JP2018120427A - ガバナ - Google Patents

ガバナ Download PDF

Info

Publication number
JP2018120427A
JP2018120427A JP2017011331A JP2017011331A JP2018120427A JP 2018120427 A JP2018120427 A JP 2018120427A JP 2017011331 A JP2017011331 A JP 2017011331A JP 2017011331 A JP2017011331 A JP 2017011331A JP 2018120427 A JP2018120427 A JP 2018120427A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
chamber
pressure chamber
valve
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017011331A
Other languages
English (en)
Inventor
孝光 小浜
Takamitsu Kohama
孝光 小浜
英明 齋藤
Hideaki Saito
英明 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Kimmon Co Ltd
Original Assignee
Azbil Kimmon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Azbil Kimmon Co Ltd filed Critical Azbil Kimmon Co Ltd
Priority to JP2017011331A priority Critical patent/JP2018120427A/ja
Publication of JP2018120427A publication Critical patent/JP2018120427A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fluid-Driven Valves (AREA)
  • Control Of Fluid Pressure (AREA)

Abstract

【課題】制御圧力が異常上昇しても、プラグが異常に開くことを防ぐ。
【解決手段】二次圧力を感知する二次圧室203と、制御圧を受ける制御圧室204と、ダイヤフラム及びプレート2022から成り、二次圧室203と制御圧室204とを分断するダイヤフラムプレートアセンブリと、プレート2022に設けられた貫通孔208と、貫通孔208との間で軸方向に沿った隙間を形成し、一端が二次圧室203内に露出する軸部2091、及び、当該軸部2091の他端側に設けられ当該隙間を塞ぐ弁体2092を有する弁209と、弁体2092が上記隙間を塞ぐ方向に弁209を付勢するスプリング211とを備えた。
【選択図】図9

Description

この発明は、一次側配管と二次側配管との間に設けられ、二次側配管の流量の変化に関わらず二次側配管内の圧力を一定に保つガバナに関する。
レギュレータは、ガバナを有し、一次側配管内の圧力(一次圧力)に対して二次側配管内の圧力(二次圧力)を減圧する機器であり、二次側配管内の流量の変化に関わらず二次圧力を一定に保つ機能を有している。このレギュレータには、直動式とパイロット式がある(例えば特許文献1,2参照)。
直動式のレギュレータでは、ガバナに、二次側配管内の流体が流入されて二次圧力を感知する二次圧室と、空気が流入されて大気圧を感知する大気圧室とが、ダイヤフラムを挟んで設けられている。また、ダイヤフラムには、一端にプラグを有するスピンドル軸の他端が連結されている。そして、ダイヤフラムが二次圧力の変化により歪むことで、スピンドル軸を介してプラグが上下に移動し、一次側配管と二次側配管との間の流路が開閉する。これにより、一次側配管から二次側配管への流出量が調整され、二次圧力を一定に保つ。
一方、パイロット式のレギュレータでは、ガバナで二次圧力と比較する圧力として、大気圧ではなく、一次圧力を減圧して生成した二次圧力以上の制御圧力を用いる。このレギュレータでは、ガバナの前段に、一次圧力を減圧して制御圧力を生成してガバナに供給するパイロットレギュレータを設けている。
特開2002−132352号公報 米国特許出願公開第2003/0098071号明細書
しかしながら、従来のパイロット式のレギュレータでは、パイロットレギュレータの故障により、制御圧力が異常上昇して所定圧力よりも過大になると、ガバナのプラグが異常に開いてしまうという課題がある。その結果、一次側配管内の流体が二次側配管へ過大に供給されてしまい、二次圧力が異常上昇してしまう。
また、異常上昇した制御圧力がガバナに流入することで、ダイヤフラムが破損してしまい、ガバナ自体が故障してしまう恐れがある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、制御圧力が異常上昇しても、プラグが異常に開くことを防ぐことができるガバナを提供することを目的としている。
この発明に係るガバナは、二次側配管内の圧力を感知する感圧室と、制御圧を受ける制御圧室と、ダイヤフラム及びプレートから成り、感圧室と制御圧室とを分断するダイヤフラムプレートアセンブリと、プレートに設けられた貫通孔と、貫通孔との間で軸方向に沿った隙間を形成し、一端が感圧室内に露出する軸部、及び、当該軸部の他端側に設けられ当該隙間を塞ぐ弁体を有する弁と、弁体が隙間を塞ぐ方向に弁を付勢するスプリングとを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、上記のように構成したので、制御圧力が異常上昇しても、プラグが異常に開くことを防ぐことができる。
この発明の実施の形態1に係るレギュレータの構成例を示す図である(ガス使用時)。 この発明の実施の形態1に係るレギュレータの構成例を示す図である(ガス停止時)。 この発明の実施の形態1に係る一次減圧パイロットの構成例を示す図である(ガス使用時)。 この発明の実施の形態1に係る一次減圧パイロットの構成例を示す図である(ガス停止時)。 この発明の実施の形態1に係るメインパイロットの構成例を示す図である(ガス使用時)。 この発明の実施の形態1に係るメインパイロットの構成例を示す図である(ガス停止時)。 この発明の実施の形態1に係るメインガバナの構成例を示す図である(ガス使用時)。 この発明の実施の形態1に係るメインガバナの構成例を示す図である(ガス停止時)。 この発明の実施の形態1に係るメインガバナの開度制限機構の構成例を示す図である(正常時)。 この発明の実施の形態1に係るメインガバナの開度制限機構の構成例を示す図である(異常時)。 この発明の実施の形態1における弁の軸部及び流通路の構成例を示す上面図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1,2はこの発明の実施の形態1に係るレギュレータの構成例を示す図である。
レギュレータは、一次側配管5内の圧力(一次圧力)に対して二次側配管6内の圧力(二次圧力)を減圧する機器であり、二次側配管6内を流れる流体の流量の変化に関わらず二次圧力を一定に保つ機能を有している。このレギュレータはパイロット式である。また以下では、一次側配管5及び二次側配管6内を流れる流体がガスであるとする。
このレギュレータは、図1,2に示すように、パイロットレギュレータ1及びメインガバナ(ガバナ)2を備えている。図1,2では、パイロットレギュレータ1は、一次減圧パイロット3及びメインパイロット4を備えている。
一次減圧パイロット3は、二次圧力を感知し、一次圧力を圧力源としてメインパイロット4の圧力源を調圧(整圧)する。この一次減圧パイロット3により、一次圧力を、メインパイロット4で制御しやすい圧力まで減圧する。
メインパイロット4は、二次圧力を感知し、一次減圧パイロット3により調圧された圧力を圧力源として、メインガバナ2の制御圧力を調圧する。制御圧力は、一次圧力より低く、二次圧力以上の圧力である。
メインガバナ2は、二次圧力を感知し、メインパイロット4により調圧された制御圧力を受けてプラグ206の開度を調整し、二次側配管6内の圧力を調圧する。なお、プラグ206は、一次側配管5と二次側配管6との間の流路の大きさを制御する部材である。
次に、一次減圧パイロット3の構成例について、図3,4を参照しながら説明する。
一次減圧パイロット3のケース301内には、二次側配管6から分岐された導圧管7(図1,2参照)に連通する二次圧室(感圧室)302が設けられている。また、ケース301内には、一次側配管5から分岐された導圧管8(図1,2参照)に連通する一次圧室303が設けられている。また、ケース301内には、導圧管9(図1,2参照)に連通する一次減圧室304が設けられている。また、ケース301内には、一次圧室303と一次減圧室304とを連通する貫通孔306を有し、直動することで貫通孔306を開閉するピストン305が設けられている。また、ピストン305を、貫通孔306を開く方向に付勢するスプリング307が設けられている。
次に、メインパイロット4の構成例について、図5,6を参照しながら説明する。
このメインパイロット4のケース401内には、対向配置されたダイヤフラムプレートアセンブリ402,403が設けられている。ダイヤフラムプレートアセンブリ402,403は、それぞれ、中空円盤状のダイヤフラム4021,4031と、当該ダイヤフラム4021,4031の中空部分に設けられ、当該ダイヤフラム4021,4031の内周部分を挟み込むプレート4022,4032とから成る。また、ケース401内には、ダイヤフラムプレートアセンブリ402により分断され、導圧管7に連通する二次圧室(感圧室)404が設けられている。また、ケース401内には、一次減圧パイロット3の一次減圧室304と導圧管9を介して連通する一次減圧室405が設けられている。また、ケース401内には、ダイヤフラムプレートアセンブリ402,403により分断され、導圧管10(図1,2参照)に連通する制御圧室406が設けられている。また、ケース401内には、一次減圧室405と制御圧室406とを連通するオリフィス407が設けられている。また、ケース401内には、二次圧室404内の二次圧力によるダイヤフラムプレートアセンブリ402の付勢方向とは反対方向に付勢するスプリング408が設けられている。また、プレート4022には、ダイヤフラムプレートアセンブリ402が移動することで、オリフィス407を開閉するポペット409が設けられている。また、ケース401内には、制御圧室406と導圧管7とを連通する排気オリフィス410が設けられている。
次に、メインガバナ2の構成例について、図7,8を参照しながら説明する。
このメインガバナ2のケース201内には、ダイヤフラムプレートアセンブリ202が設けられている。ダイヤフラムプレートアセンブリ202は、中空円盤状のダイヤフラム2021と、当該ダイヤフラム2021の中空部分に設けられ、当該ダイヤフラム2021の内周部分を挟み込むプレート2022とから成る。また、ケース201内には、ダイヤフラムプレートアセンブリ202により分断され、導圧管7に連通する二次圧室(感圧室)203が設けられている。また、ケース201内には、ダイヤフラムプレートアセンブリ202により分断され、メインパイロット4の制御圧室406と導圧管10を介して連通する制御圧室204が設けられている。また、ケース201内には、一端がプレート2022に連結され、プレート2022の移動に伴って直動するステム205が設けられている。また、ステム205の他端には、ステム205の移動に伴って一次側配管5と二次側配管6との間の流路を開閉するプラグ206が連結されている。また、ケース201内には、プラグ206を閉じる方向に付勢するスプリング207が設けられている。
以上までのレギュレータの構成は、従来構成と同様である。
一方、実施の形態1に係るレギュレータでは、メインガバナ2に、制御圧室204内の圧力が異常上昇した場合にプラグ206の開度を制限する開度制限機構が設けられている。この開度制限機構は、図7〜11に示すように、貫通孔208、弁209、開度制限ねじ(突起部)210及びスプリング211を備えている。
貫通孔208は、プレート2022に設けられ、二次圧室203と制御圧室204とを連通する。図7〜11では、貫通孔208は、プレート2022の軸心に設けられており、ステム205からプレート2022に渡って形成されている。
弁209は、貫通孔208内で直動可能に設けられている。この弁209は、軸部2091及び弁体2092から成る。軸部2091は、貫通孔208との間で軸方向に沿った隙間212を形成し、一端が二次圧室203内に露出する。また、弁体2092は、軸部2091の他端側に設けられ上記隙間212を塞ぐ。
図7〜11では、軸部2091が角に丸みを有する四角柱形であり、弁体2092が円盤形である場合を示している。これにより、貫通孔208と弁209の軸部2091との間に、隙間212が形成される。そして、弁体2092により上記隙間212が塞がれている場合には、二次圧室203と制御圧室204とは連通しないが、弁209が直動して弁体2092が開くことで、二次圧室203と制御圧室204とが隙間212を介して連通する。
開度制限ねじ210は、二次圧室203に設けられ、弁209に対向配置されている。図7,8では、開度制限ねじ210は、ケース201の外部からねじ締め可能に構成されており、ねじ締めにより弁209との間の距離が可変に構成されている。なお、開度制限ねじ210は、二次圧室203内の圧力が外部に放出されないようにシールされている。この開度制限ねじ210は、制御圧室204内の圧力が正常である場合には弁209には当接せず、制御圧室204内の圧力が異常上昇した場合にダイヤフラムプレートアセンブリ202の上昇によって弁209が当接して当該弁209を押し込む。
スプリング211は、弁体2902が隙間212を塞ぐ方向に弁209を付勢する。
また、プレート2022は、貫通孔208が形成される部位に、二次圧室203側に突出した突出部2023を有している。そして、突出部2023には、貫通孔208を二次圧室203に連通する流通路2024が設けられている。なお図11では流通路2024を1本設けた場合を示したが、これに限らず、流通路2024の本数及び形状は任意に設計可能である。
次に、実施の形態1に係るレギュレータの動作例について説明する。まず、図1に示すようにガスの使用量が増えた場合を説明する。
ガスの使用量が増えると、二次側配管6の圧力が設定圧より低下し、導圧管7を通じて、一次減圧パイロット3の二次圧室302内の圧力、メインパイロット4の二次圧室404内の圧力及びメインガバナ2の二次圧室203内の圧力がそれぞれ低下する。
ここで、図5に示すように、メインパイロット4は、二次圧室404内の圧力を受けたダイヤフラムプレートアセンブリ402の力とスプリング408の力とのバランスで動作する。そして、二次圧室404内の圧力が低下するとスプリング408の力の方が大きくなるため、ポペット409が図中上方へ動き、オリフィス407が開く。これにより、一次減圧室405からオリフィス407を介して制御圧室406へ流れるガスの流量が増加する。その結果、制御圧室406の圧力が上昇し、導圧管10内で連通したメインガバナ2の制御圧室204内の圧力も上昇する。
また、図3に示すように、一次減圧パイロット3では、二次圧室302内の圧力及びスプリング307の力と一次減圧室304内の圧力とのバランスでピストン305を動作させる。そして、メインパイロット4のオリフィス407が開くと、一次減圧室304内のガスが一次減圧室405へ流れ込み、一次減圧室304内の圧力が低下するため、ピストン305が図中上方へ動き、貫通孔306が開く。これにより、一次圧室303から貫通孔306を介して一次減圧室304へ流れるガスの流量が増加する。
そして、図7に示すように、メインガバナ2の制御圧室204内の圧力が上昇すると、ダイヤフラムプレートアセンブリ202が上昇し、ステム205も上昇する。これにより、ステム205に連結されたプラグ206が上昇し、一次側配管5と二次側配管6との間の流路が開く。その結果、一次側配管5から二次側配管6へ流れるガスの流量が増加し、二次側配管6内の圧力が上昇する。
次に、図2に示すようにガスの使用量が減った場合を説明する。
ガスの使用量が減ると、二次側配管6内の圧力が設定値よりも上昇し、導圧管7を通じて、一次減圧パイロット3の二次圧室302内の圧力、メインパイロット4の二次圧室404内の圧力及びメインガバナ2の二次圧室203内の圧力がそれぞれ上昇する。
そして、図6に示すように、メインパイロット4では、二次圧室404内の圧力が上昇するとスプリング408の力の方が小さくなるため、ポペット409が図中下方へ動き、オリフィス407が閉じる。これにより、一次減圧室405からオリフィス407を介して制御圧室406へ流れるガスの流量が減少する。その結果、制御圧室406の圧力が低下し、導圧管10内で連通したメインガバナ2の制御圧室204内の圧力も低下する。
また、図4に示すように、一次減圧パイロット3では、メインパイロット4のオリフィス407が閉じると、一次減圧室405内のガスが制御圧室406へは流れず、一次減圧室304内の圧力が上昇するため、ピストン305が図中下方へ動き、貫通孔306が閉じる。これにより、一次圧室303から貫通孔306を介して一次減圧室304へ流れるガスの流量が減少する。
そして、図8に示すように、メインガバナ2の制御圧室204内の圧力が低下すると、ダイヤフラムプレートアセンブリ202が下降し、ステム205も下降する。これにより、ステム205に連結されたプラグ206が下降し、一次側配管5と二次側配管6との間の流路を閉じる。その結果、一次側配管5から二次側配管6へ流れるガスの流量が減少し、二次側配管6内の圧力が低下する。
以上の動作を繰り返すことで、二次側配管6内の圧力を設定圧に調整できる。
次に、パイロットレギュレータ1が故障し、制御圧力が異常上昇した場合を説明する。
パイロットレギュレータ1が故障して制御圧力が異常上昇すると、導圧管10で連通したメインガバナ2の制御圧室204内の圧力も異常上昇する。
そして、制御圧室204内の圧力が異常上昇すると、ダイヤフラムプレートアセンブリ202が上昇する。しかしながら、ダイヤフラムプレートアセンブリ202の上昇量が弁209と開度制限ねじ210との間の距離以上となると、図10に示すように、開度制限ねじ210に弁209が当接して押し込まれる。これにより、弁209が開き、制御圧室204と二次圧室203とが貫通孔208及び流通路2024を介して連通する。よって、制御圧室204から二次圧室203へガスが流れ込み、制御圧室204内の圧力の上昇を抑えることができる。その結果、ダイヤフラムプレートアセンブリ202の異常上昇を抑え、プラグ206が異常に開くことを抑えることができる。
このように、ダイヤフラムプレートアセンブリ202が既定値以上に上昇した際に弁209が開度制限ねじ210に当接して押し込まれることで、機械的にプラグ206の上昇を制限すると同時に、弁209が開いて制御圧室204と二次圧室203とを連通することで制御圧力の上昇を抑え、圧力バランス的にもプラグ206の上昇を抑える。また、ダイヤフラムプレートアセンブリ202の異常上昇(片圧)による破損を防ぐこともできる。
なお、開度制限機構は、弁209が開度制限ねじ210に当接して押し込まれることで開いて制御圧室204と二次圧室203とを連通し、弁209が開度制限ねじ210から離れるとスプリング211による力によって閉じて制御圧室204と二次圧室203との連通を閉じる構成であればよく、形状は図以外の形状でもよい。
また上記では、突起部として、弁209との間の距離を自由に変更可能な開度制限ねじ210を設けた場合を示した。しかしながら、これに限らず、突起部の突出量を固定(弁209との間の距離を固定)としてもよい。
また上記では、開度制限機構に開度制限ねじ210を設けた場合を示した。しかしながら、これに限らず、開度制限ねじ210を設けず、弁209を二次圧室203の上壁に当接させるようにしてもよい。
また上記では、プレート2022に突出部2023を設け、突出部2023に貫通孔306と二次圧室203とを連通する流通路2024を設けた場合を示した。しかしながら、二次圧室203に開度制限ねじ210等の突起部を設ける場合には、突出部2023及び流通路2024は設けなくてもよい。なお、弁209を二次圧室203の上壁に当接させる場合には、弁209が開いた際の二次圧室203と制御圧室204との間の流路確保のため、突出部2023及び流通路2024が必要となる。
また上記では、貫通孔208をプレート2022の軸心に設けた場合を示した。しかしながら、これに限らず、貫通孔208は、プレート2022の軸心からずれた位置に設けてもよい。なおこの場合には、ダイヤフラム2021に対向しない箇所に貫通孔208を設ける必要がある。なお、二次圧室203及び制御圧室204を構成するケース部分は上下で別体(ダイヤフラム上ケースとダイヤフラム下ケース)であるため、貫通孔208はプレート2022の軸心に設けた方が、弁209と開度制限ねじ210との位置決めが容易であり、メインガバナ2の組付け上有利である。
また上記では、弁209の軸部2091が四角柱形である場合を示した。しかしながら、これに限らず、貫通孔208との間で隙間212が形成できる形状であればよく、三角柱形又は五角柱形等の多角柱形でもよい。なお、軸部2091を四角柱形とすることで、弁209の作製が容易となる。
また上記では、パイロットレギュレータ1が、一次減圧パイロット3及びメインパイロット4を備えている場合を示した。しかしながら、これに限らず、二次圧力に対して一次圧力がそれほど高くない場合には、パイロットレギュレータ1は、メインパイロット4のみを備えていてもよい。この場合、メインパイロット4では、二次圧力を感知し、一次圧力を圧力源として、メインガバナ2の制御圧力を調圧する。
以上のように、この実施の形態1によれば、二次圧力を感知する二次圧室203と、制御圧を受ける制御圧室204と、ダイヤフラム2021及びプレート2022から成り、二次圧室203と制御圧室204とを分断するダイヤフラムプレートアセンブリ202と、プレート2022に設けられた貫通孔208と、貫通孔208との間で軸方向に沿った隙間212を形成し、一端が二次圧室203内に露出する軸部2901、及び、当該軸部2091の他端側に設けられ当該隙間212を塞ぐ弁体2092を有する弁209と、弁体2092が上記隙間212を塞ぐ方向に弁209を付勢するスプリング211とを備えたので、制御圧力が異常上昇しても、プラグ206が異常に開くことを防ぐことができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 パイロットレギュレータ
2 メインガバナ
3 一次減圧パイロット
4 メインパイロット
5 一次側配管
6 二次側配管
7〜10 導圧管
201 ケース
202 ダイヤフラムプレートアセンブリ
203 二次圧室(感圧室)
204 制御圧室
205 ステム
206 プラグ
207 スプリング
208 貫通孔
209 弁
210 開度制限ねじ(突起部)
211 スプリング
301 ケース
302 二次圧室(感圧室)
303 一次圧室
304 一次減圧室
305 ピストン
306 貫通孔
307 スプリング
401 ケース
402,403 ダイヤフラムプレートアセンブリ
404 二次圧室(感圧室)
405 一次減圧室
406 制御圧室
407 オリフィス
408 スプリング
409 ポペット
410 排気オリフィス
2021 ダイヤフラム
2022 プレート
2023 突出部
2024 流通路
2091 軸部
2092 弁体
4021,4031 ダイヤフラム
4022,4032 プレート

Claims (6)

  1. 二次側配管内の圧力を感知する感圧室と、
    制御圧を受ける制御圧室と、
    ダイヤフラム及びプレートから成り、前記感圧室と前記制御圧室とを分断するダイヤフラムプレートアセンブリと、
    前記プレートに設けられた貫通孔と、
    前記貫通孔との間で軸方向に沿った隙間を形成し、一端が前記感圧室内に露出する軸部、及び、当該軸部の他端側に設けられ当該隙間を塞ぐ弁体を有する弁と、
    前記弁体が前記隙間を塞ぐ方向に前記弁を付勢するスプリングと
    を備えたガバナ。
  2. 前記感圧室に設けられ、前記弁に対向した突起部を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のガバナ。
  3. 前記突起部は、前記弁との間の距離が可変である
    ことを特徴とする請求項2記載のガバナ。
  4. 前記プレートは、前記貫通孔が形成される部位が前記感圧室側に突出した突出部を有し、
    前記突出部に、前記貫通孔を前記感圧室に連通する流通路が設けられた
    ことを特徴とする請求項1記載のガバナ。
  5. 前記プレートの軸心に設けられたステムを備え、
    前記貫通孔は、前記プレートの軸心に前記ステムに渡って形成された
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載のガバナ。
  6. 前記弁体は円盤形であり、
    前記軸部は多角柱形である
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載のガバナ。
JP2017011331A 2017-01-25 2017-01-25 ガバナ Pending JP2018120427A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017011331A JP2018120427A (ja) 2017-01-25 2017-01-25 ガバナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017011331A JP2018120427A (ja) 2017-01-25 2017-01-25 ガバナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018120427A true JP2018120427A (ja) 2018-08-02

Family

ID=63043116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017011331A Pending JP2018120427A (ja) 2017-01-25 2017-01-25 ガバナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018120427A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022531860A (ja) * 2019-04-30 2022-07-12 ドレッサ エルエルシー 圧力調整器のための拡張可能なパイロットアセンブリ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022531860A (ja) * 2019-04-30 2022-07-12 ドレッサ エルエルシー 圧力調整器のための拡張可能なパイロットアセンブリ
JP7431254B2 (ja) 2019-04-30 2024-02-14 ドレッサ エルエルシー 圧力調整器のための拡張可能なパイロットアセンブリ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8726925B2 (en) Back pressure regulating valve with valve cartridge
JP2019075142A (ja) 平衡ポート付きパイロット作動型レギュレータ
EP2638446B1 (en) Internal relief valve apparatus for use with fluid regulators
US10612680B2 (en) Stabilizer cartridge for a fluid regulator
KR102468504B1 (ko) 메탈 다이어프램 밸브
EP3362718B1 (en) Control member for a fluid control device
US10877495B2 (en) Pressure loaded regulator with dual diaphragm and redundant seal
JP2017083981A (ja) 自力式調整弁
JP5425831B2 (ja) 締切り機構付き減圧弁
WO2013136914A1 (ja) 制御バルブ
JP2018120427A (ja) ガバナ
JP2012063827A (ja) 減圧弁
WO2007013473A1 (ja) 圧力調整器
US20160246309A1 (en) Pressure Regulator
JP4115436B2 (ja) 電磁比例弁
JP5833722B1 (ja) 自力式調整弁
JP2012202491A (ja) ソレノイドバルブ
JP4526900B2 (ja) 圧力調整器
JP2015140814A (ja) 減圧弁
US831677A (en) Pressure-regulator.
JP6049184B2 (ja) 制御バルブ
JP7550689B2 (ja) 整圧器
JPS6145115B2 (ja)
JP2005293127A (ja) 整圧器
JP2006057820A (ja) 電磁比例弁

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20181121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191008

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200331