JP2001327121A - 減速機構付モータ - Google Patents

減速機構付モータ

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JP2001327121A
JP2001327121A JP2000144658A JP2000144658A JP2001327121A JP 2001327121 A JP2001327121 A JP 2001327121A JP 2000144658 A JP2000144658 A JP 2000144658A JP 2000144658 A JP2000144658 A JP 2000144658A JP 2001327121 A JP2001327121 A JP 2001327121A
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worm
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small
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JP2000144658A
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Inventor
Hiroshi Uchiyama
山 寛 内
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Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きなトルクを得るに際し、小型化を図れる
とともに長寿命になる減速機構付モータを提供する。 【解決手段】 アーマチュア軸7に少なくとも2個形成
されたウオーム8、9、10、11と、アーマチュア軸
7のウオーム8、9、10、11にそれぞれ噛合された
少なくとも3個のカウンタギヤ14、15、17、16
と、カウンタギヤ14、15、17、16のそれぞれが
外側に配置されて噛合されたホイールギヤ18と、ホイ
ールギヤ18に結合された出力軸19を備えている減速
機構付モータ1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通電により回転
するアーマチュアに備えたアーマチュア軸の回転を減速
して出力する減速機構付モータに関する。
【0002】
【従来の技術】通電により回転するアーマチュアに備え
たアーマチュア軸の回転を減速して出力する減速機構付
モータとしては、アーマチュア軸に第1、第2のウオー
ムが形成され、第1のウオームに第1のカウンタギヤの
大径歯部が噛合され、第2のウオームに第2のカウンタ
ギヤの大径歯部が噛合されており、第1のカウンタギヤ
の小径歯部、第2のカウンタギヤの小径歯部がホイール
ギヤに形成された外歯にそれぞれ噛合され、このホイー
ルギヤが出力軸に固定されているものが特公昭62−3
8576号により知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の減速機構付モー
タにおいて、出力軸より発生されるトルクをより大きく
するに際し、第1のカウンタギヤ、第2のカウンタギ
ヤ、ホイールギヤの歯車の強度を高めるには、アーマチ
ュア軸の回転を多段で減速するか、あるいは、第1のカ
ウンタギヤ、第2のカウンタギヤ、ホイールギヤのそれ
ぞれを大径にする必要がある。その結果、減速機構付モ
ータ全体の外形が大型になり、取付けのスペースを多く
必要とすることになって、車体においてのレイアウトが
難しくなる可能性があるという問題点があった。
【0004】さらにまた、出力軸にワイパリンクのモー
タアームを結合してワイパリンクを動かす場合、出力軸
を中心してカウンタギヤが片側に寄って配置されている
ので、出力軸の一点がギヤケースの対向する位置に集中
して当り、その結果、出力軸とギヤケースとの間にがた
が生ずるという問題点があった。
【0005】
【発明の目的】この発明に係わる減速機構付モータは、
大きなトルクを得るに際し、小型化を図れるとともに長
寿命になる減速機構付モータを提供することを目的とし
ている。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わる減速機構付モータでは、モータヨークと、モータヨ
ークに固定されたギヤケースと、モータヨークの内側に
配置されたマグネットと、マグネットの内周側に配置さ
れてモータヨークとギヤケースとにより回転可能に支持
されていて通電により回転するアーマチュア軸をもつア
ーマチュアを備えた減速機構付モータにおいて、それぞ
れの捩じれ方向が相反する捩じれ方向に形成された少な
くとも2個のウオームが直列に形成され、ギヤケースに
回転可能に支持され、アーマチュア軸のウオームにそれ
ぞれ噛合された少なくとも3個のカウンタギヤと、各カ
ウンタギヤの外側に配置されて噛合される外歯が形成さ
れたホイールギヤと、ホイールギヤに結合された出力軸
を備えている構成としたことを特徴としている。
【0008】この発明の請求項2に係わる減速機構付モ
ータでは、内側にマグネットが配置されたモータヨーク
のマグネットの内周部に回転可能に配置されたアーマチ
ュアと、モータヨークに結合されたギヤケースと、ギヤ
ケース内に配置され、アーマチュアにもつアーマチュア
軸に噛合された減速機構とを備えた減速機構付モータで
あって、減速機構には、アーマチュア軸に直列に形成さ
れ、それぞれの捩じれ方向が相反する捩じれ方向に形成
された少なくとも2個のウオームと、ギヤケースに回転
可能に支持され、アーマチュア軸のウオームにそれぞれ
噛合された少なくとも3個のカウンタギヤと、各カウン
タギヤの外側に配置されて噛合されたホイールギヤを備
えている構成としたことを特徴としている。
【0009】この発明の請求項3に係わる減速機構付モ
ータでは、請求項1または2の構成に加え、ウオーム
は、第1、第2、第3、第4のウオームとよりなり、カ
ウンタギヤは、第1のウオームに噛合された第1のカウ
ンタギヤと、第2のウオームに噛合された第2のカウン
タギヤと、第3のウオームに噛合された第3のカウンタ
ギヤと、第4のウオームに噛合された第4のカウンタギ
ヤとが備えられている構成としたことを特徴としてい
る。
【0010】この発明の請求項4に係わる減速機構付モ
ータでは、請求項1または2の構成に加え、ウオーム
は、第1、第2、第3のウオームとよりなり、カウンタ
ギヤは、第1のウオームに噛合された第1のカウンタギ
ヤと、第2のウオームに噛合された第2のカウンタギヤ
と、第3のウオームに噛合された第3のカウンタギヤと
が備えられている構成としたことを特徴としている。
【0011】この発明の請求項5に係わる減速機構付モ
ータでは、請求項3の構成に加え、第1、第2のカウン
タギヤと第3、第4のカウンタギヤとは、ホイールギヤ
の中心からアーマチュア軸に下ろした垂線に対して対称
な位置に配置されている構成としたことを特徴としてい
る。
【0012】この発明の請求項6に係わる減速機構付モ
ータでは、内周部にマグネットが固定されたモータヨー
クと、モータヨークに固定されたギヤケースと、モータ
ヨークのマグネットに対向して配置され、アーマチュア
軸を有し、通電により回転するアーマチュアとを備えた
減速機構付モータにおいて、アーマチュアのアーマチュ
ア軸には、一方の捩じれ方向に形成された第1のウオー
ムと、この第1のウオームより延設され、第1のウオー
ムの捩じれ方向に対し相反する他方の捩じれ方向に形成
された第2のウオームとが直列に形成され、第1の小径
歯車部と、第1のウオームに噛合う第1の大径歯車部と
が形成された第1のカウンタギヤと、第2の小径歯車部
と、第2のウオームに噛合う第2の大径歯車部とが形成
された第2のカウンタギヤと、第3の小径歯車部と、第
2のウオームに噛合う第3の大径歯車部とが形成された
第3のカウンタギヤと、第1のカウンタギヤの第1の小
径歯車部と、第2のカウンタギヤの第2の小径歯車部
と、第3のカウンタギヤの第3の小径歯車部とに噛合わ
された歯部が形成されたホイールギヤとを備えている構
成としたことを特徴としている。
【0013】この発明の請求項7に係わる減速機構付モ
ータでは、アーマチュアのアーマチュア軸には、一方の
捩じれ方向に形成された第1のウオームと、この第1の
ウオームより延設され、第1のウオームの捩じれ方向に
対し相反する他方の捩じれ方向に形成された第2のウオ
ームと、この第2のウオームより延設され、第1のウオ
ームと同一な一方の捩じれ方向に形成された第3のウオ
ームとが直列に形成され、第1の小径歯車部と、第1の
ウオームに噛合う第1の大径歯車部とが形成された第1
のカウンタギヤと、第2の小径歯車部と、第2のウオー
ムに噛合う第2の大径歯車部とが形成された第2のカウ
ンタギヤと、第3の小径歯車部と、第3のウオームに噛
合う第3の大径歯車部とが形成された第3のカウンタギ
ヤと、第1のカウンタギヤの第1の小径歯車部と、第2
のカウンタギヤの第2の小径歯車部と、第3のカウンタ
ギヤの第3の小径歯車部とに噛合わされた歯部が形成さ
れたホイールギヤとを備えている構成としたことを特徴
としている。
【0014】この発明の請求項8に係わる減速機構付モ
ータでは、アーマチュアのアーマチュア軸には、一方の
捩じれ方向に形成された第1のウオームと、この第1の
ウオームより延設され、第1のウオームの捩じれ方向に
対し相反する他方の捩じれ方向に形成された第2のウオ
ームと、この第2のウオームより延設され、第1のウオ
ームと同一な一方の捩じれ方向に形成された第3のウオ
ームとが直列に形成され、第1の小径歯車部と、第1の
ウオームに噛合う第1の大径歯車部とが形成された第1
のカウンタギヤと、第2の小径歯車部と、第2のウオー
ムに噛合う第2の大径歯車部とが形成された第2のカウ
ンタギヤと、第3の小径歯車部と、第3のウオームに噛
合う第3の大径歯車部とが形成された第3のカウンタギ
ヤと、第4の小径歯車部と、第2のウオームに噛合う第
4の大径歯車部とが形成された第4のカウンタギヤと、
第1のカウンタギヤの第1の小径歯車部と、第2のカウ
ンタギヤの第2の小径歯車部と、第3のカウンタギヤの
第3の小径歯車部と、第4のカウンタギヤの第4の小径
歯車部とに噛合わされた歯部が形成されたホイールギヤ
とを備えている構成としたことを特徴としている。
【0015】
【発明の作用】この発明に係わる減速機構付モータにお
いて、少なくとも3個のカウンタギヤのそれぞれは、ホ
イールギヤの外側にそれぞれ配置されてアーマチュア軸
のウオームの回転をホイールギヤに減速して伝える。そ
れ故、歯車強度が高くなって、大きなトルクに耐え得
る。そして、出力軸を中心にしてカウンタギヤを対称的
に配置することにより、出力軸の一点がギヤケースの対
向する位置に集中して当ることがなくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
【0017】
【実施例】図1および図2にはこの発明に係わる減速機
構付モータの第1実施例が示されている。
【0018】図示する減速機構付モータ1は、主とし
て、モータヨーク2、ギヤケース3、第1のマグネット
4、第2のマグネット5、アーマチュア6、アーマチュ
ア軸7、第1のウオーム8、第2のウオーム9、第3の
ウオーム10、第4のウオーム11、第1のブラシ1
2、第2のブラシ13、第3のブラシ(図示せず、)、
第1のカウンタギヤ14、第2のカウンタギヤ15、第
3のカウンタギヤ16、第4のカウンタギヤ17、ホイ
ールギヤ18、出力軸19から構成されている。第1、
第2、第3、第4のウオーム8、9、10、11と、第
1、第2、第3、第4のカウンタギヤ14、15、1
6、17と、ホイールギヤ18とにより減速機構20が
構成されている。
【0019】モータヨーク2には、筒形のモータヨーク
本体2aの一端部にエンドキャップ2bが形成されてお
り、このエンドキャップ2bの内側に第1の軸受21が
取付けられている。第1の軸受21は、アーマチュア軸
7の一端部を回転可能に支持する。モータヨーク本体2
aの他端部には、フランジ2cが形成されており、この
フランジ2cがギヤケース3の一端部にビス40によっ
てねじ止めされている。
【0020】モータヨーク本体2aの内側には、第1、
第2のマグネット4、5がそれぞれ固定されている。第
1、第2のマグネット4、5の内周側には、アーマチュ
ア6が配置されている。
【0021】アーマチュア6には、アーマチュア軸7が
備えられている。このアーマチュア軸7には、アーマチ
ュアコア22、コンミュテータ23が固定されている。
そして、アーマチュア6には、アーマチュアコア22に
巻回されているとともにコンミュテータ23に電気的に
接続されたアーマチュアコイル24が備えられている。
【0022】アーマチュア軸7の他端部寄りには、第1
のウオーム8、第2のウオーム9、第3のウオーム1
0、第4のウオーム11がそれぞれ直列にして形成され
ている。
【0023】第1、第2、第3、第4のウオーム8、
9、10、11は、それぞれ同一の長さ寸法にされてお
り、第1、第4のウオーム8、11は右捩じれであり、
第2、第3のウオーム9、10は左捩じれである。この
とき、第2、第3のウオーム9、10は、同一に形成さ
れていても良く、その場合、第3のウオーム10は、第
2のウオーム9として形成される。
【0024】アーマチュア軸7の他端部寄りには、第1
のウオーム8、第2のウオーム9、第3のウオーム1
0、第4のウオーム11がそれぞれ直列にして形成され
ている。
【0025】第1、第2、第3、第4のウオーム8、
9、10、11は、それぞれ同一の長さ寸法にされてお
り、第1、第4のウオーム8、11は右捩じれであり、
第2、第3のウオーム9、10は左捩じれである。この
とき、第2、第3のウオーム8、11は、同一に形成さ
れていても良い。
【0026】ギヤケース3の一端部には、ホルダベース
25が取付けられている。このホルダベース25には、
第1のブラシボックス25a、第2のブラシボックス2
5b、図示しない第3のブラシボックスがそれぞれ形成
されている。第1のブラシボックス25a内には、第1
のブラシばね26を先にして第1のブラシ12が収容さ
れている。第2のブラシボックス25b内には、図示し
ない第2のブラシばねを先にして第2のブラシ13が収
容されている。第3のブラシボックス内には、図示しな
い第3のブラシばねを先にして第3のブラシが収容され
ている。
【0027】第1のブラシ12と第2のブラシ13と
は、アーマチュアコイル24に対する低速回転用の電流
供給に用いられ、第1のブラシ12と第3のブラシと
は、アーマチュアコイル24に対する高速回転用の電流
供給に用いられる。
【0028】第1のブラシ12、第2のブラシ13、第
3のブラシのそれぞれは、図示しないモータ制御回路に
それぞれ電気的に接続される。モータ制御回路に備えら
れた低速スイッチがオンされると、第1のブラシ12か
ら第2のブラシ13に向け通電が行われることによりア
ーマチュア軸7が低速で正回転する。これとは異なり、
モータ制御回路に備えられた高速スイッチがオンされる
と、第1のブラシ12かせ第3のブラシに向け通電が行
われることによりアーマチュア軸7が高速で正回転す
る。
【0029】ギヤケース3には、中央部にシャフト孔3
aが形成され、このシャフト孔3aに連通して減速機構
収容部3bが形成されている。シャフト孔3aの一端部
には、第2の軸受27が取付けられている。この第2の
軸受27は、アーマチュア軸7の中央部を回転可能に支
持する。ギヤケース3の減速機構収容部3bの端部に
は、アーマチュア軸7の他端部を回転可能に支持する第
3の軸受28が取付けられている。ギヤケース3の減速
機構収容部3bは、ギヤケースカバー29によって覆わ
れている。
【0030】減速機構収容部3b内には、アーマチュア
軸7の第1、第2、第3、第4のウオーム8、9、1
0、11が配置されている。減速機構収容部3bの底板
3cのほぼ中央には、図2に示されるように、円筒形に
された出力軸支持部3dが形成されている。この出力軸
支持部3d内には、出力軸19を回転可能に支持するた
めの図示しない軸受が取付けられている。
【0031】出力軸支持部3dの外側には、円筒形の撓
み受回転部材30が取付けられている。この撓み受回転
部材30は、アーマチュア軸7に曲げ応力がかからない
通常時、アーマチュア軸7の第2、第3のウオーム9、
10の中間部に衝突せずに離れて配置される。しかし、
アーマチュア軸7の第2、第3のウオーム9、10が第
2、第4のカウンタギヤ15、16から離れる方向にア
ーマチュア軸7に曲げ応力がかかって、アーマチュア軸
7が撓んだ際、アーマチュア軸7の第2、第3のウオー
ム9、10が撓み受回転部材30に衝突して第2、第3
のウオーム9、10に押圧されながら、撓み受回転部材
30が第2、第3のウオーム9、10のねじのつる巻線
の移動により自ら回転する。このとき、撓み受回転部材
30は、アーマチュア軸7が正回転する際に図1中時計
方向に回転され、これに反して、アーマチュア軸7が逆
回転する際に図1中反時計方向に回転される。
【0032】撓み受回転部材30は、曲げ応力がかけら
れたアーマチュア軸7に衝突することによって、アーマ
チュア軸7の回転力により正方向、逆方向に回転するこ
とによりアーマチュア軸7の曲りを抑制し、第1、第4
のウオーム8、11が第1、第3のカウンタギヤ14、
17に形成された第1、第3の大径歯部14b、17b
にそれぞれ極端に接近しないようにして、第1、第4の
ウオーム8、11が第1、第3のカウンタギヤ14、1
7の第1、第3の大径歯部14b、17bにそれぞれ食
い込まないようにする。また、撓み受回転部材30は、
第2、第3のウオーム9、10が第2、第4のカウンタ
ギヤ15、16の第2、第4の大径歯部15b、16b
からそれぞれ大きく離れないようにして、第2、第3の
ウオーム9、10が第2、第4のカウンタギヤ15、1
6の第2、第4の大径歯部15b、16bのねじ山を乗
り上げないようにする。
【0033】撓み受回転部材30は、出力軸支持部3d
に回転可能に支持されているから、第2、第3のウオー
ム9、10から与えられた回転力により回転する際、第
2、第3のウオーム9、10から受ける押圧力が分散さ
れて一点に集中することがないので、偏摩耗が防止さ
れ、隙間寸法が確保される。この場合、撓み受回転部材
30は、ギヤケース3の出力軸支持部3dに回転可能に
して取付けられているが、これに限らず、例えば、ギヤ
ケース3の減速機構収容部3bで出力軸支持部3dの近
くに軸状の支持部を設けて、その支持部に回転可能にし
て取付けてもよい。もちろん、その場合にも、第2、第
3のウオーム9、10から予め定められた隙間寸法を置
いた位置に配置される。
【0034】出力軸支持部3dの外周部には、図2に示
されるように、第1、第2、第3、第4の枢支軸31、
32、33、34がそれぞれ固定されている。第1、第
2の枢支軸31、32と、第3、第4の枢支軸33、3
4とは、出力軸支持部3dの中心3d0から第2、第3
のウオーム9、10の中間部に向けアーマチュア軸6に
直交するように引いた基準線aを中心にして対称位置に
それぞれ配置されている。つまり、第1、第4の枢支軸
31、34は、基準線aからそれぞれ角度θ1の位置に
配置され、第2、第3の枢支軸32、33は、基準線a
からそれぞれ角度θ2の位置に配置され、第1、第4の
枢支軸31、34は、第1、第4のウオーム8、11の
図1中下方側に配置され、第2、第3の枢支軸32、3
3は、第2、第3のウオーム9、10の図1中上方側に
配置されている。
【0035】第1の枢支軸31には、第1のカウンタギ
ヤ14が回転可能に挿通支持されている。第1のカウン
タギヤ14の上段には、平歯車である第1の小径歯部1
4aが形成されている。第1のカウンタギヤ14の下段
には、はすば歯車である第1の大径歯部14bが形成さ
れている。
【0036】第1のカウンタギヤ14は、第1の大径歯
部14bがアーマチュア軸7の第1のウオーム8に噛合
され、第1の小径歯部14aがホイールギヤ18に形成
された歯部18aに噛合されている。
【0037】第1のカウンタギヤ14の先端部には、第
1のウオーム8から第1の大径歯部14bに対し、第1
の枢支軸31から抜ける方向にスラスト力がかかった際
に、ギヤケースカバー29に点摺接可能な第1の突部1
4cが形成されている。第1のカウンタギヤ14は、前
記のスラスト力がかかった際、第4のカウンタギヤ17
とともに図1中手前側に移動する力を受ける。
【0038】第2の枢支軸32には、第2のカウンタギ
ヤ15が回転可能に挿通支持されている。第2のカウン
タギヤ15の上段には、平歯車である第2の小径歯部1
5aが形成されている。第2のカウンタギヤ15の下段
には、はすば歯車である第2の大径歯部15bが形成さ
れている。
【0039】第2のカウンタギヤ15は、第2の大径歯
部15bがアーマチュア軸7の第2のウオーム9に噛合
され、第2の小径歯部15aがホイールギヤ18の歯部
18aに噛合されている。
【0040】第2のカウンタギヤ15の先端部には、第
2のウオーム9から第2の大径歯部15bに対し、第2
の枢支軸32から抜ける方向にスラスト力がかかった際
に、ギヤケースカバー29に点摺接可能な第2の突部1
5cが形成されている。第2のカウンタギヤ15は、前
記のスラスト力がかかった際、第3のカウンタギヤ16
とともに図1中手前側に移動する力を受ける。
【0041】第3の枢支軸33には、第4のカウンタギ
ヤ16が回転可能に挿通支持されている。第4のカウン
タギヤ16の上段には、平歯車である第4の小径歯部1
6aが形成されている。第4のカウンタギヤ16の下段
には、はすば歯車である第4の大径歯部16bが形成さ
れている。
【0042】第4のカウンタギヤ16は、第4の大径歯
部16bがアーマチュア軸7の第3のウオーム10に噛
合され、第4の小径歯部16aがホイールギヤ18の歯
部18aに噛合されている。
【0043】第4のカウンタギヤ16の先端部には、第
3のウオーム10から第4の大径歯部16bに対し、第
3の枢支軸33から抜ける方向にスラスト力がかかった
際に、ギヤケースカバー29に点摺接可能な第4の突部
16cが形成されている。
【0044】第4の枢支軸34には、第3のカウンタギ
ヤ17が回転可能に挿通支持されている。第3のカウン
タギヤ17の上段には、平歯車である第3の小径歯部1
7aが形成されている。第3のカウンタギヤ17の下段
には、はすば歯車である第3の大径歯部17bが形成さ
れている。
【0045】第3のカウンタギヤ17は、第3の大径歯
部17bがアーマチュア軸7の第4のウオーム11に噛
合され、第3の小径歯部17aがホイールギヤ18に形
成された内歯19cに噛合されている。
【0046】第3のカウンタギヤ17の先端部には、第
4のウオーム11から第3の大径歯部17bに対し、第
4の枢支軸34から抜ける方向にスラスト力がかかった
際に、ギヤケースカバー29に点摺接可能な第3の突部
17cが形成されている。
【0047】第1、第2、第3、第4のカウンタギヤ1
4、15、17、16は、アーマチュア軸7が低速で正
回転すると、第1、第2、第3、第4のウオーム8、
9、10、11と第1、第2、第3、第4の大径歯部1
4b、15b、17b、16bとによる減速比でもって
低速で時計回転方向にそれぞれ回転する。第1、第2、
第3、第4のカウンタギヤ14、15、17、16が低
速で時計回転方向にそれぞれ回転すると、第1、第2、
第3、第4の小径歯部14a、15a、17a、16a
とホイールギヤ18の歯部18aとによる減速比でもっ
てホイールギヤ18を低速で逆回転させる。第1、第
2、第3、第4のカウンタギヤ14、15、17、16
は、アーマチュア軸7が高速で回転した場合も同様にし
て回転する。
【0048】ホイールギヤ18の外縁部には、歯部18
aが形成されている。ホイールギヤ18の中心には、出
力軸19が固定されている。出力軸19は、出力軸支持
部3d内の軸受によって回転可能に支持されている。出
力軸19のギヤケース3から突出した端部には、図示し
ないワイパリンク等の負荷が連結される。ワイパリンク
はワイパアームを介してワイパブレードに連結され、出
力軸19が回転することにより、ワイパブレードを往復
で揺動させて払拭面を拭う。ホイールギヤ18の中央部
には、ホイールギヤ突部18bが形成されている。この
ホイールギヤ突部18bは、ホイールギヤ18が回転す
るときにスラスト荷重を受けてギヤケース3の底板3c
から離れる方向にホイールギヤ18が移動しようとした
際にギヤケースカバー29に点接触する。
【0049】ホイールギヤ19は、第1、第2、第3、
第4のカウンタギヤ14、15、17、16がそれぞれ
低速で逆回転することによって、出力軸20とともに低
速で正回転され、第1、第2、第3、第4のカウンタギ
ヤ14、15、17、16がそれぞれ高速で時計回転方
向に回転すると、出力軸20とともに高速で正回転され
る。
【0050】減速機構20では、第1のカウンタギヤ1
4と第3のカウンタギヤ17とが、第2のカウンタギヤ
15と第4のカウンタギヤ16とが出力軸支持部3dの
中心3d0から第2、第3のウオーム9、10の中間部
に向けアーマチュア軸6に直交するように引いた基準線
aを中心にして対称位置にそれぞれ配置されている。そ
のため、第1、第2、第3、第4のカウンタギヤ14、
15、17、16のそれぞれの外径が小さくても、法線
力(normal force)が低下し、噛み合い率
(contact ratio)が向上するので、ホイ
ールギヤ18に対する伝達トルクが大きくなる。また、
第1、第2、第3、第4のカウンタギヤ14、15、1
7、16のそれぞれの負担が低減されるので、耐久性が
向上して減速機構20の延命が図れる。そして、ホイー
ルギヤ18の外径寸法が小さい値に選ばれるから、大き
な伝達トルクを得るに際し、ギヤケース3の外形を大き
くする必要がない。そして、出力軸19を中心にして対
称的に第1、第2、第3、第4のカウンタギヤ14、1
5、17、16が配置されていることにより、出力軸1
9の一点が出力軸支持部3dの軸受の対向する位置に集
中して当ることがなくなる。
【0051】このような構造をもつ減速機構付モータ1
は、出力軸19が図示しないワイパリンク等の負荷に連
結され、第1のブラシ12、第2のブラシ13、第3の
ブラシがモータ制御回路にそれぞれ電気的に接続されて
車体に搭載される。
【0052】モータ制御回路に備えられた低速スイッチ
がオンされると、第1のブラシ12から第2のブラシ1
3に通電されることによりアーマチュア軸7が低速で正
回転し、第1、第2、第3、第4のウオーム8、9、1
0、11から第1、第2、第3、第4のカウンタギヤ1
4、15、17、16の第1、第2、第3、第4の大径
歯部14b、15b、17b、16bに動力が伝達され
る。そして、第1、第2、第3、第4のカウンタギヤ1
4、15、17、16の小径歯部14a、15a、17
b、16bからホイールギヤ18の歯部18aに動力が
伝達されて出力軸19が低速で正回転する。出力軸19
が低速で正回転することにより、ワイパリンクを通じて
ワイパブレードが払拭面を低速の往復で拭う。
【0053】モータ制御回路の低速スイッチがオフされ
ると、モータ制御回路により、ワイパブレードが所定の
停止位置にくるまでは、第1のブラシ12から第2のブ
ラシ13への通電が続けられ、ワイパブレードが所定の
停止位置に到達したところで第1、第2のブラシ12、
13への通電がカットオフされるため、アーマチュア軸
7が正回転を停止し、ワイパブレードが停止位置に停止
する。
【0054】モータ制御回路に備えられた高速スイッチ
がオン切換えされると、第1のブラシ12から第3のブ
ラシに通電されることにより、低速と同様にして、ワイ
パブレードが払拭面を高速の往復で拭う。
【0055】モータ制御回路の高速スイッチがオフ切換
えされると、低速と同様にしてワイパブレードが停止位
置に停止する。
【0056】アーマチュア軸7が低速、高速で回転する
際、第1、第2、第3、第4のカウンタギヤ14、1
5、17、16とホイールギヤ18の歯部18aとは、
噛合っている歯数が多くなるから、第1、第2、第3、
第4のカウンタギヤ14、15、17、16のそれぞれ
の外径が小さくても、ホイールギヤ18に対する伝達ト
ルクが大きくなる。また、第1、第2、第3、第4のカ
ウンタギヤ14、15、17、16のそれぞれの負担が
低減されるので、耐久性が向上されて延命が図れる。そ
して、ホイールギヤ18の外径寸法が小さい値に選ばれ
るから、ギヤケース3の外形が小さくされる。
【0057】図3には、この発明に係わる減速機構付モ
ータの第2実施例が示されている。
【0058】この場合の減速機構付モータ1では、第1
実施例の第4のカウンタギヤ16が省かれて、第1、第
2、第3のカウンタギヤ14、15、17のみが用いら
れている。第3のウオーム10は、第2のウオーム9に
同一にされて第2のウオーム9に含まれている。第1の
ウオーム8には、第1のカウンタギヤ14の第1の大径
歯部14bが噛合され、第2のウオーム9には、第2の
カウンタギヤ15の第2の大径歯部15bが噛合され、
第4のウオーム11には、第3のカウンタギヤ17の第
3の大径歯部17bが噛合されている。他の部位は、第
1実施例と同様に構成されている。
【0059】この場合も第1実施例と同様に動作が行わ
れる。そして、減速機構20では、第1のカウンタギヤ
14と第3のカウンタギヤ17とが出力軸支持部3dの
中心3d0から第2のウオーム9の中央部に向けアーマ
チュア軸6に直交するように引いた基準線aを中心にし
て対称位置にそれぞれ配置されている。そのため、第
1、第2、第3のカウンタギヤ14、15、17のそれ
ぞれの外径が小さくても、法線力(normal fo
rce)が低下し、噛み合い率(contactrat
io)が向上するので、ホイールギヤ18に対する伝達
トルクが大きくなる。また、第1、第2、第3のカウン
タギヤ14、15、17のそれぞれの負担が低減される
ので、耐久性が向上して減速機構20の延命が図れる。
そして、ホイールギヤ18の外径寸法が小さい値に選ば
れるから、大きな伝達トルクを得るに際し、ギヤケース
3の外形を大きくする必要がない。そして、出力軸19
を中心にして対称的に第1、第2、第3のカウンタギヤ
14、15、17が配置されていることにより、出力軸
19の一点が出力軸支持部3dの軸受の対向する位置に
集中して当ることがなくなる。
【0060】図4には、この発明に係わる減速機構付モ
ータの第3実施例が示されている。
【0061】この場合の減速機構付モータ1では、第1
実施例の第3のカウンタギヤ17が第1実施例の第4の
カウンタギヤ16の位置に配置され、第1実施例の第3
のカウンタギヤ17の位置に何も配置されていない。ま
た、第1実施例の第3のウオーム10は、第2のウオー
ム9と同一に形成されている。そして、第1のウオーム
8には、第1のカウンタギヤ14の第1の大径歯部14
bが噛合され、第2のウオーム10には、第2、第3の
カウンタギヤ15、17の第2、第3の大径歯部15
b、17bがそれぞれ噛合されている。
【0062】この場合も第1実施例と同様に動作が行わ
れる。そして、減速機構20では、第2のカウンタギヤ
15と第3のカウンタギヤ17とが出力軸支持部3dの
中心3d0から第2のウオーム9の中央部に向けアーマ
チュア軸6に直交するように引いた基準線aを中心にし
て対称位置にそれぞれ配置されている。そのため、第
1、第2、第3のカウンタギヤ14、15、17のそれ
ぞれの外径が小さくても、法線力(normal fo
rce)が低下し、噛み合い率(contactrat
io)が向上するので、ホイールギヤ18に対する伝達
トルクが大きくなる。また、第1、第2、第3のカウン
タギヤ14、15、17のそれぞれの負担が低減される
ので、耐久性が向上して減速機構20の延命が図れる。
そして、ホイールギヤ18の外径寸法が小さい値に選ば
れるから、大きな伝達トルクを得るに際し、ギヤケース
3の外形を大きくする必要がない。そして、出力軸19
を中心にして対称的に第1、第2、第3のカウンタギヤ
14、15、17が配置されていることにより、出力軸
19の一点が出力軸支持部3dの軸受の対向する位置に
集中して当ることがなくなる。
【0063】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明に係
わる減速機構付モータによれば、少なくとも3個のカウ
ンタギヤのそれぞれは、ホイールギヤの外側にそれぞれ
配置されてアーマチュア軸のウオームの回転をホイール
ギヤに減速して伝える。それ故、歯車強度が高くなっ
て、大きなトルクに耐え得る。そして、出力軸を中心に
してカウンタギヤを対称的に配置することにより、出力
軸の一点がギヤケースの対向する位置に集中して当るこ
とがなくなる。よって、大きなトルクを得るに際し、小
型化を図れるとともに長寿命になるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる減速機構付モータの第1実施
例においての内部構造を説明する部分破断平面図であ
る。
【図2】図1に示した減速機構付モータにおいての減速
機構部分の各部品の組付け関係を説明する外観斜視図で
ある。
【図3】この発明に係わる減速機構付モータの第2実施
例においての内部構造を説明する部分破断平面図であ
る。
【図4】この発明に係わる減速機構付モータの第3実施
例においての内部構造を説明する部分破断平面図であ
る。
【符号の説明】
1 減速機構付モータ 2 モータヨーク 3 ギヤケース 4 (マグネット)第1のマグネット 5 (マグネット)第2のマグネット 6 アーマチュア 7 アーマチュア軸 8 (ウオーム)第1のウオーム 9 (ウオーム)第2のウオーム 10 (ウオーム)第3のウオーム 11 (ウオーム)第4のウオーム 14 (カウンタギヤ)第1のカウンタギヤ 15 (カウンタギヤ)第2のカウンタギヤ 16 (カウンタギヤ)第4のカウンタギヤ 17 (カウンタギヤ)第3のカウンタギヤ 18 ホイールギヤ 19 出力軸 20 減速機構 a 基準線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータヨークと、 上記モータヨークに固定されたギヤケースと、 上記モータヨークの内側に配置されたマグネットと、 上記マグネットの内周側に配置されて上記モータヨーク
    と上記ギヤケースとにより回転可能に支持されていて通
    電により回転するアーマチュア軸をもつアーマチュアを
    備えた減速機構付モータにおいて、 それぞれの捩じれ方向が相反する捩じれ方向に形成され
    た少なくとも2個のウオームが直列に形成され、 上記ギヤケースに回転可能に支持され、上記アーマチュ
    ア軸のウオームにそれぞれ噛合された少なくとも3個の
    カウンタギヤと、 上記各カウンタギヤの外側に配置されて噛合される外歯
    が形成されたホイールギヤと、 上記ホイールギヤに結合された出力軸を備えていること
    を特徴とする減速機構付モータ。
  2. 【請求項2】 内側にマグネットが配置されたモータヨ
    ークの該マグネットの内周部に回転可能に配置されたア
    ーマチュアと、 上記モータヨークに結合されたギヤケースと、 上記ギヤケース内に配置され、上記アーマチュアにもつ
    アーマチュア軸に噛合された減速機構とを備えた減速機
    構付モータであって、 上記減速機構には、上記アーマチュア軸に直列に形成さ
    れ、それぞれの捩じれ方向が相反する捩じれ方向に形成
    された少なくとも2個のウオームと、上記ギヤケースに
    回転可能に支持され、該アーマチュア軸のウオームにそ
    れぞれ噛合された少なくとも3個のカウンタギヤと、上
    記各カウンタギヤの外側に配置されて噛合されたホイー
    ルギヤを備えていることを特徴とする減速機構付モー
    タ。
  3. 【請求項3】 ウオームは、第1、第2、第3、第4の
    ウオームとよりなり、 カウンタギヤは、上記第1のウオームに噛合された第1
    のカウンタギヤと、上記第2のウオームに噛合された第
    2のカウンタギヤと、上記第3のウオームに噛合された
    第3のカウンタギヤと、上記第4のウオームに噛合され
    た第4のカウンタギヤとが備えられていることを特徴と
    する請求項1または2に記載の減速機構付モータ。
  4. 【請求項4】 ウオームは、第1、第2、第3のウオー
    ムとよりなり、 カウンタギヤは、上記第1のウオームに噛合された第1
    のカウンタギヤと、上記第2のウオームに噛合された第
    2のカウンタギヤと、上記第3のウオームに噛合された
    第3のカウンタギヤとが備えられていることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の減速機構付モータ。
  5. 【請求項5】 第1、第2のカウンタギヤと第3、第4
    のカウンタギヤとは、ホイールギヤの中心からアーマチ
    ュア軸に下ろした垂線に対して対称な位置に配置されて
    いることを特徴とする請求項3に記載の減速機構付モー
    タ。
  6. 【請求項6】 内周部にマグネットが固定されたモータ
    ヨークと、 上記モータヨークに固定されたギヤケースと、 上記モータヨークのマグネットに対向して配置され、ア
    ーマチュア軸を有し、通電により回転するアーマチュア
    とを備えた減速機構付モータにおいて、 上記アーマチュアのアーマチュア軸には、一方の捩じれ
    方向に形成された第1のウオームと、この第1のウオー
    ムより延設され、第1のウオームの捩じれ方向に対し相
    反する他方の捩じれ方向に形成された第2のウオームと
    が直列に形成され、第1の小径歯車部と、上記第1のウ
    オームに噛合う第1の大径歯車部とが形成された第1の
    カウンタギヤと、 第2の小径歯車部と、上記第2のウオームに噛合う第2
    の大径歯車部とが形成された第2のカウンタギヤと、 第3の小径歯車部と、上記第2のウオームに噛合う第3
    の大径歯車部とが形成された第3のカウンタギヤと、 上記第1のカウンタギヤの第1の小径歯車部と、上記第
    2のカウンタギヤの第2の小径歯車部と、上記第3のカ
    ウンタギヤの第3の小径歯車部とに噛合わされた歯部が
    形成されたホイールギヤとを備えていることを特徴とす
    る減速機構付モータ。
  7. 【請求項7】 内周部にマグネットが固定されたモータ
    ヨークと、 上記モータヨークに固定されたギヤケースと、 上記モータヨークのマグネットに対向して配置され、ア
    ーマチュア軸を有し、通電により回転するアーマチュア
    とを備えた減速機構付モータにおいて、 上記アーマチュアのアーマチュア軸には、一方の捩じれ
    方向に形成された第1のウオームと、この第1のウオー
    ムより延設され、第1のウオームの捩じれ方向に対し相
    反する他方の捩じれ方向に形成された第2のウオーム
    と、この第2のウオームより延設され、上記第1のウオ
    ームと同一な一方の捩じれ方向に形成された第3のウオ
    ームとが直列に形成され、 第1の小径歯車部と、上記第1のウオームに噛合う第1
    の大径歯車部とが形成された第1のカウンタギヤと、 第2の小径歯車部と、上記第2のウオームに噛合う第2
    の大径歯車部とが形成された第2のカウンタギヤと、 第3の小径歯車部と、上記第3のウオームに噛合う第3
    の大径歯車部とが形成された第3のカウンタギヤと、 上記第1のカウンタギヤの第1の小径歯車部と、上記第
    2のカウンタギヤの第2の小径歯車部と、上記第3のカ
    ウンタギヤの第3の小径歯車部とに噛合わされた歯部が
    形成されたホイールギヤとを備えていることを特徴とす
    る減速機構付モータ。
  8. 【請求項8】 内周部にマグネットが固定されたモータ
    ヨークと、 上記モータヨークに固定されたギヤケースと、 上記モータヨークのマグネットに対向して配置され、ア
    ーマチュア軸を有し、通電により回転するアーマチュア
    とを備えた減速機構付モータにおいて、 上記アーマチュアのアーマチュア軸には、一方の捩じれ
    方向に形成された第1のウオームと、この第1のウオー
    ムより延設され、第1のウオームの捩じれ方向に対し相
    反する他方の捩じれ方向に形成された第2のウオーム
    と、この第2のウオームより延設され、上記第1のウオ
    ームと同一な一方の捩じれ方向に形成された第3のウオ
    ームとが直列に形成され、 第1の小径歯車部と、上記第1のウオームに噛合う第1
    の大径歯車部とが形成された第1のカウンタギヤと、 第2の小径歯車部と、上記第2のウオームに噛合う第2
    の大径歯車部とが形成された第2のカウンタギヤと、 第3の小径歯車部と、上記第3のウオームに噛合う第3
    の大径歯車部とが形成された第3のカウンタギヤと、 第4の小径歯車部と、上記第2のウオームに噛合う第4
    の大径歯車部とが形成された第4のカウンタギヤと、 上記第1のカウンタギヤの第1の小径歯車部と、上記第
    2のカウンタギヤの第2の小径歯車部と、上記第3のカ
    ウンタギヤの第3の小径歯車部と、上記第4のカウンタ
    ギヤの第4の小径歯車部とに噛合わされた歯部が形成さ
    れたホイールギヤとを備えていることを特徴とする減速
    機構付モータ。
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