JP3209043B2 - 帯紙送り装置 - Google Patents

帯紙送り装置

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JP3209043B2
JP3209043B2 JP14449595A JP14449595A JP3209043B2 JP 3209043 B2 JP3209043 B2 JP 3209043B2 JP 14449595 A JP14449595 A JP 14449595A JP 14449595 A JP14449595 A JP 14449595A JP 3209043 B2 JP3209043 B2 JP 3209043B2
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band
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roller
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良道 中澤
次郎 畑中
勇 渡辺
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株式会社田村電機製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば切手や印紙の自
動販売機等に装備される帯紙の補給装着を容易にした帯
紙送り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】再湿糊付き帯紙、例えばミシン目を介し
て多数を連続させた切手の自動販売機に装備された一つ
の帯紙送り装置の構造例を、図15を参照して説明す
る。
【0003】図15において、1はミシン目3を介して
多数の切手4が帯状に連続している帯紙2を、裏面であ
る糊面2aを内側にして巻芯5にロール状に巻回したロ
ール紙で、このロール紙1は、基板6に突設状に取り付
けた保持芯7に空転自在に保持されている。
【0004】基板6には、ロール紙1を収容する直径を
有し、下端部の一部に開放部9を設けた円形ガイド8
と、開放部9に位置するガイドローラ10と、円形ガイ
ド8の外側に位置する3本のガイドピン11と、円形ガ
イド8の下部外側に位置するガイドシャフト12とが取
り付けてあり、13は、保持芯7にネジ止め等で取り付
けられるカバーである。
【0005】円形ガイド8の下方には、帯紙2を挟んで
下方へ送る駆動ローラ14および押えローラ15と、帯
紙2を案内する対向配置されたガイド板16、17とか
ら成る帯紙送り機構18が設けてある。
【0006】ガイド板16、17の途中の位置には、帯
紙2のミシン目3を検知するミシン目センサ22が取り
付けてあり、また、ガイド板16、17の下方には、可
動刃20と固定刃21とから成るカッタ19が設けてあ
り、そしてこのカッタ19の下方には、静電気除去用の
ブラシ23が取り付けてある。なお、円形ガイド8の開
放部9近傍には、帯紙センサ24が配されており、ロー
ル紙1の終端である帯紙2部分が通過したことを検出し
て、帯紙2が無くなったことを検知する。
【0007】次に、この切手自動販売機の作動を説明す
ると、購入者が料金を払い込み、希望の枚数を指定操作
すると、駆動ローラ14が回転し、押えローラ15との
間で帯紙2を挟んでガイド板16、17間に送り込み、
そしてミシン目センサ22が指定された枚数分のミシン
目3を検知すると、コントローラ(図示せず)からの指
令により駆動ローラ14が停止すると共に、カッタ19
が作動してミシン目3部分を切断し、指定枚数分の切手
4が受取り口に落下する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】さて、切手4が販売さ
れ、帯紙センサ24がその売り切れを検知したならば、
新たなロール紙1と交換することになる訳であるが、そ
の交換には、先ず、カバー13を外して使用済みのロー
ル紙1の巻芯5を保持芯7から取外し、新たなロール紙
1の巻芯5を保持芯7に取付けることになる。
【0009】そして、新たなロール紙1から帯紙2を引
き出して、開放部9からガイドローラ10を経て円形ガ
イド8の外面に沿わせ、帯紙センサ24を通過させて3
本のガイドピン11との間に配し、さらにガイドシャフ
ト12から駆動ローラ14と押さえローラ15との間に
帯紙2を挟ませ、ガイド板16、17間に帯紙2を挿通
させて装着を完了するのである。
【0010】ところで、例えば切手の自動販売機は、こ
のような構成の帯紙送り装置が一つ設置されている訳で
はなく、例えば80円切手用、130円切手用、190
円切手用等、切手の種類に応じたロール紙1をそれぞれ
内蔵した複数の送り装置が、所定のボックス内に並列し
て配備されている。
【0011】従って、上記したような面倒なロール紙1
の交換補給作業を、店頭に相当する場所で、決して短い
とは言えない時間をかけて行うことは、作業中、自動販
売機を停止状態とすることになるので、利用者に多大な
迷惑をかけるばかりか、自動販売機の稼働効率を著しく
低下させることになり、落ち着いて作業をすることが難
しい状況であるので、帯紙2の装着不良が発生し易いと
云う問題があった。
【0012】そこで、本発明は、上記した従来技術にお
ける問題点を解消すべく創案されたもので、補給される
ロール紙を、そのままで送り出し可能状態で待機させる
ことを技術的課題とし、もって帯紙送り装置を装備した
設備に対するロール紙の交換補給を簡単にかつ正確にそ
して安定して達成することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を達成す
る本発明の請求項1記載の発明の手段は、表板と裏板と
周板とから構成されるケース内に、帯紙をロール状に巻
回したロール紙を空転自在に保持する保持芯と、この保
持芯と同心状に配置され、下端部の一部に開放部が設け
られ、帯紙が外周に沿って配される円形ガイドと、この
円形ガイドの下方に位置し、帯紙を押し付けローラとの
間で挟んで下方に送る送りローラと、帯紙を案内する対
向配置された一対のガイド板と、を設けたカセット体を
有すること、裏面に回転動力源を装着した基板に、動力
源に連結して突出し、カセット体の裏板を貫通してケー
ス内の送りローラに着脱自在に噛合する回転軸と、カセ
ット体の裏板を貫通してケース内の一対のガイド板が形
成する帯紙通路に対向するミシン目センサと、このミシ
ン目センサの下方に配され、可動刃と固定刃とから構成
されるカッタと、を突設した基体を有すること、カセッ
ト体を基体に着脱自在に組付けること、にある。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成のうち、カセット体を基体に着脱自在に組付け
る構成を、カセット体のケース裏面と基板表面の何れか
一方に、複数の係止孔を設けると共に、他方に、この係
止孔に弾性材を介して嵌入する複数の係止ピンを突設
し、一方に係合突起を設けると共に、他方に、この係合
突起が嵌入してラッチ結合するラッチロック体を設けた
ものとした。
【0015】同様に、請求項3記載の発明は、請求項1
記載の発明の構成のうち、カセット体を基体に着脱自在
に組付ける構成を、基板表面に、カセット体の周板外面
に面接する壁板を突設し、カセット体の周板外面と壁板
内面との何れか一方に、係合凹部を設けると共に、他方
に、この係合凹部に嵌合する球バネを設けたものとし
た。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に、カセット体のケース内に、押し付けローラ
を、送りローラに接離自在に、かつ送りローラから離反
した姿勢で配置し、基板にカセット体を装着した際に、
カセット体のケース内に侵入して、押し付けローラを送
りローラに押し付ける押し込みピンを、基板表面に突設
した構成を加えたものである。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明は、補給されるロール紙
を、保持芯に空転自在に装着すると共に、このロール紙
の帯紙を、円形ガイドの外周に沿わせ、送りローラから
一対のガイド板間の帯紙通路に挿入した、送り出し可能
な状態でカセット体に収納保持している。
【0018】このロール紙を収納保持したカセット体を
基体に装着すると、回転動力源に連結している回転軸
が、カセット体の送りローラに結合して、回転動力源に
より送りローラを回転駆動させて帯紙のカセット体から
の送り出しを可能とし、またミシン目センサがガイド板
の形成する帯紙通路内の帯紙に対向して、帯紙のミシン
目を検出可能な状態となり、さらにガイド板が形成する
帯紙通路の出口部分にカッタが位置して、この帯紙通路
から送り出された帯紙を、そのミシン目に沿って切断す
ることができる状態となる。
【0019】それゆえ、ロール紙をセットしたカセット
体を基体に装着するだけで、帯紙送り装置を装備した設
備に対して、新たなロール紙の送り出し可能な状態での
装着が達成されることになる。
【0020】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の、カセット体を基体に着脱自在に組付ける構造を、
基体に対するカセット体の組付き姿勢および位置合わせ
を規制する複数の係止孔と係止ピンとの組合せと、基体
に対するカセット体の着脱を達成する係合突起とラッチ
ロック体との組合せとで構成したので、基体に対するカ
セット体の着脱を、正確な相互姿勢を維持した状態で、
大きな操作力を要することなくワンタッチ操作で達成で
きる。
【0021】この請求項2記載の発明にあっては、ラッ
チロック体のロック状態と開放状態との切替えのための
切替え代が必要であるため、カセット体が基体に装着さ
れたロック状態では、基体の基板に対してカセット体の
裏板がこのラッチロックの切替え代だけ浮いた状態とな
るが、係止ピンに設けた弾性材の弾力が基体とカセット
体との間に反発力として常時作用しているので、基体に
対するカセット体のロック状態での組付きにガタ付きが
生じることはない。
【0022】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の、カセット体を基体に着脱自在に組付ける構造を、
基体に対するカセット体の組付き姿勢および位置合わせ
を、カセット体の周板との関係で規制する壁板と、基板
に対するカセット体の着脱を達成する係合凹部と球バネ
との組合せとで構成したもので、基体に対するカセット
体の着脱を、簡単に位置合わせを達成でき、正確な相互
姿勢を安定的に維持した状態で、ワンタッチ操作で達成
できる。
【0023】この請求項3記載の発明にあっては、球バ
ネの係合凹部に対する係合力が、基体とカセット体との
組付き保持力となるので、基体に対するカセット体の装
着には、この球バネと係合凹部との係合力に打ち勝つ操
作力を要することになり、請求項2記載の発明の場合に
比べて、カセット体の着脱に大きな操作力を要すること
になるものの、その強さは円滑な取扱いを得ることので
きる範囲内であり、基体に対するカセット体の組付き
は、基体の基板にカセット体の裏板を、基体の壁板にカ
セット体の周板を面接触させた状態で達成維持され、か
つ基板の壁板とカセット体の周板との間には、常時球バ
ネの弾力が作用しているので、ガタ付きの全くない、き
わめて安定した状態となる。
【0024】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明に対して、カセット体側に、送りローラに対して接離
自在に設けた押し付けローラを、送りローラから離反し
た姿勢で保持し、基体側に、カセット体を基体に装着し
た際に、押し付けローラを送りローラに押し付ける押し
込みピンとを追加したので、カセット体の待機状態にあ
っては、帯紙が送りローラと押し付けローラとの間で挟
持されていない状態となり、これにより帯紙の一方面に
形成された糊面が送りローラもしくは押し付けローラに
付着固定すると云う不都合の発生を防止し、カセット体
を基体に装着した状態にあっては、押し込みピンの作用
により、押し付けローラを送りローラに押し付けて、帯
紙を押し付けローラと送りローラとの間で挟持させるの
で、カセット体を帯紙の送り出しを達成できる状態とす
る。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。カセット体30は、略平四角板状の裏板3
2の周端縁から周板33を立設した本体に、アクリル樹
脂製の透明な平板状の表板31を着脱自在に組付けた略
四角箱形状のケース34の上部内に、裏面である糊面2
aを内側にして帯紙2を巻回したロール紙1を空転自在
に保持する保持芯35と、この保持芯35と同心状に設
けられ、下部に開放部37を形成した円形ガイド36と
を立設し、ケース34の下部内に、開放部37の一側端
(図2において左側端)に対向して伝達ローラ39と、
この伝達ローラ39の直下に送りローラ38と、この送
りローラ38に側方から対向した押し付けローラ42
と、そして送りローラ38と押し付けローラ42との当
接周面直下に位置し、間にケース34下端まで延びる帯
紙通路を形成する一対のガイド板41とを立設して構成
されている。
【0026】空転自在に取付けられた伝達ローラ39
は、円形ガイド36によりガイドされてきた帯紙2を、
送りローラ38と押し付けローラ42との間にガイドす
ると共に、裏板32の裏面に開放した軸孔の孔面に、軸
方向に沿った複数の噛合溝40を刻設し、その立設基端
部で送りローラ38とギヤ結合(図示省略)している。
【0027】押し付けローラ42は、支持ピンにより裏
板32表面に揺動自在に取付けられたブラケット43に
回転自在に取付けられており、このブラケット43(以
下、図4ないし図7参照)は、その一端に、押し付けロ
ーラ42を送りローラ38に押し付ける方向に付勢する
引張りスプリング44を結合すると共に、一端から延出
設した側方ピン45を、裏板32に開設された孔部に対
向して裏板32の表側に、孔部に向かってスプリング4
6により付勢された状態で、進退変位可能に取付けられ
た止めピン47の周面に当接させる構成となっている。
【0028】このブラケット43は、図6および図7に
示すように、側方ピン45の止めピン47に対する当接
により、引張りスプリング44の弾力に逆らって、図に
おいて右方向に傾動した位置に保持され、この状態、す
なわちカセット体30を基体50に組付けていない状態
では、押し付けローラ42は送りローラ38に押圧され
ることなく、送りローラ38との間に隙間を形成するこ
とになり、押し付けローラ42が帯紙2の糊面2aに長
期間にわたって押し付けられて強力に貼着すると云う不
都合の発生が防止される。
【0029】なお、円形ガイド36が形成するガイド通
路の始端部、および一対のガイド板41が形成する帯紙
通路の終端から一定距離となる裏板32部分には、それ
ぞれ窓孔が開設されており、またこの開設された窓孔部
分に位置する一対のガイド板41部分には窓が形成され
ている。
【0030】基体50は、裏面に回転動力源52として
のモータを装着した基板51の表面に、回転動力源52
の出力軸に結合され、カセット体30の伝達ローラ39
の軸孔に嵌入し、先端に伝達ローラ39の噛合溝40に
噛合する複数の噛合ピン54を設けた回転軸53を突出
位置させ、ガイド板41に対向して開設された窓孔に対
向する箇所に、一対のガイド板41が形成する帯紙通路
を挟んで対向する発光素子と受光素子とで構成されるミ
シン目センサ22を突出配置し、そしてカセット体30
の一対のガイド板41が形成する帯通路の終端に対向す
る箇所に、可動刃と固定刃とで構成され、ソレノイドで
駆動されるカッタ19を突出配置し、さらにカセット体
30の裏板32に開設された孔部を介して止めピン47
に対向する箇所に、この止めピン47にその先端を当接
させる押込みピン59を突設配置して構成されている。
【0031】なお、基板51表面の、カセット体30の
円形ガイド36が形成するガイド通路の始端部に形成さ
れた窓孔に対向する箇所には、円形ガイド36にガイド
されて通過する帯紙2を検出する、この帯紙2を挟んで
対向位置する発光素子と受光素子とから構成される帯紙
センサ24が突出配置されている。
【0032】それゆえ、ロール紙1をセットしたカセッ
ト体30を基体50に組付けると、回転軸53が伝達ロ
ーラ39に噛合する(図8参照)ので、回転駆動源52
により、回転軸53、伝達ローラ39を介して送りロー
ラ38の回転駆動が可能となり、ミシン目センサ22が
裏板32の窓孔から突出して一対のガイド板41に形成
された窓に対向して帯紙通路に対向し、カッタ19が帯
紙通路の終端部に対向し、図4および図5に示すよう
に、押込みピン59がスプリング46の弾力に逆らって
止めピン47を押圧後退させて、この止めピン47に対
する側方ピン45の突き当たりを解除するので、ブラケ
ット43は引張りスプリング44の弾力に従って左方に
傾動し、押し付けローラ42を送りローラ38に押し付
けて、押し付けローラ42と送りローラ38との間で帯
紙2を挟持し、送りローラ38の回転動作により、帯紙
2の送り出しが可能な状態となる。
【0033】なお、このカセット体30を基体50に組
付けた際に、帯紙センサ24もカセット体30の裏板3
2上に、帯紙2を挟んだ状態で突出位置し、帯紙2有無
の検出信号を出力する。
【0034】図1ないし図3、および図9と図10に示
した第一実施例は、カセット体30の裏板32に、ケー
ス34の略三つの角部に係止孔48を開設し、基体50
の基板51表面に、係止孔48に嵌入してカセット体3
0の基体50に対する組付き姿勢および位置を規制する
係止ピン55を突設すると共に、カセット体30の裏板
32の裏面中央に係合突起49を突設し、基板51に、
係合突起49とラッチロック結合して基体50に対する
カセット体30の組付きを保持するラッチロック体56
を設けている。
【0035】係止ピン55は、スライド自在に座金57
を外嵌させた状態で弾性材58を嵌装し、カセット体3
0が基体50に装着された状態で、弾性材58の反発力
を座金57を介してカセット体30に作用(図9参照)
させ、この弾性材58の反発力により基体50に対する
カセット体30の組付きにガタ付きを生じさせないよう
にすると共に、ラッチロック体56の係合突起49に対
するラッチロック結合を安定的に保持する。
【0036】ラッチロック体56(図10参照)は、内
部にラッチ切替え機構を有し、一回の押し込み操作によ
りロック状態となって、その係合爪を係合突起49に係
合させ、次の押し込み操作によりロック開状態となっ
て、その係合爪を係合突起49との係合が解除される位
置まで突出させる。
【0037】図11ないし図14に示した第二実施例
は、基体50の基板51の表面に、カセット体30の周
板33外面に面接する壁板60を起立設し、この壁板6
0の複数箇所に、球体の一部を壁板60の内面に突出さ
せた状態で球バネ61を設け、この球バネ61に対向す
るカセット体30の周板33の外面部分に、球バネ61
の突出した球体の一部が嵌入する係合凹部62を設けて
いる。
【0038】球バネ61は、カセット体30の周板33
の上部左右部分と下部右部分とに対向した壁板60部分
に設けられており、基体50の壁板60が区画する空間
内にカセット体30を強引に押し込むことにより、後退
しながら周板33を乗り越えて係合凹部62に係合(図
14参照)して、カセット体30の基体50に対する装
着を達成維持し、この際、基体50に対するカセット体
30の組付き姿勢および位置は、壁板60に対する周板
33の面接により正確に規制され、カセット体30の裏
板32は基体50の基板51表面に面接している。
【0039】
【発明の効果】本発明は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。本発明のうち、請求項1
記載の発明は、駆動部、検出部、そして制御部を基体側
に設け、この基体に着脱自在に組付けられるカセット体
を、帯紙を適正に送り出すことのできる状態でロール紙
を収納保持する構成としたので、帯紙送り装置を装備し
た設備に対する新たなロール紙の補給を、きわめて簡単
にかつ迅速にそして正確に達成することができ、もって
利用者に多大な迷惑をかけることなく、設備の良好で効
率の良い稼働を得ることができる。
【0040】カセット体は、帯紙を一定形態で送り出す
ための通路形成部分だけで構成されているので、その全
体構造がきわめて簡単なものとなり、実施が容易であ
る。
【0041】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
発明におけるカセット体の基体への着脱自在な組付け手
段を、カセット体の基体に対する組付きの位置合わせお
よび姿勢保持を達成する係止孔と係止ピンとの組合せ
と、カセット体の基体に対する組付きを保持する係合突
起とラッチロック体との組合せとにより構成したので、
基体に対するカセット体の組付けを正確に達成すること
ができると共に、着脱に大きな操作力を要することがな
く、円滑で良好なカセット体の着脱操作を得ることがで
きる。
【0042】請求項3記載の発明は、請求項1に記載の
発明におけるカセット体の基体への着脱自在な組付け手
段を、カセット体の基体に対する組付き位置合わせおよ
び姿勢保持を達成する壁板と周板との組合せと、カセッ
ト体の基体に対する組付きを保持する球バネと係合凹部
との組合せとにより構成したので、カセット体の基体に
対する装着操作が行い易いと共に、基体に対するカセッ
ト体の装着をきわめて安定した状態で維持することがで
きる。
【0043】請求項4記載の発明は、請求項1または2
または3に記載の発明の効果に加えて、カセット体にロ
ール紙を装着保持しての待機状態で、押圧により帯紙
が、この帯紙を送り出しローラ部分に貼着固定する不都
合の発生を確実に防止することができ、もってカセット
体によるロール紙の安全な収納保持を長期間にわたって
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、一部破断した全体分
解斜視図。
【図2】図1に示す実施例の、カセット体の表板を取り
去った状態での全体正面図。
【図3】図1に示す実施例の、中央縦断全体側面図。
【図4】押し付けローラが送りローラに押し付けられた
状態の要部正面図。
【図5】図4図示状態の、要部縦断側面図。
【図6】押し付けローラが送りローラから離反した状態
の要部正面図。
【図7】図6図示状態の、要部縦断側面図。
【図8】伝導筒ローラと回転軸との噛合状態を示す、要
部縦断側面図。
【図9】係止孔と係止ピンとの係合状態を示す、要部縦
断側面図。
【図10】係合突起とラッチロック突起とのラッチ結合
状態を示す、要部縦断側面図。
【図11】本発明の他の実施例を示す、カセット体の表
板を省略した全体分解斜視図。
【図12】図11に示す実施例の、カセット体の表板を
取り去った状態での全体正面図。
【図13】図11に示す実施例の、全体側面図。
【図14】球バネと係合凹部との係合状態を示す、要部
縦断側面図。
【図15】従来例を示す、全体斜視図。
【符号の説明】
1 ; ロール紙 2 ; 帯紙 2a; 糊面 3 ; ミシン目 4 ; 切手 5 ; 巻芯 6 ; 基板 7 ; 保持芯 8 ; 円形ガイド 9 ; 開放部 10; ガイドローラ 11; ガイドピ
ン 12; ガイドシャフト 13; カバー 14; 駆動ローラ 15; 押えロー
ラ 16、17;ガイド板 18; 帯紙送り
機構 19; カッタ 20; 可動刃 21; 固定刃 22; ミシン目
センサ 23; ブラシ 24; 帯紙セン
サ 30; カセット体 31; 表板 32; 裏板 33; 周板 34; ケース 35; 保持芯 36; 円形ガイド 37; 開放部 38; 送りローラ 39; 伝達ロー
ラ 40; 噛合溝 41; ガイド板 42; 押し付けローラ 43; ブラケッ
ト 44; 引張りスプリング 45; 側方ピン 46; スプリング 47; 止めピン 48; 係止孔 49; 係合突起 50; 基体 51; 基板 52; 回転動力源 53; 回転軸 54; 噛合ピン 55; 係止ピン 56; ラッチロック体 57; 座金 58; 弾性材 59; 押し込み
ピン 60; 壁板 61; 球バネ 62; 係合凹部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−49894(JP,A) 実開 昭62−183275(JP,U) 実開 昭58−60639(JP,U) 特公 昭45−28411(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07B 1/00 - 9/02 B65H 19/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表板(31)と裏板(32)と周板(33)とから構
    成されるケース(34)内に、帯紙(2) をロール状に巻回し
    たロール紙(1) を空転自在に保持する保持芯(35)と、該
    保持芯(35)と同心状に配置され、下端部の一部に開放部
    (37)が設けられ、前記帯紙(2) が外周に沿って配される
    円形ガイド(36)と、該円形ガイド(36)の下方に位置し、
    前記帯紙(2) を押し付けローラ(42)との間で挟んで下方
    に送る送りローラ(38)と、前記帯紙(2) を案内する対向
    配置された一対のガイド板(41)と、を設けたカセット体
    (30)と、裏面に回転動力源(52)を装着した基板(51)に、
    前記動力源(52)に連結して突出し、前記裏板(32)を貫通
    してケース(34)内の送りローラ(38)に着脱自在に噛合す
    る回転軸(53)と、前記裏板(32)を貫通してケース(34)内
    の一対のガイド板(41)が形成する帯紙通路に対向するミ
    シン目センサ(22)と、該ミシン目センサ(22)の下方に配
    され、可動刃と固定刃とから構成されるカッタ(19)と、
    を突設した基体(50)とから構成され、前記カセット体(3
    0)を前記基体(50)に着脱自在に組付けて成る帯紙送り装
    置。
  2. 【請求項2】 ケース(34)裏面と基板(51)表面の何れか
    一方に、複数の係止孔(48)を設けると共に、他方に、該
    係止孔(48)に弾性材(58)を介して嵌入する複数の係止ピ
    ン(55)を突設し、一方に係合突起(49)を設けると共に、
    他方に、該係合突起(49)が嵌入してラッチ結合するラッ
    チロック体(56)を設けた請求項1に記載の帯紙送り装
    置。
  3. 【請求項3】 基板(51)表面に、カセット体(30)の周板
    (33)外面に面接する壁板(60)を突設し、前記カセット体
    (30)の周板(33)外面と壁板(60)内面との何れか一方に、
    係合凹部(62)を設けると共に、他方に、該係合凹部(62)
    に嵌合する球バネ(61)を設けた請求項1に記載の帯紙送
    り装置。
  4. 【請求項4】 ケース(34)内に、押し付けローラ(42)
    を、送りローラ(38)に接離自在に、かつ前記送りローラ
    (38)から離反した姿勢で配置し、基板(51)にカセット体
    (30)を装着した際に、前記ケース(34)内に侵入して、前
    記押し付けローラ(42)を送りローラ(38)に押し付ける押
    し込みピン(61)を、前記基板(51)表面に突設した請求項
    1または2または3に記載の帯紙送り装置。
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