JP2001001867A - ワイパ装置 - Google Patents
ワイパ装置Info
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- JP2001001867A JP2001001867A JP11174314A JP17431499A JP2001001867A JP 2001001867 A JP2001001867 A JP 2001001867A JP 11174314 A JP11174314 A JP 11174314A JP 17431499 A JP17431499 A JP 17431499A JP 2001001867 A JP2001001867 A JP 2001001867A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiper
- bearing
- armature
- brush
- speed
- Prior art date
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- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
- Dc Machiner (AREA)
- Control Of Direct Current Motors (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 低速作動時と高速作動時とでワイパブレード
の速度差を明確にすることができるワイパ装置を提供す
る。 【解決手段】 ブラシ49、48から低速用の電流が供
給された際にアーマチュアシャフト47と第2の軸受4
3とのあいだに生ずる軸受荷重が大きくなる第1の回転
方向へホイールギヤ55が回転され、且つ、ブラシ4
8、50から高速用の電流が供給された際に軸受荷重が
小さくなる第2の回転方向へホイールギヤ55が回転さ
れるワイパモータ2を備えたワイパ装置1。
の速度差を明確にすることができるワイパ装置を提供す
る。 【解決手段】 ブラシ49、48から低速用の電流が供
給された際にアーマチュアシャフト47と第2の軸受4
3とのあいだに生ずる軸受荷重が大きくなる第1の回転
方向へホイールギヤ55が回転され、且つ、ブラシ4
8、50から高速用の電流が供給された際に軸受荷重が
小さくなる第2の回転方向へホイールギヤ55が回転さ
れるワイパモータ2を備えたワイパ装置1。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はワイパを動かすワ
イパモータを備えたワイパ装置に関する。
イパモータを備えたワイパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワイパを動かすワイパモータを備えたワ
イパ装置としては、ワイパモータに備えられたアーマチ
ュアに低速用の電流が供給されると、アーマチュアに備
えられたアーマチュアシャフトが低速で回転して、アー
マチュアシャフトに減速機構を介して結合されたホイー
ルギヤが出力軸とともに低速で回転し、出力軸の低速回
転により、ワイパブレードが低速で払拭面を拭う。これ
とは異なり、アーマチュアに高速用の電流が供給される
と、アーマチュアシャフトが高速で回転して、ホイール
ギヤが出力軸とともに高速で回転し、出力軸の高速回転
によって、ワイパブレードが高速で払拭面を拭うものが
知られている。
イパ装置としては、ワイパモータに備えられたアーマチ
ュアに低速用の電流が供給されると、アーマチュアに備
えられたアーマチュアシャフトが低速で回転して、アー
マチュアシャフトに減速機構を介して結合されたホイー
ルギヤが出力軸とともに低速で回転し、出力軸の低速回
転により、ワイパブレードが低速で払拭面を拭う。これ
とは異なり、アーマチュアに高速用の電流が供給される
と、アーマチュアシャフトが高速で回転して、ホイール
ギヤが出力軸とともに高速で回転し、出力軸の高速回転
によって、ワイパブレードが高速で払拭面を拭うものが
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のワイパ装置で
は、降雨の量が多く、払拭面に対する摩擦抵抗が小さい
ワイパブレードの低負荷時には、出力軸の低速回転、高
速回転の回転数差が大きくなることによってワイパブレ
ードの低速作動時、高速作動時の作動速度差が明確にな
るが、降雨の量が少なく、払拭面に対する摩擦抵抗が大
きいワイパブレードの高負荷時には、低速回転、高速回
転の回転数差が大きくならず、その結果、ワイパブレー
ドの速度差が明確にならずに、使用者に不信感を抱かせ
るおそれがあるという問題点があった。
は、降雨の量が多く、払拭面に対する摩擦抵抗が小さい
ワイパブレードの低負荷時には、出力軸の低速回転、高
速回転の回転数差が大きくなることによってワイパブレ
ードの低速作動時、高速作動時の作動速度差が明確にな
るが、降雨の量が少なく、払拭面に対する摩擦抵抗が大
きいワイパブレードの高負荷時には、低速回転、高速回
転の回転数差が大きくならず、その結果、ワイパブレー
ドの速度差が明確にならずに、使用者に不信感を抱かせ
るおそれがあるという問題点があった。
【0004】
【発明の目的】この発明に係わるワイパ装置は、低速作
動時と高速作動時とでワイパブレードの速度差を明確に
することができるワイパ装置を提供することを目的とし
ている。
動時と高速作動時とでワイパブレードの速度差を明確に
することができるワイパ装置を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わるワイパ装置では、モータケースと、モータケースの
一端部に取付けられた第1の軸受と、モータケースの他
端部に結合されたギヤケースと、ギヤケースに取付けら
れた第2の軸受と、モータケースの内側に配置されたマ
グネットと、一端部が第1の軸受により回転可能に支持
され、中央部が第2の軸受により回転可能に支持された
アーマチュアシャフトをもち、マグネットの内周部に配
置されたアーマチュアと、アーマチュアに対し、低速用
の電流、高速用の電流をそれぞれ供給可能なブラシと、
アーマチュアシャフトの他端部にそれぞれ形成され、第
2の軸受により片持で支持された第1、第2のウオーム
シャフトと、第1のウオームシャフトに噛合された第1
のカウンタギヤと、第2のウオームシャフトに噛合され
た第2のカウンタギヤと、第1、第2のカウンタギヤに
噛合されたホイールギヤと、ホイールギヤに結合されて
いるとともにワイパに連結される出力軸を備え、アーマ
チュアは、ブラシから低速用の電流が供給された際にア
ーマチュアシャフトと第2の軸受とのあいだに生ずる軸
受荷重が大きくなる第1の回転方向へホイールギヤを回
転させ、且つ、ブラシから高速用の電流が供給された際
に軸受荷重が小さくなる第2の回転方向へホイールギヤ
を回転させるワイパモータを備えている構成としたこと
を特徴としている。
わるワイパ装置では、モータケースと、モータケースの
一端部に取付けられた第1の軸受と、モータケースの他
端部に結合されたギヤケースと、ギヤケースに取付けら
れた第2の軸受と、モータケースの内側に配置されたマ
グネットと、一端部が第1の軸受により回転可能に支持
され、中央部が第2の軸受により回転可能に支持された
アーマチュアシャフトをもち、マグネットの内周部に配
置されたアーマチュアと、アーマチュアに対し、低速用
の電流、高速用の電流をそれぞれ供給可能なブラシと、
アーマチュアシャフトの他端部にそれぞれ形成され、第
2の軸受により片持で支持された第1、第2のウオーム
シャフトと、第1のウオームシャフトに噛合された第1
のカウンタギヤと、第2のウオームシャフトに噛合され
た第2のカウンタギヤと、第1、第2のカウンタギヤに
噛合されたホイールギヤと、ホイールギヤに結合されて
いるとともにワイパに連結される出力軸を備え、アーマ
チュアは、ブラシから低速用の電流が供給された際にア
ーマチュアシャフトと第2の軸受とのあいだに生ずる軸
受荷重が大きくなる第1の回転方向へホイールギヤを回
転させ、且つ、ブラシから高速用の電流が供給された際
に軸受荷重が小さくなる第2の回転方向へホイールギヤ
を回転させるワイパモータを備えている構成としたこと
を特徴としている。
【0007】この発明の請求項2に係わるワイパ装置で
は、モータケースと、モータケースの一端部に取付けら
れた第1の軸受と、モータケースの他端部に結合された
ギヤケースと、ギヤケースに取付けられた第2の軸受
と、モータケースの内側に配置されたマグネットと、一
端部が第1の軸受により回転可能に支持され、中央部が
第2の軸受により回転可能に支持されたアーマチュアシ
ャフトをもち、マグネットの内周部に配置されたアーマ
チュアと、アーマチュアに対し、低速用の電流、高速用
の電流をそれぞれ供給可能なブラシと、アーマチュアシ
ャフトの他端部にそれぞれ形成され、第2の軸受により
片持で支持された第1、第2のウオームシャフトと、第
1のウオームシャフトに噛合された第1のカウンタギヤ
と、第2のウオームシャフトに噛合された第2のカウン
タギヤと、第1、第2のカウンタギヤに噛合されたホイ
ールギヤと、ホイールギヤに結合された出力軸をそなえ
たワイパモータと、低速スイッチ、高速スイッチを備
え、低速スイッチがオン切換えされた際に、アーマチュ
アシャフトと第2の軸受とのあいだに生ずる軸受荷重が
大きくなる第1の回転方向へホイールギヤを回転させる
ための電流をブラシに供給し、且つ、高速スイッチがオ
ン切換えされた際に、軸受荷重が小さくなる第2の回転
方向へホイールギヤを回転させるための電流をブラシに
供給するコントローラと、出力軸に基端部が結合された
モータアームと、モータアームの先端部に一端部が回動
可能に結合されたリンクコンロッドと、リンクコンロッ
ドの他端部に先端部が回動可能に結合されたピボットア
ームと、ピボットアームの基端部に結合され、車体側に
回動可能に支持されたピボットシャフトと、ピボットシ
ャフトに結合されたワイパアームと、ワイパアームに装
着されたワイパブレードを備えている構成としたことを
特徴としている。
は、モータケースと、モータケースの一端部に取付けら
れた第1の軸受と、モータケースの他端部に結合された
ギヤケースと、ギヤケースに取付けられた第2の軸受
と、モータケースの内側に配置されたマグネットと、一
端部が第1の軸受により回転可能に支持され、中央部が
第2の軸受により回転可能に支持されたアーマチュアシ
ャフトをもち、マグネットの内周部に配置されたアーマ
チュアと、アーマチュアに対し、低速用の電流、高速用
の電流をそれぞれ供給可能なブラシと、アーマチュアシ
ャフトの他端部にそれぞれ形成され、第2の軸受により
片持で支持された第1、第2のウオームシャフトと、第
1のウオームシャフトに噛合された第1のカウンタギヤ
と、第2のウオームシャフトに噛合された第2のカウン
タギヤと、第1、第2のカウンタギヤに噛合されたホイ
ールギヤと、ホイールギヤに結合された出力軸をそなえ
たワイパモータと、低速スイッチ、高速スイッチを備
え、低速スイッチがオン切換えされた際に、アーマチュ
アシャフトと第2の軸受とのあいだに生ずる軸受荷重が
大きくなる第1の回転方向へホイールギヤを回転させる
ための電流をブラシに供給し、且つ、高速スイッチがオ
ン切換えされた際に、軸受荷重が小さくなる第2の回転
方向へホイールギヤを回転させるための電流をブラシに
供給するコントローラと、出力軸に基端部が結合された
モータアームと、モータアームの先端部に一端部が回動
可能に結合されたリンクコンロッドと、リンクコンロッ
ドの他端部に先端部が回動可能に結合されたピボットア
ームと、ピボットアームの基端部に結合され、車体側に
回動可能に支持されたピボットシャフトと、ピボットシ
ャフトに結合されたワイパアームと、ワイパアームに装
着されたワイパブレードを備えている構成としたことを
特徴としている。
【0008】この発明の請求項3に係わるワイパ装置で
は、ワイパモータには、対向配置された第1、第2のブ
ラシと、第2のブラシの近傍に配置された第3のブラシ
とが備えられており、ワイパモータは、第2のブラシか
ら第1のブラシに通電された際にホイールギヤが第1の
回転方向に低速で回転し、第1のブラシから第3のブラ
シに通電された際にホイールギヤが第2の回転方向に高
速で回転する構成としたことを特徴としている。
は、ワイパモータには、対向配置された第1、第2のブ
ラシと、第2のブラシの近傍に配置された第3のブラシ
とが備えられており、ワイパモータは、第2のブラシか
ら第1のブラシに通電された際にホイールギヤが第1の
回転方向に低速で回転し、第1のブラシから第3のブラ
シに通電された際にホイールギヤが第2の回転方向に高
速で回転する構成としたことを特徴としている。
【0009】この発明の請求項4に係わるワイパ装置で
は、ワイパモータには、第1のウオームシャフトに右ね
じまたは左ねじの第1のねじ部が形成されているととも
に、第2のウオームシャフトに第1のウオームシャフト
とは反対の左ねじまたは右ねじの第2のねじ部が形成さ
れている構成としたことを特徴としている。
は、ワイパモータには、第1のウオームシャフトに右ね
じまたは左ねじの第1のねじ部が形成されているととも
に、第2のウオームシャフトに第1のウオームシャフト
とは反対の左ねじまたは右ねじの第2のねじ部が形成さ
れている構成としたことを特徴としている。
【0010】この発明の請求項5に係わるワイパ装置で
は、モータアームには、先端部に、リンクコンロッドに
取付けられたボールリテーナに回動可能に結合されるボ
ールピンが取付けられており、ワイパモータのアーマチ
ュアへ高速用の電流が供給された際に、アーマチュアへ
低速用の電流が供給された際よりも出力軸からボールリ
テーナまでの距離を短く変更可能なモータアーム長さ変
更機構が備えられている構成としたことを特徴としてい
る。
は、モータアームには、先端部に、リンクコンロッドに
取付けられたボールリテーナに回動可能に結合されるボ
ールピンが取付けられており、ワイパモータのアーマチ
ュアへ高速用の電流が供給された際に、アーマチュアへ
低速用の電流が供給された際よりも出力軸からボールリ
テーナまでの距離を短く変更可能なモータアーム長さ変
更機構が備えられている構成としたことを特徴としてい
る。
【0011】
【発明の作用】この発明の請求項1、2、3、4、5に
係わるワイパ装置において、ワイパモータのホイールギ
ヤは、ブラシからアーマチュアへ低速用の電流が供給さ
れた際に第1の回転方向へ回転するから、第2の軸受と
アーマチュアシャフトとに生ずる軸受荷重が大きくなっ
て効率が低くなる。これに対し、ホイールギヤは、ブラ
シからアーマチュアへ高速用の電流が供給された際に第
2の回転方向へ回転するから、第2の軸受とアーマチュ
アシャフトとに生ずる軸受荷重が小さくなって効率が高
くなる。それ故、ホイールギヤは、低速での第1の回転
方向、高速での第2の回転方向のそれぞれの回転方向で
回転数差が大きくなる。
係わるワイパ装置において、ワイパモータのホイールギ
ヤは、ブラシからアーマチュアへ低速用の電流が供給さ
れた際に第1の回転方向へ回転するから、第2の軸受と
アーマチュアシャフトとに生ずる軸受荷重が大きくなっ
て効率が低くなる。これに対し、ホイールギヤは、ブラ
シからアーマチュアへ高速用の電流が供給された際に第
2の回転方向へ回転するから、第2の軸受とアーマチュ
アシャフトとに生ずる軸受荷重が小さくなって効率が高
くなる。それ故、ホイールギヤは、低速での第1の回転
方向、高速での第2の回転方向のそれぞれの回転方向で
回転数差が大きくなる。
【0012】
【0013】
【実施例】図1ないし図7には、この発明に係わるワイ
パ装置の一実施例が示されている。
パ装置の一実施例が示されている。
【0014】図示するワイパ装置1は、ワイパモータ
2、モータアーム3、第1のリンクコンロッド4、第1
のピボットアーム5、第1のピボットシャフト6、第1
のワイパアーム7、第1のワイパブレード8、第2のリ
ンクコンロッド9、第2のピボットアーム10、第2の
ピボットシャフト11、第2のワイパアーム12、第2
のワイパブレード13から構成されている。
2、モータアーム3、第1のリンクコンロッド4、第1
のピボットアーム5、第1のピボットシャフト6、第1
のワイパアーム7、第1のワイパブレード8、第2のリ
ンクコンロッド9、第2のピボットアーム10、第2の
ピボットシャフト11、第2のワイパアーム12、第2
のワイパブレード13から構成されている。
【0015】ワイパ装置1に用いられるワイパモータ2
は、モータケース40、ギヤケース41、第1のマグネ
ット42、第2のマグネット43、第1の軸受44、第
2の軸受45、アーマチュア46、アーマチュアシャフ
ト47、第1のブラシ48、第2のブラシ49、第3の
ブラシ50、第1のウオームシャフト51、第2のウオ
ームシャフト52、第1のカウンタギヤ53、第2のカ
ウンタギヤ54、ホイールギヤ55、出力軸56から構
成されている。
は、モータケース40、ギヤケース41、第1のマグネ
ット42、第2のマグネット43、第1の軸受44、第
2の軸受45、アーマチュア46、アーマチュアシャフ
ト47、第1のブラシ48、第2のブラシ49、第3の
ブラシ50、第1のウオームシャフト51、第2のウオ
ームシャフト52、第1のカウンタギヤ53、第2のカ
ウンタギヤ54、ホイールギヤ55、出力軸56から構
成されている。
【0016】モータケース40には、図4に示されるよ
うに、円筒形状にされたモータケース本体40aの一端
部にエンドキャップ40bが形成されており、モータケ
ース本体40aの他端部が開放されている。エンドキャ
ップ40bの内側には、第1の軸受44が取付けられて
いる。第1の軸受44には、アーマチュアシャフト47
の一端部が挿通されている。
うに、円筒形状にされたモータケース本体40aの一端
部にエンドキャップ40bが形成されており、モータケ
ース本体40aの他端部が開放されている。エンドキャ
ップ40bの内側には、第1の軸受44が取付けられて
いる。第1の軸受44には、アーマチュアシャフト47
の一端部が挿通されている。
【0017】モータケース本体40aの内側には、第
1、第2のマグネット42、43が径方向に対向して取
付けられており、第1、第2のマグネット42、43の
内周部にアーマチュア46が配置されている。
1、第2のマグネット42、43が径方向に対向して取
付けられており、第1、第2のマグネット42、43の
内周部にアーマチュア46が配置されている。
【0018】モータケース40の開放側他端部には、ギ
ヤケース41がねじ止めされている。ギヤケース41に
は、減速機構収容部41aが形成されているとともに、
この減速機構収容部41aに連通するシャフト挿通孔4
1bが形成されており、シャフト挿通孔41bのモータ
ケース40側に第2の軸受45が取付けられている。第
2の軸受45には、アーマチュアシャフト47の他端部
側が挿通されている。
ヤケース41がねじ止めされている。ギヤケース41に
は、減速機構収容部41aが形成されているとともに、
この減速機構収容部41aに連通するシャフト挿通孔4
1bが形成されており、シャフト挿通孔41bのモータ
ケース40側に第2の軸受45が取付けられている。第
2の軸受45には、アーマチュアシャフト47の他端部
側が挿通されている。
【0019】アーマチュア46には、アーマチュアシャ
フト47が備えられており、このアーマチュアシャフト
47にアーマチュアコア57、コンミュテータ58がそ
れぞれ固定されている。そして、アーマチュア46に
は、アーマチュアコア57にそれぞれ形成された巻回部
57aに巻回されているとともにコンミュテータ58に
それぞれ形成されたコンミュテータ片58aに電気的に
接続されたアーマチュアコイル59が備えられている。
フト47が備えられており、このアーマチュアシャフト
47にアーマチュアコア57、コンミュテータ58がそ
れぞれ固定されている。そして、アーマチュア46に
は、アーマチュアコア57にそれぞれ形成された巻回部
57aに巻回されているとともにコンミュテータ58に
それぞれ形成されたコンミュテータ片58aに電気的に
接続されたアーマチュアコイル59が備えられている。
【0020】第2の軸受45を挿通したアーマチュアシ
ャフト47の他端部には、減速機構の一部をそれぞれ構
成する第1のウオームシャフト51、第2のウオームシ
ャフト52が形成されている。
ャフト47の他端部には、減速機構の一部をそれぞれ構
成する第1のウオームシャフト51、第2のウオームシ
ャフト52が形成されている。
【0021】第1のウオームシャフト51には、右ねじ
にされた第1のねじ部51aが形成され、第2のウオー
ムシャフト52には、第1のウオームシャフト51とは
反対向きの左ねじにされた第2のねじ部52aが形成さ
れている。このとき、第1のねじ部51aが左ねじにさ
れるとともに、第2のねじ部52aが右ねじにされても
よい。
にされた第1のねじ部51aが形成され、第2のウオー
ムシャフト52には、第1のウオームシャフト51とは
反対向きの左ねじにされた第2のねじ部52aが形成さ
れている。このとき、第1のねじ部51aが左ねじにさ
れるとともに、第2のねじ部52aが右ねじにされても
よい。
【0022】第1のウオームシャフト51には、減速機
構の他の一部を構成する第1のカウンタギヤ53が噛合
され、第2のウオームシャフト52には、減速機構の他
の一部を構成する第2のカウンタギヤ54が噛合されて
いる。第1、第2のウオームシャフト51、52は、他
端部が第2の軸受45によって支持されたアーマチュア
シャフト47から延長した位置に配置されているから、
第2の軸受45により片持で支持されている。
構の他の一部を構成する第1のカウンタギヤ53が噛合
され、第2のウオームシャフト52には、減速機構の他
の一部を構成する第2のカウンタギヤ54が噛合されて
いる。第1、第2のウオームシャフト51、52は、他
端部が第2の軸受45によって支持されたアーマチュア
シャフト47から延長した位置に配置されているから、
第2の軸受45により片持で支持されている。
【0023】アーマチュア46のコンミュテータ58の
外側には、第1、第2、第3のブラシ48、49、50
が配置されている。第1、第2、第3のブラシ48、4
9、50は、ギヤケース41の端部にねじ止めされたホ
ルダベース60に取付けられた第1、第2、第3のブラ
シボックス61、62、63内に、図示しないブラシば
ねを介してそれぞれ収容されているため、コンミュテー
タ58のコンミュテータ片58aにそれぞれ電気的に接
続可能に圧接されている。
外側には、第1、第2、第3のブラシ48、49、50
が配置されている。第1、第2、第3のブラシ48、4
9、50は、ギヤケース41の端部にねじ止めされたホ
ルダベース60に取付けられた第1、第2、第3のブラ
シボックス61、62、63内に、図示しないブラシば
ねを介してそれぞれ収容されているため、コンミュテー
タ58のコンミュテータ片58aにそれぞれ電気的に接
続可能に圧接されている。
【0024】第1、第2、第3のブラシ48、49、5
0は、図5、図6に示される模式図のように結線されて
いる。第1のブラシ48は、第1のターミナル67に電
気的に接続され、第2のブラシ49は、第2のターミナ
ル68に電気的に接続され、第3のブラシ50は、第3
のターミナル69に電気的に接続されている。第1、第
2、第3のターミナル67、68、69は、ワイパ制御
回路70に備えられたコントローラ71にそれぞれ電気
的に接続されている。ワイパ制御回路70には、低速ス
イッチ、高速スイッチが備えられている。コントローラ
71には、第1、第2、第3、第4のリレーrl1、r
l2、rl3、rl4がそれぞれ備えられている。
0は、図5、図6に示される模式図のように結線されて
いる。第1のブラシ48は、第1のターミナル67に電
気的に接続され、第2のブラシ49は、第2のターミナ
ル68に電気的に接続され、第3のブラシ50は、第3
のターミナル69に電気的に接続されている。第1、第
2、第3のターミナル67、68、69は、ワイパ制御
回路70に備えられたコントローラ71にそれぞれ電気
的に接続されている。ワイパ制御回路70には、低速ス
イッチ、高速スイッチが備えられている。コントローラ
71には、第1、第2、第3、第4のリレーrl1、r
l2、rl3、rl4がそれぞれ備えられている。
【0025】第1のブラシ48、第2のブラシ49は、
コンミュテータ58を中心として対向して配置され、第
3のブラシ50は、第2のブラシ49の近傍に離れて配
置されている。第2のブラシ49、第1のブラシ48
は、アーマチュア46に対する低速作動用の電流供給に
用いられ、第1のブラシ49、第3のブラシ50は、ア
ーマチュア46に対する高速作動用の電流供給に用いら
れる。
コンミュテータ58を中心として対向して配置され、第
3のブラシ50は、第2のブラシ49の近傍に離れて配
置されている。第2のブラシ49、第1のブラシ48
は、アーマチュア46に対する低速作動用の電流供給に
用いられ、第1のブラシ49、第3のブラシ50は、ア
ーマチュア46に対する高速作動用の電流供給に用いら
れる。
【0026】ワイパ制御回路70の低速スイッチがオン
切換えされることにより、ロー出力(LOW)が発生す
ると、図5に示されるように、第2のターミナル68を
通じて第2のブラシ49に電源が接続されるとともに、
第1のターミナル67を通じて第1のブラシ48に接地
が接続され、第2のブラシ49から第1のブラシ48に
電源の電流が供給されることによって、アーマチュアコ
イル59に低速用の磁気回路が形成され、アーマチュア
シャフト47が低速で逆回転する。
切換えされることにより、ロー出力(LOW)が発生す
ると、図5に示されるように、第2のターミナル68を
通じて第2のブラシ49に電源が接続されるとともに、
第1のターミナル67を通じて第1のブラシ48に接地
が接続され、第2のブラシ49から第1のブラシ48に
電源の電流が供給されることによって、アーマチュアコ
イル59に低速用の磁気回路が形成され、アーマチュア
シャフト47が低速で逆回転する。
【0027】ワイパ制御回路70の高速スイッチがオン
切換えされることにより、ハイ出力(HIGH)が発生
すると、図6に示されるように、第1のターミナル67
を通じて第1のブラシ48に電源が接続されるととも
に、第3のターミナル69を通じて第3のブラシ50に
接地が接続され、第1のブラシ48から第3のブラシ5
0に電源の電流が供給されることによって、アーマチュ
アコイル59に低速用よりも短い磁気回路が形成され、
アーマチュアシャフト47が高速で正回転する。
切換えされることにより、ハイ出力(HIGH)が発生
すると、図6に示されるように、第1のターミナル67
を通じて第1のブラシ48に電源が接続されるととも
に、第3のターミナル69を通じて第3のブラシ50に
接地が接続され、第1のブラシ48から第3のブラシ5
0に電源の電流が供給されることによって、アーマチュ
アコイル59に低速用よりも短い磁気回路が形成され、
アーマチュアシャフト47が高速で正回転する。
【0028】ワイパ制御回路70には、第1、第2、第
3のブラシ48、49、50への通電経路内にワイパ定
位置停止回路72が備えられている。このワイパ定位置
停止回路72は、第1、第2のワイパブレード8、13
が払拭途中にあって停止位置兼用の第1、第3の反転位
置C、Eと第2、第4の反転位置D、Fとのあいだにそ
れぞれあるときに、低速、高速スイッチがそれぞれオフ
切換えされることにより、ロー出力、ハイ出力がなくな
った際、第1、第2のワイパブレード8、13が停止位
置兼用の第1、第3の反転位置C、Eにそれぞれ到達す
るまで第2のブラシ49から第1のブラシ48へ、第1
のブラシ48から第3のブラシ50へ電流を供給し続け
てから、第1、第2のワイパブレード8、13が停止位
置兼用の第1、第3の反転位置C、Eにそれぞれ到達し
たところで各ブラシ48、49、50への電流供給をカ
ットオフすることによって、第1、第2のワイパブレー
ド8、13を停止位置兼用の第1、第3の反転位置C、
Eにそれぞれ停止させる機能をもつ。
3のブラシ48、49、50への通電経路内にワイパ定
位置停止回路72が備えられている。このワイパ定位置
停止回路72は、第1、第2のワイパブレード8、13
が払拭途中にあって停止位置兼用の第1、第3の反転位
置C、Eと第2、第4の反転位置D、Fとのあいだにそ
れぞれあるときに、低速、高速スイッチがそれぞれオフ
切換えされることにより、ロー出力、ハイ出力がなくな
った際、第1、第2のワイパブレード8、13が停止位
置兼用の第1、第3の反転位置C、Eにそれぞれ到達す
るまで第2のブラシ49から第1のブラシ48へ、第1
のブラシ48から第3のブラシ50へ電流を供給し続け
てから、第1、第2のワイパブレード8、13が停止位
置兼用の第1、第3の反転位置C、Eにそれぞれ到達し
たところで各ブラシ48、49、50への電流供給をカ
ットオフすることによって、第1、第2のワイパブレー
ド8、13を停止位置兼用の第1、第3の反転位置C、
Eにそれぞれ停止させる機能をもつ。
【0029】第1のカウンタギヤ53は、ギヤケース4
1の減速機構収容部41a内に回転可能に支持されてお
り、この第1のカウンタギヤ53には、はすば歯車をな
す大径歯部53aと、平歯歯車をなす小径歯部53bと
が一体的に形成されている。
1の減速機構収容部41a内に回転可能に支持されてお
り、この第1のカウンタギヤ53には、はすば歯車をな
す大径歯部53aと、平歯歯車をなす小径歯部53bと
が一体的に形成されている。
【0030】第1のカウンタギヤ53は、大径歯部53
aが第1のウオームシャフト51の第1のねじ部51a
に噛合され、小径歯部53bがホイールギヤ55に形成
された歯部55aに噛合されている。第1のカウンタギ
ヤ53は、第1のウオームシャフト51から与えられた
回転力を減速してホイールギヤ55に伝える。
aが第1のウオームシャフト51の第1のねじ部51a
に噛合され、小径歯部53bがホイールギヤ55に形成
された歯部55aに噛合されている。第1のカウンタギ
ヤ53は、第1のウオームシャフト51から与えられた
回転力を減速してホイールギヤ55に伝える。
【0031】第2のカウンタギヤ54は、ギヤケース4
1の減速機構収容部41a内に回転可能に支持されてお
り、この第2のカウンタギヤ54には、はすば歯車をな
す大径歯部54aと、平歯歯車をなす小径歯部54bと
が一体的に形成されている。
1の減速機構収容部41a内に回転可能に支持されてお
り、この第2のカウンタギヤ54には、はすば歯車をな
す大径歯部54aと、平歯歯車をなす小径歯部54bと
が一体的に形成されている。
【0032】第2のカウンタギヤ54は、大径歯部54
aが第2のウオームシャフト52の第2のねじ部52a
に噛合され、小径歯部54bがホイールギヤ55に形成
された歯部55aに噛合されている。第2のカウンタギ
ヤ54は、第2のウオームシャフト52から与えられた
回転力を減速してホイールギヤ55に伝える。
aが第2のウオームシャフト52の第2のねじ部52a
に噛合され、小径歯部54bがホイールギヤ55に形成
された歯部55aに噛合されている。第2のカウンタギ
ヤ54は、第2のウオームシャフト52から与えられた
回転力を減速してホイールギヤ55に伝える。
【0033】ホイールギヤ55は、ギヤケース41の減
速機構収容部41a内に収容されていて、その中心部に
出力軸56が結合されている。出力軸56は、ギヤケー
ス41の減速機構収容部41aで回転可能に支持されて
いるため、ホイールギヤ55を回転可能に支持してい
る。ホイールギヤ55には、平歯の歯部55aが形成さ
れている。ホイールギヤ55は、第1、第2のウオーム
シャフト51、52が回転することによって第1、第2
のカウンタギヤ53、54とにより減速された回転力を
発生する。
速機構収容部41a内に収容されていて、その中心部に
出力軸56が結合されている。出力軸56は、ギヤケー
ス41の減速機構収容部41aで回転可能に支持されて
いるため、ホイールギヤ55を回転可能に支持してい
る。ホイールギヤ55には、平歯の歯部55aが形成さ
れている。ホイールギヤ55は、第1、第2のウオーム
シャフト51、52が回転することによって第1、第2
のカウンタギヤ53、54とにより減速された回転力を
発生する。
【0034】減速機構では、第1、第2のウオームシャ
フト51、52が第2の軸受45によって片持で支持さ
れているから、アーマチュアシャフト47が低速で逆回
転する際およびアーマチュアシャフト47が高速で正回
転する際にアーマチュアシャフト47と第2の軸受45
との間に生ずる軸受荷重が変動する。その際の軸受荷重
は、アーマチュアシャフト47が低速で逆回転する際、
ホイールギヤ55が図4中時計方向である第1の回転方
向Aへ逆回転するため大きくなり、これに対して、アー
マチュアシャフト47が高速で正回転する際、ホイール
ギヤ55が図4中反時計方向である第2の回転方向Bへ
正回転するため小さくなる。
フト51、52が第2の軸受45によって片持で支持さ
れているから、アーマチュアシャフト47が低速で逆回
転する際およびアーマチュアシャフト47が高速で正回
転する際にアーマチュアシャフト47と第2の軸受45
との間に生ずる軸受荷重が変動する。その際の軸受荷重
は、アーマチュアシャフト47が低速で逆回転する際、
ホイールギヤ55が図4中時計方向である第1の回転方
向Aへ逆回転するため大きくなり、これに対して、アー
マチュアシャフト47が高速で正回転する際、ホイール
ギヤ55が図4中反時計方向である第2の回転方向Bへ
正回転するため小さくなる。
【0035】減速機構では、アーマチュアシャフト47
が低速で逆回転することによって、アーマチュアシャフ
ト47と第2の軸受45とに生ずる軸受荷重が大きくな
る第1の回転方向Aへホイールギヤ55が低速で逆回転
するため、ホイールギヤ55の低速の逆回転時に効率が
低くなる。これに対し、減速機構では、アーマチュアシ
ャフト47が高速で正回転することによって、アーマチ
ュアシャフト47と第2の軸受45とに生ずる軸受荷重
が小さくなる第2の回転方向Bへホイールギヤ55が高
速で正回転するため、ホイールギヤ55の高速の正回転
時に効率が高くなる。よって、出力軸56の回転数は、
図7に示される実験の結果により明らかなように、低速
時には38rpmになり、高速時には56rpmになっ
て、回転数差が18rpmになる。この値を従来のもの
と比較すると、従来は、出力軸の回転数が、低速時に3
9rpmであり、高速時に53rpmであって、回転数
差が14rpmであることから、大きな回転数差が得ら
れたことがわかる。
が低速で逆回転することによって、アーマチュアシャフ
ト47と第2の軸受45とに生ずる軸受荷重が大きくな
る第1の回転方向Aへホイールギヤ55が低速で逆回転
するため、ホイールギヤ55の低速の逆回転時に効率が
低くなる。これに対し、減速機構では、アーマチュアシ
ャフト47が高速で正回転することによって、アーマチ
ュアシャフト47と第2の軸受45とに生ずる軸受荷重
が小さくなる第2の回転方向Bへホイールギヤ55が高
速で正回転するため、ホイールギヤ55の高速の正回転
時に効率が高くなる。よって、出力軸56の回転数は、
図7に示される実験の結果により明らかなように、低速
時には38rpmになり、高速時には56rpmになっ
て、回転数差が18rpmになる。この値を従来のもの
と比較すると、従来は、出力軸の回転数が、低速時に3
9rpmであり、高速時に53rpmであって、回転数
差が14rpmであることから、大きな回転数差が得ら
れたことがわかる。
【0036】モータ2の出力軸56には、図1、図2に
示されるように、モータアーム3の基端部がねじ止めさ
れている。モータアーム3には、第1のリンクコンロッ
ド4が連結されている。モータアーム3の先端部には、
第1のボールピン14が取付けられており、この第1の
ボールピン14が第1のリンクコンロッド4の一端部に
取付けられた第1のボールリテーナ15に球面対偶を介
して結合されている。モータアーム3は、出力軸56を
介してホイールギヤ55とともに回転する。
示されるように、モータアーム3の基端部がねじ止めさ
れている。モータアーム3には、第1のリンクコンロッ
ド4が連結されている。モータアーム3の先端部には、
第1のボールピン14が取付けられており、この第1の
ボールピン14が第1のリンクコンロッド4の一端部に
取付けられた第1のボールリテーナ15に球面対偶を介
して結合されている。モータアーム3は、出力軸56を
介してホイールギヤ55とともに回転する。
【0037】モータアーム3には、回転方向によって、
ワイパモータ2の出力軸56から第1のボールピン14
までの距離を変更するモータアーム長さ変更機構3aが
内蔵されている。
ワイパモータ2の出力軸56から第1のボールピン14
までの距離を変更するモータアーム長さ変更機構3aが
内蔵されている。
【0038】モータアーム長さ変更機構3aは、モータ
アーム3がワイパモータ2の出力軸56とともに正回転
(高速回転)する際の出力軸56から第1のボールリテ
ーナ15までの距離をモータアーム3が逆回転(低速回
転)する際の出力軸56から第1のボールリテーナ15
までの距離よりも短く設定する。
アーム3がワイパモータ2の出力軸56とともに正回転
(高速回転)する際の出力軸56から第1のボールリテ
ーナ15までの距離をモータアーム3が逆回転(低速回
転)する際の出力軸56から第1のボールリテーナ15
までの距離よりも短く設定する。
【0039】第1のリンクコンロッド4の他端部には、
第2のボールリテーナ16が取付けられており、この第
2のボールリテーナ16が第1のピボットアーム5の先
端部に取付けられた第2のボールピン17に球面対偶を
介して結合されている。
第2のボールリテーナ16が取付けられており、この第
2のボールリテーナ16が第1のピボットアーム5の先
端部に取付けられた第2のボールピン17に球面対偶を
介して結合されている。
【0040】第1のピボットアーム5は、基端部が第1
のピボットシャフト6に結合されており、その先端部寄
りに第3のボールピン18が取付けられている。第1の
ピボットシャフト6は、図示しない第1のピボットホル
ダにより車体パネルに回動自在に支持されており、この
第1のピボットシャフト6には、図3に示される第1の
ワイパアーム7の基端部がねじ止めされ、この第1のワ
イパアーム7の先端部に第1のワイパブレード8が装着
されている。
のピボットシャフト6に結合されており、その先端部寄
りに第3のボールピン18が取付けられている。第1の
ピボットシャフト6は、図示しない第1のピボットホル
ダにより車体パネルに回動自在に支持されており、この
第1のピボットシャフト6には、図3に示される第1の
ワイパアーム7の基端部がねじ止めされ、この第1のワ
イパアーム7の先端部に第1のワイパブレード8が装着
されている。
【0041】第3のボールピン18には、第2のリンク
コンロッド9の一端部に取付けられた第3のボールリテ
ーナ19が球面対偶を介して結合されており、第2のリ
ンクコンロッド9の他端部には、第4のボールリテーナ
20が取付けられている。
コンロッド9の一端部に取付けられた第3のボールリテ
ーナ19が球面対偶を介して結合されており、第2のリ
ンクコンロッド9の他端部には、第4のボールリテーナ
20が取付けられている。
【0042】第4のボールリテーナ20には、第2のピ
ボットアーム10の先端部に取付けられた第4のボール
ピン21が球面対偶を介して結合されている。
ボットアーム10の先端部に取付けられた第4のボール
ピン21が球面対偶を介して結合されている。
【0043】第2のピボットアーム10は、基端部が第
2のピボットシャフト11に結合されており、その先端
部に第4のボールピン21が配置されている。第2のピ
ボットシャフト11は、図示しない第2のピボットホル
ダにより車体パネルに回動自在に支持されており、この
第2のピボットシャフト11には、図3に示される第2
のワイパアーム12の基端部がねじ止めされ、この第2
のワイパアーム12の先端部に第2のワイパブレード1
3が装着されている。
2のピボットシャフト11に結合されており、その先端
部に第4のボールピン21が配置されている。第2のピ
ボットシャフト11は、図示しない第2のピボットホル
ダにより車体パネルに回動自在に支持されており、この
第2のピボットシャフト11には、図3に示される第2
のワイパアーム12の基端部がねじ止めされ、この第2
のワイパアーム12の先端部に第2のワイパブレード1
3が装着されている。
【0044】上述したワイパ装置1は、ワイパ制御回路
70の低速スイッチがオン切換えされることにより、ロ
ー出力が発生すると、第2のブラシ49から第1のブラ
シ48に電流が供給されることによってワイパモータ2
の出力軸56が低速で逆回転してモータアーム3が低速
で逆回転するため、第1のリンクコンロッド4を介し第
1のピボットアーム5が低速で往復回動し、第1のピボ
ットアーム5が低速で往復回動することにより第1のワ
イパアーム7が図3に示される払拭面100上を往復で
揺動し、第1のワイパブレード8が停止位置兼用の第1
の反転位置Cと第2の反転位置Dとのあいだの払拭面1
00を低速の往復で拭う。
70の低速スイッチがオン切換えされることにより、ロ
ー出力が発生すると、第2のブラシ49から第1のブラ
シ48に電流が供給されることによってワイパモータ2
の出力軸56が低速で逆回転してモータアーム3が低速
で逆回転するため、第1のリンクコンロッド4を介し第
1のピボットアーム5が低速で往復回動し、第1のピボ
ットアーム5が低速で往復回動することにより第1のワ
イパアーム7が図3に示される払拭面100上を往復で
揺動し、第1のワイパブレード8が停止位置兼用の第1
の反転位置Cと第2の反転位置Dとのあいだの払拭面1
00を低速の往復で拭う。
【0045】第1のピボットアーム5の往復回動によ
り、第2のリンクコンロッド9を介して第2のピボット
アーム10が低速で往復回動し、第2のピボットアーム
10が低速で往復回動することにより第2のワイパアー
ム12が払拭面100上を往復で揺動し、第2のワイパ
ブレード13が停止位置兼用の第3の反転位置Eと第4
の反転位置Fとのあいだの払拭面100を低速の往復で
拭う。
り、第2のリンクコンロッド9を介して第2のピボット
アーム10が低速で往復回動し、第2のピボットアーム
10が低速で往復回動することにより第2のワイパアー
ム12が払拭面100上を往復で揺動し、第2のワイパ
ブレード13が停止位置兼用の第3の反転位置Eと第4
の反転位置Fとのあいだの払拭面100を低速の往復で
拭う。
【0046】第1、第2のワイパブレード8、13が低
速で動く際、ホイールギヤ55は、第1の回転方向Aへ
回転するため、アーマチュアシャフト47と第2の軸受
45とに生ずる軸受荷重が大きくなり、効率が低くな
る。
速で動く際、ホイールギヤ55は、第1の回転方向Aへ
回転するため、アーマチュアシャフト47と第2の軸受
45とに生ずる軸受荷重が大きくなり、効率が低くな
る。
【0047】第1、第2のワイパブレード8、13が払
拭途中にあって停止位置兼用の第1、第3の反転位置
C、Eと第2、第4の反転位置D、Fとのあいだにそれ
ぞれあるときに、低速スイッチSW1がオフ切換えされ
ると、ワイパ定位置停止回路72により、第1、第2の
ワイパブレード8、13が停止位置兼用の第1、第3の
反転位置C、Eにそれぞれ到達するまで第2のブラシ4
9から第1のブラシ48へ電流が供給され続けてから、
第1、第2のワイパブレード8、13が停止位置兼用の
第1、第3の反転位置C、Eにそれぞれ到達したところ
で各ブラシ48、49への電流供給がカットオフされる
ことによって、第1、第2のワイパブレード8、13が
停止位置兼用の第1、第3の反転位置C、Eにそれぞれ
停止する。
拭途中にあって停止位置兼用の第1、第3の反転位置
C、Eと第2、第4の反転位置D、Fとのあいだにそれ
ぞれあるときに、低速スイッチSW1がオフ切換えされ
ると、ワイパ定位置停止回路72により、第1、第2の
ワイパブレード8、13が停止位置兼用の第1、第3の
反転位置C、Eにそれぞれ到達するまで第2のブラシ4
9から第1のブラシ48へ電流が供給され続けてから、
第1、第2のワイパブレード8、13が停止位置兼用の
第1、第3の反転位置C、Eにそれぞれ到達したところ
で各ブラシ48、49への電流供給がカットオフされる
ことによって、第1、第2のワイパブレード8、13が
停止位置兼用の第1、第3の反転位置C、Eにそれぞれ
停止する。
【0048】ワイパ制御回路70の高速スイッチがオン
切換えされることにより、ハイ出力が発生すると、第1
のブラシ48から第3のブラシ50に電流が供給される
ことによってワイパモータ2の出力軸56が高速で正回
転してモータアーム3が高速で正回転するため、第1の
リンクコンロッド4を介して第1のピボットアーム5が
高速で往復回動し、第1のピボットアーム5が高速で往
復回動することにより第1のワイパアーム7が払拭面1
00上を往復で揺動し、第1のワイパブレード8が停止
位置兼用の第1の反転位置Cと第2の反転位置Dとのあ
いだを高速の往復で拭う。このとき、モータアーム3が
正回転するため、モータアーム長さ変更機構3aによっ
て出力軸56から第1のボールピン14までの距離がモ
ータアーム3が逆回転するときよりも短く設定される。
切換えされることにより、ハイ出力が発生すると、第1
のブラシ48から第3のブラシ50に電流が供給される
ことによってワイパモータ2の出力軸56が高速で正回
転してモータアーム3が高速で正回転するため、第1の
リンクコンロッド4を介して第1のピボットアーム5が
高速で往復回動し、第1のピボットアーム5が高速で往
復回動することにより第1のワイパアーム7が払拭面1
00上を往復で揺動し、第1のワイパブレード8が停止
位置兼用の第1の反転位置Cと第2の反転位置Dとのあ
いだを高速の往復で拭う。このとき、モータアーム3が
正回転するため、モータアーム長さ変更機構3aによっ
て出力軸56から第1のボールピン14までの距離がモ
ータアーム3が逆回転するときよりも短く設定される。
【0049】第1のピボットアーム5の往復回動によ
り、第2のリンクコンロッド9を介して第2のピボット
アーム10が高速で往復回動し、第2のピボットアーム
10が高速で往復回動することにより第2のワイパアー
ム12が払拭面100上を往復で揺動し、第2のワイパ
ブレード13が停止位置兼用の第3の反転位置Eと第4
の反転位置Fとのあいだを高速の往復で拭う。
り、第2のリンクコンロッド9を介して第2のピボット
アーム10が高速で往復回動し、第2のピボットアーム
10が高速で往復回動することにより第2のワイパアー
ム12が払拭面100上を往復で揺動し、第2のワイパ
ブレード13が停止位置兼用の第3の反転位置Eと第4
の反転位置Fとのあいだを高速の往復で拭う。
【0050】第1、第2のワイパブレード8、13が払
拭途中にあって停止位置兼用の第1、第3の反転位置
C、Eと第2、第4の反転位置D、Eとのあいだにそれ
ぞれあるときに、高速スイッチSW2がオフ切換えされ
ると、ワイパ定位置停止回路72により、第1、第3の
反転位置C、Eにて低速作動に切換わり、第1、第2の
ワイパブレード8、13が停止位置兼用の第1、第3の
反転位置C、Eにそれぞれ到達するまで第1のブラシ4
8から第3のブラシ50へ電流が供給され続けてから、
第1、第2のワイパブレード8、13が停止位置兼用の
第1、第3の反転位置C、Eにそれぞれ到達したところ
で各ブラシ48、50への電流供給がカットオフされる
ことによって、第1、第2のワイパブレード8、13が
停止位置兼用の第1、第3の反転位置C、Eにそれぞれ
停止する。
拭途中にあって停止位置兼用の第1、第3の反転位置
C、Eと第2、第4の反転位置D、Eとのあいだにそれ
ぞれあるときに、高速スイッチSW2がオフ切換えされ
ると、ワイパ定位置停止回路72により、第1、第3の
反転位置C、Eにて低速作動に切換わり、第1、第2の
ワイパブレード8、13が停止位置兼用の第1、第3の
反転位置C、Eにそれぞれ到達するまで第1のブラシ4
8から第3のブラシ50へ電流が供給され続けてから、
第1、第2のワイパブレード8、13が停止位置兼用の
第1、第3の反転位置C、Eにそれぞれ到達したところ
で各ブラシ48、50への電流供給がカットオフされる
ことによって、第1、第2のワイパブレード8、13が
停止位置兼用の第1、第3の反転位置C、Eにそれぞれ
停止する。
【0051】第1、第2のワイパブレード8、13が高
速で動く際、ホイールギヤ55は、第2の軸受45から
第1、第2のウオームシャフト51、52に向く第2の
回転方向Bへ回転するため、アーマチュアシャフト47
と第2の軸受45とに生ずる軸受荷重が小さくなり、効
率が高くなる。
速で動く際、ホイールギヤ55は、第2の軸受45から
第1、第2のウオームシャフト51、52に向く第2の
回転方向Bへ回転するため、アーマチュアシャフト47
と第2の軸受45とに生ずる軸受荷重が小さくなり、効
率が高くなる。
【0052】上述したように、ワイパモータ2のホイー
ルギヤ55が低速で逆回転する際、アーマチュアシャフ
ト47と第2の軸受45とに生ずる軸受荷重が大きくな
るから、出力軸56が低効率で逆回転し、これに反し
て、ホイールギヤ55が高速で正回転する際、アーマチ
ュアシャフト47と第2の軸受45とに生ずる軸受荷重
が小さくなるから、出力軸56が高効率で正回転する。
その結果、第1、第2のワイパブレード8、13は、低
速動作と高速動作とで速度差が大きくなるものとなる。
ルギヤ55が低速で逆回転する際、アーマチュアシャフ
ト47と第2の軸受45とに生ずる軸受荷重が大きくな
るから、出力軸56が低効率で逆回転し、これに反し
て、ホイールギヤ55が高速で正回転する際、アーマチ
ュアシャフト47と第2の軸受45とに生ずる軸受荷重
が小さくなるから、出力軸56が高効率で正回転する。
その結果、第1、第2のワイパブレード8、13は、低
速動作と高速動作とで速度差が大きくなるものとなる。
【0053】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明の請求
項1、2、3、4、5に係わるワイパ装置によれば、ワ
イパモータのホイールギヤは、ブラシからアーマチュア
へ低速用の電流が供給された際に第1の回転方向へ回転
するから、第2の軸受とアーマチュアシャフトとに生ず
る軸受荷重が大きくなって効率が低くなる。これに対
し、ホイールギヤは、ブラシからアーマチュアへ高速用
の電流が供給された際に第2の回転方向へ回転するか
ら、第2の軸受とアーマチュアシャフトとに生ずる軸受
荷重が小さくなって効率が高くなる。それ故、ホイール
ギヤは、低速での第1の回転方向、高速での第2の回転
方向のそれぞれの回転方向で回転数差が大きくなる。よ
って、低速作動時と、高速作動時とでワイパブレードの
速度差が明確になるという優れた効果を奏する。
項1、2、3、4、5に係わるワイパ装置によれば、ワ
イパモータのホイールギヤは、ブラシからアーマチュア
へ低速用の電流が供給された際に第1の回転方向へ回転
するから、第2の軸受とアーマチュアシャフトとに生ず
る軸受荷重が大きくなって効率が低くなる。これに対
し、ホイールギヤは、ブラシからアーマチュアへ高速用
の電流が供給された際に第2の回転方向へ回転するか
ら、第2の軸受とアーマチュアシャフトとに生ずる軸受
荷重が小さくなって効率が高くなる。それ故、ホイール
ギヤは、低速での第1の回転方向、高速での第2の回転
方向のそれぞれの回転方向で回転数差が大きくなる。よ
って、低速作動時と、高速作動時とでワイパブレードの
速度差が明確になるという優れた効果を奏する。
【図1】この発明に係わるワイパ装置の一実施例の正面
図である。
図である。
【図2】図1に示したワイパ装置の底面図である。
【図3】図1に示したワイパ装置においてのワイパブレ
ードの動きを説明する正面図である。
ードの動きを説明する正面図である。
【図4】図1に示したワイパ装置に用いたワイパモータ
の内部構造を説明する断面図である。
の内部構造を説明する断面図である。
【図5】図1に示したワイパ装置に用いたワイパモータ
の内部回路図である。
の内部回路図である。
【図6】図1に示したワイパ装置に用いたワイパモータ
の内部回路図である。
の内部回路図である。
【図7】図1に示したワイパ装置に用いられたワイパモ
ータの低速回転時、高速回転時でのアーマチュアシャフ
トと第2の軸受との軸受荷重の特性図である。
ータの低速回転時、高速回転時でのアーマチュアシャフ
トと第2の軸受との軸受荷重の特性図である。
1 ワイパ装置 2 ワイパモータ 3 モータアーム 3a モータアーム長さ変更機構 4 (リンクコンロッド)第1のリンクコンロッド 5 (ピボットアーム)第1のピボットアーム 6 (ピボットシャフト)第1のピボットシャフト 7 (ワイパアーム)第1のワイパアーム 8 (ワイパブレード)第1のワイパブレード 14 (ボールピン)第1のボールピン 15 (ボールリテーナ)第1のボールリテーナ 40 モータケース 41 ギヤケース 42 (マグネット)第1のマグネット 43 (マグネット)第2のマグネット 44 第1の軸受 45 第2の軸受 46 アーマチュア 47 アーマチュアシャフト 48 (ブラシ)第1のブラシ 49 (ブラシ)第2のブラシ 50 (ブラシ)第3のブラシ 51 第1のウオームシャフト 51a 第1のねじ部 52 第2のウオームシャフト 52a 第2のねじ部 53 第1のカウンタギヤ 54 第2のカウンタギヤ 55 ホイールギヤ 56 出力軸 71 コントローラ SW1 低速スイッチ SW2 高速スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 23/66 H02K 23/66 Z H02P 7/06 H02P 7/06 K (72)発明者 村 田 行 帆 神奈川県横浜市戸塚区東俣野町1760番地 自動車電機工業株式会社内 Fターム(参考) 3D025 AA01 AC01 AD01 AE02 AE66 AE68 AG07 AG21 5H571 AA03 BB10 EE02 EE09 FF09 PP01 5H607 AA00 BB01 BB04 BB14 CC01 CC03 CC05 DD01 DD02 DD03 DD08 DD09 DD17 DD19 EE31 EE36 FF01 GG01 GG09 5H613 AA03 BB04 BB23 PP02 PP03 PP04 PP05 PP06 PP07 PP08 PP10 5H623 AA00 BB07 GG13 HH04 JJ03 JJ05 JJ06
Claims (5)
- 【請求項1】 モータケースと、 上記モータケースの一端部に取付けられた第1の軸受
と、 上記モータケースの他端部に結合されたギヤケースと、 上記ギヤケースに取付けられた第2の軸受と、 上記モータケースの内側に配置されたマグネットと、 一端部が上記第1の軸受により回転可能に支持され、中
央部が上記第2の軸受により回転可能に支持されたアー
マチュアシャフトをもち、上記マグネットの内周部に配
置されたアーマチュアと、 上記アーマチュアに対し、低速用の電流、高速用の電流
をそれぞれ供給可能なブラシと、 上記アーマチュアシャフトの他端部にそれぞれ形成さ
れ、上記第2の軸受により片持で支持された第1、第2
のウオームシャフトと、 上記第1のウオームシャフトに噛合された第1のカウン
タギヤと、 上記第2のウオームシャフトに噛合された第2のカウン
タギヤと、 上記第1、第2のカウンタギヤに噛合されたホイールギ
ヤと、 上記ホイールギヤに結合されているとともにワイパに連
結される出力軸を備え、 上記アーマチュアは、上記ブラシから低速用の電流が供
給された際に上記アーマチュアシャフトと上記第2の軸
受とのあいだに生ずる軸受荷重が大きくなる第1の回転
方向へ上記ホイールギヤを回転させ、且つ、該ブラシか
ら高速用の電流が供給された際に該軸受荷重が小さくな
る第2の回転方向へ該ホイールギヤを回転させるワイパ
モータを備えていることを特徴とするワイパ装置。 - 【請求項2】 モータケースと、 上記モータケースの一端部に取付けられた第1の軸受
と、 上記モータケースの他端部に結合されたギヤケースと、 上記ギヤケースに取付けられた第2の軸受と、 上記モータケースの内側に配置されたマグネットと、 一端部が上記第1の軸受により回転可能に支持され、中
央部が上記第2の軸受により回転可能に支持されたアー
マチュアシャフトをもち、上記マグネットの内周部に配
置されたアーマチュアと、 上記アーマチュアに対し、低速用の電流、高速用の電流
をそれぞれ供給可能なブラシと、 上記アーマチュアシャフトの他端部にそれぞれ形成さ
れ、上記第2の軸受により片持で支持された第1、第2
のウオームシャフトと、 上記第1のウオームシャフトに噛合された第1のカウン
タギヤと、 上記第2のウオームシャフトに噛合された第2のカウン
タギヤと、 上記第1、第2のカウンタギヤに噛合されたホイールギ
ヤと、 上記ホイールギヤに結合された出力軸をそなえたワイパ
モータと、 低速スイッチ、高速スイッチを備え、該低速スイッチが
オン切換えされた際に、上記アーマチュアシャフトと上
記第2の軸受とのあいだに生ずる軸受荷重が大きくなる
第1の回転方向へ上記ホイールギヤを回転させるための
電流を上記ブラシに供給し、且つ、該高速スイッチがオ
ン切換えされた際に、該軸受荷重が小さくなる第2の回
転方向へ該ホイールギヤを回転させるための電流を該ブ
ラシに供給するコントローラと、 上記出力軸に基端部が結合されたモータアームと、 上記モータアームの先端部に一端部が回動可能に結合さ
れたリンクコンロッドと、 上記リンクコンロッドの他端部に先端部が回動可能に結
合されたピボットアームと、 上記ピボットアームの基端部に結合され、車体側に回動
可能に支持されたピボットシャフトと、 上記ピボットシャフトに結合されたワイパアームと、 上記ワイパアームに装着されたワイパブレードを備えて
いることを特徴とするワイパ装置。 - 【請求項3】 ワイパモータには、対向配置された第
1、第2のブラシと、該第2のブラシの近傍に配置され
た第3のブラシとが備えられており、ワイパモータは、
第2のブラシから第1のブラシに通電された際にホイー
ルギヤが第1の回転方向に低速で回転し、第1のブラシ
から第3のブラシに通電された際にホイールギヤが第2
の回転方向に高速で回転することを特徴とする請求項1
または2に記載のワイパ装置。 - 【請求項4】 ワイパモータには、第1のウオームシャ
フトに右ねじまたは左ねじの第1のねじ部が形成されて
いるとともに、第2のウオームシャフトに第1のウオー
ムシャフトとは反対の左ねじまたは右ねじの第2のねじ
部が形成されていることを特徴とする請求項1、2、3
に記載のワイパ装置。 - 【請求項5】 モータアームには、先端部に、リンクコ
ンロッドに取付けられたボールリテーナに回動可能に結
合されるボールピンが取付けられており、ワイパモータ
のアーマチュアへ高速用の電流が供給された際に、該ア
ーマチュアへ低速用の電流が供給された際よりも出力軸
から上記ボールリテーナまでの距離を短く変更可能なモ
ータアーム長さ変更機構が備えられていることを特徴と
する請求項2、3、4に記載のワイパ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11174314A JP2001001867A (ja) | 1999-06-21 | 1999-06-21 | ワイパ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11174314A JP2001001867A (ja) | 1999-06-21 | 1999-06-21 | ワイパ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001001867A true JP2001001867A (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=15976496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11174314A Pending JP2001001867A (ja) | 1999-06-21 | 1999-06-21 | ワイパ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001001867A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20140250622A1 (en) * | 2013-03-08 | 2014-09-11 | Mitsuba Corporation | Windshield wiper assembly |
-
1999
- 1999-06-21 JP JP11174314A patent/JP2001001867A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20140250622A1 (en) * | 2013-03-08 | 2014-09-11 | Mitsuba Corporation | Windshield wiper assembly |
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