JP2000002956A - 画像情報読取装置 - Google Patents
画像情報読取装置Info
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- JP2000002956A JP2000002956A JP11076824A JP7682499A JP2000002956A JP 2000002956 A JP2000002956 A JP 2000002956A JP 11076824 A JP11076824 A JP 11076824A JP 7682499 A JP7682499 A JP 7682499A JP 2000002956 A JP2000002956 A JP 2000002956A
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- cassette
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- stimulable phosphor
- phosphor sheet
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Abstract
(57)【要約】
【課題】カセッテを載置するための専用テーブル等が不
要となるとともに、前記カセッテの取り扱い作業性を有
効に向上させることを可能にする。 【解決手段】装置本体10aの前面には、第1乃至第4
装填部30a、30b、30cおよび30dを備えたカ
セッテ装填部20が設けられるとともに、このカセッテ
装填部20の直下にカセッテ18を所定数だけ一体的に
配置可能な載置部40が設けられる。この載置部40に
所定数のカセッテ18を一旦配置し、前記カセッテ18
を1つずつ第1乃至第4装填部30a、30b、30c
および30dに装填すれば、該カセッテ18の取り扱い
作業性が有効に向上する。
要となるとともに、前記カセッテの取り扱い作業性を有
効に向上させることを可能にする。 【解決手段】装置本体10aの前面には、第1乃至第4
装填部30a、30b、30cおよび30dを備えたカ
セッテ装填部20が設けられるとともに、このカセッテ
装填部20の直下にカセッテ18を所定数だけ一体的に
配置可能な載置部40が設けられる。この載置部40に
所定数のカセッテ18を一旦配置し、前記カセッテ18
を1つずつ第1乃至第4装填部30a、30b、30c
および30dに装填すれば、該カセッテ18の取り扱い
作業性が有効に向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄積性蛍光体シー
トが収容されたカセッテを装填し、前記蓄積性蛍光体シ
ートに蓄積記録された放射線画像情報を読み取った後、
該蓄積性蛍光体シートを前記カセッテに戻す画像情報読
取装置に関する。
トが収容されたカセッテを装填し、前記蓄積性蛍光体シ
ートに蓄積記録された放射線画像情報を読み取った後、
該蓄積性蛍光体シートを前記カセッテに戻す画像情報読
取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)
を利用して、人体等の被写体の放射線画像情報を一旦記
録し、この放射線画像情報を写真フイルム等の写真感光
材料等に再生し、あるいはCRT等に可視像として出力
させるシステムが知られている。
を利用して、人体等の被写体の放射線画像情報を一旦記
録し、この放射線画像情報を写真フイルム等の写真感光
材料等に再生し、あるいはCRT等に可視像として出力
させるシステムが知られている。
【0003】蓄積性蛍光体は、放射線(X線、α線、γ
線、電子線、紫外線等)の照射によりこの放射線エネル
ギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光の照射によっ
て、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光を示す蛍光体
をいう。この蓄積性蛍光体は、通常、シート状に構成さ
れて蓄積性蛍光体シートとして使用されている。
線、電子線、紫外線等)の照射によりこの放射線エネル
ギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光の照射によっ
て、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光を示す蛍光体
をいう。この蓄積性蛍光体は、通常、シート状に構成さ
れて蓄積性蛍光体シートとして使用されている。
【0004】上記システムでは、蓄積性蛍光体シートに
記録された画像情報の読み取りを行う読み取り部と、読
み取り後に前記蓄積性蛍光体シートに残存する画像情報
を消去する消去部とを備えた画像情報読取装置が採用さ
れている。この画像情報読取装置では、外部の撮影装置
により被写体の放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性
蛍光体シートを収容するカセッテが装填部に挿入され
る。
記録された画像情報の読み取りを行う読み取り部と、読
み取り後に前記蓄積性蛍光体シートに残存する画像情報
を消去する消去部とを備えた画像情報読取装置が採用さ
れている。この画像情報読取装置では、外部の撮影装置
により被写体の放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性
蛍光体シートを収容するカセッテが装填部に挿入され
る。
【0005】次いで、カセッテが開蓋された状態で、シ
ート体枚葉機構の作用下に前記カセッテから蓄積性蛍光
体シートが取り出され、この蓄積性蛍光体シートがシー
ト体搬送機構を介して読み取り部に搬送される。読み取
り部で読み取り処理された蓄積性蛍光体シートは、消去
部で残像の消去が行われた後、装填部に配置されている
カセッテ内に収容される。
ート体枚葉機構の作用下に前記カセッテから蓄積性蛍光
体シートが取り出され、この蓄積性蛍光体シートがシー
ト体搬送機構を介して読み取り部に搬送される。読み取
り部で読み取り処理された蓄積性蛍光体シートは、消去
部で残像の消去が行われた後、装填部に配置されている
カセッテ内に収容される。
【0006】ところで、画像情報読取装置では、単一の
カセッテを装填する装填部を備え、1枚の蓄積性蛍光体
シートの読み取り処理および消去処理が終了する毎に前
記カセッテの交換を行う機種の他、複数のカセッテを装
填可能な装填部を備え、任意のカセッテから蓄積性蛍光
体シートを順次読み取り部および消去部に搬送する一
方、処理の終了した蓄積性蛍光体シートを任意のカセッ
テ内に戻すことにより、多数枚の蓄積性蛍光体シートを
効率的に処理する機種が採用されている。
カセッテを装填する装填部を備え、1枚の蓄積性蛍光体
シートの読み取り処理および消去処理が終了する毎に前
記カセッテの交換を行う機種の他、複数のカセッテを装
填可能な装填部を備え、任意のカセッテから蓄積性蛍光
体シートを順次読み取り部および消去部に搬送する一
方、処理の終了した蓄積性蛍光体シートを任意のカセッ
テ内に戻すことにより、多数枚の蓄積性蛍光体シートを
効率的に処理する機種が採用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特に上記の
複数のカセッテを装填可能な装填部を備えた画像情報読
取装置では、作業者が前記複数のカセッテを一体的に把
持した状態で、前記カセッテを1つずつ前記装填部に装
填することは極めて困難な作業となっている。このた
め、通常、画像情報読取装置の側方にテーブル等を設置
しておき、このテーブル等の上に複数のカセッテを一旦
載置した後、前記カセッテを1つずつ装填部に装填する
作業が行われている。
複数のカセッテを装填可能な装填部を備えた画像情報読
取装置では、作業者が前記複数のカセッテを一体的に把
持した状態で、前記カセッテを1つずつ前記装填部に装
填することは極めて困難な作業となっている。このた
め、通常、画像情報読取装置の側方にテーブル等を設置
しておき、このテーブル等の上に複数のカセッテを一旦
載置した後、前記カセッテを1つずつ装填部に装填する
作業が行われている。
【0008】これにより、カセッテの装填作業が相当に
煩雑化するとともに、テーブル等の設置スペースが必要
になり、場合によっては前記設置スペースを確保するこ
とが困難になるという問題が指摘されている。また、処
理済みの複数のカセッテを一括して取り扱う際にも、こ
のカセッテを一旦別のテーブル等の上に載置する必要が
あり、上記と同様の問題が存在している。
煩雑化するとともに、テーブル等の設置スペースが必要
になり、場合によっては前記設置スペースを確保するこ
とが困難になるという問題が指摘されている。また、処
理済みの複数のカセッテを一括して取り扱う際にも、こ
のカセッテを一旦別のテーブル等の上に載置する必要が
あり、上記と同様の問題が存在している。
【0009】なお、単一のカセッテを装填する装填部を
備えた画像情報読取装置も同様に、作業の効率化を図る
ために、処理前の蓄積性蛍光体シートを収容した複数の
カセッテを載置するテーブル等や、処理済みの複数のカ
セッテを一体的に載置するテーブル等が必要とされてい
る。
備えた画像情報読取装置も同様に、作業の効率化を図る
ために、処理前の蓄積性蛍光体シートを収容した複数の
カセッテを載置するテーブル等や、処理済みの複数のカ
セッテを一体的に載置するテーブル等が必要とされてい
る。
【0010】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、カセッテを一旦載置するための専用テーブル等が
不要になるとともに、前記カセッテの取り扱い作業性を
有効に向上させることが可能な画像情報読取装置を提供
することを目的とする。
あり、カセッテを一旦載置するための専用テーブル等が
不要になるとともに、前記カセッテの取り扱い作業性を
有効に向上させることが可能な画像情報読取装置を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像情報読
取装置では、装置本体にカセッテを一旦配置可能な載置
部が設けられるため、作業者が処理前または処理後の蓄
積性蛍光体シートを収容したカセッテを前記装置本体外
に設置されたテーブル等の上に配置する必要がなく、前
記カセッテの取り扱い作業性が向上する。しかも、載置
部が、カセッテ装填部の近傍でかつ前記カセッテ装填部
の左右方向または下方向に対応して配置され、さらに前
記載置部が、カセッテ装填部でのカセッテの装填姿勢と
略平行な姿勢、例えば、水平姿勢で前記カセッテを配置
可能に構成される。このため、カセッテの取り扱い作業
が円滑かつ迅速に行われるとともに、装置レイアウトの
変更にも容易に対応可能になる。
取装置では、装置本体にカセッテを一旦配置可能な載置
部が設けられるため、作業者が処理前または処理後の蓄
積性蛍光体シートを収容したカセッテを前記装置本体外
に設置されたテーブル等の上に配置する必要がなく、前
記カセッテの取り扱い作業性が向上する。しかも、載置
部が、カセッテ装填部の近傍でかつ前記カセッテ装填部
の左右方向または下方向に対応して配置され、さらに前
記載置部が、カセッテ装填部でのカセッテの装填姿勢と
略平行な姿勢、例えば、水平姿勢で前記カセッテを配置
可能に構成される。このため、カセッテの取り扱い作業
が円滑かつ迅速に行われるとともに、装置レイアウトの
変更にも容易に対応可能になる。
【0012】その際、載置部が、複数のカセッテを一体
的に積層した状態で配置可能に構成されることにより、
複数のカセッテを一括して取り扱うことができる。ここ
で、カセッテ装填部が、複数のカセッテを多段に装填す
るとともに、載置部が複数の前記カセッテと同数または
それ以上の数の前記カセッテを一体的に積層した状態で
配置可能である。従って、複数のカセッテを一層効率的
に取り扱うことができる。
的に積層した状態で配置可能に構成されることにより、
複数のカセッテを一括して取り扱うことができる。ここ
で、カセッテ装填部が、複数のカセッテを多段に装填す
るとともに、載置部が複数の前記カセッテと同数または
それ以上の数の前記カセッテを一体的に積層した状態で
配置可能である。従って、複数のカセッテを一層効率的
に取り扱うことができる。
【0013】また、載置部が、装置本体に対して固定位
置を選択可能な載置台を備えるため、カセッテの載置性
が有効に向上する。この載置台は、カセッテの中、寸法
の小さな該カセッテを位置決めするための係止部を設け
ており、種々の寸法の異なるカセッテの取り扱い作業性
が向上する。
置を選択可能な載置台を備えるため、カセッテの載置性
が有効に向上する。この載置台は、カセッテの中、寸法
の小さな該カセッテを位置決めするための係止部を設け
ており、種々の寸法の異なるカセッテの取り扱い作業性
が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係る画像情報読取装置10の斜視説明図であり、図2
は、前記画像情報読取装置10の概略構成説明図であ
る。
に係る画像情報読取装置10の斜視説明図であり、図2
は、前記画像情報読取装置10の概略構成説明図であ
る。
【0015】画像情報読取装置10を構成する装置本体
10aの前面(操作面)上部には、操作部およびモニタ
の機能を有するタッチパネル12が設けられ、このタッ
チパネル12の側方には、メインスイッチ14およびI
Dカードを挿入する磁気カードリーダ16が配置され
る。画像情報読取装置10には、タッチパネル12の下
方に位置して複数、例えば、4つのカセッテ18を着脱
自在なカセッテ装填部20が設けられる。カセッテ18
は、蓄積性蛍光体シート22を収容する筐体24と、こ
の筐体24の開口部26を開閉自在な蓋体28とを有し
ている。
10aの前面(操作面)上部には、操作部およびモニタ
の機能を有するタッチパネル12が設けられ、このタッ
チパネル12の側方には、メインスイッチ14およびI
Dカードを挿入する磁気カードリーダ16が配置され
る。画像情報読取装置10には、タッチパネル12の下
方に位置して複数、例えば、4つのカセッテ18を着脱
自在なカセッテ装填部20が設けられる。カセッテ18
は、蓄積性蛍光体シート22を収容する筐体24と、こ
の筐体24の開口部26を開閉自在な蓋体28とを有し
ている。
【0016】カセッテ装填部20は、上下に4段に構成
される第1乃至第4装填部30a、30b、30cおよ
び30dを備える。最上段に位置する第1装填部30a
は、装置本体10aに設けられて水平姿勢に維持される
支持台32を有し、この支持台32には、カセッテ18
の着脱作業時に作業者の手指等が干渉することがないよ
う逃げ部34が設けられている。
される第1乃至第4装填部30a、30b、30cおよ
び30dを備える。最上段に位置する第1装填部30a
は、装置本体10aに設けられて水平姿勢に維持される
支持台32を有し、この支持台32には、カセッテ18
の着脱作業時に作業者の手指等が干渉することがないよ
う逃げ部34が設けられている。
【0017】支持台32の内方側には、装置本体10a
内を遮光するためのシャター部材36が開閉自在に配置
されるとともに、このシャター部材36の内方に位置し
てカセッテ18を開蓋するためのロック解除手段(図示
せず)およびこのカセッテ18を閉蓋するための閉蓋手
段(図示せず)が設けられる。
内を遮光するためのシャター部材36が開閉自在に配置
されるとともに、このシャター部材36の内方に位置し
てカセッテ18を開蓋するためのロック解除手段(図示
せず)およびこのカセッテ18を閉蓋するための閉蓋手
段(図示せず)が設けられる。
【0018】第2乃至第4装填部30b、30cおよび
30dは、第1装填部30aと同様に構成されており、
同一の構成要素には同一の参照符号を付してその詳細な
説明は省略する。
30dは、第1装填部30aと同様に構成されており、
同一の構成要素には同一の参照符号を付してその詳細な
説明は省略する。
【0019】装置本体10aには、カセッテ装填部20
の直下に、具体的には、第4装填部30dの直下に位置
してカセッテ18を配置可能な載置部40が設けられ
る。この載置部40は、複数、例えば、4つ、またはそ
れ以上の数のカセッテ18を一体的に積層した状態で配
置可能な載置台42を備えるとともに、この載置台42
では、前記カセッテ18がカセッテ装填部20での装填
姿勢と略平行な姿勢で配置される。
の直下に、具体的には、第4装填部30dの直下に位置
してカセッテ18を配置可能な載置部40が設けられ
る。この載置部40は、複数、例えば、4つ、またはそ
れ以上の数のカセッテ18を一体的に積層した状態で配
置可能な載置台42を備えるとともに、この載置台42
では、前記カセッテ18がカセッテ装填部20での装填
姿勢と略平行な姿勢で配置される。
【0020】載置台42は、図3に示すように、板状を
有しており、装置本体10aを構成する底板44に対し
スライド自在である。載置台42は、底板44に対しボ
ルト45を介して後端位置(図4参照)と先端位置(図
5参照)とに選択的に固定自在である。この載置台42
には、例えば、最小寸法のカセッテ18を位置決めする
ための係止板(係止部)46が固着される。載置台42
の先端部には、下方に屈曲して把持部48が形成されて
いる。
有しており、装置本体10aを構成する底板44に対し
スライド自在である。載置台42は、底板44に対しボ
ルト45を介して後端位置(図4参照)と先端位置(図
5参照)とに選択的に固定自在である。この載置台42
には、例えば、最小寸法のカセッテ18を位置決めする
ための係止板(係止部)46が固着される。載置台42
の先端部には、下方に屈曲して把持部48が形成されて
いる。
【0021】図2に示すように、カセッテ装填部20の
内部には、カセッテ18内に収容されている蓄積性蛍光
体シート22を取り出すとともに、後述する読み取り消
去後の前記蓄積性蛍光体シート22を前記カセッテ18
内に戻す昇降枚葉部50が設けられる。この昇降枚葉部
50は、負圧発生源に連通する複数の吸着盤52および
この吸着盤52から受け取った蓄積性蛍光体シート22
を送り出すローラ対54が設けられる昇降台56と、前
記昇降台56の昇降動作に連動し、第1乃至第4装填部
30a〜30dと搬送系58とを選択的に接続するパス
切り替え機構60とを備えている。
内部には、カセッテ18内に収容されている蓄積性蛍光
体シート22を取り出すとともに、後述する読み取り消
去後の前記蓄積性蛍光体シート22を前記カセッテ18
内に戻す昇降枚葉部50が設けられる。この昇降枚葉部
50は、負圧発生源に連通する複数の吸着盤52および
この吸着盤52から受け取った蓄積性蛍光体シート22
を送り出すローラ対54が設けられる昇降台56と、前
記昇降台56の昇降動作に連動し、第1乃至第4装填部
30a〜30dと搬送系58とを選択的に接続するパス
切り替え機構60とを備えている。
【0022】昇降台56は、図示しないモータに連結さ
れた一対のピニオン64と、前記ピニオン64が噛合す
るとともに、鉛直方向に延在するラック66との案内作
用下に、第1乃至第4装填部30a〜30dに対応して
位置決め可能である。パス切り替え機構60は、図6に
示すように、固定フレーム68に回転自在に支持される
複数組のローラ対70と、蓄積性蛍光体シート22の裏
面側を案内する背面ガイド板72と、第1乃至第4装填
部30a〜30dに対応して配置され、前記蓄積性蛍光
体シート22の搬送路を切り替える切り替え部材74と
を備える。
れた一対のピニオン64と、前記ピニオン64が噛合す
るとともに、鉛直方向に延在するラック66との案内作
用下に、第1乃至第4装填部30a〜30dに対応して
位置決め可能である。パス切り替え機構60は、図6に
示すように、固定フレーム68に回転自在に支持される
複数組のローラ対70と、蓄積性蛍光体シート22の裏
面側を案内する背面ガイド板72と、第1乃至第4装填
部30a〜30dに対応して配置され、前記蓄積性蛍光
体シート22の搬送路を切り替える切り替え部材74と
を備える。
【0023】背面ガイド板72は、鉛直方向に第1乃至
第4装填部30a〜30dにわたって一体的に延在する
長尺なガイド面76を有するとともに、このガイド面7
6の両側部から略90゜屈曲して係止部78が上下方向
に複数段、例えば、4段に設けられる。各係止部78
は、固定フレーム68に固定されたガイドバー80に支
持される。各背面ガイド板72は、ローラ対70を構成
するローラ部82間に延在する小径なロッド部84に対
応して配置されている。
第4装填部30a〜30dにわたって一体的に延在する
長尺なガイド面76を有するとともに、このガイド面7
6の両側部から略90゜屈曲して係止部78が上下方向
に複数段、例えば、4段に設けられる。各係止部78
は、固定フレーム68に固定されたガイドバー80に支
持される。各背面ガイド板72は、ローラ対70を構成
するローラ部82間に延在する小径なロッド部84に対
応して配置されている。
【0024】切り替え部材74は、固定フレーム68に
回転自在に支持される軸部86と、前記軸部86に所定
間隔ずつ離間して固定される揺動通路部材88とを備え
る。揺動通路部材88は、その自重によって鉛直方向に
支持されており、背面ガイド板72側に蓄積性蛍光体シ
ート22の露光面側に対向するガイド面90が形成され
る。軸部86の端部には、揺動手段92が設けられる。
揺動手段92は、軸部86に固着される従動カム94を
備え、この従動カム94がばね96を介して引張される
ことにより、揺動通路部材88が立位姿勢に保持されて
いる。従動カム94に設けられたコマ98には、昇降台
56に設けられている駆動カム102が係合自在であ
る。
回転自在に支持される軸部86と、前記軸部86に所定
間隔ずつ離間して固定される揺動通路部材88とを備え
る。揺動通路部材88は、その自重によって鉛直方向に
支持されており、背面ガイド板72側に蓄積性蛍光体シ
ート22の露光面側に対向するガイド面90が形成され
る。軸部86の端部には、揺動手段92が設けられる。
揺動手段92は、軸部86に固着される従動カム94を
備え、この従動カム94がばね96を介して引張される
ことにより、揺動通路部材88が立位姿勢に保持されて
いる。従動カム94に設けられたコマ98には、昇降台
56に設けられている駆動カム102が係合自在であ
る。
【0025】図2に示すように、昇降枚葉部50の下方
には、搬送系58を介して消去部110および読み取り
部112が配設される。この搬送系58は、複数の互い
に対をなすローラ対114を備えており、このローラ対
114が駆動手段116を介して回転駆動される。図7
に示すように、駆動手段116は、フレーム118に固
定されるモータ120を備え、このモータ120の駆動
軸にプーリ122が固定される。このプーリ122と比
較的大径なプーリ124とにタイミングベルト126が
架け渡されるとともに、前記プーリ124が回転軸12
7の端部に固定される。
には、搬送系58を介して消去部110および読み取り
部112が配設される。この搬送系58は、複数の互い
に対をなすローラ対114を備えており、このローラ対
114が駆動手段116を介して回転駆動される。図7
に示すように、駆動手段116は、フレーム118に固
定されるモータ120を備え、このモータ120の駆動
軸にプーリ122が固定される。このプーリ122と比
較的大径なプーリ124とにタイミングベルト126が
架け渡されるとともに、前記プーリ124が回転軸12
7の端部に固定される。
【0026】フレーム118には、タイミングベルト1
26を覆ってカバー部材128が装着される。このカバ
ー部材128は略舟形状を有し、その上部側に回転軸1
27を挿入するための溝部130が形成されており、そ
の側周面によってタイミングベルト126全体を覆って
いる。回転軸127には、ベルト・プーリ手段131を
介してローラ対114が伝動可能に連結されている。
26を覆ってカバー部材128が装着される。このカバ
ー部材128は略舟形状を有し、その上部側に回転軸1
27を挿入するための溝部130が形成されており、そ
の側周面によってタイミングベルト126全体を覆って
いる。回転軸127には、ベルト・プーリ手段131を
介してローラ対114が伝動可能に連結されている。
【0027】図2に示すように、ローラ対114により
構成される鉛直搬送路の下端側には、幅寄せ搬送部13
2と後搬送部133とに挟まれて読み取り部112が配
置される。読み取り部112は、カセッテ18から取り
出された蓄積性蛍光体シート22を副走査方向(矢印A
方向)に搬送する副走査搬送機構134と、副走査方向
に搬送される前記蓄積性蛍光体シート22に主走査方向
(副走査方向に略直交する方向)にレーザ光Lを照射す
る光学系136と、このレーザ光Lの照射によって蓄積
性蛍光体シート22から生ずる輝尽発光光を光電的に読
み取る集光系138とを備えている。
構成される鉛直搬送路の下端側には、幅寄せ搬送部13
2と後搬送部133とに挟まれて読み取り部112が配
置される。読み取り部112は、カセッテ18から取り
出された蓄積性蛍光体シート22を副走査方向(矢印A
方向)に搬送する副走査搬送機構134と、副走査方向
に搬送される前記蓄積性蛍光体シート22に主走査方向
(副走査方向に略直交する方向)にレーザ光Lを照射す
る光学系136と、このレーザ光Lの照射によって蓄積
性蛍光体シート22から生ずる輝尽発光光を光電的に読
み取る集光系138とを備えている。
【0028】副走査搬送機構134は、互いに同期して
回転駆動される第1および第2ローラ対140、142
を備え、この第1および第2ローラ対140、142は
それぞれ開閉自在である。図8に示すように、蓄積性蛍
光体シート22の裏面側には、バーコードラベル144
が貼り付けられており、第1および第2ローラ対14
0、142を構成する少なくとも下側ローラ(駆動側ロ
ーラ)140a、142aには、前記バーコードラベル
144を避けるための逃げ溝146が軸方向に所定の幅
寸法を有しかつ前記バーコードラベル144の位置変化
に応じて複数箇所に設けられている。
回転駆動される第1および第2ローラ対140、142
を備え、この第1および第2ローラ対140、142は
それぞれ開閉自在である。図8に示すように、蓄積性蛍
光体シート22の裏面側には、バーコードラベル144
が貼り付けられており、第1および第2ローラ対14
0、142を構成する少なくとも下側ローラ(駆動側ロ
ーラ)140a、142aには、前記バーコードラベル
144を避けるための逃げ溝146が軸方向に所定の幅
寸法を有しかつ前記バーコードラベル144の位置変化
に応じて複数箇所に設けられている。
【0029】集光系138は、図2に示すように、蓄積
性蛍光体シート22上のレーザ光Lの走査位置に主走査
線に沿って配置される光ガイド148と、この光ガイド
148の上部に装着されるフォトマルチプライヤ150
と、反射鏡152を組み込むミラーマウント部材154
とを備える。このミラーマウント部材154は、蓄積性
蛍光体シート22を矢印A方向に案内するためのテーパ
面156を設けている。フォトマルチプライヤ150
は、枠体158に固定されてこのフォトマルチプライヤ
150自体の振動を抑えるように構成されている。読み
取り部112は、幅寄せ搬送部132および後搬送部1
33との相対位置を維持した状態で、これらと一体的に
リニアガイド160を介して装置本体10aに対し引き
出し可能である。
性蛍光体シート22上のレーザ光Lの走査位置に主走査
線に沿って配置される光ガイド148と、この光ガイド
148の上部に装着されるフォトマルチプライヤ150
と、反射鏡152を組み込むミラーマウント部材154
とを備える。このミラーマウント部材154は、蓄積性
蛍光体シート22を矢印A方向に案内するためのテーパ
面156を設けている。フォトマルチプライヤ150
は、枠体158に固定されてこのフォトマルチプライヤ
150自体の振動を抑えるように構成されている。読み
取り部112は、幅寄せ搬送部132および後搬送部1
33との相対位置を維持した状態で、これらと一体的に
リニアガイド160を介して装置本体10aに対し引き
出し可能である。
【0030】読み取り部112の搬送方向後方側に設け
られた後搬送部133を介して上方に搬送される蓄積性
蛍光体シート22の搬送方向先端側は、一旦電源部16
2の上方で水平方向に案内される。電源部162に近接
して消去搬送部164が設けられ、この消去搬送部16
4は、上方に搬送された蓄積性蛍光体シート22を水平
方向に向かって、図2中、左側から右側に搬送する。消
去搬送部164の搬送途上には、蓄積性蛍光体シート2
2の通過を検出するセンサ166と、消去部110を構
成する複数の消去用光源119とが配置されている。消
去搬送部164は、消去部110を通過した後に上方向
に延在して搬送系58に連結自在である。
られた後搬送部133を介して上方に搬送される蓄積性
蛍光体シート22の搬送方向先端側は、一旦電源部16
2の上方で水平方向に案内される。電源部162に近接
して消去搬送部164が設けられ、この消去搬送部16
4は、上方に搬送された蓄積性蛍光体シート22を水平
方向に向かって、図2中、左側から右側に搬送する。消
去搬送部164の搬送途上には、蓄積性蛍光体シート2
2の通過を検出するセンサ166と、消去部110を構
成する複数の消去用光源119とが配置されている。消
去搬送部164は、消去部110を通過した後に上方向
に延在して搬送系58に連結自在である。
【0031】装置本体10aの上部側には、コントロー
ラ170が配置されており、このコントローラ170が
前記装置本体10a内における各種処理を制御するとと
もに、例えば、読み取り部112で読み取った画像デー
タを記憶しておき、出力機やネットワークの空き状態に
合わせて出力可能である。
ラ170が配置されており、このコントローラ170が
前記装置本体10a内における各種処理を制御するとと
もに、例えば、読み取り部112で読み取った画像デー
タを記憶しておき、出力機やネットワークの空き状態に
合わせて出力可能である。
【0032】次に、このように構成される画像情報読取
装置10の動作について説明する。
装置10の動作について説明する。
【0033】先ず、図示しない撮影装置により人体等の
被写体の撮影画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シ
ート22を収容するカセッテ18が、例えば、画像情報
読取装置10のカセッテ装填部20に対応して4つ用意
されている。作業者は、この4つのカセッテ18を一体
的に積層した状態で把持し、画像情報読取装置10を構
成する装置本体10aの前面側に移動する。
被写体の撮影画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シ
ート22を収容するカセッテ18が、例えば、画像情報
読取装置10のカセッテ装填部20に対応して4つ用意
されている。作業者は、この4つのカセッテ18を一体
的に積層した状態で把持し、画像情報読取装置10を構
成する装置本体10aの前面側に移動する。
【0034】次いで、作業者は、積層された4つのカセ
ッテ18をカセッテ装填部20の直下に設けられている
載置部40の載置台42上に一旦載置する。そこで、作
業者が載置台42上の最上位のカセッテ18を把持し、
カセッテ装填部20を構成する第1装填部30aにこの
カセッテ18を装填する。
ッテ18をカセッテ装填部20の直下に設けられている
載置部40の載置台42上に一旦載置する。そこで、作
業者が載置台42上の最上位のカセッテ18を把持し、
カセッテ装填部20を構成する第1装填部30aにこの
カセッテ18を装填する。
【0035】その際、カセッテ18が第1装填部30a
を構成する支持台32に沿って装置本体10aの内方に
導入され、その先端部でシャター部材36を押し開いて
前記装置本体10aの内部に該先端側が挿入される。第
1装填部30aには図示しないロック解除手段が設けら
れており、カセッテ18がこの第1装填部30a内に挿
入される際に、蓋体28のロックが解除されてこの蓋体
28が所定の角度位置まで揺動され、開口部26が開口
される。
を構成する支持台32に沿って装置本体10aの内方に
導入され、その先端部でシャター部材36を押し開いて
前記装置本体10aの内部に該先端側が挿入される。第
1装填部30aには図示しないロック解除手段が設けら
れており、カセッテ18がこの第1装填部30a内に挿
入される際に、蓋体28のロックが解除されてこの蓋体
28が所定の角度位置まで揺動され、開口部26が開口
される。
【0036】第1装填部30aにカセッテ18が装填さ
れた後、載置台42上の最上位に配置されているカセッ
テ18が把持され、このカセッテ18が第2装填部30
bに装填される。同様に、載置台42上の最上位に配置
されているカセッテ18が第3装填部30cに装填され
た後、この載置台42上の最後のカセッテ18が第4装
填部30dに装填される。
れた後、載置台42上の最上位に配置されているカセッ
テ18が把持され、このカセッテ18が第2装填部30
bに装填される。同様に、載置台42上の最上位に配置
されているカセッテ18が第3装填部30cに装填され
た後、この載置台42上の最後のカセッテ18が第4装
填部30dに装填される。
【0037】第1乃至第4装填部30a、30b、30
cおよび30dにそれぞれ所定のカセッテ18が装填さ
れた後、昇降枚葉部50が任意のカセッテ18の高さ位
置に配置される。具体的には、図示しないモータが駆動
されてピニオン64およびラック66の案内作用下に昇
降台56が上下方向に移動し、この昇降台56が、例え
ば、第1カセッテ装填部30aに対応して配置される。
cおよび30dにそれぞれ所定のカセッテ18が装填さ
れた後、昇降枚葉部50が任意のカセッテ18の高さ位
置に配置される。具体的には、図示しないモータが駆動
されてピニオン64およびラック66の案内作用下に昇
降台56が上下方向に移動し、この昇降台56が、例え
ば、第1カセッテ装填部30aに対応して配置される。
【0038】昇降台56には駆動カム102が設けられ
ており、この駆動カム102がパス切り替え機構60を
構成し第1装填部30aに対応して設けられている揺動
手段92に係合する。この揺動手段92では、駆動カム
102が移動することによりコマ98を介して従動カム
94が、図6中、矢印方向に押圧される。このため、従
動カム94は、ばね96に抗して矢印方向に揺動し、前
記従動カム94に固定されている切り替え部材74で
は、揺動通路部材88が、図2中、二点鎖線に示す姿勢
から実線に示す姿勢に配置される。これにより、第1装
填部30aから搬送系58に連なる通路が形成される。
ており、この駆動カム102がパス切り替え機構60を
構成し第1装填部30aに対応して設けられている揺動
手段92に係合する。この揺動手段92では、駆動カム
102が移動することによりコマ98を介して従動カム
94が、図6中、矢印方向に押圧される。このため、従
動カム94は、ばね96に抗して矢印方向に揺動し、前
記従動カム94に固定されている切り替え部材74で
は、揺動通路部材88が、図2中、二点鎖線に示す姿勢
から実線に示す姿勢に配置される。これにより、第1装
填部30aから搬送系58に連なる通路が形成される。
【0039】このように、第1の実施形態では、昇降台
56が昇降動作をするだけで、第1乃至第4装填部30
a〜30dに対応した切り替え部材74が揺動変位し、
特別の駆動源を用いる必要がなく、簡単な構成で前記第
1乃至第4装填部30a〜30dと搬送系58とのパス
切り替えが円滑かつ確実に遂行される。しかも、切り替
え部材74を構成する揺動通路部材88は、その自重に
よって鉛直姿勢に維持されるように重心位置が設定され
ている。従って、例えば、ばね96が切断されたとして
も揺動通路部材88が水平方向に向かって揺動すること
がなく、蓄積性蛍光体シート22の損傷等の発生を確実
に回避することが可能になる。
56が昇降動作をするだけで、第1乃至第4装填部30
a〜30dに対応した切り替え部材74が揺動変位し、
特別の駆動源を用いる必要がなく、簡単な構成で前記第
1乃至第4装填部30a〜30dと搬送系58とのパス
切り替えが円滑かつ確実に遂行される。しかも、切り替
え部材74を構成する揺動通路部材88は、その自重に
よって鉛直姿勢に維持されるように重心位置が設定され
ている。従って、例えば、ばね96が切断されたとして
も揺動通路部材88が水平方向に向かって揺動すること
がなく、蓄積性蛍光体シート22の損傷等の発生を確実
に回避することが可能になる。
【0040】さらに、パス切り替え機構60では、蓄積
性蛍光体シート22の背面側を鉛直方向にわたって連続
的に案内するために、背面ガイド板72が各ローラ対7
0間を貫いて一体的に設けられている。これにより、背
面ガイド板72が分離構成されているものとは異なり、
蓄積性蛍光体シート22がガイド面76に円滑に案内さ
れて搬送され、例えば、前記背面ガイド板72の分割部
分で前記蓄積性蛍光体シート22が損傷することがな
い。
性蛍光体シート22の背面側を鉛直方向にわたって連続
的に案内するために、背面ガイド板72が各ローラ対7
0間を貫いて一体的に設けられている。これにより、背
面ガイド板72が分離構成されているものとは異なり、
蓄積性蛍光体シート22がガイド面76に円滑に案内さ
れて搬送され、例えば、前記背面ガイド板72の分割部
分で前記蓄積性蛍光体シート22が損傷することがな
い。
【0041】次に、昇降枚葉部50を構成する吸着盤5
2がカセッテ18内に移動され、この吸着盤52により
該カセッテ18内の蓄積性蛍光体シート22が吸着され
る。吸着盤52は、蓄積性蛍光体シート22を吸着保持
した状態でカセッテ18からローラ対54側に移動し、
この蓄積性蛍光体シート22の先端が前記ローラ対54
に挟持される。その際、吸着盤52による蓄積性蛍光体
シート22の吸着保持が解除されるため、前記蓄積性蛍
光体シート22がローラ対54の回転作用下に搬送系5
8に送り出される。
2がカセッテ18内に移動され、この吸着盤52により
該カセッテ18内の蓄積性蛍光体シート22が吸着され
る。吸着盤52は、蓄積性蛍光体シート22を吸着保持
した状態でカセッテ18からローラ対54側に移動し、
この蓄積性蛍光体シート22の先端が前記ローラ対54
に挟持される。その際、吸着盤52による蓄積性蛍光体
シート22の吸着保持が解除されるため、前記蓄積性蛍
光体シート22がローラ対54の回転作用下に搬送系5
8に送り出される。
【0042】蓄積性蛍光体シート22は、搬送系58を
構成する複数のローラ対114の作用下に鉛直下方向に
向かって搬送され、先ず、幅寄せ搬送部132で幅方向
の位置決めが行われた後、読み取り部112に送られ
る。読み取り部112では、蓄積性蛍光体シート22が
副走査搬送機構134を構成する第1および第2ローラ
対140、142の作用下に矢印A方向に副走査搬送さ
れながら、この蓄積性蛍光体シート22の露光面側に光
学系136からレーザ光Lが主走査される。これによ
り、蓄積性蛍光体シート22に蓄積記録されていた放射
線画像情報が、集光系138により光電的に読み取られ
ることになる。
構成する複数のローラ対114の作用下に鉛直下方向に
向かって搬送され、先ず、幅寄せ搬送部132で幅方向
の位置決めが行われた後、読み取り部112に送られ
る。読み取り部112では、蓄積性蛍光体シート22が
副走査搬送機構134を構成する第1および第2ローラ
対140、142の作用下に矢印A方向に副走査搬送さ
れながら、この蓄積性蛍光体シート22の露光面側に光
学系136からレーザ光Lが主走査される。これによ
り、蓄積性蛍光体シート22に蓄積記録されていた放射
線画像情報が、集光系138により光電的に読み取られ
ることになる。
【0043】集光系138では、反射鏡152を備えた
ミラーマウント部材154にテーパ面156が形成され
ており、副走査搬送機構134を介して矢印A方向に副
走査搬送される蓄積性蛍光体シート22が、前記テーパ
面156に案内される。従って、反射境152および光
ガイド148を蓄積性蛍光体シート22に近接して配置
することができ、集光効率の向上が容易に図られる。
ミラーマウント部材154にテーパ面156が形成され
ており、副走査搬送機構134を介して矢印A方向に副
走査搬送される蓄積性蛍光体シート22が、前記テーパ
面156に案内される。従って、反射境152および光
ガイド148を蓄積性蛍光体シート22に近接して配置
することができ、集光効率の向上が容易に図られる。
【0044】しかも、第1および第2ローラ対140、
142を構成する下側ローラ140a、142aには、
蓄積性蛍光体シート22の裏面側に貼り付けられたバー
コードラベル144に対応して逃げ溝146が形成され
ており、このバーコードラベル144の厚さによって前
記蓄積性蛍光体シート22が上下動することがない。こ
のため、蓄積性蛍光体シート22を光ガイド148に対
して一定の位置関係に維持することができ、読み取り誤
差の発生が確実に阻止される。
142を構成する下側ローラ140a、142aには、
蓄積性蛍光体シート22の裏面側に貼り付けられたバー
コードラベル144に対応して逃げ溝146が形成され
ており、このバーコードラベル144の厚さによって前
記蓄積性蛍光体シート22が上下動することがない。こ
のため、蓄積性蛍光体シート22を光ガイド148に対
して一定の位置関係に維持することができ、読み取り誤
差の発生が確実に阻止される。
【0045】また、フォトマルチプライヤ150が枠体
158に固定されており、このフォトマルチプライヤ1
50自体の振動による読み取り精度の低下を防止するこ
とが可能になる。さらにまた、読み取り部112は、幅
寄せ搬送部132および後搬送部133との相対位置を
維持したまま、これらと一体的にリニアガイド160を
介して引き出し可能である。これにより、メンテナンス
作業等が容易に行われるとともに、蓄積性蛍光体シート
22の搬送安定性が有効に維持されることになる。
158に固定されており、このフォトマルチプライヤ1
50自体の振動による読み取り精度の低下を防止するこ
とが可能になる。さらにまた、読み取り部112は、幅
寄せ搬送部132および後搬送部133との相対位置を
維持したまま、これらと一体的にリニアガイド160を
介して引き出し可能である。これにより、メンテナンス
作業等が容易に行われるとともに、蓄積性蛍光体シート
22の搬送安定性が有効に維持されることになる。
【0046】読み取り処理後の蓄積性蛍光体シート22
は、後搬送部133を介して鉛直上方向に向かって搬送
され、その搬送方向先端側が電源部162の上方で水平
方向に案内され、この蓄積性蛍光体シート22が前記後
搬送部133から消去搬送部164に受け渡される。消
去搬送部164では、蓄積性蛍光体シート22がセンサ
166を通過することにより、このセンサ166からコ
ントローラ170にその信号が送られ、前記消去搬送部
164の駆動が停止される。その際、センサ166の検
出信号に基づいてソフトウエアを介さずに、直接、消去
搬送部164を構成する駆動源(モータ等)を停止させ
る回路が設けられている。このため、ソフトウエアの暴
走によって蓄積性蛍光体シート22が消去搬送部164
から離脱してしまうことを確実に阻止することができ
る。そして、一旦停止された消去搬送部164が逆方向
に駆動されることによって、蓄積性蛍光体シート22が
後搬送部133による搬送方向後端部を先端部として水
平方向に搬送され、消去部110に設けられた複数の消
去用光源119を介してこの蓄積性蛍光体シート22に
残存する放射線画像情報の消去が行われる。消去処理後
の蓄積性蛍光体シート22は、搬送系58に合流して上
方に搬送された後、昇降枚葉部50の作用下に、例え
ば、第1装填部30aに配置されている空のカセッテ1
8内に送り込まれる。
は、後搬送部133を介して鉛直上方向に向かって搬送
され、その搬送方向先端側が電源部162の上方で水平
方向に案内され、この蓄積性蛍光体シート22が前記後
搬送部133から消去搬送部164に受け渡される。消
去搬送部164では、蓄積性蛍光体シート22がセンサ
166を通過することにより、このセンサ166からコ
ントローラ170にその信号が送られ、前記消去搬送部
164の駆動が停止される。その際、センサ166の検
出信号に基づいてソフトウエアを介さずに、直接、消去
搬送部164を構成する駆動源(モータ等)を停止させ
る回路が設けられている。このため、ソフトウエアの暴
走によって蓄積性蛍光体シート22が消去搬送部164
から離脱してしまうことを確実に阻止することができ
る。そして、一旦停止された消去搬送部164が逆方向
に駆動されることによって、蓄積性蛍光体シート22が
後搬送部133による搬送方向後端部を先端部として水
平方向に搬送され、消去部110に設けられた複数の消
去用光源119を介してこの蓄積性蛍光体シート22に
残存する放射線画像情報の消去が行われる。消去処理後
の蓄積性蛍光体シート22は、搬送系58に合流して上
方に搬送された後、昇降枚葉部50の作用下に、例え
ば、第1装填部30aに配置されている空のカセッテ1
8内に送り込まれる。
【0047】ここで、搬送系58を構成する各ローラ対
114では、図7に示すように、回転軸127を介して
モータ120の回転力を伝達するためのタイミングベル
ト126が設けられるとともに、このタイミングベルト
126がカバー部材128で覆われている。従って、タ
イミングベルト126から装置本体10a内に塵埃等が
落下して浮遊することを確実に阻止することが可能にな
る。
114では、図7に示すように、回転軸127を介して
モータ120の回転力を伝達するためのタイミングベル
ト126が設けられるとともに、このタイミングベルト
126がカバー部材128で覆われている。従って、タ
イミングベルト126から装置本体10a内に塵埃等が
落下して浮遊することを確実に阻止することが可能にな
る。
【0048】なお、1枚目の蓄積性蛍光体シート22が
読み取り部112の直前に移送される際、昇降枚葉部5
0が昇降動作を行って、例えば、第3装填部30cに装
填されているカセッテ18内の蓄積性蛍光体シート22
を枚葉する位置に待機している。そして、装置本体10
aの内部では、複数枚の蓄積性蛍光体シート22がそれ
ぞれ所定の処理を施されることになり、効率的な画像処
理作業が遂行されている。第1乃至第4装填部30a、
30b、30cおよび30dに装填されている全てのカ
セッテ18内の蓄積性蛍光体シート22が、読み取り処
理および消去処理を施されて前記カセッテ18内に戻さ
れた後、作業者は前記カセッテ18をカセッテ装填部2
0から引き出す作業を行う。
読み取り部112の直前に移送される際、昇降枚葉部5
0が昇降動作を行って、例えば、第3装填部30cに装
填されているカセッテ18内の蓄積性蛍光体シート22
を枚葉する位置に待機している。そして、装置本体10
aの内部では、複数枚の蓄積性蛍光体シート22がそれ
ぞれ所定の処理を施されることになり、効率的な画像処
理作業が遂行されている。第1乃至第4装填部30a、
30b、30cおよび30dに装填されている全てのカ
セッテ18内の蓄積性蛍光体シート22が、読み取り処
理および消去処理を施されて前記カセッテ18内に戻さ
れた後、作業者は前記カセッテ18をカセッテ装填部2
0から引き出す作業を行う。
【0049】具体的には、例えば、第1装填部30aに
装填されているカセッテ18を支持台32に沿って引き
出すと、この第1装填部30aに設けられている閉蓋手
段(図示せず)がこのカセッテ18の蓋体28を閉動
し、開口部26が遮光された状態で前記カセッテ18が
前記第1装填部30aから取り出される。第1装填部3
0aから取り出されたカセッテ18は、一旦、載置部4
0を構成する載置台42上に配置され、同様に、第2乃
至第4装填部30b、30cおよび30dに装填されて
いる各カセッテ18が、順次、取り出されてこの載置台
42上に一体的に積層される。これにより、載置台42
上には4つのカセッテ18が一体的に積層されており、
作業者はこの4つのカセッテ18を一括して把持し、図
示しない撮影装置等に搬送する。
装填されているカセッテ18を支持台32に沿って引き
出すと、この第1装填部30aに設けられている閉蓋手
段(図示せず)がこのカセッテ18の蓋体28を閉動
し、開口部26が遮光された状態で前記カセッテ18が
前記第1装填部30aから取り出される。第1装填部3
0aから取り出されたカセッテ18は、一旦、載置部4
0を構成する載置台42上に配置され、同様に、第2乃
至第4装填部30b、30cおよび30dに装填されて
いる各カセッテ18が、順次、取り出されてこの載置台
42上に一体的に積層される。これにより、載置台42
上には4つのカセッテ18が一体的に積層されており、
作業者はこの4つのカセッテ18を一括して把持し、図
示しない撮影装置等に搬送する。
【0050】この場合、第1の実施形態では、カセッテ
装填部20の直下にカセッテ18を一旦配置するための
載置部40が設けられており、この載置部40を構成す
る載置台42上には、前記カセッテ装填部20に装填さ
れる前記カセッテ18の数と同数あるいはそれ以上の数
の該カセッテ18を一旦配置している。そして、載置台
42上の各カセッテ18を1つずつ第1乃至第4装填部
30a、30b、30cおよび30dに装填する作業が
行われる。
装填部20の直下にカセッテ18を一旦配置するための
載置部40が設けられており、この載置部40を構成す
る載置台42上には、前記カセッテ装填部20に装填さ
れる前記カセッテ18の数と同数あるいはそれ以上の数
の該カセッテ18を一旦配置している。そして、載置台
42上の各カセッテ18を1つずつ第1乃至第4装填部
30a、30b、30cおよび30dに装填する作業が
行われる。
【0051】このため、図示しない撮影装置からカセッ
テ装填部20にカセッテ18を1つずつ移送する際のよ
うな非効率的な作業が回避されるとともに、複数、例え
ば、4つのカセッテ18を一旦載置するためのテーブル
等を別途用意する必要がない。しかも、カセッテ装填部
20とこのカセッテ装填部20の直下に設けられている
載置部40との間でカセッテ18を取り扱うため、この
カセッテ18の取り扱い作業が上下方向の流れだけで遂
行される。
テ装填部20にカセッテ18を1つずつ移送する際のよ
うな非効率的な作業が回避されるとともに、複数、例え
ば、4つのカセッテ18を一旦載置するためのテーブル
等を別途用意する必要がない。しかも、カセッテ装填部
20とこのカセッテ装填部20の直下に設けられている
載置部40との間でカセッテ18を取り扱うため、この
カセッテ18の取り扱い作業が上下方向の流れだけで遂
行される。
【0052】これにより、カセッテ18の取り扱い操作
性が一挙に向上するという効果が得られる。特に、作業
性の向上を図るために複数のカセッテ18を一括して取
り扱う際に、このカセッテ18の取り扱い作業が円滑か
つ迅速に行われることになる。また、装置本体10aと
は別途にテーブル等を用いる必要がなく、前記テーブル
等の設置スペースが不要になり、スペースの有効活用が
図られる。
性が一挙に向上するという効果が得られる。特に、作業
性の向上を図るために複数のカセッテ18を一括して取
り扱う際に、このカセッテ18の取り扱い作業が円滑か
つ迅速に行われることになる。また、装置本体10aと
は別途にテーブル等を用いる必要がなく、前記テーブル
等の設置スペースが不要になり、スペースの有効活用が
図られる。
【0053】さらにまた、載置部40では、載置台42
が底板44に対してスライド自在であり、この底板44
に対する固定位置が少なくとも2個所に設定自在である
(図4および図5参照)。従って、作業者は、予め作業
性を考慮して載置台42の位置を選択することができ、
カセッテ18の取り扱い作業性が一層向上するという利
点がある。
が底板44に対してスライド自在であり、この底板44
に対する固定位置が少なくとも2個所に設定自在である
(図4および図5参照)。従って、作業者は、予め作業
性を考慮して載置台42の位置を選択することができ、
カセッテ18の取り扱い作業性が一層向上するという利
点がある。
【0054】また、載置台42には、カセッテ18の寸
法に応じて係止板46が設けられており、この係止板4
6がストッパとしての機能を有する。これにより、カセ
ッテ18が必要以上に装置本体10aの内方に配置され
ることがなく、作業性の向上が図られる。なお、載置台
42は、画像情報読取装置10が設置された後、オプシ
ョンで装置本体10aに取り付けることができる。さら
に、載置台42は、カセッテ装填部20の直下に設けら
れているが、下方向であればよく、また、前記カセッテ
装填部20の左右方向に設けてもよい。
法に応じて係止板46が設けられており、この係止板4
6がストッパとしての機能を有する。これにより、カセ
ッテ18が必要以上に装置本体10aの内方に配置され
ることがなく、作業性の向上が図られる。なお、載置台
42は、画像情報読取装置10が設置された後、オプシ
ョンで装置本体10aに取り付けることができる。さら
に、載置台42は、カセッテ装填部20の直下に設けら
れているが、下方向であればよく、また、前記カセッテ
装填部20の左右方向に設けてもよい。
【0055】図9は、本発明の第2の実施形態に係る画
像情報読取装置200の斜視説明図であり、図10は前
記画像情報読取装置200の概略構成説明図である。な
お、第1の実施形態に係る画像情報読取装置10と同一
の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説
明は省略する。
像情報読取装置200の斜視説明図であり、図10は前
記画像情報読取装置200の概略構成説明図である。な
お、第1の実施形態に係る画像情報読取装置10と同一
の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説
明は省略する。
【0056】画像情報読取装置200を構成する装置本
体200aの前面(操作面)には、単一のカセッテ18
を装填するカセッテ装填部202が設けられる。このカ
セッテ装填部202の直下には、複数のカセッテ18を
一体的に積層した状態で配置可能な載置部204が設け
られる。図10に示すように、カセッテ装填部202の
内部には、カセッテ18内に収容されている蓄積性蛍光
体シート22を取り出すとともに読み取り消去後の前記
蓄積性蛍光体シート22を前記カセッテ18内に戻す枚
葉部206が設けられる。消去部110は、搬送系58
を構成する鉛直搬送路上に設けられている。
体200aの前面(操作面)には、単一のカセッテ18
を装填するカセッテ装填部202が設けられる。このカ
セッテ装填部202の直下には、複数のカセッテ18を
一体的に積層した状態で配置可能な載置部204が設け
られる。図10に示すように、カセッテ装填部202の
内部には、カセッテ18内に収容されている蓄積性蛍光
体シート22を取り出すとともに読み取り消去後の前記
蓄積性蛍光体シート22を前記カセッテ18内に戻す枚
葉部206が設けられる。消去部110は、搬送系58
を構成する鉛直搬送路上に設けられている。
【0057】このように構成される画像情報読取装置2
00では、例えば、読み取り前の蓄積性蛍光体シート2
2を収容する複数のカセッテ18が一体的に積層された
状態で載置部204に配置され、最上位の前記カセッテ
18がカセッテ装填部202に装填される。
00では、例えば、読み取り前の蓄積性蛍光体シート2
2を収容する複数のカセッテ18が一体的に積層された
状態で載置部204に配置され、最上位の前記カセッテ
18がカセッテ装填部202に装填される。
【0058】このカセッテ18内の蓄積性蛍光体シート
22は、枚葉部206の作用下に前記カセッテ18から
取り出された後、搬送系58を介して読み取り部112
に搬送される。この読み取り部112では、第1の実施
形態と同様に、蓄積性蛍光体シート22が矢印A方向に
副走査搬送されながらレーザ光Lの照射によって画像情
報が光電的に読み取られる。さらに、蓄積性蛍光体シー
ト22は、搬送系58を介して逆方向に移動しながら消
去部110により残存する放射線画像情報の消去が行わ
れる。
22は、枚葉部206の作用下に前記カセッテ18から
取り出された後、搬送系58を介して読み取り部112
に搬送される。この読み取り部112では、第1の実施
形態と同様に、蓄積性蛍光体シート22が矢印A方向に
副走査搬送されながらレーザ光Lの照射によって画像情
報が光電的に読み取られる。さらに、蓄積性蛍光体シー
ト22は、搬送系58を介して逆方向に移動しながら消
去部110により残存する放射線画像情報の消去が行わ
れる。
【0059】次に、蓄積性蛍光体シート22は、枚葉部
206によってカセッテ18内に戻された後、このカセ
ッテ18がカセッテ装填部202から取り出される。読
み取り処理および消去処理が終了後の蓄積性蛍光体シー
ト22を収容するカセッテ18は、例えば、載置部20
4上に積層されているカセッテ18の最下位に配置され
る一方、最上位に配置されている新たなカセッテ18が
カセッテ装填部202に装填され、上記と同様な読み取
り処理および消去処理が遂行される。
206によってカセッテ18内に戻された後、このカセ
ッテ18がカセッテ装填部202から取り出される。読
み取り処理および消去処理が終了後の蓄積性蛍光体シー
ト22を収容するカセッテ18は、例えば、載置部20
4上に積層されているカセッテ18の最下位に配置され
る一方、最上位に配置されている新たなカセッテ18が
カセッテ装填部202に装填され、上記と同様な読み取
り処理および消去処理が遂行される。
【0060】このように、第2の実施形態では、複数の
カセッテ18をカセッテ装填部202の直下に設けられ
た載置部204に配置することができ、このカセッテ装
填部202との間でのカセッテ18の取り扱い作業性が
有効に向上する等、第1の実施形態と同様の効果が得ら
れる。
カセッテ18をカセッテ装填部202の直下に設けられ
た載置部204に配置することができ、このカセッテ装
填部202との間でのカセッテ18の取り扱い作業性が
有効に向上する等、第1の実施形態と同様の効果が得ら
れる。
【0061】また、画像情報読取装置200が複数台設
けられている際には、先ず、複数のカセッテ18を一体
的に積層した状態で載置部204に一旦配置し、最上位
の前記カセッテ18をカセッテ装填部202に装填す
る。次いで、残余のカセッテ18を載置部204から一
体的に取り出して他の画像情報読取装置200等に搬送
する。これにより、該カセッテ18の取り扱い作業性が
有効に向上するという効果が得られる。
けられている際には、先ず、複数のカセッテ18を一体
的に積層した状態で載置部204に一旦配置し、最上位
の前記カセッテ18をカセッテ装填部202に装填す
る。次いで、残余のカセッテ18を載置部204から一
体的に取り出して他の画像情報読取装置200等に搬送
する。これにより、該カセッテ18の取り扱い作業性が
有効に向上するという効果が得られる。
【0062】なお、第1および第2の実施形態では、カ
セッテ装填部20、202がカセッテ18を水平姿勢で
装填するため、載置部40、204で前記カセッテ18
を水平姿勢で配置するように構成されている。カセッテ
装填部20、202と載置部40、204とでカセッテ
18を略平行な姿勢に維持するためである。従って、例
えば、カセッテ18を斜めに装填するカセッテ装填部が
設けられている場合には、載置部はこのカセッテ18を
斜めに配置するように構成される。また、第1および第
2の実施形態では、カセッテ装填部20、202の直下
に載置部40、204を設けているが、これに限定され
るものではなく、前記カセッテ装填部20、202の側
方に載置部40、204を設けることができる。
セッテ装填部20、202がカセッテ18を水平姿勢で
装填するため、載置部40、204で前記カセッテ18
を水平姿勢で配置するように構成されている。カセッテ
装填部20、202と載置部40、204とでカセッテ
18を略平行な姿勢に維持するためである。従って、例
えば、カセッテ18を斜めに装填するカセッテ装填部が
設けられている場合には、載置部はこのカセッテ18を
斜めに配置するように構成される。また、第1および第
2の実施形態では、カセッテ装填部20、202の直下
に載置部40、204を設けているが、これに限定され
るものではなく、前記カセッテ装填部20、202の側
方に載置部40、204を設けることができる。
【0063】図11は、本発明の第3の実施形態に係る
画像情報読取装置300の概略構成説明図である。な
お、第1の実施形態に係る画像情報読取装置10と同一
の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説
明は省略する。
画像情報読取装置300の概略構成説明図である。な
お、第1の実施形態に係る画像情報読取装置10と同一
の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説
明は省略する。
【0064】画像情報読取装置300を構成する装置本
体300aの前面部には、カセッテ装填部302が設け
られ、このカセッテ装填部302には、例えば、上下に
3段に構成される第1乃至第3装填部304a、304
bおよび304cを備える。装置本体300a内には、
第1乃至第3装填部304a、304bおよび304c
に対応して第1乃至第3枚葉部306a、306bおよ
び306cが配置されるとともに、前記第1乃至第3枚
葉部306a、306bおよび306cに並列して第1
乃至第3消去部308a、308bおよび308cが配
置されている。
体300aの前面部には、カセッテ装填部302が設け
られ、このカセッテ装填部302には、例えば、上下に
3段に構成される第1乃至第3装填部304a、304
bおよび304cを備える。装置本体300a内には、
第1乃至第3装填部304a、304bおよび304c
に対応して第1乃至第3枚葉部306a、306bおよ
び306cが配置されるとともに、前記第1乃至第3枚
葉部306a、306bおよび306cに並列して第1
乃至第3消去部308a、308bおよび308cが配
置されている。
【0065】第1乃至第3消去部308a、308bお
よび308cと搬送系58との間には、第1乃至第3切
り替え搬送部310a、310bおよび310cが設け
られている。第1乃至第3切り替え搬送部310a、3
10bおよび310cは、第1乃至第3消去部308
a、308bおよび308cを搬送系58に切り替え可
能である。
よび308cと搬送系58との間には、第1乃至第3切
り替え搬送部310a、310bおよび310cが設け
られている。第1乃至第3切り替え搬送部310a、3
10bおよび310cは、第1乃至第3消去部308
a、308bおよび308cを搬送系58に切り替え可
能である。
【0066】このように構成される画像情報読取装置3
00では、例えば、第1装填部304aに装填されてい
るカセッテ18から取り出された蓄積性蛍光体シート2
2が読み取り部112で読み取り処理が行われた後に第
1消去部308aに搬送される際、第2装填部304b
に装填されているカセッテ18から蓄積性蛍光体シート
22が取り出され、この蓄積性蛍光体シート22を前記
読み取り部112に送り出すことができる。このため、
第1消去部308aで蓄積性蛍光体シート22に残存す
る放射線画像情報の消去処理を行うと同時に、読み取り
部112で蓄積性蛍光体シート22に読み取り処理が施
され、高速処理が一層確実に遂行されるという効果が得
られる。
00では、例えば、第1装填部304aに装填されてい
るカセッテ18から取り出された蓄積性蛍光体シート2
2が読み取り部112で読み取り処理が行われた後に第
1消去部308aに搬送される際、第2装填部304b
に装填されているカセッテ18から蓄積性蛍光体シート
22が取り出され、この蓄積性蛍光体シート22を前記
読み取り部112に送り出すことができる。このため、
第1消去部308aで蓄積性蛍光体シート22に残存す
る放射線画像情報の消去処理を行うと同時に、読み取り
部112で蓄積性蛍光体シート22に読み取り処理が施
され、高速処理が一層確実に遂行されるという効果が得
られる。
【0067】
【発明の効果】本発明に係る画像情報読取装置では、装
置本体にカセッテ装填部の直下に位置して載置台が設け
られており、所定数のカセッテをこの載置部に一旦配置
することによって、作業者が処理前または処理後の蓄積
性蛍光体シートを収容した前記カセッテを専用テーブル
等の上に一旦配置する必要がない。これにより、テーブ
ル等の設置スペースが不要になるとともに、カセッテの
取り扱い作業性が有効に向上する。しかも、載置部がカ
セッテ装填部の直下に位置するため、カセッテの取り扱
い作業が上下方向の流れで遂行され、カセッテの操作が
円滑かつ迅速に行われる。
置本体にカセッテ装填部の直下に位置して載置台が設け
られており、所定数のカセッテをこの載置部に一旦配置
することによって、作業者が処理前または処理後の蓄積
性蛍光体シートを収容した前記カセッテを専用テーブル
等の上に一旦配置する必要がない。これにより、テーブ
ル等の設置スペースが不要になるとともに、カセッテの
取り扱い作業性が有効に向上する。しかも、載置部がカ
セッテ装填部の直下に位置するため、カセッテの取り扱
い作業が上下方向の流れで遂行され、カセッテの操作が
円滑かつ迅速に行われる。
【図1】本発明の第1の実施態様に係る画像情報読取装
置の斜視説明図である。
置の斜視説明図である。
【図2】前記画像情報読取装置の概略構成説明図であ
る。
る。
【図3】前記画像情報読取装置を構成する載置部の要部
斜視説明図である。
斜視説明図である。
【図4】前記載置部を構成する載置台が後端位置に配置
された状態の斜視説明図である。
された状態の斜視説明図である。
【図5】前記載置台が前端位置に配置された状態の斜視
説明図である。
説明図である。
【図6】前記画像情報読取装置を構成するパス切り替え
機構の概略斜視説明図である。
機構の概略斜視説明図である。
【図7】前記画像情報読取装置を構成する搬送系の駆動
手段の斜視説明図である。
手段の斜視説明図である。
【図8】前記画像情報読取装置を構成する読み取り部の
ローラ対の斜視説明図である。
ローラ対の斜視説明図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る画像情報読取装
置の斜視説明図である。
置の斜視説明図である。
【図10】前記画像情報読取装置の概略構成説明図であ
る。
る。
【図11】本発明の第3の実施形態に係る画像情報読取
装置の概略構成説明図である。
装置の概略構成説明図である。
10、200、300…画像情報読取装置 10a、200a、300a…装置本体 18…カセッテ 20、202、30
2…カセッテ装填部 22…蓄積性蛍光体シート 30a〜30d、304a〜304c…装填部 32…支持台 40、104…載置
部 42…載置台 46…係止板 50…昇降枚葉部 54、114…ロー
ラ対 56…昇降台 58…搬送系 60…パス切り替え機構 72…背面ガイド板 74…切り替え部材 92…揺動手段 110、308a〜308c…消去部 112…読み取り部 126…タイミング
ベルト 128…カバー部材 132…幅寄せ搬送
部 133…後搬送部 134…副走査搬送
機構 136…光学系 160…リニアガイ
ド 166…センサ 170…コントロー
ラ 306a〜306c…枚葉部 310a〜310c
…切り替え搬送部
2…カセッテ装填部 22…蓄積性蛍光体シート 30a〜30d、304a〜304c…装填部 32…支持台 40、104…載置
部 42…載置台 46…係止板 50…昇降枚葉部 54、114…ロー
ラ対 56…昇降台 58…搬送系 60…パス切り替え機構 72…背面ガイド板 74…切り替え部材 92…揺動手段 110、308a〜308c…消去部 112…読み取り部 126…タイミング
ベルト 128…カバー部材 132…幅寄せ搬送
部 133…後搬送部 134…副走査搬送
機構 136…光学系 160…リニアガイ
ド 166…センサ 170…コントロー
ラ 306a〜306c…枚葉部 310a〜310c
…切り替え搬送部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 譲 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 (72)発明者 ▲たか▼田 健治 神奈川県南足柄市竹松1250番地 富士機器 工業株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】蓄積性蛍光体シートを収容可能なカセッテ
を着脱自在に装填するカセッテ装填部と、前記カセッテ
から前記蓄積性蛍光体シートを取り出す枚葉部と、前記
蓄積性蛍光体シートに蓄積記録された放射線画像情報の
読み取りを行う読み取り部と、読み取り後に前記蓄積性
蛍光体シートに残存する放射線画像情報を消去する消去
部とを備えた画像情報読取装置であって、 装置本体には、前記カセッテを一旦配置可能な載置部が
設けられることを特徴とする画像情報読取装置。 - 【請求項2】請求項1記載の画像情報読取装置におい
て、前記載置部は、前記カセッテ装填部の近傍でかつ該
カセッテ装填部の左右方向または下方向に対応して配置
されることを特徴とする画像情報読取装置。 - 【請求項3】請求項1または2記載の画像情報読取装置
において、前記載置部は、前記カセッテ装填部での前記
カセッテの装填姿勢と略平行な姿勢で該カセッテを配置
可能に構成されることを特徴とする画像情報読取装置。 - 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画
像情報読取装置において、前記載置部は、前記カセッテ
を水平姿勢で配置可能に構成されることを特徴とする画
像情報読取装置。 - 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画
像情報読取装置において、前記載置部は、複数の前記カ
セッテを一体的に積層した状態で配置可能な載置台を備
えることを特徴とする画像情報読取装置。 - 【請求項6】請求項5記載の画像情報読取装置におい
て、前記載置台は、前記装置本体に対して固定位置を選
択可能に構成されることを特徴とする画像情報読取装
置。 - 【請求項7】請求項5または6記載の画像情報読取装置
において、前記載置台は、前記カセッテの中、寸法の小
さな該カセッテを位置決めするための係止部を設けるこ
とを特徴とする画像情報読取装置。 - 【請求項8】請求項1または2記載の画像情報読取装置
において、前記カセッテ装填部は、複数の前記カセッテ
を多段に装填するとともに、 前記載置部は、多段に装填される複数の前記カセッテと
同数またはそれ以上の数の前記カセッテを一体的に積層
した状態で配置可能に構成されることを特徴とする画像
情報読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11076824A JP2000002956A (ja) | 1998-03-25 | 1999-03-19 | 画像情報読取装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10-77106 | 1998-03-25 | ||
JP7710698 | 1998-03-25 | ||
JP11076824A JP2000002956A (ja) | 1998-03-25 | 1999-03-19 | 画像情報読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000002956A true JP2000002956A (ja) | 2000-01-07 |
Family
ID=26417945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11076824A Pending JP2000002956A (ja) | 1998-03-25 | 1999-03-19 | 画像情報読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000002956A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006267454A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Fuji Photo Film Co Ltd | 画像読取装置 |
-
1999
- 1999-03-19 JP JP11076824A patent/JP2000002956A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006267454A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Fuji Photo Film Co Ltd | 画像読取装置 |
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