JP2018091474A - 制御弁ユニット - Google Patents

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由浩 武藤
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Abstract

【課題】二次側設備の仕様変更にかかわらず、全体として低コストに実現可能な制御弁ユニットを提供する。【解決手段】制御弁ユニット1においては、ボディ12が、開閉弁2および大気開放弁6が組み付けられた共用ボディ24と、共用ボディ24における開閉弁2よりも下流側に着脱可能に取り付けられ、逆止弁4,8を支持する逆止弁ボディ26と、を含む。逆止弁ボディ26は、逆止弁8を内包するとともに、先端部に逆止弁4の軸受136を有する一方、後端部に二次側外部配管と接続される継手部30を有する。逆止弁4の弁座32が共用ボディ24に設けられ、逆止弁8の弁座34が逆止弁ボディ26に設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、複数種の弁を一体に有し、一次側から二次側への流体の流れを制御する制御弁ユニットに関する。
給湯システムには一般に、給湯装置から浴槽へつながる流体通路に、給湯を制御するとともに浴槽からの逆流を防止する制御弁ユニットが設けられている。この制御弁ユニットは、共用のボディに開閉弁、2連の逆止弁および大気開放弁等を一体に組み付けて構成される(例えば、特許文献1参照)。開閉弁を開閉させることにより浴槽への湯水の供給が許容又は遮断される。開閉弁の下流側に第1逆止弁、第2逆止弁が順次設けられ、浴槽側(二次側)から給湯装置側(一次側)への湯水の逆流を段階的に防止する。断水や停電によって一次側の水圧が負圧になったとしても、大気開放弁がその一次側の圧力低下に応動して第1逆止弁と第2逆止弁との間の空間を大気に開放する。このような構成により、万が一、2連の逆止弁の双方が異物の噛み込み等により水密不良となっていたとしても、浴槽の汚水が給湯装置ひいては上水道の方まで逆流することを防止できる。
共用のボディは一般に、専用の金型を用いて樹脂材を射出成形することより得られる。それにより部品点数を削減し、コスト低減を図ることができる。ボディは配管形状をなし、その一次側端部が給湯装置側の外部配管と接続する継手部を構成し、二次側端部が浴槽側の外部配管と接続する継手部を構成する。
特開2014−139528号公報
このような制御弁ユニットは、単一種類を大量生産する点でコストメリットが大きい。しかしながら、給湯設備の仕様に応じて外部配管やその接続構造が異なる場合、共用ボディ全体を取り替えなければならない。そのために共用ボディ全体に係る金型の変更等を強いられる点で改善の余地があった。なお、このような問題は、給湯装置に限らず、一次側から二次側への流体を流し、その逆流防止機能が要される装置であれば同様に生じ得る。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、二次側設備の仕様変更にかかわらず、全体として低コストに実現可能な制御弁ユニットを提供することにある。
本発明のある態様は、一次側から二次側への流体の流れを制御する制御弁ユニットである。この制御弁ユニットは、一次側から流体を導入する導入ポートと、二次側へ流体を導出する導出ポートとをつなぐ流体通路が形成されたボディと、流体通路の中途に弁部を有し、一次側から二次側への流体の流れを許容又は遮断する開閉弁と、流体通路における開閉弁の下流側に設けられた第1逆止弁と、流体通路における第1逆止弁のさらに下流側に設けられた第2逆止弁と、一次側の圧力低下に応動して流体通路における第1逆止弁と第2逆止弁との間の空間を大気に開放する大気開放弁と、を備える。
ボディは、開閉弁および大気開放弁が組み付けられた共用ボディと、共用ボディにおける開閉弁よりも下流側に着脱可能に取り付けられ、第1逆止弁および第2逆止弁を支持する逆止弁ボディと、を含む。逆止弁ボディは、第2逆止弁を内包するとともに、先端部に第1逆止弁の軸受を有する一方、後端部に二次側外部配管と接続される継手部を有する。第1逆止弁の弁座が共用ボディに設けられ、第2逆止弁の弁座が逆止弁ボディに設けられている。
この態様によると、開閉弁および大気開放弁が共用ボディに一体的に設けられる。一方、逆止弁ボディには二次側外部配管と接続される継手部が一体に設けられ、予め第1逆止弁および第2逆止弁が組み付けられる。この状態で逆止弁ボディを共用ボディに組み付けることにより制御弁ユニットが得られる。このため、二次側外部配管の構造が変更されたとしても、逆止弁ボディのみ変更すれば足りる。すなわち、制御弁ユニットの大部分について標準化を実現でき、二次側設備の仕様変更によらず低コストに実現できる。
本発明によれば、二次側設備の仕様変更にかかわらず、全体として低コストに実現可能な制御弁ユニットを提供できる。
実施形態に係る制御弁ユニットの全体構成を表す断面図である。 本体ユニットの構成を表す断面図である。 逆止弁ユニットの構成を表す断面図である。 制御弁ユニットの組立方法を表す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に部材の位置関係を表現することがある。
図1は、実施形態に係る制御弁ユニットの全体構成を表す断面図である。本実施形態の制御弁ユニット1は、給湯装置に適用され、その上流側から開閉弁2、逆止弁4、大気開放弁6、および逆止弁8が設けられている。開閉弁2は、注湯用の電磁弁であり、その弁部を開閉することにより浴槽への湯水の供給を許容又は遮断する。逆止弁4が「第1逆止弁」として機能し、逆止弁8が「第2逆止弁」として機能する。以下、開閉弁2の上流側を「一次側」、下流側を「二次側」ともいう。開閉弁2の上流側圧力を「一次圧」、下流側圧力を「二次圧」ともいう。
逆止弁8および逆止弁4は、浴槽から給湯装置側への湯水の逆流を段階的に防止する。大気開放弁6は、一次側の圧力低下に応動して逆止弁4と逆止弁8との間の空間を大気に開放する。例えば浴槽が給湯装置よりも高い位置に設置されるような場合、浴槽の側に配置された逆止弁8が異物の噛み込みなどにより水密不良となっていた場合には、浴槽内の汚水がその水頭圧により逆止弁8を介して大気開放弁6まで逆流してくる。このような場合であっても、その汚水は大気開放弁6によって大気に放出されるため、浴槽内の汚水が一次側へ逆流することを防止できる。なお、給湯装置の構成は、例えば特許文献1に記載のように公知であるため、その詳細な説明については省略する。
制御弁ユニット1は、ボディ12に開閉弁2、逆止弁4、大気開放弁6および逆止弁8を一体に組み付けて構成される。ボディ12は、一次側から湯水を導入する導入ポート14、二次側へ湯水を導出する導出ポート16、およびこれらをつなぐ流体通路18を有する。流体通路18の中途(ほぼ中央)に、開閉弁2の弁部が配置されている。
より詳細には、制御弁ユニット1は、本体ユニット20と逆止弁ユニット22とを組み付けて構成される。本体ユニット20は、共用ボディ24を有し、開閉弁2および大気開放弁6を含む。逆止弁ユニット22は、逆止弁ボディ26を有し、逆止弁4,8を含む。共用ボディ24に逆止弁ボディ26を組み付けることによりボディ12が構成される。共用ボディ24の上流端に導入ポート14が設けられ、逆止弁ボディ26の下流端に導出ポート16が形成される。
共用ボディ24は、樹脂材の一体成形(金型を用いた射出成形)により得られ、開閉弁2および大気開放弁6のそれぞれの機能部品(可動で機能する部品)を収容する。共用ボディ24の上流側端部には、図示しない一次側外部配管と接続される継手部28が設けられている。
逆止弁ボディ26は、共用ボディ24とは別に、樹脂材を用いた一体成形により得られる。逆止弁ボディ26は、共用ボディ24の下流端に着脱可能に取り付けられる。逆止弁ボディ26は、逆止弁8を内包するとともに、先端部に逆止弁4の軸受を有する。逆止弁ボディ26の後端部(下流側端部)には、図示しない二次側外部配管と接続される継手部30が設けられている。
本体ユニット20と逆止弁ユニット22とが組み付けられた状態において、逆止弁4は、共用ボディ24と逆止弁ボディ26とに囲まれた空間に配置される。詳細については後述するが、逆止弁4の弁座32が共用ボディ24に設けられ、逆止弁8の弁座34が逆止弁ボディ26に設けられている。継手部28の内方には、ストレーナ36が配設されている。ストレーナ36は、導入ポート14から導入される湯水に異物が混入していた場合に、その異物が制御弁ユニット1の機能部品に向けて侵入するのを防止又は抑制する。
本実施形態では、共用ボディ24および逆止弁ボディ26の材質としてPPS(Poly Phenylene Sulfide)を採用しているが、それぞれに求められる耐圧性やコスト等を考慮し、互いに異なる材質を採用してもよい。開閉弁2の下流側が上流側よりも相対的に低圧となることから、逆止弁ボディ26の材質や特性として共用ボディ24よりも低剛性のもの(耐圧強度の低いものなど)を採用することもできる。それにより、共用ボディ24ひいては制御弁ユニット1全体の低コスト化を図ることも可能となる。
共用ボディ24は、円筒状の本体40と、本体40の側部に連設された一次側管部42と、本体40の底部に連設された二次側管部44と、大気開放弁6につながる排出管部46とを有する。本体40と二次側管部44とは同軸状に設けられている。共用ボディ24は、一次側管部42と二次側管部44の互いの軸線が直交し、一次側管部42と排出管部46の互いの軸線が平行となるように設けられている。
本体40の上端開口部は、開閉弁2が組み付けられることにより封止されている。本体40と二次側管部44との接続部には、本体40と同心状に上流側に延出する円ボス部48が設けられている。このため、円ボス部48の側部が一次側管部42の軸線上に位置する。導入ポート14を介して一次側管部42に導入された湯水は、円ボス部48の周囲を回り込むようにして本体40に流入する。
図2は、本体ユニット20の構成を表す断面図である。
開閉弁2は、弁機構を有する弁本体50と、駆動部であるソレノイド52とを一体に組み付けて構成されている。本体40が、弁本体50のボディを構成している。本体40の開口部は、ソレノイド52が組み付けられることで封止されている。開閉弁2は、一次側から二次側へ流れる湯水の流れを制御する主弁54と、主弁54の開閉状態を制御するパイロット弁56を備える。
上述した円ボス部48の内周部により主弁孔58が形成され、その上流側開口端部に主弁座60が形成されている。円ボス部48を取り囲む空間は、一次側管部42に連通する圧力室62となっており、その圧力室62には大径の主弁体64が配設されている。主弁体64は、主弁座60に着脱して主弁54を開閉する。円ボス部48の下流側端部には逆止弁4の弁孔65が設けられ、その開口端部に弁座32が形成されている。
主弁体64は、ボディ12とソレノイド52との間に挟持された可撓性を有するダイアフラム66に支持されている。ダイアフラム66は、その中央部が主弁体64の底部に装着されており、その底部に沿った厚肉部分が主弁座60に着脱する主弁体64の一部を構成している。主弁体64およびダイアフラム66は、円ボス部48とは反対側に背圧室68を区画する。また、主弁体64には、背圧室68の内外を連通させ、一次側管部42からの湯水の一部を背圧室68に導入可能なリーク通路70が設けられている。
主弁体64の中央部には背圧室68側に突出するボス部が設けられ、そのボス部の上端面にパイロット弁座72が形成されている。また、主弁体64の中央部を軸線方向に貫通するようにパイロット弁孔74が形成されている。また、背圧室68には、ソレノイド52により駆動されるパイロット弁体76が配設されている。パイロット弁体76は、パイロット弁座72に着脱してパイロット弁56を開閉する。パイロット弁体76は、弾性体(本実施例ではゴム)からなり、ソレノイド52のプランジャ78に固定されている。
一方、ソレノイド52は、ボディ12の開口端部を封止するように取り付けられた有底段付円筒状のスリーブ80と、スリーブ80内に配置されたプランジャ78と、スリーブ80の外側に設けられたボビン84と、ボビン84に巻回された電磁コイル86とを含んで構成されている。パイロット弁体76は、プランジャ78の先端部に嵌合され、プランジャ78と一体的に動作する。スリーブ80の底部とプランジャ78との間には、プランジャ78を介してパイロット弁体76を閉弁方向に付勢するスプリング88(「付勢部材」に該当する)が介装されている。
大気開放弁6は、二次側管部44に対して一次側管部42とは反対側に設けられている。大気開放弁6のボディ90は、共用ボディ24と一体成形された本体92と、本体92を側方から封止するハウジング94とをOリング96およびダイアフラム98を介して組み付けることにより構成される。本体92は、排出管部46を介して二次側管部44とつながっている。排出管部46の内方に接続通路110が形成されている。ボディ90は、ダイアフラム98により感圧室100と開放室102に区画されている。感圧室100は、検圧通路104および小孔106を介して本体40の圧力室62に連通し、導入ポート14から導入される湯水の一次圧を導入する。
開放室102は、一方で接続通路110を介して二次側管部44の内方に連通し、他方で排出通路112を介して大気に開放されている。接続通路110は、二次側管部44における弁孔65よりも下流側に連通している。開放室102と接続通路110との間の段部には弁座114が形成されている。
開放室102には、ダイアフラム98の片側面に支持されるように弁体116が配設されている。すなわち、ダイアフラム98の内側の中央部は、弁体116の対向端面に形成された凸部と嵌合するよう凹設され、弁体116を開放室102の中央に位置決めしている。弁体116の弁座114との対向面にはリング状の弾性体(例えばゴム)からなる弁部材118が嵌着されており、その弁部材118が弁座114に着脱して大気開放弁6を開閉する。弁体116と共用ボディ24(二次側管部44)との間には、弁体116を開弁方向に付勢するスプリング120(「付勢部材」として機能する)が介装されている。
二次側管部44の開口端近傍の外周面には、逆止弁ユニット22を共用ボディ24に固定するための連結部122が突設されている。
図3は、逆止弁ユニット22の構成を表す断面図である。
逆止弁ユニット22は、二次側管部44に組み込まれる2連逆止弁として構成されている。逆止弁ユニット22は、段付円筒状の逆止弁ボディ26に第1弁体132および第2弁体134を同軸状に組み付けて構成される。逆止弁ボディ26の先端部(上流側端部)と中央部には、円ボス状の軸受部136,138が設けられている。第1弁体132と軸受部136との間には、第1弁体132を閉弁方向に付勢するスプリング140が介装される。軸受部136の近傍には、その上流側と下流側とを連通させる連通孔142が設けられている。
第1弁体132は、段付円柱状の本体160と、本体160の先端に嵌着された弁部材162とを有する。本体160は樹脂材からなり、軸受部136に挿通される軸部164と、軸部164の先端側に設けられた弁支持部166と、軸部164の後端側に設けられた係止部168とを有する。弁支持部166は、弁部材162と嵌合する凹状嵌合部170と、弁部材162を下流側から指示する支持部172を有する。弁部材162は、可撓性を有する円板状のゴムからなり、その中央に円形の嵌合孔を有する。弁部材162は、その嵌合孔が凹状嵌合部170に外嵌されるようにして本体160に組み付けられる。
係止部168は、軸部164の後端に周方向に等間隔で配設された複数の逆止片174を有する。これらの逆止片174は、軸部164の半径方向外向きに突出し、その突出高さが軸部164の後端に向かって小さくなるテーパ形状を有する。複数の逆止片174の外接円(頂部を結ぶ円)の直径は、軸受部136の内径よりやや大きい。軸部164の後半部は、隣接する逆止片174の間を軸線方向に切り欠いた複数のスリット176を有し、半径方向内向きに撓めるように構成されている。
このような構成により、第1弁体132を逆止弁ボディ26に取り付ける際には、その後端側から軸受部136に挿入する。このとき、本体160の後端部が逆止片174の部位で半径方向内向きにやや撓みつつ挿入される。そして、逆止片174が軸受部136の後端から抜けると、弾性反力でその撓みが解除される。逆止片174が軸受部136の後端面に引っ掛かることにより、第1弁体132の逆止弁ボディ26からの脱落が防止される。第1弁体132は、逆止弁ユニット22が本体ユニット20に組み付けられた状態において、弁座32に下流側から着脱して逆止弁4を開閉する(図1参照)。
第2弁体134は、第1弁体132と同様の構成を有するので、その詳細な説明は省略する。逆止弁ボディ26の上流側半部は縮径されており、その内周部により弁孔144が形成されている。そして、弁孔144の下流側開口端に弁座34が形成されている。第2弁体134は、軸受部138に摺動可能に支持され、弁座34に下流側から着脱して逆止弁8を開閉する。第2弁体134と軸受部138との間には、第2弁体134を閉弁方向に付勢するスプリング150が介装されている。軸受部138の近傍には、その上流側と下流側とを連通させる連通孔152が設けられている。なお、通常の流量制御時における不要な圧力損失を抑制するために、各スプリング140,150のばね荷重は比較的小さく設定されている。
逆止弁ボディ26の先端部には、シール用のOリング154が嵌着されている。逆止弁ボディ26におけるOリング154よりもやや後方に段差156が形成されている。逆止弁ボディ26の軸線方向中央部の外周面には、共用ボディ24の連結部122と連結されるフランジ部158が突設されている。フランジ部158における連結部122との対向面(連結面)が係止面159を構成する。
図4は、制御弁ユニット1の組立方法を表す図である。
制御弁ユニット1を組み立てる際には、本体ユニット20および逆止弁ユニット22のそれぞれを個別に組立てておく。そして、本体ユニット20に対して逆止弁ユニット22を組み付ける。すなわち、逆止弁ユニット22の先端部(逆止弁4)を二次側管部44へ挿入するように組み付ける。そして、フランジ部158と連結部122とを突き合わせ、ねじ180で両者を締結することにより、制御弁ユニット1の組み立てが完了する。逆止弁ボディ26の二次側管部44への挿入量は、係止面159が連結部122に係止されるまでとされる。すなわち、この係止により、逆止弁ボディ26の共用ボディ24に対する位置決めがなされる。それにより、スプリング140の荷重が適正に調整される。図1に示したように、この係止面159の位置は、外部から目視可能である。
図1に戻り、以上のような構成おいて、一次側管部42と二次側管部44とを背圧室68を介することなくつなぐ通路が主通路を構成し、一次側管部42と二次側管部44とを背圧室68を介してつなぐ通路が副通路を構成する。背圧室68の圧力は、パイロット弁56の開閉状態によって変化する。
ソレノイド52がオフにされた状態(非通電状態)では、パイロット弁56が閉弁して副通路を閉じ、主弁54が閉弁して主通路を遮断する。すなわち、ソレノイド力が作用しないため、スプリング88によってパイロット弁体76が閉弁方向に付勢され、パイロット弁56が閉弁状態となる。このとき、背圧室68の圧力と主弁54の上流側圧力とがほぼ等しくなり、主弁体64には主弁54の上流側圧力(一次圧)と下流側圧力(二次圧)との差圧が閉弁方向に作用する。一次圧が高い通常の状態では主弁体64が押し下げられ、主弁座60に着座して主弁54を閉じる。
一方、ソレノイド52がオンにされた状態(通電状態)では、パイロット弁56が開弁して副通路を開き、主弁54が開弁して主通路を開放する。すなわち、ソレノイド力が作用するため、スプリング88の付勢力に抗してパイロット弁体76が開弁方向に駆動され、パイロット弁56が開弁状態となる。このとき、背圧室68の圧力と主弁54の下流側圧力とがほぼ等しくなり、主弁体64には一次圧と二次圧との差圧が開弁方向に作用する。一次圧が高い通常の状態では主弁体64が押し上げられ、主弁座60から離間して主弁54を開く。
湯張り時においてはソレノイド52への通電がなされ、開閉弁2が全開状態に維持される。このとき、上流側から導入ポート14を介して湯水が導入され、その水圧により逆止弁4および逆止弁8が開弁状態となる。一方、このような通水時においては、一次圧のほうが二次圧よりも高くなるため、大気開放弁6は閉弁状態を維持する。
一方、湯張りを停止させる際には、ソレノイド52への通電をオフにする。それにより、ソレノイド52による吸引力がなくなるため、スプリング88の付勢力によりパイロット弁体76がパイロット弁座72に着座して、パイロット弁56を閉じる。その結果、主弁54が主弁座60に着座し、開閉弁2が閉弁状態となる。
このとき、開閉弁2により湯水の導入が遮断されるため、逆止弁4および逆止弁8はスプリング140,150の付勢力により閉弁状態となる。一方、給湯装置が正常に動作する限り、一次側管部42から導入される圧力のほうが、逆止弁4と逆止弁8との間の圧力よりも高くなるため、大気開放弁6は閉弁状態を維持する。
このようにして浴槽に湯が供給された状態において、大気開放弁6の感圧室100には、検圧通路104を介して一次圧が導入されている。この一次圧は通常、二次圧より大きいため、大気開放弁6は閉弁状態を保持する。しかし、例えば停電や断水により給水装置において負圧が発生すると、大気開放弁6がその一次圧の低下を感知して開弁し、逆止弁4と逆止弁8との間の空間にある水を大気に放出する。このとき、仮に逆止弁8が異物の噛み込み等、何らかの要因で水密不良となっていた場合、浴槽の汚水がその水頭圧により逆止弁8を介して大気開放弁6まで逆流する。しかし、その汚水は大気開放弁6により大気に放出されるため、給湯装置の内部ひいては上水道へ逆流することはない。
以上に説明したように、本実施形態によれば、比較的構造が複雑でスペースをとる開閉弁2および大気開放弁6の各機能部品が共用ボディ24に集約的に設けられる。一方、逆止弁ボディ26には比較的構造が簡素でスペースをとらない逆止弁4および逆止弁8が組み付けられる。この状態で逆止弁ボディ26を共用ボディ24に組み付けることにより制御弁ユニット1が得られる。このため、二次側外部配管の構造が変更されたとしても、逆止弁ボディ26のみ変更すれば足りる。すなわち、制御弁ユニット1の大きな部分について標準化を実現でき、二次側設備の仕様変更によらず低コストに実現できる。さらに、逆止弁ボディ26に継手部30を一体成形したため、これらを別構成とする場合よりも部品点数を削減でき、また組み付け工数も削減できる。その結果、制御弁ユニット1全体のコスト低減を図ることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はその特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々の変形が可能であることはいうまでもない。
上記実施形態では、係止面159をフランジ部158に設けたが、逆止弁ボディ26の外周面に設けるなど、その他の部位に設けてもよい。例えば、逆止弁ボディ26の段差156における共用ボディ24との対向面に係止面を設けてもよい。この場合、逆止弁ボディ26の二次側管部44への挿入量は、段差156の係止面が共用ボディ24の下流側開口端45に係止されるまでとされる。そのように逆止弁ボディ26の外周面における段差156の位置を調整する。この係止面の位置も、外部から目視可能である。
上記実施形態では、開閉弁2をソレノイド駆動の電磁弁としたが、駆動部として例えばステッピングモータ等を採用するなど、モータ駆動の電動弁としてもよい。
上記実施形態では、本発明の制御弁ユニットを給湯装置に適用する例を示した。変形例においては、湯水以外を制御対象とし、流体の流量の調整や遮断が必要となる流体循環装置に適用してもよい。
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
1 制御弁ユニット、2 開閉弁、4 逆止弁、6 大気開放弁、8 逆止弁、12 ボディ、14 導入ポート、16 導出ポート、18 流体通路、20 本体ユニット、22 逆止弁ユニット、24 共用ボディ、26 逆止弁ボディ、28 継手部、30 継手部、42 一次側管部、44 二次側管部、45 下流側開口端、46 排出管部、48 円ボス部、52 ソレノイド、54 主弁、56 パイロット弁、60 主弁座、62 圧力室、64 主弁体、68 背圧室、72 パイロット弁座、76 パイロット弁体、94 ハウジング、100 感圧室、102 開放室、104 検圧通路、110 接続通路、112 排出通路、114 弁座、116 弁体、132 第1弁体、134 第2弁体、136 軸受部、138 軸受部、159 係止面、160 本体、162 弁部材。

Claims (4)

  1. 一次側から二次側への流体の流れを制御する制御弁ユニットであって、
    一次側から流体を導入する導入ポートと、二次側へ流体を導出する導出ポートとをつなぐ流体通路が形成されたボディと、
    前記流体通路の中途に弁部を有し、一次側から二次側への流体の流れを許容又は遮断する開閉弁と、
    前記流体通路における前記開閉弁の下流側に設けられた第1逆止弁と、
    前記流体通路における前記第1逆止弁のさらに下流側に設けられた第2逆止弁と、
    一次側の圧力低下に応動して前記流体通路における前記第1逆止弁と前記第2逆止弁との間の空間を大気に開放する大気開放弁と、
    を備え、
    前記ボディは、
    前記開閉弁および前記大気開放弁が組み付けられた共用ボディと、
    前記共用ボディにおける前記開閉弁よりも下流側に着脱可能に取り付けられ、前記第1逆止弁および前記第2逆止弁を支持する逆止弁ボディと、
    を含み、
    前記逆止弁ボディは、前記第2逆止弁を内包するとともに、先端部に前記第1逆止弁の軸受を有する一方、後端部に二次側外部配管と接続される継手部を有し、
    前記第1逆止弁の弁座が前記共用ボディに設けられ、前記第2逆止弁の弁座が前記逆止弁ボディに設けられていることを特徴とする制御弁ユニット。
  2. 前記共用ボディと前記逆止弁ボディとが、互いに異なる材質からなることを特徴とする請求項1に記載の制御弁ユニット。
  3. 前記共用ボディと前記逆止弁ボディとが、互いに異なる耐圧強度を有することを特徴とする請求項1または2に記載の制御弁ユニット。
  4. 前記逆止弁ボディは、前記先端部が前記共用ボディの二次側管部に挿入され、前記共用ボディの外面に係止されることで前記共用ボディに対する位置決めがなされる係止面を有し、その係止面の位置が外部から目視可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の制御弁ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022158346A1 (ja) * 2021-01-25 2022-07-28 株式会社小糸製作所 電磁弁

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