JP2000004601A - 砕土選別機及び砕土選別機付き土質改良装置 - Google Patents

砕土選別機及び砕土選別機付き土質改良装置

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JP2000004601A
JP2000004601A JP17920398A JP17920398A JP2000004601A JP 2000004601 A JP2000004601 A JP 2000004601A JP 17920398 A JP17920398 A JP 17920398A JP 17920398 A JP17920398 A JP 17920398A JP 2000004601 A JP2000004601 A JP 2000004601A
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soil
paddle
crushed
rotating
sorter
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JP17920398A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Hanaura
和久 花浦
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 砕土選別機及び砕土選別機付き土質改良装置
に関し、山野の開拓のための開墾や土地造成工事,建築
及び土木工事等に伴って発生する建設発生土を(以下、
建設発生土と称す)を砕土し選別して再生土に利用でき
るようにする。 【解決手段】 回転軸14の軸線に沿って交差するよう
に複数の回転羽根8を間隔を存して設けた回転体部材6
を複数個並列に配設し、上記の複数個の回転体部材6の
回転羽根8を作動することにより、建設発生土67を上
流側から下流側に向かって送りながら砕土し選別するよ
うに砕土選別機2を構成し、砕土選別機2からの建設発
生土67と土質改良剤R又は添加剤Hとを混練・混合機
200へ供給して混練り混合せしめるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、山野の開拓のため
の開墾土や土地造成工事,建築及び土木工事等に伴って
発生する建設発生土を(以下、建設発生土と称す)砕土
する砕土選別機及び砕土選別機付き土質改良装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、上記の山野の開拓工事や
土地造成工事,建築及び土木工事はパワショベル等によ
り堀り起こされており、上記のパワショベルの大きなシ
ョベルで堀り起こされるため大きな土塊として堀り起こ
され、これにより発生する上記建設発生土は石や土塊及
び粘性の高い土等が混じった含水土壌である。
【0003】従って、園芸,林業,造園の農芸用の土等
には、上記石や土塊の混じった含水土壌のままでは使用
することができないので、上記石や土塊の粒径の大きさ
を限定しなければならず、篩分機で分けている。一方、
上記建設発生土においては、殆ど再利用できないため、
埋立用として処分したり、他の場所へ運搬して廃棄し、
他の場所から山砂を採取して運び、その山砂により堀り
起こした穴埋めを行っており、上記山砂の採取による環
境への影響が発生する恐れがある。
【0004】上記の背景から、近年上記建設発生土を、
例えば石灰処理によるプラントにより、上記建設発生土
を改良土に再生し、その改良土を上記農園芸や上記建築
及び土木工事で堀り起こした穴の、埋め戻しの上記山砂
の代わりに利用している。
【0005】そして、上記改良土の製造プラントの工程
は、例えば 図17に示したように建設発生土01は、格
子部部材04を介して選別された不適当な石等の大塊0
6が除去されてホッパ02に投入され土再生プラント0
10等に搬送されると共に、上記で除去された不適当な
石等の大塊06は採石プラント08等に搬送される。
又、上記のプラントの格子部材04は、図示しないが振
動グリズリ式や回転体式が使用される。
【0006】この振動グリズリ式篩機は、例えば100
mm角のます目の網で構成し、傾斜状態に配設し、これ
を振動せしめて、図17に示したように略粒径が100m
m以下のものは下方に落し、ホッパ02に供給し、上記
粒径が100mm以上の石や大塊06は、上記のように
除去している。又、上記回転式篩機は、図示しないがホ
ッパ02の下側出口前に上下方向に延びる複数個の固定
羽根が間隔を存して配設される固定グリズリーバがあ
り、その上方のホッパ02内に設けられホッパ02に回
転自在に枢支される回転軸に設けられると共に上記固定
羽根間の間隙を出入りする回転羽根とにより構成されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記振
動グリズリ式篩機は、上記建設発生土は単に振動と傾斜
により篩分けをするタイプであるため、粘性の強い土塊
は石と共に除去されてしまい上記再生利用土としての利
用率が低減してしまう。又、回転式篩機は、ホッパ02
内の限られた少ない面積での、上記固定羽根に対する回
転羽根の回転により、投入された上記建設発生土の土塊
を砕土しホッパ02へ落下させたり石や土塊を固定羽根
の上部に残し、適宜設定時間をおいてホッパ02を転回
せしめて、ホッパ02内の石や土塊を外部に排出せしめ
る構成である。
【0008】そのため、回転式篩機は上記のようにホッ
パ02内の限られた狭い面積の同一位置で回転羽根を上
記上下方向に延びる固定羽根の間隙に出入りさせ、上記
粘性の高い土塊を砕土するものであるから、砕土できな
かった土塊や石が上記隣接する固定羽根の隙間や上記の
固定羽根と回転羽根間に噛み込んで、上記回転羽根が回
動することができなくなり、又上記のように噛み込んだ
石や土塊を取除く作業が多くなり作業効率を低下させる
恐れがある。
【0009】本発明は、上記に鑑み創案されたものであ
って、回転軸の軸線に沿って、上記軸線に交差するよう
に複数の羽根を間隔を存して設けた回転体部材を複数個
並列に配設し、上記の複数個の回転体部材を回動するこ
とにより、上記建設発生土を上流側から下流側に向かっ
て送りながら砕土して下方に落下させ、上記回転体部材
が砕けなかった石や土塊を下流側端部に送り排出するよ
うにした砕土選別機及び砕土選別機付き土質改良装置を
提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の砕土選別機は、回転軸の軸線に沿って上記回
転軸に交差するように複数の回転羽根が間隔を存して設
けられた回転体部材と、並列に配設された複数個の上記
回転体部材の回転軸を間隔を存して回転自在に枢支する
枠体と、上記各回転軸に係合し上記各回転軸を駆動する
駆動手段とを備え、上記回転体の上方より建設発生土を
供給し上記回転体が作動すると上流側から下流側に向か
って上記建設発生土を送りながら砕土し落下させ大きな
石や土塊を下流側の端部に送り排出するように構成され
ていることを特徴としている。
【0011】請求項2記載の本発明の砕土選別機は、請
求項1記載の構成において、上記回転軸に取付けられる
回転羽根は棒状,ヘの字状,円弧状,弓状,らせん状又
は三次元に曲げられた上記各形状に形成されていること
を特徴としている。請求項3記載の本発明の砕土選別機
は、請求項1又は2記載の構成において、上記回転軸を
枢支する上記枠体の軸受部が上記枠体の上流側から下流
側に沿って上記枠体の複数個所に設けられ、上記各回転
軸の枢支位置を変更できる枢支部変更手段を備えている
ことを特徴としている。
【0012】請求項4記載の本発明の砕土選別機は、請
求項1又は3記載の構成において、上記回転軸の配設間
隔が上流側から下流側にいくに従って順次小さくなるよ
うに配設するか又は上流側の上記間隔は下流側の上記間
隔よりも大きく構成されていることを特徴としている。
請求項5記載の本発明の砕土選別機は、請求項1〜4の
いずれか1項に記載の構成において、上記回転軸に取付
けるための回転羽根軸部の支持部及び上記回転軸を枢支
する上記枠体に設けられ軸受部の少なくともいずれか一
方を可動とする可動手段を備え、上記回転羽根が受ける
衝撃を吸収できるように構成されていることを特徴とし
ている。
【0013】請求項6記載の本発明の砕土選別機付き土
質改良装置は、建設発生土を砕土し選別する砕土選別機
と、上記砕土選別機からの建設発生土を設計仕様に応じ
て設定される設定量ずつ計量して搬送する定量フィーダ
と、上記定量フィーダからの上記設定量の建設発生土と
上記建設発生土の水分を吸収せしめる設計仕様に応じて
設定される設定量の土質改良剤とが供給され混練り混合
せしめられる混練・混合機とを備えていることを特徴と
している。
【0014】請求項7記載の本発明の砕土選別機付き土
質改良装置は、請求項6記載の構成において、上記砕土
選別機が上記砕土選別機の回転軸の軸線に沿って上記回
転軸に交差するように複数の回転羽根が間隔を存して設
けられた回転体部材と、並列に配設された複数個の上記
回転体部材の回転軸を間隔を存して回転自在に枢支する
枠体と、上記回転軸を枢支する上記枠体の軸受部が上記
枠体の上流側から下流側に沿って上記枠体の複数個所に
設けられ、上記各回転軸を枢支する上記軸受部を選定し
て枢支せしめる位置を変更できる枢支部変更手段と、上
記各回転軸に係合し各回転軸を駆動する駆動手段とを備
えていることを特徴としている。
【0015】請求項8記載の本発明の砕土選別機付き土
質改良装置は、請求項6又は7記載の構成において、上
記混練・混合機からの改良物を受容する搬送コンベアの
上記改良物の供給口より上流側又は下流側の上記搬送コ
ンベヤに設けられた供給口に上記改良物の強度の強化,
固化,水分の吸収のうちの少なくとも強度の強化を助長
する添加剤を供給せしめるように構成されていることを
特徴としている。
【0016】請求項9記載の本発明の砕土選別機付き土
質改良装置は、建設発生土を砕土し選別する砕土選別機
と、上記砕土選別機からの建設発生土を設計仕様に応じ
て設定される設定量ずつ計量して搬送する定量フィーダ
と、上記定量フィーダからの上記設定量の建設発生土を
混練・混合機へ搬送する搬送コンベアと、上記定量フィ
ーダから上記建設発生土を供給する上記搬送コンベアの
供給口より上流側又は下流側の上記搬送コンベアに設け
られる供給口に上記建設発生土の強度の強化,水分の吸
収を助長せしめる土質改良剤を供給する土質改良剤タン
ク又は上記搬送コンベアの供給口に上記建設発生土の強
度の強化,固化,水分の吸収のうちの少なくとも強度の
強化,水分の吸収を助長する添加剤を供給する添加剤タ
ンクとを備えていることを特徴としている。
【0017】請求項10記載の本発明の砕土選別機付き
土質改良装置は、建設発生土を砕土し選別する砕土選別
機と、上記砕土選別機からの建設発生土を設計仕様に応
じて設定される設定量ずつ計量して搬送する定量フィー
ダと、上記定量フィーダからの上記設定量の建設発生土
或いは上記定量フィーダからの上記設定量の建設発生土
と上記建設発生土の水分を吸収せしめる設計仕様に応じ
て設定される設定量の土質改良剤とが供給され混練り混
合せしめられる混練・混合機と、上記の混練・混合機か
らの混練り混合された改良物を搬送する搬送コンベヤ
と、上記搬送コンベアに接続されている混合機と、上記
改良物の強度の強化,固化,水分の吸収のうちの少なく
とも強度の強化を助長せしめる設計仕様に応じて設定さ
れる設定量の添加剤を上記の搬送コンベアと混合機との
間の搬送部位に又は上記混合機に供給するように設けら
れる上記添加剤の添加剤タンクとを備えていることを特
徴としている。
【0018】請求項11記載の本発明の砕土選別機付き
土質改良装置は、請求項6〜10のいずれか1項に記載
の構成において、上記混練・混合機はパドル式混練・混
合機で構成され回転軸の軸線と交差するように設けられ
た孔に挿入されるパドルのパドル軸と、上記パドルが着
脱可能に取付けられるボス部と、上記ボス部を上記パド
ル軸の両端部に着脱可能に嵌合せしめて上記ボス部の取
付け角度が調整できるパドル取付け角度調整手段とを備
えていることを特徴としている。
【0019】請求項12記載の本発明の砕土選別機付き
土質改良装置は、請求項11記載の構成において、上記
混練・混合機の回転軸から突出した上記パドル軸の両端
部に上記パドル軸の軸線方向へ着脱可能に嵌合できるよ
うに設けられると共に上記嵌合位置を変更可能に上記パ
ドルが取付けられるボス部と、上記ボス部を上記パドル
軸の両端部に着脱可能に取付けられる取付手段と、上記
取付手段を覆うカバ部を有し上記カバ部より延設され上
記パドル軸に沿って延びるパドル部を有する上記パドル
とを備えていることを特徴としている。
【0020】請求項13記載の本発明の砕土選別機付き
土質改良装置は、請求項6〜12のいずれか1項に記載
の構成において、上記パドル式混練・混合機のケーシン
グの側部,底部,前部,後部のうちの少なくとも一つを
開閉可能に構成する開閉作動手段を備えていることを特
徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
形態を説明する。図1は本発明の一実施形態を示す概略
説明図、図2は図1の砕土選別機の上面を示す概略平面
図、図3は図2の側面を示す概略側面図、図4は図2の
4A−4A線に沿う断面を示す概略説明図、図5は図2
の5A−5A線に沿う断面を示す概略説明図、図6は図
2の6A−6A線に沿う断面を示す概略説明図、図7は
図2の7A−7A線に沿う断面を示す概略説明図、図8
は図2の実施形態の変形例を示すもので、図5と同様の
状態を示す概略説明図、図9は図1に示す砕土選別機を
土質改良剤を使用する土質改良装置に適用した応用例を
示す概略説明図、図10は図9に示す混練・混合機を示
す概略平面図、図11は図10の側面を示す概略側面
図、図12は図10のA矢視を示す拡大説明図、図13
は図12の13A−13A線に沿う断面を示す概略説明
図、図14は図13のB矢視を示す概略説明図、図15
は図12の変形例を示す概略説明図、図16は図1に示
す砕土選別機を石灰法による土質改良装置に適用したそ
の他の応用例を示す概略説明図である。
【0022】図1に示す本発明の実施形態では砕土選別
機2は砕土選別機本体4と、砕土選別機本体4を支持す
ると共に砕土選別機本体4の回転体部材6の回転羽根8
で、例えば粘性の強い土塊を切って小塊になった土及び
粒径の小さな上記建設発生土や石を受入れるホッパ10
とから構成され、必要に応じて配設されるホッパ10の
下方に設けられホッパ10からの上記で選別された土を
搬送するベルトコンベア,バケットコンベア等の搬送手
段12とから構成されている。
【0023】そして、砕土選別機本体4の複数の回転体
部材6の回転羽根8の間隙よりも大きな石は、図1に矢
印で示したように複数の回転羽根8により上流側から下
流側方向に送られ下流側端部から矢印Y2のように排出
される構成になっている。次に、上記した砕土選別機本
体4を図2〜図5により説明する。上記の砕土選別機本
体4は、図2,図3に示したように並列に設けられた複
数の回転体部材6の各回転軸14を回転自在に枢支する
軸受部26を備えた枠体16と、各回転軸14に係合し
油圧モータ,電動モータ等の駆動源18により上記各回
転軸14を駆動する駆動手段20を有している。
【0024】又、回転体部材6は、図2に示したように
回転軸14の軸線に沿って、上記軸線に交差するように
複数の回転羽根8が適宜間隔を存して回転軸14に設け
られるように構成されている。又、複数個設けられる回
転体部材6の回転軸14は、図2,図3に示したように
設計仕様によって設定される互いに間隔を存して並列に
配設され、枠体16の上記建設発生土の流れ方向に対し
て左右方向の枠部22,24の上記の上流側から下流側
方向に沿って設けられた各対をなす複数個の軸受部26
に回転可能に支持されている。
【0025】又、上記の軸受部26は必要に応じて枠部
22,24に弾性部材13bを介して取付けられていお
り、回転羽根8が多少自由に動ける程度に支持すること
により、上記砕土時の衝撃や上記の石や土塊の挟まりを
防止することができるように構成されている。又、上記
の並列に配設された各回転体部材6の上記各回転軸14
の端部は右側の枠部24の軸受部26から突設されるよ
うに設けられ各々のスプロケット30と係合するチェー
ン32を有し、駆動源18である油圧モータ,又は電動
モータの駆動軸34に設けられたスプロケット36にチ
ェーン32が係合することによって構成される駆動手段
20が設けられている。
【0026】又、各回転体部材6の回転軸14に設けら
れた回転羽根8は、図1〜図4に示したように、互いに
対向する相手側の2つの隣接する回転羽根8の峡間に存
するように配設され、且つ上記の各々の複数の回転軸1
4及び回転羽根8とにより網状もしくは格子状のます目
37を形成し、設計仕様により設定される粒径より以下
の石SLや土塊ELを選別して矢印Y1のように下方へ
落下させ、ホッパ10に供給されるように構成されてい
る。
【0027】そして、回転羽根8は、図3,図4に示し
たように本実施形態の場合には4枚羽根が設けられ、各
羽根の形状はへの字状又は円弧状に形成され石や大きな
土塊を切り砕土するように構成されている。
【0028】本実施形態は上記のように構成されている
ので、上記建設発生土を砕土選別機本体4の上に供給
し、駆動手段20の作動によりチェーン32,スプロケ
ット30,36を介して各回転軸14が作動すると、土
の大きな塊EGや粘性の強い大塊EGは回転羽根8によ
り切られ砕土されながら下方へ落下してホッパ10に投
入され、ます目37以上の大きな石SGや土塊EGは、
図1に示したように各回転羽根8により上流側から下流
側に向かって矢印Y2のように枠体の下流側の端部から
排出される。
【0029】そして、ホッパ10に投入され選別された
有用な、設計仕様により設定される粒径以下の土ELや
石SLからなる建設発生土Kは、例えば図1に示したよ
うに搬送手段であるベルトコンベア12により使用目的
に応じて使用される部署に搬送される。従って、本実施
形態では砕土選別機本体4に投入された建設発生土の上
記ます目37より大きな石SGや土塊EGは同じ位置に
とどまることがなく上流側から下流側に向かって送られ
るので、噛み込まれず上流側から下流側に向かって各回
転羽根8により繰り返し砕土されて、有効な建設発生土
Kをより多く選別でき、再土利用率の向上を図ることが
できる。
【0030】又、上記の砕土選別機本体4は、砕土用の
回転羽根8に土塊や石の噛み込みの発生を低減できるの
で、その清掃作業の時間を低減すると共に可動効率を向
上することができる。又、上記実施形態では、回転羽根
8は回転軸14に対して固定されるように設けている
が、例えば図6に示したように回転羽根8をリング状に
形成されたボス部の形状を有する回転羽根軸部8aを設
け、この回転羽根軸部8aを回転軸14に弾性部材13
a介して回転軸14の長手方向に沿って設けられたボル
ト孔9a及びボルト9により移動可能に支持する支持部
8Aを設ければ、種々の被処理土の状態によって取付位
置を変え、効率的な上記処理を行うことができる。
【0031】そして、上記弾性部材13aを配設するこ
とにより回転羽根8が粘性の強い土塊や石を噛み込んだ
時に発生する衝撃等により発生する反力を吸収し、噛み
込みを防止して上記下流側へ送ることができると共に、
下流側方向に順次送ることによって複数個の回転体部材
6の各回転羽根8の複数回の切り込みや砕土を繰り返し
行なうことができるので、作業効率を向上し回転羽根8
等の破損を防止することができる。
【0032】又、図2に示した回転軸14の端部を枢支
する枠部22,24に設けられる軸受部26を、例えば
弾性部材13bを介して枠部22,24に支持するよう
にすれば、回転羽根8の上記噛み込み時に発生する反力
を吸収することができる。又、複数個の回転体部材6
は、図2に示した場合は、互いに等間隔で配設したが、
これに限られるものではなく、例えば上流側から下流側
に向かって順次間隔を小さくしたり、又上流側は上記間
隔を大きくし下流側は上記間隔を小さく配設すれば、例
えば粘土の塊を回転羽根8が切りながら下流方向にいく
に従って、次第に小さく砕土させ砕土効率を向上せしめ
て、小さくなった上記建設発生土を下方に落下させるこ
とができ、大きな石は、下流側の端部から排出させるこ
とができる。
【0033】又、回転羽根8の形状は棒状,円弧状,弓
状,らせん状或いは三次元に形成される上記各形状のも
のでもよく、少なくとも上記土塊に最初に当接する側の
回転羽根8の厚さは薄く、例えば約2〜3mm形成し、
土を切りくずしたり砕土することができるものが望まし
い。又、図5に示したように上記実施形態の回転羽根8
の枚数は4枚羽根の場合について説明したが、図8に示
した変形例のように8枚羽根でもよく、羽根の枚数は設
計仕様に応じて設定されるものである。
【0034】又、回転羽根8は回転軸14に略直交する
略同一平面内に扇風機の羽根のような配置で説明した
が、これは回転軸14に千鳥状に設けてもよい。又、図
2に示した複数個の回転体部材6の上記の上流側から下
流側に配設する間隔を変える構造は、例えば図7に示し
たように枠体16の左右枠部22,24を下部枠体22
a(24a)と上部枠体22b(24b)に構成し、互
いに当接する面側に上記の回転軸14を枢支する左右一
対の軸孔15を設け、ボルト25を着脱自在に締結する
ようにして、回転軸14と係合する複数個の左右一対の
軸孔15に設けられる軸受部26を選定して枢支位置を
変えれば、種々の間隔を有する砕土選別機本体4を構成
することが容易にできる枢支部変更手段15Aにより構
成されている。
【0035】次に、本発明の砕土選別機を土質改良剤を
使用した土質改良装置及び石灰法による土質改良装置に
適用した応用例を、図9,図16について説明する。先
ず、土質改良剤を使用した土質改良装置について、図9
について説明する。図9に示したように、土木工事等に
より堀り起こされた建設発生土67をパワショベル69
により、格子部材2で所望以上の大きさの土塊,石等を
排除してホッパ10に供給している。
【0036】そして、格子部材2としては、図1〜図8
で説明した砕土選別機2が配設されており、上記したよ
うに種々の状態にある改良対象土に適応した砕土及び選
別が行なわれ、土塊や石が噛み込みによる砕土選別機2
の急停止を防止せしめて、円滑に次工程へ処理された上
記建設発生土を供給する。又、図9に示したようにホッ
パ10から搬送手段12である定量フィーダ76(搬送
コンベアとも称す)で計量され設計仕様により設定され
た設定量の建設発生土67中に含まれる空き缶,釘鉄,
くず鉄等を除去する磁選機68を介して供給口202a
からスクリュウ式,パドル式,ドラム式等の混練・混合
機200内に、本実施形態の場合にはパドル式混練・混
合機(パドルミキサ)200内に搬送する。
【0037】この時、図9に示したようにパドルミキサ
200の上方に設けられた土質改良剤タンク71の出口
71aから供給管75を介してパドルミキサ200の供
給口202aに設計仕様により設定される設定量の、上
記建設発生土の水分やその他の液体成分等の液体物質を
吸収せしめる土質改良剤Rが供給され、パドルミキサ2
00内で上記定量フィーダ76からの建設発生土67と
土質改良剤Rとが混練り混合され改良される。
【0038】又、上記したように混練・混合機であるパ
ドルミキサ200は、図10,図11に示したように上
流側の上部に供給口204を有し、下流側の下方に出口
206を有するケーシング208が架台210の上部に
取付けられている。又、回転体部212,213が、図
10に示したようにケーシング208内に上流側から下
流側に向かって並列且つ略水平に延設されており、回転
体部212,213の各々のパドル回転軸216,21
8は並列に且つ略水平に配設されケーシング208の前
部208a,後部208bを貫通し、前後の端部に各々
設けられた伝動ギヤ220aと222a並びに220
b,222bにより互いに逆転するように構成され、更
に各々のパドル回転軸216,218の前後端で架台2
10に取付けられた各々の軸受224a,224b及び
226a,226bにより回動自在に枢支されている。
【0039】又、各パドル回転軸216,218は、図
10に示したようにケーシング208内において、パド
ル回転軸216と略直交する同一平面内に2枚のパドル
216aが取付けられるパドル回転体216A並びに回
転軸218と略直交する同一平面内に2枚のパドル21
8aが取付けられるパドル回転体218Aが、パドル回
転軸216,218の軸線に沿って適宜間隔を存して設
けられ、隣接するパドル216a,218aは互いに対
向する相手側の上記パドルの峡間に存するように配設さ
れている。
【0040】そして、パドル回転軸216の前端は継手
230を介して電動モータ,油圧モータ等の駆動手段2
32の出力軸234に連結されている。次に、パドル回
転体216A,218Aは同一構造であるので、ここで
は、図12〜図14に示したパドル216aをパドル回
転体216Aの回転軸216へ取付ける取付構造につい
て説明する。
【0041】図13に示したように、パドル回転体21
6Aの回転軸216に交差し貫通するように設けられ、
回転軸216の貫通孔108の両端から突出するように
パドル216aのパドル軸106が配設されている。
又、パドル軸106が回転軸216の貫通孔108から
突出する貫通孔108の両端面110に当接し、パドル
軸106に螺合するナット112,114により回転軸
216にパドル軸106を締めつけて配設するパドル軸
216の位置設定手段116を有している。
【0042】又、図13に示したように回転軸216か
ら突出したパドル軸106の両端部に着脱可能に嵌合せ
しめられる角度調整手段120を有している。又、角度
調整手段120は、本応用例の場合には、回転軸216
の貫通孔108より突出したパドル軸106の両端部の
外周に軸線方向に沿って設けられているスプライン12
2と着脱可能な内周面にスプライン123が設けられて
いる、例えばカマボコ形状を呈する略円筒状のボス部1
18を有している。
【0043】そして、図13,図14に示したように内
周面に設けられたスプライン123が上記のスプライン
122と係合するように加工され、ナット112,11
4を包囲するように凹部118bを有するボス部118
が、スプライン122の軸線方向に挿脱可能に構成され
ており、ボス部118の頭部に設けられた凹部118a
に挿入される埋め込みボルト124,ワッシャ124a
等の取付手段119により、パドル軸106の両端にボ
ス部118を各々締結せしめている。
【0044】又、パドル216aは、図13に示したよ
うにパドル部216Mとパドル部216Mから突出する
カバ部216Nからなる逆L字状に形成され、耐磨耗性
の材料で一体に鋳造されている。そして、図13,図1
4に示したようにボス部118を埋め込みボルト124
により、凹部118aを介してパドル軸106の端部に
締結した後、ボス部118の凹部118aを上記したパ
ドル216aのカバ部216Nで覆うようにパドル21
6aを配設し、パドル部216Mはパドル部216Mに
設けられた凹部216uを介して2本の埋め込みボルト
130によりボス部118の外側に設けられた取付面1
18cに取付けられる。
【0045】又、ボス部118のパドル216aの取付
面118cの下部に設けられた段部118dは、図13
に示したようにボス部118に対するパドル216aの
取付位置の位置決め部位となっている。又、図13に示
したように回転軸216に交差するように配設されたパ
ドル軸106と回転軸216とを貫通する孔140にリ
ーマボルト142や通常のボルトを挿入し、ナット14
3により締結せしめるように構成される廻り止め手段1
46が設けられている。
【0046】本応用例に適用されたパドルミキサ200
は、上記のように構成されているので、図13に示した
ようにボス部118の埋め込みボルト124等で締結さ
れるボス部118の取付手段119の一部である凹部1
18aの開口頂部を、ボス部118に埋め込みボルト1
30で固定されたパドル216aのパドル部216Mか
ら延びるカバ部216Nで覆っているので、上記の建設
発生土,土質改良剤,石灰,水等が入らなくなるので、
上記の締結部のボルト124,ナットが磨耗し腐蝕して
破損する恐れがなくパドル216aの脱落を防止するこ
とができる。
【0047】又、パドル部216Mの埋め込みボルト1
30用の凹部216uは略水平方向に向いているので、
上記の建設発生土,土質改良剤,石灰,水等が入りにく
く、上記の腐蝕,磨耗による破損が少なくパドル216
aを確実に支持することができる。又、パドル216a
のボス部118の取付けは上記のような取付けに限られ
るものではなく、カサ部216N,パドル部216Mの
うち少なくともいずれか一方をボス部118にボルト等
により取付けるようにしてもよい。
【0048】又、パドルミキサ200で処理される含水
土壌の土質の組成により、上記のようにパドル216a
の取付角度が調整されるものであるが、角度調整手段1
20は、図13,図14に示したように、先ず埋め込み
ボルト130を弛めパドル216aを外した後、埋め込
みボルト124を外しボス部118のスプライン123
をパドル軸106のスプライン122から外して、ボス
部118とパドル軸106のスプライン122,123
の嵌合位置を変えることにより所望の角度にして、パド
ル軸106にボス部118をボルト124により固定
し、その後上記で説明したように埋め込みボルト130
によりボス部118に取付けるだけで、極めて容易にパ
ドル216aの取付け角度を変えることができる。
【0049】又、角度調整手段120のパドル軸106
とボス部118の嵌合部に設けられるスプライン12
2,123はこれに限られるものではなく、波状の凹凸
でもよく多角形状の、例えば6角,4角,3角等の多角
形状からなる嵌合部でもよく、更に複数個設けられたキ
ー溝と上記キー溝に嵌合されるキーとにより構成しても
よい。
【0050】従って、本応用例では、図1〜図8で説明
したように種々の建設発生土67を、その時の建設発生
土の状態や種々の土質改良の目的に応じて、砕土選別機
2の回転体部材6の回転軸14の軸線方向に対する回転
羽根8の取付け位置を設定し、又複数個の各回転体部材
6の間隔を上流側から下流側に向かって、例えば小さく
なるように配設することにより、建設発生土67の砕土
の大きさや選別の種類を変え、砕土選別機2の作動を円
滑に行い稼働効率を向上することができる。
【0051】そして、上記のように砕土選別機2により
処理されてパドルミキサ200に搬送されてくる上記建
設発生土は、パドルミキサ200内において上記のよう
に処理されてきた建設発生土の状態にあわせて、図13
に示したパドルミキサ200の角度調整手段120によ
り、パドル216a,218aの取付け角度を的確に変
えて良好な混練り混合を行なうことができるので、安定
した良質の土質改良ができると共に、上記土質改良装置
の円滑な稼働を確保して生産性の向上を図ることができ
る。
【0052】即ち、砕土選別機2の回転体部材6の配設
位置と可変パドル式混練・混合機200のパドル216
a,218aの取付け角度との上記のような相関関係の
調整により、上記種々の状態にある建設発生土を砕土し
選別してより的確な混練り混合を行い良質の改良土を得
ることができるものである。又、本応用例に適用され
る、図12に示したパドルミキサ200のケーシング2
08は、図15に示した変形例のように少なくともケー
シング本体42と底部44とから構成され、底部44は
本実施形態では、2分割され各々の分割底部片45,4
7の上端は、ヒンジ46を介して外方に開閉可能にケー
シング本体42の枢設部48に枢設され各々の他端は外
方に突設され、図10に示したケーシング208の前部
208aから後部208bへ延設されているフランジ4
5a,47aを当接せしめ複数本のボルト49により着
脱可能に連結されている。
【0053】又、上記の各々のフランジ45a,47a
を、図15に二点鎖線で示したように底部44の内方に
突設するように構成して、ボルト49により連結するよ
うにしてもよい。又、分割底部片45,47の開閉は、
図15に示したように開閉するための油圧式又はエア式
アクチュエータや電動モータ等による開閉せしめる開閉
作動手段50が、本変形例では油圧式アクチュエータ5
0が設けられている。
【0054】又、図示しないが分割底部片45,47に
係合部又は牽引部材(牽引索,チェン等)を設けてお
き、上記牽引部材にチェンを係合してチェンブロックで
開閉するようにしてもよい。本変形例は上記のように構
成されているので、パドル216a,218aの角度調
整手段120の調整は、手動や開閉作動手段50により
必要な箇所を開口し容易に行なうことができる。
【0055】又、混練・混合機200のケーシング20
8内の清掃,保守,点検及び補修,部品交換等をする場
合には、ボルト49を外した後、油圧式アクチュエータ
50を作動せしめて、図15に示したように分割底部片
45,47を枢設部48のヒンジ46を介して左右に下
方へ開き、ケーシング208内の残留土が下方へ重力に
より極めて容易に落下し排出させることができるため、
ケーシング208内の清掃が確実に且つ容易に行なうこ
とができる。
【0056】そして、上記のケーシング208の底部が
開放されるので、分割底部片45,47内に、ケーシン
グ208内の補護のために設けられているライナ56,
パドル216a,218aの保守,点検及び補修,部品
交換が、パドル216a,218aやパドルの回転軸2
16,218等が邪魔にならず、容易に行うことができ
ると共に、清掃も簡単にできる。
【0057】上記変形例では、底部44を2分割型の分
割底部片45,47を示したが、図15に二点鎖線で示
したように底部44を一体型として一端をケーシング本
体42の右側の側部に設けられた枢設部48のヒンジ4
6に支持し、他端の係合部49aをケーシング本体42
の左側の枢設部48に着脱可能にボルト等の係止手段に
より結合されるようにしてもよい。
【0058】又、図15に示したケーシング208の分
割及び開閉の構成は、図示しないが上記に限られるもの
ではなく、ケーシング208の長手方向の前後に底部4
4を分割して開閉できるように構成してもよく、又、図
10に示したケーシング208の前部208a又は後部
208bが開閉できるように構成してもよい。又、図1
5に示したようにケーシング本体42をケーシング20
8の側部としてケーシング208の骨格部39に開閉可
能に取付けるように構成してもよい。
【0059】従って、本変形例のパドルミキサ200は
上記のように砕土選別機2で処理された建設発生土67
を上記の角度調整手段120により、的確な角度調整が
されたパドル216a,218aで混練り混合せしめて
生産性の向上と良質の改良土を生産することができるも
のであるが、もし故障等によりパドル軸216,218
の回転が停止しても、上記のようにケーシング208の
底部44等を開放し清掃,保守,点検,及び補修,部品
交換ができるので、上記土質改良装置の稼働率を向上せ
しめ、生産性の向上を確保することができる。
【0060】又、図9に示したようにバケットコンベア
80の供給口80aより上方に設けられた石灰,セメン
ト等の強度の強化,固化,水分(その他の液体成分)の
吸収のうちの少なくとも強度の強化を助長する添加剤の
添加剤タンク60が設けられている。そして、上記添加
剤は、本応用例では石灰である消石灰,生石灰等のうち
の生石灰Hが使用され添加剤タンク60の出口60aか
ら小出しタンク62に生石灰Hが搬送される。
【0061】そして、小出しタンク62の出口62aか
ら供給管64を介してバケットコンベア80の供給口8
0aからバケットコンベア80に設けられた複数個のバ
ケット81へ設計仕様により設定された設定量の生石灰
Hが、本実施形態の場合は生石灰Hの粉末が供給され少
なくとも各バケット81の内表面81aを被覆せしめ
る。
【0062】その後、図9に示したように上記の生石灰
Hで被覆された各バケット81の内表面81a上にパド
ルミキサ200の出口202bから上記で混練り混合さ
れた改良物(処理済物質)67Rが生石灰Hと層状にな
るように供給され、バケットコンベア80により上方に
搬送しバケット81を反転せしめて、バケットコンベア
80の出口80dから供給管82により、上記で搬送さ
れてきた改良物67Rと生石灰Hとを共に落下させ混合
せしめながら混合機86に供給し、混合機86の内部で
生石灰Hと改良物67Rとが混合されて混合機86の出
口86bから供給管88を介して改良土として取出され
る。
【0063】又、上記のバケットコンベア80で生石灰
Hで被覆された上記バケット81の内表面81a上に改
良物67Rが供給され、略そのままの状態で搬送されて
くるので、改良物67Rは生石灰Hによりバケット81
に付着することがなく、混合機86へ接続される供給管
82で混合されながら落下させることができるため、バ
ケットコンベア80の搬送効率を低減させることなく作
業効率を向上させることができる。
【0064】又、上記応用例ではバケットコンベア80
の生石灰Hの供給口80aを、図9に示したようにパド
ルミキサ200からの改良物67Rの供給口80bより
上流側に設けた場合を示したが、改良物67Rの供給口
80bより下流側に設け、上記の改良物67Rを供給
後、図9に二点鎖線で示した生石灰Hの供給口80aよ
り生石灰Hを供給し、上記のように上方に搬送しバケッ
ト81を反転せしめてバケットコンベア80の出口80
dから混合機86へ搬送して、上記応用例と同様に上記
の改良物67Rと生石灰Hとを混合するようにしてもよ
い。
【0065】又、上記応用例では、混練・混合機200
からの改良物を供給する前後に、生石灰Hを供給管64
を介してバケットコンベア80の供給口80aに供給せ
しめているが、図9に二点鎖線で示したように上記のバ
ケットコンベア80と混合機86とを接続する供給管8
2又は混合機86に生石灰Hを供給管64を介して供給
するようにして、混合機86内で上記により供給された
上記の改良物67Rと生石灰Hとが混合されるようにし
てもよい。
【0066】又、混合機86の出口86bから完成され
た改良土は供給管88を介して振動篩機90の供給口9
0aより供給され、設計仕様で設定される使用目的に応
じた大きさに選別した上記改良土を出口90b,供給口
96aを介して搬出コンベア96により改良土K1とし
て排出して、上記設計仕様に応じた土木工事の埋立て等
の土木,建設用材料や、農業,園芸用の養土に使用され
るものである。
【0067】次に、本発明の砕土選別機を石灰法による
土質改良装置に適用したその他の応用例を、図16につ
いて説明するが、上記石灰法による土質改良においては
上記土質改良剤としての上記石灰は、上記添加剤と兼用
に使用されるもので、上記建設発生土の水分やその他の
液体成分の液体物質の吸収,強度の強化,固化等のうち
の少なくとも水分の吸収,強度の強化を助長するもので
ある。
【0068】図16に示したように、土木工事等により
堀り起こされた建設発生土67をパワショベル69によ
り上記のように供給される格子部材2は、上記応用例と
同様に砕土選別機2が使用されており、この砕土選別機
2を介して受入ホッパ10に供給し、受入ホッパ10か
ら搬送手段12である定量フィーダ76で計量され設計
仕様により設定された設定量の建設発生土67中に含ま
れる空き缶,釘鉄,くず鉄等を除去する磁選機68を介
して供給口80bからバケットコンベア(搬送コンベ
ア)80内に供給する。
【0069】この時、図16に示したようにバケットコ
ンベア80の上方に設けられた上記添加剤の添加剤タン
ク60の出口60aから小出しタンク62に上記生石灰
Hが搬送される。そして、小出しタンク62の出口62
aから供給管64を介してバケットコンベア80の供給
口80aからバケット81に設計仕様により設定された
設定量の生石灰Hが、本応用例の場合は生石灰Hの粉末
が供給され、少なくともバケット81の内表面81aを
被覆する。
【0070】その後、図16に示したように上記の生石
灰Hで被覆されたバケット81の内表面81a上に上記
の定量フィーダ76から搬送され供給される上記設定量
の建設発生土67が生石灰Hと層状になるように供給さ
れ、バケットコンベア80により上方に搬送しバケット
81を反転せしめて、バケットコンベア80の出口80
dから供給管82により、上記で搬送されてきた上記建
設発生土と生石灰Hとを共に落下させ混合せしめなが
ら、図10〜図15に示した混練・混合機200に供給
し、混練・混合機200の内部で上記の生石灰Hと建設
発生土67とが混合されて混練・混合機200の出口2
02bから改良土67Hとして取出される。
【0071】又、上記のバケットコンベア80で生石灰
Hで被覆された上記バケット81の内表面81a上に建
設発生土67が供給され、略そのままの状態で搬送され
てくるので、建設発生土67は生石灰Hによりバケット
81に付着することがなく、混合機86へ接続される供
給管82で混合されながら落下させることができるた
め、バケットコンベア80の搬送効率を低減させること
なく作業効率を向上させることができる。
【0072】又、本応用例ではバケットコンベア80の
生石灰Hの供給口80aを、図16に示したように定量
フィーダ76からの建設発生土67の供給口80bより
上流側に設けた場合を示したが、図16に二点鎖線で示
した建設発生土67の供給口80bより下流側に設け、
建設発生土67を供給した後、図16に二点鎖線で示し
た生石灰Hの供給口80aより生石灰Hを供給し、バケ
ット81を上方に搬送しバケット81を反転せしめて混
練・混合機200へ搬送し、上記実施形態と同様に建設
発生土67と生石灰Hとを混練り混合するようにしても
よい。
【0073】この場合には、バケットコンベア80に建
設発生土67が付着するときは、時々バケット81を清
掃するようにすれば上記実施形態と略同様の作用効果を
奏することができる。又、混練・混合機200の出口2
02bから改良された改良土67Hは、供給口95aを
介して搬送コンベア95により振動篩機90の供給口9
0aに供給せしめて、設計仕様で設定される使用目的に
応じた大きさに選別した上記の改良土67Hを出口90
b,供給口96aを介して搬出コンベア96により改良
土K1として排出して、上記設計仕様に応じた土木工事
の埋立て等の土木,建設用材料や、農業,園芸用の養土
に使用されるものである。
【0074】又、 図9,図16に示した砕土選別機付
き土質改良装置は、上記したように砕土選別機2、ケー
シングの底部等の開閉作動手段50及びパドル角度調整
手段付き混練・混合機200、土質改良剤R及び添加剤
Hの供給方法等により、図9により説明した応用例と同
様に被搬送物が搬送コンベアに付着し堆積するのを防止
して円滑な作動を行い生産性の向上を図ると共に、上記
の建設発生土67,土質改良剤R,添加剤Hの混合割合
を略均一にすることができるため、安定した良質の上記
改良土を生産することができる。
【0075】
【発明の効果】以上、詳述したように請求項1記載の本
発明の砕土選別機によれば、回転軸の軸線に沿って上記
回転軸に交差するように複数の回転羽根が間隔を存して
設けられた回転体部材と、並列に配設された複数個の上
記回転体部材の回転軸を間隔を存して回転自在に枢支す
る枠体と、上記各回転軸に係合し上記各回転軸を駆動す
る駆動手段とを備え、上記回転体部材の上方より建設発
生土を供給し上記回転体部材が作動すると上流側から下
流側に向かって上記建設発生土を送りながら砕土し落下
させ大きな石や土塊を下流側の端部に送り排出するよう
に構成されているので、土塊や石が噛み込むことが防止
され、砕土選別の効率を向上することができる。
【0076】請求項2記載の本発明の砕土選別機によれ
ば、請求項1記載の構成において、上記回転軸に取付け
られる回転羽根は棒状,ヘの字状,円弧状,弓状,らせ
ん状又は三次元に曲げられた上記各形状に形成されてい
るので、請求項1の効果に加え、上記建設発生土の土塊
を切り崩し砕土して再生土を増加せしめると共に砕土で
きなかった土塊や石を下流側の端部へ送り排出すること
ができる。
【0077】請求項3記載の本発明の砕土選別機によれ
ば、請求項1又は2記載の構成において、上記回転軸を
枢支する上記枠体の軸受部が上記枠体の上流側から下流
側に沿って上記枠体の複数個所に設けられ、上記各回転
軸の枢支位置を変更できる枢支部変更手段を備えている
ので、請求項1又は2のいずれかの効果に加え、上記建
設発生土の土質により上記回転体の最適な間隔を設定し
て上記土質の砕土効率を向上させることができる。
【0078】請求項4記載の本発明の砕土選別機によれ
ば、請求項1又は3記載の構成において、上記回転軸の
配設間隔が上流側から下流側にいくに従って順次小さく
なるように配設するか又は上流側の上記間隔は下流側の
上記間隔よりも大きく構成されているので、請求項1又
は3の効果に加え、上流側から下流側に行くに従って上
記切り崩しが繰り返し行われ、砕土効率を向上して上記
建設発生土の再利用土を増加することができる。
【0079】請求項5記載の本発明の砕土選別機によれ
ば、請求項1〜4のいずれか1項に記載の構成におい
て、上記回転軸に回転羽根を取付ける回転羽根軸部の支
持部及び上記回転軸を枢支する上記枠体に設けられ軸受
部の少なくともいずれか一方を可動とする可動手段を備
え、上記回転羽根が受ける衝撃を吸収できるように構成
されているので、請求項1〜4のいずれか1項の効果に
加え、上記パドルの破損による脱落を防止することがで
きる。
【0080】又、上記回転羽根の取付けは完全に固定せ
ず、多少上記回転羽根が自由に動ける程度に支持するこ
とにより、石や土塊の噛み込みを防止することができ
る。請求項6記載の本発明の砕土選別機付き土質改良装
置によれば、建設発生土を砕土し選別する砕土選別機
と、上記砕土選別機からの建設発生土を設計仕様に応じ
て設定される設定量ずつ計量して搬送する定量フィーダ
と、上記定量フィーダからの上記設定量の建設発生土と
上記建設発生土の水分を吸収せしめる設計仕様に応じて
設定される設定量の土質改良剤とが供給され混練り混合
せしめられる混練・混合機とを備えているので、上記砕
土選別機で上記建設発生土を砕土,選別し処理された建
設発生土を上記混練・混合機で効果的な混練り混合を行
なうことができる。
【0081】請求項7記載の本発明の砕土選別機付き土
質改良装置によれば、請求項6記載の構成において、上
記砕土選別機が上記砕土選別機の回転軸の軸線に沿って
上記回転軸に交差するように複数の回転羽根が間隔を存
して設けられた回転体部材と、並列に配設された複数個
の上記回転体部材の回転軸を間隔を存して回転自在に枢
支する枠体と、上記回転軸を枢支する上記枠体の軸受部
が上記枠体の上流側から下流側に沿って上記枠体の複数
個所に設けられ、上記各回転軸を枢支する上記軸受部を
選定して枢支せしめる位置を変更できる枢支部変更手段
と、上記各回転軸に係合し各回転軸を駆動する駆動手段
とを備えているので、請求項6の効果に加え、種々の建
設発生土を、その時の建設発生土の状態や土質改良の目
的に応じて、上記枢支部変更手段により上記砕土選別機
の複数個の上記各回転体部材の回転軸の間隔を変えるこ
とができ、上記建設発生土の砕土の大きさや選別の種類
を変え、上記砕土選別機の作動を円滑に行い稼働効率を
向上することができる。
【0082】請求項8記載の本発明の砕土選別機付き土
質改良装置によれば、請求項6又は7記載の構成におい
て、上記混練・混合機からの改良物を受容する搬送コン
ベアの上記改良物の供給口より上流側又は下流側の上記
搬送コンベヤに設けられた供給口に上記改良物の強度の
強化,固化,水分の吸収のうちの少なくとも強度の強化
を助長する添加剤を供給せしめるように構成されている
ので、請求項6又は7の効果に加え、上記添加剤により
少なくとも強度の強化が助長され安定した土質改良がで
き、上記土質改良装置の稼働率が向上し、改良土の生産
性を向上することができる。
【0083】請求項9記載の本発明の砕土選別機付き土
質改良装置によれば、建設発生土を砕土し選別する砕土
選別機と、上記砕土選別機からの建設発生土を設計仕様
に応じて設定される設定量ずつ計量して搬送する定量フ
ィーダと、上記定量フィーダからの上記設定量の建設発
生土を混練・混合機へ搬送する搬送コンベアと、上記定
量フィーダから上記建設発生土を供給する上記搬送コン
ベアの供給口より上流側又は下流側の上記搬送コンベア
に設けられる供給口に上記建設発生土の強度の強化,水
分の吸収を助長せしめる土質改良剤を供給する土質改良
剤タンク又は上記搬送コンベアの供給口に上記建設発生
土の強度の強化,固化,水分の吸収のうちの少なくとも
強度の強化,水分の吸収を助長する添加剤を供給する添
加剤タンクとを備えているので、上記の土質改良剤又は
添加剤により少なくとも上記建設発生土の水分が吸収さ
れ強度が強化された安定した土質改良ができると共に、
上記建設発生土の上記搬送コンベアへの付着を防止でき
る。
【0084】請求項10記載の本発明の砕土選別機付き
土質改良装置によれば、建設発生土を砕土し選別する砕
土選別機と、上記砕土選別機からの建設発生土を設計仕
様に応じて設定される設定量ずつ計量して搬送する定量
フィーダと、上記定量フィーダからの上記設定量の建設
発生土或いは上記定量フィーダからの上記設定量の建設
発生土と上記建設発生土の水分を吸収せしめる設計仕様
に応じて設定される設定量の土質改良剤とが供給され混
練り混合せしめられる混練・混合機と、上記の混練・混
合機からの混練り混合された改良物を搬送する搬送コン
ベヤと、上記搬送コンベアに接続されている混合機と、
上記改良物の強度の強化,固化,水分の吸収のうちの少
なくとも強度の強化を助長せしめる設計仕様に応じて設
定される設定量の添加剤を上記の搬送コンベアと混合機
との間の搬送部位に又は上記混合機に供給するように設
けられる上記添加剤の添加剤タンクとを備えているの
で、上記の混練・混合機及び混合機により上記の土質改
良剤,添加剤により上記建設発生土の水分を吸収し強度
が強化された安定した土質改良ができると共に、上記建
設発生土の上記搬送コンベアへの付着を防止して上記改
良土の生産性の向上を図ることができる。
【0085】請求項11記載の本発明の砕土選別機付き
土質改良装置によれば、請求項6〜10のいずれか1項
に記載の構成において、上記混練・混合機はパドル式混
練・混合機で構成され回転軸の軸線と交差するように設
けられた孔に挿入されるパドルのパドル軸と、上記パド
ルが着脱可能に取付けられるボス部と、上記ボス部を上
記パドル軸の両端部に着脱可能に嵌合せしめて上記ボス
部の取付け角度が調整できるパドル取付け角度調整手段
とを備えているので、請求項6〜10のいずれか1項の
効果に加え、上記のように上記砕土選別機により処理さ
れて上記パドルミキサに搬送されてくる上記建設発生土
は、上記パドルミキサ内において上記で処理されたきた
建設発生土の状態にあわせて、上記パドルミキサの角度
調整手段により上記パドルの取付け角度を的確に変えて
良好な混練り混合を行なうことができるので、安定した
良質の土質改良ができると共に、上記土質改良装置の円
滑な稼働を確保して生産性の向上を図ることができる。
【0086】又、上記建設発生土を、その時の建設発生
土の状態や土質改良の目的に応じて、上記砕土選別機の
回転体部材の回転軸に対する回転羽根の取付け位置を設
定し、又複数個の上記各回転体部材の間隔を上流側から
下流側に向かって変えることにより、上記建設発生土の
砕土の大きさや選別の種類を変え、上記砕土選別機の作
動を円滑に行い稼働効率を向上することができる。
【0087】請求項12記載の本発明の砕土選別機付き
土質改良装置によれば、請求項11記載の構成におい
て、上記混練・混合機の回転軸から突出した上記パドル
軸の両端部に上記パドル軸の軸線方向へ着脱可能に嵌合
できるように設けられると共に上記嵌合位置を変更可能
に上記パドルが取付けられるボス部と、上記ボス部を上
記パドル軸の両端部に着脱可能に取付けられる取付手段
と、上記取付手段を覆うカバ部を有し上記カバ部より延
設され上記パドル軸に沿って延びるパドル部を有する上
記パドルとを備えているので、請求項11の効果に加
え、上記ボス部の取付手段を覆う上記カバ部により被混
練・混合物等が上記取付手段に入らないため、上記取付
手段を腐食による上記のパドル,ボス部の脱落を防止す
ることができる。
【0088】請求項13記載の本発明の砕土選別機付き
土質改良装置によれば、請求項6〜12のいずれか1項
に記載の構成において、上記パドル式混練・混合機のケ
ーシングの側部,底部,前部,後部のうちの少なくとも
一つを開閉可能に構成する開閉作動手段を備えているの
で、請求項6〜12のいずれか1項の効果に加え、上記
ケーシング開閉作動手段により必要な上記ケーシングの
部位を開閉して上記角度調整を容易に行なうことができ
る。
【0089】又、例えば上記パドル式混練・混合機が故
障等により停止した場合であっても上記ケーシング開閉
作動手段により必要な上記ケーシングの部位を開閉して
上記ケーシング内の被混練り混合物を重力方向に容易に
排出せしめることができるので、上記故障の点検,修
理,部品交換等が容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概略説明図である。
【図2】図1の砕土選別機の平面を示す概略説明図であ
る。
【図3】図2の側面を示す概略側面図である。
【図4】図2の4A−4A線に沿う断面を示す概略説明
図である。
【図5】図2の5A−5A線に沿う断面を示す概略説明
図である。
【図6】図2の6A−6A線に沿う断面を示す概略説明
図である。
【図7】図2の7A−7A線に沿う断面を示す概略説明
図である。
【図8】図2の実施形態の変形例を示すもので、図5と
同様の状態を示す概略説明図である。
【図9】図1に示す本発明の砕土選別機を土質改良剤を
使用する土質改良装置に適用した応用例を示す概略説明
図である。
【図10】図9に示す砕土選別機を示す概略平面図であ
る。
【図11】図10の側面を示す概略側面図である。
【図12】図10のA矢視を示す拡大説明図である。
【図13】図12の13A−13A線に沿う断面を示す
概略説明図である。
【図14】図13のB矢視を示す概略説明図である。
【図15】図12の変形例を示す概略説明図である。
【図16】図1に示す本発明の砕土選別機を石灰法によ
る土質改良装置に適用したその他の応用例を示す概略説
明図である。
【図17】従来例の建設発生土の土質改良プラントの工
程を模式的に示した説明図である。
【符号の説明】
2 砕土選別機 4 砕土選別機本体 6 回転体部材 8 回転羽根 8a 回転羽根軸部 8A 支持部 9a ボルト孔 10 ホッパ 14 回転軸 15 軸孔 15A 枢支部変更手段 16 枠体 018 駆動源 20 駆動手段 22,24 枠部 26 軸受部 30 スプロケット 32 チェン 36 スプロケット 42 ケーシング本体 44 底部 46 ヒンジ 45,47 分割底部片 45a,47a フランジ 48 枢設部 49a 係合部 50 開閉作動手段 67 建設発生土 67R 改良物 71 土質改良剤タンク 74 供給ホッパ 76 定量フィーダ 80 バケットコンベア 81 バケット 90 振動篩機 95 搬送コンベア 106 パドル軸 108 貫通孔 112,114 ナット 116 位置設定手段 118 ボス部 118a 凹部 118b 凹部 118c 取付面 118d パドル取付けの段部 119 ボス部の取付手段 120 角度調整手段 122,123 スプライン 124 ボルト 130 ボルト 140 孔 142 ボルト(リーマボルト) 143 ナット 200 混練・混合機 204 供給口 206 出口 208 ケーシング 216,218 回転軸 216a,218a パドル 216M パドル部 216N カバ部 216u 凹部 220a,220b 伝動ギヤ 226a,226b 伝動ギヤ 230 継手 232 駆動手段 H 添加剤 EG 大きい土塊 EL 小さい土塊 SG 大きい石 SL 小さい石 R 土質改良剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B034 AA06 BA07 BB10 BC03 GA01 GB03 GB14 GB18 GB20 4D021 AB20 CA12 CB03 DA13 DA15 EA10 EB01 JA02 JB01 KA20 LA05 LA13 4G078 AA30 AB20 BA01 CA15 DA01 DB01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の軸線に沿って上記回転軸に交差
    するように複数の回転羽根が間隔を存して設けられた回
    転体部材と、並列に配設された複数個の上記回転体部材
    の回転軸を間隔を存して回転自在に枢支する枠体と、上
    記各回転軸に係合し上記各回転軸を駆動する駆動手段と
    を備え、上記回転体部材の上方より建設発生土を供給し
    上記回転体部材が作動すると上流側から下流側に向かっ
    て上記建設発生土を送りながら砕土し落下させ大きな石
    や土塊を下流側の端部に送り排出するように構成されて
    いることを特徴とする、砕土選別機。
  2. 【請求項2】 上記回転軸に取付けられる回転羽根は棒
    状,ヘの字状,円弧状,弓状,らせん状又は三次元に曲
    げられた上記各形状に形成されていることを特徴とす
    る、請求項1記載の砕土選別機。
  3. 【請求項3】 上記回転軸を枢支する上記枠体の軸受部
    が上記枠体の上流側から下流側に沿って上記枠体の複数
    個所に設けられ、上記各回転軸の枢支位置を変更できる
    枢支部変更手段を備えていることを特徴とする、請求項
    1又は2記載の砕土選別機。
  4. 【請求項4】 上記回転軸の配設間隔が上流側から下流
    側にいくに従って順次小さくなるように配設するか又は
    上流側の上記間隔は下流側の上記間隔よりも大きく構成
    されていることを特徴とする、請求項1又は3記載の砕
    土選別機。
  5. 【請求項5】 上記回転軸に回転羽根を取付ける回転羽
    根軸部の支持部及び上記回転軸を枢支する上記枠体に設
    けられ軸受部の少なくともいずれか一方を可動とする可
    動手段を備え、上記回転羽根が受ける衝撃を吸収できる
    ように構成されていることを特徴とする、請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の砕土選別機。
  6. 【請求項6】 建設発生土を砕土し選別する砕土選別機
    と、上記砕土選別機からの建設発生土を設計仕様に応じ
    て設定される設定量ずつ計量して搬送する定量フィーダ
    と、上記定量フィーダからの上記設定量の建設発生土と
    上記建設発生土の水分を吸収せしめる設計仕様に応じて
    設定される設定量の土質改良剤とが供給され混練り混合
    せしめられる混練・混合機とを備されていることを特徴
    とする、砕土選別機付き土質改良装置。
  7. 【請求項7】 上記砕土選別機が上記砕土選別機の回転
    軸の軸線に沿って上記回転軸に交差するように複数の回
    転羽根が間隔を存して設けられた回転体部材と、並列に
    配設された複数個の上記回転体部材の回転軸を間隔を存
    して回転自在に枢支する枠体と、上記回転軸を枢支する
    上記枠体の軸受部が上記枠体の上流側から下流側に沿っ
    て上記枠体の複数個所に設けられ、上記各回転軸を枢支
    する上記軸受部を選定して枢支せしめる位置を変更でき
    る枢支部変更手段と、上記各回転軸に係合し各回転軸を
    駆動する駆動手段とを備えていることを特徴とする、請
    求項6記載の砕土選別機付き土質改良装置。
  8. 【請求項8】 上記混練・混合機からの改良物を受容す
    る搬送コンベアの上記改良物の供給口より上流側又は下
    流側の上記搬送コンベヤに設けられた供給口に上記改良
    物の強度の強化,固化,水分の吸収のうちの少なくとも
    強度の強化を助長する添加剤を供給せしめるように構成
    されていることを特徴とする、請求項6又は7記載の砕
    土選別機付き土質改良装置。
  9. 【請求項9】 建設発生土を砕土し選別する砕土選別機
    と、上記砕土選別機からの建設発生土を設計仕様に応じ
    て設定される設定量ずつ計量して搬送する定量フィーダ
    と、上記定量フィーダからの上記設定量の建設発生土を
    混練・混合機へ搬送する搬送コンベアと、上記定量フィ
    ーダから上記建設発生土を供給する上記搬送コンベアの
    供給口より上流側又は下流側の上記搬送コンベアに設け
    られる供給口に上記建設発生土の強度の強化,水分の吸
    収を助長せしめる土質改良剤を供給する土質改良剤タン
    ク又は上記搬送コンベアの供給口に上記建設発生土の強
    度の強化,固化,水分の吸収のうちの少なくとも強度の
    強化,水分の吸収を助長する添加剤を供給する添加剤タ
    ンクとを備えていることを特徴とする、砕土選別機付き
    土質改良装置。
  10. 【請求項10】 建設発生土を砕土し選別する砕土選別
    機と、上記砕土選別機からの建設発生土を設計仕様に応
    じて設定される設定量ずつ計量して搬送する定量フィー
    ダと、上記定量フィーダからの上記設定量の建設発生土
    或いは上記定量フィーダからの上記設定量の建設発生土
    と上記建設発生土の水分を吸収せしめる設計仕様に応じ
    て設定される設定量の土質改良剤とが供給され混練り混
    合せしめられる混練・混合機と、上記の混練・混合機か
    らの混練り混合された改良物を搬送する搬送コンベヤ
    と、上記搬送コンベアに接続されている混合機と、上記
    改良物の強度の強化,固化,水分の吸収のうちの少なく
    とも強度の強化を助長せしめる設計仕様に応じて設定さ
    れる設定量の添加剤を上記の搬送コンベアと混合機との
    間の搬送部位に又は上記混合機に供給するように設けら
    れる上記添加剤の添加剤タンクとを備えていることを特
    徴とする、砕土選別機付き土質改良装置。
  11. 【請求項11】 上記混練・混合機はパドル式混練・混
    合機で構成され回転軸の軸線と交差するように設けられ
    た孔に挿入されるパドルのパドル軸と、上記パドルが着
    脱可能に取付けられるボス部と、上記ボス部を上記パド
    ル軸の両端部に着脱可能に嵌合せしめて上記ボス部の取
    付け角度が調整できるパドル取付け角度調整手段とを備
    えていることを特徴とする、請求項6〜10のいずれか
    1項に記載の砕土選別機付き土質改良装置。
  12. 【請求項12】 上記混練・混合機の回転軸から突出し
    た上記パドル軸の両端部に上記パドル軸の軸線方向へ着
    脱可能に嵌合できるように設けられると共に上記嵌合位
    置を変更可能に上記パドルが取付けられるボス部と、上
    記ボス部を上記パドル軸の両端部に着脱可能に取付けら
    れる取付手段と、上記取付手段を覆うカバ部を有し上記
    カバ部より延設され上記パドル軸に沿って延びるパドル
    部を有する上記パドルとを備えていることを特徴とす
    る、請求項11記載の砕土選別機付き土質改良装置。
  13. 【請求項13】 上記パドル式混練・混合機のケーシン
    グの側部,底部,前部,後部のうちの少なくとも一つを
    開閉可能に構成する開閉作動手段を備えていることを特
    徴とする、請求項6〜12のいずれか1項に記載の砕土
    選別機付き土質改良装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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