JP2006057820A - 電磁比例弁 - Google Patents

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浩二 松井
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Abstract

【課題】電磁比例弁1では本体2の歪みによる弁座の変形を防止し、かつ加工工数を軽減するため、円筒状の弁体シート5を本体2に嵌入している。そして、弁体シート5の下端に弁座部51を形成し、弁体4の弁体部41が弁座部51に着座することにより閉弁するようにした。この構成では弁座部51の中心軸と弁体4の中心軸とがずれると、特に最小流量時の流量が安定しない。
【解決手段】弁体4の位置を決定するダイアフラム6を、弁体シート5の上端に形成した位置決め部52によって位置決めして、弁体シート5に形成した弁座部51と弁体4とのずれが生じないようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ダイアフラムによるガバナ機構を備えた電磁比例弁に関する。
従来のこの種の電磁比例弁は、弁体の1次側にガスが供給されると、このガスの1次圧をダイアフラムが受けて弁体を閉弁側に移動させ、弁体を弁座部に当接させて閉弁状態に保持する。また、弁体を開弁方向に駆動するアクチュエータが設けられており、このアクチュエータが弁体を開弁方向に付勢する付勢力とダイアフラムが受ける1次圧によって弁体を閉弁方向に付勢する付勢力とが釣り合う位置で弁体が保持されるように構成されている。
したがって、アクチュエータへの通電量を増減し、弁体を開弁方向へ付勢する付勢力を増減させることに弁体の位置が変化し、弁体と弁座部との間に形成される隙間の大きさが変化して、この隙間を通過するガス量が増減制御される。ガス量を絞る際にはこの隙間を狭くするが、隙間が狭くなるに伴ってガスの通過量は弁座部の形状の影響を受ける。
弁座部を比例制御弁の本体に形成すると、この本体に配管を接続する際に本体が変形して弁座部が歪むおそれが生じる。そこで、本体に弁体シートと呼ばれる円筒状の別部材を挿入し、この弁体シートの一端に弁座部を形成することによって、たとえ本体が変形してもその変形の影響が弁座部に及ばないようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3276124号公報(0006段落、図1)
上記公報に記載の従来の電磁比例弁では、弁体の取り付けられているダイアフラムの位置決めは弁体シートとは別体のホルダおよび補助ホルダと呼ばれる2つの部材によって上下方向から挟まれて位置決めされる。そのため弁座部の中心軸とダイアフラムの中心軸とが相互にずれる場合が生じる。弁体はダイアフラムによって位置決めされるので、ダイアフラムの位置が弁座部に対してずれると弁体の中心軸も弁座部の中心軸からずれることになる。
このように弁体が弁座部に対してずれると、弁座部と弁体との間の隙間が小さい最小流量状態では、この隙間の形状が当初予定の形状にならず、最小流量が安定しないという不具合が生じる。
また、弁体が弁座部に着座する閉弁状態では、弁体の中心軸が弁座部の中心軸に一致するように弁体の位置が矯正されるが、この矯正によってダイアフラムが歪みダイアフラムの変形の原因となる。
そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、弁座部の中心軸線と弁体の中心軸線とがずれない電磁比例弁を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明による電磁比例弁は、ガバナ機構を構成するダイアフラムを備えた電磁比例弁であって、弁体が当接して閉弁状態になる弁座部を一端に備えた筒状の弁体シートを本体内に収納したものにおいて、上記弁体シートの他端に、弁座部に対してダイアフラムを位置決めする位置決め部を形成したことを特徴とする。
弁体シートから他の部材を介することなく弁体シートで直接ダイアフラムの位置決めをすると、ダイアフラムと弁体とは一体であるので、弁体シートに対して弁体を精度よく位置決めすることができる。そのため、弁体と弁座部とが位置ずれすることがなく、両者の隙間が狭くなる最小流量時の流量が安定する。ところで、上記閉弁状態とは、上記弁座部に弁体が当接して弁座部を閉鎖することを示すが、厳密に気密を保証する場合のみを指すのではなく、弁座部と弁体との間に微少な漏れがある状態も含める概念である。
なお、上記ダイアフラムの外周部分を上下方向から締め付ける部材を用いる際には、この締め付ける部材を共に弁体シートに対して位置決めすれば、ダイアフラムが自由に変形することのできる有効径が弁体シートに対してずれることがない。
以上の説明から明らかなように、本発明は、弁体シートに対してダイアフラムを直接位置決めさせたので、ダイアフラムと一体である弁体の位置と弁体シートの位置とがずれず、そのため最小流量が安定すると共に、弁体シートに設けられた弁座部に弁体が着座した際にダイアフラムが歪むような不具合が生じない。
図1を参照して、1は本発明による電磁比例弁であり、中空の本体2の上部にソレノイド部3を備えている。このソレノイド部3には上下方向に移動自在のプランジャ31が設けられており、ソレノイドコイル32に通電する直流電流の大きさに比例して、プランジャ31を下方へ押し下げる方向の電磁力が増加するように構成されている。
本体2には流入口21と流出口22とが設けられ、流入口21から本体2内に流入するガスを、上述のプランジャ31によって押し下げられる弁体4の押し下げ量によって流量制御して流出口22から流出させるように構成されている。この本体2には板金製の弁体シート5が嵌入されている。
この弁体シート5は略円筒形状であり、下端部には弁座部51が形成されている。弁体4が上昇すると弁体4の下部に形成した弁体部41がこの弁座部51に全周にわたって当接して閉弁状態となり、流出口22からのガスの流出を停止させる。ただし、本実施の形態では弁体部41にゴムなどからなるシール部材を設けていないので、流出口22の完全な閉鎖を保証するものではない。
また、プランジャ31によって弁体4を押し下げることによって、弁体部41を弁座部51から離して開弁すると、両者の隙間を通ってガスが弁体部41の下方へと流れ、流出口22からガスが流出する。
弁体4の上部にはダイアフラム6が固定されている。このダイアフラム6は可撓性を有するゴム製であり、中心部側に肉厚の取付部61と外周部分に同じく肉厚の取付部62が形成され、両取付部61,62の間に挟まれて薄肉の受圧部63が形成されている。
ダイアフラム6は中心部側の取付部61によって弁体4に固定されており、その際ダイアフラム6の中心軸と弁体4の中心軸とがずれないように位置決めされている。一方、弁体シート5の状態部近傍には全周にわたって上方に立ち上がった位置決め部52が形成されており、ダイアフラム6の外周側の取付部62がこの位置決め部52に当接して位置決めされる。その結果、弁体4も同様にこの位置決め部52によって位置決めされることになる。
弁座部51は位置決め部52と同じく弁体シート5の一部であり、弁座部51と位置決め部52とを同時に機械加工によって形成することにより、両者の中心軸が一致するように形成されている。したがって、位置決め部52によって位置決めされる弁体4の中心軸は同時に弁座部51の中心軸と一致することになる。このため、弁体4を閉弁状態から微少距離だけ押し下げ、弁体部41と弁座部51との間に非常に狭い隙間Gを形成することにより、流出口22から最小流量に相当するガス量を流出させる際、その狭い隙間Gの幅が全周にわたって均一なものとなり、流出口22から流出するガス量が、電磁比例弁1の個体差が生じることなく安定する。11は弁体4を上方に付勢するバネであり、ソレノイドコイル32に通電していない状態で、弁体4が自重で下方に移動して弁座部51から弁体部41が離れないように機能するものである。
ところで、本実施の形態では、弁体4を囲繞するようにストッパ部材7を取り付けた。図2および図3を合わせて参照して、弁体4を大きく押し下げた場合、弁体4がストッパ部材7の内周部分に形成したストッパ部71に当接して、弁体4の下降位置が所定の位置で規制されるようにした。
なお、上記ダイアフラム6はガバナとして機能するものであり、弁体4を所定量押し下げて開弁状態にした際に、流入口21から流入するガスの1次圧が変動した場合、その圧力変動を受けて弁体4の位置を自動的に調節し、流出口22からのガスの流出量を安定させるように機能する。
図2は弁体4がストッパ部71によってそれ以上の下降を規制された状態、すなわち全開状態を示している。この状態ではダイアフラム6がストッパ部材7の上面72に当接する。そこで、この上面72の形状をダイアフラム6の受圧部63の形状に合わせて、受圧部63が変形しないようにした。
さらに図4を合わせて参照して、ストッパ部材7には上下に貫通された窓穴73が複数個形成されているので、ガスの1次圧がダイアフラム6に作用することをストッパ部材7が阻害することはない。
ところで、本実施の形態ではダイアフラム6の外周側の取付部62は、このストッパ部材7の外縁部74とホルダ8とによって上下方向から挟まれている。そのため、ダイアフラム6が上方に押し上げられた状態ではダイアフラム6はホルダ8に当接して自由に変形できる部分の外周円が狭められる。また、ダイアフラム6が下げられるとストッパ部材7に当接してやはり自由に変形できる部分の外周円が狭められる。
ところが、ストッパ部材7およびホルダ8は共に弁体シート5の位置決め部52によって位置決めされているので、ダイアフラム6の自由に変形できる部分の外周縁の中心軸は常に弁体4の中心軸から外れることなく一致した状態を担保することができる。したがって、弁体4は上下方向に移動中に常に中心軸が弁座部51の中心軸に一致した状態を保つことができる。
ところで、ダイアフラム6は可撓性を必要とするためゴムで形成されるのが一般的である。一方、ガス中にはブタンなどの有機ガスが多量に含まれている。この有機ガスはダイアフラム6を構成するゴム中に溶融する。ダイアフラム6の上面は大気に接しているが、大気中にはこのような有機ガスはほとんど含まれていない。そのためダイアフラム6を挟んで有機ガスの分圧は下面側が上面側に対して非常に高い状態になる。
弁体4が閉弁状態では、弁体4は受圧部63が受ける1次圧とダイアフラム6自体の弾性力で上方に引き上げられている。この状態で長時間経過すると、有機ガスがダイアフラム6中に溶融し、分圧の低い大気中へと放出される。そのため、有機ガスはダイアフラム6を透過して電磁比例弁1の内部から大気中へと流出していく。
このように有機ガスが1次室から流出すると、1次室の圧力が低下する。ところが、有機ガスの分圧は依然として大気中における分圧よりはるかに高圧であるので、ダイアフラム6の下面側、すなわち1次室内の圧力が負圧になっても有機ガスの流出は続く。
その結果、ダイアフラム6は図3に示すように1次室側に吸い寄せられる。ただし、ストッパ部材7は上述のように本体2側に取り付けられているので、特に受圧部63の外周部分、すなわち取付部62との境界部分がストッパ部材7の上面72にサポートされ、それ以上1次室側に吸い込まれることを防止して過度に変形しないようにした。
1次室内に新たにガスを供給すると、新たなガスの1次圧を受圧部63が受けて受圧部63の形状は図1に示す当初の形状に復元する。
なお、本実施の形態で示したものを上下反転して使用する場合には、弁体4は自重で常に閉弁方向に付勢されることになるので、このような姿勢で使用する場合にはバネ11を省略してもよい。また、弁体部41にシール部材を取り付けて弁座部51に弁体部41が着座した状態で、ガスの流出口22側への流出を完全に停止させるようにしてもよい。
ところで、上記実施の形態ではストッパ部材7を1個の部品としたが、弁体シート5に一体に形成してもよく、あるいは弁体シート5を用いないタイプのものでは本体2に一体に形成してもよい。
なお、本発明は上記した形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもかまわない。
閉弁状態を示す図 全開状態を示す図 ダイアフラム近傍の詳細を示す図 ストッパ部材の形状を示す図
符号の説明
1 電磁比例弁
3 ソレノイド部
4 弁体
5 弁体シート
6 ダイアフラム
7 ストッパ部材
8 ホルダ
21 流入口
22 流出口
41 弁体部
51 弁座部
71 ストッパ部

Claims (2)

  1. ガバナ機構を構成するダイアフラムを備えた電磁比例弁であって、弁体が当接して閉弁状態になる弁座部を一端に備えた筒状の弁体シートを本体内に収納したものにおいて、上記弁体シートの他端に、弁座部に対してダイアフラムを位置決めする位置決め部を形成したことを特徴とする電磁比例弁。
  2. 上記ダイアフラムの外周部分を上下方向から締め付ける部材を共に弁体シートに対して位置決めしたことを特徴とする請求項1記載の電磁比例弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009257373A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Honda Motor Co Ltd 弁装置
EP2802781B1 (de) 2012-03-27 2016-11-16 EBM-PAPST Landshut GmbH Gasregeleinheit in modularer bauweise und gasregelventil

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