JPH1120282A - 熱転写印字装置 - Google Patents

熱転写印字装置

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JPH1120282A
JPH1120282A JP17697297A JP17697297A JPH1120282A JP H1120282 A JPH1120282 A JP H1120282A JP 17697297 A JP17697297 A JP 17697297A JP 17697297 A JP17697297 A JP 17697297A JP H1120282 A JPH1120282 A JP H1120282A
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JP
Japan
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ribbon
band
roll paper
sensor
cassette
Prior art date
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Application number
JP17697297A
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English (en)
Inventor
Yoshimichi Nakazawa
良道 中澤
Isamu Watanabe
勇 渡辺
Jiro Hatanaka
次郎 畑中
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NIKO DENSHI KK
Original Assignee
NIKO DENSHI KK
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Publication date
Application filed by NIKO DENSHI KK filed Critical NIKO DENSHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール紙カセット体およびリボンカセット体
の基体への正規な装着を検知することを技術的課題と
し、もって切手発券ミス等のトラブルの発生を防止す
る。 【解決手段】 ロール紙カセット体30及びリボンカセ
ット体80を、基体50に着脱自在に装着し、帯紙2を
送りながら印字機構63により熱転写リボン95を介し
て、帯紙2に値段を印字する装置において、基体50
に、ロール紙カセット体30およびリボンカセット体8
0の正規な装着を検知し、制御部を介して装置を作動可
能状態とするロール紙カセットセンサ10およびリボン
カセットセンサ11を設置し、両カセット体30、80
の完全な装着を装置の稼働条件とすることにより、確実
で安全な発券動作を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば切手や印紙
の自動販売機等に装備される熱転写印字装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の切手自動販売機は、ミシン目3を
介して多数の切手4が帯状に連続している帯紙2(図1
8参照)をロール状に巻回したロール紙から、送りロー
ラと押えローラとで帯紙2を挟んで送り、指定枚数分の
切手4をミシン目3部分で切断して発券する帯紙送り装
置を一単位として、例えば80円切手用、130円切手
用、190円切手用等、切手の種類に応じたロール紙を
それぞれ内蔵した複数の帯紙送り装置を、所定のボック
ス内に並列配置して構成されている。
【0003】ところで、切手の自動販売機において、上
記のように切手の種類に応じたロール紙を内蔵した複数
の帯紙送り装置を設置することなく、購入者の指定操作
に応じて切手の値段を自動販売機内で印字して発券する
ことにより、一つの送り装置の設置で済むようにした方
式が採用されつつある。
【0004】そこで、本出願人は、このような方式の切
手自動販売機等に装備して好適な熱転写印字装置を先に
提案し、出願した(特願平7−284963号参照)。
【0005】この提案に係る熱転写印字装置は、図14
〜図17に示すように、帯紙2をロール状に巻回したロ
ール紙1を空転自在に保持する保持芯35と、帯紙2を
押し付けローラ42との間で挟んで送る送りローラ38
とを備えたロール紙カセット体30と、熱転写リボン9
5をロール状に巻回したロールリボン94を回転可能に
保持する保持芯85と、印字済みの熱転写リボン95を
巻取る巻取軸88とを備えたリボンカセット体80と、
裏面に回転動力源52および巻取動力源68を装着した
基板51に、動力源52、68に連結して突出し、送り
ローラ38および巻取軸88に着脱自在に結合する回転
軸53、71と、印字機構63とを備えた基体50と、
から成り、各カセット体30、80を基体50に着脱自
在に組付けるだけで熱転写印字装置が稼動可能な状態と
なるようにして、新たなロール紙1および熱転写リボン
95の補給を、きわめて簡単にかつ迅速に達成できるよ
うにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した熱転写印字装
置においては、ロール紙1を収納保持したロール紙カセ
ット体30を基体50に装着すると、回転動力源52に
連結している回転軸53が、ロール紙カセット体30の
送りローラ38に結合して、回転動力源52により送り
ローラ38を回転駆動させて帯紙2のカセット体30か
らの送り出しを可能とし、またロールリボン94を収納
保持したリボンカセット体80を基体50に装着する
と、巻取動力源68に連結している回転軸71が、リボ
ンカセット体80の巻取軸88に結合して、印字済みの
熱転写リボン95の巻取りを可能とする。
【0007】しかしながら、時として、一方または両方
のカセット体30、80を装着し忘れたり、あるいはカ
セット体30、80の装着が不完全で、回転軸53と送
りローラ38および回転軸71と巻取軸88との噛み合
い等の結合が不確実な状態で装置を稼動させることによ
り、例えば切手4が発券されなかったり、値段が印字さ
れていない切手4が発券されたりする等の発券ミスが発
生する場合があった。
【0008】本発明は、上記した従来技術の問題点を解
消すべく創案されたもので、ロール紙カセット体および
リボンカセット体の基体への正規な装着を検知すること
を技術的課題とし、もって切手発券ミス等のトラブルの
発生を防止することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
る本発明の内、請求項1記載の発明の手段は、帯紙をロ
ール状に巻回したロール紙を空転自在に保持する第一の
保持芯と、この帯紙を押し付けローラとの間で挟んで送
る送りローラと、を備えたロール紙カセット体を有する
こと、熱転写リボンをロール状に巻回したロールリボン
を回転可能に保持する第二の保持芯と、印字済みの熱転
写リボンを巻取る巻取軸と、を備えたリボンカセット体
を有すること、裏面に回転動力源及び巻取動力源を装着
した基板に、動力源に連結して突出し、ロール紙カセッ
ト体の送りローラおよびリボンカセット体の巻取軸に着
脱自在に結合する回転軸と、印字機構と、を備えた基体
を有すること、各カセット体を基体に着脱自在に装着
し、帯紙を送りながら印字機構により熱転写リボンを介
して、帯紙に印字する装置であること、基体に、ロール
紙カセット体およびリボンカセット体の正規な装着を検
知し、制御部を介して装置を作動可能状態とするロール
紙カセットセンサおよびリボンカセットセンサを設置す
ること、にある。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明に、帯紙を、ミシン目を介して複数枚の切手を連続さ
せた構成とし、発券時にこの各切手に値段を印字する切
手自動販売機に装備するのこと、を加えたものである。
【0011】ロール紙を収納保持したロール紙カセット
体が基体に正規に装着されると、ロール紙カセットセン
サがこれを検知すると共に、回転動力源に連結している
回転軸が、ロール紙カセット体の送りローラに結合し
て、回転動力源により送りローラを回転駆動させて帯紙
のカセット体からの送り出しを可能とし、またロールリ
ボンを収納保持したリボンカセット体が基体に正規に装
着されると、リボンカセットセンサがこれを検知すると
共に、巻回動力源に連結している回転軸が、リボンカセ
ット体の巻取軸に結合して、印字済みの熱転写リボンの
巻取りを可能とする。
【0012】この場合、各カセット体が装着されていな
かったり、あるいは装着状態が不完全で、各回転軸と送
りローラおよび巻取軸とが確実に結合していない状態で
は、上記各センサが各カセット体を検知しないため、た
とえ作動開始操作をしても装置が作動することはなく、
よって発券ミス等のトラブルの発生を未然に防止するこ
とができる。
【0013】熱転写印字装置が作動状態になると、回転
動力源により送りローラが回転駆動され、帯紙が送られ
ると共に、巻取動力源が作動して巻取軸を回転させて熱
転写リボンの巻取りを行い、これと同時に、印字機構が
作動して、熱転写リボンを介して帯紙に所定の印字が行
われる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1〜
図13を参照しながら説明する。熱転写印字装置の基本
構成は、前記した従来技術と同様であるので、図14〜
図18も参照しながら説明する(特に、カセット体3
0、80については図14参照)
【0015】図示実施例の熱転写印字装置は、基体50
と、ロール紙1を収納するロール紙カセット体30と、
熱転写リボン95を収納するリボンカセット体80とか
ら構成される切手自動販売機に装備されている。
【0016】ロール紙1は、ミシン目3を介して多数の
切手4が縦に帯状に連続している帯紙2を、裏面である
糊面を内側にして巻芯にロール状に巻回したものであ
る。
【0017】ロール紙カセット体30は、略平四角板状
の裏板32の周端縁から周板33を立設した本体に、ア
クリル樹脂製の透明な平板状の表板31を着脱自在に組
付けた略四角箱形状のケース34の上部内にロール紙1
を空転自在に保持する第一の保持芯35と、この保持芯
35と同心状に設けられ、下部に開放部37を形成した
円形ガイド36とを立設し、ケース34の下部内に、解
放部37の一側端(図2において左側端)に対向して伝
達ローラ39と、この伝達ローラ39の直下に送りロー
ラ38と、この送りローラ38に側方から対向した押し
付けローラ42と、そして送りローラ38と押し付けロ
ーラ42との当接周面直下に位置し、間にケース34下
端まで延びる帯紙通路を形成する一対のガイド板41と
を立設して構成されている。
【0018】空転自在に取付けられた伝達ローラ39
は、円形ガイド36によりガイドされて来た帯紙2を、
送りローラ38と押し付けローラ42との間にガイドす
ると共に、裏板32の裏面に開放した軸孔の孔面に、軸
方向に沿った複数の噛合溝40を刻設し(図2参照)、
かつその立設基端部で送りローラ38とギヤ結合(図示
省略)している。
【0019】押し付けローラ42は、支持ピンにより裏
板32表面に揺動自在に取付けられたブラケット43に
回転自在に取付けられており、このブラケット43(以
下、図3ないし図6参照)は、その一端に、押し付けロ
ーラ42を送りローラ38に押し付ける方向に付勢する
引張りスプリング44を結合すると共に、一端から延出
設した側方ピン45を、裏板32に開設された孔部に対
向して裏板32の表側に、孔部に向かってスプリング4
6により付勢された状態で、進退変位可能に取付けられ
た止めピン47の周面に当接させる構成となっている。
【0020】このブラケット43は、図5および図6に
示すように、側方ピン45の止めピン47に対する当接
により、引張りスプリング44の弾力に逆らって、図に
おいて右方向に傾動した位置に保持されており、この状
態、すなわちロール紙カセット体30を基体50に組付
けていない状態では、押し付けローラ42は送りローラ
38に押圧されることなく、送りローラ38との間に隙
間を形成することになり、押し付けローラ42が帯紙2
の糊面に長期間にわたって押し付けられて強力に貼着す
ると云う不都合の発生が防止される。
【0021】なお、円形ガイド36が形成するガイド通
路の始端部、および一対のガイド板41が形成する帯紙
通路の終端から一定距離となる裏板32部分には、それ
ぞれ窓孔が開設されており、またこの開設された窓孔部
分に位置する一対のガイド板41部分には窓が形成され
ている。
【0022】リボンカセット体80は、略平四角板状の
裏板82の周端部から周板83を立設した本体に、アク
リル樹脂製の透明な平板状の表板81を着脱自在に組付
けた略四角箱形状のケース84の上部内に、熱転写リボ
ン95を巻回したロールリボン94を回転可能に保持す
る第二の保持芯85と、それぞれ熱転写リボン95を案
内する2本のガイドピン86および一対のガイド板87
とを立設し、またケース84の下部内に、熱転写リボン
95の巻取軸88とガイドピン86とガイド板77とを
立設し、さらにケース84の一側面下部には、背面およ
び側面下部が開放された中空状のプリンタヘッド収納部
89が突設されている。
【0023】保持芯85と表板81との間には、リボン
95の不必要な繰り出しを防止するためのブレーキ機構
90が設けてある(図15参照)。即ち、表板81を貫
通して保持芯85との間に取り付けられたピン91にス
プリング92を巻装し、このスプリング92の付勢力に
より、保持芯85を裏板82側に押圧し、保持芯85の
空転を規制している。
【0024】巻取軸88には、裏板82の裏面に開放す
る軸孔が設けてあり、この軸孔の孔面前端に複数の係合
ピン93が突設されている。
【0025】基体50は、裏面の片側(図1、図2にお
いて右側)に回転動力源52としてのモータを装着した
基板51の表面に、回転動力源52の出力軸52aにタ
イミングベルト55を介して結合され、ロール紙カセッ
ト体30の伝達ローラ39の軸孔に嵌入し、先端に伝達
ローラ39の噛合溝40に噛合する複数の噛合片54を
設けた回転軸53を突出位置させ、ガイド板41に対向
して開設された窓孔に対向する箇所に、一対のガイド板
41が形成する帯紙通路を挟んで対向する発光素子と受
光素子とで構成されるミシン目センサ22を突出配置
し、そしてカセット体30の一対のガイド板41が形成
する帯通路の終端に対向する箇所には、ガイド板56を
立設すると共に、印字機構63を配置している。
【0026】この印字機構63は、回転動力源52の出
力軸52aおよび回転軸53にタイミングベルト55を
介して連結されているプラテンローラ64と、基板51
に回動可能に取り付けられたプリンタヘッド65として
のラインヘッドと、基板51の裏面に配設されて、この
プリンタヘッド65を回動動作させるソレノイド66
と、プリンタヘッド65の動作位置を検知する印字セン
サ67と、から構成されている(図16参照)。
【0027】印字機構63の下方には、可動刃と固定刃
とで構成され、モータで駆動されるカッタ19を突出配
置し、さらにカセット体30の裏板32に開設された孔
部を介して止めピン47に対向する箇所に、この止めピ
ン47にその先端を当接させる押込みピン59を突設配
置している。
【0028】基板51表面側の回転軸53の上方位置に
は、ロール紙カセット体30の裏板32に接触して、こ
のカセット体30の正規な装着を検知するマイクロスイ
ッチから成るロール紙カセットセンサ10が、制御部に
接続されて設置されている。
【0029】なお、基板51表面側の、ロール紙カセッ
ト体30の円形ガイド36が形成するガイド通路の始端
部に形成された窓孔に対向する箇所には、帯紙2を挟ん
で対向位置する発光素子と受光素子とから構成され、帯
紙2の終端を検知する帯紙センサ24が突出配置されて
いる。
【0030】また、基板51の表面の他側(図1、図2
において左側)には、裏面に配設した巻取動力源68と
してのモータの出力軸に伝達ベルト69およびクラッチ
機構70を介して連結された回転軸71が突出配置され
ており、この回転軸71の先端には、リボンカセット体
80の巻取軸88の係合ピン93に係合可能な複数の係
合片72が突設されている。
【0031】クラッチ機構70は、図11、図12、図
15に示すように伝達ベルト69が張架されたスライド
プーリ73と、回転軸71の軸方向にスライドすること
によりスライドプーリ73に接離可能に取付けられたス
ライダ74と、このスライダ74をスライドプーリ73
に押圧すべく回転軸71内に収容したスプリング75と
を備え、スプリング75のバネ力等によるスライダ74
の軸方向変位により、巻取動力源68の駆動による回転
軸71の回転を断続させる。
【0032】基板51の表面側の回転軸71の左側位置
には、リボンカセット体80の裏板82に接触して、こ
のカセット体80の正規な装着を検知するマイクロスイ
ッチから成るリボンカセットセンサ11が、制御部に接
続されて設置されている。
【0033】なおまた、基板51表面側の、リボンカセ
ット体80の一対のガイド板87に開設された窓孔に対
向する箇所には、熱転写リボン95の終端を検知するリ
ボンセンサ76が突出配置されている。
【0034】基板51表面側の左側上部には、ロール紙
1または/およびリボン95無しのモードを解除して作
動可能状態とするための復帰ボタン12、始動時に帯紙
2を印字発券可能な位置まで自動搬送するための用紙セ
ットボタン13、各カセット体30、80を取外す際
に、帯紙2をロール紙カセット体30内部に戻すための
カセット交換ボタン14、そして帯紙2をテスト印字お
よびテスト発券するためのテストボタン15が設置され
ている。
【0035】さらに、基体50の基板51の表面に、各
カセット体30、80の周板33、83外面に面接する
壁板60を起立設し、この壁板60の複数箇所に、球体
の一部を壁板60の内面に突出させた状態で球バネ61
を設け、この球バネ61に対向するカセット体30、8
0の周板33、83の外面部分に、球バネ61の突出し
た球体の一部が嵌入する係合凹部62を設けている。
【0036】それゆえ、基体50の壁板60が区画する
右上部の空間内にロール紙カセット体30を強引に押し
込むことにより、球バネ61は後退しながら周板33を
乗り越えて係合凹部62に係合(図13参照)して、カ
セット体30の基体50に対する装着を達成維持し、こ
の際、基体50に対するカセット体30の組付き姿勢お
よび位置は、壁板60に対する周板33の面接により正
確に規制される。
【0037】上記のように、ロール紙1をセットしたカ
セット体30が基体50に正規に装着されると、ロール
紙カセットセンサ10がこれを検知すると共に、回転軸
53が伝達ローラ39に噛合する(図2参照)ので、回
転駆動源52により、タイミングベルト55、回転軸5
3、伝達ローラ39を介して送りローラ38の回転駆動
が可能となり、ミシン目センサ22が裏板32の窓孔か
ら突出して一対のガイド板41に形成された窓から帯紙
通路に対向し、カッタ19が帯紙通路の終端部に対向
し、図3および図4に示すように、押込みピン59がス
プリング46の弾力に逆らって止めピン47を押圧後退
させて、この止めピン47に対する側方ピン45の突き
当たりを解除するので、ブラケット43は引張りスプリ
ング44の弾力に従い左方に傾動し、押し付けローラ4
2を送りローラ38に押し付けて、押し付けローラ42
と送りローラ38との間で帯紙2を挟持し、送りローラ
38の回転動作により、帯紙2の送り出しが可能な状態
となる。
【0038】なお、このカセット体30を基体50に組
付けた際に、帯紙センサ24もカセット体30の裏板3
2上に、帯紙2を挟んだ状態で突出位置し、帯紙2有無
の検出信号を出力する。
【0039】ロール紙カセット体30と同様にして、リ
ボンカセット体80を基体50表面側の左下部に正規に
装着すると、リボンカセットセンサ11がこの装着を検
知すると共に、回転軸71の係合片72が巻取軸88の
係合ピン93に係合する(図2、図15参照)ので、巻
取動力源68により、伝達ベルト69、クラッチ機構7
0、回転軸71を介して巻取軸88の回転駆動が可能と
なり、かつプリンタヘッド65がプリンタヘッド収納部
89に収納され、またリボンセンサ76が裏板82に設
けた窓孔から突出して、ガイド板87間のリボン95の
有無を検出可能となる。
【0040】各カセット体30、80を基体50に装着
した後、復帰ボタン12を押し、用紙セットボタン13
を押すと、回転動力源52により送りローラ38および
プラテンローラ64が回転駆動されて、帯紙2が印字発
券可能な位置まで送られる。
【0041】なお、この場合、各カセットセンサ10、
11および帯紙センサ24、ミシン目センサ22、リボ
ンセンサ76の一つが対象物を検知していない状態で
は、復帰ボタン12と用紙セットボタン13を押しても
装置は作動しない。
【0042】次に、この熱転写印字装置が印字発券作動
状態になると、回転動力源52により送りローラ38お
よびプラテンローラ64が回転駆動されて、帯紙2が送
られると共に、巻取動力源68により巻取軸88が回転
駆動されて、帯紙2と一体的に送られた熱転写リボン9
5を巻き取る。
【0043】また、ソレノイド66の作動によってプリ
ンタヘッド65が回動し、その印字部が帯紙2と熱転写
リボン95を、回転しているプラテンローラ64に押し
付ける(図3参照)。
【0044】そして、制御部からの文字信号によってプ
リンタヘッド65のこの信号に相当する部分が加熱さ
れ、帯紙2の所定の位置に所定の印字(例えば、切手4
の値段を示す数字)が行われる。
【0045】印字が終了すると、図8に示すようにソレ
ノイド66によってプリンタヘッド65が回動してその
印字部がプラテンローラ64から離反すると共に、この
プラテンヘッド65の回動を検知した印字センサ67か
らの信号により、巻取動力源68の作動が停止し、巻取
軸88による熱転写リボン95の印字分だけの巻き取り
が停止する。
【0046】この際、この印字分のみの熱転写リボン9
5の巻取りが終了すると、クラッチ機構70が作動して
巻取動力源68の駆動力は遮断され、巻取軸88による
巻取りは強制的に停止され、この印字と巻取りの動作
が、指定された回数繰り返される。
【0047】一方、帯紙2は、送りローラ38の回転に
よって継続的に送られ、ミシン目センサ22によるミシ
ン目3の検知により回転動力源52が停止すると共に、
所定位置のミシン目3部分がカッタ19により切断さ
れ、印字済み帯紙2(例えば、指定枚数分の切手4)が
受箱16に落下する。
【0048】この作動中において、帯紙2またはリボン
95を使い切って、帯紙センサ24またはリボンセンサ
76が一定時間内にそれぞれを検知しない状態となった
場合には、各残量を、帯紙2の場合は例えば切手12
枚、リボン95の場合は例えば切手10枚発券できるも
のとして認識し、帯紙2のミシン目3を発券枚数として
カウントダウンしながら、帯紙2の残枚数が0となるま
で発券できるように設定している。
【0049】また、帯紙2およびリボン95が同時に残
量カウントを開始された場合には、残量が少ない片方を
優先的にカウントダウンして売切れ状態とするが、この
ときもう一方も同時にカウントダウンしていき、片方が
0になってもその残枚数は記憶されているので、先に売
切れた方を補充しても、該残枚数のみ発券できる。
【0050】なお、片方が0になったとき、両方を補充
した場合は、残枚数はクリアされ、全枚数を発券するこ
とができる。
【0051】
【発明の効果】本発明は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。基体に、ロール紙カセッ
ト体およびリボンカセット体の一方または両方が装着さ
れていなかったり、あるいはその装着が不完全で、各回
転軸と送りローラおよび巻取軸とが確実に結合していな
い状態があった場合には、ロール紙カセットセンサおよ
びリボンカセットセンサが各カセット体を検知しないた
め、たとえ作動開始操作をしても装置が作動することは
なく、よって切手発券ミス等のトラブルの発生を未然に
防止することができ、常に熱転写印字装置の正常で円滑
な稼動を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、基体の斜視図。
【図2】図1に示す実施例の基体にカセット体を装着し
た状態を示す、一部省略した正面図。
【図3】図2に示した実施例の、押し付けローラが送り
ローラに押し付けられた状態の要部正面図。
【図4】図3図示状態の、要部縦断側面図。
【図5】図2に示した実施例の、押し付けローラが送り
ローラから離反した状態の要部正面図。
【図6】図5図示状態の、要部縦断側面図。
【図7】図2に示した実施例の、帯紙送り用の動力伝達
系を示す、基体の要部背面図。
【図8】図2に示した実施例の、印字機構の印字状態を
示す正面図。
【図9】図8の印字機構の待機状態を示す正面図。
【図10】図9図示状態の、側面図。
【図11】図2に示した実施例の、クラッチ機構の正面
図。
【図12】図11のA−A線断面図。
【図13】図2に示した実施例の、球バネと係合凹部と
の係合状態を示す、要部縦断側面図。
【図14】従来例を示す、全体分解斜視図。
【図15】図14に示す従来例の、リボンカセット体装
着状態を示す一部破断した左側面図。
【図16】図14に示す従来例の、基体を示す一部破断
した全体正面図。
【図17】図16図示状態の、一部破断した右側面図。
【図18】帯紙を示す正面図。
【符号の説明】
1 ; ロール紙 2 ; 帯紙 3 ; ミシン目 4 ; 切手 10; ロール紙カセットセンサ 11; リボンカセットセンサ 12; 復帰ボタン 13; 用紙セットボタン 14; カセット交換ボタン 15; テストボタン 16; 受箱 19; カッタ 22; ミシン目センサ 24; 帯紙センサ 30; ロール紙カセット体 31; 表板 32; 裏板 33; 周板 34; ケース 35; 保持芯 36; 円形ガイド 37; 開放部 38; 送りローラ 39; 伝達ローラ 40; 噛合溝 41; ガイド板 42; 押し付けローラ 43; ブラケット 44; 引張りスプリング 45; 側方ピン 46; スプリング 47; 止めピン 50; 基体 51; 基体 52: 回動動力源 53; 回転軸 54; 噛合片 55; タイミングベルト 56; ガイド板 59; 押し込みピン 60; 壁板 61; 球バネ 62; 係合凹部 63; 印字機構 64; プラテンローラ 65; プリンタヘッド 66; ソレノイド 67; 印字センサ 68; 巻取動力源 69; 伝達ベルト 70; クラッチ機構 71; 回転軸 72; 係合片 73; スライドプーリ 74; スライダ 75; スプリング 76; リボンセンサ 77; ガイド板 80; リボンカセット体 81; 表板 82; 裏板 83; 周板 84; ケース 85; 保持芯 86; ガイドピン 87; ガイド板 88; 巻取軸 89; プリンタヘッド収納部 90; ブレーキ機構 91; ピン 92; スプリング 93; 係合ピン 94; ロールリボン 95; 熱転写リボン
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G07B 5/00 101 G07B 5/00 101

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯紙(2) をロール状に巻回したロール紙
    (1) を空転自在に保持する保持芯(35)と、前記帯紙(2)
    を押し付けローラ(42)との間で挟んで送る送りローラ(3
    8)と、を備えたロール紙カセット体(30)と、熱転写リボ
    ン(95)をロール状に巻回したロールリボン(94)を回転可
    能に保持する保持芯(85)と、印字済みの熱転写リボン(9
    5)を巻取る巻取軸(88)と、を備えたリボンカセット体(8
    0)と、裏面に回転動力源(52)および巻取動力源(68)を装
    着した基板(51)に、前記動力源(52)、(68)に連結して突
    出し、前記送りローラ(38)および巻取軸(88)に着脱自在
    に結合する回転軸(53)、(71)と、印字機構(63)と、を備
    えた基体(50)と、から構成され、前記各カセット体(3
    0)、(80)を前記基体(50)に着脱自在に装着し、帯紙(2)
    を送りながら印字機構(63)により熱転写リボン(95)を介
    して、前記帯紙(2)に印字する装置であって、前記基体
    (50)に、前記ロール紙カセット体(30)およびリボンカセ
    ット体(80)の正規な装着を検知し、制御部を介して装置
    を作動可能状態とするロール紙カセットセンサ(10)およ
    びリボンカセットセンサ(11)を設置して成る熱転写印字
    装置。
  2. 【請求項2】 帯紙(2) を、ミシン目(3) を介して複数
    枚の切手(4) を連続させた構成とし、発券時に該各切手
    (4) に値段を印字する切手自動販売機に装備した請求項
    1記載の熱転写印字装置。
JP17697297A 1997-07-02 1997-07-02 熱転写印字装置 Pending JPH1120282A (ja)

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