JP2000006955A - 中仕切り付箱 - Google Patents

中仕切り付箱

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JP2000006955A
JP2000006955A JP10176428A JP17642898A JP2000006955A JP 2000006955 A JP2000006955 A JP 2000006955A JP 10176428 A JP10176428 A JP 10176428A JP 17642898 A JP17642898 A JP 17642898A JP 2000006955 A JP2000006955 A JP 2000006955A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各種の製品を収容する簡単に装着できる、安定
性と保形性に優れた工程が簡単で作製費用が廉価な、板
紙製や段ボール紙製やプラスチックシート製などの中仕
切りを有する中仕切り付箱を提供すること。 【解決手段】対向する側面内板41、41にY字状の差
込み切り欠き30を設けた二重壁式の箱40に、それぞ
れ両端に折り目線を介して差込み片21を連設した二つ
折りの仕切り板20を、該仕切り板の差込み片21をY
字状の差込み切り欠き30に差込んみ繋止してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中仕切りを有する
菓子・食品・飲料類や衣類・装飾品・日用品などの、各
種の製品を収容する、工程が簡単で作製費用が廉価な、
板紙製や段ボール紙製やプラスチックシート製などの中
仕切り付箱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、菓子・食品・飲料類や衣類・
装飾品・日用品など各種の製品を収容するための中仕切
りとして、図5に示すような、それぞれ長方形状の底敷
板23と仕切り板20・20と底敷板23と仕切り板2
0・20と底敷板23と仕切り板20・20と底敷板2
3とを、それぞれ谷折り線と折り目線とを介して順に連
設して、単に全ての谷折り線を谷折りして折り目線を山
折りした、板紙製や段ボール紙製などの中仕切りが、一
般に広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の、図5
に示す中仕切りについては、無駄がない長方形状のブラ
ンクから成る、工程・構造が簡単で作製費用が廉価な板
紙製や段ボール紙製などの中仕切りであるものの、箱に
繋止・固定されていないために、紙の反発力で中仕切り
が浮き上がって各種の製品を収容し難いなどの、また収
容した各種の製品を確実に保持できないなどの、中仕切
りの安定性と保形性とに問題があった。
【0004】ところで、本発明の目的は、菓子・食品・
飲料類や衣類・装飾品・日用品などの、各種の製品を収
容する、簡単に装着できる、安定性と保形性に優れた、
工程が簡単で作製費用が廉価な、板紙製や段ボール紙製
やプラスチックシート製などの中仕切りを有する中仕切
り付箱を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の中仕切り付箱
は、対向する側面内板にY字状の差込み切り欠きを設け
た二重壁式の箱に、それぞれの両端に折り目線を介して
差込み片を連設した二つ折りの仕切り板を、該仕切り板
の差込み片を前記Y字状の差込み切り欠きに差込み繋止
してなることを特徴とする中仕切り付箱である。
【0006】加えて、本発明の中仕切り付箱は、前記仕
切り板にY字状の差込み切り欠きを設けたことを特徴と
する中仕切り付箱である。
【0007】
【作用】本発明の中仕切り付箱は、対向する側面内板に
設けたY字状の差込み切り欠きに、二つ折りした仕切り
板の両端に設けた差込み片を差込んで繋止するだけで、
簡単に装着でき、中仕切りをしっかり保持し、各種の製
品を収容し易いなどの、また収容した各種の製品を確実
に保持できるなどの、安定性と保形性とが優れた中仕切
り付箱を提供することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の中仕切り付箱については
後述する実施例に示すように、適宜の板紙や段ボール紙
やプラスチックシートなどを用いて、通常の打抜型を用
いた打抜工程で、図5に示す従来の中仕切りに比較し
て、板紙などの消費が格段に少ない、無駄がない長方形
状の中仕切りのブランクを作製して、簡単な手作業で、
通常の二重壁式の箱40に装着できるので、工程が簡単
で作製費用が廉価な中仕切り付箱を提供することができ
る。
【0009】
【実施例】<実施例1>図1Aは、本発明の実施例1に
おける、中仕切りのブランクの平面図であって、図1B
は、二重壁式の箱40のブランクの平面図である。また
図2は、本発明の実施例1における、二重壁式の箱40
に中仕切りを装着した状態を示す斜視図である。
【0010】すなわち、長方形状の仕切り板20・20
を、折り目線(山折り線)を介して連設して、この仕切
り板20・20のそれぞれの両端に、角を丸めた長方形
状の差込み片21・21・21・21を、それぞれ折り
目線(谷折り線)を介して連設して、加えてこの仕切り
板20・20の下辺(図1Aでは下辺又は上辺)に、長
方形状の折返し片22・22を、それぞれ折り目線(谷
折り線)を介して連設した、図1Aに示す中仕切りのブ
ランクであって、印刷をしていない350g/m2 のコ
ートボール紙を用いて、通常の打抜型を用いた打抜工程
で、仕切り板20の横・高さが195×45mmの、無
駄がない長方形状の贈答箱用の中仕切のブランクを作製
した。
【0011】また、対向する側面内板41・41の中央
部に、それぞれY字状(図1Bでは横向Y字状)の差込
み切り欠き30・30を設けた、図1Bに示す二重壁式
の箱40のブランクであって、通常の印刷をした400
g/m2 のコートボール紙を用いて、通常の打抜型を用
いた打抜工程で、収容部の縦・横・深さが392×19
6×50mmの、通常の二重壁式の箱40のブランクを
作製した。
【0012】次に、簡単な手作業で、図1Aに示す中仕
切りのブランクの、符号がない1点鎖線で示す折り目線
(山折り線)を山折りして、また符号がない破線で示す
6本の折り目線(谷折り線)を谷折りして、図2に示す
ように、従来と同様に製箱した二重壁式の箱40の、左
右の側面内板41・41の中央部に設けたY字状の差込
み切り欠き30・30に、仕切り板20・20の差込み
片21・21・21・21を、それぞれ差込んで繋止し
たところ、直角に谷折りして繋止した差込み片21・2
1・21・21が仕切り板20・20をしっかり保持し
た、加えて直角に谷折りした折返し片22・22が仕切
り板20・20をしっかり保形した、菓子・食品・飲料
類や衣類・装飾品・日用品などの、各種の製品を収容し
易いなどの、また収容した各種の製品を確実に保持でき
るなどの、簡単に装着できる、安定性と保形性とが優れ
た中仕切り付箱を得ることができた。
【0013】<実施例2>図3Aは、本発明の実施例2
における中仕切りのブランクの平面図であって、図3B
は、二重壁式の箱40のブランクの平面図である。また
図4A・図4Bは、本発明の実施例2における、二重壁
式の箱40に3枚の中仕切りを装着した状態を示す斜視
図である。
【0014】すなわち、それぞれの中央部に、それぞれ
Y字状(図3AではY字状又は逆向Y字状)の差込み切
り欠き30・30を設けた長方形状の仕切り板20・2
0を、折り目線(山折り線)を介して連設して、この仕
切り板20・20のそれぞれの両端に、角を丸めた長方
形状の差込み片21・21・21・21を、それぞれ折
り目線(谷折り線)を介して連設して、加えてこの仕切
り板20・20の下辺(図3Aでは下辺又は上辺)に、
長方形状の折返し片22・22をそれぞれ折り目線(谷
折り線)を介して連設した、図3Aに示す中仕切りのブ
ランクであって、実施例1と同様に、印刷をしていない
350g/m2 のコートボール紙を用いて、通常の打抜
型を用いた打抜工程で、仕切り板20の横・高さが19
5×45mmの、3枚の無駄がない長方形状の中仕切り
のブランクを作製した。
【0015】また、対向する側面内板41・41の中央
部と前後部とに、それぞれY字状(図3Bでは横向Y字
状)の、それぞれ等間隔の差込み切り欠き30・30・
30・30・30・30を設けて、また前後の側面内板
42・42の中央部に、それぞれY字状(図3BではY
字状又は逆向Y字状)の差込み切り欠き30・30を設
けた、図3Bに示す二重壁式の箱40のブランクであっ
て、通常の印刷をした400g/m2 のコートボール紙
を用いて、通常の打抜型を用いた打抜工程で、収容部の
縦・横・深さが392×196×50mmの、通常の二
重壁式の箱40のブランクを作製した。
【0016】次に、簡単な手作業で、3枚の図3Aに示
す中仕切りのブランクの、符号がない1点鎖線で示すそ
れぞれの折り目線(山折り線)を山折りして、また符号
がない破線で示すそれぞれ6本の折り目線(谷折り線)
を谷折りして、図4Aに示すように、従来と同様に製箱
した二重壁式の箱40の、左右の側面内板41・41の
中央部と前後部とに設けたY字状の差込み切欠き30・
30・30・30・30・30に、3枚の中仕切りのそ
れぞれの仕切り板20・20の差込み片21・21・2
1・21を、それぞれ差込んで繋止したところ、また図
4Bに示すように、従来と同様に製箱した二重壁式の箱
40の、左右の側面内板41・41の中央部と後部とに
設けたY字状の差込み切欠き30・30・30・30
に、2枚の中仕切りの、それぞれの仕切り板20・20
の差込み片21・21・21・21を、それぞれ差込ん
で繋止した後に、前部の側面内板42の中央部に設けた
Y字状の差込み切り欠き30と、一方の仕切り板20の
中央部に設けたY字状の差込み切り欠き30とに、残り
1枚の中仕切りの、仕切り板20・20の差込み片21
・21・21・21を、それぞれ差込んで繋止したとこ
ろ、実施例1と同様に、直角に谷折りして繋止したそれ
ぞれの差込み片21・21・21・21が仕切り板20
・20をしっかり保持した、加えて直角に谷折りしたそ
れぞれの折返し片22・22が仕切り板20・20をし
っかり保形した、菓子・食品・飲料類や衣類・装飾品・
日用品などの、各種の製品を収容する都合や店頭での展
示効果などに応じて、簡単に変更して装着できる、安定
性と保形性とが優れた中仕切り付箱を得ることができ
た。
【0017】
【発明の効果】以上、本発明の中仕切り付箱において
は、長方形状の仕切り板を折り目線を介して連設して、
この仕切り板の左右辺に適宜形状の差込み片を、それぞ
れ谷折り線を介して連設して、加えてこの仕切り板の下
辺に長方形状の折返し片を、それぞれ谷折り線を介して
連設したことによって、全ての折り目線(山折り線)を
山折りして折り目線(谷折り線)を谷折りして、二重壁
式の箱の左右の側面内板などに設けたY字状の差込み切
り欠きに、仕切り板の差込み片を、それぞれ差込んで繋
止するだけで簡単に装着できる、直角に谷折りして繋止
した差込み片が仕切り板をしっかり保持した、加えて直
角に谷折りした折返し片が仕切り板をしっかり保形し
た、安定性と保形性とが優れた中仕切りを提供すること
ができる。また、差込み切り欠きをY字状にすることに
より差込み易くなっている。そして、差込み切り欠きが
左右対称となっているので、中仕切りを安定してしっか
りと保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における、図1Aは、中仕切
りのブランクの平面図であって、図1Bは、二重壁式の
箱40のブランクの平面図である。
【図2】本発明の実施例1における、二重壁式の箱40
に中仕切りを装着した状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例2における、図3Aは、中仕切
りのブランクの平面図であって、図3Bは、二重壁式の
箱40のブランクの平面図である。
【図4】本発明の実施例2における、図4A・図4B
は、二重壁式の箱40に3枚の中仕切りを装着した状態
を示す斜視図である。
【図5】従来の中仕切りの斜視図である。
【符号の説明】
20 …仕切り板 21 …差込み片 22 …折返し片 23 …底敷板 30 …Y字状の差込み切り欠き 40 …二重壁式の箱 41 …左右の側面内板 42 …前後の側面内板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向する側面内板にY字状の差込み切り欠
    きを設けた二重壁式の箱に、それぞれの両端に折り目線
    を介して差込み片を連設した二つ折りの仕切り板を、該
    仕切り板の差込み片を前記Y字状の差込み切り欠きに差
    込み繋止してなることを特徴とする中仕切り付箱。
  2. 【請求項2】前記仕切り板にY字状の差込み切り欠きを
    設けたことを特徴とする請求項1記載の中仕切り付箱。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002302118A (ja) * 2001-04-04 2002-10-15 Hiramatsu Kogyo Kk トレイ形包装用箱
ES2737848R1 (es) * 2017-05-18 2020-09-09 Herrero Perez Rioja Juan Antonio Aparato y metodo para la fabricacion de charolas para empaque con diferentes estructuras y producto obtenido

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