JP2000006978A - 複合容器 - Google Patents

複合容器

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JP2000006978A
JP2000006978A JP18040598A JP18040598A JP2000006978A JP 2000006978 A JP2000006978 A JP 2000006978A JP 18040598 A JP18040598 A JP 18040598A JP 18040598 A JP18040598 A JP 18040598A JP 2000006978 A JP2000006978 A JP 2000006978A
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metal
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Yoshio Iwasaki
佳生 岩崎
Takao Yoshikawa
隆雄 吉川
Akira Morita
顕 森田
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Ishida Co Ltd
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D17/00Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions
    • B65D17/06Integral, or permanently secured, end or side closures
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D25/00Details of other kinds or types of rigid or semi-rigid containers
    • B65D25/14Linings or internal coatings

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境上問題となる素材を使用することなく食
缶や飲料缶として用いることのできる耐圧性のある複合
容器を提供する。 【解決手段】 この複合容器は、内側面がポリプロピレ
ンまたはポリエステルで被覆された金属板からなる金属
蓋と、内表面がポリプロピレンまたはポリエステルで構
成された容器胴体とがそれぞれ高周波溶着により接合さ
れたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパーシャルオープン蓋や
フルイージーオープン蓋が接合された飲料缶や食缶に用
いられる容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の飲料や食缶用の金属缶は金属製の
胴部に金属製の蓋がコンパウンドを介して二重巻き締め
されて、密封性が確保されていることはよく知られてい
る。内面には金属臭が内容物に移行するのを防止するこ
とと、内容物による金属の腐食を防止するためにポリエ
ポキシフェノール等の熱硬化性樹脂塗料がコートされて
きた。ポリエポキシフェノール等の熱硬化性樹脂塗料
は、150〜250℃で数分間加熱することによって塗
工されるが、残留溶剤や原料として用いられた物質の未
反応物や低分子量物、添加剤として用いられた硬化剤や
可塑剤等の低分子量成分が、金属缶の内容物に移行し、
食品や飲料等の本来持つ味覚や香りを損ねたり、または
環境ホルモンといわれているポリエポキシフェノールの
原料であるビスフェノールAの未反応物が溶出して来る
という食品の安全衛生上好ましくない問題が指摘されて
いる。
【0003】近年、金属缶の内面塗料に代わるものとし
て、PET/鉄板、PET/アルミ板、PP/鉄板、P
P/アルミ板のようなラミネート金属板が開発されてき
た(特開昭58-82717,特開昭61-149340,特開昭63-11104
8,特開昭63-111049,特開平6-320669,特許2515581号)。
このラミネート金属板を絞り加工して、2ピース缶の胴
部を作ったり溶接して3ピース缶の胴部を作ったり、金
属蓋を作ったりすることが行われている(特開平7-3311
96号)。このようなラミネート金属胴部とラミネート金
属蓋とは二重巻き締めで接合され、その際に、接合部に
コンパウンドを介在させていた。この場合には、ポリマ
ーがラミネートされているので胴部と蓋部からは内容物
食品への移り香や安全衛生上の問題はなくなるが、しか
し、二重巻き締め部には依然としてコンパウンドが用い
られているのでコンパウンドの残留有機溶剤、コンパウ
ンドの低分子量成分、可塑剤等添加物の低分子量成分が
内容物に移行し、缶全体としての移り香や安全衛生上の
問題は解決されていない。
【0004】また、金属蓋の接合面を熱可塑性ポリマー
でコートし、高周波加熱により、金属胴体と接合した例
は知られているが(特開平1-254545号)金属容器全体に
は、食品容器用として通常の塗料が塗布されていると考
えられ、環境問題に対する配慮はなされていない。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】したがって、上記の
ような従来技術における問題点を解消するため、本発明
は、エポキシフェノール樹脂やコンパウンドのような環
境上問題となる素材を使用することなく、食缶や飲料缶
として用いることのできる耐圧性のある容器を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【問題点を解決するための手段】かかる問題点を解決す
るために、本発明によれば、内表面がポリプロピレンま
たはポリエステルで被覆された金属板からなる金属蓋と
内表面がポリプロピレンまたはポリエステルで構成され
た容器胴体とがそれぞれ高周波加熱により接合された容
器が提供される。 (素材)本発明においては、蓋と容器胴部との接合面及
び缶内容物と接する容器内表面がポリプロピレン(PP
と略することがある)またはポリエステルで形成されて
いる。このことにより、高周波加熱により熱接合が可能
になり、また食品等と接しても、害のある成分の溶出が
ない。高周波加熱によって、強力な溶着を得るために
は、蓋と胴体の表面は、両方ともポリプロピレンまたは
ポリエステルで形成されていることが必要である。
【0007】本発明で用いられるポリプロピレンとして
は、通常の成形用プロピレン単独重合体のほか、エチレ
ン等との共重合体も用いられる。金属蓋や胴体へのポリ
プロピレンのラミネートは、公知の技術で実施可能であ
るが、通常は、PP/変性PP(変性PPとしては、無
水マレイン酸グラフト共重合体等がある)の共押し出し
フィルムを金属板に熱溶着することにより得られる。変
性PPを用いることにより、金属面とポリマー層との間
の接着性が確保される。
【0008】本発明で用いられるポリエステルとして
は、なかでもポリエチレンフタレート(以下PETと略
称することがある)及びエチレンテレフタレート繰り返
し単位を主とする共重合体が好ましい。金属面にポリエ
ステルをラミネートする方法は、公知の技術で実施可能
であり、特開平7−90094号に開示されているよう
に金属面を加熱して、その上にPETラミネート用フィ
ルムを熱溶着するか、ポリエチレンテレフタレートフィ
ルムの片面に、金属とポリエステルに親和性のある接着
性ポリマーを塗布し、この接着ポリマー層を介して、金
属面にポリエステル面を形成してもよい。かかる接着性
ポリマーを用いたラミネート方法としては、特許251
5581号等に開示されているものが好ましく用いられ
る。
【0009】本発明で用いられる容器蓋または胴部を形
成する金属としては、通常、容器素材として用いられ
る、鉄板、アルミ板等の金属がいずれも用いられ、ポリ
マーをラミネートするにあたり、公知の前処理を行うこ
とができる。 (蓋部)蓋部は、長期保存される食缶または飲料缶とし
て必要な耐圧性を確保するために、金属板(通常、板厚
0.10−0.40mm、好適には、0.15−0.3
0mm)から構成され、少なくとも胴部との接合表面及
び容器を構成する内面は、ポリプロピレンまたはポリエ
ステルがラミネートされている。
【0010】蓋部は胴部と接触する内面側には胴部と同
種のプラスチックフィルムが貼合されていることが必要
であり、胴部を構成するプラスチック素材がPPの場合
にはPPフィルムが、PETの場合にはPETフィルム
が蓋部にラミネートされている。蓋の外面側には錆防止
のために内面側と同じプラスチックフィルムをラミネー
トしたり、又は塗料をコートしても良い。好ましい構成
としては、PP/変性PP/金属/変性PP/PP、P
ET/接着剤層/金属/接着剤層/PET、PET/金
属/PETがあげられる。ラミネート層のフィルムの厚
みは10μmから200μm、好適には20〜70μm
である。
【0011】このようにして作られたラミネート金属板
を金型によって通常の金属蓋に加工される。この場合、
全周に形成されるフランジ部は、高周波加熱のみの接合
の場合には、胴部のフランジ部と熱溶着するのであるか
ら胴部のフランジ形状と同形がよく、最も一般的には平
坦な形状がよい。フランジ巾は胴部と熱溶着するのであ
るから巾は広い方が安定するが、あまり広いと外観上の
見栄えが悪くなり、また巾が狭いと熱溶着の安定性が悪
くなる。通常1mm〜10mm、好適には2mm〜7m
mである。巻き締めを併用する場合には、通常の二重巻
き締めに適した形状でよい。更に蓋には、必要によって
は易開封性を得るために、ラミネートされたPPやPE
Tフィルムを傷めないように金属部にスコア−線を刻
み、プルタブを取り付けてパーシャルオープンやフルオ
ープン蓋とすることが出来る。 (胴部)胴部は蓋部と溶着するのであるから、少なくと
も接合部、そして、接合部は胴部内面に形成されるか
ら、胴部内面は、蓋部に貼合わされているフィルムと同
種のプラスチック素材から構成されていることが必要で
あり、蓋部にラミネートされているフィルムがPPの場
合には、PPの素材から構成されている胴部が、蓋部に
ラミネートされているフィルムがPETの場合にはPE
Tの素材から構成されている胴部が用いられる。
【0012】胴部の構成としてはプラスチック素材単層
や他の酸素や水蒸気を通さないバリヤー性基材と複合さ
れた多層基材でも良い。単層の場合には、蓋部にラミネ
ートされているプラスチックフィルムがPPの場合には
PPの射出成形品や真空圧空成形品やブロー成形品が用
いられる。蓋部にラミネートされているフィルムがPE
Tの場合にはPETの射出成形品や、真空圧空成形品や
2軸延伸成形品が用いられる。特にPETラミネート金
属蓋とPETの2軸延伸成形品の場合は、蓋と胴部をそ
れぞれ耐圧構造にすることによって、炭酸飲料やビール
等の耐圧容器として用いられることができる。
【0013】胴部が多層構造の場合には蓋部と接合接着
するのであるから蓋部と接触する容器の内面となる側に
蓋部にラミネートされているフィルムと同種のプラスチ
ックが用いられていることが必要である。蓋部にラミネ
ートされているフィルムがPPの場合にはPPが、PE
Tの場合にはPETが用いられる。このような多層構成
の胴部としては蓋部と同様のラミネート金属板を絞り加
工して得られる2ピース缶用の胴部や、溶接して得られ
る3ピース缶用の胴部が用いられる。また、PP/バリ
ヤー基材/PPやPET/バリヤー基材/PETのラミ
ネートフィルムを射出用金型内にインサートし、インサ
ート成形によって多層構成の胴部が作られる。これに用
いられるバリヤー基材としては、AL箔や鉄箔等の金属
箔、PETにSiOxやAl23を蒸着したフィルム、
EVOHやPVDC、PAN、NY樹脂のフィルムが挙
げられる。また、PP/バリヤー基材/PPやPET/
バリヤー基材/PET構成のシートを真空圧空成形によ
って多層構成の胴部を作ってもよい。この場合のバリヤ
ー基材は真空圧空成形による胴部成形の伸びに追従でき
るEVOHやPVDC、PAN、NY樹脂が用いられ
る。また、ブロー成形によってPP/バリヤー基材/P
P構成の胴部を作ってもよい。更にはPET/バリヤー
基材/PET構成のパリソンを作ってこのパリソンをブ
ロー金型で2軸延伸成形品が作られる。特にラミネート
金属蓋とラミネート金属胴及びPETラミネート金属蓋
と2軸延伸成形品の組み合わせは、蓋と胴を各々耐圧構
造にすることによって炭酸飲料やビール等の耐圧容器と
して用いることが出来る。胴部は蓋と接合溶着するのみ
であるから蓋のフランジと合致する形状が必要である。
フランジ巾も高周波加熱のみの接合の場合には、蓋のフ
ランジ巾に制約され通常蓋のフランジ巾より1mm狭い
巾が好適である。巻き締めを併用する場合には、巻き締
めに適した口部形状にする必要があり、通常の金属缶の
口部のように蓋部のフランジ形状に沿うように薄く広げ
られた形状がよい。 (接合部)熱を与える手段としては、輻射加熱、熱板加
熱、超音波加熱、高周波加熱等があるが、輻射では熱量
が足りず、熱板方式では金属蓋が厚いため溶着する蓋と
胴の接触界面まで伝熱で熱を伝えるため時間がかかる。
超音波加熱では胴部と蓋部を冶具にきちんと固定する必
要があることとホーンから接合面が離れることは好まし
くない。高周波加熱は、蓋の金属板を高周波磁界によっ
て誘導発熱させるため、胴部と接触するラミネートされ
たプラスチックに直接熱を伝えるため最適である。さら
に接合部の外観上と接合部の安定性を増すために補足的
に軽く巻き締めを行っても良い。
【0014】蓋部と胴部の溶着は高周波電流による高周
波磁界を接合する部分に当て、蓋部の金属板に発生する
渦電流のジュール損によって金属板を発熱させ、ラミネ
ートされているプラスチック及び胴部と同種のプラスチ
ックを溶融し、溶着接合する。
【0015】
【実施例】〔実施例1〕蓋として内面側からPP(48
μ)/変性PP(2μ)/鉄板(200μ)/変性PP
(2μ)/PP(28μ)構成のラミネート金属板を用
いて称呼径#401の金属蓋を作製した。フランジ巾は
5mmとし、スコアー線を刻みプルタブを取り付けてフ
ルオープン蓋とした。胴部として内面側からPP(48
μ)/変性PP(2μ)/鉄板(200μ)/変性PP
(2μ)/PP(28μ)構成の金属板を用いて絞り加
工成形して称呼径#401、高さ40mmの胴部を作製
した。開口部にはフランジを設け、フランジ巾は4mm
とした。この胴部に蒸留水250mlを充填し、蓋部を
嵌合し高周波加熱溶着機で蓋と胴部とを溶着した。この
蒸留水を充填した容器をレトルト釜に収納し、125℃
−40分間の熱水レトルト殺菌を行った。この時のF0
値は38であった。
【0016】一方通常の金属缶で用いられている、鉄板
0.23mm厚み、エポキシフェノール内面塗工の胴部
と同じエポキシフェノール塗工の鉄板の底蓋をコンパウ
ンドを介して二重巻き締めして、容器胴体を形成し、こ
れに蒸留水250mlを充填した。この胴体にAL板に
エポキシフェノール内面塗工のフルイージーオープン蓋
をコンパウンドを介して二重巻き締めして容器を形成
し、比較サンプルとした。これをレトルト釜に収納し1
25℃−40分間の熱水レトルト殺菌を行った。この時
のF0値は40であった。
【0017】このようにして得られた各種サンプルを、
パネラー22名によって中身の蒸留水を試飲し、容器か
らの中身蒸留水への異味、異臭の移行を官能的に評価し
た。更に容器からの溶出量を比較するため蒸留水の紫外
部吸光度と蒸留水を蒸留乾固し、その蒸発残留物を測定
した。更にその蒸発残留物をガスクロマトグラフ質量分
析計によって同定を行った。それらの結果を表1,2,
3,4に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】
【表3】
【0021】
【表4】
【0022】表−1からは各項目とも1%危険率と5%
危険率で高度の有意差があり、本発明品は蒸留水への異
味異臭の移行が少ないのに対し、従来の金属缶は如何に
異風味の移行が起こっているのかが判る。表−2からは
吸光度の大小は蒸留水に有機物が溶出している大小の目
安であることから、従来に金属は如何に多くの溶出物が
溶けだしているかが判る。
【0023】表−3からはその溶出している量を実際の
残留物として確認したものであり、このデータも従来の
金属缶に多くの溶出物が溶けだしているかが判る。表−
4からは溶出物がどのような物質かを概略調べたデータ
であり、従来の金属缶からは環境ホルモンといわれてい
るビスフェノールAを中心としたものであり、食品安全
衛生上好ましくない。 〔実施例2〕蓋として内面側からPET(30μ)/鉄
板(200μ)/PET(30μ)構成のラミネート金
属板を用いて称呼径#211の金属蓋を作製した。フラ
ンジ巾は通常の巻き締め用金属蓋の形状とし、スコアー
線を刻みプルタブを取り付けてパーシャルオープン蓋と
した。胴部として径80mmφ、高さ120mmHの2
軸延伸PETの単層ボトルを作製した。口部は巻き締め
用金属蓋の形状に合う形状とした。底部は反転ドーム型
の耐圧構造型とした。
【0024】この胴部に水を充填し、上記の蓋を嵌合
し、金属缶用のシーマーで軽く巻き締めを行った後、高
周波加熱溶着機で蓋と胴部を溶着して第三図に示すよう
な接合部を有するサンプルを作製した。このサンプルの
蓋部に穴を開け水圧ポンプで水を圧入して蓋と胴部の接
合強度を調べたが、10kg/cm2の水圧でも接合部
の剥離は起こらなかった。
【0025】一方市販のビールを0〜5℃まで冷やして
上記の胴部に静かに注ぎ込み、上記の蓋を嵌合して高周
波加熱溶着機で蓋と胴部を溶着してビールの封入サンプ
ルを作製した。このサンプルを1ヶ月間室温放置した
が、接合部の剥離もなく何等異常は認められなかった。
このときのビールの圧力は室温において2.5kg/c
2の圧力であった。 〔作用・効果〕PPやPETがラミネートされた金属蓋
は、表面が蓋と同種のプラスチック素材から構成されて
いる多層の胴部や蓋と同種のプラスチック素材からなる
単層の胴部に高周波加熱により熱溶着されて容器が製造
されるために、(1)ポリエポキシフェノールの塗料を
用いないため、環境ホルモンといわれるビスフェノール
Aの溶出がなく、(2)二重巻き締めのコンパウンドを
用いないため、コンパウンドからの残留有機溶剤や低分
子量成分等の溶出の問題がなく、(3)内容物への異味
異臭等の移行が少なく、食品本来の持つ味覚、香りを損
ねることなく、食品安全衛生上好ましい容器を提供でき
る。接合を高周波加熱と二重巻き締めとを併用して行っ
た場合には、落下の時のフランジの変形にも追従し、ピ
ンホールやスローリークの発生のない最も安定した接合
部が形成される。また胴部として、2軸延伸ボトルのよ
うな耐圧胴部を用いると、炭酸飲料用の容器も提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるラミネート金属鋼板の断面図。
【図2】本発明にかかるラミネート金属蓋。
【図3】本発明の実施例2における巻き締め部。
【符号の説明】
1 外面塗料コートまたはPP/変性PP層またはPE
T/接着性樹脂層 2 鉄板またはアルミ板 3 接着性樹脂層 4 PPまたはPET 11 蓋本体 12 天板部 13 フランジ部 14 胴部との熱溶着部(フランジ巾) 15 タブ 16 スコアー線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 顕 滋賀県栗太郡栗東町下鈎959番地の1 株 式会社イシダ滋賀事業所内 Fターム(参考) 3E061 AA15 AB04 AC01 DB04 3E062 AA04 AB02 AC03 JA01 JA07 JB21 JC02 4F100 AB01B AB02 AK07A AK41A AL06 BA02 EC03 JB08 JD02 JD03 JK14 JL14

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内表面がポリプロピレンまたはポリエステ
    ルで被覆された金属板からなる金属蓋と、内表面がポリ
    プロピレンまたはポリエステルで構成された容器胴体と
    がそれぞれ高周波溶着により接合された容器。
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