JPH0952652A - 粘着テープ貼付器 - Google Patents

粘着テープ貼付器

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JPH0952652A
JPH0952652A JP20594695A JP20594695A JPH0952652A JP H0952652 A JPH0952652 A JP H0952652A JP 20594695 A JP20594695 A JP 20594695A JP 20594695 A JP20594695 A JP 20594695A JP H0952652 A JPH0952652 A JP H0952652A
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JP
Japan
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tape
roller
pressing roller
pressing
casing
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JP20594695A
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Kenji Kurata
憲次 倉田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H35/00Delivering articles from cutting or line-perforating machines; Article or web delivery apparatus incorporating cutting or line-perforating devices, e.g. adhesive tape dispensers
    • B65H35/0006Article or web delivery apparatus incorporating cutting or line-perforating devices
    • B65H35/002Hand-held or table apparatus
    • B65H35/0026Hand-held or table apparatus for delivering pressure-sensitive adhesive tape
    • B65H35/0033Hand-held or table apparatus for delivering pressure-sensitive adhesive tape and affixing it to a surface

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  • Adhesive Tape Dispensing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープ貼付器をコンパクトに形成して取扱い
しやすくするとともに耐久性のすぐれた器具として提供
する。 【解決手段】 テープロール10を回転可能に収納する
ケーシング12のテープの貼着部20の側面にテープの
引き出し口28を設け、該引き出し口に押圧ローラ24
を回転自在に取り付け、該押圧ローラの前側に押さえロ
ーラ26を設け、ケーシングに進退動可能にラック34
を支持するとともに、前記押さえローラと前記押圧ロー
ラとの間で、前記引き出し口に引き出されたテープに接
触しない退避位置と前記引き出し口から突出してテープ
を切断する切断位置との間で移動可能に前記ラックの一
端にカッタ30を取り付け、前記テープの貼着部の前端
に支持軸により回動可能に押さえ片40を支持するとと
もに、該押さえ片の前端に押動ローラ44を設け、かつ
押さえ片の後端に前記ラックに噛合するピニオン36を
取り付け、前記カッタを前記退避位置に保持する付勢手
段46を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粘着テープ貼付器に
関し、とくに手持ち式の粘着テープ貼付器に関する。
【0002】
【従来の技術】セロファンテープ等の粘着テープを貼付
する場合は粘着テープのロールから必要な長さだけ粘着
テープを引き出してカッタで切って貼付したり、卓上型
のホルダにテープロールを回転可能に装着しておき、必
要な長さだけテープを引き出し、ホルダに設けられてい
るカッタで切断して貼付する。この他、テープロールを
手持ち式のケーシング内に装着し、ケーシングの開口部
から引き出された粘着テープの端部をまず被粘着面に粘
着し、ケーシングを手に持ったまま被接着面に粘着テー
プを押しつけるようにしてケーシングを手前に引くこと
により粘着テープを貼付するようにした手持ち式の貼付
器がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この粘着テープの貼付
器は被粘着面に粘着テープを貼付しながらケーシングを
動かすようにするから、粘着テープが所定長さ繰り出さ
れたところで粘着テープをカットすればよく、被粘着面
に合わせて粘着テープを貼付することができ粘着テープ
が無駄にならないという利点がある。ケーシングから引
き出された粘着テープをカットする方法としては、粘着
テープをカットするカッタを動かすレバーを指で押して
カットする方法や、テープが所定長さ繰り出されたとこ
ろでケーシングを立てることでカッタを突出させて粘着
テープをカットするといった方法がある。
【0004】本発明は、上記のようにケーシング内に粘
着テープを装着し、ケーシングごと把持して被粘着面に
粘着テープを粘着する粘着テープの貼付器に関するもの
であり、粘着テープの粘着操作が確実にでき、構造的に
簡素であるとともに耐久性にも優れた、使いやすい粘着
テープの貼付器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、次の構成を備える。すなわち、テープロール
を回転可能に収納するケーシングのテープの貼着部の側
面にテープの引き出し口を設け、該引き出し口にテープ
の引き出し時に対象物との間でテープを挟んで粘着させ
る押圧ローラを回転自在に取り付け、該押圧ローラの前
側に対象物に粘着されたテープを押さえるための押さえ
ローラを設け、ケーシングに進退動可能にラックを支持
するとともに、前記押さえローラと前記押圧ローラとの
間で、前記引き出し口に引き出されたテープに接触しな
い退避位置と前記引き出し口から突出してテープを切断
する切断位置との間で移動可能に前記ラックの一端にカ
ッタを取り付け、前記テープの貼着部の前端に支持軸に
より回動可能に押さえ片を支持するとともに、該押さえ
片の前端に対象物の表面に当接して押さえ片を回動させ
る押動ローラを設け、かつ押さえ片の後端に前記ラック
に噛合するピニオンを取り付け、常時は前記カッタを前
記退避位置に保持する付勢手段を前記押さえ片に設けた
ことを特徴とする。また、前記テープロールからの引き
出されたテープに長手方向にミシン目を形成するミシン
目形成手段が設けられていることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて添付図面と共に詳述する。図1は粘着テープ貼付
器の内部構造を示す説明図である。粘着テープ貼付器は
テープロール10を収納したケーシングを手に持って使
用する。ケーシング12は対称形に形成した2つの側板
14、14を向かい合わせ、側板14、14の周縁部で
嵌合できるように構成したもので、側板14、14を組
み合わせた状態で内部にテープロール10を収納する空
間が形成されるよう構成されている。
【0007】16はテープロール10を回転可能に支持
する支持軸である。支持軸16の一端面は一方の側板1
4に固定され、他端面は他方の側板14に脱着可能に嵌
合する。テープロール10を装着する場合は、側板14
を外して開いた状態で、支持軸16にテープロール10
を装着すればよい。支持軸16の径サイズは使用するテ
ープロール10の芯サイズに合わせて設定される。
【0008】本実施形態のケーシング12はコンパクト
な形でテープロール10が収納できるようにすることと
手で持って操作しやすく機能的な形態にしたことを特徴
とし、そのためケーシング12の中央部にテープロール
10を収納し、後部側に若干の張り出し部分を設けると
ともに、前部側にテープの貼着部20を設けている。後
部側の張り出し部分およびテープの貼着部20ともに、
ケーシング12の外形形状を滑らかな曲線状とし、これ
によって貼付器を握りやすくしている。
【0009】テープの貼着部20はテープロール10か
らテープ10aを引き出し、テープ10aを対象物に粘
着する部分である。テープの貼着部20には、テープロ
ール10から引き出されたテープ10aを前方にガイド
して送る送りローラ22と、テープ10aをテープロー
ラ10から引き出す作用と粘着対象物に押圧して貼付す
るための押圧ローラ24と、対象物に粘着されたテープ
10aを上から押さえて確実に粘着させるための押さえ
ローラ26とを有する。
【0010】押圧ローラ24および押さえローラ26は
ともに外面がケーシング12の側面から若干突出するよ
うに側板14に軸支し、ケーシング12の側面には押圧
ローラ24と押さえローラ26の外面が側面から突出す
るようにテープの引き出し口28を設ける。図1は対象
物にテープ10aを粘着する際のテープ貼付器の位置関
係を示す。ケーシング12の引き出し口28が対象物に
対向し、押圧ローラ26と押さえローラ26が対象物に
当接している。
【0011】これら送りローラ22、押圧ローラ24、
押さえローラ26はテープ10aをガイド支持するため
テープ10aの幅よりも若干広幅の円柱状に形成する。
なお、テープローラ10から引き出されるテープ10a
は対象物に当接する面を粘着面として引き出す。送りロ
ーラ22はその外面にテープ10aの粘着面が接し、押
圧ローラ24と押さえローラ26はともにその外面にテ
ープ10aの剥離面が接する。送りローラ22は外面に
テープ10aの粘着面が接することにより、テープロー
ラ10から引き出されたテープ10aを引き出し位置で
支持し、テープ10aがテープローラ10に引き戻され
ないように作用する。
【0012】前述したように、押圧ローラ24はテープ
10aを対象物に押圧して粘着する作用と同時にテープ
10aを引き出す作用をなす。そのため、この実施形態
では弾性を有するゴムを用いて押圧ローラ24を形成す
ると共に押圧ローラ24の外周面には軸線方向に平行に
複数個の溝を設けてテープ10aの押圧作用とテープ1
0aの引き出し作用が好適になされるようにした。
【0013】押さえローラ26はテープ10aを対象物
に貼着する際に、押圧ローラ24が左右にぶれないよう
にガイドする作用と、対象物の表面に粘着したテープ1
0aを上から押さえることによって押圧ローラ24によ
って粘着されたテープ10aをさらに確実に粘着させる
ためのものである。
【0014】30はテープローラ10から引き出された
テープ10aをカットするためのカッタである。カッタ
30は金属の薄板材によって形成され、先端に刃部が設
けられている。側板14に固定したガイド板32に沿っ
て直線的にガイドされて進退動するラック34にカッタ
30の基部が固定され、カッタ30はその先端が押圧ロ
ーラ24と押さえローラ26の中間で、ケーシング12
の引き出し口28に向けて配置される。
【0015】36は扇形状に形成したピニオンで、ラッ
ク34と噛合する。40はテープの前端部に支持軸38
により回動自在に支持した押さえ片であり、前記ピニオ
ン36はこの押さえ片40の後端に取り付けた軸42に
回動自在に支持されている。44は押さえ片40の前端
に回動自在に取り付けた押動ローラである。46は支持
軸38に取り付けた付勢手段としてのねじりコイルバネ
であり、テープ貼着部20の前端部の支持片46と前記
軸42との間を弾発している。ねじりコイルバネ46は
常時はピニオン36を上位置に押し上げ、ラック34が
規制位置に押し上げられて保持する。このラック34の
位置はカッタ30がテープ10aの引き出し位置から離
間して退避する位置である。なお、付勢手段としてはね
じりコイルバネに限らず、コイルスプリング等の他の付
勢手段を使用することができる。
【0016】図2はテープ貼付器をテープの貼着部20
の前端部側から見た様子を示す。側板14、14を両側
から組み合わせて嵌合することによってケーシングが構
成されること、ラック34とピニオン36が噛合する様
子、押動ローラ44及び軸42と押さえ片40との位置
関係を示す。
【0017】本実施形態のテープ貼付器はケーシングを
手で握りながらテープ10aを貼着するように使用す
る。以下では、上記実施形態のテープ貼付器を使用して
実際にテープを貼着する作用について説明する。図1は
対象物に対し粘着テープを粘着する状態を示す。図のよ
うにテープ10aを対象物に粘着する際にはケーシング
12は対象物に対して平行になるように把持し、引き出
し口28から若干突出している押圧ローラ24と押さえ
ローラ26でテープ10aが対象物との間で挟圧できる
ようにする。
【0018】テープ10aを粘着する直前の状態は、テ
ープ10aがちょうど押圧ローラ24の外面上にある状
態である。後述するように、前回のテープ貼着作用によ
って、テープ10aはちょうど押圧ローラ24の外面上
にまで引き出されてカットされている。この状態で、テ
ープ10aを対象物に押しつけ、そのまま押圧ローラ2
4でテープ10aを押さえるようにして手前側にケーシ
ング12を引くと、テープ10aの粘着力とケーシング
12を手前に引く力によってテープローラ10からテー
プ10aが引き出され、それとともに対象物にテープ1
0aが粘着される。
【0019】テープ10aは押圧ローラ24と対象物と
の間に挟まれ、押圧ローラ24によって対象物の表面に
押圧されて貼着される。押圧ローラ24の前方にある押
さえローラ26は押圧ローラ24でテープ10aを粘着
した後、テープ10aの上面をさらに押さえてテープ1
0aが確実に粘着されるようにする。対象物上での粘着
テープの貼着状態をテープ10aを引き出しつつ見なが
ら、所要の位置まで貼着したらテープ10aをカットす
る。
【0020】テープ10aをカットする操作は、図3に
示すように押さえローラ26を対象物に押し付けたまま
ケーシング12を立てるようにする操作で行うことがで
きる。すなわち、ケーシング12を手前に引いてきてテ
ープ10aを貼着したその位置でケーシング12を立て
るようにすればよい。この操作は、テープの貼着部20
の前端に設けた押動ローラ44を対象物の表面に当接さ
せ、押さえ片40を支持軸38を中心に図3で時計回り
方向に回動させる作用になる。
【0021】押さえ片40を回動させると、これととも
にピニオン36が支持軸38を中心に時計回り方向に回
動し、これと噛合するラック34を突出方向に移動させ
る。図3はピニオン36が最も大きく回動した状態で、
ラック34が最も突出した状態である。これによってラ
ック34に取り付けたカッタ30が押圧ローラ24と押
さえローラ26によって張られたテープ10aを横切っ
て突出し、カッタ30の先端に設けた刃部によってテー
プ10aがカットされる。
【0022】なお、このようにケーシング12を立てる
ようにしてテープ10aをカットする方法は、ケーシン
グ12を立てることによってカッタ30が引き出し口2
8から突出できるようにするとともに、カッタ30が対
象物に直接当接しないように逃がす作用を有しており、
これによって対象物を傷つけないようにしてテープ10
aの貼着ができるという効果がある。
【0023】テープ10aは図3に示すように押圧ロー
ラ24と押さえローラ26との中間でカットされるか
ら、ケーシング12側ではテープ10aが押圧ローラ2
4の外面上に引き出された状態で残る。対象物上では押
さえローラ26の後方に若干テープ10aの端部が残る
から、そのままケーシング12を手前に引いて、押さえ
ローラ26でテープ10aの端部を押さえるようにする
とともに、押動ローラ44でテープ10aの上面をこす
るようにしてテープ10aの端部までしっかりと粘着さ
せる。
【0024】テープ10aを粘着した後、対象物からケ
ーシング12を離すとねじりコイルバネ46の付勢力に
よって押さえ片40が図1に示す状態に戻り、ピニオン
36が上位置に戻ってカッタ30が引き込まれた状態に
戻る。こうして、一連のテープの貼着操作が完了する。
次の粘着操作を行う場合は、押圧ローラ24の外周面上
までテープ10aが引き出されているから、そのまま図
1のように、押圧ローラ24でテープ10aを押さえる
ようにして対象物に粘着してテープ10aを貼着させる
ことができる。
【0025】本実施形態のテープ貼付器は、上記のよう
にテープロール10を装着したケーシング12を把持し
対象物にテープ10aを当ててケーシング12を引き、
ケーシング12を立ててテープ10aをカットするとい
った一連の操作でテープ10aを貼着するから、きわめ
て簡単にテープの貼着を行うことができ、また、次々と
連続的にテープの貼着を行うことが可能になる。
【0026】なお、本実施形態ではカッタ30を突出入
させる機構として、ラック・ピニオン機構を利用し、押
さえ片40にピニオン36を取り付け、ラック34にカ
ッタ30を取り付ける構成としたことにより、カッタ3
0の進退動をきわめてスムーズに行えるようにし、カッ
タ操作の耐久性を有効に向上させることを可能にしてい
る。また、ねじりコイルバネ46の付勢力を利用したこ
とで、付勢手段の耐久性も有効に向上させることが可能
になった。
【0027】図4はテープ貼付器の他の実施形態を示す
説明図である。この実施形態では、上記実施形態での構
成に針付きローラ50を加えたことを特徴とする。針付
きローラ50はテープローラ10から引き出されたテー
プ10aにミシン目を入れるためのもので、対象物に貼
着されたテープ10aをミシン目部分で切るようにする
ことでテープ10aを対象物から剥がさずに開封するこ
とができるようにしたものである。
【0028】針付きローラ50は外周面上に所定間隔で
複数本の針を植立させ、テープ10aが引き出された際
にテープ10aの移動とともに回転してテープ10aに
針を通すことができる配置とする。テープ10aを引き
出すとともに針付きローラ50が回転してテープ10a
の幅方向の略中央にミシン目が形成される。針付きロー
ラ50を脱着自在とすることで、ミシン目が不要な場合
には取り外し、ミシン目を入れる場合には装着するよう
にすればよい。
【0029】上記実施形態は片面を粘着面とし他面を剥
離面とした粘着テープを使用する場合であるが、針付き
ローラ50を備えたタイプの粘着テープ貼付器の場合
は、両面を粘着面とした粘着テープにも使用することが
できる。図4では、両面粘着面のテープを使用する場合
もあわせて示している。両面が粘着面のテープは剥離用
のテープ台紙52で粘着テープを支持しているから、対
象物に粘着テープを粘着した後に、テープ台紙52を剥
離する操作が必要になる。
【0030】この実施形態ではテープ台紙52の裏面
(粘着テープが貼付されていない面)を針付きローラ5
0に当接させ、針付きローラ50とローラ54との間で
粘着テープを挟んでテープ台紙52とともに粘着テープ
を前送りする。針付きローラ50から出るときには、テ
ープ台紙52と粘着テープ10bとを分離し、テープ台
紙52はテープロール10側に戻してケーシング12に
設けた排出口56から排出し、粘着テープ10bは押圧
ローラ24側に引き出すようにする。
【0031】押圧ローラ24の外面に引き出された粘着
テープ10bは両面が粘着面である点を除けば、上記実
施形態でのテープ10aと同様に作用する。すなわち、
ケーシング12を把持し押圧ローラ24で対象物に粘着
テープ10bを押しつけるようにしてケーシング12を
引くことによって、そのまま粘着テープ10bが対象物
の表面に粘着して引き出され、所定位置まで引き出され
たところでケーシング12を立てて押動ローラ44を対
象物に押しつけることによりカッタ30で粘着テープ1
0bが切断され、押動ローラ44で押さえつけるように
して対象物の表面に粘着させることができる。
【0032】テープ台紙52は粘着テープ10bから分
離され、排出口56から排出されるから、対象物上には
粘着テープ10bのみが残る。こうして、本実施形態の
粘着テープの貼付器によれば、対象物上への粘着テープ
10bの粘着とテープ台紙52の剥離操作が一度にで
き、粘着テープ10bの貼付がきわめて簡単にできると
いう利点がある。
【0033】なお、両面が粘着面のテープを使用する場
合は、片面が粘着面のテープを使用する場合とはテープ
の掛け方が若干異なるが、針付きローラ50を用いて、
共通に使用することができる。すなわち、上記実施形態
のテープ貼付器は針付きローラ50を使用しない場合は
片面のテープ貼付器として、針付きのローラ50を使用
する場合は片面でミシン目つきのテープ貼付器として、
あるいは両面が粘着面のテープ貼付器として使用するこ
とができる。
【0034】両面が粘着面のテープを使用する場合は、
押さえローラ26や押動ローラ44として粘着剤が付着
しにくい材料を選ぶようにする。また、ローラの形状と
して外面の回転方向に複数本の溝を設けてテープがロー
ラに付着しないようにすることも有効である。また、上
記例ではテープ台紙52を針付きローラ50の外面に巻
き付けるようにしてケーシング12の下側に戻すように
したが、テープ台紙52を針付きローラ50に掛ける方
法は上記方法に限定されるものではない。
【0035】
【発明の効果】本発明に係る粘着テープ貼付器によれ
ば、テープの粘着操作とカットが一連の操作ででき能率
的にテープを貼着することができる。また、取扱いやす
いコンパクトな装置として構成することができ、耐久性
に優れ、使いやすい装置として提供することができる。
また、ミシン目形成手段を設けると貼着後のテープを剥
離せずに開封できる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】粘着テープ貼付器で粘着開始する状態を示す説
明図である。
【図2】粘着テープ貼付器を前部方向から見た状態の説
明図である。
【図3】粘着テープ貼付器でテープをカットする状態の
説明図である。
【図4】粘着テープ貼付器の他の実施形態を示す説明図
である。
【符号の説明】
10 テープロール 10a テープ 12 ケーシング 14 側板 20 テープの貼着部 22 送りローラ 24 押圧ローラ 26 押さえローラ 28 引き出し口 30 カッタ 32 ガイド板 34 ラック 36 ピニオン 38 支持軸 40 押さえ片 42 軸 44 押動ローラ 46 ねじりコイルバネ 50 針付きローラ 52 テープ台紙 56 排出口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープロールを回転可能に収納するケー
    シングのテープの貼着部の側面にテープの引き出し口を
    設け、 該引き出し口にテープの引き出し時に対象物との間でテ
    ープを挟んで粘着させる押圧ローラを回転自在に取り付
    け、 該押圧ローラの前側に対象物に粘着されたテープを押さ
    えるための押さえローラを設け、 ケーシングに進退動可能にラックを支持するとともに、
    前記押さえローラと前記押圧ローラとの間で、前記引き
    出し口に引き出されたテープに接触しない退避位置と前
    記引き出し口から突出してテープを切断する切断位置と
    の間で移動可能に前記ラックの一端にカッタを取り付
    け、 前記テープの貼着部の前端に支持軸により回動可能に押
    さえ片を支持するとともに、該押さえ片の前端に対象物
    の表面に当接して押さえ片を回動させる押動ローラを設
    け、かつ押さえ片の後端に前記ラックに噛合するピニオ
    ンを取り付け、 常時は前記カッタを前記退避位置に保持する付勢手段を
    前記押さえ片に設けたことを特徴とする粘着テープ貼付
    器。
  2. 【請求項2】 前記テープロールからの引き出されたテ
    ープに長手方向にミシン目を形成するミシン目形成手段
    が設けられていることを特徴とする請求項1記載の粘着
    テープ貼付器。
JP20594695A 1995-08-11 1995-08-11 粘着テープ貼付器 Pending JPH0952652A (ja)

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