JP2004026036A - 車両用ワイパ装置 - Google Patents

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岡部 浩司
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Abstract

【課題】自動定位置停止スイッチのチャタリングを防止して車両用ワイパ装置の耐久性を向上させることである。
【解決手段】スイッチディスク62にはボトムカバー37に固定されたアース側、モータ側およびバッテリ側のコンタクトプレート63,64,65に接するリレープレート71が固定されている。また、スイッチディスク62には可動突起81が設けられており、一方、ボトムカバー37には可動突起81に対して相対回転自在に摺接する固定突起82が設けられている。そして、ワイパスイッチがOFF位置に切り替えられたときには、ワイパブレードが休止位置に達しなくても、可動突起81が固定突起82の傾斜面82b上を摺動することによりスイッチディスク62が回転移動され、バッテリ側のコンタクトプレート65はリレープレート71と非導通部72bとの境界Bから安定位置にまで移動される。
【選択図】   図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用ワイパ装置に関し、特に、自動定位置停止装置を有するワイパモータに適用して有効なものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車両に用いられる車両用ワイパ装置の駆動源としては車両に搭載されたバッテリなどの電源により作動するワイパモータが用いられている。ワイパモータは電動モータと、電動モータの回転を減速して出力するウォームギヤ機構とを有しており、ウォームギヤ機構の出力軸はリンク機構を介してワイパアームに接続されている。リンク機構は出力軸の回転運動をワイパアームの揺動運動に変換するようになっており、これによりワイパアームに取り付けられたワイパブレードがウインドシールドガラス上を揺動して払拭動作することになる。
【0003】
通常、このようなワイパモータには、ワイパ休止時の運転者の視界を確保して安全性を高めるために自動定位置停止装置が組み込まれており、運転者がワイパスイッチを無作為に休止操作した場合であっても常にワイパブレードが休止位置つまりウインドシールドガラスの下端部となる下反転位置にて停止するようになっている。自動定位置停止装置は、ウォームギヤ機構を構成するウォームホイルの端面に固定されたリレープレートと、ウォームギヤ機構を収容するギヤケースに固定されてリレープレートに相対回転自在に摺接する3つのコンタクトプレートとを有している。リレープレートには所定の位置に切り欠き部が設けられており、ウォームホイルの回転に応じて所定のコンタクトプレートがリレープレートを介して接続され、電動モータを接続状態もしくは遮断状態に切り替えるようになっている。したがって、ワイパスイッチが無作為に休止操作された場合であっても、所定のコンタクトプレートがリレープレートを介して電気回路を形成することによりワイパモータは通電状態とされ、その回転を維持することができるようになっている。そして、ワイパブレードが下反転位置となったときには、所定のコンタクトプレートがリレープレート上から切り欠き部つまりウォームホイルを形成する樹脂部分に移動することにより電気回路が遮断され、さらに、所定のコンタクトプレートとリレープレートとによりアマチュア回路を短絡することにより慣性により回転する電動モータに電気ブレーキをかけ、ワイパモータを所定の位置に停止させるようになっている。
【0004】
このようなワイパ装置では、たとえばウインドシールドガラスの下端部にワイパブレードにより掻き寄せられた雪等の障害物がある場合には、ワイパブレードはこの障害物により休止位置まで移動できずに途中で停止することになる。そして、ワイパモータはワイパアームを撓ませながら所定の位置まで回転して停止することになる。このとき、停止したワイパモータの出力軸にはリンク機構を介してワイパアームの撓みの反力が加わることになるので、この反力により出力軸つまりウォームホイルが逆転されることになる。ウォームホイルが逆転されるとコンタクトプレートは再度リレープレートに接してワイパモータを通電状態とすることになり、電動モータは再度ワイパアームを撓ませながら所定の位置に向けて回転することになる。そして、電動モータの回転により所定のコンタクトプレートが再度樹脂部分に移動することにより電気回路が遮断され、以下同様の現象が繰り返されることになる。この現象は所謂チャタリングと呼ばれる現象であり、チャタリングが繰り返されると、通電にともなう連続的な火花によりリレープレートと樹脂部分との境界部分に熱が発生し、樹脂部分を溶損する等の不具合を生じることになる。
【0005】
そこで、たとえば実開平02−41857号公報に示されるワイパモータでは、ウォームホイルに対して一方向にのみ共回りするクラッチ部材にコンタクトプレートを固定して、ウォームホイルが外力により逆転された場合であっても、コンタクトプレートがリレープレートに対して相対的に逆転されることがないようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなワイパモータであっても、障害物があってワイパブレードが休止位置まで達しない場合には、停止する際のワイパモータには障害物からの大きな負荷が加えられることになるので、ワイパモータは通電遮断後にはほとんど慣性により回転することがない。したがって、コンタクトプレートは樹脂部分のリレープレートに近接した位置にて停止することになり、コンタクトプレートがそれ自身の撓み等による僅かな変位によりリレープレートと接してチャタリングを生じる場合があった。
【0007】
本発明の目的は、自動定位置停止スイッチのチャタリングを防止して車両用ワイパ装置の耐久性を向上させることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の車両用ワイパ装置は、電動モータに回転駆動される回転体と、前記回転体に連結され、揺動往復動するワイパブレードとを有する車両用ワイパ装置であって、導通部および非導通部を備えたスイッチ板と前記回転体の回転にともなって前記スイッチ板に相対回転自在に摺接する接触子とを備え、ワイパスイッチが休止操作されても、前記ワイパアームが休止位置となるまで前記電動モータを通電状態に維持する自動定位置停止スイッチと、前記回転体の回転により前記接触子が前記導通部から前記非導通部にまで相対移動したときに、前記導通部と前記非導通部との境界から離れた安定位置に前記接触子が接触するように前記回転体を回転移動させる回転力付与手段とを有することを特徴とする。
【0009】
本発明の車両用ワイパ装置は、前記ワイパスイッチが休止操作されたときには、障害物により前記ワイパブレードが前記休止位置に達しなくても、前記接触子が前記安定位置となるまで前記回転力付与手段により前記回転体を回転移動させることを特徴とする。
【0010】
本発明の車両用ワイパ装置は、前記回転体もしくは前記回転体を収容するケーシングのいずれか一方に設けられた突起部と、前記回転体もしくは前記ケーシングのいずれか他方に設けられ、前記突起部と相対回転自在に摺接することにより前記回転体を回転移動させる摺接部とを有することを特徴とする。
【0011】
本発明の車両用ワイパ装置は、前記摺接部が前記突起部の移動方向に傾斜する傾斜面を有し、前記突起部が前記傾斜面に付勢された状態で摺接することにより前記回転体に回転力が付与されることを特徴とする。
【0012】
本発明の車両用ワイパ装置は、前記回転体を前記ケーシングに向けて付勢する付勢手段を有することを特徴とする。
【0013】
本発明の車両用ワイパ装置は、前記突起部が前記傾斜面を通過したときに前記接触子が前記安定位置に接することを特徴とする。
【0014】
本発明の車両用ワイパ装置は、リレープレートが相対的に回転する中心軸上にクラッチ部材が設けられていることを特徴とする。
【0015】
本発明にあっては、導通部と非導通部との境界から離れた安定位置に接触子が接触するように回転体を回転移動させるので、接触子が導通部に接触して電動モータが誤作動を起こすことを防止することができる。
【0016】
また、本発明にあっては、ワイパスイッチが休止操作されたときには、障害物によりワイパブレードが休止位置に達しなくても、回転力付与手段により回転体は接触子を非導通部の安定位置まで回転移動されるので、ワイパ休止時に接触子がそれ自身の撓み等により導通部に接することがなく、チャタリングを防止することができる。
【0017】
さらに、本発明にあっては、回転体に対するワイパブレードからの逆転力を遮断するクラッチ部材が設けられているので、回転力付与手段により接触子が安定位置となるまで回転体を容易に回転移動させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】
図1は本発明の一実施の形態である車両用ワイパ装置の概略を示す正面図である。車両1にはウインドシールドガラス2に付着した雨、霧、雪、前車の飛沫などの付着物を払拭するために車両用ワイパ装置3が設けられている。この車両用ワイパ装置3は運転席側つまりDR側のワイパアーム4aと助手席側つまりAS側のワイパアーム4bとを有しており、DR側のワイパアーム4aには運転席側つまりDR側のワイパブレード5aが取り付けられ、AS側のワイパアーム4bには助手席側つまりAS側のワイパブレード5bが取り付けられている。それぞれのワイパブレード5a,5bはワイパアーム4a,4b内に内装された図示しないばね部材等によりウインドシールドガラス2に弾圧的に接触するようになっている。
【0020】
車両1には2つのワイパ軸6a,6bが回転自在に支持されており、それぞれのワイパアーム4a,4bはその基端部においてワイパ軸6a,6bに固定されている。ワイパ軸6a,6bが揺動運動するとそれぞれのワイパブレード5a,5bはウインドシールドガラス2上の上反転位置とウインドシールドガラス2の下側となる下反転位置との間の払拭範囲7a,7bを互いに同一方向に揺動往復動するようになっている。つまり、この車両用ワイパ装置3の払拭パターンはタンデム式となっている。
【0021】
それぞれのワイパ軸6a,6bには駆動レバー8a,8bが固定されており、これらの駆動レバー8a,8bはそれぞれワイパ軸6a,6bと一体に作動するようになっている。駆動レバー8aと駆動レバー8bとの間には連結ロッド9がピン結合されており、この連結ロッド9を介してそれぞれの駆動レバー8a,8bは連動するようになっている。また、駆動レバー8aには駆動ロッド10の一端がピン結合されており、この駆動ロッド10の他端はクランクアーム11にピン結合されている。クランクアーム11はワイパモータ12の出力軸13に固定されており、ワイパモータ12によりクランクアーム11が回転運動されると、この回転運動が駆動ロッド10を介して駆動レバー8a,8bを揺動運動させ、それぞれのワイパブレード5a,5bによる払拭動作が行われるようになっている。
【0022】
図2は図1に示すワイパモータの詳細を示す一部切り欠き断面図であり、図3は図2に示す減速ギヤ機構の詳細を示す正面図である。また、図4は図2に示すリレーユニットの詳細を示す正面図であり、図5は図2に示す駆動ギヤとリレーユニットとの関係を示す組み立て斜視図である。さらに、図6は図2に示す電動モータの電源回路の概略を示す回路図であり、図7は可動突起と固定突起の詳細を示す斜視図である。
【0023】
図2に示すように、ワイパモータ12は電動モータ20と減速ギヤ機構21とで構成されている。電動モータ20のモータハウジング22は底付き円筒状に形成されており、このモータハウジング22の内周面には互いに異なる磁極を向かい合わせて配置された2つの永久磁石23,24が設けられている。そして、これらの永久磁石23,24により、モータハウジング22の内部には磁界が形成されるようになっている。また、モータハウジング22の内部にはこの磁界内に位置してアマチュア25が設けられており、このアマチュア25はアマチュアシャフト26がモータハウジング22の底部22aに設けられた自動調心形の軸受27に支持されることにより回転自在となっている。アマチュア25には複数のスロット30が形成されたアマチュアコア31が設けられており、これらのスロット30にはそれぞれ銅線が巻き付けられて複数のアマチュアコイル32が形成されている。また、アマチュアシャフト26にはアマチュアコア31に隣接してコミュテータ33が軸着されており、このコミュテータ33の外周に互いに絶縁された状態で放射状に配置された複数の整流子片34はそれぞれアマチュアコイル32に接続されている。
【0024】
減速ギヤ機構21のギヤケース35はフレームカバー36とケーシングとしてのボトムカバー37とを有しており、フレームカバー36には底付き円筒状に形成された円筒部36aが形成されている。そして、減速ギヤ機構21は円筒部36aをモータハウジング22の開口端22bに突き合わせた状態となって電動モータ20に図示しない締結部材により固定されている。フレームカバー36には円筒部36aに位置して貫通孔36cが形成されており、この貫通孔36cにはアマチュアシャフト26を回転自在に支持する自動調心形の軸受38が設けられている。また、円筒部36aの内部にはアース用ブラシ40と低速用ブラシ41および高速用ブラシ42を支持するブラシホルダ43が取り付けられており、それぞれのブラシ40,41,42はばね部材44により付勢されて所定の圧力でコミュテータ33に摺接するようになっている。
【0025】
フレームカバー36の内部にはギヤ室45が形成されており、このギヤ室45の内部にはアマチュアシャフト26が突出している。図3に示すように、このアマチュアシャフト26のギヤ室45の内部に位置する外周面にはそれぞれねじ方向が逆向きとなる2つのウォーム46,47が一体的に形成されており、これらのウォーム46,47と噛み合うようにギヤ室45の内部には2つのウォームホイル48,49が組み込まれている。ウォームホイル48はフレームカバー36に回転自在に支持された支軸に50に固定されることにより回転自在となっており、ウォーム46とともにウォームギヤ機構51を構成している。同様に、ウォームホイル49はフレームカバー36に回転自在に支持された支軸52に固定されることにより回転自在となっており、ウォーム47とともにウォームギヤ機構53を構成している。また、ウォームホイル48にはピニオンギヤ54が同軸に固定され、同様にウォームホイル49にはピニオンギヤ55が同軸に固定されており、これらのピニオンギヤ54,55はフレームカバー36の内部に回転自在に設けられた駆動ギヤ56に噛み合わされている。このワイパモータ12においては、それぞれのウォームギヤ機構51,53を構成するウォーム46,47のねじ方向は互いに逆向きに形成されているので、アマチュアシャフト26が回転することによりウォーム46,47がウォームホイル48,49から受けるスラスト力は互いに逆方向に働くことになる。したがって、このワイパモータ12においてはアマチュアシャフト26のスラスト方向への移動を抑制するためのスラスト軸受等を設ける必要がなく、また、その動力伝達が有効に行われることになる。
【0026】
駆動ギヤ56にはフレームカバー36に形成されたボス部36bの内周面に回転自在に支持された出力軸13の基端部が嵌合固定されており、駆動ギヤが回転すると出力軸13は駆動ギヤ56と一体に回転するようになっている。したがって、アマチュアシャフト26の回転はウォームギヤ機構51,53とピニオンギヤ54,55とを介して駆動ギヤ56に減速して伝達され、出力軸13を所定の回転数で回転駆動することになる。減速ギヤ機構21としては、本実施の形態に示すような2つのウォームギヤ機構51,53とピニオンギヤ54,55および駆動ギヤ56とによる2段減速機構のものに限らず、ウォームギヤ機構のみを用いた1段減速のものや、遊星歯車機構やタウメル減速機構を用いた減速ギヤ機構など、いずれの形式のものとしてもよい。
【0027】
出力軸13の先端部はギヤ室45の内部から外部に突出しており、前述のクランクアーム11はこの出力軸13の先端部に固定されることになる。したがって、駆動ギヤ56は出力軸13からワイパアーム4a,4bにまで至る各部材を介してワイパブレード5a,5bに連結されている。そして、電動モータ20が作動するとアマチュアシャフト26が回転し、その回転が出力軸13を介してクランクアーム11を回転駆動させることになる。
【0028】
このワイパモータ12には、運転者が車室内に設けられたワイパスイッチ60を無作為に休止操作した場合、つまり、ワイパスイッチ60を低速作動位置(以下LO位置とする)もしくは高速作動位置(以下HI位置とする)から無作為に停止位置(以下OFF位置とする)に切り替えた場合であっても、常にワイパブレード5a,5bを休止位置つまり下反転位置において停止させるために、自動定位置停止スイッチとしてのリレーユニット61が設けられている。
【0029】
図4、図5に示すように、リレーユニット61はスイッチ板としてのスイッチディスク62と、アース側、モータ側およびバッテリ側の3つのコンタクトプレート63,64,65とを有しており、このリレーユニット61はボトムカバー37内に収容されている。
【0030】
回転体としてのスイッチディスク62は、絶縁材料としての樹脂材料により底付き円筒部66aを有する円盤状に形成されたディスク本体66を有しており、このディスク本体66は底付き円筒部66aの底部に形成された貫通孔66bがボトムカバー37に形成された支持円筒部37aに支持されることにより、駆動ギヤ56と同軸となってボトムカバー37内で回転自在となっている。また、ディスク本体66の駆動ギヤ56と対向する面には、軸心から所定距離離れて従動側係合部67aが駆動ギヤ56に向けて突出して形成されており、この従動側係合部67aは駆動ギヤ56のディスク本体66に対向する面に形成された駆動側係合部67bに接触可能となっている。これらの従動側係合部67aと駆動側係合部67bとは、スイッチディスク62がボトムカバー37に対して相対的に回転する中心軸上、つまり、駆動ギヤ56とスイッチディスク62との間において一方向クラッチ部材68を構成している。これにより、電動モータ20によって駆動ギヤ56が回転駆動されると、従動側係合部67aが駆動側係合部67bに押されることによりディスク本体66は駆動ギヤ56とともに電動モータ20により回転駆動されることになり、したがって、ディスク本体66は従動側係合部67aと駆動側係合部67bとを介して駆動ギヤ56つまりワイパブレード5a,5bに連結されている。一方、電動モータ20が停止して、駆動ギヤ56が外力により逆転された場合には、一方向クラッチ部材68により駆動側係合部67bは従動側係合部67aから離れてディスク本体66は逆転されないようになっている。
【0031】
ディスク本体66の貫通孔66bと付勢手段としてのウェーブワッシャ69は支持円筒部37aを貫通し、たとえばプッシュナット等の固定部材70によって回転方向および軸方向に移動自在に支持円筒部37aに装着されている。そして、ウェーブワッシャ69によりディスク本体66はボトムカバー37方向に付勢されている。
【0032】
スイッチディスク62は導電性材料により形成された導通部としてのリレープレート71を有しており、このリレープレート71はディスク本体66のボトムカバー37と対向する側となるスイッチ面66cに固定されている。スイッチ面66cにおけるリレープレート71が占める領域は図中ハッチングを付して示してある。そして、このリレープレート71にはその外周から径方向内側に向けて配置される3つの接触範囲71a,71b,71cが設けられている。
【0033】
接触範囲71aは所定の角度範囲に形成されており、O型に形成された接触範囲71bと連続して形成されている。また、接触範囲71cは所定の角度範囲で形成されたC型となっており、接触範囲71bと連続して形成されている。スイッチ面66cのこれらの接触範囲71a,71b,71c以外の範囲はそれぞれディスク本体66が露出して、接触範囲71aに対して周方向に並ぶ非導通部72aと、接触範囲71cに対して周方向に並ぶ非導通部72bとなっている。
【0034】
一方、アース側、モータ側およびバッテリ側の3つのコンタクトプレート63,64,65はそれぞれボトムカバー37に固定されており、アース側のコンタクトプレート63はスイッチディスク62の回転にともない接触範囲71aに相対回転自在に摺接するように配置され、モータ側のコンタクトプレート64はスイッチディスク62の回転にともない接触範囲71bに相対回転自在に摺接するように配置され、接触子としてのバッテリ側のコンタクトプレート65はスイッチディスク62の回転にともない接触範囲71cに相対回転自在に摺接するように配置されている。そして、図6に示すように、それぞれのコンタクトプレート63,64,65は電動モータ20の電源回路73を構成するようになっている。つまり、アース側のコンタクトプレート63はボトムカバー37に設けられたカプラ74に配置されたアース側端子74aを介して接地されるとともに、サーキットブレーカ75を介してアース用ブラシ40に接続されている。モータ側のコンタクトプレート64はカプラ74に配置されたモータ側端子74b、ワイパスイッチ60のOFFスイッチ60aおよびカプラ74に配置されたLO側端子74cを介して低速用ブラシ41に接続されており、ワイパスイッチ60がOFF位置に切り替えられることにより低速用ブラシ41と接続され、ワイパスイッチ60がLO位置もしくはHI位置に切り替えられると低速用ブラシ41に対する接続が遮断されるようになっている。バッテリ側のコンタクトプレート65はカプラ74に配置されたバッテリ側端子74dおよびキースイッチ76とを介して車両1に搭載されたバッテリ77に接続されている。また、バッテリ77はワイパスイッチ60のLOスイッチ60bおよびHIスイッチ60cに接続されており、ワイパスイッチ60がLO位置に切り替えられるとLO側端子74cを介して低速用ブラシ41に接続され、ワイパスイッチ60がHI位置に切り替えられるとカプラ74に配置されたHI側端子74eを介して高速用ブラシ42に接続されるようになっている。さらに、低速用ブラシ41とアース用ブラシ40との間にはコンデンサ78が設けられ、高速用ブラシ42とアース用ブラシ40との間にはコンデンサ79が設けられており、さらに、アース用ブラシ40はモータハウジング22にも接続されている。これにより、スイッチディスク62の回転にともないそれぞれのコンタクトプレート63,64,65のリレープレート71に対する接触状態が切り替えられ、電動モータ20の通電状態が切り替えられることになる。
【0035】
このワイパモータ12には、ワイパスイッチ60がOFF位置とされたときには、障害物によりワイパブレード5a,5bが休止位置に達しなくてもバッテリ側のコンタクトプレート65を接触範囲71cと非導通部72bとの境界Bから離れた非導通部72b上の安定位置Sに接触させるようにスイッチディスク62を回転移動させる回転力付与手段としての突起対80が設けられている。
【0036】
図7に示すように、この突起対80はディスク本体66のスイッチ面66cにディスク本体66と一体に樹脂材料により形成された突起部としての可動突起81を有している。この可動突起81はスイッチ面66cの外周端に配置されており、接触範囲71aに摺接するアース側のコンタクトプレート63とは干渉しないように配置されている。また、この可動突起81は、スイッチ面66cからボトムカバー37に向けて突出して形成されており、その先端部81aは周方向に向けて湾曲した形状となっている。そして、この可動突起81はその先端部81aをボトムカバー37に近接させた状態としてディスク本体66と一体に回転するようになっている。また、突起対80はボトムカバー37にこのボトムカバー37と一体に形成された摺接部としての固定突起82を有しており、この固定突起82には2つの傾斜面82a,82bが形成されている。これらの傾斜面82a,82bは可動突起81の回転軌道上に配置されており、傾斜面82aはスイッチディスク62の回転方向つまり可動突起81の移動方向に向けて徐々にスイッチディスク62に近づく方向に傾斜しており、傾斜面82bは傾斜面82aと連続してスイッチディスク62の回転方向つまり可動突起81の移動方向に向けて徐々にスイッチディスク62から離れる方向に傾斜している。そして、スイッチディスク62の回転移動にともない、可動突起81はこれらの傾斜面82a,82bに相対回転自在に摺動するようになっている。また、可動突起81が傾斜面82a,82b上を摺動する際には、スイッチディスク62とストッパ56aとの間に設けられたウェーブワッシャ69により、可動突起81は傾斜面82a,82bに対して付勢された状態で摺接することになる。
【0037】
図8(a)〜(d)はスイッチディスクの回転にともなう可動突起と固定突起の位置関係の変化を示す断面図であり、図8(a)に示すようにスイッチディスク62が回転すると、可動突起81は固定突起82に向けて回転移動する。そして、図8(b)に示すように可動突起81が傾斜面82aに達して傾斜面82a上を摺動すると、スイッチディスク62はウェーブワッシャ69を圧縮しながら可動突起81とともにボトムカバー37から離れる方向に移動されることになる。そして、さらにスイッチディスク62が回転して、図8(c)に示すように可動突起81が傾斜面82bにまで達すると、スイッチディスク62を軸方向のボトムカバー37側に付勢するウェーブワッシャ69のばね力は、可動突起81と傾斜面82bとを介してスイッチディスク62に回転力を加えることになる。したがって、電動モータ20が停止した場合であっても、可動突起81が傾斜面82b上に位置したときにはスイッチディスク62は、図8(d)に示すように可動突起81が傾斜面82bの端部に達するまでウェーブワッシャ69のばね力により回転移動されるようになっている。
【0038】
図9(a)〜(d)はリレープレートに対するコンタクトプレートの接触状態の変化を概略で示す説明図であり、図10(a)、(b)はワイパブレードの休止位置に障害物があるときのリレープレートに対するコンタクトプレートの接触状態の変化を概略で示す説明図である。
【0039】
次に、このようなワイパモータ12を有する車両用ワイパ装置3の作動について説明する。
【0040】
キースイッチ76を閉じた状態でワイパスイッチ60をOFF位置からLO位置に切り替えると低速用ブラシ41にバッテリ77からの電流が供給され、コミュテータ33により整流された電流がアマチュアコイル32に流れることになる。この電流によりアマチュア25に回転力が発生してワイパモータ12が作動し、ワイパ軸6a,6bに取り付けられたワイパアーム4a,4bを作動させてワイパブレード5a,5bによる払拭動作が行われることになる。また、ワイパスイッチ60をHI位置に切り替えると高速用ブラシ42にバッテリ77からの電流が供給され、ワイパモータ12はLO位置の場合よりも高速で回転し、ワイパブレード5a,5bは高速で払拭動作を行うことになる。
【0041】
この車両用ワイパ装置3では、ワイパスイッチ60がLO位置もしくはHI位置から無作為にOFF位置に切り替えられると、リレーユニット61によりワイパモータ12はワイパブレード5a,5bが休止位置つまり下反転位置となったときに自動的に停止することになる。
【0042】
たとえば、ワイパスイッチ60がLO位置もしくはHI位置とされて電動モータ20が回転し、スイッチディスク62が図9(a)に示す回転位置となったときにワイパスイッチ60が無作為にOFF位置に切り替えられたとすると、電動モータ20に対するワイパスイッチ60のLOスイッチ60bもしくはHIスイッチ60cは遮断されて、これらのスイッチ60b,60cを介した電力供給は停止されるが、このときバッテリ側のコンタクトプレート65は接触範囲71cに接し、モータ側のコンタクトプレート64が接触範囲71bに接して、リレープレート71を介してこれらのコンタクトプレート64,65が接続されているので、低速用ブラシ41はワイパスイッチ60のOFFスイッチ60a、モータ側のコンタクトプレート64、リレープレート71およびバッテリ側のコンタクトプレート65を介してバッテリ77に接続されることになる。これにより、ワイパスイッチ60がOFF位置に切り替えられても電動モータ20に対する電力供給が維持され電動モータ20は回転を続けることになる。このとき可動突起81は、たとえば図8(a)に示すように固定突起82とは離れており、スイッチディスク62と一体に固定突起82に向けて移動している。そして、ワイパブレード5a,5bが下反転位置となるまで電動モータ20は通電状態に維持されることになる。
【0043】
次に、電動モータ20の回転により、スイッチディスク62が図9(b)に示す回転位置を経て、図9(c)に示す位置まで回転するとバッテリ側のコンタクトプレート65がリレープレート71の接触範囲71cから非導通部72bに移動してバッテリ側のコンタクトプレート65とモータ側のコンタクトプレート64との接続が遮断され、低速用ブラシ41への電力供給が遮断されることになる。このとき、ワイパブレード5a,5bは略下反転位置に位置するようにされている。つまり、ワイパスイッチ60が無作為にOFF位置に切り替えられた場合には、バッテリ側のコンタクトプレート65が非導通部72bに達したときに電動モータ20への電力供給が停止される。このとき、可動突起81は、図8(c)に示すように傾斜面82aを乗り越え、傾斜面82b上に位置している。
【0044】
この場合、電動モータ20への電力供給が停止されても、アマチュア25の慣性力等により電動モータ20は回転を維持することになる。そのため、スイッチディスク62が図9(d)まで回転されると、アース側のコンタクトプレート63はリレープレート71の接触範囲71aに接し、常時接触範囲71bに接するモータ側のコンタクトプレート64と接続され、低速用ブラシ41はアース側のコンタクトプレート63、リレープレート71およびモータ側のコンタクトプレート64を介してアース用ブラシ40と短絡され、この電動モータ20に電気的なブレーキをかけるようになっている。したがって、電動モータ20はアース側のコンタクトプレート63がリレープレート71に接したときに完全に停止することになり、ワイパブレード5a,5bはこのとき下反転位置に位置するようにされている。このとき、バッテリ側のコンタクトプレート65は、接触範囲71cと非導通部72bとの境界Bから離れた非導通部72b上の安定位置Sにて停止しており、また、可動突起81は、図8(d)に示すように傾斜面82bを通過している。
【0045】
次に、ウインドシールドガラス2の下端部にワイパブレード5a,5bにより掻き寄せられた雪等の障害物がある場合における、この車両用ワイパ装置3の作動について説明する。
【0046】
まず、上述の場合と同様に、ワイパ作動状態からワイパスイッチ60が無作為にOFF位置に切り替えられると、モータ側のコンタクトプレート64とバッテリ側のコンタクトプレート65とがリレープレート71を介して接続されることにより電動モータ20は回転を維持し、ワイパブレード5a,5bは下反転位置に向かって移動する。そして、ワイパブレード5a,5bが障害物に接してその移動が規制された状態となって休止位置まで達せずに途中で停止しても、ワイパモータ20はワイパブレード5a,5b、ワイパアーム4a,4b等を撓ませながら回転を続ける。そして、スイッチディスク62が図10(a)に示す位置まで回転すると、バッテリ側のコンタクトプレート65が接触範囲71cから非導通部72bに相対移動して電動モータ20への電力供給が停止される。
【0047】
このとき、障害物によりワイパブレード5a,5bは下反転位置にまで達していないので、出力軸13にはワイパブレード5a,5b等の撓みの復元力が加えられることになり、したがって、電動モータ20は電流の供給が停止された後には慣性により回転することはない。また、出力軸13はこの復元力により逆転され、出力軸13に固定された駆動ギヤ56も同様に逆転されることになる。しかし、このワイパモータ12では、駆動ギヤ56の回転は駆動側係合部67bと従動側係合部67aとを介してスイッチディスク62に伝達されるようになっているため、図10(a)に示すように、駆動ギヤ56が逆転しても係合部同士が離れるのみでスイッチディスク62は逆転されずにその位置を維持することになる。したがって、スイッチディスク62は、図10(a)に示す位置となったときに電動モータ20による回転移動を停止し、バッテリ側のコンタクトプレート65は接触範囲71cと非導通部72bとの境界の近傍にて非導通部72bに接した状態となっている。
【0048】
このとき、スイッチディスク62に設けられた可動突起81は、図8(c)に示すように傾斜面82aを通過して傾斜面82b上に位置しており、また、可動突起81が傾斜面82b上に位置することによりスイッチディスク62はウェーブワッシャ60のばね力に抗してボトムカバー37から離れる方向に移動されている。したがって、可動突起81はウェーブワッシャ69の軸方向荷重としてのばね力により傾斜面82bに押し付けられることになり、これによりスイッチディスク62は可動突起81が傾斜面82bに沿って移動しながらスイッチディスク62とボトムカバー37との間隔を縮める方向に回転移動することになる。つまり、ウェーブワッシャ69のばね力が可動突起81と傾斜面82bとによりスイッチディスク62を回転させる回転力を生じ、スイッチディスク62を回転移動させることになる。そして、可動突起81が傾斜面82bを通過して、図8(d)に示す位置にまで移動するとスイッチディスク62に対する回転力は消滅し、このときスイッチディスク62は図10(b)に示す位置となる。この状態では、バッテリ側のコンタクトプレート65は、接触範囲71cと非導通部72bとの境界Bから所定距離離れた安定位置Sにて非導通部72bに接することになるので、このバッテリ側のコンタクトプレート65自身の撓み等により接触範囲71cに接することがなく、チャタリングを防止することができる。
【0049】
このように、本発明の車両用ワイパ装置3では、可動突起81と傾斜面82bとによりスイッチディスク62は接触範囲71cと非導通部72bとの境界Bから所定距離離れた安定位置Sにバッテリ側のコンタクトプレート65が接触するように回転移動されるので、バッテリ側のコンタクトプレート65が接触範囲71cに接触して電動モータ20が誤作動を起こすことを防止することができる。
【0050】
また、本発明の車両用ワイパ装置3では、ワイパ作動中にワイパスイッチ60がOFF位置とされたときには、障害物によりワイパブレード5a,5bが下反転位置に達しなくても、突起対80によりスイッチディスク62はバッテリ側のコンタクトプレート65が安定位置Sに接する位置まで回転移動されるので、ワイパ休止時にバッテリ側のコンタクトプレート65がそれ自身の撓み等によりリレープレート71に接することがなく、チャタリングを防止することができる。
【0051】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、本実施の形態においては、このワイパモータ12をタンデム式の払拭パターンとなる車両用ワイパ装置3に用いているが、これに限らず、対向払拭式等、他の払拭パターンの車両用ワイパ装置に適用してもよい。
【0052】
また、本実施の形態では、回転力付与手段をスイッチディスク62に形成された可動突起81とボトムカバー37に形成された固定突起82とにより構成される突起対80としたが、これに限らず、接触範囲71cから非導通部72bに移動したバッテリ側のコンタクトプレート65が安定位置Sに接する位置までスイッチディスク62を回転させるものであれば、他の形状、形式のものとしてもよい。
【0053】
さらに、本実施の形態では、突起対80は1つ設けられているが、これに限らず、複数設けるようにしてもよい。
【0054】
さらに、本実施の形態では、突起部を回転体としてのスイッチディスク62に設け、摺接部をケーシングとしてのボトムカバー37に設けているが、これに限らず、突起部をボトムカバー37に設け、摺接部をスイッチディスク62に設けるようにしてもよい。
【0055】
さらに、本実施の形態では、リレープレート71はスイッチディスク62に固定されているが、これに限らず、駆動ギヤ56の端面やボトムカバー37に固定するようにしてもよい。前者の場合には非導通部を駆動ギヤの端面としてもよく、また、後者の場合には各コンタクトプレートはスイッチディスクもしくは駆動ギヤの端面等に固定されることになる。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、導通部と非導通部との境界から離れた安定位置に接触子が接触するように回転体を回転移動させるので、接触子が導通部に接触して電動モータが誤作動を起こすことを防止することができる。
【0057】
また、本発明によれば、ワイパスイッチが休止操作されたときには、障害物によりワイパブレードが休止位置に達しなくても、回転力付与手段により回転体は接触子を非導通部の安定位置に接する位置まで回転移動されるので、ワイパ休止時に接触子がそれ自身の撓み等により導通部に接することがなく、チャタリングを防止することができる。
【0058】
さらに、本発明によれば、回転体に対するワイパブレードからの逆転力を遮断するクラッチ部材が設けられているので、回転力付与手段により接触子が安定位置となるまで回転体を容易に回転移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である車両用ワイパ装置の概略を示す正面図である。
【図2】図1に示すワイパモータの詳細を示す一部切り欠き断面図である。
【図3】図2に示す減速ギヤ機構の詳細を示す正面図である。
【図4】図2に示すリレーユニットの詳細を示す正面図である。
【図5】図2に示す駆動ギヤとリレーユニットとの関係を示す組み立て斜視図である。
【図6】図2に示す電動モータの電源回路の概略を示す回路図である。
【図7】可動突起と固定突起の詳細を示す斜視図である。
【図8】(a)〜(d)はスイッチディスクの回転にともなう可動突起と固定突起の位置関係の変化を示す断面図である。
【図9】(a)〜(d)はリレープレートに対するコンタクトプレートの接触状態の変化を概略で示す説明図である。
【図10】(a)、(b)ワイパブレードの休止位置に障害物があるときのリレープレートに対するコンタクトプレートの接触状態の変化を概略で示す説明図である。
【符号の説明】
1 車両
2 ウインドシールドガラス
3 車両用ワイパ装置
4a DR側のワイパアーム
4b AS側のワイパアーム
5a DR側のワイパブレード
5b AS側のワイパブレード
6a,6b ワイパ軸
7a,7b 払拭範囲
8a,8b 駆動レバー
9 連結ロッド
10 駆動ロッド
11 クランクアーム
12 ワイパモータ
13 出力軸
20 電動モータ
21 減速ギヤ機構
22 モータハウジング
22a 底部
22b 開口端
23,24 永久磁石
25 アマチュア
26 アマチュアシャフト
27 軸受
30 スロット
31 アマチュアコア
32 アマチュアコイル
33 コミュテータ
34 整流子片
35 ギヤケース
36 フレームカバー
36a 円筒部
36b ボス部
36c 貫通孔
37 ボトムカバー
37a 支持円筒部
38 軸受
40 アース用ブラシ
41 低速用ブラシ
42 高速用ブラシ
43 ブラシホルダ
44 ばね部材
45 ギヤ室
46,47 ウォーム
48,49 ウォームホイル
50 支軸
51 ウォームギヤ機構
52 支軸
53 ウォームギヤ機構
54,55 ピニオンギヤ
56 駆動ギヤ
56a ストッパ
60 ワイパスイッチ
60a OFFスイッチ
60b LOスイッチ
60c HIスイッチ
61 リレーユニット
62 スイッチディスク
63 アース側のコンタクトプレート
64 モータ側のコンタクトプレート
65 バッテリ側のコンタクトプレート
66 ディスク本体
66a 底付き円筒部
66b 貫通孔
66c スイッチ面
67a 従動側係合部
67b 駆動側係合部
68 一方向クラッチ部材
69 ウェーブワッシャ
70 固定部材
71 リレープレート
71a,71b,71c 接触範囲
72a,72b 非導通部
73 電源回路
74 カプラ
74a アース側端子
74b モータ側端子
74c LO側端子
74d バッテリ側端子
74e HI側端子
75 サーキットブレーカ
76 キースイッチ
77 バッテリ
78,79 コンデンサ
80 突起対
81 可動突起
81a 先端部
82 固定突起
82a,82b 傾斜面
B 境界
S 安定位置

Claims (7)

  1. 電動モータに回転駆動される回転体と、前記回転体に連結され、揺動往復動するワイパブレードとを有する車両用ワイパ装置であって、
    導通部および非導通部を備えたスイッチ板と前記回転体の回転にともなって前記スイッチ板に相対回転自在に摺接する接触子とを備え、ワイパスイッチが休止操作されても、前記ワイパブレードが休止位置となるまで前記電動モータを通電状態に維持する自動定位置停止スイッチと、
    前記回転体の回転により前記接触子が前記導通部から前記非導通部にまで相対移動したときに、前記導通部と前記非導通部との境界から離れた安定位置に前記接触子が接触するように前記回転体を回転移動させる回転力付与手段とを有することを特徴とする車両用ワイパ装置。
  2. 請求項1記載の車両用ワイパ装置において、前記ワイパスイッチが休止操作されたときには、障害物により前記ワイパブレードが前記休止位置に達しなくても、前記接触子が前記安定位置となるまで前記回転力付与手段により前記回転体を回転移動させることを特徴とする車両用ワイパ装置。
  3. 請求項1または2記載の車両用ワイパ装置において、前記回転体もしくは前記回転体を収容するケーシングのいずれか一方に設けられた突起部と、前記回転体もしくは前記ケーシングのいずれか他方に設けられ、前記突起部と相対回転自在に摺接することにより前記回転体を回転移動させる摺接部とを有することを特徴とする車両用ワイパ装置。
  4. 請求項3記載の車両用ワイパ装置において、前記摺接部が前記突起部の移動方向に傾斜する傾斜面を有し、前記突起部が前記傾斜面に付勢された状態で摺接することにより前記回転体に回転力が付与されることを特徴とする車両用ワイパ装置。
  5. 請求項4記載の車両用ワイパ装置において、前記回転体を前記ケーシングに向けて付勢する付勢手段を有することを特徴とする車両用ワイパ装置。
  6. 請求項4または5記載の車両用ワイパ装置において、前記突起部が前記傾斜面を通過したときに前記接触子が前記安定位置に接することを特徴とする車両用ワイパ装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両用ワイパ装置において、リレープレートが相対的に回転する中心軸上にクラッチ部材が設けられていることを特徴とする車両用ワイパ装置。
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