JP2000005236A - 車椅子用頭部等の支持装置 - Google Patents

車椅子用頭部等の支持装置

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JP2000005236A
JP2000005236A JP10191031A JP19103198A JP2000005236A JP 2000005236 A JP2000005236 A JP 2000005236A JP 10191031 A JP10191031 A JP 10191031A JP 19103198 A JP19103198 A JP 19103198A JP 2000005236 A JP2000005236 A JP 2000005236A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車椅子使用者の頭部、体幹部等を夫々の個別
位置に対応して簡単に調整設定して固定保持でき、しか
も専用金具を使用せずに既存部材を使用することで安価
で且つ簡易に構成する。 【解決手段】 背もたれ部B後方に突出するように車椅
子Wのフレーム部分に横支持部用固定継手部材11を介
して横支持基部10を取付け、該横支持基部10に対し
上下方向の傾倒揺動と水平方向へのスライドとが可能な
縦支持部用固定継手部材21を介して縦支持部20を取
り付け、該縦支持部20に対し枕体2の前後・上下方向
の平行移動、左右方向の揺動、上下方向の傾倒夫々が可
能な枕体調整固定手段30を取り付けて枕体支持機構1
を構成する。また、枕体調整固定手段30は、枕体2の
背面に固着したアーム部材31と、該アーム部材31の
上下の平行移動、左右方向の揺動、前後傾倒方向の揺動
夫々を可能とするよう縦支持部20側に固定する締付固
定部材33とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば折畳式車椅
子、座位保持可能な車椅子・電動車椅子等を使用する例
えば障害者等の座者の頭部を、その障害者等夫々で異な
る頭部位置に対応調整して支持でき、更には体幹部等も
支持できるようにした車椅子用頭部等の支持装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電動車椅子の他に普通型の折畳式
車椅子、リクライニング・ティルティングシート式車椅
子、跳ね上げ式アームレストや高いバックレストの中高
年向けの車椅子等があり、更に、健康者が一時的に休息
するためだけのリクライニング・ティルティングシート
式椅子もある。これらには頭部を支持するための枕体を
備えているもの、または備えていないものもある。そし
て、車椅子の使用に際し、頭部を支持しない場合には、
障害者に対し身体機能の不十分さに伴い安定座位姿勢の
確保が得られない等の不都合が生じる一方、頭部を支持
するにしてもその支持装置は構造上非常に高価なものと
なっているのである。また、近年、身体障害者例えば重
度の脳性麻痺患者としての片麻痺者の不良姿勢に対し
て、その安定座位の確保と座位保持装置が確立され、移
動の際には座位保持装置の装着できる電動車椅子が使用
されている。この場合には、座位保持装置は車椅子に適
合させるために一般にはオーダーメイドや特別な改造を
行なうものであり、骨盤の位置や脊柱の変形の程度や頭
部の位置関係を確認しながら座位状態を把握してモジュ
ラー化された電動式の座位保持車椅子が作製されるので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の技術においては、普通型の折畳式車椅子、リク
ライニング・ティルティングシート式車椅子、跳ね上げ
式アームレストや高いバックレストの中高年者向けの車
椅子等において頭部を支持するための枕体を備えていな
い場合には、障害者に対し身体機能の不十分さに伴い安
定座位姿勢の確保が得られないばかりでなく、例えば自
動車等の乗物による時の移動では車椅子毎乗り込むこと
が多く、その場合に頭部を支持していないと急発進時、
急停止時、急カーブ走行時等には揺れその他によって疲
労が大きくなり、また鞭打ち症にもなり易く、非常に耐
え難いものであった。また、障害者が例えば片麻痺者の
不良姿勢の場合では、麻痺側の上体が傾き、麻痺側上肢
は体側に落ち、左右非対称な状態である等、障害者は夫
々の障害部位、症状等が全く異なるため、頭部支持位置
も夫々に対応して個別調整が必要となり、その都度座位
姿勢を考慮しながら枕体を含む車椅子のオーダーメイド
や特別な改造を行なうものとなる。そうすると車椅子の
枕体、その支持装置等を夫々異ならしめるための独自作
製の専用の金具を使用する等の非常に複雑な構成となり
且つ高価なものとなり、更に、一旦枕体の調整が設定さ
れてしまえば、これを分解したり原状に復帰させたりす
ることが困難である等の問題点を有していた。
【0004】そこで、本発明は、叙上のような従来存し
た諸事情に鑑み創出されたもので、例えば障害者等の座
者の頭部を、その障害者等の頭部位置に対応調整して安
定に支持でき、しかも、障害者等の頭部支持位置を夫々
の障害部位、症状等に対応して異なっていても簡単に個
別調整でき、また頭部を含めての座位姿勢を逐一考慮し
たとしても車椅子自体をオーダーメイドしたり、特別な
改造を行なったりする必要もなく、更にその構造部品等
は独自作製する専用の金具を使用せずに既存部材を使用
することで安価且つ簡易に構成できると共に、一度夫々
の可変各部を固定して調整設定すれば、コンパクトに纏
めたり、分解したりするときにはその分解部位の再結合
で原状に復帰できるものとし、一方、障害者等の胸部、
腹部等の体幹部等をも保持固定できるようにした車椅子
用頭部等の支持装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明にあっては、座者の頭部Cを支持する枕体
2を背もたれ部Bの上側に備えた車椅子用頭部等の支持
装置において、前後・上下方向の平行移動、左右方向の
揺動、上下方向の傾倒が可能となるように枕体2を支持
し、夫々の調整部分が設けられている着脱退避可能な枕
体支持機構1を車椅子Wのフレーム部分の何れかに連結
配設させることで車椅子Wを使用する座者の頭部Cを、
該頭部C位置に対応調整して支持するようにしたもので
ある。具体的には、枕体支持機構1は、車椅子Wのフレ
ーム部分の何れかに対し背もたれ部B側後方へ突出する
ようにして取り付けた横支持基部10と、該横支持基部
10に対し前後傾倒方向への揺動と水平方向へのスライ
ドが可能なグリップ状の縦支持基部用固定継手部材21
を介して取り付けられた縦支持部20と、後方へ向けて
突出するように枕体2の背面側に固着されたアーム部材
31を前後にスライド可能となるように挿入させ、枕体
2の上下方向の平行移動、左右方向の揺動、上下方向の
傾倒夫々の調整が可能となるようにして縦支持部20に
枕体2を固定させる頭部位置調整用の枕体調整固定手段
30とを備えて成るものとし、また、横支持基部10
は、直線型またはへの字型に形成されているものとして
構成することができる。縦支持部20は、該縦支持部2
0の一端を嵌挿固定することで連繋させる短尺の縦支持
部固定用基部42を介して前記横支持基部10に取り付
けられていて、縦支持部固定用基部42と縦支持部20
との間の嵌挿された連繋部分には両者を狭窄緊締状に固
定させる高さ調整可能なグリップ状の継手部材43を有
する構成とすることができる。枕体調整固定手段30
は、枕体2のアーム部材31を挟持固定させるための案
内溝34を配したアーム支持部32と、縦支持部20を
挿入させ狭窄固定させるための縦支持部挿入部35とを
備え、該縦支持部挿入部35に対しアーム支持部32が
揺動可能となるように枢着されているものとすることが
できる。枕体2は、頭部C背面が当接する頭部背面支持
部3と、該頭部背面支持部3の左右から前方に左右対称
にして膨らみ状に形成されていて、頭部C左右面が当接
する頭部左右面支持部4とを一体にして成るものとする
ことができる。また、車椅子Wのフレーム部分、枕体支
持機構1における横支持基部10、縦支持部20夫々に
横支持基部10、縦支持部20等を連結固定する横支持
基部用固定継手部材11、縦支持部用固定継手部材21
は、上記のフレーム部分等を挟持して捩じ止めされるU
字型のグリップ状の挟持部材19,29の内部に、該挟
持部材19,29内に挿入されるこれらのフレーム部分
等の外周面に当接する湾曲状の外周面を有する当接保護
材19A,29Aを介装させて構成することができる。
更に、挟持部材19,29の挿入部12,22の開口端
縁部に、相互に対峙するよう一体連設したいずれか一方
の挟持用舌片部13,23に、端部内部にナット部材1
0B,20Bを固着内蔵してある横支持基部10、縦支
持部20をその端部の端縁を当接した状態として連結固
着すると共に、挟持部材19,29においてのいずれか
他方の挟持用舌片部13,23の外側からは、挟持用舌
片部13,23夫々に貫挿してナット部材10B,20
Bに捩じ込まれる取付ボルト10C,20Cを備えたも
のとすることができる。一方、車椅子Wには座者の体幹
部を支持する体幹支持機構60を装着してあり、該体幹
支持機構60は、車椅子Wのフレーム部分に体幹支持基
部61を連結固定する体幹支持基部用固定継手部材64
と、体幹支持基部61に該体幹支持基部61に対して前
後方向の平行移動、左右方向の揺動、上下方向の傾倒夫
々が可能となるようにした体幹支持位置調整手段73を
介して保持された体幹支持パッド91とを備えて成るも
のとしてある。
【0006】以上のように構成された本発明に係る車椅
子用頭部等の支持装置において、車椅子Wのフレーム部
分の何れかに連結配設させた枕体支持機構1は、前後・
上下方向の平行移動、左右方向の揺動、上下方向の傾倒
夫々を個別に調整させて、枕体2位置を座者の頭部C位
置へ対応させる。また、枕体2のアーム部材31を枕体
調整固定手段30を介して縦支持部20に固定させる枕
体支持機構1は、アーム部材31を介して枕体2を前後
方向にスライドさせると同時に、枕体2の上下方向の平
行移動、左右方向の揺動、上下方向の傾倒夫々も行なわ
せる。そして、横支持基部10に対して縦支持部用固定
継手部材21を介して取り付けられた縦支持部20は、
横支持基部10に対する前後傾倒方向への揺動と、横支
持基部10に沿っての水平方向へのスライドとを行なわ
せる。更に、縦支持部20に対し枕体2のアーム部材3
1を介して枕体2を固定させた枕体調整固定手段30
は、縦支持部20に対し枕体2のアーム部材31を前後
にスライドさせると同時に、枕体2の上下方向の平行移
動、左右方向の揺動、上下方向の傾倒夫々の調整をも行
なわせる。また、縦支持部20の一端を嵌挿固定させる
縦支持部固定用基部42は、該縦支持部固定用基部42
を介して縦支持部20を横支持基部10に取り付けさせ
る。縦支持部固定用基部42と縦支持部20とを接続さ
せる継手部材43は、縦支持部固定用基部42に沿って
の縦支持部20自体の高さ、縦支持部固定用基部42を
軸としての縦支持部20の上下方向の揺動夫々の調整を
行なわせる。縦支持部固定用基部42自体は横支持基部
10に対して上下方向への傾倒揺動と、横支持基部10
に沿っての水平方向へのスライドとを同時に行なわせ
る。そして、車椅子Wのフレーム部分の何れかに取り付
けた直線型またはへの字型の形状を有する横支持基部1
0は、枕体2の傾き、高さその他を車椅子Wに対して直
接に微妙に調整させる。また、枕体2の頭部C左右面が
当接する頭部左右面支持部4は、頭部Cを頭部背面支持
部3と同様に左右からも同時に支持可能とさせ、横揺れ
等の頭部Cに掛かる刺激を吸収し緩和させる。更に、横
支持基部用固定継手部材11における挟持部材19、縦
支持部用固定継手部材21における挟持部材29夫々に
挿入した当接保護材19A,29Aは、挟持部材19,
29が挟持するフレーム部分等の外周面に挟持部材1
9,29自体の端縁等が食い込み状に圧入するのを阻止
して損傷等を防止し、また強い挟持圧着力を発揮させ
る。また、挟持部材19,29における一方の挟持用舌
片部13,23には横支持基部10、縦支持部20等を
連結固定してあり、他方の挟持用舌片部13,23側か
らはこれらの横支持基部10、縦支持部20等に内蔵の
ナット部材10B,20Bに取付ボルト10C,20C
を捩じ込むことで、車椅子Wのフレーム部分、横支持基
部10等に挟持装着した挟持部材19,29によって車
椅子Wのフレーム部分、横支持基部10等に、横支持基
部10、縦支持部20等を簡単に連結固定させる。車椅
子Wに装着の体幹支持機構60は、車椅子Wの使用者で
ある座者の身体等を保持固定させ、その位置に対応して
の前後方向のスライド、左右方向への揺動、上下方向へ
の傾倒等の夫々の調整で、座者夫々によって異なる体幹
部等の位置に対応させて保持させる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明するに、図1乃至図7において示される
第1の実施の形態における符号1は、例えば普通型折畳
式車椅子、座位保持可能な車椅子・電動車椅子等の各種
の車椅子Wに使用され、車椅子Wの座部Sに座る座者で
ある身体障害者等の座者の頭部Cを該頭部C位置に対応
調整して支持するための枕体2を車椅子Wの背もたれ部
Bの上方に配置して成る枕体支持機構である。該枕体支
持機構1は、例えば自転車のパイプ部材や継手部材等の
既存の付属部品を利用して構成可能なものとしてあり、
車椅子Wのフレーム部分である例えば椅子ハンドルHの
縦パイプ部、横パイプ部等の何れか側に着脱乃至退避可
能あるいは分解可能となるようにして連結配設させてあ
る。そして、該枕体支持機構1によって枕体2を前後・
上下方向の平行移動、左右方向の揺動、上下方向の傾倒
揺動が夫々可能となるように支持固定してある。枕体2
は、頭部Cの背面が当接するように中央に凹状の頭部背
面支持部3を形成し、該頭部背面支持部3の左右から前
方に向けて左右対称にして膨らみ状となるように頭部C
左右面を当接させるための頭部左右面支持部4を形成し
てある。
【0008】具体的には枕体支持機構1は、図3、図4
に示すように、車椅子Wの椅子ハンドルHにおける後方
に延びる例えば横パイプ部側に対し背もたれ部B後方部
位に突出するようにして直線型形状を有するパイプ状の
横支持基部10を横パイプ部の廻りの回転と横パイプ部
に沿っての水平方向へのスライドとが可能となるように
断面U字型のグリップ状の横支持基部用固定継手部材1
1を介して椅子ハンドルHに固定させてある。更に枕体
支持機構1は、図3、図5に示すように、横支持基部1
0に対し上下方向への傾倒揺動と横支持基部10に沿っ
ての水平方向へのスライドとが可能となるように上記の
横支持基部用固定継手部材11と同様な断面U字型のグ
リップ状の縦支持部用固定継手部材21を介して横支持
基部10に立設固定されるパイプ状の縦支持部20によ
って立脚状に支持固定されるものとなっている。
【0009】このときの椅子ハンドルHに対し横支持基
部10を固定させるための横支持基部用固定継手部材1
1は、図4に示すように、椅子ハンドルHの横パイプ部
を挿入させるハンドル挿入部12と、該ハンドル挿入部
12から側方へ二股に分岐させて互いに対向させた一対
の挟持用舌片部13とから成る挟持部材19を形成し、
該挟持用舌片部13には夫々取付孔14を開穿し、該取
付孔14周囲に鋸歯状の滑り止め部15を形成してあ
る。そして、両取付孔14の一方に、横支持基部10の
一端に突設したボルト軸部10Aをワッシャ17を介し
て貫挿させ、他方の反対側から突出したボルト軸部10
Aに対しワッシャ17を介して回転ハンドル18A付の
ナット部材18をネジ締め固定させることにより、挟持
部材19を締付け閉塞して椅子ハンドルHの横パイプ部
に横支持基部10を固定させることができるようにして
ある。
【0010】一方、横支持基部10に対し縦支持部20
を固定させるための縦支持部用固定継手部材21は、図
5に示すように、横支持基部10を挿入させる横支持基
部挿入部22と、該横支持基部挿入部22から側方へ二
股に分岐させて互いに対向させた一対の挟持用舌片部2
3とから成る挟持部材29を形成し、該挟持用舌片部2
3には夫々取付孔24を開穿し、該取付孔24周囲に鋸
歯状の滑り止め部25を形成してある。そして、該両取
付孔24の一方に、縦支持部20の一端に突設したボル
ト軸部20Aをワッシャ27を介して貫挿させ、他方の
反対側から突出したボルト軸部20Aに対しワッシャ2
7を介して回転ハンドル28A付のナット部材28をネ
ジ締固定させることにより、挟持部材29を締付け閉塞
して横支持基部10に縦支持部20を固定させることが
できるようにしてある。
【0011】また、図1乃至図3、図6に示すように、
枕体2はアーム部材31と締付固定部材33とから成る
枕体調整固定手段30を介して、縦支持部20に対して
前後・上下方向へのスライド、上下方向の傾倒揺動夫々
が自在となるように支持してある。アーム部材31は、
例えば側面略L字型で先端が二股状に形成されており、
枕体2の背面側の後方へ向けて先端が左右一対にして突
出するように基端側が枕体2の背面側に固着させてあ
る。そして、締付固定部材33は、アーム部材31の各
先端側を前後にスライド可能となるように挿入させ、後
述する頭部位置調整用のダイヤル部36の捻回による締
め付け力を介してアーム部材31を挟持固定させるため
の案内溝34を上側に対向形成したアーム支持部32
と、縦支持部20を挿入させ、頭部位置調整用のダイヤ
ル部36の捻回による締め付け力を介して縦支持部20
を狭窄する状態となって固定させるための縦支持部挟持
部材35とを備え、該縦支持部挟持部材35に対しアー
ム支持部32が揺動可能となるように一端に頭部位置調
整用のダイヤル部36を付設したネジ軸状の支持軸部3
7を介して回転可能に枢着させてある。
【0012】すなわち縦支持部挟持部材35は、図7に
示すように、縦支持部10が挿入されることでこれに装
着するほぼU字状の縦支持部挟持部35Aの開口端縁部
夫々に、外側面に凹凸波型状の滑り止め部が施されて相
互に対峙する挟持用舌片部35Bを連設して成るもので
ある。また、アーム支持部32は、外側面に凹凸波型状
の滑り止め部が施されていて、アーム部材31がスライ
ド自在に案内挿通される案内溝34が形成されている浅
底キャップ状のアーム支持盤38と、該アーム支持盤3
8と共にアーム部材31を挟着するようにしてアーム支
持盤38に冠着されるアーム挟持盤39とから成ってお
り、縦支持部挟持部材35の左右外側面に、夫々の滑り
止め部を当接させた状態で配置されることで、二股状の
アーム部材31を縦支持部挟持部材35の左右で支持す
るものとなっている。更にダイヤル部36を付設したネ
ジ軸状の支持軸部37は、一方のアーム支持部32の外
側から縦支持部挟持部材35にも貫挿されて他方のアー
ム支持部32の外側に突出されて捩じ止めされるもので
ある。
【0013】そして、頭部位置調整の際にはダイヤル部
36を回してアーム支持部32の縦支持部挟持部材35
に対するネジ締め付け力を一旦緩めることで縦支持部挟
持部材35に対してアーム支持部32を前後方向に傾倒
揺動できるようにしてある。このように締付固定部材3
3の縦支持部挟持部材35に縦支持部20を挿入し、希
望の高さに位置決めさせておいてから頭部位置調整用の
ダイヤル部36を回転して締め付ることにより枕体2に
固着したアーム部材31を縦支持部20に、その位置が
緩むことなく固定させることができるようにしてある。
このとき、図6、図7に示すように、頭部位置調整用の
ダイヤル部36を一旦緩めておいてから枕体2の高さ変
更調整と共に、左右方向の揺動、上下方向の傾倒揺動夫
々の調整も同時に行なえるようにしてある。尚、枕体調
整固定手段30における上記の縦支持部挟持部材35、
アーム支持盤38、アーム挟持盤39、その滑り止め部
等の具体的な形状、構造の詳細は、後述する体幹支持機
構60における体幹支持位置調整手段72の挟持部材7
9、アーム支持盤83、アーム挟持盤84等とほぼ同様
なものである。
【0014】次に、本実施の形態の組立順序の一例を説
明するに、図3、図4、図5に示すように、車椅子Wの
フレーム部分である例えば椅子ハンドルHの横パイプ部
に対し横支持基部10を横支持基部用固定継手部材11
を介して略水平状に固定させ、更に横支持基部10に対
し縦支持部用固定継手部材21を介して横支持基部10
に縦支持部20を立脚固定させる。このとき、図4に示
すように、横支持基部用固定継手部材11は、一方の取
付孔14から横支持基部10のボルト軸部10Aを貫挿
させ、反対側の取付孔14から突出したボルト軸部10
Aに回転ハンドル18A付のナット部材18をネジ締固
定させることにより椅子ハンドルHの横パイプ部に横支
持基部10を固定させるものである。また、図5に示す
ように、縦支持部用固定継手部材21は、取付孔24に
縦支持部20のボルト軸部20Aを貫挿させ、反対側か
ら突出したボルト軸部20Aに回転ハンドル28A付の
ナット部材28をネジ締め固定させるものである。そし
て、締付固定部材33の縦支持部挟持部材35に縦支持
部20を挿入させておき、枕体2のアーム部材31の各
先端側を締付固定部材33の各案内溝34に挿入してか
ら、頭部位置調整用のダイヤル部36を回転して締め付
ることにより枕体2が枕体調整固定手段30を介して縦
支持部20に固定されるのである。
【0015】次に、本実施の形態の使用方法の一例を説
明するに、図6、図7に示すように、先ず、枕体調整固
定手段30により枕体2の上下方向の位置、前後方向の
位置、傾倒角度位置、左右揺動方向の位置の夫々の調整
を行なう場合には、締付固定部材33の頭部位置調整用
のダイヤル部36を回転させて縦支持部挟持部材35の
締め付け力を一旦緩めておき、縦支持部挟持部材35を
縦支持部20に沿って希望の高さ位置に移動させ、アー
ム支持部32の案内溝34に沿ってアーム部材31の先
端側を前後にスライドさせて希望の前後位置に移動さ
せ、アーム支持部32を縦支持部挟持部材35に対し上
下傾倒方向の希望の傾き位置に揺動させ、縦支持部挟持
部材35を縦支持部20の廻りで揺動させて希望の方向
に向けてから、ダイヤル部36を回転させて締め付け固
定すれば良い。
【0016】また、図8乃至図10には第2の実施の形
態が示されており、第1の実施の形態を示した図1乃至
図7と同一の構成部分については同一の符号が付される
ことでその詳細な説明は省略されている。この第2の実
施の形態にあっては第1の実施の形態における縦支持部
20の一端に長手方向に沿って適数のスリット状の割溝
41を形成すると共に、該縦支持部20の一端側をスラ
イド自在に嵌挿させてから希望の高さの位置で固定させ
るための短尺の縦支持部固定用基部42を横支持基部1
0に配してある。すなわち、縦支持部固定用基部42の
一端にはボルト軸部42Aを突設形成してあり、該ボル
ト軸部42Aを第1の実施の形態における縦支持部用固
定継手部材21に挿入固定させることにより、短尺の縦
支持部固定用基部42を介して前記横支持基部10に縦
支持部20が取り付けられているのであり、縦支持部固
定用基部42と縦支持部20との間の嵌挿された連繋部
分には縦支持部20の割溝41を狭窄させて緊締固定さ
せるためのアタッチメント式の高さ調整用レバー付の継
手部材43を有する構成としたものである。
【0017】該継手部材43は、図10に示すように、
縦支持部20の割溝41側の一端を挿入させる縦支持部
挿入部52と、該縦支持部挿入部52から側方へ二股に
分岐させて互いに対向させた一対の挟持用舌片部53と
から成る挟持部材59を形成し、該挟持用舌片部53に
は夫々取付孔54を開穿し、該取付孔54周囲に凹凸波
型状の滑り止め部55を形成してある。そして、一端に
ボルト軸部51を揺動可能となるように枢着させたレバ
ー部44を形成し、該レバー部44の回転軸側には凸状
の押圧部45を形成してある。そして、両取付孔54の
一方に、レバー部44のボルト軸部51を、側面にラバ
ー47を付設したナット部材46とワッシャ48を介し
て貫挿させ、他方の反対側から突出したボルト軸部51
に対しワッシャ48を介してナット部材49をネジ締め
固定させるものとしてある。また、レバー部44を締め
付け方向すなわち折り込み方向へ揺動させることによ
り、レバー部44の回転軸側にある凸状の押圧部45を
ナット部材46側面のラバー47に圧接させることによ
り継手部材43を介して縦支持部20の割溝41を狭窄
させて緊締固定させるものとしてある。尚、継手部材4
3自体は縦支持部20に溶接等によって一体状に形成さ
れることもある。
【0018】次に、本実施の形態の組立順序の一例を説
明するに、図9、図10に示すように、車椅子Wの椅子
ハンドルHの例えば横パイプ側に対し横支持基部10を
横支持基部用固定継手部材11を介して略水平状に固定
させ、更に横支持基部10に対し縦支持部用固定継手部
材21を介して横支持基部10に短尺の縦支持部固定用
基部42を取付け、更に縦支持部固定用基部42に高さ
調整用の継手部材43を介して縦支持部20の割溝41
側一端を挿入固定する。このとき、高さ調整用の継手部
材43は、図10に示すように、予め縦支持部20の割
溝41側に取り付けておき、該縦支持部20を縦支持部
固定用基部42に嵌挿させておいてから継手部材43に
対しレバー部44を締め付け方向すなわち折り込み方向
へ揺動させ、レバー部44の回転軸側にある凸状の押圧
部45をナット部材46側面のラバー47に圧接させる
ことにより挟持部材59を締付け閉塞するようにして縦
支持部20の割溝41を狭窄させて緊締固定させるので
ある。そして、第1の実施の形態におけると同様に枕体
調整固定手段30の締付固定部材33の縦支持部挟持部
材35に縦支持部20を挿入させておき、枕体2のアー
ム部材31の先端側を締付固定部材33の各案内溝34
に挿入してから、頭部位置調整用のダイヤル部36を回
転して締め付けることにより枕体2が縦支持部20に固
定されるのである。このとき、図7に示すように、高さ
調整用の継手部材43により、枕体2の上下方向の高さ
位置の調整と同時に左右方向の傾き位置の調整も同時に
行なえるのである。
【0019】また、図11および図12には第3の実施
の形態が示されており、第1の実施の形態を示した図1
乃至図7と同一の構成部分については同一の符号が付さ
れることでその詳細な説明は省略されている。この第3
の実施の形態にあっては第1の実施の形態における横支
持基部10を、図12に示すように、約90度以上の開
き角度θに折曲させて略への字型に形成してあり、前記
第2の実施の形態と同様に短尺の縦支持部固定用基部4
2を介して前記横支持基部10に縦支持部20が取り付
けられていたり、図示を省略したが、第1の実施の形態
と同様に図11に示すように、略への字型の横支持基部
10を介在させることにより横支持基部10の傾き、横
支持基部10自体に対する縦支持部20の高さ等の調整
変更によって枕体2の傾き、高さその他を微妙に調整設
定できるようにしてある。
【0020】更に、図13に示すように、パイプ資材で
形成されている例えば車椅子Wのフレーム部分、椅子ハ
ンドルH、枕体支持機構1における横支持基部10、縦
支持部20夫々に、横支持基部10、縦支持部20等を
連結固定する横支持基部用固定継手部材11、縦支持部
用固定継手部材21は、フレーム部分、椅子ハンドル
H、横支持基部10、縦支持部20夫々を挟持して、ボ
ルト、ナットを介して捩じ止めされるU字型のグリップ
状の挟持部材19,29の内部に、該挟持部材19,2
9内に挿入されるこれらの椅子ハンドルH等の外周面に
当接する湾曲状の外周面を有する、例えば丸パイプ、円
形棒材製の当接保護材19A,29Aを介装させた構造
のものとすることができる。すなわち挟持部材19,2
9における相対峙した浅底キャップ状の挟持用舌片部1
3,23における挿入部12,23側の基部に位置させ
てその内部に当接保護材19A,29Aを介装したもの
であり、該当接保護材19A,29Aは必要があれば挟
持用舌片部13,23内部で溶接等によって固着される
こともあるが、通常はフリーな回転が可能な状態で装入
されているものとして、挟持用舌片部13,23相互の
締め付け時にフレーム部分等のパイプ資材外周面で転動
するようにしてきっちりとした締め付け圧着ができるよ
うにしておく。こうすることで、パイプ資材等の上記の
フレーム部分等が挿入されることでこれらを挟持した挟
持部材19,29を捩じ止めするとき、挟持部材19,
29内部に介装した当接保護材19A,29Aが、挟持
部材19,29自体の端縁等がフレーム部分等に食い込
み状に圧入するのを阻止してフレーム部分等の外表面の
損傷を防止すると共に、フレーム部分等に強く圧着して
確実に挟着固定することができるものである。こうした
当接保護材19A,29Aの介装構造は、本発明におけ
る車椅子Wにおける車椅子用頭部等の支持装置における
上記の各部材H,10,20等の相互に交差した連結固
定にのみ使用されることなく、一般的なパイプ資材相互
等によるこの種の交差状態の連結固定に使用可能なもの
なのである。
【0021】また、該図13に示すように、中央に上記
の椅子ハンドルH等を挿入させるほぼU字状の挿入部1
2,22の開口端縁部に、相互に対峙するほぼカップ状
に形成されている挟持用舌片部13,23を一体連設し
て成る挟持部材19,29においてのいずれか一方の挟
持用舌片部13,23に、端部内部にナット部材10
B,20Bを溶接等によって固着内蔵してある横支持基
部10、縦支持部20をその端部の端縁を当接した状態
として連結固着すると共に、挟持部材19,29におい
てのいずれか他方の挟持用舌片部13,23の外側から
は、挟持用舌片部13,23夫々の取付孔14,24に
貫挿してナット部材10B,20Bに捩じ込まれる取付
ボルト10C,20Cを備えたものとしてある。こうす
ることで、横支持基部10、縦支持部20等が固着連結
されている挟持部材19,29をフレーム部分、椅子ハ
ンドルH、横支持基部10等を挟持するようにこれらに
嵌め合わせ、取付ボルト10C,20Cをナット部材1
0B,20Bに捩じ込むことで、フレーム部分、椅子ハ
ンドルH等に横支持基部10を、また横支持基部10に
縦支持部20夫々を極めて簡単に交差させて連結固定す
ることができる。もとよりこの挟持部材19,29に
は、上記の当接保護材19A,29を介装することがで
きるのは勿論である。尚、挟持用舌片部13,23外側
面には、凹凸波型状の滑り止め部を形成することがで
き、また、継手部材43における挟持部材59にも同様
に実施できるものである。
【0022】そしてまた図1、図14に示すように、車
椅子Wには車椅子使用者である座者の胸部、腹部等の横
側面等に当接することで身体の体幹部を保持固定する体
幹支持機構60を装着することができる。この体幹支持
機構60は、図示のように車椅子Wのフレーム部分例え
ば椅子ハンドルHにおける縦パイプ部に、パイプ状の体
幹支持基部61を連結固定する体幹支持基部用固定継手
部材64と、体幹支持基部61に該体幹支持基部61に
対して前後方向の平行移動、左右方向の揺動、上下方向
の傾倒夫々が可能となるようにした体幹支持位置調整手
段73を介して保持された体幹支持パッド91とを備え
て成るものである。
【0023】体幹支持基部用固定継手部材64は、上記
した横支持基部用固定継手部材11、縦支持部用固定継
手部材21等とほぼ同構造のものであり、椅子ハンドル
Hの縦パイブ部を挿入する挿入部65、挟持用舌片部6
6から成る挟持部材67、体幹支持基部61内部に固着
のナット部材68、取付ボルト69等を備えている。体
幹支持位置調整手段72は、体幹支持パッド背面に固着
される相互に平行になっている二股状のアーム部材71
と、該アーム部材71をスライド自在、揺動自在に連結
して体幹支持基部61に揺動自在に連結させる締付固定
部材73とから成っている。アーム部材71、締付固定
部材73夫々は前記の枕体支持機構1の枕体調整固定手
段30におけるアーム部材31、締付固定部材33等と
ほぼ同構造のものである。すなわちアーム部材71は体
幹支持パッド91に固着されるほぼ角U字状の固着部か
ら平行にアームを延設すると共に、そのアーム先端部分
を締付固定部材73に挿入してあるものである。締付固
定部材73は、体幹支持基部61が挿入されることでこ
れに装着するほぼU字状の体幹支持基部挿入部74の開
口端縁部夫々に、外側面に凹凸波型状の滑り止め部75
が施されて相互に対峙する挟持用舌片部76を連設する
と共に、該挟持用舌片部76内部に体幹支持基部61外
周面に当接する当接保護材77を介装して成る挟持部材
79と、該挟持部材79の外側面に、外側面に滑り止め
部81が施されていて、アーム部材71がスライド自在
に案内挿通される案内溝82が形成されている浅底キャ
ップ状のアーム支持盤83と、該アーム支持盤83と共
にアーム部材71を挟着するようにしてアーム支持盤8
3に冠着されるアーム挟持盤84と、挟持部材79、ア
ーム支持盤83、アーム挟持盤84を同軸上に貫挿して
捩じ止めするボルト、ナットから成る捩じ止め部材85
とから成るものである。尚、図示にあっての捩じ止め部
材85は、挟持用舌片部76に開穿してある角形状の取
付孔に嵌まって空転が阻止されるようにして、両端がオ
ネジになっている角棒状のボルト本体と、アーム支持盤
84外側面に捩じ止め圧止するナットとから成るものと
してあるも、頭部付きボルト、ナットから成るものとし
たり、蝶ボルト、ナットから成るものとしたり等の公知
の捩じ止め構造のものに変更可能であるのは勿論であ
る。また、体幹支持パッド91は、例えばほぼ矩形状の
本体の一端部を僅かに湾曲させて成り、適当なゴム材、
発泡合成樹脂材等の軟弾性材料が内包されているもので
あり、座者の身体に柔軟な状態で当接することでこれを
保持するものとなっている。
【0024】このように構成した体幹支持機構60の使
用は、体幹支持基部用固定継手部材64によって椅子ハ
ンドルHの縦パイプ部から車椅子Wの前方に延ばされた
体幹支持基部61に対して緩めた状態で装着した体幹支
持位置調整手段71を介して体幹支持パッド91を支持
しておき、座者の身体位置に対応して前後方向の平行移
動、左右方向の揺動、上下方向の傾倒夫々を調整した後
の捩じ止め部材85による捩じ止め締付けで体幹支持位
置調整手段71を体幹支持基部61に固定するのであ
る。尚、該体幹支持機構60自体は、車椅子Wの一方側
でのみ使用されるのではなく、左右両側で使用されるこ
ともあり、また、体幹支持パッド91自体は使用状況等
によって前後、左右、上下で複数にして体幹支持位置調
整手段71を介して体幹支持基部61に取り付けること
もでき、これらは座者の身体における障害等の状況等そ
の他によって使い分けられるものである。
【0025】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、障害者等の
座者の頭部C、体幹部等をその障害者等の頭部C、体幹
部等の位置に対応調整して安定した状態で支持でき、し
かも、障害者等の頭部C、体幹部等の位置が夫々の障害
部位、症状等によって異なっていてもそれに対応して簡
単に個別調整でき、また頭部C、体幹部等を含めての座
位姿勢を逐一考慮したとしても車椅子W自体をオーダー
メイドしたり、特別な改造を行なったりする必要もな
く、更にその構造部品等は独自作製する専用の金具を使
用せずに安価且つ簡易に構成することができる。更に一
度夫々の可変各部を固定して調整設定すれば、コンパク
トに纏められ、しかも分解部位の再結合で原状の復帰も
容易なものとなる。また、例えば自転車の付属部品等の
既存部品を代用することで簡易な構成で且つ安価なもの
とすることができ、障害者等の頭部C、体幹部等を、そ
の障害者等の頭部、体幹部等の位置に対応調整して安定
に頭部C、体幹部等を支持することができる。
【0026】すなわちこれは、本発明が車椅子Wのフレ
ーム部分の何れかに配設させた枕体支持機構1により、
前後・上下方向の平行移動、左右方向の揺動、上下方向
の傾倒揺動夫々を複数の調整箇所で調整することを可能
にするものとしたからであり、車椅子Wを使用する障害
者等の頭部Cの支持位置を夫々の障害部位、症状等によ
って異なっていてもこれに対応させて調整設定でき、し
かも頭部Cを安定に支持させるからである。
【0027】しかも、枕体調整固定手段30で前後・上
下方向の平行移動と上下・左右方向の傾倒揺動とが可能
であり、横支持基部用固定継手部材11、縦支持部用固
定継手部材21、高さ調整用継手部材43で上下方向の
平行移動と上下方向の傾倒揺動とが可能であり、横支持
基部用固定継手部材11のみで前後方向の平行移動、縦
支持部用固定継手部材21のみで左右方向の平行移動と
上下方向の傾倒揺動とが可能である等、夫々の調整部分
が総じて2箇所以上に設けられていることにより、調整
自由度が増える結果、夫々の障害部位、症状等の相違で
異なる頭部Cの支持位置への対応が確実なものとなる。
【0028】そして、枕体支持機構1を車椅子Wの椅子
ハンドルHの縦パイプ、横パイプの何れかに取り付けた
直線型またはへの字型の形状を有する横支持基部10
と、該横支持基部10に対して横支持基部用固定継手部
材11を介して取り付けられた縦支持部20と、該縦支
持部20に対しアーム部材31、締付固定部材33を介
して枕体2を固定させた頭部位置調整用の締付固定部材
33とによるものとしたので、縦支持部20は横支持基
部10に対する前後傾倒方向への揺動と、必要に応じて
横支持基部10に沿っての水平方向へのスライドとを可
能にさせるのである。また、頭部位置調整用の締付固定
部材33は、縦支持部20に対し枕体2をアーム部材3
1、締付固定部材33を介して前後方向にスライド可能
とさせると同時に、枕体2の上下方向の平行移動、左右
方向の揺動、上下方向の傾倒揺動夫々の微妙な調整が容
易となる。
【0029】更に、縦支持部20の一端を嵌挿固定させ
る短尺の縦支持部固定用基部42は、該縦支持部固定用
基部42を介して縦支持部20が横支持基部10に取り
付けられ、縦支持部固定用基部42と縦支持部20との
間の嵌挿された連繋部分において両者を狭窄緊締状に固
定させるように高さ調整用の継手部材43を設けてある
ので、縦支持部固定用基部42に沿っての縦支持部20
自体の高さ調整、縦支持部固定用基部42を軸としての
縦支持部20の前後方向の回転調整相互を同時に行なう
ことができる。しかも、必要に応じて縦支持部固定用基
部42自体は横支持基部10に対して前後傾倒方向への
揺動と、横支持基部10に沿っての水平方向へのスライ
ドとを可能にし、枕体2の上下の平行移動、左右方向の
揺動、前後傾倒方向の揺動夫々の調整が複数の異なる調
整箇所にて容易に行なえる。
【0030】また、枕体2は、頭部C背面が当接する頭
部背面支持部3と、該頭部背面支持部3の左右から前方
に左右対称にして膨らみ状に形成されていて、頭部C左
右面が当接する頭部左右面支持部4とを一体にして成る
ので、頭部Cを背面と同様に左右からも同時に支持可能
とさせ、横揺れ等の頭部Cに掛かる刺激を吸収し緩和さ
せることができる。
【0031】更に、横支持基部用固定継手部材11にお
ける挟持部材19、縦支持部用固定継手部材21におけ
る挟持部材29夫々には、これらの挟持部材19,29
が挟持する車椅子Wのフレーム部分等の外周面に当接す
る湾曲状の外周面を有する当接保護材19A,29Aを
挿入してあるから、挟持部材19,29がフレーム部分
等を挟持して強く締め付けられるとき、当接保護材19
A,29Aがフレーム部分等の外周面に当接して挟持部
材19,29自体が必要以上にフレーム部分等に圧接し
ないのである。そのため例えば挟持部材19,29にお
ける挟持部分が浅底キャップ状であることでその端縁等
が食い込み状に圧入するのを阻止してフレーム部分等の
損傷等を防止できるばかりでなく、当接保護材19A,
29Aの湾曲外周面がフレーム部分の外周面に幅広く当
接して強い挟持圧着力を発揮するものとなり、相互に交
差連結されるフレーム部分、横支持基部10、縦支持部
20夫々をしっかりと連結するのである。
【0032】また、挟持部材19,29における一方の
挟持用舌片部13,23には、ナット部材10B,20
Bをその端部に内蔵した横支持基部10、縦支持部20
等を連結固定してあり、他方の挟持用舌片部13,23
側からは、それらのナット部材10B,20Bに取付ボ
ルト10C,20Cを捩じ込むようにしてあるから、車
椅子Wのフレーム部分、横支持基部10等に挟持部材1
9,29を挟持装着して取付ボルト10C,20Cを捩
じ込むことで、車椅子Wのフレーム部分、横支持基部1
0等に、横支持基部10、縦支持部20等を簡単、迅速
に連結固定でき、またその分離解体も極めて簡単である
から、総じて部品点数が少ないことと相俟ち取扱いが容
易なものである。
【0033】一方、車椅子Wには体幹支持機構60を装
着してあるから、車椅子Wの使用者である座者の身体等
を、例えば障害内容等によって種々に異なることでその
保持形態等が種々に調整される必要があっても、それら
の異なる支持位置に対応した前後方向のスライド、左右
方向への揺動、上下方向への傾倒等の夫々の対応調整を
簡単に行なうことができ、座者夫々によって異なる体幹
部等の異なる位置等に対応させて保持することができる
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における使用状態を
示す概略斜視図である。
【図2】同じく背面側から見た場合の使用状態を示す概
略斜視図である。
【図3】同じく枕体支持機構の分解斜視図である。
【図4】同じく横支持部固定用継手部材の分解斜視図で
ある。
【図5】同じく縦支持部固定用継手部材の分解斜視図で
ある。
【図6】同じく枕体調整固定手段による枕体の前後・上
下方向の調整操作を説明する側面図である。
【図7】同じく枕体調整固定手段による枕体の左右方向
の揺動の調整操作を説明する平面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における使用状態を
示す概略斜視図である。
【図9】同じく枕体支持機構の分解斜視図である。
【図10】同じく継手部材の分解斜視図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態における使用状態
を示す概略斜視図である。
【図12】同じく枕体支持機構の分解斜視図である。
【図13】同じく横支持基部用固定継手部材、縦支持部
用固定継手部材における他の実施の形態を示す断面図で
ある。
【図14】同じく体幹支持機構の分解斜視図である。
【符号の説明】
W…車椅子 H…椅子ハンド
ル B…背もたれ部 S…座部 C…頭部 1…枕体支持機構 2…枕体 3…頭部背面支持部 4…頭部左右面
支持部 10…横支持基部 10A…ボルト
軸部 10B…ナット部材 10C…取付ボ
ルト 11…横支持基部用固定継手部材 12…ハンドル
挿入部 13…挟持用舌片部 14…取付孔 15…滑り止め部 17…ワッシャ 18…ナット部材 18A…回転ハ
ンドル 19…挟持部材 19A…当接保
護材 20…縦支持部 20A…ボルト
軸部 20B…ナット部材 20C…取付ボ
ルト 21…縦支持部用固定継手部材 22…横支持基
部挿入部 23…挟持用舌片部 24…取付孔 25…滑り止め部 27…ワッシャ 28…ナット部材 28A…回転ハ
ンドル 29…挟持部材 29A…当接保
護材 30…枕体調整固定手段 31…アーム部
材 32…アーム支持部 33…締付固定
部材 34…案内溝 35…縦支持部
挟持部材 35A…縦支持部挿入部 35B…挟持用
舌片部 36…ダイヤル部 37…支持軸部 38…アーム支持盤 39…アーム挟
持盤 41…割溝 42…縦支持部
固定用基部 42A…ボルト軸部 43…高さ調整
用継手部材 44…レバー部 45…押圧部 46…ナット部材 47…ラバー 48…ワッシャ 49…ナット部
材 51…ボルト軸部 52…縦支持部
挿入部 53…挟持用舌片部 54…取付孔 55…滑り止め部 59…挟持部材 60…体幹支持機構 61…体幹支持
基部 65…挿入部 66…挟持用舌
片部 67…挟持部材 68…ナット部
材 69…取付ボルト 71…アーム部材 72…体幹支持
位置調整手段 73…締付固定部材 74…体幹支持
基部挿入部 75…滑り止め部 76…挟持用舌
片部 77…当接保護材 79…挟持部材 81…滑り止め部 82…案内溝 83…アーム支持盤 84…アーム挟
持盤 85…捩じ止め部材 91…体幹支持
パッド

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座者の頭部を支持する枕体を背もたれ部
    の上側に備えた車椅子用頭部等の支持装置において、前
    後・上下方向の平行移動、左右方向の揺動、上下方向の
    傾倒が可能となるように枕体を支持し、夫々の調整部分
    が設けられている着脱退避可能な枕体支持機構を車椅子
    のフレーム部分の何れかに連結配設させることで車椅子
    を使用する座者の頭部を、該頭部位置に対応調整して支
    持するようにしたことを特徴とする車椅子用頭部等の支
    持装置。
  2. 【請求項2】 枕体支持機構は、車椅子のフレーム部分
    の何れかに対し背もたれ側後方へ突出するようにして取
    り付けた横支持基部と、該横支持基部に対し上下方向の
    傾倒揺動、水平方向のスライド夫々が可能なグリップ状
    の縦支持部用固定継手部材を介して取り付けられた縦支
    持部と、後方へ向けて突出するように枕体の背面側に固
    着されたアーム部材を前後にスライド可能となるように
    挿入させ、枕体の上下方向の平行移動、左右方向の揺
    動、上下方向の傾倒夫々の調整が可能となるようにして
    縦支持部に枕体を固定させる頭部位置調整用の枕体調整
    固定手段とを備えて成る請求項1記載の車椅子用頭部等
    の支持装置。
  3. 【請求項3】 横支持基部は、直線型またはへの字型に
    形成されている請求項2記載の車椅子用頭部等の支持装
    置。
  4. 【請求項4】 縦支持部は、該縦支持部の一端を嵌挿固
    定することで連繋させる短尺の縦支持部固定用基部を介
    して前記横支持基部に取り付けられていて、縦支持部固
    定用基部と縦支持部との間の嵌挿された連繋部分には両
    者を狭窄緊締状に固定させる高さ調整可能なグリップ状
    の継手部材を有している請求項2または3記載の車椅子
    用頭部等の支持装置。
  5. 【請求項5】 枕体調整固定手段は、枕体のアーム部材
    を挟持固定させるための案内溝を配したアーム支持部
    と、縦支持部を挿入させ狭窄固定させるための縦支持部
    挿入部とを備え、該縦支持部挿入部に対しアーム支持部
    が揺動可能となるように枢着されている請求項2乃至4
    のいずれか記載の車椅子用頭部等の支持装置。
  6. 【請求項6】 枕体は、頭部背面が当接する頭部背面支
    持部と、該頭部背面支持部の左右から前方に左右対称に
    して膨らみ状に形成されていて、頭部左右面が当接する
    頭部左右面支持部とを一体にして成る請求項1乃至5の
    いずれか記載の車椅子用頭部等の支持装置。
  7. 【請求項7】 車椅子のフレーム部分、枕体支持機構に
    おける横支持基部、縦支持部夫々に横支持基部、縦支持
    部等を連結固定する横支持基部用固定継手部材、縦支持
    部用固定継手部材は、上記のフレーム部分等を挟持して
    捩じ止めされるU字型のグリップ状の挟持部材の内部
    に、該挟持部材内に挿入されるこれらのフレーム部分等
    の外周面に当接する湾曲状の外周面を有する当接保護材
    を介装させてある請求項2乃至6のいずれか記載の車椅
    子用頭部等の支持装置。
  8. 【請求項8】 挟持部材の挿入部の開口端縁部に、相互
    に対峙するよう一体連設したいずれか一方の挟持用舌片
    部に、端部内部にナット部材を固着内蔵してある横支持
    基部、縦支持部をその端部の端縁を当接した状態として
    連結固着すると共に、挟持部材においてのいずれか他方
    の挟持用舌片部の外側からは、挟持用舌片部夫々に貫挿
    してナット部材に捩じ込まれる取付ボルトを備えたもの
    としてある請求項7記載の車椅子用頭部等の支持装置。
  9. 【請求項9】 車椅子には座者の体幹部を支持する体幹
    支持機構を装着してあり、該体幹支持機構は、車椅子の
    フレーム部分に体幹支持基部を連結固定する体幹支持基
    部用固定継手部材と、体幹支持基部に該体幹支持基部に
    対して前後方向の平行移動、左右方向の揺動、上下方向
    の傾倒夫々が可能となるようにした体幹支持位置調整手
    段を介して保持された体幹支持パッドとを備えて成る請
    求項1乃至8のいずれか記載の車椅子用頭部等の支持装
    置。
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