JP3035016B2 - 注出具付き紙複合容器 - Google Patents

注出具付き紙複合容器

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JP3035016B2
JP3035016B2 JP3202938A JP20293891A JP3035016B2 JP 3035016 B2 JP3035016 B2 JP 3035016B2 JP 3202938 A JP3202938 A JP 3202938A JP 20293891 A JP20293891 A JP 20293891A JP 3035016 B2 JP3035016 B2 JP 3035016B2
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D5/00Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
    • B65D5/42Details of containers or of foldable or erectable container blanks
    • B65D5/72Contents-dispensing means
    • B65D5/74Spouts
    • B65D5/746Spouts formed separately from the container

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cartons (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は注出具付き紙複合容器に
関し、さらに詳しくは、優れたバリアー性を有している
とともに容器本体と注出具との接着性が良好な注出具付
き紙複合容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、飲料等の液体を収容する注出具付
き紙複合容器としては、紙複合容器本体に穿設されてい
る開口部に、該紙複合容器本体の内側から例えばポリエ
チレン等のポリオレフィン樹脂製の注出具が挿通され、
該注出具のフランジ部が紙複合容器本体の内周面に固着
されてなるものが広く利用されるに至っている。
【0003】そして、この注出具付き紙複合容器の構成
としては、表・裏両面層がポリオレフィン系樹脂層で構
成されている紙複合容器用積層シートによって製函さ
れ、内周面層に注出具のフランジ部が熱融着されてなる
ものが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
注出具付き紙複合容器は、該容器の形成用素材である積
層シートを得る際のポリオレフィン系樹脂層の形成時
や、積層シートによる容器の製函時に、ポリオレフィン
系樹脂が熱分解を受けて脂肪族炭化水素等の揮発性成分
が生成し、この揮発性成分が容器内に収容されている例
えばオレンジジュース等の内容物内に移行して内容物に
変味や異臭を発生させたり、容器の内周面層を形成して
いるポリオレフィン系樹脂層が、オレンジジュース等に
おけるフレーバー成分を吸着・透過させ易いことから内
容物の風味を損なったりするという欠点を有している。
【0005】このため、フレーバー成分の保持性能に優
れた性質を有する紙複合容器として、内周面層が、脂肪
族ジアミンとイソフタル酸および/またはテレフタル酸
からなる芳香族ポリアミド形成成分とラクタムまたは脂
肪族ジアミンおよび脂肪族ジカルボン酸からなる脂肪族
ポリアミド形成成分との共重合体である半芳香族性ポリ
アミド樹脂層で構成されている紙複合容器が検討されて
いる。
【0006】しかしながら、このようなフレーバー成分
の保持性能を有する紙複合容器について、ポリエチレン
等のポリオレフィン樹脂の一体成形体からなる注出具の
適用を試みたところ、容器と注出具との充分な接着性は
得られなかった。
【0007】本発明はかかる事情に基づいてなされたも
のであり、本発明の目的は優れたバリアー性を有してい
るとともに、容器本体と注出具との接着性が良好な注出
具付き紙複合容器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めの本発明の構成は、紙複合容器本体に穿設されている
開口部に、該紙複合容器本体の内側から注出具が挿通さ
れ、該注出具におけるフランジ部が紙複合容器本体の内
周面側に熱融着されている注出具付き紙複合容器におい
て、紙複合容器本体の内周面が、脂肪族ジアミンとイソ
フタル酸および/またはテレフタル酸からなる芳香族ポ
リアミド形成成分100〜60重量%とラクタムまたは
脂肪族ジアミンおよび脂肪族ジカルボン酸からなる脂肪
族ポリアミド形成成分0〜40重量%との共重合体であ
低温熱融着可能な半芳香族性ポリアミド樹脂を含有す
る内周面層で形成されているとともに、注出具が、α−
ポリオレフィンおよびポリジオレフィンと、エチレン系
不飽和単量体の一種または二種以上との共重合体からな
接着性ポリオレフィン系樹脂を含有する注出具形成材
で成形されていることを特徴とする注出具付き紙複合容
器である。
【0009】
【作用】本発明の注出具付き紙複合容器は良好なフレー
バーバリアー性およびガスバリアー性を有し、しかも実
用的な強度を備える半芳香族性ポリアミド樹脂により内
周面が形成されている容器の内周面側から、容器本体に
穿設されている開口部に、上記内周面層との熱接着性の
高い接着性ポリオレフィン系樹脂を含有する注出具形成
材からなる注出具が挿通され、この注出具のフランジ部
が容器の内周面に固着されている。したがって、本発明
の注出具付き紙複合容器は優れたバリアー性を有し、ま
た注出具と容器本体との接着性が高くて注出具と容器本
体とが容易に剥離してしまうことはない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の注出具付き紙複合容器の一例の概
略を示す説明図であり、図2は図1のI−I線断面図で
ある。
【0011】図1に示すように、注出具付き紙複合容器
1は、紙複合容器本体2と、注出具3とを備えている。
紙複合容器本体2は、図2に示すように、半芳香族性ポ
リアミド樹脂を含有する少なくとも内周面層11を有
し、たとえば、さらに中間層12と最外層13とが積層
された紙複合容器用積層シート10により製函されてい
る。
【0012】内周面層11は、脂肪族ジアミンとイソフ
タル酸および/またはテレフタル酸からなる芳香族ポリ
アミド形成成分とラクタムまたは脂肪族ジアミンおよび
脂肪族ジカルボン酸からなる脂肪族ポリアミド形成成分
とからなる半芳香族性ポリアミド樹脂を含有する。さら
に具体的には、前記半芳香族性ポリアミド樹脂は、通
常、脂肪族ジアミンとイソフタル酸および/またはテレ
フタル酸からなるポリアミド形成成分100〜60重量
%と、ラクタムまたは脂肪族ジアミンおよび脂肪族ジカ
ルボン酸からなる脂肪族ポリアミド形成成分0〜40重
量%とからなる共重合体である。この半芳香族性ポリア
ミド樹脂は通常の脂肪族ポリアミド樹脂に比較して結晶
化度が低く、非晶性樹脂としての特性を示すものであ
る。したがって、比較的に低温(160℃程度)でのヒ
ートシール(熱融着)が可能であり、ヒートシールによ
り紙複合容器を立体的に形成することができる。また、
この半芳香族性ポリアミド樹脂は、たとえばエチレン−
ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)等と異なり清
涼飲料等の液体内容物に直接に接触しても問題はないた
め、包装材料の最内面層に使用することができる。さら
に、半芳香族性ポリアミド樹脂はナイロン6と同程度の
強度を有するため、補強層を設ける必要はない。
【0013】このような半芳香族性ポリアミド樹脂は紙
複合容器本体2の内周面層11に20〜100重量%程
度の割合で含有されることが好ましい。半芳香族性ポリ
アミド樹脂の含有量が20重量%未満では、充分なバリ
アー性が得られないことがある。
【0014】内周面層11の厚さは5〜60μm程度が
好ましい。内周面層11の厚さが5μm未満であるとバ
リアー性が充分に発現しないことがある。一方、この厚
さが60μmを超えると、容器に成形する際、こしが固
くなって成形が困難となるばかりでなく、コスト的にも
高価となり好ましくない。
【0015】内周面層11上に積層されている中間層1
2は、たとえば、紙、アルミニウム箔、二軸延伸ポリエ
ステルフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィルムある
いはこれらの積層体により形成され、この中間層12の
厚さは100〜600μm程度が好ましい。
【0016】また、最外層13は、容器に外部から耐水
性能を付加することのできる樹脂、たとえばポリオレフ
ィン系樹脂により形成されている。ここで、ポリオレフ
ィン系樹脂としては、たとえば、低密度ポリエチレン、
中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、
エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−α−
オレフィン共重合体、ポリプロピレン等が挙げられる。
これらのなかでも、各種ポリエチレン樹脂が好ましい。
【0017】この最外層13の厚さは、通常、3〜15
0μm程度である。内周面層11と中間層12との間、
あるいはさらに中間層12と最外層13との間には、通
常、接着剤層(図示せず)が設けられ、この接着剤層
は、たとえばイソシアネート系接着剤、後に詳述する接
着性ポリオレフィン系樹脂などにより形成されている。
【0018】上記イソシアネート系接着剤としては、た
とえばポリエステルポリウレタン系樹脂、ポリエーテル
ポリウレタン系樹脂を主剤とし、トリレンジイソシアネ
ート、キシレンジイソシアネート等の硬化剤にて硬化さ
せる二液硬化タイプ接着剤等を使用することができる。
【0019】また、上記の接着性ポリオレフィン系樹脂
が含有される接着剤層の中にはポリオレフィン系樹脂、
特にポリエチレンを含有させることもできる。この場
合、接着剤層中の接着性ポリオレフィン系樹脂の含有率
は40重量%以上であることが好ましい。接着性ポリオ
レフィン系樹脂の含有率が40重量%未満であると、内
周面層11に対する接着性が低下することがあるので好
ましくない。
【0020】このような接着剤層の厚さは3〜30μm
程度が好ましい。以上に詳述した紙複合容器用積層シー
ト10による紙複合容器本体2の形成は、例えば、紙複
合容器用積層シート10を所定の形状に打ち抜いた後、
熱風加熱、高周波誘導加熱等によりヒートシールするこ
とにより行われ、紙複合容器本体2の形態としては、ゲ
ーベルトップ型、ブリック型等各種のものにすることが
できる。
【0021】このようにして形成される紙複合容器本体
2に穿設されている開口部には、図2に示すように、接
着性ポリオレフィン系樹脂を含有する注出具形成材から
なる注出具3が、該紙複合容器本体2の内側から挿通さ
れている。
【0022】接着性ポリオレフィン系樹脂としては、ポ
リエチレン、エチレン−α−オレフィン共重合体、ポリ
プロピレン、ポリブテン、ポリイソブチレン等のα−ポ
リオレフィン、およびポリブタジエン、ポリイソプレン
等のポリジオレフィンと、カルボン酸、カルボン酸塩、
カルボン酸無水物、カルボン酸エステル、カルボン酸ア
ミドないしイミド、アルデヒド、ケトン等に基づくカル
ボニル基を単独で、あるいはシアノ基;ヒドロキシ基;
エーテル基;オキシラン環等との組み合わせで有するエ
チレン系不飽和単量体の1種または2種以上との共重合
体等を用いることができる。より具体的には、 A.エチレン系不飽和カルボン酸:アクリル酸、メタク
リル酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、イタコン
酸、シトラコン酸、5−ノルボルネン−2,3−ジカル
ボン酸等、 B.エチレン系不飽和無水カルボン酸:無水マレイン
酸、無水シトラコン酸、5−ノルボルネン−2,3−ジ
カルボン酸無水物、テトラヒドロ無水フタル酸等、 C.エチレン系不飽和エステル:アクリル酸エチル、メ
タクリル酸メチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、マ
レイン酸モノエチルまたはジエチル、酢酸ビニル、プロ
ピオン酸ビニル、γ−ヒドロキシメタクリル酸プロピ
ル、β−ヒドロキシアクリル酸エチル、グリシジルアク
リレート、グリシジルメタクリレート、β−N−エチル
アミノエチルアクリレート等、 D.エチレン系不飽和アミドないしイミド:アクリルア
ミド、メタクリルアミド、マレイミド等、 E.エチレン系不飽和アルデヒドないしケトン:アクロ
レイン、メタクロレイン、ビニルメチルケトン、ビニル
ブチルケトン等のエチレン系不飽和単量体との共重合体
などを用いることができる。これらのなかでも、エチレ
ン系不飽和カルボン酸あるいはエチレン系不飽和無水カ
ルボン酸との共重合体が特に好適に使用される。
【0023】図2に示すように、注出具3はフランジ部
31を有し、上記の接着性ポリオレフィン系樹脂を含有
する注出具形成材により通常は一体に成形されている。
ここで、上記注出具形成材における接着性ポリオレフィ
ン系樹脂の含有率は、通常、40〜100重量%、好ま
しくは60〜100重量%である。注出具形成材が接着
性ポリオレフィン系樹脂以外の他の成分を含有すると
き、他の成分としては、たとえばポリエチレン、エチレ
ン−α−オレフィン共重合体、エチレン−メタクリル酸
メチル共重合体などが挙げられる。また、注出具3は、
必ずしも全体が該注出具形成材により成形されている必
要はなく、少なくとも紙複合容器本体2との接着部、た
とえばフランジ部31が上記の注出具形成樹脂により形
成されていればよい。また、この注出具3はプルリング
50を備えるものであってもよい。なお、図2におい
て、51は易破断用の薄肉環状溝であり、20は注出具
3の注出口に装着されている注出口キャップである。
【0024】紙複合容器本体2の内周面層11と注出具
3のフランジ部31とは、熱融着され、注出具3のフラ
ンジ部31が紙複合容器本体2の内周面11に固着され
ている。
【0025】次に、実験例を示して本発明をさらに詳細
に説明する。実験例 −紙複合容器用積層シートの作成− 中間層として坪量400g/m2 の耐酸紙を用い、この
耐酸紙の一方の面に低密度ポリエチレン樹脂〔三井石油
化学工業(株)製、「ミラソン16sp」〕、他方の面
に半芳香族性ポリアミド樹脂〔三菱化成工業(株)製、
「ノバミッドX−21」〕を押出しラミネートして厚さ
20μmの最外層および厚さ30μmの内周面層を形成
し、3層積層体の紙複合容器用積層シートを作成した。 (試料−1)上記の紙複合容器用積層シートを、ゲーベ
ルトップ型容器用のブランクに打ち抜いた後、このブラ
ンクに穿設されている開口部に接着性ポリオレフィン樹
脂〔三井石油化学工業(株)製、「アドマーAT 469C
」〕の一体成形体である注出具を挿通し、内周面層と
注出具のフランジ部とを熱融着した。
【0026】以上のようにして、注出具を固着したブラ
ンクを常法に従って製函することにより注出具付き紙複
合容器(試料−1)を作成した。この試料−1につい
て、注出具と紙複合容器本体との接着性を次のようにし
て評価した。すなわち、注出具と紙複合容器本体とを手
で分離しようとしたところ、接着界面では剥離せず、紙
複合容器本体を形成する紙の層間で剥離するいわゆる
「紙むけ」が生じた。このことから、注出具と紙複合容
器本体との接着性は良好であることが確認された。 (比較試料−1)線状飽和ポリエステル樹脂〔三井ペッ
ト樹脂(株)製、「PET J 125 」〕の一体成形体からな
る注出具を用いたほかは、前記の試料−1の作成と同様
にして注出具付き紙複合容器(比較試料−1)を作成し
た。
【0027】この比較試料−1について、前記の試料−
1と同様にして注出具と紙複合容器本体との接着性を評
価したところ、注出具と紙複合容器本体とは容易に接着
界面で剥離してしまった。 (比較試料−2)支持体として坪量400g/m2 の耐
酸紙を用い、この耐酸紙の両面に、それぞれ低密度ポリ
エチレン樹脂〔三井石油化学工業(株)製、「ミラソン
16sp」〕、を押出しラミネートして厚さ20μmの
樹脂層を形成し、3層積層体の紙複合容器用積層シート
を作成し、この紙複合容器用積層シートを使用したほか
は、前記の試料−1の作成と同様にして注出具付き紙複
合容器(比較試料−2)を作成した。
【0028】この比較試料−2について、前記の試料−
1と同様にして注出具と紙複合容器本体との接着性を評
価したところ、注出具と紙複合容器本体とは容易に接着
界面で剥離してしまった。
【0029】
【発明の効果】以上に詳述したことから明らかなよう
に、本発明によれば、優れたフレーバーバリアー性およ
びガスバリアー性を有し、かつ実用的な強度を有する半
芳香族性ポリアミド樹脂を含有する内周面層を備える容
器本体の開口部に、この内周面層側から該内周面層との
熱接着性の高い接着性ポリオレフィン系樹脂を含有する
注出具形成材からなる注出具が挿通され固着されている
ので、フレーバーバリアー性およびガスバリアー性に優
れているとともに、実用的な強度を有し、しかも注出具
と紙複合容器本体との接着性が良好であって注出具と紙
複合容器本体とが容易に剥離してしまうことのない注出
具付き紙複合容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の注出具付き紙複合容器の一例を示す斜
視図である。
【図2】図1に示した注出具付き紙複合容器のI−I線
断面図である。
【符号の説明】
1…注出具付き紙複合容器 2…紙複合容器本体 3…注出具 11…内周面層 31…フランジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 5/74 B65D 5/40 B65D 5/56

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙複合容器本体に穿設されている開口部
    に、該紙複合容器本体の内側から注出具が挿通され、該
    注出具におけるフランジ部が紙複合容器本体の内周面側
    熱融着されている注出具付き紙複合容器において、紙
    複合容器本体の内周面が、脂肪族ジアミンとイソフタル
    酸および/またはテレフタル酸からなる芳香族ポリアミ
    ド形成成分100〜60重量%とラクタムまたは脂肪族
    ジアミンおよび脂肪族ジカルボン酸からなる脂肪族ポリ
    アミド形成成分0〜40重量%との共重合体である低温
    熱融着可能な半芳香族性ポリアミド樹脂を含有する内周
    面層で形成されているとともに、注出具が、α−ポリオ
    レフィンおよびポリジオレフィンと、エチレン系不飽和
    単量体の一種または二種以上との共重合体からなる接着
    性ポリオレフィン系樹脂を含有する注出具形成材で成形
    されていることを特徴とする注出具付き紙複合容器。
JP3202938A 1990-11-14 1991-08-13 注出具付き紙複合容器 Expired - Lifetime JP3035016B2 (ja)

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US10/610,230 US20040051198A1 (en) 1990-11-14 2003-06-30 Method for manufacturing a lamination product and a carton for liquid

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