JPH0110342Y2 - - Google Patents

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JPH0110342Y2
JPH0110342Y2 JP5745384U JP5745384U JPH0110342Y2 JP H0110342 Y2 JPH0110342 Y2 JP H0110342Y2 JP 5745384 U JP5745384 U JP 5745384U JP 5745384 U JP5745384 U JP 5745384U JP H0110342 Y2 JPH0110342 Y2 JP H0110342Y2
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paper
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pieces
assembling
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は広くは紙器に関するものであつて、特
に各種の慶事に用いられる紙器に関するものであ
る。
紙器は、コストおよびその製造や使用の簡便さ
のために非常に多く用いられている。ところで、
紙器は容器であるゆえに、立体的であつてそのま
まではスペースを取り保管や輸送に大変不便であ
る。したがつて、通常はこれを分解や折畳み可能
と為してその保管や輸送の効率を上げ、その使用
時にそれを組み立てたり開いたりして容器として
の用に提している。
此の場合、四角い箱型の紙器であるとその分解
折畳みや組立等が容易であるが、その形状が四角
い箱型のものでないとその折畳み等が上手に行か
ない。しかし、ありきたりの箱型ではなんの装飾
効果もなく、慶事用としての良い効果が発揮でき
ない。
本考案は、此の紙器の形状を従来にないものに
為したことに依つて、その視覚上の美観特に慶事
向きの格調高い美観を有する紙器と為した。その
上に、その紙器の折畳み等の可能な構成は持たせ
たものと為した。さらに本考案は、上記の特徴を
持たせたにもかかわらず、その安定性が大である
ゆえ、祝事の行事の最中にその紙器が転倒し不吉
感を与えることのないものと為した。
本考案は、以下の第1の紙片と第2の紙片依り
構成される事を特長とした慶事紙器組立用紙であ
る。
しかして、上記の第1の紙片と第2の紙片は基
本的には;まず、底部内側折曲線がその紙片の下
方に設けられており、この底部内側折曲線はこの
紙片の両端に水平に伸びている。そして、この底
部内側折曲線から上方に伸びる右端と左端があ
る。この左端の左側または上記の右端の右側に
は、側面糊代が設けられている。さらに、上記の
底部内側折曲線上であつて上記の右端と左端の内
側の対称な2点を起点としてそれぞれ上記の右端
と左端の頂点にに向かつて斜め上方に伸びる一対
の斜め側部内側折曲線がある。そして、上記の底
部内側折曲線上であつて上記の右端と左端から上
記の紙片の下端に向けてそれぞれ伸びる右底部端
線と左底部端線がある。さらに、左底部端線の左
側または上記の右端の右側に設けられた底部糊代
がある。最後に、上記の起点から上記の紙片の下
端に向けてそれぞれに伸びる底部切り込みで区分
された各底部紙片がある。
但し、上記の第1の紙片と第2の紙片の底部内
側折曲線からその紙片のそれぞれの下端までに区
分された各底部紙片の大きさは、上記の2つの起
点の内側の長さ×この起点の両外側の長さを足し
た長さの四辺形を超えない大きさであつて、且つ
この第1の紙片と第2の紙片が一方の紙片の糊代
が他方の紙片の糊代に対向する箇所に相互に貼り
合わされその各折曲線で折曲げられた時に、それ
ぞれの底部紙片が共働してその紙器の底辺を埋め
る大きさである。
しかして、本発明にかかる慶事用紙器の詳細な
説明を、その一実施例を用いて以下にその添付図
面と共に為す。
第1図は、本考案にかかる慶事紙器組立用紙の
一実施例の構成の一部の展開図である。
先ず、紙1があり、此の下端には底部10が設
けられている。此の底部10の上端は底部内側折
曲線11が上記の紙1の左端21から右端22に
かけて伸びている。そして、此の底部内側折曲線
11上の一点を起点12として、斜め側部内側折
曲線23が上記の紙1の左端21に向かつて斜め
上方に伸びている。同様に別の起点13からは、
別の斜め側部内側折曲線24が上記の紙1の右端
22に向かつて斜め上方に伸びている。上記の起
点には、その起点12と左端21までの最短距離
がその起点とその紙1の下端14までの最短距離
よりも短い位置にある。同様にして、上記の起点
13もその右端22との最短距離をその下端14
との最短距離よりも短くしいてる。さらに、上記
の起点12と13からは、それぞれその下端14
に向けてその底部10に切り込みが入つている。
そして、上記の紙1の左端21(実施例に依つて
は右端22でも良い)には糊代30が設けられて
いる。
最後に、上記の構成のものを一対用いて第2図
の展開図が示す如くに、互いに隣接結合させてあ
る。但し、上記の第1の紙片と第2の紙片の底部
内側折曲線からその紙片のそれぞれの下端までに
区分された各底部紙片の形状は、本実施例では第
2図に示すごとくに異なる。
すなわち、各紙片の大きな方の底部紙片を雌雄
の嵌合の一対の形状にし、これらでもつて自らは
勿論、他の底部紙片をも保持する構成と成した。
これによつて、これらの底部紙片を貼り合わせた
りする等の手間を省いた。
此の一対の隣接結合は、同じ構成の2枚の紙を
貼り合わせたものと為しても良いし、貼り合わせ
でなく、1枚の紙をもつて隣接結合の構成と為し
ても良い。2枚の紙の貼り合わせの場合は、紅白
の如く別の色や模様や質の紙の使用が可能で、紅
白の慶事表示等に向いている。
また、本実施例の如くに、その紙1の左端21
と右端22を平行とし、且つその底部内側折曲線
11に対し直角を為す形状にすると、四角な紙を
無駄なく使用でき省資源に役立つ。
さらに、上記の底部10に、第2図に示す本実
施例の如く、差し込み舌15とそれに対向するそ
の差し込み舌受入切り込み16を設けると、此の
紙器の底部は、貼付やピン止め加工等は不要とな
り、それを差し込み組み立てるのみで完成するゆ
えに、省力化が図れる。
そして、上記の底部10の切り込みの一部また
は全部を、その底部内側折曲線11に対し直角と
為せば、その組み立てた時の底部の形状を四方形
に保てて良い。
また、本実施例の如く、上記の紙1の上端付近
に手下げ握穴40を設けると、その持ち運びやデ
ザインが秀れたものとなる。
以上の構成において、この紙器の組み立てを説
明する。先ず、第2図に示す、第1の斜め側部内
側折曲線23に添つて、左側部51の一部を内側
に90度折り曲げる。つぎに、第2の斜め側部内側
折曲線24に添つて、右側部52を内側に90度折
り曲げる。そして、第3の斜め側部内側折曲線2
3aに添つて、前部61を内側に90度折り曲げ
る。続いて、第4の斜め内側折曲線24aに添つ
て、残りの左側部51を内側に90度折り曲げる。
なお、糊代30は、当然ながら、そこに貼付され
る対向端に合わせて、斜め側部内側折曲線24a
が設けられ、それに添つて内側に折り曲げられる
ようになつている。以上にして、その糊代30を
もつてその対向端を貼付する。
最後に、底部10の組み立てを為す。これは、
先ず、差し込み舌受入切り込み16を有する底部
以外の底部10を内側に90度折り曲げる。そし
て、差し込み舌受入切り込み16のある方の底部
10を内側に90度折り曲げ、最後に差し込み舌1
5のある方の底部10を内側に90度折り曲げて、
その差し込み舌15をその差し込み舌受入れ切り
込み16に挿入して第3図に示す如く完成する。
そして、必要に依り、第3図に示す如く、その開
口部70にラベル71を貼れば、中の品物が飛び
出さずに良い。
斯様にして組み立てられた慶事用紙器は、第3
図に示す如く、その正面の形状が上方に向けて末
広がりとなつており、慶事に大変向いたものであ
る。特に此の形状は、古くから高貴な人々の祝事
に用いられる酒器の形状であつて、貴品の高い格
調を出すものである。一方、その上方が下方より
も広いのにもかかわらずその安定性が高いのは、
第4図の側面図で明白な如く、側面が三角形であ
るからその重点は下部にあるためである。
なお、上記の斜め側部内側折曲線23,23a
および24,24aを、第2図に示す如くその左
端や右端のそれぞれの最上部に伸ばすと、その側
面図は第4図の如き形状となるが、それをその最
上部とせずに少々下げた最上部付近と為すと第5
図の如く、その上部が閉じた形状となつて大変に
良い。
しかして、上記の紙器の組み立ては、説明上は
その構成が判りやすいように上記の如くに為した
が、実際には以下の如くにしてその保管や輸送の
供に提している。
先ず最初に、左端21を第1の保管用内側折曲
線と為して、これに添つて糊代30を内側に180
度折り曲げる。つぎに、第2図に示す左側に示す
後部62と左側に示す前部61の隣接端81を第
2の保管用内側折曲線と為して、此の線に添つて
前部61を180度折り曲げて後部62にあわせる。
そして、上記の糊代30に前部61の右端22a
付近を貼付する。これで、此の紙器の保管や輸送
を為す。
そして、その使用時には、その左側部51と右
側部52を内側に押す。その後に、底部10を上
述した如くに為して組み立てる。
なお、糊代30は、第1の保管様内側折曲線の
箇所に限定されるものではない。すなわち、左端
21をさらに左に延長し、斜め側部内側折曲線の
箇所と為せばそこに設けても良い。
以上の様にして組み立てた本考案にかかる慶事
紙器組立用紙は、その左側部51と右側部52を
内側に押すと、その開口部70が第7図に示す側
面図の如く大きく開く。したがつて、此の折器に
物を入れる場合に非常に入れ易くて良い。
以上の如くにして、本考案に係る慶事紙器組立
用紙は上記の目的を達成し、文中に述べた各実施
例の効果も上げた。特に、その形状が慶事用に非
常に向いていたものであつて、その美観が大変に
秀れている。また、此の紙器の正面に文字を入れ
る事も可能なので、慶事をより以上に盛り上げる
事ができる。
また、本実施例の如くに為す事に依つて、四角
な紙を無駄なく使用できて省資源に役立ち、折り
畳む事に依つてもその保管や輸送に大いに役立つ
て、秀れたものとなつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案にかかる慶事紙器組立用紙の
一実施例の構成の一部の展開図である。第2図
は、その構成の全部を示した展開図である。第3
図は、その組み立て時の正面図を示している。第
4図は、その側面図である。第5図は、その他の
実施例の側面図を示している。第6図は、その完
成折り畳状態を示した正面図である。第7図は、
その組み立て時の側面図であつて、その開口状態
を示している。 1……紙、10,10a……底部、11……底
部内側折曲線、13……起点、14……下端、2
1……左端、22,22a……右端、23,23
a,24,24a……斜め側部内側折曲線、30
……糊代、40……握穴、51……左側部、52
……右側部、61……前部、62……後部、70
……開口部、81……隣接端。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 以下の第1の紙片と第2の紙片依り構成され
    る事を特長とした慶事紙器組立用紙。 上記の第1の紙片と第2の紙片は基本的に
    は;紙片の下方に設けられたものであつてこの
    紙片の両端に水平に伸びた底部内側折曲線、該
    底部内側折曲線から上方に伸びる右端と左端、
    該左端の左側または上記の右端の右側に設けら
    れた側面糊代、上記の底部内側折曲線上であつ
    て上記の右端と左端の内側の対称な2点を起点
    としてそれぞれ上記の右端と左端の頂点にに向
    かつて斜め上方に伸びる一対の斜め側部内側折
    曲線、上記の底部内側折曲線上であつて上記の
    右端と左端から上記の紙片の下端に向けてそれ
    ぞれ伸びる右底部端線と左底部端線、該左底部
    端線の左側または上記の右端の右側に設けられ
    た底部糊代、上記の起点から上記の紙片の下端
    に向けてそれぞれに伸びる底部切り込みで区分
    された各底部紙片より成る。 しかして、上記の第1の紙片と第2の紙片の
    底部内側折曲線からその紙片のそれぞれの下端
    までに区分された各底部紙片の大きさは、上記
    の2つの起点の内側の長さ×この起点の両外側
    の長さを足した長さの四辺形を超えない大きさ
    であつて、且つこの第1の紙片と第2の紙片が
    一方の紙片の糊代が他方の紙片の糊代に対向す
    る箇所に相互に貼り合わされその各折曲線で折
    曲げられた時に、それぞれの底部紙片が共働し
    てその紙器の底辺を埋める大きさである。 (2) 底部紙片が、少なくともその2片が雌雄嵌合
    し他の底部紙片を保持する形状のものであるこ
    とを特徴とした実用新案登録請求の範囲第1項
    に記載の慶事紙器組立用紙。 (3) 第1の紙片と第2の紙片が、その一方の糊代
    を他方の右端または左端およびそこに該当する
    底部紙片であつて糊代を有しない方と一体に形
    成されたもの、すなわち1枚の紙片であること
    を特長とした実用新案登録請求の範囲1に記載
    の慶事紙器組立用紙。 (4) 各紙片の左端と右端が、平行し且底部内側折
    曲線に直角となる形状であることを特長とした
    実用新案登録請求の範囲1に記載の慶事紙器組
    立用紙。 (5) 第1の紙片と第2の紙片の底部が、差し込み
    舌とそれに対向する差し込み舌受け入れ切り込
    みを有することを特長とした実用新案登録請求
    の範囲1に記載の慶事紙器組立用紙。 (6) 各紙片の底部内側折曲線上の起点からその紙
    片の下端に向けられた切り込みの一部または全
    部が、その底部内側折曲線に対し直角である事
    を特長とした実用新案登録請求の範囲1に記載
    の慶事紙器組立用紙。 (7) 各紙片の上端付近の対向する位置に手下げ握
    穴を有したことを特長とした実用新案登録請求
    の範囲1に記載の慶事紙器組立用紙。 (8) 各紙片の斜め側部内側折曲線が、その紙片の
    左端と右端のそれぞれの最上部付近に伸びてい
    ることを特長とした実用新案登録請求の範囲1
    に記載の慶事紙器組立用紙。 (9) 各紙片の斜め側部内側折曲線が、その紙片の
    左端と右端のそれぞれの最上部に伸びているこ
    とを特長とした実用新案登録請求の範囲1に記
    載の慶事紙器組立用紙。
JP5745384U 1984-04-20 1984-04-20 慶事紙器組立用紙 Granted JPS60169158U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5745384U JPS60169158U (ja) 1984-04-20 1984-04-20 慶事紙器組立用紙

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JP5745384U JPS60169158U (ja) 1984-04-20 1984-04-20 慶事紙器組立用紙

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Publication Number Publication Date
JPS60169158U JPS60169158U (ja) 1985-11-09
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ID=30581996

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2538553Y2 (ja) * 1990-03-28 1997-06-18 タマパック 株式会社 容 器
JP2532773Y2 (ja) * 1990-04-24 1997-04-16 タマパック株式会社 容 器
JP4999545B2 (ja) * 2007-05-17 2012-08-15 株式会社フジシールインターナショナル 収納ケース

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JPS60169158U (ja) 1985-11-09

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