JPS63282049A - テ−プデイスペンサ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はロール状に巻き取られた巻き取りテープを内蔵
し、かつ内蔵した巻き取りテープからテープを徐々に引
き出して被貼付物に貼着し、更に該テープを所定位置で
ワンタンチで切断することを可能としたテープディスペ
ンサーに関するものである。

〈従来の技術〉 従来のこの種のテープディスペンサーはロール状に巻き
取られた巻き取りテープを回動自在に保持し得る水平軸
を持った保持部とロールから引き出したテープを切断し
得るノコ刃状のカッタ一部とを夫々対峙させて構成して
いた。

〈発明が解決しようとした問題点〉 然るに前述の従来のテープディスペンサーに於いてはロ
ール状に巻き取られたテープの先端を必然的に指先でつ
まんだ後でテープを引っ張ってロール状巻き取りから引
き出さなければならないので、指先に粘着剤が付着して
汚れること、又テープの先端がロール状巻き取りの外周
面或いはカッタ一部に粘着されているので、指先でつま
み難いこと、かつテープの引き出しを手加減で実施する
ので、希望する長さのテープを正確に取り出すことが困
難である等の問題点があった。

更にロール状巻き取りより引き出されるテープは何ら規
制がなくて指先で引っ張った方向に自在に曲がるので、
カッタ一部によって斜めに切断されたり、或いは切断が
困難になる等の問題点もあった。

本発明に係るディスペンサーは従来のこれ等の欠点に鑑
み開発された全く新規な技術に関するものである。

〈問題点を解決するための手段〉 本発明に係るディスペンサーは、巻き取りテープを回動
自在に収納し得るケースの一側部にテープを所定の角度
で引き出すことが出来る取り付け口を設け、更に該ケー
スより突出した押しボタンを押圧することによってカッ
ターを摺動させて前記テープを取り付け口付近で切断し
得る如く構成したことを特徴としたテープディスペンサ
ーである。

く作用〉 本発明に係るテープディスペンサーは上述の如く、巻き
取りテープを回動自在に収納し得るケースの一側部にテ
ープを所定の角度で引き出すことが出来る取り付け口を
設け、更に該ケースより突出した押しボタンを押圧する
ことによってカッターを摺動させて前記テープを取り付
け口付近で切断し得る如く構成したので、ディスペンサ
ーを片手で持ってその取り付け口より露出したテープの
先端を被貼付物の表面に貼着した後、ディスペンサーを
移動しながらテープを徐々に引き出し、被貼付物の表面
に所望の長さだけ貼着し、更に押しボタンを押圧するこ
とによってカッターを摺動して該テープを取り付け口付
近で切断することが出来る。

〈実施例〉 図により本発明に係るディスペンサーの一実施例を具体
的に説明すると、第１図乃至第８図に於いて、ｌは後述
の巻き取りテープ２を収納し得るケースであって、特に
第２図に示す如く背カバーｌａ、表上カバー１ｂ、表下
カバーＩＣより構成されている。このケース１には特に
第４図乃至第８図に示す如く、その上側部に押しボタン
３を突出し得る穴４を有し、かつその下面には該押しボ
タン３に連設されたレバー５の下突縁５ｂを突出し得る
切溝６を有し、更に下側部には巻き取りテープ２より引
き出されたテープ２ａを取り出すことが出来る取り出し
ロアが設けられている。該レバー５は特に第２図に示す
如く、内部に丸穴５ａを持った円板形状を有し、押しボ
タン３を押圧した際にはケースｌ内を所定の軌道を持っ
て摺動出来、かつその上側端に前記押しボタン３を一体
的に突設すると共にその下側端にはケース１の切溝６よ
り突出し得る下突縁５ｂが突設されている。

又レバー５の押しボタン３側にはケースｌに設けた軸棒
８によってその動きを規制し得る楕円孔５Ｃが穿孔され
、かつ楕円孔５Ｃに対応する側面所定位置にはケース１
の逆く状溝９によってその動きが規制される突起５ｄが
突設され、更にレバー５の下突縁５ｂの一部には後述の
テープホルダー１０と連結する為の楕円孔５ｅが穿孔さ
れている。

１１はコイルスプリングであって、その一端は突起５ｆ
を介してレバー５に係止され、かつその他端はケースｌ
の突起１２に係止し得る如く構成されている。前記テー
プホルダー１０は特に第２図に明らかな如く、三角板１
０ａのコーナ一部に巻き取りテープ２を回動自在に装着
し得る軸胴１０ｂを起立し、かつ他のコーナ一部にテー
プ２ａを通過し得る溝１０ｃを有する立体的烏口１０ｄ
を起立し、更に他のコーナ一部に前記レバー５の楕円孔
５ｅに挿入し得る突起ＩＱｅを突設することによって構
成されている。又テープホルダー１０の三角板１０ａに
は前記鳥口１０ｄより軸胴１０ｂに向かって長溝１０ｆ
が穿設され、ケース１に突設した突起１３をこの長溝１
０ｆに挿通し、ホルダー１０の移動方向をこれによって
規制し得る如く構成されている。１４は軸胴１０ｂに設
けられたバネであって、軸胴ｌＯｂに装着された巻き取
りチー１２０回動を規制し得る如く構成されている。又
１５はコイルスプリングであって、三角板１０ａの側面
に突設された突起Ｌｏｇに取り付けられ、その一端はケ
ースｌの取り出しロアの長溝ガイド１６に沿って移動し
得る如く取り付けられるカッター１７の頭部折り曲げ片
１７ａを支持し得る如く構成されている。更に１８はケ
ース１の取り出しロアの上方に設けられた回動自在なコ
ロ状押圧部材であって、取り出しロアより引き出される
テープ２ａをこれによって被貼付物の表面に押圧して貼
着し得る如く構成されている。１９はケース１の表側中
心部に取り付けられる透明回転円板であって、これによ
ってケース１内を透視し得る如く構成されている。

次に本発明に係るディスペンサーの組立構成に当たって
は先ず第３図及び第４図に示す如く、テープホルダー１
０上にレバー５を重ねて、軸胴１０ｂを丸穴５ａより突
出し、楕円孔５ｅに突起１０ｅを挿入して両者を相互に
連係し、次にテープホルダー１０とレバー５を一体的に
ケース１の青カバー１ａ内に挿入し、楕円孔５ｃ内に軸
棒８を挿入すると共に突起５ｄを溝９内に挿入し、突起
１３をテープホルダーｌＯＯ長溝１０ｆに挿入し、コイ
ルスプリング１１の一端を突起１２に係止し、かつカッ
ター１７を長溝ガイド１６に摺動自在に挿入すると共に
他方のコイルスプリング１５の先端折り曲げ部１５ａで
カッター１７の頭部折り曲げ片１７ａを支持し、更に第
６図乃至第８図に示す如く、別に用意した巻き取りテー
プ２を軸胴１０ｂに回動自在に装着し、かつ巻き取りテ
ープ２から引き出したテープ２ａを鳥口１０ｄの溝１０
ｃに挿通すると共にその先端部を取り出しロアより露出
し、更に青カバー１ａに表土カバー１ｂ及び裏下カバー
１０を嵌着することによって全体を組立構成することが
出来る。

本発明に係るディスペンサーの使用に当たっては第４図
乃至第８図に示す如く、取り出しロアより露出したテー
プ２ａの先端の粘着面を被貼付物２０の表面所定位置に
貼着した後、それに続くテープ２ａを押圧部材１８で被
貼付物２０の表面に押し付けながら貼着する方向にケー
スｌを移動してテープ２ａを取り出しロアより徐々に引
き出し、所望の長さを引き出して貼着した後で押しボタ
ン３を押圧すると、これに連続したレバー５は楕円孔５
Ｃと軸棒８及び溝９と突起５ｄとの作用によって第４図
から第５図或いは第６図から第７図に示す如く、レバー
５がケースｌ内で右方向に移動し、同時に突起１０ｅと
楕円孔５ｅで連係されたテープホルダー１０も突起１３
と長溝１０ｆとの関係で移動方向を規制されながらレバ
ー５と共に右方向に移動し、その鳥口１０ｄを取り出し
ロアより引き離し、続いて押しボタン３を更に押し込む
とその下端部がカッター１７及びコイルスプリング１５
を押し下げ、カッター１７を長溝ガイド１６に沿って下
降せしめ、テープ２ａを取り出しロアに於いて切断する
と共にレバー５の下突縁５ｂをケース１の下面の切溝６
より突出させた状態で停止する。

次の動作に備えるに当たっては、切溝６より突出したレ
バー５の下突緑５ｂを押圧すると、第８図に示す如くコ
イルスプリング１１の作用によってレバー５とテープホ
ルダー１０は元の状態の左方向に移動し、テープホルダ
ー１０の鳥口１０ｄによって保持していたテープ２ａの
先端を取り出しロアより露出させ、押しボタン３を穴４
より突出させ、同時にコイルスプリング１５の作用によ
ってカッター１７を元の位置迄押し上げ、次の動作を待
つことが出来る。

本発明に係るディスペンサーには片面粘着テープ或いは
両面粘着テープのいずれも利用出来、これ等の表示は前
記回転円板１９等に表示することが可能である。

〈発明の効果〉 本発明に係るディスペンサーは上述の如き構造と作用と
を有するので、常時取り出し口よりテープの先端を一定
の長さだけ突出して露出することが出来、従うてその先
端を指先でつまんでテープをケースから引き出すことも
、或いは該先端を被貼付物の表面に押圧部材を介して直
接圧着した後でケースを移動しながらテープを引き出し
てそのまま貼着することも出来、かつ押しボタンを押圧
することによりてテープを取り出し口付近でワンタンチ
で必要とした長さを正しく切断することが出来、又巻き
取りテープから引き出されたテープはテープホルダーの
烏口によってケースの取り出し０迄保持されるので、途
中で折れ曲がったり捩じれたりすることなく確実に正し
い方向にをり出すことが出来、更に全体の構造がコンパ
クトであるので片手で持って操作することが出来、取り
扱いが容易であり、安価に大量生産することが出来る等
の特徴を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は全体の外観図、第２図は構成部品の説明図、第
３図乃至第５図は組立及び作動説明図、第６図乃至第８
図は使用説明図である。 １はケース、２は巻き取りテープ、２ａはテープ、３は
押しボタン、５はレバー、５ｂは下突緑、７は取り出し
口、１０はテープホルダー、１０ｂは軸胴、１０ｄは烏
口、１１．　Ｉｓはコイルスプリング、１６は長溝ガイ
ド、１７はカッター、１８は押圧部材である。 特許出願人　　力リスインタナショナル有限会社ペニス
株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）巻き取りテープを回動自在に収納し得るケースの
   一側部にテープを所定の角度で引き出すことが出来る取
   り付け口を設け、更に該ケースより突出した押しボタン
   を押圧することによってカッターを摺動させて前記テー
   プを取り付け口付近で切断し得る如く構成したことを特
   徴としたテープディスペンサー。
2. （２）巻き取りテープを装着し得る軸胴と該巻き取りテ
   ープから引き出されたテープの先端を保持し得る烏口と
   を有するテープホルダーの押しボタンの押圧によってケ
   ース内で取り出し口より遠くなったり近くなったりし得
   る如く構成したことを特徴とした特許請求の範囲第１項
   記載のテープディスペンサー。