JP2000003776A - スパ―クプラグコネクタ - Google Patents

スパ―クプラグコネクタ

Info

Publication number
JP2000003776A
JP2000003776A JP11112734A JP11273499A JP2000003776A JP 2000003776 A JP2000003776 A JP 2000003776A JP 11112734 A JP11112734 A JP 11112734A JP 11273499 A JP11273499 A JP 11273499A JP 2000003776 A JP2000003776 A JP 2000003776A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spark plug
casing
spring
curved
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11112734A
Other languages
English (en)
Inventor
Hans Nickel
ニッケル ハンス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Andreas Stihl AG and Co KG
Original Assignee
Andreas Stihl AG and Co KG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Andreas Stihl AG and Co KG filed Critical Andreas Stihl AG and Co KG
Publication of JP2000003776A publication Critical patent/JP2000003776A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/02Details
    • H01T13/04Means providing electrical connection to sparking plugs

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで製作可能であり、確実な電気的差
込み連結が可能であるスパークプラグコネクタを提供す
る。 【解決手段】 スパークプラグコネクタは電気絶縁性の
ケーシング2を備え、このケーシングのスパークプラグ
収容部6内に、スパークプラグ20の端子部19に電気
的に接続するための接触要素5が配置され、この接触要
素5は戻し作用をする弾性力に抗してスパークプラグ2
0の端子部19によって押圧可能である。ケーシング2
は弾性材料からなり、ケーシング材料内に接触要素とし
て埋め込まれた湾曲ばね5が設けられている。湾曲ばね
の湾曲脚部10,11の接触可能な区間9は、スパーク
プラグ収容部6の縦軸線16に対して垂直な接触平面1
4内でスパークプラグ収容部6の最小直径部を形成して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1の上位概
念に記載した、電気絶縁性のケーシングを備えたスパー
クプラグコネクタと、請求項8に記載した、スパークプ
ラグコネクタを製作するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スパークプラグコネクタはスパークプラ
グとスパーク電圧源との間の電気的な接続を行い、スパ
ークプラグの端子部に嵌め込まれる。この場合、スパー
クプラグコネクタの接触要素は、スパークプラグの中央
電極と電圧源の点火ケーブルとを接続する。スパークプ
ラグは一般的に内燃機関に使用される。この場合、電極
は混合気点火のために燃焼室内に達している。
【0003】このようなスパークプラグコネクタはドイ
ツ連邦共和国特許出願公開第19515623号公報に
よって知られている。スパークプラグコネクタの電気絶
縁材料からなるケーシング内には、導電性で弾性の材料
からなる接触要素が配置されている。スパークプラグコ
ネクタのケーシングには、点火ケーブルのためのブッシ
ュ状のケーブルホルダーが成形されている。このケーブ
ルホルダーは接触要素に電気的に接続される突出するケ
ーブル端子を備えている。接触要素は導電性で弾性の材
料、例えば所定のグラファイト含有量を有するシリコン
または金属線材製インサートを備えたシリコンからなる
接触リングとして形成されている。接触リングは挿入さ
れる部品として、ケーシングの円筒状凹部内で保持され
ている。ケーシング自体は剛性を有する。スパークプラ
グコネクタがスパークプラグに嵌め込まれると、スパー
クプラグの端子部は接触リングを通過し、接触リングを
拡開する。拡開された接触リングの戻し作用を有する弾
性力は、接触リングの内面を端子部に押し付け、電気的
な接触を保証する。
【0004】接触リングの弾性材料は少しだけしかばね
変位を可能にしない。従って、接触材料の発生可能な戻
し力は調節が困難である。運転による振動は接触要素の
摩耗を生じ、それによって弾性的なリングの接触力がば
らつく。
【0005】スパークプラグコネクタにおいて接触要素
としてコイルばねが使用されると、コイルばねを軸方向
からスパークプラグの端子部に押圧しなければならな
い。コイルばねは短い有効ばね変位だけしか供しないの
で、スパークプラグコネクタをスパークプラグに嵌め込
む際に、戻し作用するコイルばねの必要な接触力を保証
するためには、大きな差込み力が必要である。差込み連
結を解除する際に、しばしば、非常に大きな引張り力が
コイルばねに作用する。そのため、ばねの変形が残り、
ばね作用が低下し得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、確実な電気的差込み連結が可能であり、スパーク
プラグコネクタを低コストで製作可能であるように、冒
頭に述べた種類のスパークプラグコネクタを形成するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明に従
い、請求項1記載の特徴によって解決される。更に、請
求項8記載の特徴を有する、スパークプラグコネクタを
製作するための方法が提案される。
【0008】本発明では、弾性的なケーシング材料に湾
曲ばねを埋め込むことにより、高い接触確実性を保証す
る簡単で低コストのスパークプラグコネクタの形成が達
成される。ケーシング材料としては例えば、弾性で電気
絶縁性のゴムが有利である。湾曲ばね自体は導電性であ
り、スパークプラグコネクタの接触要素を形成する。こ
の場合、湾曲脚部は、接触のためにスパークプラグコネ
クタ収容部から部分的にアクセス可能である。湾曲脚部
の接触区間はスパークプラグ収容部の縦軸線に対して垂
直な接触平面内で、スパークプラグ収容部の最小直径部
を形成する。スパークプラグコネクタがスパークプラグ
に嵌め込まれると、スパークプラグの端子部が湾曲脚部
の接触区間を押し拡げる。この場合、組み込み位置で、
湾曲ばねの戻し力が持続的な接触を確実にする。湾曲ば
ねは長期の運転時間にわたって内燃機関の振動の作用を
受けても、変わらぬ弾性特性を有する。湾曲脚部はそれ
ぞれスパークプラグの端子部に接触し、スパーク電圧を
伝達するための接触個所を形成する。
【0009】接触平面は好ましくは、湾曲脚部の接触区
間がスパークプラグの端子部のアンダーカットに係止可
能であるように、軸方向においてスパークプラグ収容部
を画成するケーシング屋根部から離して設けられてい
る。その際、湾曲脚部の係止ははっきりと感じ取ること
ができ、コネクタとスパークプラグとが電気的に接触し
たことを示す。
【0010】湾曲ばねは好ましくは、ほぼU字状に形成
され、互いに平行な湾曲脚部を備えている。従って、湾
曲脚部の接触区間はほぼ直径方向に対向してスパークプ
ラグの端子部に押し付けられる。湾曲ばねは一平面内に
あるばね線材から簡単に曲げて形成可能である。湾曲脚
部は異なる長さに形成可能である。この場合、本発明の
有利な実施形に従って、湾曲ばねの自由端、好ましくは
長い湾曲脚部の自由端は、ケーブルホルダー内に達し、
点火ケーブルに導電的に係合する端子ピンを形成してい
る。これにより、スパークプラグコネクタのコンパクト
な構造が得られる。この場合、点火ケーブルがコネクタ
の縦軸線に対して直角に接続されると有利である。
【0011】湾曲ばねは3個の脚部またはそれ以上の脚
部を有するように形成可能である。ばね線材は好ましく
は円形横断面を有する。この円形横断面はスパークプラ
グに接触する際に、アンダーカットを形成する溝内で、
湾曲脚部あたり1つまたは複数の接触個所を形成する。
ばね線材の角張った横断面または多角形の横断面も合目
的である。
【0012】ケーシングには好ましくは湾曲ばねの高さ
位置に半径方向のビードが形成されている。このビード
は弾性的なケーシングに機械的な保持作用を付与し、コ
ネクタを遊びなしに固定するために寄与する。湾曲脚部
を接続する湾曲ばねのばね弧状部がこのビードの中を延
び、脚部長さが長くなっている。ばね弧状部はできるだ
けコネクタの縦軸線から離して設けられている。それに
よって、有利なばね特性が大きなばね変位および小さな
材料応力によって達成される。
【0013】スパークプラグコネクタを製作する場合に
は、既に曲げられた湾曲ばねが所定の姿勢でスパークプ
ラグ収容部に一致する一次成形中子に差し込まれ、続い
てケーシング材料が一次成形中子と湾曲ばねによって形
成されたユニットに被覆形成される。湾曲ばねは溝内に
置かれ、この溝の形状は完成したスパークプラグコネク
タのスパークプラグ収容部の輪郭に類似している。その
際、一次成形中子に形成された溝は、スパークプラグの
端子部分の成形部のアンダーカットに一致している。湾
曲ばねは溝に挿入されることにより、軸方向において固
定され、ケーシング材料は他の手段なしに被覆形成され
る。湾曲ばねは好ましくは、挟み幅に関して小さな寸法
で曲げられ、それによって付勢されて中子に挟持されて
いる。射出成形によるケーシングの一次成形の際、中子
/湾曲ばね−ユニットがすべての側をゴムで鋳包みされ
る。ばねは射出成形時にすべての側の等静圧に基づいて
接触個所から離れない。中子/湾曲ばね−ユニットは点
火ケーブル用の電気的な端子としてケーシングから突出
する脚部端部を除いて、ゴムによって完全に覆われてい
るが、付勢されて中子に接触する脚部区間はむき出しの
ままであり、それによって接触可能である。ゴムで完全
に射出成形するにもかかわらず、接触個所のゴム皮を除
去する必要はない。なぜなら、この接触個所が挟持連結
に基づいて射出成形時に既にむき出しになっているから
である。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、図に基づいて本発明の実施
の形態を詳しく説明する。図1には、スパークプラグコ
ネクタ1が示してある。このスパークプラグコネクタの
ケーシング2は電気絶縁材料、特にゴム等からなってい
る。ケーシング2の内部には、スパークプラグ収容部6
が形成されている。このスパークプラグ収容部の輪郭
は、ケーシングに差込み可能なスパークプラグ20の端
子部19の形状にほぼ一致している。スパークプラグ収
容部6は軸方向においてケーシング屋根部7によって画
成され、反対側が開放している。スパークプラグとの電
気的な接触は、ケーシング材料に埋め込まれた湾曲ばね
5によって行われる。湾曲ばねは導電性のばね鋼線材か
らなっている。湾曲ばね5の自由端13はスパークプラ
グコネクタ1を点火ケーブル18に接続する。ゴムケー
シング2は点火ケーブル18を収容するためのケーブル
ホルダー3に鋳付けされている。この場合、湾曲ばね5
の自由端13はケーブルホルダー3内の中央に突出し、
接続ピン13を形成している。この接続ピンは点火ケー
ブル18の芯21に導電的に係合している。
【0015】湾曲ばね5は双脚状に形成され、ばね鋼か
らなっている。すなわち、湾曲ばねは平面図で見てU字
形であり、一平面内にある。湾曲ばね5の平面は組み込
み位置で、スパークプラグ収容部6の縦軸線16に対し
て直角であり、接触平面14を形成している。湾曲脚部
10,11はスパークプラグ収容部6の壁部に対して接
線方向に位置し、外周の一部にわたって、好ましくはば
ね線材横断面の半分がスパークプラグ収容部6内に突出
している。その際、接触のために露出した湾曲脚部1
0,11の区間は、スパークプラグ収容部6の最小直径
部を画成している。
【0016】スパークプラグコネクタ1をスパークプラ
グ20の端子部19に嵌め込む際に、端子部19はスパ
ークプラグ収容部6内に軸方向に押し込まれ、その拡大
したヘッド22が収容部6の最も狭い横断面に設けられ
た湾曲ばね5の脚部10,11を外側に押す。簡単にす
るために、図には、スパークプラグ20の端子部19と
プラグ絶縁体の一部だけが示してある。端子部19のヘ
ッド22はスパークプラグ収容部内に矢印方向に挿入さ
れる。端子部19のヘッド22は自由端の方へ円錐形に
先細になるように形成され、スパークプラグと反対側に
おいてその軸方向背後にアンダーカット部23を有す
る。このアンダーカット部は偏平で傾斜したほぼ円錐状
の外周面を有する溝によって、端子部19に形成されて
いる。スパークプラグ収容部6がその上側部分に対応す
る形を有するので、スパークプラグヘッド22はほぼ遊
びなく収容される。円錐状に拡大したスパークプラグヘ
ッド22は湾曲脚部10,11を外側に押す。軸方向に
嵌め込む際にヘッド22の最大直径部が矢印方向に湾曲
ばね5の平面14を通過した後で、湾曲脚部は戻しばね
力の作用によってスパークプラグヘッドのアンダーカッ
ト部23に係止される。
【0017】スパークプラグコネクタ1の製作は射出成
形またはプレスによって行われる。この場合、スパーク
プラグ収容部6を穿つための射出成形中子は、後で収容
されるスパークプラグヘッドの形状に対応して形成され
ている。射出成形中子の外形寸法はスパークプラグのヘ
ッド形状よりも遊び過大寸法だけ大きく形成されてい
る。それによって、ゴムケーシングのスパークプラグ収
容部6は組み込み状態でほぼスパークプラグヘッドに接
触する。鋳型については図3に基づいて詳しく説明す
る。弾性ゴムからなるケーシング2の機械的な強度は、
湾曲ばね5(平面14)の高さ位置に、半径方向のビー
ド8を形成することによって改善される。この場合、ゴ
ムビード8はケーブルホルダー3の高さ位置に形成され
ている。U字状に形成された湾曲ばね5は、脚部を接続
するばね弧状部17が半径方向のゴムビード8の範囲内
にまたは範囲の周りに位置するような長さを有する。コ
ネクタ1の縦軸線16からばね弧状部17を大きく離す
ことによって、大きな脚部長さが達成されるので、ばね
線材の小さな材料応力と共に、充分な戻し力を有する大
きなばね変位が得られる。長い湾曲脚部11のばね変位
とケーシング2のゴム材料の弾性により、差込み継手を
嵌め込むときまたは分離するときにその都度同じ押圧力
または引張り力を必要とすることが永久的に保証され
る。スパークプラグ20のアンダーカット部23への係
止区間12の係止は、スパークプラグコネクタ1を嵌め
込む際に、湾曲ばね5とスパークプラグ2の端子部19
との間の電気的な接触が行われることを感知できるよう
に示す。
【0018】スパークプラグ収容部6の開放端部に隣接
して、ケーシング2にベロー4が成形されている。この
ベロー4はスパークプラグとスパークプラグの絶縁体部
を遮蔽する働きをし、その縁部はスパークプラグの半径
方向肩部、例えばねじ込み工具を装着するための普通の
六角形部に載っている。ベロー4は軸方向に伸びること
ができ、組み立て状態で常に軸方向に付勢されている。
遮蔽部がエンジン部分にも装着可能であるので、スパー
クプラグはベロー4内に完全に収容され、その他の周囲
から隔てることによって、電気的な高電圧火花連絡が回
避される。ベロー4は図示実施の形態ではゴムからな
り、スパークプラグコネクタ1のケーシング2と一体に
形成されている。
【0019】湾曲ばね5を設けた平面14内の、スパー
クプラグコネクタ1の図2の断面が示すように、点火ケ
ーブルを収容するためのケーブルホルダー3は、スパー
クプラグ収容部6に対して垂直にゴムケーシング2と一
体化されている。ブッシュ状のケーブルホルダー3は本
実施の形態では、剛性があって非導電性の材料からなっ
ている。ケーブルホルダーはスパークプラグコネクタの
製作時に、ケーシング部分のゴムによって鋳包みされ、
ケーシングに固定されている。円形横断面のばね鋼線材
製の湾曲ばね5はU字状に曲げられている。湾曲脚部1
0,11は異なる長さに形成されている。この場合、長
い湾曲脚部11の自由端13は、湾曲ばね5が回転対称
になるように、直角に曲げられている。すなわち、湾曲
ばね10,11は仮想の回転軸線24から等しい間隔を
有する。この回転軸線は縦方向中心軸線を形成し、組み
込み状態でケーブルホルダー3の対称軸線15に一致し
ている。対称軸線15上には、長い湾曲脚部11の自由
端が位置し、端子ピン13を形成している。この端子ピ
ンには、ホルダー3に挿入された点火ケーブルを嵌込み
可能である。ケーブルホルダー3は剛性のある材料から
なり、めねじを有する。このめねじには点火ケーブル1
8がねじ込み可能である。その際、ねじは弾性材料また
は塑性材料によって形成可能な点火ケーブル18のケー
ブル外周壁25にかみ合っている。点火ケーブル18を
ケーブルホルダー3にねじ込む際に、湾曲ばね5の端子
ピン13は点火ケーブル18の芯21内に侵入し、電気
的な接続を行う。湾曲ばね5はケーシング2のゴム材料
に埋め込まれている。平行な湾曲脚部10,11はスパ
ークプラグ収容部6の円形の壁の直径方向に対向する個
所と交叉している。湾曲脚部10,11の露出した区間
9は金属がむき出しであり、スパークプラグの接触のた
めに役立つ。湾曲ばね5の挟み幅Wは非使用位置で、周
方向のアンダーカット23を形成する溝の範囲における
スパークプラグ20の端子ヘッド22の最小直径よりも
小さい。この溝には湾曲脚部の接触区間9が係止する。
湾曲脚部10,11をU字状に連結する湾曲ばねのばね
弧状部17は、ゴムビード8の近くに位置している。従
って、湾曲脚部10,11の接触区間9が大きなてこの
腕の長さを有してばね弧状部17から離れているので、
湾曲脚部は小さな力で押し拡げることができ、コネクタ
を簡単にスパークプラグに嵌込みまたは取り外し可能で
ある。湾曲ばね5は係止状態で、スパークプラグ20に
対するコネクタの確実な電気的接触とスパークプラグ上
でのコネクタの確実な機械的保持を行う。
【0020】本発明によるスパークプラグコネクタは特
に、手動操作式作業機器の内燃機関のために適してい
る。図3には、スパークプラグコネクタのための射出成
形金型が示してある。この金型は外側の成形シェル(セ
ラミックシェルモールド)27と、内側の一次成形中子
26とからなっている。成形中子26はこの種の鋳型の
場合のように、外側シェル27内に固定され、モデルを
鋳込む際に、コネクタのスパークプラグ収容部を穿つ。
成形シェル27は本実施の形態では一緒に、射出すべき
ゴムのための金型の湯口28を形成している。金型を準
備する際に、湾曲ばね5は中子に形成された溝23′に
挿通される。
【0021】端子部19と特にそのヘッド22(図1,
2)の形状に一致する中子26には、湾曲ばね5を係止
するためのヘッドのアンダーカットに対応して溝23′
が形成されている。挟み幅が溝23′の直径よりも小さ
いことにより、コネクタケーシングを鋳付けする際に、
湾曲ばね5が予備付勢されて保持されるので、金型構成
部品を取り外した後で、湾曲ばねの弾性的な復帰作用を
有する接触区間がコネクタケーシング内でいかなる場合
でもむき出しになっている。
【0022】湾曲ばね5はケーシングを射出成形する際
に、ケーブルホルダー3に継ぎ合わせられる。この場
合、ばねの脚部自由端が端子ピン13としてケーブルホ
ルダー3内に達している。ケーブルホルダー3は湾曲ば
ね5と一緒に射出成形金型に挿入され、コネクタケーシ
ングの平面内で湾曲ばね5の軸方向の位置を固定する。
ケーブルホルダー3は湾曲ばね5と共にスパークプラグ
コネクタ1のゴムケーシング内に鋳込まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スパークプラグコネクタの断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿ったスパークプラグコ
ネクタの横断面図である。
【図3】スパークプラグコネクタのための射出成形金型
の断面図である。
【符号の説明】
1 スパークプラグコネクタ 2 ケーシング 3 ケーブルホルダー 5 接触要素(湾曲ばね) 6 スパークプラグ収容部 7 ケーシング屋根部 8 ビード 9 接触区間 10,11 湾曲脚部 13 端子ピン 14 接触平面 16 縦軸線 17 ばね弧状部 18 点火ケーブル 19 端子部 20 スパークプラグ 23 アンダーカット

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気絶縁性のケーシング(2)を備え、
    このケーシングのスパークプラグ収容部(6)内に、ス
    パークプラグ(20)の端子部(19)に電気的に接続
    するための接触要素(5)が配置され、接触要素(5)
    が戻し作用をする弾性力に抗してスパークプラグ(2
    0)の端子部(19)によって押圧可能であり、 更に、点火ケーブル(18)を収容するためのケーブル
    ホルダー(3)を備え、このケーブルホルダーがケーシ
    ング(2)に連結され、かつ接触要素(5)に電気的に
    接続されるケーブル端子を備えている、 スパークプラグコネクタにおいて、 ケーシング(2)が弾性材料からなり、接触要素がケー
    シング材料内に埋め込まれたほぼU字形の湾曲ばね
    (5)であり、この場合湾曲脚部(10,11)の接触
    可能な区間(9)が、スパークプラグ収容部(6)の縦
    軸線(16)に対して垂直な接触平面(14)内でスパ
    ークプラグ収容部(6)の最小直径部を形成しているこ
    とを特徴とするスパークプラグコネクタ。
  2. 【請求項2】 湾曲脚部(10,11)の接触区間
    (9)がスパークプラグ(20)の端子部(19)のア
    ンダーカット(23)に係止可能であるように、接触平
    面(14)が軸方向においてスパークプラグ収容部
    (6)を画成するケーシング屋根部(7)から離して設
    けられていることを特徴とする請求項1記載のスパーク
    プラグコネクタ。
  3. 【請求項3】 スパークプラグ収容部(6)の輪郭がス
    パークプラグ(20)の差込み可能な端子部(19)に
    一致し、スパークプラグ収容部(6)が組み込み位置で
    特に遊びなしにスパークプラグ(20)の端子部(1
    9)に接触していることを特徴とする請求項1または2
    記載のスパークプラグコネクタ。
  4. 【請求項4】 湾曲ばね(5)が一平面(14)内で、
    特に円形横断面を有するばね線材を曲げて形成されてい
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載
    のスパークプラグコネクタ。
  5. 【請求項5】 湾曲ばね(5)の自由端がケーブルホル
    ダー(3)内に達し、点火ケーブル(18)に導電的に
    係合する端子ピン(13)を形成していることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか一つに記載のスパークプラ
    グコネクタ。
  6. 【請求項6】 湾曲ばね(5)の高さ位置において、外
    側の半径方向ビード(8)がケーシング(2)に形成さ
    れ、特に湾曲脚部(10,11)を接続するばね弧状部
    (17)がこのビード(8)内にほぼ埋め込まれて設け
    られていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一
    つに記載のスパークプラグコネクタ。
  7. 【請求項7】 ケーシング(2)がゴムからなっている
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の
    載のスパークプラグコネクタ。
  8. 【請求項8】 弾性材料からなる電気絶縁性ケーシング
    (2)を備え、このケーシング内に、接触要素として湾
    曲ばね(5)が埋め込まれ、この湾曲ばねの湾曲脚部
    (10,11)の、スパークプラグ(20)に電気的に
    接触可能な区間(9)が、ケーシング(2)の内部のス
    パークプラグ収容部(6)の最小直径部を画成してい
    る、スパークプラグコネクタ(1)を製作するための方
    法において、 湾曲ばねが所定の姿勢でスパークプラグ収容部(6)に
    一致する一次成形中子に差し込まれ、続いてケーシング
    材料が一次成形中子と湾曲ばね(5)によって形成され
    たユニットに被覆形成され、湾曲脚部(10,11)が
    一次成形中子に形成された、スパークプラグの端子部の
    アンダーカットに一致する溝に挿入されることを特徴と
    する方法。
  9. 【請求項9】 湾曲ばね(5)が挟み幅(W)に関して
    小さな寸法で曲げられ、かつ付勢されて中子に挟持さ
    れ、特に中子/湾曲ばね−ユニットが、電気的な端子と
    してケーシング(2)から突出する湾曲ばねの脚部端部
    を除いて、ケーシング材料によって完全に覆われている
    ことを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 ケーシングの一次成形が射出成形また
    は圧縮成形によって行われ、湾曲ばね(5)が、点火ケ
    ーブル(18)との電気的な接続のために湾曲ばね
    (5)の脚部の自由端部を挿入したブッシュ状のケーブ
    ルホルダー(3)と共に、射出成形装置または圧縮成形
    装置に挿入され、ケーブルホルダー(3)が部分的にコ
    ネクタケーシング(2)内に鋳込まれることを特徴とす
    る請求項8または9記載の方法。
JP11112734A 1998-04-21 1999-04-20 スパ―クプラグコネクタ Pending JP2000003776A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19817657A DE19817657A1 (de) 1998-04-21 1998-04-21 Zündkerzenstecker
DE19817657:0 1998-04-21

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000003776A true JP2000003776A (ja) 2000-01-07

Family

ID=7865232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11112734A Pending JP2000003776A (ja) 1998-04-21 1999-04-20 スパ―クプラグコネクタ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6089885A (ja)
JP (1) JP2000003776A (ja)
DE (1) DE19817657A1 (ja)
FR (1) FR2777711B1 (ja)
SE (1) SE9901368L (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6853667B2 (en) * 2001-06-11 2005-02-08 Honeywell International, Inc. Electrode design to extend sputter life of a ring laser gyroscope
US20050186841A1 (en) * 2004-02-20 2005-08-25 Swantner Michael J. Insulated coaxial cable connector.
DE102004060226B4 (de) * 2004-12-15 2017-08-03 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Handgeführtes Arbeitsgerät
DE102009048801B4 (de) 2009-10-08 2022-06-23 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Zündkerzenstecker und Anordnung einer Zündkerze und eines Zündkerzensteckers
DE102010051371B4 (de) 2010-11-13 2018-04-26 Volkswagen Ag Zündkerzenstecker mit Außenwand
FI124657B (en) * 2012-12-31 2014-11-28 Suunto Oy Male connector for telemetric receiver

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US878551A (en) * 1906-02-02 1908-02-11 David B Mills Protecting-hood for spark-plugs.
US3965879A (en) * 1974-03-26 1976-06-29 Brunswick Corporation Radio frequency interference suppression apparatus
SE410646B (sv) * 1978-03-07 1979-10-22 Svenska Electromagneter Anordning vid tendspolar
US5297971A (en) * 1992-07-17 1994-03-29 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Spark plug cap
US5348486A (en) * 1993-08-11 1994-09-20 General Motors Corporation Heat shielded spark plug boot assembly
US5527173A (en) * 1994-04-18 1996-06-18 Husky Injection Molding Systems Ltd. Apparatus for producing plastic articles with inserts
DE19515623A1 (de) * 1995-04-28 1996-07-11 Stihl Maschf Andreas Zündkerzenstecker

Also Published As

Publication number Publication date
FR2777711A1 (fr) 1999-10-22
SE9901368D0 (sv) 1999-04-16
US6089885A (en) 2000-07-18
FR2777711B1 (fr) 2000-07-07
DE19817657A1 (de) 1999-10-28
SE9901368L (sv) 1999-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0713005B1 (en) Connection of an ignition coil and a spark plug for internal combustion engine
US6668810B1 (en) Ignition coil assembly with spark plug connector
JP2585564B2 (ja) アングルプラグ
CN1100373C (zh) 电气连接件,内燃机点火设备和其制造方法
US9644842B2 (en) Glow plug and manufacturing method thereof
WO2011137593A1 (zh) 一种弯式同轴电连接器
US8221140B2 (en) Spark plug socket
JP2000003776A (ja) スパ―クプラグコネクタ
US5394302A (en) Ignition coil for internal combustion engines
JP2004146126A (ja) プラグキャップ及びその製造方法
JPH0741108Y2 (ja) ピンプラグ
JP6847270B2 (ja) 接続端子および同軸コネクタ
JP2000154773A (ja) 点火ケーブル用高圧端子
US5217397A (en) Connection construction of high-voltage resistance wire
EP2234225B1 (en) Spark plug connector
JP2934910B2 (ja) ブレーキパッド摩耗検知装置用プローブの製造方法
EP0324552B1 (en) Spark plug connector
JPH0635868B2 (ja) 点火コイル
JPS6230291Y2 (ja)
JPH0530467U (ja) 点火装置
JP3459998B2 (ja) ランプソケット
JPH05343155A (ja) 内燃機関の改良されたスパークプラグ
JPH05106543A (ja) スパークプラグ
JP2003109712A (ja) 同軸コネクタ
JPS6028099Y2 (ja) 電気コイル装置