JP3602064B2 - 補強シールの貼り付け装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、紙などのシート体に設けられる当該シート体の綴り込み用のパンチ穴を補強するリング状をなす補強シールを、当該補強シールの穴部を前記パンチ穴に連通させた状態で、当該シート体に貼り込ませる貼り付け装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
パッチなどとも称される紙などのシート体に設けられる綴り込み用のパンチ穴(綴り穴)を補強するリング状をなす補強シール(補強片)を、当該補強シールの穴部を前記パンチ穴に連通させた状態で当該シート体に貼り込ませる装置として、公開特許公報所載の特開昭63−274596に係る綴り穴補強片貼着器がある。
【0003】
かかる従来の貼着器は、前記パンチ穴に入れ込まれるガイド突部(位置決め用の突起)を備えたベースと、テープカセットから供給されて当該ガイド突部の直上に保持される補強シールをこのガイド突部に嵌合させた状態で押し出す押圧筒部(押圧子)を備えたアームとを備えている。そして、かかる貼着器は、かかるガイド突部を前記パンチ穴に入れ込ませた後、かかるアームを押し込み操作することにより、当該ガイド突部を案内として前記補強シールを押し出させ、これにより、かかる補強シールを前記パンチ穴の穴縁部に貼り付けさせるものであった。
【0004】
かかる従来の貼着器にあっては、前記補強シールが、かかる貼着器を構成するハンドルの押し込み操作に伴って、このハンドルとベースとの間に介装されたフレームに装填されたテープカセットに内蔵されたテープロールから一枚づつ供給されるようにしてある。
【0005】
具体的には、かかるテープロールは、長さ方向に一定間隔を開けて前記補強シールが貼り付けられている剥離テープを巻回させて構成されている。そして、前記ハンドルの押し込み操作に伴って、前記テープカセットに内蔵されたかかるテープロールから一ピッチ分づつ剥離テープが引き出されると共に、かかるテープカセットの嘴部によってこのように引き出された剥離テープを折り曲げ反転させて前記補強シールを剥がし出させ、このように剥がし出された当該補強シールを前記アームが次に押し込み操作されるまでの間、前記フレームによって前記ベースのガイド突部の直上に保持させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、かかる従来の貼着器にあっては、前記テープロールが前記テープカセットに内蔵されているにすぎず、かかるテープロールより剥離テープが全て引き出された場合に当該テープカセットに新規のテープロールを装填し直すことについての格別の配慮がなされていない。
【0007】
また、かかるテープカセットを装填するために、前記フレームを必然的に必要とするものであった。
【0008】
そこで、この発明は、この種の貼り付け装置において、補強シールの貼着された剥離テープを巻回させて構成されるテープロールの交換ないし再装填を、容易かつ適切になせるようにすることを主たる目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1記載の発明にあっては、補強シールの貼り付け装置が、以下の(1)〜(9)の構成を備えたものとした。
(1)リング状をなす補強シールを、当該補強シールの穴部をシート体に設けたパンチ穴に連通させた状態で、当該シート体に貼り込む装置であって、
(2)ベースと、アームと、カセットとを備えており、
(3)このベースに対し前記アームは、当該ベースの後端側に配された回動軸に当該アームの後端側を回動可能に組み付けて、組み付け合わされており、
(4)前記ベースに対し前記カセットは、当該カセットの後端側に設けられた軸受凹部を前記回動軸又は当該ベースの後端側に設けられたカセット用回動軸に取り外し可能にはめ付けて、当該ベースと前記アームとの間に装填される構成とされており、
(5)前記ベースは、当該ベースの前端側の上部に前記パンチ穴に入れ込まれるガイド突部を備えており、
(6)前記アームは、当該アームの前端側の下部に当該アームの押し込み操作に伴って前記ガイド突部が入り込む押圧筒部を備えており、
(7)前記カセットは、
(7a)一面に前記補強シールを等間隔に貼着していると共に、この補強シールの穴部に連通する透孔を有した剥離テープを巻回させてなるテープロールを回転可能に保持する保持部と、
(7b)この保持部に保持されたテープロールから引き出された前記剥離テープを案内する上面案内部と、
(7c)この上面案内部を案内される前記剥離テープを、当該カセットの前端側で屈曲させて下方に導く突出案内部と、
(7d)この突出案内部の下方に導かれた前記剥離テープの前記透孔に入り込む複数の突出部を前記剥離テープの隣り合う透孔間の間隔に対応したピッチで外周部に備えると共に、一側面側にラチェットギアを備えた送りローラーと、
(7e)前記突出案内部による前記剥離テープの屈曲によって当該剥離テープから剥がれ出す前記補強シールを前記ベースの前端部の直上に保持すると共に、前記アームの押し込み操作に伴って前記保持された当該補強シールを当該補強シールの穴部に前記ガイド突部を入り込ませた状態で当該アームの押圧筒部によって下方に抜け出させる保持枠とを備えており、
(8)前記ベースには、前記カセットの装填に伴って前記送りローラーのラチェットギアに掛合されると共に、前記アームの押し込み操作に伴って、当該送りローラーを一ピッチ分づつ回転させるラチェットレバーが備えられており、
(9)しかも、前記保持枠が、当該保持枠の前端内面を前記突出案内部から離れ出させる向きに離隔移動可能に備えられたスライド体に形成してあると共に、このスライド体の下部に当該スライド体を当該離隔移動させた状態で当該突出案内部の前方を通して下方に引き出された前記剥離テープを当該スライド体の復動操作によって前記送りローラーの外周部に押し付けさせるテンションバーが備えられている。
【0010】
かかる構成によれば、
(1)先ず、前記カセットの軸凹部から前記回動軸又は当該ベースの後端側に設けられたカセット用回動軸を抜き出させて、前記ベースと前記アームとの間から当該カセットを容易に取り外すことができる。
(2)次いで、このように取り外された前記カセットの保持部にテープロールを装填した後、このように装填されたテープロールから引き出されて、当該カセットの上面案内部を通じ当該カセットの前端側に導かれると共に、前記屈曲案内部によって屈曲されて下方に導かれた剥離テープを、前記スライド体を前記離隔移動させることにより当該スライド体に設けられた前記テンションバーと前記送りローラーとの間の間隔を広げて両者の間に容易に通すことができ、この後、当該スライド体を復動操作することにより、このように通された剥離テープを当該テンションバーによって当該送りローラーの外周部に対し、当該送りローラーの回転によって当該剥離テープの透孔に順次に当該送りローラーの外周部に設けた突出部が入り込むように、押し付けさせることができる。
(3)そして、このようにテープロールを装填させたカセットの軸凹部に再び前記回動軸又は当該ベースの後端側に設けられたカセット用回動軸を入れ込ませて当該カセットを前記ベースとアームとの間に装填させ直すことにより、当該カセットの送りローラーに備えられたラチェットギアに前記ベースのラチェットレバーを掛合させて、前記アームの押し込み操作に伴って前記送りローラーが再び一ピッチ分づつ回転される状態を作り出すことができる。
【0011】
この後、前記シート体に設けたパンチ穴に前記ベースのガイド突部を入れ込んで前記アームを押し込み操作することより、
(1)このアームの押し込み操作に伴って前記カセットを下方に回動させることができると共に、前記ラチェットギアによって前記送りローラーを一ピッチ分回動させることができる。
(2)そして、この送りローラーの回動によって、前記テープロールから一ピッチ分の剥離シートを引き出すことができると共に、前記上面案内部に案内されている剥離シートにおける最も先順位の補強シールが貼り込まれている箇所を前記突出案内部に移動させて当該突出案内部により屈曲させることができ、この屈曲によって当該補強シールを当該剥離シートから剥がし出させて前記保持枠内に入り込ませることができる。
(3)そして、この後さらに前記アームを押し込み操作させて前記回動軸又は当該ベースの後端側に設けられたカセット用回動軸を中心として前記カセットをさらに下方に回動させることにより、前記剥離テープから剥がし出されて前記保持枠内に保持された補強シールの穴部内に前記ベースのガイド突部を入れ込ませながら、この補強シールを前記アームの押圧筒部によって下方に抜け出させ、前記シート体に貼り込ませることができる。
【0012】
また、請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載の補強シールの貼り付け装置がさらに、前記ベースの後端側であって当該ベースの下部に、補強シールが剥がされた状態で送りローラーによって送り出されてくる剥離テープの引き出しスリットが形成してあると共に、このスリットからの当該剥離テープの引き出し部分を切断させる切断手段を備えている構成とした。
【0013】
かかる構成によれば、前記スリットからの前記剥離テープの引き出し部分を、適宜容易に切断することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図1ないし図19に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について説明する。
【0015】
なお、ここで図1は、この実施の形態にかかる貼り付け装置の機能を理解しやすいように、当該装置に装填されるテープロール300、当該テープロール300から剥離テープ301を順次引き出すように回転される送りローラー32、この剥離テープ301から剥がし出された補強シール200をシート体100に貼り込ませるように協働するベース1のガイド突部15とアーム2の押圧筒部26、かかる補強シール200の貼り込まれるシート体100をそれぞれ、斜視の状態で表しており、同図における左側において剥離テープ301を屈曲するように当該剥離テープ301を順次に引き出すことにより、当該剥離テープ301に粘着面を粘着させて当該剥離テープ301に貼着されていた前記補強シール200が剥がし出され、このように剥がし出された補強シール200の粘着面を同図の下方、つまり、前記シート体100の一面に向けるようにした状態で、前記ガイド突部15と押圧筒部26とによって当該補強シール200が前記粘着面によって前記シート体100に貼り込まれる。図2は、かかる補強シール200を貼り込まれた前記シート体100の要部を斜視の状態で示している。
【0016】
また、図3ないし図5はそれぞれ、かかる貼り付け装置の外部構成を示している。また、図6および図10は、かかる装置を、当該装置を構成するベース1の上部側から見た状態で、アーム2を省略して示しており、特に図10は、かかるベース1の内部空間11に装填されるカセット3を取り外した状態で当該ベース1を表している。
【0017】
また、図7ないし図9は、かかる装置を断面にして表しており、特に、図7は、前記アーム2を開きだして、前記ベース1に装填されたカセット3の取り外しを可能とした状態を、また、図8は、かかるアーム2を押し込み操作して、かかるアーム2の前端とベース1の前端との間に挟み込んだ前記シート体100に対し前記カセット3の保持枠33に保持された補強シール200を当該保持枠33より抜け出させて貼り込ませるようにする動作状態を、また、図9は、かかるアーム2を押し込み操作しない状態を、それぞれ示している。
【0018】
また、図11は、前記カセット3の要部を横断面にして、また、図12ないし図14は、かかるカセット3を縦断面にして示しており、特に、図12は、前記ベース1から取り外したカセット3の保持部29にテープロール300を保持させた状態を、また、図13は、このように保持部29に保持させたテープロール300から引き出した剥離テープ301をスライド体40を後述する離隔位置まで移動させて、当該スライド体40に設けたテンションバー39と前記送りローラー32との間に通した状態を、また、図14は、図13の状態から当該スライド体40を復動させて当該テンションバー39によって当該剥離テープ301を前記送りローラー32の外周部32bに押し付けさせるようにしたセット状態を、それぞれ示している。
【0019】
また、図15および図16は、前記カセット3を構成する主要部を、また、図17および図18は、当該カセット3を構成するスライド体40を、それぞれ表している。さらに、図19は、図1ないし図18に示される例と、前記カセット3のベース1に対する組み付け支持の構造を異ならせた構成例の概要を示している。
【0020】
この実施の形態にかかる補強シール200の貼り付け装置は、紙などのシート体100に設けられる当該シート体100の綴り込み用のパンチ穴101を補強するために当該シート体100に貼り込まれるリング状をなす補強シール200(パッチなどと称される。)を、当該補強シール200の穴部を前記パンチ穴101に連通させた状態で、当該シート体100に適切に貼り込ませるために用いられるものである。
【0021】
具体的には、この実施の形態にかかる装置は、一面に前記補強シール200を等間隔に貼着していると共に、この補強シール200の穴部201に連通する透孔302を有した剥離テープ301を巻回させてなるテープロール300から当該剥離テープ301を順次引き出させながら、この剥離テープ301から順次に剥がれ出される前記補強シール200を前記シート体100に対し前記のように貼り込むものである。
【0022】
この実施の形態にあっては、かかるテープロール300は、前記補強シール200の貼り込まれた面を内側に向けるようにして前記剥離テープ301を巻き芯303に巻回して構成されている。そして、図1に示されるように、この剥離テープ301における補強シール200の貼り込まれた面を上側に向けるようにして、前記テープロール300から当該剥離テープ301が引き出されるようにしてある。
【0023】
かかる装置は、ベース1と、アーム2と、カセット3とを備えている。
かかるベース1に対し、前記アーム2は、当該ベース1の後端側に配された回動軸10に当該アーム2の後端側を回動可能に組み付けて、組み付け合わされている。
【0024】
また、かかるベース1に対し前記カセット3は、当該カセット3の後端側に設けられた軸受凹部28を前記回動軸10に取り外し可能にはめ付けて、当該ベース1と前記アーム2との間に装填される構成とされている。
【0025】
具体的には、この実施の形態にあっては、前記ベース1は、前記カセット3を装填する当該ベース1の上部(前記アーム2に向かい合う側)側において開放された内部空間11を備えた細長いケース状体として構成してある。すなわち、かかるベース1体は、一対の長さ側側板12、12と一対の幅側側板13、13及び底板14を備えている。
【0026】
また、前記アーム2は、当該アーム2の下部(前記ベース1に向かい合う側)側において開放された細長いケース状体として構成してある。すなわち、かかるアーム2は、一対の長さ側側板22、22と一対の幅側側板23、23及び上板24を備えている。
【0027】
この実施の形態にあっては、かかるアーム2を構成する一対の長さ側側板23、23の内面間に、前記ベース1が、当該ベース1の長さ側側板12の外面を当該アーム2の長さ側側板23の内面に向き合わせた状態で納まるように構成されており、当該ベース1およびアーム2における前記後端側となるの長さ方向にある一端側において、かかるベース1の一対の長さ側側板12、12間に亘り、かつ、両軸端をそれぞれ当該ベース1の長さ側側板12、12の外面から突き出させた前記回動軸10の当該軸端を前記アーム2の長さ側側板22に形成された軸穴25に納めることにより、当該ベース1に対して当該アーム2を回動可能に組み付けている。
【0028】
また、前記ベース1は、当該ベース1の前端側の上部に、前記シート体100に設けられたパンチ穴101に入れ込まれるガイド突部15を備えている。
【0029】
また、前記アーム2は、当該アーム2の前端側の下部に、当該アーム2の押し込み操作に伴って前記ベース1に設けられたガイド突部15が入り込む押圧筒部26を備えている。
【0030】
そして、この実施の形態にあっては、前記ベース1の前記ガイド突部15が設けられた前端と前記回動軸10との間にある前記内部空間11に前記カセット3が装填されるようにしてある。
【0031】
かかるカセット3は、この実施の形態にあっては、
(1)前記テープロール300を回転可能に保持する保持部29と、
(2)この保持部29に保持されたテープロール300から引き出された前記剥離テープ301を案内する上面案内部30と、
(3)この上面案内部30を案内される前記剥離テープ301を、当該カセット3の前端側で屈曲させて下方に導く突出案内部31と、
(4)この突出案内部31の下方に導かれた前記剥離テープ301の前記透孔302に入り込む複数の突出部32a、32a…を前記剥離テープ301の隣り合う透孔302間の間隔に対応したピッチで外周部32bに備えると共に、一側面部にラチェットギア32cを備えた送りローラー32と、
(5)前記突出案内部31による前記剥離テープ301の屈曲によって当該剥離テープ301から剥がれ出す前記補強シール200を前記ベース1の前端部の直上に保持すると共に、前記アーム2の押し込み操作に伴って前記保持された当該補強シール200を当該補強シール200の穴部201に前記ガイド突部15を入り込ませた状態で当該アーム2の押圧筒部26によって下方に抜け出させる保持枠33とを備えている。
【0032】
具体的には、この実施の形態にあっては、かかるカセット3は、装填される前記ベース1の長さ方向に沿って長く延びる一対の側板34、34を備えている。かかるカセット3の一対の側板34、34の外面間の寸法は、かかるベース1の一対の長さ側側板12、12の内面間の間隔よりもやや狭くなるように構成されており、かかるカセット3はこの側板34の外面を当該ベース1の長さ側側板12の内面に向き合わせた状態で、当該ベース1の前記内部空間11内に当該ベース1の上部から装填されるものとされている。
【0033】
また、このように装填可能とされるかかるカセット3の後端であって、その上部には、前記側板34の上下方向にある縁部において外方に開放された軸受凹部28が形成されており、かかるカセット3は、この軸受凹部28に前記ベース1の後端側において当該ベース1を構成する一対の長さ側側板12、12間に亘るように備えられた前記回動軸10を入れ込ませた状態で当該ベース1の前記内部空間11に装填されるものとされ、このように装填されたカセット3は当該回動軸10を中心に当該カセット3の前端側を上下に振り動かすことが可能な状態で当該ベース1と前記アーム2との間に配される。なお、図19に示されるように、前記回動軸10の上方であって、当該ベース1の前端側にやや近付いた位置に当該ベース1を構成する一対の長さ側側板12、12間に亘るように備えられたカセット用回動軸10’を別途設け、前記軸受凹部28にこのカセット用回動軸10’を入れ込ませるようにして当該ベース1の前記内部空間11にカセット3を装填するようにしてあっても良い。
【0034】
また、かかるカセット3は、その後端側に前記保持部29を備えている。この保持部29はかかるカセット3の上部側において開放されており、このカセット3の上部側から当該保持部29に前記テープロール300を、当該テープロール300が前記回動軸10と同じ向きに回転軸線を配して回転される状態で装填できるようにしてある。
【0035】
具体的には、この実施の形態にあっては、かかる保持部29の形成位置にある前記カセット3の一対の側板34、34にそれぞれ、当該カセット3の上部側にある当該側板34の縁部において外方に開放され、かつ、当該側板34の下部側に向けて延びる二条の割溝35、35によって当該カセット3の下部側を中心として弾性変形可能な弾性片36が形成してある。そして、かかる弾性片36における前記カセット3の保持部29の内方に向けられた側に、当該保持部29への前記テープロール300の入れ込みに伴って当該テープロール300の端面に突き当てられて一旦前記弾性片36を外向きに撓み出させると共に、当該保持部29に当該テープロール300を入れ込みきった位置での当該弾性片36の弾性復帰により当該テープロール300を構成する筒状をなす巻き芯303内に入り込んで、当該テープロール300を回転可能に支持する突部36aを形成させている。これにより、この実施の形態にあっては、前記カセット3の保持部29に当該カセット3の上部側からワンタッチで前記テープロール300を入れ込み当該テープロール300を回転可能に保持させることができ、また、このように保持されたテープロール300の剥離テープ301が引き出しきられた場合には、前記弾性片36の上端の上方において前記側板34に形成された把持用開放部34aを通じて当該テープロール300を把持して上方に引っ張ることにより、当該テープロール300の巻き芯303内から前記突部36aを抜き出させるように当該弾性片36を外向きに撓み出させて、かかる保持部29からワンタッチで当該剥離テープ301が引き出しきられたテープロール300ないしは巻き芯303を取り出すことができ、新しいテープロール300と容易に交換することができる。
【0036】
また、かかるカセット3は、前記保持部29と当該カセット3の前端との間に、前記送りローラー32を、前記回動軸10と同じ向きに当該送りローラー32の回転軸線を配するようにして、回転可能に備えている。
【0037】
かかる送りローラー32は、前記カセット3を構成する一対の側板34、34間に回転可能に納められていると共に、その一方の側面部にラチェットギア状をなす回り止め部32fを有し、さらに、この一方の側面部に向き合った当該一対の側板34、34の一方の外側に備えられたラチェットギア32cをその回転軸上に備えている。
【0038】
そして、この実施の形態にあっては、前記アーム2の押し込み操作に伴って前記ベース1に組み付けられた後述するラチェットレバー17と前記ラチェットギア32cとにより、当該アーム2を一回操作する毎に、前記送りローラー32が一ピッチ分づつ、図7における反時計回りに回動される構成とされている。
【0039】
また、この実施の形態にあっては、前記カセット3には、前記送りローラー32における前記回り止め部32fに対し、図8における時計回りの方向へのこの送りローラー32の回動を阻止するように、当該回り止め部32fに掛合するラチェットピン37が設けられており、前記アーム2の押し込み操作によって前記送りローラー32が図8における反時計回りにのみ回動されるようにしてある。
【0040】
また、この実施の形態にあっては、前記カセット3が、かかる送りローラー32の上方に、このカセット3を構成する一対の側板34、34の内面間に亘り、かつ、前記保持部29の側から当該カセット3の前端側に向けて続く上板38を備えており、この保持部29に前記のように保持されるテープロール300から引き出される剥離テープ301が当該上板38の上面に案内されて当該カセット3の前端側に引き出されるようにしてある。すなわち、この実施の形態にあっては、かかるカセット3の上板38の上面が特許請求の範囲にいう上面案内部30とされている。
【0041】
また、この実施の形態にあっては、かかる上面案内部30によって案内された前記剥離テープ301は、前記カセット3の前端側において、この前端側にある前記上板38の端部38aによって屈曲され、この上板38の下方に導かれるようにしてある。すなわち、この実施の形態にあっては、かかるカセット3の前端側にある前記上板38の端部38aが特許請求の範囲にいう突出案内部31として機能されるようにしてある。
【0042】
また、この実施の形態にあっては、前記カセット3がその前端側に、前記突出案内部31との間に、前記アーム2の押し込み操作に伴って上方より当該アーム2の前記押圧筒部26が入り込み、かつ、下方により前記ベース1のガイド突部15が入り込む空間を形成させる保持枠33を備えている。
【0043】
かかる保持枠33は、この実施の形態にあっては、前記突出案内部31の側を屈曲内側とするように屈曲された板状に構成されている。
【0044】
また、かかる保持枠33の内側であって、この保持枠33における前記空間を挟んだ両側にはそれぞれ、横向きに板面を配した保持板33aが設けられており、一対のこの保持板33a、33a間の間隔が前記剥離テープ301に貼着された前記補強シール200の外径よりもやや狭くなるようにしてある。
【0045】
また、この実施の形態にあっては、前記カセット3が、前記突出案内部31によって屈曲されて前記上板38の下方に導かれた前記剥離テープ301を、このカセット3の前端側にある前記送りローラー32の外周部32bに押し付けるように案内するテンションバー39を前記上板38の下方であって当該送りローラー32の前方位置に備えている。
【0046】
そして、この実施の形態にあっては、前記突出案内部31によって屈曲されて前記上板38の下方に導かれた前記剥離テープ301が、前記カセット3の下部側においては、かかるテンションバー39と送りローラー32との間を通じ前記保持部29の底部の外面に沿って当該カセット3の後端側に導かれ、さらに、前記ベース1の後端側であって当該ベース1の下部に形成された引き出しスリット16を通じて外方に引き出されるようにしてある。
【0047】
また、この実施の形態にあっては、前記テンションバー39によって、前記突出案内部31によって屈曲されて前記上板38の下方に導かれた前記剥離テープ301に形成された前記透孔302に、前記送りローラー32における前記カセット3の前端側にある前記突出部32aを当該送りローラー32の回転に伴って順次に入り込ませるようにしてあり、このように当該透孔302に突出部32aを順次に入り込ませる当該送りローラー32の回転によって、前記保持部29に保持されたテープロール300から順次に剥離テープ301が引き出され、前記上面案内部30、突出案内部31、テンションバー39および前記カセット3の底部を通って、前記引き出しスリット16から外方に当該剥離テープ301が順次に送り出されるようにしてある。
【0048】
また、前記ベース1には、このベース1への前記カセット3の装填に伴って前記送りローラー32のラチェットギア32cに掛合されると共に、前記アーム2の押し込み操作に伴って、当該送りローラー32を一ピッチ分づつ回転させるラチェットレバー17が備えられている。
【0049】
この実施の形態にあっては、かかるラチェットレバー17は、前記ベース1の内部空間11を構成する当該ベース1の一対の長さ側側板12、12の一方の内面と、この内部空間11に装填される前記カセット3を構成する一対の側板34、34のうち前記ラチェットギア32cを外面側に配した側板34の当該外面との間に納まる厚さを持った板状に構成されており、その上端を当該カセット3の装填に伴って前記ラチェットギア32cに掛合させる先端17aとするように、その下端側を当該ベース1の下部に回動可能に組み付けた構成のものとしてある。
【0050】
また、かかるラチェットレバー17は、当該ラチェットレバー17の回動軸17bを挟んだ前記ベース1の前端側に前記先端17aを位置させると共に、当該ベース1の後端側に当該ベース1の下部に突き出し端を支持された弾性片部17cを一体に備えている。
【0051】
そして、この実施の形態にあっては、
(1)かかるラチェットレバー17がその先端を、前記ラチェットギア32cの歯32dの一つ(先順位の歯32d)に対し、当該ラチェットギア32cの回転軸を挟んだ前記ベース1の後端側であって、当該ラチェットギア32cの下方から掛合されるようにしてあり、
(2)前記アーム2の押し込み操作に連動して前記カセット3が下方に移動されることに伴って、当該ラチェットレバー17が前記弾性片部17cを弾性変形させながら下方に回動されると共に、
(3)このラチェットレバー17の先端17aが前記ラチェットギア32cの隣り合う歯32d、32d(前記押し込み動作前に当該先端が掛合していた前記先順位の歯32dとこれに隣り合う次順位の歯32d)間の斜面32eに摺接して、かかるラチェットギア32cを回動させるようにしてある。
(4)また、前記アーム2の押し込み操作の解除により、後述するベース側バネ18の作用により前記カセット3が上方に向けて移動されると、前記弾性片部17cの弾性復帰によってかかるラチェットレバー17が再び上方に回動され、このように上方に向けて回動されるラチェットレバー17の先端17aが、前記次順位のラチェットギア32cの歯32dに掛合されるようにしてある。
【0052】
すなわち、この実施の形態にあっては、前記アーム2の一回分の前記押し込み操作によって、当該ラチェットギア32cが一ピッチ分回動されるようにしてある。
【0053】
また、前記アーム2には、当該アーム2と前記ベース1との間に装填された前記カセット3の前端側の上部に先端を突き当てるアーム側バネ27が設けられており、このアーム側バネ27によってかかるアーム2を押し込み操作しない状態においては当該カセット3の前記保持枠33内に当該アーム2の押圧筒部26が入り込まないように、当該アーム2の下部とカセット3の上部との間に間隔が形成されるようにしてある。この実施の形態にあっては、かかるアーム側バネ27は板バネとして構成されている。
【0054】
また、前記ベース1には、当該ベース1と前記アーム2との間に装填された前記カセット3の長さ方向ほぼ中央部であってその下部を上方に持ち上げる向きに付勢するベース側バネ18が設けられており、このベース側バネ18によって前記アーム2を押し込み操作しない状態においては当該カセット3の前記保持枠33内に当該ベース1のガイド突部15が入り込まないように、当該ベース1の前端側の上部と当該カセット3の前端側の下部との間に間隔が形成されるようにしてある。この実施の形態にあっては、かかるベース側バネ18は圧縮コイルバネとしてあり、前記ベース1の底部に上下動可能に組み付けられると共に、当該ベース側バネ18によって常時上方に向けて付勢された押圧体19を介して当該ベース側バネ18によって前記カセット3を当該ベース1から離れる向きに付勢するようにしている。
【0055】
また、この実施の形態にあっては、前記ベース側バネ18の付勢力が前記アーム側バネ27の付勢力より小さくなるように設定してある。
【0056】
この結果、この実施の形態にあっては、前記シート体100に設けたパンチ穴101に前記ベース1のガイド突部15を入れ込んで前記アーム2を押し込み操作することより、
(1)先ず、前記ベース1のベース側バネ18を撓めさせて前記回動軸10を中心として前記カセット3を下方に回動させることができると共に、前記ラチェットギア32cによって前記送りローラー32を図7における反時計回りの向きに一ピッチ分回動させることができる。
(2)そして、この送りローラー32の回動によって、前記テープロール300から一ピッチ分(前記剥離シートの隣り合う透孔302間の間隔分)の剥離シートを引き出すことができると共に、前記上面案内部30に案内されている剥離シートにおける最も先順位の補強シール200が貼り込まれている箇所を前記突出案内部31に移動させて当該突出案内部31により屈曲させることができ、この屈曲によって当該補強シール200を当該剥離シートから剥がし出させて前記保持枠33内に入り込ませることができる。
(3)そして、この後さらに前記アーム2を押し込み操作させることにより、前記回動軸10を中心として前記カセット3をさらに下方に回動させることができると共に、前記アーム側バネ27を撓み込ませて当該回動軸10を中心として当該アーム2を下方に回動させることができ、前記剥離テープ301から剥がし出されて前記保持枠33内に保持された前記補強シール200の穴部201内に前記ベース1のガイド突部15を入れ込ませながら、この補強シール200を前記アーム2の押圧筒部26によって下方に抜け出させ、前記シート体100に貼り込ませることができる。(図8の状態)
【0057】
また、この実施の形態にあっては、前記保持枠33が、当該保持枠33の前端内面33bを前記突出案内部31から離れ出させる向きに離隔移動可能に備えられたスライド体40に形成してあると共に、このスライド体40の下部に当該スライド体40を当該離隔移動させた状態で当該突出案内部31の前方を通して下方に引き出された前記剥離テープ301を当該スライド体40の復動操作によって前記送りローラー32の外周部32bに押し付けさせる前記テンションバー39を備えさせている。
【0058】
この実施の形態にあっては、かかるスライド体40は、一端側を湾曲連接部40aによって相互に連接された一対のプレート体40b、40bとして構成されている。
【0059】
そして、かかる一対のプレート体40b、40bの内面間に、このプレート体40bの内面に前記カセット3を構成する側板34の外面を向き合わせるようにして、当該カセット3の前端側が納まるようにしてある。
【0060】
また、かかるカセット3の前端側にある前記一対の側板34,34の外面にはそれぞれ、当該側板の長さ方向に沿った上部リブ41と、この上部リブ41との間にガイド隙間43を開けて当該上部リブ41と平行に延びる下部リブ42とが形成してあると共に、前記一対のプレート体40b、40bの内側にはそれぞれ、かかるガイド隙間43にほぼ密に入り込むガイドリブ40cが形成されている。
【0061】
そして、前記スライド体40は、前記一対のプレート体40b、40bの内面間に前記湾曲連接部40aの側と反対の側から前記カセット3の前端側を、前記ガイド隙間43に前記ガイドリブ40cを入れ込ませた状態で納めさせて、当該カセット3に組み付けられるようにしてあり、このように組み付けられた当該スライド体40の前記湾曲連接部40a側が前記保持枠33となるようにしてあると共に、前記ガイド隙間43による前記ガイドリブ40cの案内によって当該保持枠33の前端内面33bを前記突出案内部31に最も近づけた基準位置(図12及び図14の位置)から最も離れ出させた離隔位置(図13の位置)までの間で、スライド移動操作できるようにしてある。
【0062】
また、この実施の形態にあっては、かかるスライド体40を構成する一対のプレート体40b、40bの間に、当該スライド体40のスライド移動方向ほぼ中程の位置であってその下部側に、前記テンションバー39を架設させている。
【0063】
そして、この実施の形態にあっては、前記基準位置において、かかるテンションバー39をはまり込ませる凹部44が前記カセット3を構成する一対の側板34、34における当該カセット3の前端側にある縁部に形成してあると共に、この凹部44にテンションバー39をはまり込ませた状態において、当該テンションバー39によって前記突出案内部31の前方を通して下方に引き出された前記剥離テープ301が前記送りローラー32の外周部32bに押し付けられるようにしてある。
【0064】
これにより、この実施の形態にあっては、前記剥離テープ301が引き出しきられたテープロール300を前記カセット3の保持部29から取り出し、当該保持部29に新しいテープロール300を装填した後、このように装填された新しいテープロール300から引き出した剥離テープ301を、前記スライド体40を前記離隔位置にスライド移動させることにより当該スライド体40に設けられた前記テンションバー39と前記送りローラー32との間の間隔を広げて両者の間に容易に通すことができ、この後、当該スライド体40を前記基準位置に復動操作することにより、このように通された剥離テープ301を当該テンションバー39によって当該送りローラー32の外周部32bに対し、当該送りローラー32の回転によって当該剥離テープ301の透孔302に順次に当該送りローラー32の外周部32bに設けた突出部32aが入り込むように、押し付けさせることができる。
【0065】
なお、この実施の形態にあっては、前記上部リブ41における前記カセット3の後端側に向けられた端部に位置決め突部41aが形成してあると共に、前記スライド体40における前記ガイドリブ40cの両端側にある当該スライド体40を構成する一対のプレート体40b、40bの内面部に、当該スライド体40における前記基準位置と前記離隔位置とにおいてそれぞれ、前記位置決め突部41aを弾性的に入り込ませて当該位置決め突部41aに掛合する位置決め凹部40dが形成してあり、この掛合によって当該スライド体40を前記基準位置と離隔位置とにおいて安定的に位置づけることができるようにしてある。
【0066】
また、この実施の形態にあっては、前記ベース1の後端側であって当該ベース1の下部に、補強シール200が剥がされた状態で送りローラー32によって送り出されてくる剥離テープ301の引き出しスリット16が形成してあると共に、このスリット16からの当該剥離テープ301の引き出し部分を切断させる切断手段20が備えられている。
【0067】
この実施の形態にあっては、前記ベース1の下部であって、前記回動軸10のほぼ直下位置に、かかるスリット16が設けられている。
【0068】
また、この実施の形態にあっては、かかるベース1の内底部に、当該ベース1の前端側から後端側に向けてスライド移動操作可能に組み付けられると共に、この後端側に向けられた端部に鋸歯状をなす前記剥離テープ301の切断刃20aを備えたスライドプレート20bが備えられている。
【0069】
具体的には、この実施の形態にあっては、前記ベース1の下部に当該ベース1の長さ方向に沿った長穴21が開設されており、前記スライドプレート20bはこの長穴21に当該スライドプレート20bの下面側に設けた操作突起20cを入り込ませた状態で、当該ベース1に対しスライド移動可能に組み付けられている。
【0070】
そして、この実施の形態にあっては、かかる長穴21における前記ベース1の前端側に向けられた穴端に前記操作突起20cを突き当てる後退位置から、当該長穴21における当該ベース1の後端側に向けられた穴端に当該操作突起20cを突き当てる前進位置まで、当該長穴21を通じた当該操作突起20cを操作によって前記スライドプレート20bをスライド移動させることができるようにしてあると共に、かかる前進位置において前記スリット16内に当該スライドプレート20bにおける前記切断刃20aが設けられた側の端部が入り込むようにしてある。(図8、当該前進位置にあるスライドプレート20bの輪郭を想像線で示す。)すなわち、この実施の形態にあっては、かかるスライドプレート20bの切断刃20aが前記切断手段20とされている。
【0071】
この結果、この実施の形態にあっては、前記スリット16からの前記剥離テープ301の引き出し部分を前記スライドプレート20bを前記前進位置に移動させることにより、適宜容易に切断することができる。
【0072】
【発明の効果】
この発明にかかる補強シールの貼り付け装置によれば、かかる装置を構成するカセットに装填されるテープロールであって、シート体に設けられたパンチ穴を補強するように当該シート体に貼り付けられる補強シールの貼着された剥離テープを巻回させて構成されるテープロールの、交換ないし再装填を、容易かつ適切になすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープロール300、送りローラー32、ベース1のガイド突部15とアーム2の押圧筒部26、補強シール200の貼り込まれるシート体100をそれぞれ、斜視の状態で表した構成図
【図2】補強シール200を貼り込まれた前記シート体100の要部斜視図
【図3】貼り付け装置の外部構成を示す側面図
【図4】貼り付け装置の外部構成を示す側面図(ア−ム2の押し込み状態)
【図5】貼り付け装置の外部構成を示す底面図
【図6】貼り付け装置を構成するベース1を、アーム2を省略して示した平面構成図
【図7】貼り付け装置の断面構成図(図6におけるA−A線相当位置/アーム2の開きだし状態)
【図8】貼り付け装置の断面構成図(図6におけるB−B線相当位置/アーム2の押し込み状態)
【図9】貼り付け装置の断面構成図(図6におけるC−C線相当位置)
【図10】貼り付け装置を構成するベース1を、当該ベース1の内部空間11に装填されるカセット3を取り外した状態において、アーム2を省略して示した平面構成図
【図11】カセット3の要部横断面図
【図12】カセット3の縦断面構成図
【図13】カセット3の縦断面構成図
【図14】カセット3の縦断面構成図
【図15】カセット3を構成部材の側面構成図
【図16】カセット3を構成部材の平面構成図
【図17】カセット3を構成するスライド体40の平面構成図
【図18】カセット3を構成するスライド体40の断面構成図(図17におけるD−D線相当位置)
【図19】図1ないし図18に示される例と、カセット3のベース1に対する組み付け支持の構造を異ならせた構成例の概要を示す断面構成図
【符号の説明】
100 シート体
101 パンチ穴
200 補強シール
201 穴部
300 テープロール
301 剥離テープ
302 透孔
1 ベース
2 アーム
3 カセット
10 回動軸
15 ガイド突部
17 ラチェットレバー
26 押圧筒部
28 軸受凹部
29 保持部
30 上面案内部
31 突出案内部
32 送りローラー
32a 突出部
32b 外周部
32c ラチェットギア
33 保持枠
39 テンションバー
40 スライド体

Claims (2)

  1. リング状をなす補強シールを、当該補強シールの穴部をシート体に設けたパンチ穴に連通させた状態で、当該シート体に貼り込む装置であって、
    ベースと、アームと、カセットとを備えており、
    このベースに対し前記アームは、当該ベースの後端側に配された回動軸に当該アームの後端側を回動可能に組み付けて、組み付け合わされており、
    前記ベースに対し前記カセットは、当該カセットの後端側に設けられた軸受凹部を前記回動軸又は当該ベースの後端側に設けられたカセット用回動軸に取り外し可能にはめ付けて、当該ベースと前記アームとの間に装填される構成とされており、
    前記ベースは、当該ベースの前端側の上部に前記パンチ穴に入れ込まれるガイド突部を備えており、
    前記アームは、当該アームの前端側の下部に当該アームの押し込み操作に伴って前記ガイド突部が入り込む押圧筒部を備えており、
    前記カセットは、
    一面に前記補強シールを等間隔に貼着していると共に、この補強シールの穴部に連通する透孔を有した剥離テープを巻回させてなるテープロールを回転可能に保持する保持部と、
    この保持部に保持されたテープロールから引き出された前記剥離テープを案内する上面案内部と、
    この上面案内部を案内される前記剥離テープを、当該カセットの前端側で屈曲させて下方に導く突出案内部と、
    この突出案内部の下方に導かれた前記剥離テープの前記透孔に入り込む複数の突出部を前記剥離テープの隣り合う透孔間の間隔に対応したピッチで外周部に備えると共に、一側面側にラチェットギアを備えた送りローラーと、
    前記突出案内部による前記剥離テープの屈曲によって当該剥離テープから剥がれ出す前記補強シールを前記ベースの前端部の直上に保持すると共に、前記アームの押し込み操作に伴って前記保持された当該補強シールを当該補強シールの穴部に前記ガイド突部を入り込ませた状態で当該アームの押圧筒部によって下方に抜け出させる保持枠とを備えており、
    前記ベースには、前記カセットの装填に伴って前記送りローラーのラチェットギアに掛合されると共に、前記アームの押し込み操作に伴って、当該送りローラーを一ピッチ分づつ回転させるラチェットレバーが備えられており、
    しかも、前記保持枠が、当該保持枠の前端内面を前記突出案内部から離れ出させる向きに離隔移動可能に備えられたスライド体に形成してあると共に、このスライド体の下部に当該スライド体を当該離隔移動させた状態で当該突出案内部の前方を通して下方に引き出された前記剥離テープを当該スライド体の復動操作によって前記送りローラーの外周部に押し付けさせるテンションバーが備えられていることを特徴とする補強シールの貼り付け装置。
  2. ベースの後端側であって当該ベースの下部に、補強シールが剥がされた状態で送りローラーによって送り出されてくる剥離テープの引き出しスリットが形成してあると共に、このスリットからの当該剥離テープの引き出し部分を切断させる切断手段が備えられていることを特徴とする請求項1記載の補強シールの貼り付け装置。
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