透明度マップ
描画領域(図3に示した透明度マップ描画領域28)を
作成する。
【0077】続いて、ステップ606において、透明度
付オブジェクト22を仮想描画領域に描画し、ステップ
S607において、ステップS606で仮想描画領域に
描画された透明度付オブジェクト22の各構成ピクセル
に対応する透明度マップ描画領域上の全てのピクセル
(図3中22)に、透明度ピクセル値を設定する。透明
度ピクセル値の色はRGB=(254,255,25
5)などテキスト,グラフィック,イメージで使用頻度
の極少ないと思われる任意の色を使用することが可能で
ある。
【0078】続いて、以降ステップS608〜ステップ
S610で、透明度マップ描画領域上の透明度ピクセル
に対応する仮想描画領域中のピクセルを印刷用描画領域
に複写する処理を行う。
【0079】以下、ステップS608〜S610を詳細
に説明する。
【0080】まず、ステップS608では、透明度マッ
プ描画領域上のピクセルが透明度ピクセル値(本実施形
態では、RGB=(254,255,255))か否か
を調べる。透明度ピクセル値と等しいと判断された場合
は、ステップS609にて、仮想描画領域上の対応する
ピクセルの色を印刷描画領域の対応するピクセルに複写
した後、ステップS610に進む。
【0081】一方、ステップS608で、透明度マップ
描画領域上のピクセルが透明度ピクセル値とが等しくな
いと判断された場合は、そのピクセルは透明度のかかっ
ていないピクセルと判断し、そのまま、ステップS61
0に進む。
【0082】ステップS610では、透明度マップ上の
全てのピクセルを処理したかどうかを判定し、全ピクセ
ルを処理したと判断された場合は、処理を終了し、一
方、全ピクセルを処理していないと判断された場合は、
ステップS608に戻り、次のピクセルに対して順次同
様の処理を行う。
【0083】なお、印刷用描画領域のデータは、所定の
タイミングで、ネットワーク13又はその他の通信媒体
を介してプリンタに転送されプリントアウトされる。
【0084】以上のように、上記第1実施形態に、さら
に、これから描画するオブジェクト中に透明度をかける
オブジェクトの有無を調べ、透明度をかけるオブジェク
トが無い場合には、背景色取得用の仮想描画領域と透明
度マップ描画領域を作成しないようにすることにより、
不要なメモリ取得を行わず、メモリ使用の効率化を図る
ことが可能となる。
【0085】なお、上記各実施形態では、仮想的描画領
域を初期化する際の色に、RGB=(254,255,
255)を用いて説明したが、仮想的描画領域を初期化
する際の色は、RGB=(254,255,255)で
なくても、一般的な文字,グラフィック,イメージ画像
において使用頻度の少ない色であればどのような色であ
ってもよい。例えば、以下のようなものにすることも可
能である。例えば、RGB=(255,254,25
5),RGB=(255,255,254),RGB=
(1,0,0),RGB=(0,1,0),RGB=
(0,0,1),RGB=(254,254,25
5),RGB=(253,255,255),RGB=
(0,2,0),RGB=(0,1,1)等であっても
よい。
【0086】また、上記実施形態では、透明処理を施し
たオブジェクトを印刷用描画領域に描画しプリンタ(印
刷装置)に送信してプリントアウト(印刷出力)する場
合について説明したが、透明処理を施したオブジェクト
を単に、表示用の描画領域VRAM又、その他の記憶媒
体、例えばRAM,HD,FD等に記憶するようにして
もよいし、ネットワーク13又はその他の通信媒体を介
して他の装置に転送するようにしてもよい。
【0087】さらに、透明処理を施すオブジェクトは、
アプリケーションプログラム上で作成された任意のオブ
ジェクトであってもよいし、スキャナなどから取り込ま
れた画像データであってもよい。
【0088】また、上記実施形態では、RGBで色を表
現する場合について説明したが、CMYKであっても、
その他の色空間により色を表現する場合であってもよ
い。
【0089】さらに、透明処理を施すオブジェクトは、
カラーオブジェクトであってもよいし、モノクロオブジ
ェクトであってもよい。なお、カラーオブジェクトの場
合、上述した透明処理を各色成分(RGB,YMCK,
その他オブジェクトが表現される色空間に応じた色成
分)毎に行うものとする。
【0090】また、上記各実施形態を組み合わせた構成
も、本発明の適用範囲であることは言うまでもない。
【0091】以上説明したように、透明度マップ上の透
明ピクセルに対応する仮想描画領域上のピクセルのみを
印刷用描画領域に複写することによって、印刷処理にお
ける不要な描画処理を削減することができ、印刷時間の
短縮を実現することができる。
【0092】また、透明度マップ描画領域のサイズを、
描画する透明度オブジェクトを描くことのできる最小の
外接矩形サイズにすることにより、透明度マップ描画領
域を生成するのに必要なメモリ領域を最小に抑えること
ができる。
【0093】さらに、仮想描画領域のサイズを、描画す
る全てのオブジェクトを描くことのできる最小の外接矩
形サイズにすることにより、仮想描画領域を生成するの
に必要なメモリ領域を最小に抑えることができる。
【0094】また、これから描画するオブジェクト中に
透明度をかけるオブジェクトの有無を調べる手段を加え
ることにより、透明度をかけるオブジェクトが無い場合
には、背景色取得用の仮想描画領域と透明度マップ描画
領域を作成しないで済み、不要なメモリ使用を行わなく
てすみ、他の処理に対する影響を無くすことができる。
【0095】さらに、透明度ピクセルの色を、一般的な
文字,グラフィック,イメージ画像において、使用頻度
の少ない色にすることにより、オブジェクトを形成する
ピクセルか否かの判別の認識性能を高めることができ
る。
【0096】以下、図2に示した本発明に係る画像処理
装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納
する記憶媒体のメモリマップについて説明する。
【0097】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0098】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、インスト
ールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、
解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0099】本実施形態における図4,図5,図6,図
7に示す機能が外部からインストールされるプログラム
によって、ホストコンピュータにより遂行されていても
よい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメ
モリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワーク
を介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群
を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるも
のである。
【0100】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0101】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0102】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモ
リカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等
を用いることができる。
【0103】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0104】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0105】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適応できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0106】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第
1,7,8の発明によれば、所定のメモリ領域に描画済
みのオブジェクトを含む背景色取得用の仮想描画領域を
作成し、前記仮想描画領域に描画される透明度ピクセル
のマップ情報を保持するための透明度マップ描画領域を
作成し、前記仮想描画領域に透明度付オブジェクトを描
画し、該描画された透明度付オブジェクトを構成するピ
クセルに対応する透明度マップ描画領域上の画素の色を
所定の色に設定し、該設定された所定の色であるか否か
により、前記透明度マップ描画領域上の任意のピクセル
が透明度ピクセルか否かを判定し、透明度画素であると
判定された画素に対応する背景色取得用の仮想描画領域
上の画素のみを、前記所定のメモリ領域に複写するの
で、透明度マップ上の透明ピクセルに対応する仮想描画
領域上のピクセルのみを描画領域に複写することによっ
て、透明度付オブジェクトを描画する際、他のオブジェ
クトによって隠される部分の描画処理等の不要な描画処
理を削減することができ、処理時間の短縮を実現するこ
とができる。
【0108】第2の発明によれば、前記所定のメモリ領
域に描画する全オブジェクトのうち透明度をかけるオブ
ジェクトを包含する矩形のサイズを取得する第1の取得
手段を設け、前記第1の作成手段は、前記第2の取得手
段により取得された矩形のサイズで、前記透明度マップ
描画領域を作成するので、透明度マップ描画領域のサイ
ズを、描画する透明度オブジェクトを描くことのできる
最小の外接矩形サイズにして、透明度マップ描画領域を
生成するのに必要なメモリ領域を最小に抑えることがで
き、メモリ資源を有効利用できる。
【0109】第3の発明によれば、前記所定のメモリ領
域に描画する全オブジェクトを包含する矩形のサイズを
取得する第2の取得手段を設け、前記第1の作成手段
は、前記第2の取得手段により取得された矩形のサイズ
で、前記背景色取得用の仮想描画領域を作成するので、
仮想描画領域のサイズを、描画する全てのオブジェクト
を描くことのできる最小の外接矩形サイズにして、仮想
描画領域を生成するのに必要なメモリ領域を最小に抑え
ることができ、メモリ資源を有効利用できる。
【0110】第4の発明によれば、前記所定のメモリ領
域に描画する全オブジェクトのうち透明度をかけるオブ
ジェクトの有無を判定する判定手段を設け、前記第1,
2の作成手段は、前記判定手段により、所定のメモリ領
域に描画する全オブジェクトのうち透明度をかけるオブ
ジェクトがないと判定された場合は、前記背景色取得用
の仮想描画領域,前記透明度マップ領域を作成しないの
で、透明度をかけるオブジェクトが無い場合には、背景
色取得用の仮想描画領域と透明度マップ描画領域を作成
しないで済み、不要なメモリ使用を行わなくてすみ、メ
モリ資源を有効利用することができる。
【0111】第5の発明によれば、前記設定手段により
設定される所定の色は、一般的な文字,グラフィック,
イメージ画像において、使用頻度の少ない色とするの
で、オブジェクトを形成するピクセルか否かの判別の認
識性能を高めることができる。
【0112】第6の発明によれば、前記所定のメモリ領
域は、印刷用の描画領域とするので、透明度マップ上の
透明ピクセルに対応する仮想描画領域上のピクセルのみ
を印刷用描画領域に複写することによって、印刷処理に
おける不要な描画処理を削減することができ、透明度の
あるオブジェクトを含む印刷処理の印刷時間の短縮を実
現することができる。
【0113】従って、透明度付オブジェクトを描画する
際、他のオブジェクトによって隠される部分の描画処理
等の不要な描画処理を省略することができ、処理時間の
短縮を実現することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像処理装置を適
用可能な情報処理装置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明に係る画像処理装置で読み出し可能な各
種制御プログラムを格納したフロッピーディスク(F
D)のメモリマップの一例を示す図である。
【図3】図2に示したアプリケーションプログラムに基
づく画像処理装置の画像処理動作を説明する模式図であ
る。
【図4】本発明の画像処理装置における第1の制御処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の画像処理装置における第2の制御処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の画像処理装置における第3の制御処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の画像処理装置における第4の制御処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CRT 2 VRAM 6 CPU 7 ROM 8 RAM 9 ハードディスクドライブ(HDD) 9a ハードディスク(HD) 10 フロッピーディスクドライブ(FDD) 10a フロッピーディス(FD) 11 ネットワークインターフェイス(Net−I/
F) 13 ネットワーク回線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意のオブジェクトをメモリ領域に描画
    可能な画像処理装置であって、 所定のメモリ領域に描画済みのオブジェクトを含む背景
    色取得用の仮想描画領域を作成する第1の作成手段と、 前記仮想描画領域に描画される透明度ピクセルのマップ
    情報を保持するための透明度マップ描画領域を作成する
    第2の作成手段と、 前記仮想描画領域に透明度付オブジェクトを描画する描
    画手段と、 前記描画手段により描画された透明度付オブジェクトを
    構成するピクセルに対応する透明度マップ描画領域上の
    画素の色を所定の色に設定する設定手段と、 前記設定手段により設定された所定の色であるか否かに
    より、前記透明度マップ描画領域上の任意のピクセルが
    透明度ピクセルか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段により透明度画素であると判定された画素
    に対応する背景色取得用の仮想描画領域上の画素のみ
    を、前記所定のメモリ領域に複写する複写手段と、を有
    することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記所定のメモリに描画する全オブジェ
    クトのうち透明度をかけるオブジェクトを包含する矩形
    のサイズを取得する第1の取得手段を設け、 前記第1の作成手段は、前記第1の取得手段により取得
    された矩形のサイズで、前記透明度マップ描画領域を作
    成することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記所定のメモリ領域に描画する全オブ
    ジェクトを包含する矩形のサイズを取得する第2の取得
    手段を設け、 前記第1の作成手段は、前記第2の取得手段により取得
    された矩形のサイズで、前記背景色取得用の仮想描画領
    域を作成することを特徴とする請求項1記載の画像処理
    装置。
  4. 【請求項4】 前記所定のメモリ領域に描画する全オブ
    ジェクトのうち透明度をかけるオブジェクトの有無を判
    定する判定手段を設け、 前記第1,2の作成手段は、前記判定手段により、所定
    のメモリ領域に描画する全オブジェクトのうち透明度を
    かけるオブジェクトがないと判定された場合は、前記背
    景色取得用の仮想描画領域,前記透明度マップ領域を作
    成しないことを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記設定手段により設定される所定の色
    は、一般的な文字,グラフィック,イメージ画像におい
    て、使用頻度の少ない色とすることを特徴とする請求項
    1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記所定のメモリ領域は、印刷用の描画
    領域であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
    記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 任意のオブジェクトをメモリ領域に描画
    可能な画像処理装置の制御方法であって、 所定のメモリ領域に描画済みのオブジェクトを含む背景
    色取得用の仮想描画領域を作成する第1の作成工程と、 前記仮想描画領域に描画される透明度ピクセルのマップ
    情報を保持するための透明度マップ描画領域を作成する
    第2の作成工程と、 前記仮想描画領域に透明度付オブジェクトを描画する描
    画工程と、 該描画された透明度付オブジェクトを構成するピクセル
    に対応する透明度マップ描画領域上の画素の色を所定の
    色に設定する設定工程と、 該設定された所定の色であるか否かにより、前記透明度
    マップ描画領域上の任意のピクセルが透明度ピクセルか
    否かを判定する判定工程と、 透明度画素であると判定された画素に対応する背景色取
    得用の仮想描画領域上の画素のみを、前記所定のメモリ
    領域に複写する複写工程と、を有することを特徴とする
    画像処理装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 任意のオブジェクトをメモリ領域に描画
    可能な画像処理装置に、 所定のメモリ領域に描画済みのオブジェクトを含む背景
    色取得用の仮想描画領域を作成する第1の作成工程と、 前記仮想描画領域に描画される透明度ピクセルのマップ
    情報を保持するための透明度マップ描画領域を作成する
    第2の作成工程と、 前記仮想描画領域に透明度付オブジェクトを描画する描
    画工程と、 該描画された透明度付オブジェクトを構成するピクセル
    に対応する透明度マップ描画領域上の画素の色を所定の
    色に設定する設定工程と、 該設定された所定の色であるか否かにより、前記透明度
    マップ描画領域上の任意のピクセルが透明度ピクセルか
    否かを判定する判定工程と、 透明度画素であると判定された画素に対応する背景色取
    得用の仮想描画領域上の画素のみを、前記所定のメモリ
    領域に複写する複写工程と、を実行させるためのプログ
    ラムをコンピュータが読み取り可能に記憶した記憶媒
    体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10043304B2 (en) 2008-09-25 2018-08-07 Koninklijke Philips N.V. Three dimensional image data processing

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