JP2002293074A - 補強シールの貼り付け装置 - Google Patents

補強シールの貼り付け装置

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JP2002293074A
JP2002293074A JP2001103510A JP2001103510A JP2002293074A JP 2002293074 A JP2002293074 A JP 2002293074A JP 2001103510 A JP2001103510 A JP 2001103510A JP 2001103510 A JP2001103510 A JP 2001103510A JP 2002293074 A JP2002293074 A JP 2002293074A
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arm
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千賀子 小澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープロールの交換ないし再装填の容易化。 【解決手段】 カセット3はベース1とアーム2との間
に装填される。ベース1はガイド突部15を、アーム2
はガイド突部15が入り込む押圧筒部26を備えてい
る。カセット3はテープロール300の保持部29と、
剥離テープ301を屈曲させて導く突出案内部31と、
送りローラー32と、突出案内部31による剥離テープ
301の屈曲によって剥がれ出す補強シール200を保
持すると共にアーム2の押し込み操作に伴って補強シー
ル200の穴部201にガイド突部15を入り込ませた
状態で押圧筒部26によって下方に抜け出させる保持枠
33とを備えている。保持枠33がスライド体40に形
成してあると共にスライド体40に剥離テープ301を
スライド体40の復動操作によって送りローラー32の
外周部32bに押し付けさせるテンションバー39が備
えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、紙などのシート
体に設けられる当該シート体の綴り込み用のパンチ穴を
補強するリング状をなす補強シールを、当該補強シール
の穴部を前記パンチ穴に連通させた状態で、当該シート
体に貼り込ませる貼り付け装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】パッチなどとも称される紙などのシート
体に設けられる綴り込み用のパンチ穴(綴り穴)を補強
するリング状をなす補強シール(補強片)を、当該補強
シールの穴部を前記パンチ穴に連通させた状態で当該シ
ート体に貼り込ませる装置として、公開特許公報所載の
特開昭63−274596に係る綴り穴補強片貼着器が
ある。
【0003】かかる従来の貼着器は、前記パンチ穴に入
れ込まれるガイド突部(位置決め用の突起)を備えたベ
ースと、テープカセットから供給されて当該ガイド突部
の直上に保持される補強シールをこのガイド突部に嵌合
させた状態で押し出す押圧筒部(押圧子)を備えたアー
ムとを備えている。そして、かかる貼着器は、かかるガ
イド突部を前記パンチ穴に入れ込ませた後、かかるアー
ムを押し込み操作することにより、当該ガイド突部を案
内として前記補強シールを押し出させ、これにより、か
かる補強シールを前記パンチ穴の穴縁部に貼り付けさせ
るものであった。
【0004】かかる従来の貼着器にあっては、前記補強
シールが、かかる貼着器を構成するハンドルの押し込み
操作に伴って、このハンドルとベースとの間に介装され
たフレームに装填されたテープカセットに内蔵されたテ
ープロールから一枚づつ供給されるようにしてある。
【0005】具体的には、かかるテープロールは、長さ
方向に一定間隔を開けて前記補強シールが貼り付けられ
ている剥離テープを巻回させて構成されている。そし
て、前記ハンドルの押し込み操作に伴って、前記テープ
カセットに内蔵されたかかるテープロールから一ピッチ
分づつ剥離テープが引き出されると共に、かかるテープ
カセットの嘴部によってこのように引き出された剥離テ
ープを折り曲げ反転させて前記補強シールを剥がし出さ
せ、このように剥がし出された当該補強シールを前記ア
ームが次に押し込み操作されるまでの間、前記フレーム
によって前記ベースのガイド突部の直上に保持させるよ
うにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、かかる従来
の貼着器にあっては、前記テープロールが前記テープカ
セットに内蔵されているにすぎず、かかるテープロール
より剥離テープが全て引き出された場合に当該テープカ
セットに新規のテープロールを装填し直すことについて
の格別の配慮がなされていない。
【0007】また、かかるテープカセットを装填するた
めに、前記フレームを必然的に必要とするものであっ
た。
【0008】そこで、この発明は、この種の貼り付け装
置において、補強シールの貼着された剥離テープを巻回
させて構成されるテープロールの交換ないし再装填を、
容易かつ適切になせるようにすることを主たる目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明にあっては、補強シールの貼り
付け装置が、以下の(1)〜(9)の構成を備えたもの
とした。 (1)リング状をなす補強シールを、当該補強シールの
穴部をシート体に設けたパンチ穴に連通させた状態で、
当該シート体に貼り込む装置であって、(2)ベース
と、アームと、カセットとを備えており、(3)このベ
ースに対し前記アームは、当該ベースの後端側に配され
た回動軸に当該アームの後端側を回動可能に組み付け
て、組み付け合わされており、(4)前記ベースに対し
前記カセットは、当該カセットの後端側に設けられた軸
受凹部を前記回動軸又は当該ベースの後端側に設けられ
たカセット用回動軸に取り外し可能にはめ付けて、当該
ベースと前記アームとの間に装填される構成とされてお
り、(5)前記ベースは、当該ベースの前端側の上部に
前記パンチ穴に入れ込まれるガイド突部を備えており、
(6)前記アームは、当該アームの前端側の下部に当該
アームの押し込み操作に伴って前記ガイド突部が入り込
む押圧筒部を備えており、(7)前記カセットは、(7
a)一面に前記補強シールを等間隔に貼着していると共
に、この補強シールの穴部に連通する透孔を有した剥離
テープを巻回させてなるテープロールを回転可能に保持
する保持部と、(7b)この保持部に保持されたテープ
ロールから引き出された前記剥離テープを案内する上面
案内部と、(7c)この上面案内部を案内される前記剥
離テープを、当該カセットの前端側で屈曲させて下方に
導く突出案内部と、(7d)この突出案内部の下方に導
かれた前記剥離テープの前記透孔に入り込む複数の突出
部を前記剥離テープの隣り合う透孔間の間隔に対応した
ピッチで外周部に備えると共に、一側面側にラチェット
ギアを備えた送りローラーと、(7e)前記突出案内部
による前記剥離テープの屈曲によって当該剥離テープか
ら剥がれ出す前記補強シールを前記ベースの前端部の直
上に保持すると共に、前記アームの押し込み操作に伴っ
て前記保持された当該補強シールを当該補強シールの穴
部に前記ガイド突部を入り込ませた状態で当該アームの
押圧筒部によって下方に抜け出させる保持枠とを備えて
おり、(8)前記ベースには、前記カセットの装填に伴
って前記送りローラーのラチェットギアに掛合されると
共に、前記アームの押し込み操作に伴って、当該送りロ
ーラーを一ピッチ分づつ回転させるラチェットレバーが
備えられており、(9)しかも、前記保持枠が、当該保
持枠の前端内面を前記突出案内部から離れ出させる向き
に離隔移動可能に備えられたスライド体に形成してある
と共に、このスライド体の下部に当該スライド体を当該
離隔移動させた状態で当該突出案内部の前方を通して下
方に引き出された前記剥離テープを当該スライド体の復
動操作によって前記送りローラーの外周部に押し付けさ
せるテンションバーが備えられている。
【0010】かかる構成によれば、 (1)先ず、前記カセットの軸凹部から前記回動軸又は
当該ベースの後端側に設けられたカセット用回動軸を抜
き出させて、前記ベースと前記アームとの間から当該カ
セットを容易に取り外すことができる。 (2)次いで、このように取り外された前記カセットの
保持部にテープロールを装填した後、このように装填さ
れたテープロールから引き出されて、当該カセットの上
面案内部を通じ当該カセットの前端側に導かれると共
に、前記屈曲案内部によって屈曲されて下方に導かれた
剥離テープを、前記スライド体を前記離隔移動させるこ
とにより当該スライド体に設けられた前記テンションバ
ーと前記送りローラーとの間の間隔を広げて両者の間に
容易に通すことができ、この後、当該スライド体を復動
操作することにより、このように通された剥離テープを
当該テンションバーによって当該送りローラーの外周部
に対し、当該送りローラーの回転によって当該剥離テー
プの透孔に順次に当該送りローラーの外周部に設けた突
出部が入り込むように、押し付けさせることができる。 (3)そして、このようにテープロールを装填させたカ
セットの軸凹部に再び前記回動軸又は当該ベースの後端
側に設けられたカセット用回動軸を入れ込ませて当該カ
セットを前記ベースとアームとの間に装填させ直すこと
により、当該カセットの送りローラーに備えられたラチ
ェットギアに前記ベースのラチェットレバーを掛合させ
て、前記アームの押し込み操作に伴って前記送りローラ
ーが再び一ピッチ分づつ回転される状態を作り出すこと
ができる。
【0011】この後、前記シート体に設けたパンチ穴に
前記ベースのガイド突部を入れ込んで前記アームを押し
込み操作することより、 (1)このアームの押し込み操作に伴って前記カセット
を下方に回動させることができると共に、前記ラチェッ
トギアによって前記送りローラーを一ピッチ分回動させ
ることができる。 (2)そして、この送りローラーの回動によって、前記
テープロールから一ピッチ分の剥離シートを引き出すこ
とができると共に、前記上面案内部に案内されている剥
離シートにおける最も先順位の補強シールが貼り込まれ
ている箇所を前記突出案内部に移動させて当該突出案内
部により屈曲させることができ、この屈曲によって当該
補強シールを当該剥離シートから剥がし出させて前記保
持枠内に入り込ませることができる。 (3)そして、この後さらに前記アームを押し込み操作
させて前記回動軸又は当該ベースの後端側に設けられた
カセット用回動軸を中心として前記カセットをさらに下
方に回動させることにより、前記剥離テープから剥がし
出されて前記保持枠内に保持された補強シールの穴部内
に前記ベースのガイド突部を入れ込ませながら、この補
強シールを前記アームの押圧筒部によって下方に抜け出
させ、前記シート体に貼り込ませることができる。
【0012】また、請求項2記載の発明にあっては、請
求項1記載の補強シールの貼り付け装置がさらに、前記
ベースの後端側であって当該ベースの下部に、補強シー
ルが剥がされた状態で送りローラーによって送り出され
てくる剥離テープの引き出しスリットが形成してあると
共に、このスリットからの当該剥離テープの引き出し部
分を切断させる切断手段を備えている構成とした。
【0013】かかる構成によれば、前記スリットからの
前記剥離テープの引き出し部分を、適宜容易に切断する
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図19に基づい
て、この発明の典型的な実施の形態について説明する。
【0015】なお、ここで図1は、この実施の形態にか
かる貼り付け装置の機能を理解しやすいように、当該装
置に装填されるテープロール300、当該テープロール
300から剥離テープ301を順次引き出すように回転
される送りローラー32、この剥離テープ301から剥
がし出された補強シール200をシート体100に貼り
込ませるように協働するベース1のガイド突部15とア
ーム2の押圧筒部26、かかる補強シール200の貼り
込まれるシート体100をそれぞれ、斜視の状態で表し
ており、同図における左側において剥離テープ301を
屈曲するように当該剥離テープ301を順次に引き出す
ことにより、当該剥離テープ301に粘着面を粘着させ
て当該剥離テープ301に貼着されていた前記補強シー
ル200が剥がし出され、このように剥がし出された補
強シール200の粘着面を同図の下方、つまり、前記シ
ート体100の一面に向けるようにした状態で、前記ガ
イド突部15と押圧筒部26とによって当該補強シール
200が前記粘着面によって前記シート体100に貼り
込まれる。図2は、かかる補強シール200を貼り込ま
れた前記シート体100の要部を斜視の状態で示してい
る。
【0016】また、図3ないし図5はそれぞれ、かかる
貼り付け装置の外部構成を示している。また、図6およ
び図10は、かかる装置を、当該装置を構成するベース
1の上部側から見た状態で、アーム2を省略して示して
おり、特に図10は、かかるベース1の内部空間11に
装填されるカセット3を取り外した状態で当該ベース1
を表している。
【0017】また、図7ないし図9は、かかる装置を断
面にして表しており、特に、図7は、前記アーム2を開
きだして、前記ベース1に装填されたカセット3の取り
外しを可能とした状態を、また、図8は、かかるアーム
2を押し込み操作して、かかるアーム2の前端とベース
1の前端との間に挟み込んだ前記シート体100に対し
前記カセット3の保持枠33に保持された補強シール2
00を当該保持枠33より抜け出させて貼り込ませるよ
うにする動作状態を、また、図9は、かかるアーム2を
押し込み操作しない状態を、それぞれ示している。
【0018】また、図11は、前記カセット3の要部を
横断面にして、また、図12ないし図14は、かかるカ
セット3を縦断面にして示しており、特に、図12は、
前記ベース1から取り外したカセット3の保持部29に
テープロール300を保持させた状態を、また、図13
は、このように保持部29に保持させたテープロール3
00から引き出した剥離テープ301をスライド体40
を後述する離隔位置まで移動させて、当該スライド体4
0に設けたテンションバー39と前記送りローラー32
との間に通した状態を、また、図14は、図13の状態
から当該スライド体40を復動させて当該テンションバ
ー39によって当該剥離テープ301を前記送りローラ
ー32の外周部32bに押し付けさせるようにしたセッ
ト状態を、それぞれ示している。
【0019】また、図15および図16は、前記カセッ
ト3を構成する主要部を、また、図17および図18
は、当該カセット3を構成するスライド体40を、それ
ぞれ表している。さらに、図19は、図1ないし図18
に示される例と、前記カセット3のベース1に対する組
み付け支持の構造を異ならせた構成例の概要を示してい
る。
【0020】この実施の形態にかかる補強シール200
の貼り付け装置は、紙などのシート体100に設けられ
る当該シート体100の綴り込み用のパンチ穴101を
補強するために当該シート体100に貼り込まれるリン
グ状をなす補強シール200(パッチなどと称され
る。)を、当該補強シール200の穴部を前記パンチ穴
101に連通させた状態で、当該シート体100に適切
に貼り込ませるために用いられるものである。
【0021】具体的には、この実施の形態にかかる装置
は、一面に前記補強シール200を等間隔に貼着してい
ると共に、この補強シール200の穴部201に連通す
る透孔302を有した剥離テープ301を巻回させてな
るテープロール300から当該剥離テープ301を順次
引き出させながら、この剥離テープ301から順次に剥
がれ出される前記補強シール200を前記シート体10
0に対し前記のように貼り込むものである。
【0022】この実施の形態にあっては、かかるテープ
ロール300は、前記補強シール200の貼り込まれた
面を内側に向けるようにして前記剥離テープ301を巻
き芯303に巻回して構成されている。そして、図1に
示されるように、この剥離テープ301における補強シ
ール200の貼り込まれた面を上側に向けるようにし
て、前記テープロール300から当該剥離テープ301
が引き出されるようにしてある。
【0023】かかる装置は、ベース1と、アーム2と、
カセット3とを備えている。かかるベース1に対し、前
記アーム2は、当該ベース1の後端側に配された回動軸
10に当該アーム2の後端側を回動可能に組み付けて、
組み付け合わされている。
【0024】また、かかるベース1に対し前記カセット
3は、当該カセット3の後端側に設けられた軸受凹部2
8を前記回動軸10に取り外し可能にはめ付けて、当該
ベース1と前記アーム2との間に装填される構成とされ
ている。
【0025】具体的には、この実施の形態にあっては、
前記ベース1は、前記カセット3を装填する当該ベース
1の上部(前記アーム2に向かい合う側)側において開
放された内部空間11を備えた細長いケース状体として
構成してある。すなわち、かかるベース1体は、一対の
長さ側側板12、12と一対の幅側側板13、13及び
底板14を備えている。
【0026】また、前記アーム2は、当該アーム2の下
部(前記ベース1に向かい合う側)側において開放され
た細長いケース状体として構成してある。すなわち、か
かるアーム2は、一対の長さ側側板22、22と一対の
幅側側板23、23及び上板24を備えている。
【0027】この実施の形態にあっては、かかるアーム
2を構成する一対の長さ側側板23、23の内面間に、
前記ベース1が、当該ベース1の長さ側側板12の外面
を当該アーム2の長さ側側板23の内面に向き合わせた
状態で納まるように構成されており、当該ベース1およ
びアーム2における前記後端側となるの長さ方向にある
一端側において、かかるベース1の一対の長さ側側板1
2、12間に亘り、かつ、両軸端をそれぞれ当該ベース
1の長さ側側板12、12の外面から突き出させた前記
回動軸10の当該軸端を前記アーム2の長さ側側板22
に形成された軸穴25に納めることにより、当該ベース
1に対して当該アーム2を回動可能に組み付けている。
【0028】また、前記ベース1は、当該ベース1の前
端側の上部に、前記シート体100に設けられたパンチ
穴101に入れ込まれるガイド突部15を備えている。
【0029】また、前記アーム2は、当該アーム2の前
端側の下部に、当該アーム2の押し込み操作に伴って前
記ベース1に設けられたガイド突部15が入り込む押圧
筒部26を備えている。
【0030】そして、この実施の形態にあっては、前記
ベース1の前記ガイド突部15が設けられた前端と前記
回動軸10との間にある前記内部空間11に前記カセッ
ト3が装填されるようにしてある。
【0031】かかるカセット3は、この実施の形態にあ
っては、(1)前記テープロール300を回転可能に保
持する保持部29と、(2)この保持部29に保持され
たテープロール300から引き出された前記剥離テープ
301を案内する上面案内部30と、(3)この上面案
内部30を案内される前記剥離テープ301を、当該カ
セット3の前端側で屈曲させて下方に導く突出案内部3
1と、(4)この突出案内部31の下方に導かれた前記
剥離テープ301の前記透孔302に入り込む複数の突
出部32a、32a…を前記剥離テープ301の隣り合
う透孔302間の間隔に対応したピッチで外周部32b
に備えると共に、一側面部にラチェットギア32cを備
えた送りローラー32と、(5)前記突出案内部31に
よる前記剥離テープ301の屈曲によって当該剥離テー
プ301から剥がれ出す前記補強シール200を前記ベ
ース1の前端部の直上に保持すると共に、前記アーム2
の押し込み操作に伴って前記保持された当該補強シール
200を当該補強シール200の穴部201に前記ガイ
ド突部15を入り込ませた状態で当該アーム2の押圧筒
部26によって下方に抜け出させる保持枠33とを備え
ている。
【0032】具体的には、この実施の形態にあっては、
かかるカセット3は、装填される前記ベース1の長さ方
向に沿って長く延びる一対の側板34、34を備えてい
る。かかるカセット3の一対の側板34、34の外面間
の寸法は、かかるベース1の一対の長さ側側板12、1
2の内面間の間隔よりもやや狭くなるように構成されて
おり、かかるカセット3はこの側板34の外面を当該ベ
ース1の長さ側側板12の内面に向き合わせた状態で、
当該ベース1の前記内部空間11内に当該ベース1の上
部から装填されるものとされている。
【0033】また、このように装填可能とされるかかる
カセット3の後端であって、その上部には、前記側板3
4の上下方向にある縁部において外方に開放された軸受
凹部28が形成されており、かかるカセット3は、この
軸受凹部28に前記ベース1の後端側において当該ベー
ス1を構成する一対の長さ側側板12、12間に亘るよ
うに備えられた前記回動軸10を入れ込ませた状態で当
該ベース1の前記内部空間11に装填されるものとさ
れ、このように装填されたカセット3は当該回動軸10
を中心に当該カセット3の前端側を上下に振り動かすこ
とが可能な状態で当該ベース1と前記アーム2との間に
配される。なお、図19に示されるように、前記回動軸
10の上方であって、当該ベース1の前端側にやや近付
いた位置に当該ベース1を構成する一対の長さ側側板1
2、12間に亘るように備えられたカセット用回動軸1
0’を別途設け、前記軸受凹部28にこのカセット用回
動軸10’を入れ込ませるようにして当該ベース1の前
記内部空間11にカセット3を装填するようにしてあっ
ても良い。
【0034】また、かかるカセット3は、その後端側に
前記保持部29を備えている。この保持部29はかかる
カセット3の上部側において開放されており、このカセ
ット3の上部側から当該保持部29に前記テープロール
300を、当該テープロール300が前記回動軸10と
同じ向きに回転軸線を配して回転される状態で装填でき
るようにしてある。
【0035】具体的には、この実施の形態にあっては、
かかる保持部29の形成位置にある前記カセット3の一
対の側板34、34にそれぞれ、当該カセット3の上部
側にある当該側板34の縁部において外方に開放され、
かつ、当該側板34の下部側に向けて延びる二条の割溝
35、35によって当該カセット3の下部側を中心とし
て弾性変形可能な弾性片36が形成してある。そして、
かかる弾性片36における前記カセット3の保持部29
の内方に向けられた側に、当該保持部29への前記テー
プロール300の入れ込みに伴って当該テープロール3
00の端面に突き当てられて一旦前記弾性片36を外向
きに撓み出させると共に、当該保持部29に当該テープ
ロール300を入れ込みきった位置での当該弾性片36
の弾性復帰により当該テープロール300を構成する筒
状をなす巻き芯303内に入り込んで、当該テープロー
ル300を回転可能に支持する突部36aを形成させて
いる。これにより、この実施の形態にあっては、前記カ
セット3の保持部29に当該カセット3の上部側からワ
ンタッチで前記テープロール300を入れ込み当該テー
プロール300を回転可能に保持させることができ、ま
た、このように保持されたテープロール300の剥離テ
ープ301が引き出しきられた場合には、前記弾性片3
6の上端の上方において前記側板34に形成された把持
用開放部34aを通じて当該テープロール300を把持
して上方に引っ張ることにより、当該テープロール30
0の巻き芯303内から前記突部36aを抜き出させる
ように当該弾性片36を外向きに撓み出させて、かかる
保持部29からワンタッチで当該剥離テープ301が引
き出しきられたテープロール300ないしは巻き芯30
3を取り出すことができ、新しいテープロール300と
容易に交換することができる。
【0036】また、かかるカセット3は、前記保持部2
9と当該カセット3の前端との間に、前記送りローラー
32を、前記回動軸10と同じ向きに当該送りローラー
32の回転軸線を配するようにして、回転可能に備えて
いる。
【0037】かかる送りローラー32は、前記カセット
3を構成する一対の側板34、34間に回転可能に納め
られていると共に、その一方の側面部にラチェットギア
状をなす回り止め部32fを有し、さらに、この一方の
側面部に向き合った当該一対の側板34、34の一方の
外側に備えられたラチェットギア32cをその回転軸上
に備えている。
【0038】そして、この実施の形態にあっては、前記
アーム2の押し込み操作に伴って前記ベース1に組み付
けられた後述するラチェットレバー17と前記ラチェッ
トギア32cとにより、当該アーム2を一回操作する毎
に、前記送りローラー32が一ピッチ分づつ、図7にお
ける反時計回りに回動される構成とされている。
【0039】また、この実施の形態にあっては、前記カ
セット3には、前記送りローラー32における前記回り
止め部32fに対し、図8における時計回りの方向への
この送りローラー32の回動を阻止するように、当該回
り止め部32fに掛合するラチェットピン37が設けら
れており、前記アーム2の押し込み操作によって前記送
りローラー32が図8における反時計回りにのみ回動さ
れるようにしてある。
【0040】また、この実施の形態にあっては、前記カ
セット3が、かかる送りローラー32の上方に、このカ
セット3を構成する一対の側板34、34の内面間に亘
り、かつ、前記保持部29の側から当該カセット3の前
端側に向けて続く上板38を備えており、この保持部2
9に前記のように保持されるテープロール300から引
き出される剥離テープ301が当該上板38の上面に案
内されて当該カセット3の前端側に引き出されるように
してある。すなわち、この実施の形態にあっては、かか
るカセット3の上板38の上面が特許請求の範囲にいう
上面案内部30とされている。
【0041】また、この実施の形態にあっては、かかる
上面案内部30によって案内された前記剥離テープ30
1は、前記カセット3の前端側において、この前端側に
ある前記上板38の端部38aによって屈曲され、この
上板38の下方に導かれるようにしてある。すなわち、
この実施の形態にあっては、かかるカセット3の前端側
にある前記上板38の端部38aが特許請求の範囲にい
う突出案内部31として機能されるようにしてある。
【0042】また、この実施の形態にあっては、前記カ
セット3がその前端側に、前記突出案内部31との間
に、前記アーム2の押し込み操作に伴って上方より当該
アーム2の前記押圧筒部26が入り込み、かつ、下方に
より前記ベース1のガイド突部15が入り込む空間を形
成させる保持枠33を備えている。
【0043】かかる保持枠33は、この実施の形態にあ
っては、前記突出案内部31の側を屈曲内側とするよう
に屈曲された板状に構成されている。
【0044】また、かかる保持枠33の内側であって、
この保持枠33における前記空間を挟んだ両側にはそれ
ぞれ、横向きに板面を配した保持板33aが設けられて
おり、一対のこの保持板33a、33a間の間隔が前記
剥離テープ301に貼着された前記補強シール200の
外径よりもやや狭くなるようにしてある。
【0045】また、この実施の形態にあっては、前記カ
セット3が、前記突出案内部31によって屈曲されて前
記上板38の下方に導かれた前記剥離テープ301を、
このカセット3の前端側にある前記送りローラー32の
外周部32bに押し付けるように案内するテンションバ
ー39を前記上板38の下方であって当該送りローラー
32の前方位置に備えている。
【0046】そして、この実施の形態にあっては、前記
突出案内部31によって屈曲されて前記上板38の下方
に導かれた前記剥離テープ301が、前記カセット3の
下部側においては、かかるテンションバー39と送りロ
ーラー32との間を通じ前記保持部29の底部の外面に
沿って当該カセット3の後端側に導かれ、さらに、前記
ベース1の後端側であって当該ベース1の下部に形成さ
れた引き出しスリット16を通じて外方に引き出される
ようにしてある。
【0047】また、この実施の形態にあっては、前記テ
ンションバー39によって、前記突出案内部31によっ
て屈曲されて前記上板38の下方に導かれた前記剥離テ
ープ301に形成された前記透孔302に、前記送りロ
ーラー32における前記カセット3の前端側にある前記
突出部32aを当該送りローラー32の回転に伴って順
次に入り込ませるようにしてあり、このように当該透孔
302に突出部32aを順次に入り込ませる当該送りロ
ーラー32の回転によって、前記保持部29に保持され
たテープロール300から順次に剥離テープ301が引
き出され、前記上面案内部30、突出案内部31、テン
ションバー39および前記カセット3の底部を通って、
前記引き出しスリット16から外方に当該剥離テープ3
01が順次に送り出されるようにしてある。
【0048】また、前記ベース1には、このベース1へ
の前記カセット3の装填に伴って前記送りローラー32
のラチェットギア32cに掛合されると共に、前記アー
ム2の押し込み操作に伴って、当該送りローラー32を
一ピッチ分づつ回転させるラチェットレバー17が備え
られている。
【0049】この実施の形態にあっては、かかるラチェ
ットレバー17は、前記ベース1の内部空間11を構成
する当該ベース1の一対の長さ側側板12、12の一方
の内面と、この内部空間11に装填される前記カセット
3を構成する一対の側板34、34のうち前記ラチェッ
トギア32cを外面側に配した側板34の当該外面との
間に納まる厚さを持った板状に構成されており、その上
端を当該カセット3の装填に伴って前記ラチェットギア
32cに掛合させる先端17aとするように、その下端
側を当該ベース1の下部に回動可能に組み付けた構成の
ものとしてある。
【0050】また、かかるラチェットレバー17は、当
該ラチェットレバー17の回動軸17bを挟んだ前記ベ
ース1の前端側に前記先端17aを位置させると共に、
当該ベース1の後端側に当該ベース1の下部に突き出し
端を支持された弾性片部17cを一体に備えている。
【0051】そして、この実施の形態にあっては、
(1)かかるラチェットレバー17がその先端を、前記
ラチェットギア32cの歯32dの一つ(先順位の歯3
2d)に対し、当該ラチェットギア32cの回転軸を挟
んだ前記ベース1の後端側であって、当該ラチェットギ
ア32cの下方から掛合されるようにしてあり、(2)
前記アーム2の押し込み操作に連動して前記カセット3
が下方に移動されることに伴って、当該ラチェットレバ
ー17が前記弾性片部17cを弾性変形させながら下方
に回動されると共に、(3)このラチェットレバー17
の先端17aが前記ラチェットギア32cの隣り合う歯
32d、32d(前記押し込み動作前に当該先端が掛合
していた前記先順位の歯32dとこれに隣り合う次順位
の歯32d)間の斜面32eに摺接して、かかるラチェ
ットギア32cを回動させるようにしてある。(4)ま
た、前記アーム2の押し込み操作の解除により、後述す
るベース側バネ18の作用により前記カセット3が上方
に向けて移動されると、前記弾性片部17cの弾性復帰
によってかかるラチェットレバー17が再び上方に回動
され、このように上方に向けて回動されるラチェットレ
バー17の先端17aが、前記次順位のラチェットギア
32cの歯32dに掛合されるようにしてある。
【0052】すなわち、この実施の形態にあっては、前
記アーム2の一回分の前記押し込み操作によって、当該
ラチェットギア32cが一ピッチ分回動されるようにし
てある。
【0053】また、前記アーム2には、当該アーム2と
前記ベース1との間に装填された前記カセット3の前端
側の上部に先端を突き当てるアーム側バネ27が設けら
れており、このアーム側バネ27によってかかるアーム
2を押し込み操作しない状態においては当該カセット3
の前記保持枠33内に当該アーム2の押圧筒部26が入
り込まないように、当該アーム2の下部とカセット3の
上部との間に間隔が形成されるようにしてある。この実
施の形態にあっては、かかるアーム側バネ27は板バネ
として構成されている。
【0054】また、前記ベース1には、当該ベース1と
前記アーム2との間に装填された前記カセット3の長さ
方向ほぼ中央部であってその下部を上方に持ち上げる向
きに付勢するベース側バネ18が設けられており、この
ベース側バネ18によって前記アーム2を押し込み操作
しない状態においては当該カセット3の前記保持枠33
内に当該ベース1のガイド突部15が入り込まないよう
に、当該ベース1の前端側の上部と当該カセット3の前
端側の下部との間に間隔が形成されるようにしてある。
この実施の形態にあっては、かかるベース側バネ18は
圧縮コイルバネとしてあり、前記ベース1の底部に上下
動可能に組み付けられると共に、当該ベース側バネ18
によって常時上方に向けて付勢された押圧体19を介し
て当該ベース側バネ18によって前記カセット3を当該
ベース1から離れる向きに付勢するようにしている。
【0055】また、この実施の形態にあっては、前記ベ
ース側バネ18の付勢力が前記アーム側バネ27の付勢
力より小さくなるように設定してある。
【0056】この結果、この実施の形態にあっては、前
記シート体100に設けたパンチ穴101に前記ベース
1のガイド突部15を入れ込んで前記アーム2を押し込
み操作することより、 (1)先ず、前記ベース1のベース側バネ18を撓めさ
せて前記回動軸10を中心として前記カセット3を下方
に回動させることができると共に、前記ラチェットギア
32cによって前記送りローラー32を図7における反
時計回りの向きに一ピッチ分回動させることができる。 (2)そして、この送りローラー32の回動によって、
前記テープロール300から一ピッチ分(前記剥離シー
トの隣り合う透孔302間の間隔分)の剥離シートを引
き出すことができると共に、前記上面案内部30に案内
されている剥離シートにおける最も先順位の補強シール
200が貼り込まれている箇所を前記突出案内部31に
移動させて当該突出案内部31により屈曲させることが
でき、この屈曲によって当該補強シール200を当該剥
離シートから剥がし出させて前記保持枠33内に入り込
ませることができる。 (3)そして、この後さらに前記アーム2を押し込み操
作させることにより、前記回動軸10を中心として前記
カセット3をさらに下方に回動させることができると共
に、前記アーム側バネ27を撓み込ませて当該回動軸1
0を中心として当該アーム2を下方に回動させることが
でき、前記剥離テープ301から剥がし出されて前記保
持枠33内に保持された前記補強シール200の穴部2
01内に前記ベース1のガイド突部15を入れ込ませな
がら、この補強シール200を前記アーム2の押圧筒部
26によって下方に抜け出させ、前記シート体100に
貼り込ませることができる。(図8の状態)
【0057】また、この実施の形態にあっては、前記保
持枠33が、当該保持枠33の前端内面33bを前記突
出案内部31から離れ出させる向きに離隔移動可能に備
えられたスライド体40に形成してあると共に、このス
ライド体40の下部に当該スライド体40を当該離隔移
動させた状態で当該突出案内部31の前方を通して下方
に引き出された前記剥離テープ301を当該スライド体
40の復動操作によって前記送りローラー32の外周部
32bに押し付けさせる前記テンションバー39を備え
させている。
【0058】この実施の形態にあっては、かかるスライ
ド体40は、一端側を湾曲連接部40aによって相互に
連接された一対のプレート体40b、40bとして構成
されている。
【0059】そして、かかる一対のプレート体40b、
40bの内面間に、このプレート体40bの内面に前記
カセット3を構成する側板34の外面を向き合わせるよ
うにして、当該カセット3の前端側が納まるようにして
ある。
【0060】また、かかるカセット3の前端側にある前
記一対の側板34,34の外面にはそれぞれ、当該側板
の長さ方向に沿った上部リブ41と、この上部リブ41
との間にガイド隙間43を開けて当該上部リブ41と平
行に延びる下部リブ42とが形成してあると共に、前記
一対のプレート体40b、40bの内側にはそれぞれ、
かかるガイド隙間43にほぼ密に入り込むガイドリブ4
0cが形成されている。
【0061】そして、前記スライド体40は、前記一対
のプレート体40b、40bの内面間に前記湾曲連接部
40aの側と反対の側から前記カセット3の前端側を、
前記ガイド隙間43に前記ガイドリブ40cを入れ込ま
せた状態で納めさせて、当該カセット3に組み付けられ
るようにしてあり、このように組み付けられた当該スラ
イド体40の前記湾曲連接部40a側が前記保持枠33
となるようにしてあると共に、前記ガイド隙間43によ
る前記ガイドリブ40cの案内によって当該保持枠33
の前端内面33bを前記突出案内部31に最も近づけた
基準位置(図12及び図14の位置)から最も離れ出さ
せた離隔位置(図13の位置)までの間で、スライド移
動操作できるようにしてある。
【0062】また、この実施の形態にあっては、かかる
スライド体40を構成する一対のプレート体40b、4
0bの間に、当該スライド体40のスライド移動方向ほ
ぼ中程の位置であってその下部側に、前記テンションバ
ー39を架設させている。
【0063】そして、この実施の形態にあっては、前記
基準位置において、かかるテンションバー39をはまり
込ませる凹部44が前記カセット3を構成する一対の側
板34、34における当該カセット3の前端側にある縁
部に形成してあると共に、この凹部44にテンションバ
ー39をはまり込ませた状態において、当該テンション
バー39によって前記突出案内部31の前方を通して下
方に引き出された前記剥離テープ301が前記送りロー
ラー32の外周部32bに押し付けられるようにしてあ
る。
【0064】これにより、この実施の形態にあっては、
前記剥離テープ301が引き出しきられたテープロール
300を前記カセット3の保持部29から取り出し、当
該保持部29に新しいテープロール300を装填した
後、このように装填された新しいテープロール300か
ら引き出した剥離テープ301を、前記スライド体40
を前記離隔位置にスライド移動させることにより当該ス
ライド体40に設けられた前記テンションバー39と前
記送りローラー32との間の間隔を広げて両者の間に容
易に通すことができ、この後、当該スライド体40を前
記基準位置に復動操作することにより、このように通さ
れた剥離テープ301を当該テンションバー39によっ
て当該送りローラー32の外周部32bに対し、当該送
りローラー32の回転によって当該剥離テープ301の
透孔302に順次に当該送りローラー32の外周部32
bに設けた突出部32aが入り込むように、押し付けさ
せることができる。
【0065】なお、この実施の形態にあっては、前記上
部リブ41における前記カセット3の後端側に向けられ
た端部に位置決め突部41aが形成してあると共に、前
記スライド体40における前記ガイドリブ40cの両端
側にある当該スライド体40を構成する一対のプレート
体40b、40bの内面部に、当該スライド体40にお
ける前記基準位置と前記離隔位置とにおいてそれぞれ、
前記位置決め突部41aを弾性的に入り込ませて当該位
置決め突部41aに掛合する位置決め凹部40dが形成
してあり、この掛合によって当該スライド体40を前記
基準位置と離隔位置とにおいて安定的に位置づけること
ができるようにしてある。
【0066】また、この実施の形態にあっては、前記ベ
ース1の後端側であって当該ベース1の下部に、補強シ
ール200が剥がされた状態で送りローラー32によっ
て送り出されてくる剥離テープ301の引き出しスリッ
ト16が形成してあると共に、このスリット16からの
当該剥離テープ301の引き出し部分を切断させる切断
手段20が備えられている。
【0067】この実施の形態にあっては、前記ベース1
の下部であって、前記回動軸10のほぼ直下位置に、か
かるスリット16が設けられている。
【0068】また、この実施の形態にあっては、かかる
ベース1の内底部に、当該ベース1の前端側から後端側
に向けてスライド移動操作可能に組み付けられると共
に、この後端側に向けられた端部に鋸歯状をなす前記剥
離テープ301の切断刃20aを備えたスライドプレー
ト20bが備えられている。
【0069】具体的には、この実施の形態にあっては、
前記ベース1の下部に当該ベース1の長さ方向に沿った
長穴21が開設されており、前記スライドプレート20
bはこの長穴21に当該スライドプレート20bの下面
側に設けた操作突起20cを入り込ませた状態で、当該
ベース1に対しスライド移動可能に組み付けられてい
る。
【0070】そして、この実施の形態にあっては、かか
る長穴21における前記ベース1の前端側に向けられた
穴端に前記操作突起20cを突き当てる後退位置から、
当該長穴21における当該ベース1の後端側に向けられ
た穴端に当該操作突起20cを突き当てる前進位置ま
で、当該長穴21を通じた当該操作突起20cを操作に
よって前記スライドプレート20bをスライド移動させ
ることができるようにしてあると共に、かかる前進位置
において前記スリット16内に当該スライドプレート2
0bにおける前記切断刃20aが設けられた側の端部が
入り込むようにしてある。(図8、当該前進位置にある
スライドプレート20bの輪郭を想像線で示す。)すな
わち、この実施の形態にあっては、かかるスライドプレ
ート20bの切断刃20aが前記切断手段20とされて
いる。
【0071】この結果、この実施の形態にあっては、前
記スリット16からの前記剥離テープ301の引き出し
部分を前記スライドプレート20bを前記前進位置に移
動させることにより、適宜容易に切断することができ
る。
【0072】
【発明の効果】この発明にかかる補強シールの貼り付け
装置によれば、かかる装置を構成するカセットに装填さ
れるテープロールであって、シート体に設けられたパン
チ穴を補強するように当該シート体に貼り付けられる補
強シールの貼着された剥離テープを巻回させて構成され
るテープロールの、交換ないし再装填を、容易かつ適切
になすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープロール300、送りローラー32、ベー
ス1のガイド突部15とアーム2の押圧筒部26、補強
シール200の貼り込まれるシート体100をそれぞ
れ、斜視の状態で表した構成図
【図2】補強シール200を貼り込まれた前記シート体
100の要部斜視図
【図3】貼り付け装置の外部構成を示す側面図
【図4】貼り付け装置の外部構成を示す側面図(ア−ム
2の押し込み状態)
【図5】貼り付け装置の外部構成を示す底面図
【図6】貼り付け装置を構成するベース1を、アーム2
を省略して示した平面構成図
【図7】貼り付け装置の断面構成図(図6におけるA−
A線相当位置/アーム2の開きだし状態)
【図8】貼り付け装置の断面構成図(図6におけるB−
B線相当位置/アーム2の押し込み状態)
【図9】貼り付け装置の断面構成図(図6におけるC−
C線相当位置)
【図10】貼り付け装置を構成するベース1を、当該ベ
ース1の内部空間11に装填されるカセット3を取り外
した状態において、アーム2を省略して示した平面構成
【図11】カセット3の要部横断面図
【図12】カセット3の縦断面構成図
【図13】カセット3の縦断面構成図
【図14】カセット3の縦断面構成図
【図15】カセット3を構成部材の側面構成図
【図16】カセット3を構成部材の平面構成図
【図17】カセット3を構成するスライド体40の平面
構成図
【図18】カセット3を構成するスライド体40の断面
構成図(図17におけるD−D線相当位置)
【図19】図1ないし図18に示される例と、カセット
3のベース1に対する組み付け支持の構造を異ならせた
構成例の概要を示す断面構成図
【符号の説明】
100 シート体 101 パンチ穴 200 補強シール 201 穴部 300 テープロール 301 剥離テープ 302 透孔 1 ベース 2 アーム 3 カセット 10 回動軸 15 ガイド突部 17 ラチェットレバー 26 押圧筒部 28 軸受凹部 29 保持部 30 上面案内部 31 突出案内部 32 送りローラー 32a 突出部 32b 外周部 32c ラチェットギア 33 保持枠 39 テンションバー 40 スライド体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング状をなす補強シールを、当該補強
    シールの穴部をシート体に設けたパンチ穴に連通させた
    状態で、当該シート体に貼り込む装置であって、 ベースと、アームと、カセットとを備えており、 このベースに対し前記アームは、当該ベースの後端側に
    配された回動軸に当該アームの後端側を回動可能に組み
    付けて、組み付け合わされており、 前記ベースに対し前記カセットは、当該カセットの後端
    側に設けられた軸受凹部を前記回動軸又は当該ベースの
    後端側に設けられたカセット用回動軸に取り外し可能に
    はめ付けて、当該ベースと前記アームとの間に装填され
    る構成とされており、 前記ベースは、当該ベースの前端側の上部に前記パンチ
    穴に入れ込まれるガイド突部を備えており、 前記アームは、当該アームの前端側の下部に当該アーム
    の押し込み操作に伴って前記ガイド突部が入り込む押圧
    筒部を備えており、 前記カセットは、 一面に前記補強シールを等間隔に貼着していると共に、
    この補強シールの穴部に連通する透孔を有した剥離テー
    プを巻回させてなるテープロールを回転可能に保持する
    保持部と、 この保持部に保持されたテープロールから引き出された
    前記剥離テープを案内する上面案内部と、 この上面案内部を案内される前記剥離テープを、当該カ
    セットの前端側で屈曲させて下方に導く突出案内部と、 この突出案内部の下方に導かれた前記剥離テープの前記
    透孔に入り込む複数の突出部を前記剥離テープの隣り合
    う透孔間の間隔に対応したピッチで外周部に備えると共
    に、一側面側にラチェットギアを備えた送りローラー
    と、 前記突出案内部による前記剥離テープの屈曲によって当
    該剥離テープから剥がれ出す前記補強シールを前記ベー
    スの前端部の直上に保持すると共に、前記アームの押し
    込み操作に伴って前記保持された当該補強シールを当該
    補強シールの穴部に前記ガイド突部を入り込ませた状態
    で当該アームの押圧筒部によって下方に抜け出させる保
    持枠とを備えており、 前記ベースには、前記カセットの装填に伴って前記送り
    ローラーのラチェットギアに掛合されると共に、前記ア
    ームの押し込み操作に伴って、当該送りローラーを一ピ
    ッチ分づつ回転させるラチェットレバーが備えられてお
    り、 しかも、前記保持枠が、当該保持枠の前端内面を前記突
    出案内部から離れ出させる向きに離隔移動可能に備えら
    れたスライド体に形成してあると共に、このスライド体
    の下部に当該スライド体を当該離隔移動させた状態で当
    該突出案内部の前方を通して下方に引き出された前記剥
    離テープを当該スライド体の復動操作によって前記送り
    ローラーの外周部に押し付けさせるテンションバーが備
    えられていることを特徴とする補強シールの貼り付け装
    置。
  2. 【請求項2】 ベースの後端側であって当該ベースの下
    部に、補強シールが剥がされた状態で送りローラーによ
    って送り出されてくる剥離テープの引き出しスリットが
    形成してあると共に、このスリットからの当該剥離テー
    プの引き出し部分を切断させる切断手段が備えられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の補強シールの貼り付
    け装置。
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