JP2000009247A - 電磁弁とこれに使用する感熱変位素子 - Google Patents

電磁弁とこれに使用する感熱変位素子

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JP2000009247A
JP2000009247A JP10173490A JP17349098A JP2000009247A JP 2000009247 A JP2000009247 A JP 2000009247A JP 10173490 A JP10173490 A JP 10173490A JP 17349098 A JP17349098 A JP 17349098A JP 2000009247 A JP2000009247 A JP 2000009247A
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Takeshi Kondo
武史 近藤
Tomio Ichinomiya
富美夫 一宮
Kazuaki Goto
和明 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度補償機能を設けて出力流量の安定化
を図る。 【解決手段】 ハウジング12内に流出ポート16を開
閉可能な弁体9を設け、この弁体9の弁棒10にダイア
フラム17を連結する。弁体9はコイル11の励磁によ
ってプランジャ23で押されて流出ポート16が開放可
能である。ハウジング12内の下部には弁棒10の下部
に嵌着されたバイメタル28が配され、このバイメタル
28とダイアフラム17との間にはロアスプリング29
が弾装される。コイル11への通電等に伴う発熱によっ
てダイアフラム17の硬度が低下すると、弁体9が閉じ
方向へ変位するが、バイメタル28の軸方向への変位に
よって弁体に対するロアスプリング29のばね力が弱め
られるため、弁体9は温度変化に拘わらず、一定の開放
量となって出力流量が安定化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電磁弁及びこれに
使用する感熱変位素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ガス・エアー等の気体の流量
を調節するための電磁弁は、電磁力発生手段によってポ
ートを開閉可能な弁体と、この弁体が設けられる室と電
磁力発生手段が設けられる室とを区画するダイヤフラム
とを備え、これら弁体とダイヤフラムによって所期のガ
バナ特性を得るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電磁弁
が使用される温度条件の変化によって、構成部品の物理
的特性が変化し、制御対象となる流体の流量等に変化を
生じさせてしまうことがあった。このような出力を不安
定化させる要素の一つに、ダイアフラムを挙げることが
できる。ダイアフラムは通常は安価なゴム材が使用され
るが、周辺温度の変化によってその硬度が変化するた
め、ダイアフラムの有効面積が変化し、ガバナ特性を悪
化させる事態を招来する。例えば、このような電磁弁を
組み込んだガス器具では、設定流量よりも多ければ、ガ
スリッチで不完全燃焼となり、少なければガスリーンと
なって炎がリフトしてしまうこととなる。本発明は、こ
うした問題点に鑑みて開発工夫されたものであり、その
目的は温度補正機能を備えて出力の安定化が図られた電
磁弁を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1の発明は、流入ポートから流体が流入する
ハウジングと、このハウジングの一部に開口した流出ポ
ートを開閉可能な弁体と、この弁体に対し前記ポートを
開閉する方向に変位させる電磁力発生手段と、前記弁体
の弁棒に取り付けられ前記ハウジング内部と前記電磁力
発生手段側とを区画するダイアフラムと、前記弁体と前
記ダイアフラムとの間に弾装されて前記弁体が前記流出
ポートを開放あるいは閉止する方向に付勢する弾性部材
と、前記ダイアフラムの温度変化に伴う前記付勢力の変
化を打ち消すように、前記弾性部材に作用する感熱変位
素子とを備えてなることを特徴とするものである。ま
た、前記した感熱変位素子はバイメタルとしてもよい
(請求項2の発明)。
【0005】さらに、請求項3の発明は、請求項1また
は2記載のものにおいて、前記感熱変位素子は、感熱材
よりなるとともに、前記弁体の弁棒に嵌合可能なリング
部と、このリング部から径方向に突出する複数の連結部
と、各連結部から周方向に沿って前記リング部と同心で
延びる脚部とを備えてなり、また前記リング部は、内周
側が高く外周側にかけて徐々に低くなるように湾曲して
形成されるとともに、このリング部から径方向に沿って
前記連結部から前記脚部に至る範囲も前記リング部から
の連続した湾曲形状となっており、さらに前記脚部は連
結部との接続部分が高く、両端部にかけて徐々に低くな
るような湾曲形状に形成されることにより、全体が軸方
向に撓み変形可能となっていることを特徴とするもので
ある。
【0006】さらにまた、請求項4の発明は、リング部
と、このリング部から径方向に突出する複数の連結部
と、各連結部から周方向に沿って前記リング部と同心で
延びる脚部とを備えた感熱材よりなる感熱変位素子であ
って、前記リング部は、内周側が高く外周側にかけて徐
々に低くなるように湾曲して形成されるとともに、この
リング部から径方向に沿って前記連結部から前記脚部に
至る範囲も前記リング部からの連続した湾曲形状となっ
ており、さらに前記脚部は連結部との接続部分が高く、
両端部にかけて徐々に低くなるような湾曲形状に形成さ
れることにより、全体が軸方向に撓み変形可能となって
いることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の作用および効果】請求項1、2の発明によれ
ば、電磁力発生手段によって生じた電磁力によって弁体
が流出ポートを開放すると、流入ポートからハウジング
内に流入した流体が流出ポートから流出する。コイルの
発熱等に起因して、ダイアフラムが硬度変化を生じる
と、弁体に作用する弾性部材の付勢力が変化して流出ポ
ートの開放量に変化を来すが、感熱変位素子が温度変化
によって変位して弾性部材の付勢力の変化を打ち消すよ
うに作用するため、流出ポートに対する弁体の開放量は
温度変化に無関係に一定の状態に保持される。
【0008】請求項3、4の発明によれば、感熱変位素
子が熱によって軸方向へ変位する場合、軸方向への変位
を許容する要素として、脚部が連結部を頂点として周方
向に湾曲し、かつ脚部から連結部を介してリング部に至
る間は、リング部の内周を頂点として径方向に沿って湾
曲するようにしてあるため、脚部の周方向の撓みと、脚
部殻からリング部にかけての径方向の撓みとの二種類の
撓み要素の合算により、感熱変位素子における軸方向へ
の変位量を大きくとることができる。したがって、この
ような感熱変位素子を組み込んだ電磁弁では、より広い
温度域での温度補償が可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 −実施形態1− 図1において1は本体であり、内部には縦孔2が設けら
れ、またその側面には縦孔2に連通する横孔3が穿孔さ
れている。但し、横孔3にはガスの供給源に通じる配管
が接続され、縦孔2の下部は図示しないガス器具に通じ
ている。また、縦孔2の上部は段差4を介して収容部5
となっており、この収容部5には電磁弁ユニットUの下
部側が組み付けられている。電磁弁ユニットUを収容部
5へ組み込むにあたり、底部側にはVパッキン6が設け
られ、上部側にはOリング7がそれぞれ設けられ、これ
らによって本体1と電磁弁ユニットUとの間のシールが
図られている。
【0010】電磁弁ユニットUは、金属製の平板材より
なるホルダー8を有しており、このホルダー8の下部側
には弁体9、弁棒10等が組み付けられ、上部側には弁
体9に開閉動作を行わせるためのコイル11などを組み
込んだ電磁力発生手段としての作動部Sが組み付けられ
ている。上記したホルダー8は本体1の上面における縦
孔2の開口縁周りに固定され、これによって、電磁弁ユ
ニットU全体が本体1に固定されている。また、ホルダ
ー8の下面には円筒状に形成されたハウジング12が、
ハウジングホルダー13を介して同軸で取り付けられて
いる。このハウジング12の側面には一対の流入ポート
14が対称位置に開口しており(図1では片側のみが図
示されている)、横孔3から流入するガスを流入ポート
14を通してハウジング12内に形成された調整室15
内に導入することができる。さらに、ハウジング12の
底面には流出ポート16が同軸で開口しており、調整室
15内に流入したガスをここを通して図示しないガス器
具側へ流出可能としている。
【0011】流出ポート16にはここを開閉可能とする
弁体9が配されている。弁体9の上面の中心部には弁棒
10が取り付けられ(弁体と弁棒は一体に形成されたも
のであってもよい)、その先端中心部には突軸部10A
が同軸で延出している。この突軸部10Aはダイアフラ
ム17の中心部を貫いてダイアフラム17に連結されて
いる。ダイアフラム17はゴム材にて膜状に形成されて
おり、良好な可撓性を備えている。ダイアフラム17
は、その外周縁全周がハウジング12とホルダー8との
間に挟み付けられ、これによって、次述する作動部Sと
調整室15とが区画されている。
【0012】作動部Sはホルダー8の上面に立設された
コの字状のフレーム18を有しており、その上面中央部
には下向きに上側筒部18Aが垂下されている。一方、
前記ホルダー8の上面中央部は円台状に膨出形成される
とともに、その上面中央部には上側筒部18Aと同心で
かつ同一内径を有した下側筒部18Bが立設されてい
る。また、ホルダー8の上面にはコイル11が巻装され
たコイルホルダー19が載置されている。コイルホルダ
ー19はリール状に形成され、上側筒部18A及び下側
筒部18Bにそれぞれ嵌め入れられて位置決めがなされ
ている。但し、下側筒部18Bとの間にはOリング20
が介在されている。また、コイル11は定電流回路21
に接続されており、コイル11が通電によって発熱し抵
抗値が増大するようなことが生じても、常に一定電流を
コイル11に供給することができるようにしてある。
【0013】さらに、上側筒部18Aからは下側筒部1
8Bの内側へ向けてガイドパイプ22が挿入されてお
り、その内部にはコイル11の励磁作用によって昇降す
るプランジャ23が同心で収容されている。一方、フレ
ーム18の上面には底面にフランジ24Aが張り出した
円筒状のキャップ24がOリング25を介した状態でプ
ランジャ23と同心で取り付けられている。キャップ2
4内の上部には調節ねじ26が締め込まれるとともに、
この調節ねじ26とプランジャ23との間にはアッパス
プリング27が介在されており、プランジャ23を下向
きに付勢している。つまり、調節ねじ26の締め込み量
を調節することで、アッパスプリング27のプランジャ
23に対するばね力、ひいては弁棒10、弁体9に対す
るばね力を調整することができる。
【0014】次に、本発明の特徴である温度変化を補正
するための構成について説明すると、前記調整室15内
において弁棒10の下部には、図2乃至図4に示すバイ
メタル28が嵌め付けられている。そして、このバイメ
タル28とダイアフラム17との間にはロアスプリング
29が介在されており、ロアスプリング29によってダ
イアフラム17は押し上げ方向に付勢され、これにより
弁棒10が持ち上げ方向に付勢され、その結果、弁体9
が流出ポート16を閉じる方向に付勢されることにな
る。
【0015】バイメタル28は低膨張合金よりなる薄板
材によって全体が皿ばね状に形成され、具体的には表面
側(ダイアフラム17側)が熱膨張率が小さく、裏面側
(弁体9側)が熱膨張率が大きい金属で形成されてい
る。また、バイメタル28は図2に示すように、中央部
に配されてロアスプリング29の下端側を受承するリン
グ部30と、このリング部30と連結部31を介して接
続された一対の脚部32とからなっている。
【0016】リング部30には弁棒10をその周囲に適
当な隙間を保有して遊挿可能な通し孔33が形成される
とともに、リング部30全体はその内周側(通し孔33
の開口縁側)が高く、外周側へ向けて徐々に低くなるよ
うな曲面形状に形成されている。また、両連結部31は
リング部30の対称位置において共に径方向へ延びてい
る。さらに、連結部31はリング部30から同一の曲率
をもって連続し、さらに脚部32へとそのままの曲率で
もって連続している。さらにまた、脚部32はリング部
30と連結部31の両側へほぼ同じ長さ寸法をもって、
かつリング部30と同心円をなすようにして周方向に延
びている。また、脚部32も連結部31と連続する位置
が最も高く、両端へ行くに連れて徐々に低くなるような
曲面形状をなしている。そして、脚部32はハウジング
12の底面から浮いた高さ位置において、ハウジング1
2の内壁面に突っ張るようにして取り付けられている。
このバイメタル28は図6に示すように、使用が想定さ
れる温度域ではほぼリニアな特性が得られるものとなっ
ており、周辺温度が高くなると徐々に湾曲度が小さくな
って、ロアスプリング29の下端位置を下方へ変位させ
るが、逆に周辺温度が低くなると徐々に湾曲度が大きく
なって、ロアスプリング29の下端位置を上方へ変位さ
せるようになる。なお、本実施形態において、バイメタ
ル28の圧延方向は図2における上下方向である。
【0017】次に、上記のように構成された本実施形態
の作用効果を具体的に説明する。定電流回路21からコ
イル11に対し一定電流が供給されてコイル11が励磁
されると、その起磁力によってプランジャ23が下降
し、突軸部10Aを押圧する。これにより、ロアスプリ
ング29のばね力に抗しながら弁棒10を介して弁体9
が下降するため、流出ポート16が開放する。その結
果、横孔3、流入ポート14を介して調整室15内に流
入したガスが流出ポート16より出力され、一定のガス
圧を保持しつつ図示しないガス器具へと供給される。と
ころで、コイル11への通電に伴ってコイル11が発熱
すると、その近くに位置しているダイアフラム17は熱
膨張する(硬度が低下して柔らかくなる)。このため、
ダイアフラム17はロアスプリング29のばね力を受け
て上向きに変位しやすくなる傾向となる。つまり、弁体
9が流出ポート16を閉じる傾向となり、ガスの出力流
量を低下させる傾向となる。しかし、本実施形態では、
ダイアフラム17が上向きに撓み易くなる分、ロアスプ
リング29のばね力を減殺する方法を採ることとした。
すなわち、バイメタル28が温度上昇によって全体とし
て下反り変形を生じる。具体的には、バイメタル28は
図3及び図4に示すように、脚部32からリング部30
にかけての湾曲が水平状態に近づくように変形するた
め、ロアスプリング29の下端を受承する高さ位置が低
くなる。したがって、この低下分だけロアスプリング2
9のばね力、つまりは弁体9に作用する流出ポート16
を閉じる方向の力が減殺されることとなる。
【0018】図5乃至図7は温度と流出ポート16より
出力されたガスの圧力との関係を、実験データに基づい
て示すものであるが、ダイアフラム17のみの影響を考
慮した場合は、温度の上昇に伴って流出ポート16から
の出力ガス圧(以下、二次圧という)は図5に示すよう
なカーブを描いて徐々に低下してゆく。一方、バイメタ
ル28のみの影響を考慮した場合は、温度の上昇に伴っ
て二次圧は図6に示すようなカーブを描いて次第に高ま
ってゆく。弁体9は、これらの特性が加算された補正特
性に基づいて動作するため、結果的には図7に示すよう
に、二次圧は温度変化にほぼ無関係に一定圧が保持され
ることが確かめられた。
【0019】以上のように、実施形態1ではダイアフラ
ム17の温度特性の変化をバイメタル28を用いて補償
するようにしたため、温度が変化しても弁体9における
流出ポート16の開口量を一定量に保持し、もってガス
の出力流量を一定に保持することができる。また、この
実施形態では脚部32、連結部31、リング部30を湾
曲形成することで、それぞれがバイメタル28を軸方向
へ変位させることに寄与するため、バイメタル28の軸
方向の変位を大きく確保することができる。したがっ
て、補償可能な温度域を拡大することができる、という
効果を得ることができる。さらに、本実施形態では電磁
弁ユニットUとして本体1側に組み付け可能な構成とし
たため、取り扱い性、組み付け性に優れたものとなる。
【0020】−実施形態2− 図8は本発明の実施形態2に係るバイメタル28Aを示
すものであり、連結部31A及び脚部32Aをリング部
30Aから3箇所、等角度毎に放射方向に突出させたも
のである。他の構成は、実施形態1と同様であり、もっ
て同様の作用効果を発揮することができる。
【0021】−実施形態3− 図9は本発明の実施形態3を示すものであるが、主要構
成部分は実施形態1とほぼ同様であるため、相違する箇
所を主に説明する。実施形態3ではバイメタル28は調
整室15内でなく、ダイアフラム17の上側の空間に配
している。すなわち、ダイアフラム17の上面側におい
て突軸部10Aには上反り状態となったバイメタル28
が嵌合されている。但し、このバイメタル28は周辺温
度の上昇に伴って徐々により上反り状況が増すように変
位する。また、バイメタル28とホルダー8との間には
センタスプリング34が介在されていて、バイメタル2
8を押し下げる方向、つまり弁体9に対し流出ポート1
6を開かせる方向に付勢している。また、バイメタル2
8を調整室15から移動させたことに伴ってロアスプリ
ング29は、円錐ばねに変更されている。
【0022】他の構成は実施形態1と同様である。この
ように構成された実施形態3においても、温度上昇に伴
ってダイアフラム17が柔らかくなると、弁体9が流出
ポート16を閉じる方向、つまりガスの出力流量を低下
させる傾向となるが、バイメタル28がより上反り形態
へと変形することで、センタースプリング34はより圧
縮されてばね力を増加させ、弁棒10、弁体9を押し下
げる方向の力を増強させる。つまり、出力流量を増加さ
せるよう作用して上記の出力流量の低下傾向をうち消す
ため、温度変化に拘わらず、流出ポート16に対する弁
体9の開口度を安定させ、出力流量を一定に保持する。
【0023】そして、この実施形態3では、実施形態1
と異なり、バイメタル28をダイアフラム17に近接し
て設けている。このため、バイメタル28とダイアフラ
ム17との間の温度差が殆どないため、温度補償を行い
やすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る電磁弁の断面図
【図2】バイメタルの平面図
【図3】図2のA−A線断面図
【図4】図2のB−B線断面図
【図5】ダイアフラムの特性図
【図6】バイメタルの特性図
【図7】バイメタルによって補正された状態の特性図
【図8】実施形態2に係るバイメタルの平面図
【図9】実施形態3に係る電磁弁の断面図
【符号の説明】
9…弁体 10…弁棒 11…コイル 12…ハウジング 14…流入ポート 16…流出ポート 17…ダイアフラム 28…バイメタル 29…ロアスプリング 30…リング部 31…連結部 32…脚部 U…電磁弁ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 和明 愛知県丹羽郡大口町外坪5丁目98番地 タ イム技研株式会社内 Fターム(参考) 3H106 DA07 DA23 DB02 DB12 DB22 DB32 DC02 DC17 DD05 EE08 EE48 FB29 GA15 GA23 GB06 GC03 GC29 KK12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入ポートから流体が流入するハウジン
    グと、このハウジングの一部に開口した流出ポートを開
    閉可能な弁体と、この弁体に対し前記ポートを開閉する
    方向に変位させる電磁力発生手段と、前記弁体の弁棒に
    取り付けられ前記ハウジング内部と前記電磁力発生手段
    側とを区画するダイアフラムと、前記弁体と前記ダイア
    フラムとの間に弾装されて前記弁体が前記流出ポートを
    開放あるいは閉止する方向に付勢する弾性部材と、前記
    ダイアフラムの温度変化に伴う前記付勢力の変化を打ち
    消すように、前記弾性部材に作用する感熱変位素子とを
    備えてなることを特徴とする電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記感熱変位素子はバイメタルであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の電磁弁。
  3. 【請求項3】 前記感熱変位素子は、感熱材よりなると
    ともに、前記弁体の弁棒に嵌合可能なリング部と、この
    リング部から径方向に突出する複数の連結部と、各連結
    部から周方向に沿って前記リング部と同心で延びる脚部
    とを備えてなり、また前記リング部は、内周側が高く外
    周側にかけて徐々に低くなるように湾曲して形成される
    とともに、このリング部から径方向に沿って前記連結部
    から前記脚部に至る範囲も前記リング部からの連続した
    湾曲形状となっており、さらに前記脚部は連結部との接
    続部分が高く、両端部にかけて徐々に低くなるような湾
    曲形状に形成されることにより、全体が軸方向に撓み変
    形可能となっていることを特徴とする請求項1または2
    記載の電磁弁。
  4. 【請求項4】 リング部と、このリング部から径方向に
    突出する複数の連結部と、各連結部から周方向に沿って
    前記リング部と同心で延びる脚部とを備えた感熱材より
    なる感熱変位素子であって、 前記リング部は、内周側が高く外周側にかけて徐々に低
    くなるように湾曲して形成されるとともに、このリング
    部から径方向に沿って前記連結部から前記脚部に至る範
    囲も前記リング部からの連続した湾曲形状となってお
    り、さらに前記脚部は連結部との接続部分が高く、両端
    部にかけて徐々に低くなるような湾曲形状に形成される
    ことにより、全体が軸方向に撓み変形可能となっている
    ことを特徴とする感熱変位素子。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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