JP2000007203A - 加工紙搬送装置における減速排紙機構 - Google Patents

加工紙搬送装置における減速排紙機構

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JP2000007203A JP17719598A JP17719598A JP2000007203A JP 2000007203 A JP2000007203 A JP 2000007203A JP 17719598 A JP17719598 A JP 17719598A JP 17719598 A JP17719598 A JP 17719598A JP 2000007203 A JP2000007203 A JP 2000007203A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械速度が上がった場合にも加工紙の傷、破
れを招くことがなく、羽根車の底に整然と収めることが
できる加工紙搬送装置における減速排紙機構を提供する
こと。 【解決手段】 搬送手段Aによって搬送される加工紙8
を搬送手段Aから排出する直前に、加工紙8に制動作用
を付与して加工紙8の速度を上記搬送手段Aによって搬
送される速度より減速させる減速手段Bを設けたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機等に付随す
る折機の排紙を排紙直前で減速させるようにした加工紙
搬送装置における減速排紙機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来の輪転印刷機における加工紙
の搬送装置を示す。輪転機の折部やオフラインの折機で
は、印刷されて所定寸法に形成されて搬送されてくる折
り帳または新聞紙等のシート状の加工紙8を重ねて排紙
することにより、加工紙8の搬送速度を遅くする搬送装
置がある。該搬送装置は、加工紙8を折機等の胴の表面
速度とほぼ同じ速度で搬送する搬送手段としての搬送ベ
ルト2と、該加工紙8を順次、ため込みながら次工程へ
搬出する為の羽根車3と、羽根車以降の重なりあった状
態の加工紙8を搬送する排紙ベルト5で構成されてい
る。搬送手段としての搬送ベルト2は上側搬送ベルト7
と下側搬送ベルト6で構成され、上側搬送ベルト7と下
側搬送ベルト6で加工紙8を挟んで搬送するものであ
る。搬送ベルト2によって機械速度で搬送された加工紙
8は、搬送手段の次の手段としての羽根車3のスパイラ
ル状に配設された羽根9と羽根9の間に挿入される。羽
根車3の羽根9は、通常、円周方向に10枚前後、或い
はそれ以上設けられており、加工紙8の速度は、ここで
減速される。次々と羽根9の間に入った加工紙8は、羽
根車3の回転により、ストッパ4に当たり下方に落下
し、次の工程に送るための排紙ベルト5上に乗り重なり
ながら排出される。
【0003】羽根車3で減速される加工紙8は、羽根車
3の羽根9に衝突し、その衝撃により傷、破れが発生
し、また羽根車3の羽根9と羽根9の間に整然と収まら
なくなる。そのことにより羽根車3から、次の排紙ベル
ト5上に排出されたとき並びが乱れ、次工程の部数カウ
ンタや、一定部数を結束するスタッカの運転に支障を来
す。近年印刷機は生産性を上げるため速度を上げている
ので、この現象が増大する傾向にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】即ち従来の装置は次の
課題が内在している。 機械速度が上がると加工紙は、搬送手段の次の手段
としての羽根車による傷、破れが増大する。 機械速度が上がると加工紙は反発力等により搬送手
段の次の手段としての羽根車の底に整然と収まらなくな
る。 機械速度が上がると加工紙は及びの原因により
排紙ベルト上に整然と並ばない。このことにより次工程
のスタッカや結束機の運転に支障を来す。
【0005】本発明は上記従来技術の課題を解決し、機
械速度が上がった場合にも加工紙の傷、破れを招くこと
がなく、次の工程に確実に搬送することができる加工紙
搬送装置における減速排紙機構を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、搬送手段によって搬送される加工紙を搬送
手段から排出する直前に、加工紙に制動作用を付与して
加工紙の速度を上記搬送手段によって搬送される速度よ
り減速させる減速手段を設けたことにある。また、本発
明は、加工紙を搬送する搬送手段の終端位置に配設され
た羽根車に、上記搬送手段から搬送されてくる加工紙を
順次送り込み、該羽根車を介して排紙用搬送手段に供給
する加工紙搬送装置において、上記加工紙が羽根車に入
る直前に、加工紙に制動作用を付与して加工紙の速度を
上記搬送手段によって搬送される速度より減速させる減
速手段を設けたことにある。
【0007】本発明は、搬送手段によって高速で搬送さ
れてくる加工紙を搬送手段から排出する直前に、加工紙
に制動作用を付与する減速手段によって速度を減速し、
加工紙の速度を上記搬送手段によって搬送される速度よ
り減速させることにより、羽根車等の次の手段に送る際
の曲がり、あるいは、ずれ等の不具合を防ぐことができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
5と同一部分は同符号を付して示す図面を参照しながら
詳細に説明する。図1ないし図3は、加工紙搬送装置1
を示したもので、この加工紙搬送装置1は、印刷されて
所定寸法に形成されて搬送されてくる折り帳または新聞
紙等のシート状の加工紙8を重ねて次の工程に排紙する
装置である。送りローラ12等によって送られてくる連
続紙14は、互いに所定速度で逆方向に回転駆動される
一対の胴13に送り込まれ、所定寸法に裁断される。一
対の胴13は、例えば、のこ胴13aと折胴13bで構
成され、所定寸法に裁断した折り帳または新聞紙等のシ
ート状の加工紙8を、折機等の加工紙搬送装置1に供給
するものである。
【0009】該加工紙搬送装置1は、加工紙8を折機等
の胴の表面速度とほぼ同じ速度で搬送する搬送手段Aと
しての搬送ベルト2と、この搬送ベルト2の終端に配設
され、該加工紙8をため込みながら次工程へ搬出する為
の羽根車3と、羽根車3から排出された重なりあった状
態の加工紙8を次の工程へ搬送する排紙ベルト5で構成
されている。搬送ベルト2は、複数のベルトプーリ7a
に掛け渡された上側搬送ベルト7と、複数のベルトプー
リ6aに掛け渡された下側搬送ベルト6と、図示しない
駆動装置によって構成されている。搬送ベルト2は、駆
動装置によって所定速度で駆動される上側搬送ベルト7
と下側搬送ベルト6で加工紙8を挟んで搬送するもので
ある。羽根車3は、回転軸の周囲にスパイラル状に多数
の羽根9を設けたもので、搬送ベルト2によって機械速
度で搬送されてくる加工紙8を、羽根車3の羽根9と羽
根9の間に挿入して回転駆動するものである。羽根車3
の羽根9は、通常、円周方向に10枚前後、或いはそれ
以上設けられており、加工紙8の速度は、ここで減速さ
れる。すなわち、羽根9の間に入った加工紙8は、羽根
車3の回転により、ストッパ4に当たり下方に落下し、
排紙ベルト5上に乗り重なりながら排出されることによ
って排紙速度を減速するものである。
【0010】このように加工紙搬送装置1によると、機
械速度とほぼ同速で運転している下側搬送ベルト6と、
上側搬送ベルト7に挟まれて加工紙8が搬送されてく
る。この時、通常は、図示しない折機によって加工紙8
が半分に折られるか、重ねられるので、加工紙8と加工
紙8の間(8と8’、8’と8”等)には、加工紙8の
長さと略同一の空間が生じる。そこで本発明では、減速
手段Bを設けて羽根車3に入ろうとする加工紙8を次に
来る加工紙8’に干渉しない範囲で減速させ羽根9及び
羽根車3の底20に衝突する力をやわらげ障害を少なく
するものである。即ち、搬送手段Aから排出する直前
に、加工紙8に制動作用を付与して減速させるために減
速手段Bとして下側減速ローラ10及び上側減速ローラ
11を設け、加工紙8が羽根車3に入り込む寸前で加工
紙8にブレーキを掛けるようにする。上側減速ローラ1
1には、ローラ周面に凸部11aを設け、凸部11a以
外の部分11bとの径を変えてある。上記凸部11aを
設けた減速ローラ11には、加工紙の搬送タイミングと
同期する駆動手段が設けられており、搬送手段Aの速度
より減速されて駆動されている。
【0011】これによって、搬送手段Aから排出される
直前の加工紙8には、搬送手段Aの速度より減速した速
度が付与される。上記下側減速ローラ10と上側減速ロ
ーラ11は、加工紙8と接触する表面速度を一例として
機械速度の約70%に設定し、下側減速ローラ10の外
周及び上側減速ローラ凸部11aの表面は、機械減速度
の約70%にする。上側ローラ11の凸部11aは、ウ
レタンゴムなど摩擦係数が高く、柔軟性があり、耐摩耗
性があるものにし、逃げ部11bは、下側減速ローラ1
0の外周との隙間が加工紙8を押さえつけない程度に設
定されている。また、上側減速ローラ11の凸部11a
は、加工紙8が排出されてくるタイミングと同期するよ
うに駆動されている。一方、下側搬送ベルト6と、上側
搬送ベルト7は、両者間の加工紙8を挟持する力を減速
手段B以降の部分では抜くように、減速手段B以降の互
いの間隙gを広げるように構成している。
【0012】図3は図2を展開して平面から見た展開図
で、便宜上、上記下側減速ローラ10と上側減速ローラ
11を前後にずらせて説明する。下側減速ローラ10と
上側減速ローラ11は、それぞれ一定間隔で並設された
複数のローラで構成されており、装置のフレーム15に
それぞれ回転軸17、18を介して支持されている。こ
れらの回転軸17、18には図示しない駆動装置から駆
動ベルト16を介して動力が伝達される。図面上では、
駆動ベルト16が一本しかしめされていないが、通常
は、下側搬送ベルト6および上側搬送ベルト7を駆動す
るもの、羽根車3を駆動するものとは別の駆動ベルトを
使用する。下側搬送ベルト6には、減速手段Bの下側減
速ローラ10の手前に、下側減速ローラ10を迂回する
ためのガイドローラ19が設けられている。
【0013】上記構成によると、下側搬送ベルト6と上
側搬送ベルト7からなる搬送ベルト2で搬送されてくる
加工紙(8、8’、8”、………)は、羽根車3に入る
直前に上側減速ローラ11の凸部11aと下側減速ロー
ラ10の外周との間で挟まれて制動作用が付与されて減
速される。例えば上記実施例では30%の減速をする。
一方、下側搬送ベルト6と、上側搬送ベルト7は、減速
手段B以降の互いの間隙gによって、両者間の加工紙8
を挟持する力が減速手段B以降の部分では抜かれる。こ
うして、羽根車3には、減速された速度で加工紙(8、
8’、8”、………)が順次、羽根9と羽根9の間に送
り込まれる。
【0014】このように、加工紙(8、8’、8”、…
……)を搬送手段Aから排出する直前に、加工紙(8、
8’、8”、………)を挟む一対の減速ローラとして下
側減速ローラ10と上側減速ローラ11を設け、上側減
速ローラ11のローラ周面に凸部11aを設け、この上
側減速ローラ11を、加工紙(8、8’、8”、……
…)の搬送タイミングと同期させて駆動するので、羽根
車3には、減速された速度で加工紙(8、8’、8”、
………)を、順次、羽根9と羽根9の間に送り込むこと
ができる。また、上側減速ローラ11のローラ周面に設
けられた凸部11aを弾性体で形成することにより、下
側減速ローラ10との間で加工紙(8、8’、8”、…
……)を確実に保持することができる。従って、加工紙
8が羽根車3に衝突して運転に支障が出始める機械の速
度を、従来に比べ30%上昇させることできる。この減
速率は加工紙が排出される間隔とその間隔内に空間が幾
ら有するかにより余裕を考慮して決める。印刷機等で
は、運転速度は折機や排紙装置の上限速度によって全体
の速度が決まることが多い。本発明によって実質上機械
速度を上げることができ生産性が向上する。
【0015】次に図4は本発明の他の実施の形態を示し
たもので、図1と同一部分は同符号を付してその説明を
省略して示す。
【0016】この場合、減速手段Bとして下側減速ロー
ラ10は、第1の実施の形態と同様に設け、第1の実施
の形態の上側減速ローラ11に代え、減速ローラとして
振りローラ21を設け、加工紙8が排出されてくるタイ
ミングと同期させて下側減速ローラ10の外周に押しつ
け、下側減速ローラ10との間に加工紙8を挟み減速す
るようにしたものである。上述した押しつけタイミング
は、第1の実施の形態の上側減速ローラ11の凸部11
aと同様とする。振りローラ21は、振りアーム22の
一端に回転自在に設けられており、振りアーム22の他
端にカムフォロワ24が設けられている。振りアーム2
2は、その途中を、フレーム15に回転自在に支えられ
た軸23に支持されている。カムフォロワ24は、偏芯
位置を軸に支持された回転カム25にスプリング26の
附勢力によって当接しており、回転カム25の回転に伴
ってスプリング26の附勢力に抗して上下動するもので
ある。回転カム25はフレーム15に支持され、機械本
体から駆動力が伝達される。こうして、振りローラ21
は、回転カム25の回転に伴ってスプリング26の附勢
力に抗して上下動し、加工紙8が排出されてくるタイミ
ングに同期させて下側減速ローラ10の外周に押しつけ
られ、下側減速ローラ10との間で加工紙8を挟み減速
するようにしたものである。
【0017】振りローラ21の押しつけを駆動する他の
例としてエアシリンダや油圧シリンダ等と電磁弁の組み
合わせやクランクとリンクの組み合わせでもよい。ま
た、振りローラ21を駆動し、ローラ表面速度を下側減
速ローラ10と同じにすることもできる。
【0018】このように、加工紙8の搬送タイミングと
同期して相対的に互いに接離する減速ローラ(下側減速
ローラ10と振りローラ21)を設けたので、羽根車3
には、減速された速度で加工紙(8、8’、8”、……
…)を順次、羽根9と羽根9の間に送り込むことができ
る。また、上記一方の減速ローラ(振りローラ21)を
一定の角度で回動操作させる操作手段(回転カム25と
カムフォロワ24)を設け、該操作手段によって一方の
減速ローラ(振りローラ21)を他方の減速ローラ(下
側減速ローラ10)に対して接離させたので、搬送手段
Aの速度を上げることができる。さらに、上記少なくと
も一方の減速ローラ(振りローラ21)におけるローラ
表面の摩擦係数を0.2以上にすることにより、加工紙
(8、8’、8”、………)を確実に保持することがで
きる。
【0019】上記の実施の形態によれば、搬送手段Aか
ら排出される直前の加工紙8には、搬送手段Aの速度よ
り減速した速度が付与されるので、羽根車3には、加工
紙8が減速された速度で順次、羽根9と羽根9の間に送
り込まれる。こうして、搬送手段Aの速度を上げること
ができるので、実質上機械速度を上げることができ生産
性が向上する。この実施の形態によれば、第1の実施の
形態の効果に加え、振りローラ21、すなわち減速ロー
ラが比較的自由に配置することができる。
【0020】なお、本発明は、上記の実施の形態にのみ
限定されるものではなく、第1の実施の形態のものを第
2の実施の形態に適用してもよく、また、第2の実施の
形態のものを第1の実施の形態に適用することもでき
る。たとえば、第1の実施の形態の上側減速ローラ11
の凸部11aは、第2の実施の形態の振りローラ21に
適用することもできる。また、第1の実施の形態の上側
ローラ11の凸部11aを、ウレタンゴムなど摩擦係数
が高く、柔軟性があり、耐摩耗性があるもので形成した
ことは、第2の実施の形態の振りローラ21にも適用す
ることができる。さらに、第2の実施の形態の振りロー
ラ21のローラ表面の摩擦係数を0.2以上にすること
は、第1の実施の形態の上側ローラ11の凸部11aに
も適用することができる。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の加工紙搬送
装置における減速排紙機構によれば、以下のような効果
を奏する。搬送手段によって搬送される加工紙を搬送手
段から排出する直前に、加工紙に制動作用を付与して加
工紙の速度を上記搬送手段によって搬送される速度より
減速させる減速手段を設けたので、加工紙を搬送手段か
ら排出する速度を下げることができることから、搬送手
段の速度を従来よりも上げることができる。よって、実
質上機械速度を上げることができ生産性が向上する。加
工紙を搬送する搬送手段の終端位置に配設された羽根車
に、上記搬送手段から搬送されてくる加工紙を順次送り
込み、該羽根車を介して排紙用搬送手段に供給する加工
紙搬送装置において、上記加工紙が羽根車に入る直前
に、加工紙に制動作用を付与して加工紙の速度を上記搬
送手段によって搬送される速度より減速させる減速手段
を設けたので、加工紙を羽根車に送り込む速度よりも搬
送手段の速度を上げることができることから、生産性の
向上を図ることができる。よって、機械速度が上がった
場合にも加工紙の傷、破れを招くことがなく、羽根車の
底に整然と収めることができる。上記減速手段として、
加工紙を搬送手段から排出する直前に、加工紙を挟む一
対の減速ローラを設け、これら一対の減速ローラの少な
くとも一方のローラ周面に凸部を設け、上記凸部を設け
た減速ローラに、加工紙搬送タイミングと同期する駆動
手段を設けることにより、搬送手段の速度よりも加工紙
の搬送速度を下げることができる。よって、搬送手段の
速度を上げることができるので、生産性の向上を図るこ
とができる。上記減速ローラの少なくとも凸部を弾性体
にすることにより、加工紙を確実に保持することができ
る。上記減速手段として、加工紙の搬送タイミングと同
期して相対的に互いに接離する減速ローラを設けること
により、搬送手段の速度よりも加工紙の搬送速度を下げ
ることができる。よって、搬送手段の速度を上げること
ができるので、生産性の向上を図ることができる。上記
一方の減速ローラを一定の角度で回動操作させる操作手
段を設け、該操作手段によって一方の減速ローラを他方
の減速ローラに対して接離させることにより、搬送手段
の速度よりも加工紙の搬送速度を下げることができる。
よって、搬送手段の速度を上げることができるので、生
産性の向上を図ることができる。上記少なくとも一方の
減速ローラにおけるローラ表面の摩擦係数を0.2以上
にすることにより、加工紙を確実に保持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による加工紙搬送装置にお
ける減速排紙機構を示す概念図である。
【図2】図1の減速排紙機構の拡大図である。
【図3】図2の展開平面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る減速排紙機構
の構成図である。
【図5】従来の排紙装置を示す概念図である。
【符号の説明】
1 加工紙搬送装置 2 搬送ベルト 3 羽根車 4 ストッパ 5 排紙ベルト 6 下側搬送ベルト 7 上側搬送ベルト 8、8’、8” 加工紙 9 羽根 10 下側減速ローラ 11 上側減速ローラ 21 振りローラ 22 振りアーム 25 回転カム A 搬送手段 B 減速手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送手段によって搬送される加工紙を搬
    送手段から排出する直前に、加工紙に制動作用を付与し
    て加工紙の速度を上記搬送手段によって搬送される速度
    より減速させる減速手段を設けたことを特徴とする加工
    紙搬送装置における減速排紙機構。
  2. 【請求項2】 加工紙を搬送する搬送手段の終端位置に
    配設された羽根車に、上記搬送手段から搬送されてくる
    加工紙を順次送り込み、該羽根車を介して排紙用搬送手
    段に供給する加工紙搬送装置において、上記加工紙が羽
    根車に入る直前に、加工紙に制動作用を付与して加工紙
    の速度を上記搬送手段によって搬送される速度より減速
    させる減速手段を設けたことを特徴とする加工紙搬送装
    置における減速排紙機構。
  3. 【請求項3】 上記減速手段として、加工紙を搬送手段
    から排出する直前に、加工紙を挟む一対の減速ローラを
    設け、これら一対の減速ローラの少なくとも一方のロー
    ラ周面に凸部を設け、上記凸部を設けた減速ローラに、
    加工紙搬送タイミングと同期する駆動手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の加工紙搬送装置
    における減速排紙機構。
  4. 【請求項4】 上記減速ローラの少なくとも凸部を弾性
    体にしたことを特徴とする請求項3に記載の加工紙搬送
    装置における減速排紙機構。
  5. 【請求項5】 上記減速手段として、加工紙の搬送タイ
    ミングと同期して相対的に互いに接離する減速ローラを
    設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の加工
    紙搬送装置における減速排紙機構。
  6. 【請求項6】 上記一方の減速ローラを一定の角度で回
    動操作させる操作手段を設け、該操作手段によって一方
    の減速ローラを他方の減速ローラに対して接離させたこ
    とを特徴とする請求項5に記載の加工紙搬送装置におけ
    る減速排紙機構。
  7. 【請求項7】 上記少なくとも一方の減速ローラにおけ
    るローラ表面の摩擦係数を0.2以上にしたことを特徴
    とする請求項3ないし6のいずれかに記載の加工紙搬送
    装置における減速排紙機構。
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