JP2000001254A - 接着テ―プ用収納ケ―ス - Google Patents

接着テ―プ用収納ケ―ス

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JP2000001254A JP16766299A JP16766299A JP2000001254A JP 2000001254 A JP2000001254 A JP 2000001254A JP 16766299 A JP16766299 A JP 16766299A JP 16766299 A JP16766299 A JP 16766299A JP 2000001254 A JP2000001254 A JP 2000001254A
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Souchiyoru Ri
相▲ちょる▼ 李
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H35/00Delivering articles from cutting or line-perforating machines; Article or web delivery apparatus incorporating cutting or line-perforating devices, e.g. adhesive tape dispensers
    • B65H35/0006Article or web delivery apparatus incorporating cutting or line-perforating devices
    • B65H35/002Hand-held or table apparatus
    • B65H35/0026Hand-held or table apparatus for delivering pressure-sensitive adhesive tape

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着テープ用収納ケースの使用上の不具合を
解消する。すなわち、付着物等による接着力の低下を防
ぎ、接着テープの切断箇所をきれいに保つ。 【解決手段】 ロール状の接着テープTが円筒部101
に回転可能に装着され、着脱可能な蓋110を有する略
拳銃形状のケース本体100と;ケース本体100の引
き金部位に設けられ、ケース本体100に形成された長
孔102を通して外部に突出する引き金220を引くこ
とにより、これに応動して回転するドラム250により
接着テープTを引出し口120を通して外部に引き出す
引出し手段と;ケース本体100の銃身部位に設けら
れ、ケース本体100の銃身の上面に摺動可能に設けら
れている操作摘み310を後方に移動させることによ
り、これに応動して昇降するカッタ340により、引出
し手段により引き出された接着テープTを切断するカッ
ティング手段とからなる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文房具として広く
用いられる接着テープ用収納ケースに関する
【0002】
【従来の技術】接着テープは、紙やその他の物品等を貼
り付けるために用いられるロール状に巻取られた多用途
テープの1種である。この接着テープを収納する収納ケ
ースは、通常、アクリル等の透明な材質からなっている
ため、その内部に挿着された接着テープの残余量を容易
に確認することができる。
【0003】この収納ケースは、ロール状の接着テープ
を容易に着脱することができるように、一側面が開口さ
れた略6字形の有底筒状をなし、その収納部の略中央部
位には、ロール状の接着テープが回転可能に装着される
筒状部が形成されており、収納ケースの開口面は、通
常、紙からなる蓋により覆われている。
【0004】また、収納ケースには、収納部内の接着テ
ープを外部に容易に引き出せるように、その外周面から
張り出した張出部が形成されており、この張出部の先端
には、引き出される接着テープの所定箇所を人為的に貼
り付けることができるようにした仮安着部と、この仮安
着部の真ん前に多数の鋸目が一例に突設された切断部と
が形成されている。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来の接着テープ用収納ケースは、接着テープを使用
する毎に、仮安着部に貼り付けられている接着テープの
先端を手で取り外さなければならないし、また、接着テ
ープを切り取る時には、引き出された接着テープ切断箇
所を仮安着部に貼り付けながら切断部に当てて下方に引
っ張ることにより切断しなければならないものであっ
た。このため、全ての過程が手作業だけによるため、使
用上の不具合があった。
【0006】また、接着テープの取外し時及び切取り時
には、接着テープの接着面に指紋や塵等の異物が付くの
で、接着力が低下する問題点があり、特に、接着テープ
の切断箇所が切断部により鋸目状に切断されるので、外
観がきれいにならない問題点もあった。
【0007】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、ケース本体内に引出し手段とカッテ
ィング手段とを設け、接着テープの使用時、ケース本体
内に収納されているロール状の接着テープをケース本体
から自動的に所望の長さだけ引き出せることができると
共に、引き出された接着テープを自動的に切り取ること
ができるようにすることにより、使用の勝手を向上させ
た接着テープ用収納ケースの提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の接着テープ用収
納ケースは、上記の目的を達成するために、ロール状の
接着テープが円筒部に回転可能に装着され、着脱可能な
蓋を有する略拳銃形状のケース本体と;上記ケース本体
の引き金部位に設けられ、上記ケース本体に形成された
長孔を通して外部に突出する引き金を引くと、これに応
動して回転するドラムにより上記接着テープを引出し口
を通って外部に引き出す引出し手段と;上記ケース本体
の銃身部位に設けられ、上記ケース本体の銃身の上面に
摺動可能に設けられた操作摘みを後方に移動させること
により、これに応動して昇降するカッタにより、上記引
出し手段により引き出された接着テープを切断するカッ
ティング手段とにより構成したことを特徴とする。
【0009】そして、上記ケース本体の銃身の先端に
は、カッティング手段により切断された接着テープを押
圧して被接着面に貼り付けるための断面半円状の押圧部
を形成するのが好ましい。
【0010】また、本発明によれば、上記引出し手段
は、上記ケース本体の両側面に軸支される第1回転軸
と;上記第1回転軸に回動可能に軸設される円筒状端部
が一体に形成されるとともに、略中央部位にピン結合さ
れ、且つ1トーションスプリングにより下向けに付勢さ
れるプッシュ鎹を有する引き金と;上記引き金の円筒状
端部の一端に装着されて上記引き金を所定位置に付勢す
る第2トーションスプリングと;上記引き金の円筒状端
部の他端が軸支される軸支孔が形成された円弧板と、こ
の円弧板と一体に形成されるとともに、両端部に、上記
ケース本体に形成された1対の凹溝に係止される係止片
が各々形成された保持板とからなり、さらに、上記円弧
板に設けられたピンに回転可能に軸設される引出しロー
ラと、上記保持板の略中央部位にピン結合され、第3ト
ーションスプリングにより上向けに付勢される逆止鎹と
を有する保持部と;上記第1回転軸の両端部に各々軸設
され、内周面には上記プッシュ鎹と逆止鎹とが各々係合
されるラチェットが形成され、外周面にはベルトが巻装
されるベルト溝が形成された有底筒状の1対のドラム
と;上記ベルトにより上記ドラムと連結される第2回転
軸と、この第2回転軸と上記ドラムとの間の間隙を維持
する1対の間隙維持板と、上記第2回転軸に軸設される
複数の補助ローラとからなり、上記複数の補助ローラが
上記第2回転軸と共に回転して上記接着テープを上記引
出し口へ案内する案内部と;で構成したことを特徴とす
る。
【0011】そして、上記保持板の後方の端部には、接
着テープの引出し時、上記接着テープの接着面が上記保
持板の後方の端部に付かないように鋸歯状の突起を一体
に形成するのが好ましい。且つ、上記補助ローラは、上
記接着テープの接着面との接触面積を最小化するため
に、その外周面をギヤ形状に形成するのが好ましい。
【0012】また、本発明によれば、上記カッティング
手段は、上記ケース本体の銃身の上面に摺動可能に設け
られ、裏面に1対の垂下突起が形成された操作摘みと;
上記ケース本体の側壁に設けられたピンに回動可能に軸
設され、上記操作摘みの摺動に応動して上記ピンを支点
にして回動するカムと;先端に1対の突起が設けられ、
長手方向に沿って第4トーションスプリングが装着され
るスリットと長孔とが形成され、両側面に1対の軸突起
が設けられ、基端部が第5トーションスプリングにより
下方に付勢され、上記カムの回動に応動して上記1対の
軸突起を支点にして回動するレバーと;上端部に上記レ
バーの1対の突起が貫通する1対の貫通穴と上記第5ト
ーションスプリングが通過するV溝とが形成され、上記
レバーの先端に固定されて昇降するカッタと;一側面に
上記レバーの1対の突起を案内する1対の案内溝と上記
第5トーションスプリングの先端が係止される係止穴と
が形成され、上記カッタと共に下降して、引き出された
接着テープを押圧して挟持する押圧板と;で構成したこ
とを特徴とする。
【0013】また、本発明においては、ロール状の接着
テープを回転可能に収納するとともにテープ引出し口を
有するケース本体と、前記接着テープに沿うように配し
た回転ドラムと、この回転ドラムを回転させる引き金
と、引き出される接着テープに対して接近する方向と離
反する方向とに往復移動が可能なカッタと、このカッタ
を移動させる操作部材とからなり、引き金を引いて回転
ドラムを回転させることにより接着テープをテープ引出
し口から引出し、引出した接着テープを操作部材を介し
てカッタを移動させることにより切断するようにしても
よい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施形態の接着テープ
用収納ケースを示す全体斜視図であり、図2は、この接
着テープ用収納ケース内に引出し手段とカッティング手
段とが設けられた状態を示す要部横断面図である。
【0016】図3は、上記引出し手段の作動状態を示す
要部構成図であり、図4は、この引出し手段の分解斜視
図であり、図5は、この引出し手段の組み立て状態を示
す斜視図である。
【0017】図6は、上記接着テープ用収納ケースから
カッティング手段を分離した状態を示す斜視図であり、
図7は、このカッティング手段の分解斜視図である。
【0018】図8は、上記カッティング手段により接着
テープが切断される直前の動作状態を示す作動説明図で
あり、図9は、このカッティング手段により接着テープ
が切断される動作状態を示す作動説明図である。
【0019】本発明の接着テープ用収納ケースは、図1
及び図2に示すように、大別して、着脱可能な蓋110
を有する略拳銃形状のケース本体100と;このケース
本体100の引き金部位に設けられ、ケース本体の引き
金部位に形成された長孔102を通して外部に突出され
ている引き金220を引くと、これに応動して回転する
ドラム250により接着テープTを外部に引き出せる引
出し手段と;上記ケース本体100の銃身部位に設けら
れ、ケース本体の銃身の上面に摺動可能に設けられてい
る操作摘み310を後方に移動させることにより、これ
に応動して昇降するカッタ340により上記引出し手段
により引き出された接着テープTを切断するカッティン
グ手段と;で構成されている。
【0020】上記ケース本体100は、図2に示すよう
に、ロール状の接着テープTが挿着される収納部位と、
引出し手段が設けられる引き金部位と、カッティング手
段が設けられる銃身部位とで構成される。
【0021】上記収納部位の略中央部には、ロール状の
接着テープTが回転可能に装着される円筒部101が形
成されている。また、上記引出し手段が設けられる引き
金部位には、引き金220が突出する長孔102と接着
テープTが外部に引き出される引出し口120が形成さ
れている。また、上記カッティング手段が設けられる銃
身部位の先端には、上記カッティング手段により切断さ
れた接着テープTを押圧して被接着面に貼り付けるため
の断面半円状の押圧部130が形成されている。
【0022】上記引出し手段は、図3〜図5に示すよう
に、大別して、第1回転軸210と、引き金220と、
保持部240と、1対のドラム250と、案内部270
とで構成されている。
【0023】上記第1回転軸210は、上記ケース本体
100の両側面に形成された図示しない軸受けに回転可
能に軸支されている。
【0024】上記引き金220には、上記第1回転軸2
10に回動可能に軸設される円筒状端部221が一体に
形成されており、この引き金220の略中央部位には、
第1トーションスプリング222により下向けに付勢さ
れるとともに後述するドラム250のラチェット251
に係合するプッシュ鎹223がピン結合されている。
【0025】そして、上記引き金220は、その円筒状
端部221の一端に装着される第2トーションスプリン
グ230により、常に前方の所定位置に付勢されてい
る。
【0026】上記保持部240は、図3及び図4に示す
ように、上記引き金220の円筒状端部221の他端が
軸支される軸支孔241aと外周面近傍に設けられたピ
ン241bとを有する円弧板241と、この円弧板24
1に一体に形成され、上記ケース本体100に形成され
た1対の凹溝103に係止されるT字形の係止片242
aが両端部に各々形成された保持板242とで構成され
ている。また、上記保持板242の後方の端部には、接
着テープTが引き出される際に、この接着テープの接着
面が保持板242の後方の端部に付かないように鋸歯状
の突起242bが一体に形成されている。
【0027】そして、上記円弧板241のピン241b
には、接着テープTが円滑に引き出されるように導く引
出しローラ243が回転可能に軸設されている。且つ、
上記保持板242の略中央部位には、第3トーションス
プリング244により上向けに付勢されるとともに後述
するドラム250のラチェット251に係合する逆止鎹
245がピン結合されている。
【0028】上記1対のドラム250は有底筒状をな
し、上記第1回転軸210の両端部に各々軸設され、そ
の内周面には、上記引き金220にピン結合されたプッ
シュ鎹223と上記保持板242にピン結合された逆止
鎹245とが各々係合するラチェット251が形成さ
れ、外周面には、ドラム250の回転力を後述する案内
部270の第2回転軸271に伝達するためのベルト2
60が巻装されるベルト溝252が形成されている。
【0029】上記案内部270は、上記ベルト260が
巻装され、ケース本体100の両側面に形成された図示
しない軸受けに回転可能に軸支される第2回転軸271
と、この第2回転軸271と上記ドラム250との間の
間隙を維持する1対の略三角形状の間隙維持板272
と、上記第2回転軸271に軸設される複数の補助ロー
ラ273とからなり、上記複数の補助ローラ273が第
2回転軸271と共に回転して引き出される接着テープ
Tを引出し口120へ案内する。
【0030】そして、上記補助ローラ273は、上記接
着テープTの接着面との接触面積を最小化するために、
その外周面をギヤ形状に形成するのが好ましい。
【0031】このように構成された引出し手段は、図5
に示すように、組み立てられた状態で上記ケース本体1
00の引き金部位に装着される。
【0032】上記カッティング手段は、図6乃至図9に
示すように、大別して、操作摘み310と、カム320
と、レバー330と、カッタ340と、押圧板350と
で構成されている。
【0033】上記操作摘み310は、上記ケース本体1
00の銃身の上面に摺動可能に設けられ、その裏面に
は、後述するカム320の垂直突起と係合する1対の垂
下突起311が形成されている。
【0034】上記カム320は、略逆F字形をなし、上
記ケース本体100の側壁に設けられたピン105に回
動可能に軸設されている。
【0035】上記レバー330は略へ字形をなし、先端
には、後述するカッタ340を固設するための1対の突
起331が形成され、この1対の突起331の間には、
このレバー330の長手方向に沿って第4トーションス
プリング332を装着するためのスリット333と長孔
334とが形成され、上記レバー330の両側端面に
は、上記ケース本体100の両側面に形成された図示し
ない軸受けに回転可能に軸支される1対の軸突起335
が設けられている。そして、上記レバー330は、その
基端部が第5トーションスプリング336により下方に
付勢されている。上記カッタ340は、上記レバー33
0の1対の突起331が貫通する1対の貫通穴341と
上記第5トーションスプリング332が通過するV溝3
42とを有し、上記レバー330の先端に固定されて昇
降する。
【0036】上記押圧板350には、一側面に上記レバ
ー330の1対の突起331を案内する1対の案内溝3
51と上記第5トーションスプリング332の先端が係
止される係止穴352とが形成され、この押圧板350
は上記カッタ340と共に下降して、引き出された接着
テープTを押圧してケース本体100の前壁との間で挟
持するようになっている。
【0037】このように構成されたカッティング手段
は、図6に示すように、組み立てられた状態で上記ケー
ス本体100の銃身部位に装着される。
【0038】次に、ケース本体100内にロール状の接
着テープTを挿着する挿着過程、引出し手段により接着
テープTが引き出される引出し過程、及びカッティング
手段により接着テープTが切断される切断過程について
説明する。
【0039】(接着テープの挿着過程)ロール状の接着
テープTをケース本体100の収納部位に挿着する際に
は、先ず、ケース本体100から蓋110を取り外した
後、ロール状の接着テープTの先端を少し引き剥がした
状態で、図1及び図2に示すように、このロール状の接
着テープTをケース本体100の収納部位の円筒部10
1に嵌合する。このとき、引き剥がした接着テープTの
先端部分は、次のように挿入される。すなわち、ガイド
棒105を経て、ドラム250と引出しローラ243と
複数の補助ローラ273との外周面にその接着面が各々
接着された状態であり、先端が引出し口120の外部に
突出するように挿入する。
【0040】その後、ケース本体100の開口面を蓋1
10で覆うことにより、ロール状の接着テープTの挿着
過程が完了する。
【0041】(接着テープTの引出し過程)接着テープ
Tを引き出す際には、図3に示すように、ケース本体1
00の長孔102を通って外部に突出する引き金220
を人差し指で引くと、引き金220は、第2トーション
スプリング230の弾力に抗して、第1回転軸210を
中点にして反時計方向に回動する。このとき、この引き
金220にピン結合されているプッシュ鎹223が上記
ドラム250のラチェット251に係合しているため、
上記引き金220の回動に応動して上記ドラム250が
反時計方向に回転する。
【0042】このように、上記ドラム250が反時計方
向に回転すると、このドラム250の外周面に接着され
ている接着テープTがドラム250と共に回転する。こ
のとき、1対のドラム250の間に位置した引出しロー
ラ243が、上記ドラム250の外周面に接着されてい
る接着テープTを押し上げて引き剥がすので、接着テー
プTは引出し口120に向けて円滑に前進する。
【0043】そして、この接着テープTは、ベルト26
0により連結されて上記ドラム250と共に回転する複
数の補助ローラ273により、引出し口120を通るよ
うに案内されて、外部に引き出される。
【0044】一方、上記引き金220の回動に応動して
回転するドラム250は、図3に示すように、このドラ
ム250のラチェット251に係合されている逆止鎹2
45により時計方向への逆回転が防止される。従って、
引かれた引き金220を解除すると、上記引き金220
は、上記第2トーションスプリング230により元の所
定位置に迅速に戻され、上記プッシュ鎹223は、第1
トーションスプリング222の弾力に抗してラチェット
251の歯を乗り越えて次のラチェット251の歯に係
合されることになる。
【0045】上述の引出し過程を数回繰り返すことによ
り、即ち、引き金220を数回引くことにより、接着テ
ープTを所望の長さだけ外部に引き出すことができる。
【0046】(接着テープの切断過程)上記引出し手段
により所望の長さだけ引き出された接着テープTを切断
する際には、図8及び図9に示すように、親指でケース
本体100の銃身の上面に設けられている操作摘み31
0を後方に移動させる。この操作摘み310の1対の垂
下突起311の間にカム320の垂直突起が係合されて
いるため、上記カム320がピン105を中点にして時
計方向に回動する。これにより、上記カム320の1対
の水平突起が第4トーションスプリング336の弾力に
抗してレバー330の基端部を押し上げることになり、
これにより、レバー330が軸突起335を中点にして
反時計方向に回動し、これに伴いレバー330の先端に
固定されたカッタ340が下降する。このとき、上記レ
バー330の長孔334内に装着された第5トーション
スプリング332により押圧板350が上記カッタ34
0と共に下降する。
【0047】ここで、図8に示すように、上記押圧板3
50は、上記カッタ340が接着テープTを切断する直
前に、引出し口120の下縁上に置かれている接着テー
プTを押圧して挟持する。
【0048】このように、上記引出し手段により引き出
された接着テープTが上記押圧板350の下端と引出し
口120の下縁とにより堅固に挟持され、この状態にお
いて、上記カッタ340は上記押圧板350の案内溝3
51に沿って更に下降する。したがって、上記接着テー
プTを容易に且つきれいに切断することができる。
【0049】そして、上記のように接着テープTを切断
した後に、上記操作摘み310の後方への移動を解除す
ると、上記第4トーションスプリング336により上記
レバー330の基端部が下降することにより、上記レバ
ー330の先端に固定された上記カッタ340及び上記
押圧板350が上昇して元の所定位置に戻されると共
に、上記レバー330の基端部が上記カム320の1対
の水平突起を押し付けて上記カム320を反時計方向に
回動させるため、上記操作摘み310は、上記カム32
0の垂直突起により元の所定位置に戻される。
【0050】カッティング手段により切断された接着テ
ープTは、そのまま指で摘んで被接着面に貼り付けても
よいが、そうすると、接着テープTの接着面に指紋等の
異物が付いて接着力が低下するおそれがある。ところ
が、カッティング手段により切断された接着テープT
は、図9に示すように、その未端が引出し口120の下
縁に接着されているため、この引出し口120の下縁に
接着された状態のままで接着テープTを被接着面上に置
いて上記押圧部130によりこれを押圧すると、上記の
ような接着テープTの指紋等の異物による接着力の低下
を防止することができる。
【0051】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
接着テープ用収納ケースによれば、引出し手段によりケ
ース本体内に収納されているロール状の接着テープを自
動的に所望の長さだけ引き出せることができると共に、
カッタにより上記引出し手段により引き出された接着テ
ープを自動的に且つきれいに切り取ることができるた
め、使用の勝手が向上される効果がある。
【0052】さらに、接着テープの接着力をより良好に
維持することができると共に、被接着面に接着された接
着テープの外観をよくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の接着テープ用収納ケー
スを示す斜視図。
【図2】 図1の接着テープ用収納ケース内に引出し手
段とカッティング手段とが設けられた状態を示す要部横
断面図。
【図3】 上記引出し手段の作動状態を示す要部構成
図。
【図4】 上記引出し手段の分解斜視図。
【図5】 上記引出し手段の組み立て状態を示す斜視
図。
【図6】 図1の接着テープ用収納ケースからカッティ
ング手段を分離した状態を示す斜視図。
【図7】 上記カッティング手段の分解斜視図。
【図8】 上記カッティング手段により接着テープが切
断される直前の動作状態を示す作動説明図。
【図9】 上記カッティング手段により接着テープが切
断された直後の動作状態を示す作動説明図。
【符号の説明】
T…接着テープ 100…ケース本体 110…蓋 120…引出し口 130…押圧部 210…第1回転軸 220…引き金 221…円筒状端部 222…第1トーションスプリング 223…プッシュ鎹 230…第2トーションスプリング 240…保持部 241…円弧板 242…保持板 243…引出しローラ 244…第3トーションスプリング 245…逆止鎹 250…ドラム 251…ラチェット 252…ベルト溝 260…ベルト 270…案内部 271…第2回転軸 272…間隙維持板 273…補助ローラ 310…操作摘み 320…カム 330…レバー 332…第4トーションスプリング 336…第5トーションスプリング 340…カッタ 350…押圧板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状の接着テープが円筒部に回転可
    能に装着され、着脱可能な蓋を有する略拳銃形状のケー
    ス本体と、 上記ケース本体の引き金部位に設けられ、上記ケース本
    体に形成された長孔を通して外部に突出する引き金を引
    くと、これに応動して回転するドラムにより上記接着テ
    ープを引出し口を通って外部に引き出す引出し手段と、 上記ケース本体の銃身部位に設けられ、上記ケース本体
    の銃身の上面に摺動可能に設けられた操作摘みを後方に
    移動させることにより、これに応動して昇降するカッタ
    により、上記引出し手段により引き出された接着テープ
    を切断するカッティング手段とにより構成したことを特
    徴とする接着テープ用収納ケース。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の接着テープ用収納ケー
    スにおいて、上記引出し手段は、 上記ケース本体の両側面に軸支される第1回転軸と、 上記第1回転軸に回動可能に軸設される円筒状端部が一
    体に形成されるとともに、略中央部位にピン結合され、
    且つ第1トーションスプリングにより下向けに付勢され
    るプッシュ鎹を有する引き金と、 上記引き金の円筒状端部の一端に装着されて上記引き金
    を所定位置に付勢する第2トーションスプリングと、 上記引き金の円筒状端部の他端が軸支される軸支孔が形
    成された円弧板と、この円弧板と一体に形成されるとと
    もに両端部に上記ケース本体に形成された1対の凹溝に
    係止される係止片が各々形成された保持板とからなり、
    さらに上記円弧板に設けられたピンに回転可能に軸設さ
    れる引出しローラと、上記保持板の略中央部位にピン結
    合され、第3トーションスプリングにより上向けに付勢
    される逆止鎹とを有する保持部と、 上記第1回転軸の両端部に各々軸設され、内周面には上
    記プッシュ鎹と逆止鎹とが各々係合されるラチェットが
    形成され、外周面にはベルトが巻装されるベルト溝が形
    成された有底筒状の1対のドラムと、 上記ベルトにより上記ドラムと連結される第2回転軸
    と、この第2回転軸と上記ドラムとの間の間隙を維持す
    る1対の間隙維持板と、上記第2回転軸に軸設される複
    数の補助ローラとからなり、上記複数の補助ローラが上
    記第2回転軸と共に回転して上記接着テープを上記引出
    し口へ案内する案内部と、で構成したことを特徴とする
    接着テープ用収納ケース。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の接着テープ用収納ケー
    スにおいて、上記保持板の後方の端部には、接着テープ
    の引出し時、上記接着テープの接着面が上記保持板の後
    方の端部に付かないように鋸歯状の突起を一体に形成し
    たことを特徴とする接着テープ用収納ケース。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の接着テープ用収納ケー
    スにおいて、上記補助ローラは、上記接着テープの接着
    面との接触面積を最小化するために、その外周面をギヤ
    形状に形成したことを特徴とする接着テープ用収納ケー
    ス。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の接着テープ用収納ケー
    スにおいて、上記カッティング手段は、 上記ケース本体の銃身の上面に摺動可能に設けられ、裏
    面に1対の垂下突起が形成された操作摘みと、 上記ケース本体の側壁に設けられたピンに回動可能に軸
    設され、上記操作摘みの摺動に応動して上記ピンを支点
    にして回動するカムと、 先端に1対の突起が設けられ、長手方向に沿って第4ト
    ーションスプリングが装着されるスリットと長孔とが形
    成され、両側面に1対の軸突起が設けられ、基端部が第
    5トーションスプリングにより下方に付勢され、上記カ
    ムの回動に応動して上記1対の軸突起を支点にして回動
    するレバーと、 上端部に上記レバーの1対の突起が貫通する1対の貫通
    穴と上記第5トーションスプリングが通過するV溝とが
    形成され、上記レバーの先端に固定されて昇降するカッ
    タと、 一側面に上記レバーの1対の突起を案内する1対の案内
    溝と上記第5トーションスプリングの先端が係止される
    係止穴とが形成され、上記カッタと共に下降して、引き
    出された接着テープを押圧して挟持する押圧板と、で構
    成したことを特徴とする接着テープ用収納ケース。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の接着テープ用収納ケー
    スにおいて、上記ケース本体の銃身の先端には、上記カ
    ッティング手段により切断された接着テープを押圧して
    被接着面に貼り付けるための断面半円状の押圧部を形成
    したことを特徴とする接着テープ用収納ケース。
  7. 【請求項7】 ロール状の接着テープを回転可能に収納
    するとともにテープ引出し口を有するケース本体と、 前記接着テープに沿うように配した回転ドラムと、 この回転ドラムを回転させる引き金と、 引き出される接着テープに対して接近する方向と離反す
    る方向とに往復移動が可能なカッタと、 このカッタを移動させる操作部材とからなり、 引き金を引いて回転ドラムを回転させることにより接着
    テープをテープ引出し口から引出し、引出した接着テー
    プを操作部材を介してカッタを移動させることにより切
    断することを特徴とする接着テープ用収納ケース。
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