JP2000008687A - 開閉体の軸支構造 - Google Patents

開閉体の軸支構造

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JP2000008687A
JP2000008687A JP10172889A JP17288998A JP2000008687A JP 2000008687 A JP2000008687 A JP 2000008687A JP 10172889 A JP10172889 A JP 10172889A JP 17288998 A JP17288998 A JP 17288998A JP 2000008687 A JP2000008687 A JP 2000008687A
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JP
Japan
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shaft
open
close body
receiving hole
bearing hole
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JP10172889A
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English (en)
Inventor
Takanori Koyanagi
貴紀 小柳
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Piolax Inc
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Piolax Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不測の荷重によっても、軸部と軸受孔部が破
損する心配のない開閉体の軸支構造の提供。 【解決手段】 ベース部材1に開閉体3を軸部6と軸受
孔部14の係合を介して回動可能に軸支して、当該開閉
体をベース部材に対する開位置と閉位置とに回動させる
軸支構造であって、開閉体が開位置に回動している状態
において、開閉体にその開位置から更なる回動荷重が加
わった時に、上記軸部と軸受孔部との係合が解除できる
ように、荷重が加わる軸部又は軸受孔部の係合面にテー
パー形状6aを付与することにより、開閉体に不測の回
動荷重が加わった時には、テーパー形状の作用で、軸部
と軸受孔部の係合が即座に解除できるので、従来のよう
に、軸部や軸受孔部が破損して、ベース部材と開閉体と
が再使用できなくなってしまう心配がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、カップホ
ルダーのトレイやコンソールボックスのリッドの如き、
開閉体の軸支構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種軸支構造の一例として、実
開平5−78634号公報に示すものが存する。該従来
の軸支構造は、自動車の折畳式カップホルダーに応用さ
れたもので、ベース部材とカップの底部を支持するトレ
イとカップの側部を支持する側部支持部材とから成り、
ベース部材の下端部両側に一対の軸部を形成し、開閉体
となるトレイの基端部両側に一対の軸受孔部を形成し
て、当該各軸受孔部に対応する軸部を係合することによ
り、トレイをベース部材に対する開位置と閉位置とに回
動できる構成となっている。
【0003】従って、この折畳式カップホルダーの下で
は、側部支持部材をトレイ内に折り畳んで、トレイをベ
ース部材側の閉位置まで回動すると、その不使用状態が
得られ、逆に、トレイをベース部材から離間する水平な
開位置まで回動して、側部支持部材を展開状態にセット
すると、その使用状態が得られることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来の軸支
構造にあっては、ベース部材側の円柱状を呈する軸部を
トレイ側の軸受孔部に単純に係合させる構成を採用して
いるだけであるから、トレイが開位置に回動している状
態において、手等がぶつかって、トレイにその開位置か
ら更なる不測の回動荷重が加わると、軸部や軸受孔部が
容易に破損して、ベース部材と開閉体たるトレイとがも
はや再使用できなくなってしまう恐れを有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、斯かる従来の
軸支構造が抱える課題を有効に解決するために開発され
たもので、ベース部材に開閉体を軸部と軸受孔部の係合
を介して回動可能に軸支して、当該開閉体をベース部材
に対する開位置と閉位置とに回動させる軸支構造であっ
て、開閉体が開位置に回動している状態において、開閉
体にその開位置から更なる回動荷重が加わった時に、上
記軸部と軸受孔部との係合が解除できるように、荷重が
加わる軸部又は軸受孔部の係合面にテーパー形状を付与
する構成を採用した。
【0006】依って、本発明にあって、開閉体が開位置
に回動している状態において、開閉体にその開位置から
更なる不測の回動荷重が加わった時には、テーパー形状
の作用で、軸部と軸受孔部の係合が即座に解除できるの
で、従来のように、軸部や軸受孔部が破損して、ベース
部材と開閉体とが再使用できなくなってしまう心配がな
くなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の軸支構造を図示す
る各好適な実施の形態に基づいて詳述すれば、第一実施
の形態に係るものは、従来と同様に、自動車の折畳式カ
ップホルダーに応用したもので、その基本構造は、図1
に示す如く、自動車の室内側に固定されるベース部材と
なる取付基板1と、該取付基板1の上部に軸支されて水
平な開位置と垂直な閉位置間を回動する側部支持部材2
と、取付基板1の下部に軸支されて同じく水平な開位置
と垂直な閉位置間を回動する開閉体となるリッド兼用の
トレイ3と、側部支持部材2側に軸支されて小缶の支持
位置と大缶の支持位置間を回動するフラップ4の4部品
を備えるものである。
【0008】これを具体的に説明すると、取付基板1
は、全体が矩形板状に成形されて、その上部両側に対し
ては、上記側部支持部材2を回動可能に軸支するための
一対の軸受孔部5を形成し、下部両側に対しては、トレ
イ3を回動可能に軸支するための一対の軸部6を形成す
る一方、上部中央に後述する側部支持部材2の姿勢維持
片を係止する凹面7aを有する係止壁7と、トレイ3を
垂直な閉位置にロックするロック片8を形成し、下部中
央に後述するトレイ3のストッパー壁を係止する段部9
を形成する構成となっている。尚、特に、上記一対の軸
部6の係合面に対しては、図2にも示す如く、開位置に
あって最も荷重が加わり易いその上側面にテーパー形状
6aを積極的に付与するものとする。
【0009】側部支持部材2は、中央部に缶の受入孔1
0を有するリング状に成形されて、その基端部両側に上
記軸受孔部5に係合する一対の軸部11を形成すると共
に、同基端部中央に上記凹面7aを案内として係止壁7
に係止する姿勢維持片12を垂設し、且つ、当該姿勢維
持片12の内面側、換言すれば、受入孔10の下縁側に
一定の間隔をおいて後述するフラップ4の軸部を係合す
る一対の軸受孔部13を形成する構成となっている。
【0010】開閉体となるトレイ3は、内側に側部支持
部材2を収めたまま取付基板1を完全に隠蔽できる大き
さの箱形状に成形されて、その両側壁の基端部寄りに上
記取付基板1側の軸部6を係合する一対の軸受孔部14
を形成すると共に、基端部中央に上記取付基板1の段部
9に下方から当接するストッパー壁15を形成する構成
となっている。
【0011】フラップ4は、その先端縁4a側が円弧状
となるように成形されて、基端部両側に上記側部支持部
材2の軸受孔部13に係合する一対の軸部16a・16
bを互いに内側に向かって形成して、長寸軸部16a側
に捻じりコイルばね17を装着することにより、フラッ
プ4は常に小缶の支持位置、即ち、水平状態に弾発付勢
される構成となっている。
【0012】依って、実際の使用に際しては、上記フラ
ップ4を支承する側部支持部材2とトレイ3とを回動可
能に軸支した取付基板1を自動車室内の任意個所(図示
せず)に固定して、後は、側部支持部材2とトレイ3と
を夫々各自の水平な開位置まで回動すれば、これによ
り、図3に示す如く、その使用状態が得られることとな
るが、この時には、側部支持部材2は、その姿勢維持片
12が取付基板1の係止壁7に係止して、その水平な開
位置が確実に維持され、トレイ3も、そのストッパー壁
15が取付基板1の段部9に当接して、その水平な開位
置が確実に維持されることとなる。
【0013】そこで、斯かる状態の下で、小缶を保持す
る場合には、そのまま、受入孔10内に小缶を差し込め
ば、小缶の底部はトレイ3上に載置されながら、水平状
態にあるフラップ4の先端縁4aと受入孔10の内周縁
とで確実に保持され、逆に、大缶を保持する場合には、
フラップ4を大缶の底部でその付勢ばね圧に抗して下方
へ回動すれば、同様に、大缶の底部はトレイ3上に載置
されながら、今度は、下方に回動したフラップ4の先端
縁4aと受入孔10の内周縁とで確実に保持されること
となる。尚、斯かる使用状態の下では、図4のAに示す
如く、取付基板1側の軸部6とトレイ3側の軸受孔部1
4とは、通常の係合が確保されている。
【0014】そして、小缶・大缶のいずれを保持する場
合であっても、トレイ3が水平な開位置まで回動してい
る状態において、手等がぶつかって、トレイ3に更なる
不測の回動荷重が加わった時には、ストッパー壁15の
取付基板1の段部9に対する当接部を支点として、軸部
6側には下方向の力が加わり、軸受孔部14側には上方
向の力が加わることとなるが、第一実施の形態にあって
は、既述した如く、当該荷重が加わる各軸部6の軸受孔
部14との係合面にテーパー形状6aが積極的に付与さ
れているので、図4のBに示す如く、この荷重から得ら
れるテーパー形状6aの作用で、軸受孔部14が外側に
滑りながら押し拡がって、軸部6との係合が即座に解除
されるので、これにより、軸部6や軸受孔部14が破損
することなく、トレイ3が取付基板1から簡単に抜け外
れることとなる。
【0015】尚、上記した第一実施の形態にあっては、
軸部6側にテーパー形状6aを付与したものであるが、
本発明は、これに限定されるものではなく、図5のAに
示す如く、逆に、軸受孔部14側の荷重が加わる係合面
にテーパー形状14aを付与するか、或いは、同図のB
に示す如く、軸部6と軸受孔部14の係合面双方にテー
パー形状6a・14aを付与しても、同様な作用効果が
得られることとなる。しかも、これらの場合に、どれだ
けの荷重でトレイ3が抜け外れるかの設定は、テーパー
形状6a・14aの角度やテーパー形状6a・14aか
ら続く係合面のストレート部の長さ等により調整するも
のとする。
【0016】次に、第二実施の形態のものを説明する
と、該第二実施の形態のものは、今度は、自動車のセン
ターコンソールボックスに応用したもので、図6に示す
如く、ベース部材となるボックス本体21の内面両側に
一対の軸受孔部22を形成し、開閉体となるリッド23
の基端部側に一対の軸部24を形成して、当該各軸部2
4の軸受孔部22との係合面に同様なテーパー形状24
aを積極的に付与する構成となしたものである。
【0017】依って、第二実施の形態の下でも、上記軸
部24と軸受孔部22との係合で、リッド23をボック
ス本体21に対する開位置と閉位置とに回動させること
は可能となるが、リッド23が開位置に回動している状
態において、手等がぶつかって、リッド23にその開位
置から更なる不測の回動荷重が加わった時には、同様
に、当該荷重から得られるテーパー形状24aの作用
で、今度は、軸部24が滑りながら内側に撓んで、軸受
孔部22との係合が即座に解除されるので、これによ
り、やはり、軸部24や軸受孔部22が破損することな
く、リッド23がボックス本体21から簡単に抜け外れ
ることとなる。
【0018】従って、第二実施の形態の下でも、ボック
ス体21やリッド23の再使用が可能となることは言う
までもないが、この場合にあっても、第一実施の形態と
同様に、軸受孔部22側の係合面にテーパー形状を付与
したり、軸部24と軸受孔部22の係合面双方にテーパ
ー形状を付与することも実施に応じ任意である。
【0019】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、上記構成の採用
により、開閉体が開位置に回動している状態において、
開閉体にその開位置から更なる不測の回動荷重が加わっ
た時には、テーパー形状の作用で、その軸部と軸受孔部
の係合が即座に解除できるので、従来のように、軸部や
軸受孔部が破損して、ベース部材と開閉体とが再使用で
きなくなってしまう心配がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の軸支構造を自動車の折畳式カップホル
ダーに応用した第一実施の形態を示す分解斜視図であ
る。
【図2】ベース部材側の軸部の形状を示す要部正面図で
ある。
【図3】カップホルダーの組み立て状態を示す断面図で
ある。
【図4】(A)は軸部と軸受孔部の通常の係合状態を示
す要部断面図、(B)はトレイが回動荷重により抜け外
れる状態を示す要部断面図である。
【図5】(A)(B)はテーパー形状の他例を示す要部
拡大断面図である。
【図6】本発明の軸支構造を自動車のセンターコンソー
ルボックスに応用した第二実施の形態を示す分解斜視図
である。
【符号の説明】
1 取付基板(ベース部材) 2 側部支持部材 3 トレイ(開閉体) 4 フラップ 6 軸部 6a 軸部のテーパー形状 9 段部 14 軸受孔部 14a 軸受孔部のテーパー形状 15 ストッパー壁 21 ボックス本体(ベース部材) 22 軸受孔部 23 リッド(開閉体) 24 軸部 24a 軸部のテーパー形状

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース部材に開閉体を軸部と軸受孔部の
    係合を介して回動可能に軸支して、当該開閉体をベース
    部材に対する開位置と閉位置とに回動させる軸支構造で
    あって、開閉体が開位置に回動している状態において、
    開閉体にその開位置から更なる回動荷重が加わった時
    に、上記軸部と軸受孔部との係合が解除できるように、
    荷重が加わる軸部又は軸受孔部の係合面にテーパー形状
    を付与したことを特徴とする開閉体の軸支構造。
JP10172889A 1998-06-19 1998-06-19 開閉体の軸支構造 Pending JP2000008687A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003080450A2 (de) * 2002-03-27 2003-10-02 Fischer Automotive Systems Gmbh Halter für einen getränkebehälter
US6705579B2 (en) 2001-07-30 2004-03-16 Piolax Inc. Folding cup holder
US7866504B2 (en) 2005-05-27 2011-01-11 Toyoda Gosei Co., Ltd. Storage apparatus
WO2011035824A1 (de) * 2009-09-25 2011-03-31 Volkswagen Aktiengesellschaft Cupholdermodul für ein kraftfahrzeug
JP2013217164A (ja) * 2012-04-12 2013-10-24 Bunka Shutter Co Ltd オーバヘッドドア
US10138928B2 (en) 2014-11-14 2018-11-27 Nifco Inc. Pivotally supporting structure and cup holder comprising pivotally supporting structure

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