JP2000006764A - ワイパモータおよびワイパ装置 - Google Patents

ワイパモータおよびワイパ装置

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JP2000006764A
JP2000006764A JP10171720A JP17172098A JP2000006764A JP 2000006764 A JP2000006764 A JP 2000006764A JP 10171720 A JP10171720 A JP 10171720A JP 17172098 A JP17172098 A JP 17172098A JP 2000006764 A JP2000006764 A JP 2000006764A
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wiper
output shaft
drive
motor
gear
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JP10171720A
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Masaru Ishikawa
川 優 石
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Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑なリンク機構を用いることなく、ふたつ
のワイパブレードに的確に速度差を与えることができる
とともにスペース面で有利になるワイパモータおよびワ
イパ装置を提供する。 【解決手段】 ワイパモータ1のギヤケース5上に、等
速で回転して第1のワイパブレードを作動させる駆動側
出力軸9、駆動側出力軸9に結合された駆動側非円形歯
車10、駆動側非円形歯車10に位相差をもって噛合さ
れた従動側非円形歯車11、従動側非円形歯車11に結
合されて不等速で回転し、第2のワイパブレードを作動
させる従動側出力軸12を備えているワイパモータ1お
よびワイパ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は払拭面をワイパブ
レードで拭うワイパモータおよびワイパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】払拭面をワイパブレードで拭うワイパ装
置のうち、オーバーラップ式のものでは、図8に示され
るようなものが知られている。このようなワイパ装置で
は、等速回転する出力軸81をもつワイパモータ80
と、第1、第2のふたつのワイパブレード82、83の
揺動方向を逆にするためのアイドラ84を設けたリンク
機構85とを用いることによって、図9に示されるよう
に、上側に配置される第1のワイパブレード82と、下
側に配置される第2のワイパブレード83とに速度差を
与えていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したワイパ装置で
は、上側に配置される第1のワイパブレード82は、下
部反転位置から揺動を開始する際に、下側に配置される
第2のワイパブレード83よりも速度が速くなり、上部
反転位置に到達する際に速度が遅くなる。また、上部反
転位置から移動を開始する際に、第2のワイパブレード
83よりも速度が遅くなり、下部反転位置に到達する際
に速度が遅くなる。これに対して、第2のワイパブレー
ド83は、下部反転位置から移動を開始する際に、第1
のワイパブレード82よりも速度が遅くなるが、上部反
転位置に到達する際に速度が速くなる。また、上部反転
位置から移動を開始する際に、第1のワイパブレード8
2よりも速度が速くなり、下部反転位置に到達する際に
遅くなる。そのため、下部反転位置にあっては第1のワ
イパブレード82の反転時に、上部反転位置にあっては
第2のワイパブレード83の反転時に衝撃力が大きくな
り、異音の原因になるという問題点があった。
【0004】また、上記したワイパ装置では、アイドラ
を含むリンク機構により、第1、第2のふたつのワイパ
ブレードに速度差をもたせているため、リンク機構が複
雑になって、大きなスペースが必要になる。そのため、
車体における必要なスペースの面で不利になっていたと
ともに、リンク機構の取付寸法誤差により、第1、第2
のふたつのワイパブレードによる払拭範囲が定まらなく
なるという問題点があり、上記の問題点を解決すること
が課題になっていた。
【0005】
【発明の目的】この発明に係わるワイパモータおよびワ
イパ装置は、複雑なリンク機構を用いることなく、ふた
つのワイパブレードに的確に速度差を与えることができ
るとともに取付寸法誤差があっても払拭範囲が安定し、
必要なスペース面で有利になるワイパモータおよびワイ
パ装置を提供することを目的としている。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わるワイパモータでは、モータヨークと、モータヨーク
内に配置されたマグネットと、モータヨークに結合され
たギヤケースと、マグネットの内周側に配置されてモー
タヨーク、ギヤケースにより回転可能に支持され、通電
より回転するアーマチュアシャフトをもつアーマチュア
と、アーマチュアのアーマチュアシャフトに噛合されて
回転するホイールギヤと、ギヤケース上に回転可能に支
持されているとともに、ホイールギヤに結合されて等速
回転し、第1のワイパブレードを作動させる駆動側出力
軸と、駆動側出力軸に結合された駆動側非円形歯車と、
駆動側非円形歯車に位相差をもって噛合された従動側非
円形歯車と、駆動側出力軸とは独立してギヤケース上に
回転可能に支持され、従動側非円形歯車に結合されて不
等速回転し、第2のワイパブレードを作動させる従動側
出力軸を備えている構成としたことを特徴としている。
【0008】この発明の請求項2に係わるワイパ装置で
は、モータヨークと、モータヨーク内に配置されたマグ
ネットと、モータヨークに結合されたギヤケースと、マ
グネットの内周側に配置されてモータヨーク、ギヤケー
スにより回転可能に支持され、通電より回転するアーマ
チュアシャフトをもつアーマチュアと、アーマチュアの
アーマチュアシャフトに噛合されて回転するホイールギ
ヤと、ギヤケース上に回転可能に支持されているととも
に、ホイールギヤに結合されて等速回転する駆動側出力
軸と、駆動側出力軸に結合された駆動側非円形歯車と、
駆動側非円形歯車に位相差をもって噛合された従動側非
円形歯車と、駆動側出力軸とは独立してギヤケース上に
回転可能に支持され、従動側非円形歯車に結合されて不
等速回転する従動側出力軸をそなえているワイパモータ
と、ワイパモータの駆動側出力軸に結合された第1のモ
ータアームと、一端部が第1のモータアームに回転可能
に結合された第1のリンクコンロッドと、先端部が第1
のリンクコンロッドの他端部に回転可能に結合された第
1のピボットアームと、車体側に回転可能に支持され、
第1のピボットアームの基端部が結合された第1のピボ
ットシャフトと、第1のピボットシャフトに固定された
第1のワイパアームと、第1のワイパアームに装着され
た第1のワイパブレードと、ワイパモータの従動側出力
軸に結合された第2のモータアームと、一端部が第2の
モータアームに回転可能に結合された第2のリンクコン
ロッドと、先端部が第2のリンクコンロッドの他端部に
回転可能に結合された第2のピボットアームと、車体側
に回転可能に支持され、第2のピボットアームの基端部
が結合された第2のピボットシャフトと、第2のピボッ
トシャフトに固定された第2のワイパアームと、第2の
ワイパアームに装着されることにより、下部反転位置か
らの第1の範囲内で第1のワイパブレードよりも速度が
遅くなるとともに、第1の範囲に連続する第2の範囲内
で第1のワイパブレードよりも速度が速くなり、第2の
範囲に連続し、上部反転位置前の第3の範囲内で第1の
ワイパブレードよりも速度が遅くなる一方、上部反転位
置からの第4の範囲内で第1のワイパブレードよりも速
度が遅くなるとともに、第4の範囲に連続する第5の範
囲内で第1のワイパブレードよりも速度が速くなり、第
5の範囲に連続し、下部反転位置前の第6の範囲内で第
1のワイパブレードよりも速度が遅くなる第2のワイパ
ブレードを備えている構成としている。
【0009】この発明の請求項3に係わるワイパモータ
およびワイパ装置では、ワイパモータの駆動側非円形歯
車、従動側非円形歯車には、楕円歯車がそれぞれ用いら
れており、第1、第2のワイパブレードが下部反転位置
にあるときに駆動側非円形歯車の短径側に従動側非円形
歯車の長径側が噛合することにより、第2のワイパブレ
ードが上部反転位置に到達するまでの間に駆動側出力軸
が半回転することによって、従動側出力軸は、駆動側出
力軸よりも遅い回転、駆動側出力軸よりも速い回転、駆
動側出力軸よりも遅い回転を順次行う一方、第2のワイ
パブレードが下部反転位置に到達するまでの間に駆動側
出力軸がさらに半回転することによって、従動側出力軸
は、駆動側出力軸よりも遅い回転、駆動側出力軸よりも
速い回転、駆動側出力軸よりも遅い回転を順次行う構成
としたことを特徴としている。
【0010】この発明の請求項4に係わるワイパモータ
およびワイパ装置では、ワイパモータのギヤケースに
は、駆動側出力軸を回転可能に支持する駆動側出力軸支
持部が形成されているとともに、ギヤケースとは独立し
た支持板が固定されており、この支持板には、従動側出
力軸を回転可能に支持する従動側出力軸支持部が形成さ
れている構成としたことを特徴としている。
【0011】
【発明の作用】この発明の請求項1、2、3、4に係わ
るワイパモータおよびワイパ装置において、ワイパモー
タの従動側出力軸は、ギヤケース上で駆動側非円形歯車
に噛み合う従動側非円形歯車により速度差を与えられて
不等速回転する。それ故、従来のもののように、リンク
機構により速度差を得ずに、ワイパモータで駆動側出力
軸、従動側出力軸に速度差が与えられる。
【0012】
【実施例】図1ないし図7には、この発明に係わるワイ
パモータおよびワイパ装置の一実施例が示されており、
図1、図2、図3、図4、図5はワイパモータの構造図
であり、図6はワイパ装置の構造図である。
【0013】図示するワイパモータ1は、主として、モ
ータヨーク2、第1、第2のマグネット3、4、ギヤケ
ース5、アーマチュア6、ホイールギヤ7、支持板8、
駆動側出力軸9、駆動側非円形歯車10、従動側非円形
歯車11、従動側出力軸12から構成されており、この
ワイパモータ1が用いられるワイパ装置50は、第1の
モータアーム51、第2のモータアーム52、第1のリ
ンクコンロッド53、第2のリンクコンロッド54、第
1のピボットアーム55、第2のピボットアーム56、
第1のピボットシャフト57、第2のピボットシャフト
58、第1のワイパアーム59、第2のワイパアーム6
0、第1のワイパブレード61、第2のワイパブレード
62から構成されている。
【0014】モータヨーク2には、図3に示されるよう
に、円筒形にされたモータヨーク本体2a、このモータ
ヨーク本体2aの一端部を閉塞するエンドキャップ2b
がそれぞれ備えられており、モータヨーク本体2aの内
周部には、第1、第2のマグネット3、4がそれぞれ固
定されている。第1、第2のマグネット3、4は内周側
にN極、S極の磁力を発生する。エンドキャップ2bの
内側には、第1の軸受13が取付けられている。第1の
軸受13はアーマチュア6に備えられたアーマチュアシ
ャフト14の一端側を回転可能に支持する。
【0015】モータヨーク2の開放側の他端部は、ギヤ
ケース5にビス15によってねじ止められている。第
1、第2のマグネット3、4の内周側には、アーマチュ
ア6が配置されている。アーマチュア6にはアーマチュ
アシャフト14が備えられており、このアーマチュアシ
ャフト14上に、アーマチュアコア16、コンミュテー
タ17がそれぞれ固定されている。アーマチュアコア1
6には、予め定められたスロット数に対応した数の巻回
部16aが形成され、コンミュテータ17には、アーマ
チュアコア16の巻回部16aと同数のコンミュテータ
片17aが備えられている。そして、アーマチュア6に
は、アーマチュアコア16の巻回部16aに巻回されて
コンミュテータ片17aに電気的に接続されたアーマチ
ュアコイル18が備えられている。
【0016】アーマチュアシャフト14の他端側は、ギ
ヤケース5に形成されたシャフト孔5a内に挿通され
て、このシャフト孔5a内に取付けられた第2の軸受1
9によって回転可能に支持されている。また、アーマチ
ュアシャフト14の他端部には、第1のウオーム14
a、第2のウオーム14bがそれぞれ形成され、第1の
ウオーム14a、第2のウオーム14bがギヤケース5
に形成されたギヤ収容部5b内に配置されている。そし
て、第1のウオーム14aがギヤ収容部5b内に回転可
能に支持された第1の中間ギヤ20の大径歯部20aに
噛合され、第2のウオーム14bがギヤ収容部5b内で
第1の中間ギヤ20とは異なる位置に回転可能に支持さ
れた第2の中間ギヤ21の大径歯部21aに噛合されて
いる。
【0017】第1の中間ギヤ20には、大径歯部20a
と小径歯部20bとが形成され、第2の中間ギヤ21に
は、大径歯部21aと小径歯部21bとが形成されてお
り、第1、第2の中間ギヤ20、21の小径歯部20
b、21bがホイールギヤ7にそれぞれ噛み合ってい
る。
【0018】ホイールギヤ7は、図5に示されるよう
に、ギヤケース5に形成された駆動側出力軸支持部5d
の下方に配置されて、ギヤケース5のギヤ収容部5b内
に収容されている。駆動側出力軸支持部5dには、内側
に第3の軸受32、第4の軸受33がそれぞれ取付けら
れており、第3、第4の軸受32、33内に駆動側出力
軸9が挿通されている。そして、駆動側出力軸9の基端
部がホイールギヤ7の中心に圧入固定されていることに
よって、ホイールギヤ7がギヤ収容部5b内で回転可能
に支持されている。駆動側出力軸9の先端部は、ギヤケ
ース5の上方側に突出している。
【0019】アーマチュア6のコンミュテータ17の外
側には、図3に示されるように、ホルダベース22が固
定されており、このホルダベース22上で、3個のブラ
シボックス23、24、25内に3個のブラシばね2
6、27、28と3個のブラシ29、30、31がそれ
ぞれ収容されている。3個のブラシ29、30、31
は、3個のブラシばね26、27、28によってコンミ
ュテータ17のコンミュテータ片17aにそれぞれ電気
的に接続可能に押圧されている。
【0020】3個のブラシ29、30、31は、図示し
ないターミナルにそれぞれ電気的に接続されており、タ
ーミナルのそれぞれがギヤケース5の下面に形成された
コネクタ部5cまで延長されている。そして、コネクタ
部5cに外部配線のコネクタが嵌着されることによっ
て、3個のブラシ29、30、31がワイパ制御回路に
電気的に接続される。
【0021】アーマチュア6は、図示しないワイパスイ
ッチが低速モードに切換えられることによって、ワイパ
制御回路より3個のブラシ29、30、31のうちの低
速用のブラシ29、30に電源の電流が供給されると、
ブラシ29、コンミュテータ片17a、アーマチュアコ
イル18、コンミュテータ片17a、ブラシ30に電流
が流れて、アーマチュアコイル18より磁力が発生し、
アーマチュアコイル18が発生した磁力と第1、第2の
マグネット3、4が発生している磁力とによりアーマチ
ュアシャフト14とともに低速で回転する。アーマチュ
アシャフト14が低速で回転することによって、第1、
第2のウオーム14a、14bを介して第1、第2の中
間ギヤ20、21が低速で回転し、第1、第2の中間ギ
ヤ20、21の低速回転によって、ホイールギヤ7とと
もに駆動側出力軸9が低速で回転する。このとき、駆動
側出力軸9は等速で回転する。
【0022】上記に反して、アーマチュア6は、図示し
ないワイパスイッチが高速モードに切換えられることに
よって、ワイパ制御回路より3個のブラシ29、30、
31のうちの高速用のブラシ29、31に電源の電流が
供給されると、ブラシ29、コンミュテータ片17a、
アーマチュアコイル18、コンミュテータ片17a、ブ
ラシ31に電流が流れて、アーマチュアコイル18より
磁力が発生し、アーマチュアコイル18が発生した磁力
と第1、第2のマグネット3、4が発生している磁力と
によりアーマチュアシャフト14とともに高速で回転す
る。アーマチュアシャフト14が高速で回転することに
よって、第1、第2のウオーム14a、14bを介して
第1、第2の中間ギヤ20、21が高速で回転し、第
1、第2の中間ギヤ20、21の高速回転によって、ホ
イールギヤ7とともに駆動側出力軸9が高速で回転す
る。このとき、駆動側出力軸9は等速で回転する。
【0023】一方、ギヤケース5上には、支持板8が配
置されている。支持板8は、略平行四辺形の外観をもつ
ものとして形成されており、図4に示されるように、板
状をなす支持板本体8aの一方側に、丸孔の駆動側出力
軸挿通部8bが形成されているとともに、支持板本体8
aの他方側に、この支持板本体8aから図中下方に向け
円筒形にして突出された従動側出力軸支持部8cが形成
されている。支持板8は、ギヤケース4に形成された支
持板取付部5eにビス34がねじ込まれることによって
ギヤケース4上に固定されている。
【0024】支持板8の従動側出力軸支持部8cには、
図4に示されるように、内側に第5の軸受35、第6の
軸受36がそれぞれ取付けられており、第5、第6の軸
受35、36内に従動側出力軸12が挿通されている。
従動側出力軸12は、基端部が間隙部材37によって抜
け止めされているとともに、先端部が支持板8の上面8
dから上方に突出して第5、第6の軸受35、36によ
り回転可能に支持されている。このとき、駆動側出力軸
9の先端部は、駆動側出力軸挿通部8bを通って支持板
8の上面8dから上方に突出して配置されているから、
支持板8上に、駆動側出力軸9、従動側出力軸12がそ
れぞれ突出して配置されている。
【0025】駆動側出力軸9には、駆動側非円形歯車1
0が同軸にして固定され、従動側出力軸12には、駆動
側非円形歯車10に噛合された従動側非円形歯車11が
同軸にして固定されている。駆動側非円形歯車10、従
動側非円形歯車11は、いずれも同一の楕円歯車であっ
て、図2に示されるように、駆動側非円形歯車10に
は、長さR1の長径部10aと、長さR2の短径部10
bとを有し、従動側非円形歯車11には、長さR3の長
径部11aと、長さR4の短径部11bとを有する。
【0026】そして、駆動側非円形歯車10、従動側非
円形歯車11は、互いに噛み合いながら回転する際に、
駆動側非円形歯車10の長径部10aが従動側非円形歯
車11の短径部11bに、駆動側非円形歯車10の短径
部10bが従動側非円形歯車11の長径部11aにそれ
ぞれ噛み合う。このとき、後述するワイパ装置50で
は、第1、第2のワイパブレード61、62が下部反転
位置A1、A2にそれぞれあるときに駆動側非円形歯車
10の短径部10bが従動側非円形歯車11の長径部1
1aに噛み合うようにしている。
【0027】従動側非円形歯車11は、駆動側出力軸9
が回転することにより等速で回転する駆動側非円形歯車
10に噛み合いながら不等速で回転することによって従
動側出力軸12を不等速で回転させる機能をもつ。駆動
側非円形歯車10と従動側非円形歯車11との噛み合い
により、駆動側出力軸9が一回転する間の従動側出力軸
12は、不等速の回転運動を行うことによって、図7に
示されるように、上側に配置される第1のワイパブレー
ド61と、下側に配置される第2のワイパブレード62
とに速度差を与えることができる。
【0028】従動側出力軸12は、図7に示されるよう
に、駆動側出力軸9が0度から約60度まで回転する間
には駆動側出力軸9よりも回転速度が遅くなり、駆動側
出力軸9が約60度から約120度まで回転する間には
駆動側出力軸9よりも回転速度が早くなり、駆動側出力
軸9が約120度から180度まで回転する間には駆動
側出力軸9よりも回転速度が遅くなる。
【0029】そして、従動側非円形歯車11は、駆動側
出力軸9が180度から約240度まで回転する間には
駆動側出力軸9よりも遅くなり、駆動側出力軸9が約2
40度から約300度まで回転する間には駆動側出力軸
9よりも速くなり、駆動側出力軸9が約300度から3
60度まで回転する間には駆動側出力軸9よりも遅くな
る。従動側非円形歯車11は、駆動側出力軸9の一回転
毎に駆動側非円形歯車10の同一の位置で噛み合う。従
動側出力軸12は、駆動側出力軸9が一回転する毎に、
上記の関係で不等速回転する。
【0030】このような構造をもつワイパモータ1は、
図6に示すワイパ装置50に用いられている。ワイパモ
ータ1の駆動側出力軸9の先端部には、ナット38がね
じ込まれることによって第1のモータアーム51の基端
部が固定される一方、ワイパモータ1の従動側出力軸1
2の先端部には、ナット39がねじ込まれることによっ
て第2のモータアーム52の基端部が固定されている。
【0031】第1のモータアーム51の先端部には、第
1のボールピン63が固定されており、この第1のボー
ルピン63に、第1のリンクコンロッド53の一端部に
取付けられた第1のボールリテーナ64が球面対偶を介
して嵌合されている。そして、第1のリンクコンロッド
53の他端部に取付けられた第2のボールリテーナ65
に図示しない第2のボールピンが球面対偶を介して嵌合
されている。第2のボールピンは第1のピボットアーム
55の先端部に固定されており、第1のピボットアーム
55の基端部が第1のピボットシャフト57の基端部に
固定されている。
【0032】第1のピボットシャフト57は図示しない
ダッシュアッパパネル等の車体パネルに回転可能に支持
されていて、先端部が車体パネルの外側に突出してお
り、車体パネルから突出した第1のピボットシャフト5
7の先端部に第1のワイパアーム59の基端部がねじ止
めされている。そして、第1のワイパアーム59の先端
部に第1のワイパブレード61が装着されている。第1
のワイパブレード61は、払拭面上の下部反転位置A1
と上部反転位置B1とのあいだを払拭作動する。
【0033】一方、第2のモータアーム52の先端部に
は、第3のボールピン66が固定されており、この第3
のボールピン66に、第2のリンクコンロッド54の一
端部に取付けられた第3のボールリテーナ67が球面対
偶を介して嵌合されている。そして、第2のリンクコン
ロッド54の他端部に取付けられた第4のボールリテー
ナ68に図示しない第4のボールピンが球面対偶を介し
て嵌合されている。第4のボールピンは第2のピボット
アーム56の先端部に固定されており、第2のピボット
アーム56の基端部が第2のピボットシャフト58の基
端部に固定されている。
【0034】第2のピボットシャフト58は、第1のピ
ボットシャフト57から離れた位置で図示しないダッシ
ュアッパパネル等の車体パネルに回転可能に支持されて
いて、先端部が車体パネルの外側に突出しており、車体
パネルから突出した第2のピボットシャフト58の先端
部に第2のワイパアーム60の基端部がねじ止めされて
いる。そして、第2のワイパアーム60の先端部に第2
のワイパブレード62が装着されている。第2のワイパ
ブレード62は、第1のワイパブレード61の下部反転
位置A1よりも下方の下部反転位置A2と上部反転位置
B2とのあいだを払拭作動する。すなわち、第2のワイ
パブレード62は、作動前の下部反転位置A2におい
て、第1のワイパブレード61の下側に配置される。
【0035】このようなワイパ装置50では、作動が行
われていないとき、第1のワイパブレード61が下部反
転位置A1にあり、第2のワイパブレード62が第1の
ワイパブレード62の下方の下部反転位置A2にある。
そこで、ワイパスイッチが低速モードに切換えられて、
ワイパ制御回路よりワイパモータ1の低速用のブラシ2
9、30に電源の電流が供給されることにより、駆動側
出力軸9が低速で等速回転をし始めると、駆動側非円形
歯車10も駆動側出力軸9とともに低速で回転をし始め
る。そして、駆動側非円形歯車10が低速で回転をし始
めることによって、従動側非円形歯車11が低速で回転
をし始め、従動側出力軸12が低速で回転をし始める。
【0036】駆動側出力軸9が回転をし始めることによ
って、第1のモータアーム51も回転し、第1のモータ
アーム51の回転により、第1のリンクコンロッド53
を介して第1のピボットアーム55が回動を始め、第1
のピボットアーム55が回動を始めることにより、第1
のワイパアーム59を介して第1のワイパブレード61
が下部反転位置A1から離れて上部反転位置B1に向け
揺動を始める。
【0037】駆動側出力軸9が回転をし始めると同時
に、従動側出力軸12も回転をし始めるから、第2のモ
ータアーム52も回転し、第2のモータアーム52の回
転により、第2のリンクコンロッド54を介して第2の
ピボットアーム56が回動を始め、第2のピボットアー
ム56が回動を始めることにより、第2のワイパアーム
60を介して第2のワイパブレード62が下部反転位置
A2から離れて上部反転位置B2に向け往動を始める。
【0038】第1のワイパブレード61が下部反転位置
A1を離れて上部反転位置B1に向けて揺動する間、す
なわち、駆動側出力軸9が0度から約60度まで回転す
る間に、従動側出力軸12の回転が駆動側出力軸9より
も遅くなるから、下部反転位置A2からの第1の範囲θ
1内で第2のワイパブレード62が第1のワイパブレー
ド61よりも遅い速度で往動を行う。このとき、第2の
ワイパブレード62が第1のワイパブレード61よりも
遅い速度で下部反転位置A1から離れるため、第2のワ
イパブレード62が第1のワイパブレード61に衝突す
ることがない。
【0039】第1のワイパブレード61が上部反転位置
B1に向け往動する間、すなわち、駆動側出力軸9が約
60度から約120度まで回転する間に、従動側出力軸
12の回転が駆動側出力軸9よりも遅くなるから、第1
の範囲θ1に連続する第2の範囲θ2内で第2のワイパ
ブレード62が第1のワイパブレード61よりも遅い速
度で往動を行う。
【0040】第1のワイパブレード61が上部反転位置
B1に向け往動する間、すなわち、駆動側出力軸9が約
120度から180度まで回転する間に従動側出力軸1
2の回転が駆動側出力軸9よりも遅くなるから、第2の
範囲θ2に連続する第3の範囲θ3内で第2のワイパブ
レード62が第1のワイパブレード61よりも遅い速度
で往動を行い、第1のワイパブレード61が上部反転位
置B1に到達したと同時に、第2のワイパブレード62
が上部反転位置B2に到達する。このとき、上部反転位
置B2に到達する際の第2のワイパブレード62は速度
が遅くなっているから、反転時の衝撃力が大きくなるこ
とがない。
【0041】そして、第1のワイパブレード61が上部
反転位置B1で反転して下部反転位置A1に向けて復動
する間、すなわち、駆動側出力軸9が180度から約2
40度まで回転する間に、従動側出力軸12の回転が駆
動側出力軸9よりも速くなるから、上部反転位置B2か
らの第1の範囲θ4内で第2のワイパブレード62が第
1のワイパブレード61よりも速い速度で復動を行う。
【0042】第1のワイパブレード61が下部反転位置
A1に向け往動する間、すなわち、駆動側出力軸9が約
240度から約300度まで回転する間に、従動側出力
軸12の回転が駆動側出力軸9よりも速くなるから、第
4の範囲θ4に連続する第5の範囲θ5内で第2のワイ
パブレード62が第1のワイパブレード61よりも速い
速度で復動を行う。
【0043】第1のワイパブレード61が下部反転位置
A1に向けて揺動する間、すなわち、駆動側出力軸9が
約300度から360度まで回転する間に、従動側出力
軸12の回転が駆動側出力軸9よりも遅くなるから、第
5の範囲θ5に連続する第6の範囲θ6内で第2のワイ
パブレード62が第1のワイパブレード61よりも遅い
速度で復動を行い、第1のワイパブレード61が下部反
転位置A1に到達したと同時に第2のワイパブレード6
2が下部反転位置A2に到達する。第2のワイパブレー
ド62は、回動速度が遅くなっているため、下部反転位
置A2に到達時の衝撃力が大きくなることがない。尚、
このとき、第1のワイパブレード61と、第2のワイパ
ブレード62とは、互いに衝突することがないように配
置されている。
【0044】そして、ワイパスイッチが低速モードに切
換えられている間は、上記の動作が繰り返し行われ、ワ
イパスイッチがオフ切換えされると、図示しないワイパ
定位置停止スイッチにより、第1、第2のワイパブレー
ド61、62が下部反転位置A1、A2にそれぞれ戻る
まで、ワイパモータ1の低速用のブラシ29、30に電
源の電流が供給され続け、その後に、第1、第2のワイ
パブレード61、62が下部反転位置A1、A2にそれ
ぞれ戻ったところで、ワイパモータ1の低速用のブラシ
29、30への通電がカットオフされ、第1、第2のワ
イパブレード61、62が下部反転位置A1、A2でそ
れぞれ停止する。
【0045】ワイパスイッチが高速モードに切換えられ
ることによって、ワイパ制御回路よりワイパモータ1の
高速用のブラシ29、31に電源の電流が供給された場
合、駆動側出力軸9が高速で等速回転し、従動側出力軸
12が高速で不等速回転して、第1、第2のワイパブレ
ード61、62が上記と同様にして高速で下部反転位置
A1、A2および上部反転位置B1、B2のあいだを往
復動する。
【0046】上述したように、このようなワイパ装置5
0では、ワイパモータ1に備えられた駆動側非円形歯車
10と従動側非円形歯車11との組み合わせにより、第
2のワイパブレード62が上部反転位置B2および下部
反転位置A2に到達する際の速度が遅くなるから、反転
時に衝撃力が大きくなることがない。また、第1、第2
のワイパブレード61、62に速度差を与えるための機
構がワイパモータ1に備えられているため、従来のもの
のように、大きなスペースを必要とする複雑なリンク機
構を用いる必要がない。
【0047】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1、2、3、4に係わるワイパモータおよびワイパ
装置によれば、ワイパモータの従動側出力軸は、ギヤケ
ース上で駆動側非円形歯車に噛み合う従動側非円形歯車
により速度差を与えられて不等速回転する。それ故、従
来のもののように、リンク機構により速度差を得ずに、
ワイパモータで駆動側出力軸、従動側出力軸に速度差が
与えられる。よって、複雑なリンク機構を用いることな
く、ふたつのワイパブレードに的確に速度差を与えるこ
とができるので、ふたつのワイパブレードが互いに干渉
することがないとともに、ワイパモータおよびワイパ装
置による払拭範囲が安定し、且つ、ワイパモータおよび
ワイパ装置の設置のためのスペース面で有利になるとい
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるワイパモータおよびワイパ装
置の一実施例においてのワイパ装置のワイパアームとリ
ンクコンロッドとを取付けたワイパモータの駆動側出力
軸および従動側出力軸の回転位置がそれぞれ0度のとき
の平面図である。
【図2】図1に示したワイパモータにおいて駆動側出力
軸および従動側出力軸の回転位置がほぼ90度のときの
リンクコンロッドを取り外した平面図である。
【図3】図1に示したワイパモータの内部構造を説明す
る断面図である。
【図4】図1に示したワイパモータにおいて駆動側非円
形歯車、従動側非円形歯車まわりを断面にした正面図で
ある。
【図5】図1に示したワイパモータにおいての駆動側出
力軸まわりの断面図である。
【図6】図1に示したワイパモータを用いたワイパ装置
の全体概略図である。
【図7】図6に示したワイパ装置においてのワイパブレ
ードの動作説明図である。
【図8】従来のワイパ装置の概略図である。
【図9】従来のワイパ装置においてのワイパブレードの
動作説明図である。
【符号の説明】
1 ワイパモータ 2 モータヨーク 3 (マグネット)第1のマグネット 4 (マグネット)第2のマグネット 5 ギヤケース 5d 駆動側出力軸支持部 6 アーマチュア 7 ホイールギヤ 8 支持板 8c 従動側出力軸支持部 9 駆動側出力軸 10 駆動側非円形歯車 11 従動側非円形歯車 12 従動側出力軸 14 アーマチュアシャフト 50 ワイパ装置 51 第1のモータアーム 52 第2のモータアーム 53 第1のリンクコンロッド 54 第2のリンクコンロッド 55 第1のピボットアーム 56 第2のピボットアーム 57 第1のピボットシャフト 58 第2のピボットシャフト 59 第1のワイパアーム 60 第2のワイパアーム 61 第1のワイパブレード 62 第2のワイパブレード θ1 第1の範囲 θ2 第2の範囲 θ3 第3の範囲 θ4 第4の範囲 θ5 第5の範囲 θ6 第6の範囲

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータヨークと、 上記モータヨーク内に配置されたマグネットと、 上記モータヨークに結合されたギヤケースと、 上記マグネットの内周側に配置されて上記モータヨー
    ク、上記ギヤケースにより回転可能に支持され、通電よ
    り回転するアーマチュアシャフトをもつアーマチュア
    と、 上記アーマチュアのアーマチュアシャフトに噛合されて
    回転するホイールギヤと、 上記ギヤケース上に回転可能に支持されているととも
    に、上記ホイールギヤに結合されて等速回転し、第1の
    ワイパブレードを作動させる駆動側出力軸と、 上記駆動側出力軸に結合された駆動側非円形歯車と、 上記駆動側非円形歯車に位相差をもって噛合された従動
    側非円形歯車と、 上記駆動側出力軸とは独立して上記ギヤケース上に回転
    可能に支持され、上記従動側非円形歯車に結合されて不
    等速回転し、第2のワイパブレードを作動させる従動側
    出力軸を備えていることを特徴とするワイパモータ。
  2. 【請求項2】 モータヨークと、 上記モータヨーク内に配置されたマグネットと、 上記モータヨークに結合されたギヤケースと、 上記マグネットの内周側に配置されて上記モータヨー
    ク、上記ギヤケースにより回転可能に支持され、通電よ
    り回転するアーマチュアシャフトをもつアーマチュア
    と、 上記アーマチュアのアーマチュアシャフトに噛合されて
    回転するホイールギヤと、 上記ギヤケース上に回転可能に支持されているととも
    に、上記ホイールギヤに結合されて等速回転する駆動側
    出力軸と、 上記駆動側出力軸に結合された駆動側非円形歯車と、 上記駆動側非円形歯車に位相差をもって噛合された従動
    側非円形歯車と、 上記駆動側出力軸とは独立して上記ギヤケース上に回転
    可能に支持され、上記従動側非円形歯車に結合されて不
    等速回転する従動側出力軸をそなえているワイパモータ
    と、 上記ワイパモータの駆動側出力軸に結合された第1のモ
    ータアームと、 一端部が上記第1のモータアームに回転可能に結合され
    た第1のリンクコンロッドと、 先端部が上記第1のリンクコンロッドの他端部に回転可
    能に結合された第1のピボットアームと、 車体側に回転可能に支持され、上記第1のピボットアー
    ムの基端部が結合された第1のピボットシャフトと、 上記第1のピボットシャフトに固定された第1のワイパ
    アームと、 上記第1のワイパアームに装着された第1のワイパブレ
    ードと、 上記ワイパモータの従動側出力軸に結合された第2のモ
    ータアームと、 一端部が上記第2のモータアームに回転可能に結合され
    た第2のリンクコンロッドと、 先端部が上記第2のリンクコンロッドの他端部に回転可
    能に結合された第2のピボットアームと、 車体側に回転可能に支持され、上記第2のピボットアー
    ムの基端部が結合された第2のピボットシャフトと、 上記第2のピボットシャフトに固定された第2のワイパ
    アームと、 上記第2のワイパアームに装着されることにより、下部
    反転位置からの第1の範囲内で上記第1のワイパブレー
    ドよりも速度が遅くなるとともに、該第1の範囲に連続
    する第2の範囲内で該第1のワイパブレードよりも速度
    が速くなり、該第2の範囲に連続し、上部反転位置前の
    第3の範囲内で該第1のワイパブレードよりも速度が遅
    くなる一方、上部反転位置からの第4の範囲内で該第1
    のワイパブレードよりも速度が遅くなるとともに、該第
    4の範囲に連続する第5の範囲内で該第1のワイパブレ
    ードよりも速度が速くなり、該第5の範囲に連続し、下
    部反転位置前の第6の範囲内で該第1のワイパブレード
    よりも速度が遅くなる第2のワイパブレードを備えてい
    ることを特徴とするワイパ装置。
  3. 【請求項3】 ワイパモータの駆動側非円形歯車、従動
    側非円形歯車には、楕円歯車がそれぞれ用いられてお
    り、第1、第2のワイパブレードが下部反転位置にある
    ときに駆動側非円形歯車の短径側に従動側非円形歯車の
    長径側が噛合することにより、第2のワイパブレードが
    上部反転位置に到達するまでの間に駆動側出力軸が半回
    転することによって、従動側出力軸は、駆動側出力軸よ
    りも遅い回転、駆動側出力軸よりも速い回転、駆動側出
    力軸よりも遅い回転を順次行う一方、第2のワイパブレ
    ードが下部反転位置に到達するまでの間に駆動側出力軸
    がさらに半回転することによって、従動側出力軸は、駆
    動側出力軸よりも遅い回転、駆動側出力軸よりも速い回
    転、駆動側出力軸よりも遅い回転を順次行うことを特徴
    とする請求項1、2に記載のワイパモータおよびワイパ
    装置。
  4. 【請求項4】 ワイパモータのギヤケースには、駆動側
    出力軸を回転可能に支持する駆動側出力軸支持部が形成
    されているとともに、ギヤケースとは独立した支持板が
    固定されており、この支持板には、従動側出力軸を回転
    可能に支持する従動側出力軸支持部が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1、2、3に記載のワイパモータ
    およびワイパ装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200452138Y1 (ko) 2009-04-24 2011-02-08 (주)유씨알 양방향성 기어드모터
KR200452667Y1 (ko) * 2009-05-08 2011-03-16 동아전기부품 주식회사 듀얼 액추에이터
KR101021601B1 (ko) * 2009-06-02 2011-03-17 동아전기부품 주식회사 듀얼 액추에이터
KR101080301B1 (ko) 2010-03-05 2011-11-04 동아전기부품 주식회사 듀얼 액추에이터
WO2017122643A1 (ja) * 2016-01-14 2017-07-20 アスモ株式会社 車両用ワイパ装置及び車両用ワイパ装置の制御方法

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