JP2000000909A - 複合発泡体 - Google Patents

複合発泡体

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JP2000000909A
JP2000000909A JP17009498A JP17009498A JP2000000909A JP 2000000909 A JP2000000909 A JP 2000000909A JP 17009498 A JP17009498 A JP 17009498A JP 17009498 A JP17009498 A JP 17009498A JP 2000000909 A JP2000000909 A JP 2000000909A
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Japan
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foam
weight
resin
composite
crosslinked resin
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JP17009498A
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English (en)
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Rikizo Tanaka
利喜蔵 田中
Junichi Kaneko
淳一 金子
Kazuto Nishizawa
一人 西澤
Masato Hata
正人 畑
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱成形時における成形性と寸法安定性が優
れると共に、軽量で剛性が高く、優れた断熱性を有する
複合発泡体を提供する。 【解決手段】 架橋樹脂発泡体6の少なくとも片面に表
面材が積層されてなる複合発泡体11において、該架橋
樹脂発泡体6がプロピレン系樹脂及びエチレン系樹脂か
らなり、該表面材が熱可塑性樹脂フィルム7a,7b、
9a,9bと無機繊維8a,8bとシートとの複合体シ
ートからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱成形性と軽量
性とに優れた内装材、特に車両の天井材等に好適に使用
される複合発泡体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用天井材等の内装材は、軽
量であって成形性、耐熱性、寸法安定性、剛性、リサイ
クル性、断熱性などの性能が要求され、さらに近年では
より安価な材料が求められている。このような内装材と
しては、特公平3−52342号公報、特開平7−16
28号公報、特開平7−125126号公報等が知られ
ている。
【0003】これらは、スチレン系樹脂発泡シートを芯
材とし、この両面に、有機繊維不織布に無機繊維とスチ
レン系樹脂エマルジョンとを含浸して得られた樹脂強化
シートを積層した積層体であったり、熱可塑性樹脂発泡
シートからなる芯材に熱可塑性樹脂フィルムとガラスペ
ーパーとからなる表面材が積層されてなる複合体及びそ
の製造方法が提案されている。これらの積層体、複合体
は軽量で剛性も高いため、自動車用天井材などの内装材
に適している。
【0004】しかしながら、上記積層体、複合体は、加
熱して所望の形状に成形されて、自動車用天井材などに
利用されるので、加熱成形時における成形性、即ち、成
形金型形状に精度よく追従し、かつ絞りの大きい部分で
もしわや破れが発生しないことが要求される。また、金
型から脱型された成形体の加熱収縮が極力少ないこと、
環境温度の変化に対して寸法変化が極力少ないこと、即
ち、寸法安定性のよいことが要求される。さらに、軽量
性や断熱性が省エネルギーの観点からも望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、加熱
成形時における成形性と寸法安定性が優れると共に、軽
量で剛性が高く、優れた断熱性を有する複合発泡体を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の複合発泡体は、
架橋樹脂発泡体の少なくとも片面に表面材が積層されて
なる複合発泡体において、該架橋樹脂発泡体がプロピレ
ン系樹脂及びエチレン系樹脂からなり、該表面材が熱可
塑性樹脂フィルムと無機繊維シートとの複合体シートか
らなることを特徴とする。
【0007】本発明で使用される架橋樹脂発泡体は、プ
ロピレン系樹脂及びエチレン系樹脂を樹脂成分とする。
【0008】上記プロピレン系樹脂は、プロピレンを主
成分とする他のモノマーとの共重合体であって、例え
ば、プロピレン−α−オレフィン共重合体が挙げられ、
ブロック共重合体、ランダム共重合体、ランダムブロッ
ク共重合体等のいずれであってもよく、これらは、単独
で使用されても2種以上が併用されてもよい。上記α−
オレフィンとしては、例えば、エチレン、1−ブテン、
1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテ
ン等が挙げられる。
【0009】上記プロピレン−α−オレフィン共重合体
中におけるα−オレフィンの含有量は、少なくなると架
橋樹脂発泡体の柔軟性及び伸びが低下して成形性が悪く
なり、多くなると架橋樹脂発泡体の表面が荒れ易くなる
ので、1〜8重量%が好ましく、より好ましくは2〜5
重量%である。
【0010】本発明において、プロピレン系樹脂として
ポリプロピレンを使用すると、融点が高いため、樹脂成
分の溶融温度が後述する熱分解型発泡剤の分解温度以上
になることが多く、その結果押出機中で内部発泡が生じ
たり、十分に溶融混練されずに成形されるため、架橋樹
脂発泡体の表面が荒れ易くなり好ましくない。
【0011】上記プロピレン系樹脂のメルトインデック
ス(MI)は、小さくなると樹脂成分の成形性が低下し
て架橋樹脂発泡体の表面が荒れ、大きくなると架橋樹脂
発泡体の耐熱性が低下して、得られる複合発泡体の耐熱
性も低下するので、0.2〜10g/10分が好まし
い。本発明でいうメルトインデックス(MI)は、JI
S K 7210に準拠して測定した値である。
【0012】上記プロピレン系樹脂のクロス分別法によ
る94℃以上での溶出量は、少なくなると架橋樹脂発泡
体の耐熱性が低下して、2次加工などの際に気泡破れ等
が生じ、多くなると樹脂成分の成形性が低下し、いずれ
の場合も架橋樹脂発泡体の表面が荒れるので、50〜9
5重量%が好ましく、より好ましくは60〜90重量%
である。
【0013】また、上記溶出分の重量平均分子量は、小
さくなると架橋樹脂発泡体の耐熱性が低下して、2次加
工などの際に気泡破れ等が生じ、多くなると樹脂成分の
成形性が低下し、いずれの場合も架橋樹脂発泡体の表面
が荒れるので、2×105 〜10×105 が好ましい。
【0014】本発明でいうクロス分別法による溶出量
は、以下の方法にて測定した値である。まず、樹脂を1
40℃或いは樹脂が完全に溶解する温度のo‐ジクロロ
ベンゼンに溶解した後一定速度で冷却し、予め用意して
おいた不活性担体の表面に、結晶性の高い順に薄いポリ
マー層として生成させる。次に、連続的又は段階的に昇
温し、溶出した成分の濃度を順次検出し、組成分布(結
晶性分布)を測定する。これを温度上昇溶離分別とい
う。同時に、溶出した成分を高温型GPCにより分析し
て、分子量と分子量分布を測定する。本発明では、上述
した温度上昇溶離分別部分と高温型GPC部分の両方を
システムとして備えているクロス分別クロマトグラフ装
置(三菱化学社製、商品名「CFC‐T150A型」)
を使用して測定した。
【0015】上記エチレン系樹脂は、ポリエチレン及び
エチレンを主成分とする他のモノマーとの共重合体であ
り、これらは単独で使用されても2種以上が併用されて
もよい。共重合体としては、例えば、エチレン−α−オ
レフィン共重合体が挙げられ、α−オレフィンとして
は、例えば、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、1−オクテン等が挙げられる。共重合体中における
エチレンの含有量は、少なくなると架橋樹脂発泡体の耐
熱性が低下するので、共重合体中60重量%以上が好ま
しく、より好ましくは80重量%以上である。
【0016】上記エチレン系樹脂のメルトインデックス
(MI)は、小さくなると樹脂成分の流動性が低下して
生産性が低下し、大きくなると架橋樹脂発泡体の耐熱性
が低下して、2次加工などの際に表面が荒れ易くなるの
で、0.5〜10g/10分が好ましく、より好ましく
は0.7〜4g/10分である。
【0017】エチレン系樹脂のクロス分別法による94
℃以上での溶出量は、少なくなると架橋樹脂発泡体の耐
熱性が低下して、2次加工などの際に表面が荒れ、多く
なると架橋樹脂発泡体の圧縮歪みに対する回復性が低下
する傾向があるので、5〜20重量%が好ましく、より
好ましくは6〜10重量%である。
【0018】また、上記溶出分の重量平均分子量は、小
さくなると架橋樹脂発泡体の耐熱性が低下して、2次加
工などの際に表面が荒れ易くなり、大きくなると架橋樹
脂発泡体の圧縮歪みに対する回復性が低下することがあ
るので、1.5×105 〜10×105 が好ましく、よ
り好ましくは2×105 〜5×105 である。
【0019】上記樹脂成分中におけるプロピレン系樹脂
の割合は、少なくなると架橋樹脂発泡体の耐熱性が低下
し、多くなると架橋樹脂発泡体の柔軟性及び圧縮歪みに
対する回復性が低下し易くなるので、50〜90重量%
が好ましく、より好ましくは55〜85重量%であり、
上記樹脂成分中におけるエチレン系樹脂の割合は、50
〜10重量%が好ましく、より好ましくは45〜15重
量%である。
【0020】上記プロピレン系樹脂及びエチレン系樹脂
から架橋樹脂発泡体を得る方法としては、従来公知の任
意の方法が採用でき、例えば、プロピレン系樹脂及びエ
チレン系樹脂からなる樹脂成分に、架橋助剤、熱分解型
発泡剤等を添加して押出機でシート状物に成形し、得ら
れたシート状物に電離性放射線を照射して架橋した後、
熱分解型発泡剤の分解温度以上に加熱して発泡する方法
等が挙げられる。
【0021】上記架橋助剤は、一般に使用されている多
官能性モノマー及び単官能性モノマーであり、例えば、
ジビニルベンゼン、トリメチロールプロパントリメタク
リレート、1,9−ノナンジオールジメタクリレート、
1,10−デカンジオールジメタクリレート、トリメリ
ット酸トリアリルエステル、トリアリルイソシアヌレー
ト、エチルビニルベンゼン、ネオペンチルグリコールジ
メタクリレート、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸
トリアリルエステル、1,6−ヘキサンジオールジメタ
クリレート、ラウリルメタクリレート、ステアリルメタ
クリレート等が挙げられ、これらは単独で使用しても2
種以上を併用してもよい。
【0022】上記架橋助剤の添加量は所望のゲル分率に
応じて調整され、少なくなると架橋が不十分になり、均
質な架橋樹脂発泡体が得られにくく、多くなると架橋が
進み過ぎて、樹脂成分の成形性が低下し易くなるので、
上記樹脂成分100重量部に対して0.5〜10重量部
が好ましく、より好ましくは0.8〜6重量部である。
【0023】上記熱分解型発泡剤は、加熱により分解ガ
スを発生するものであり、分解温度が180〜270℃
にあるものが好ましく、例えば、アゾジカルボンアミ
ド、ベンゼンスルホニルヒドラジド、ジニトロソペンタ
メチレンテトラミン、トルエンスルホニルヒドラジド、
4,4−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)
等が挙げられ、これらは単独で使用しても2種以上併用
してもよい。
【0024】上記熱分解型発泡剤の添加量は所望の発泡
倍率に応じて調整される。一般に、上記樹脂成分100
重量部に対して、3〜40重量部が好ましく、より好ま
しくは4〜25重量部である。
【0025】上記電離性放射線としては、α線、β線、
γ線、電子線等が挙げられ、その照射量は所望のゲル分
率に応じて調整され、通常は2〜15Mradである。
【0026】上記架橋樹脂発泡体のゲル分率は、35〜
70%が好ましい。ゲル分率が35%未満では、得られ
る複合発泡体の耐熱性が低くなるばかりでなく、加熱成
形時、プレス成形の際の成形温度の幅が非常に狭くなっ
て成形が難しくなり、70%を超えると表面材を加熱に
よって一体化する際に融着し難くなり、加熱成形時に引
き伸ばされた部分に残留応力が強く残存し、複合発泡体
が高温条件下に曝される場合(例えば、自動車用天井材
として用いられる場合は夏の炎天下で90℃に達するこ
とがある)には、緩和現象によってに戻りが起こり、成
形体(2次加工物)が変形する恐れがある。
【0027】本発明でいうゲル分率は、以下の方法にて
算出した値である。まず、架橋樹脂発泡体を厚さ方向に
約50mg精密に秤取し、120℃のキシレン25ml
に24時間浸した後、200メッシュのステンレス製金
網で濾過して金網上の不溶解分を真空乾燥する。次に、
不溶解分の重量を精密に秤量し、ゲル分率を以下の式に
て百分率で算出する。 ゲル分率(%)={不溶解分の重量(mg)/秤取した
架橋樹脂発泡体の重量(mg)}×100
【0028】上記架橋樹脂発泡体の発泡倍率は、小さく
なると軽量性、コストの点で問題があり、大きくなると
機械的強度が不足するので、10〜50倍が好ましく、
より好ましくは15〜40倍である。本発明でいう発泡
倍率は、架橋樹脂発泡体の体積を、その重量で割った値
である。
【0029】上記架橋樹脂発泡体の厚みは、自動車用天
井材の用途では、軽量性、剛性、成形性、コスト等の点
から、通常、2〜8mmが好ましく、目付量について
は、同様の理由により、通常、100〜300g/m2
が好ましい。
【0030】上記架橋樹脂発泡体には、必要に応じて、
2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾールなどのフェノ
ール系抗酸化剤;ジラウリルチオプロピオネートなどの
イオウ系抗酸化剤;リン系抗酸化剤、アミン系抗酸化剤
等の酸化防止剤;メチルベンゾトリアゾールなどの金属
害防止剤;熱安定剤、顔料等が添加されていてもよい。
【0031】本発明で使用される表面材は、架橋樹脂発
泡体の少なくとも一面に積層され、ガラス繊維等の無機
繊維を熱可塑性樹脂バインダーで結着せしめた無機繊維
シートの片面又は両面に、熱可塑性樹脂フィルムを積層
した複合体シートが用いられる。
【0032】上記無機繊維としては、例えば、カーボン
(炭素)繊維、ガラス繊維、セラミック繊維、アルミナ
繊維等が挙げられ、これらの無機繊維は同種又は異種の
ものと混合もしくは多層に積層して用いてもよい。
【0033】上記無機繊維の形状としては、繊維径3〜
19μmが好ましく、繊維長10〜50mmが好まし
い。繊維径が、3μmより細くなると強度が出にくくな
り、19μmより太くなると重くなり、取扱い時に皮膚
刺激が強くなる。また、繊維長が10mmより短くなる
と、成形加工時に伸ばされる部分で繊維相互の追従性が
少なく、無機繊維層の切断、破れを生じ易くなる。繊維
長が50mmより長くなると、無機繊維シートを作製す
る際に、繊維相互がまつわり易く分散性が悪くなり、得
られる複合発泡体の性能が局部的に不均一となる。
【0034】上記複合体シート中の無機繊維の量は、多
くなると複合発泡体の軽量性が損なわれ、少なくなると
複合発泡体の剛性、特に高温時の剛性及び寸法安定性が
低下するので、15〜50g/m2 が好ましい。
【0035】無機繊維シートの製造方法としては、上記
無機繊維の短繊維をモノフィラメントの状態で水中(白
水)に分散させ、これを抄きあげてシート状に作製する
方法、いわゆる抄造法により製造するのが好ましい。
【0036】上記抄造法により無機繊維シートを製造す
る際に、バインダーを使用して繊維に付着させ、乾燥に
より繊維相互を結着させて無機繊維シートを得る。この
他に無機繊維シートを得る方法としては、無機繊維にバ
インダー樹脂としてポリエチレン繊維等を混練して、カ
ードマシン等で薄くシート状物に成形した後、熱ロール
や熱プレス等でヒートセットする方法が挙げられる。
【0037】上記熱可塑性樹脂バインダーは、複合発泡
体の加熱成形性及び剛性の向上にも寄与する。この樹脂
バインダーに用いられる熱可塑性樹脂としては、例え
ば、酢酸ビニル樹脂、各種ポリアクリル酸樹脂、ポリウ
レタン樹脂、ポリエステル樹脂等が挙げられる。これら
の熱可塑性樹脂は、単独で用いられてもよく、2種以上
が併用されてもよい。
【0038】上記抄造法において、熱可塑性樹脂バイン
ダーを水中(白水)に溶解又はパウダー状で混入した
り、エマルジョンとして無機繊維に含浸してもよく、こ
れらの方法を併用することもできる。上記熱可塑性樹脂
エマルジョンとしては、例えば、アクリル系樹脂、ポリ
ビニルアルコール、エチレン−酢酸ビニル共重合体、飽
和ポリエステル等のエマルジョンが用いられる。また、
上記熱可塑性樹脂パウダーとしては、例えば、ポリプロ
ピレン、ポリビニルアルコール、ポリエチレン等のパウ
ダーが用いられる。
【0039】上記熱可塑性樹脂の溶融温度(融点)は、
高くなると複合発泡体の加熱成形性が悪くなり、低くな
ると複合発泡体の耐熱性が低下するので、成形温度を考
慮して、通常110〜180℃が好ましい。必要に応じ
て、溶融温度(融点)の異なる樹脂を併用してもよい。
【0040】上記無機繊維シートに含まれる熱可塑性樹
脂の量は、少なくなると無機繊維シートの強度が低下し
て取扱いが困難となり、多くなると無機繊維に熱可塑性
樹脂を含浸することが困難となるので、10〜30重量
%が好ましく、より好ましくは15〜25重量%であ
る。
【0041】上記熱可塑性樹脂フィルムは、表面材の構
成材として無機繊維シートの片面又は両面に配置、積層
されて用いられる。この熱可塑性樹脂フィルムは単体で
架橋樹脂発泡体と積層使用してもよく、予め無機繊維シ
ートと熱可塑性樹脂フィルムとを積層したものを熱可塑
性樹脂フィルムの融点以上の温度に加熱した後、プレス
又はロール等によって圧縮、冷却して複合体としたもの
を架橋樹脂発泡体と積層してもよい。さらに、無機繊維
シート上に熱可塑性樹脂をフィルム状に押出した後、フ
ィルムの融点以上の温度で無機繊維シートと熱可塑性樹
脂フィルムとをロールで加圧、冷却しながら複合体とす
る押出ラミネート法によって作製されてもよい。
【0042】上記熱可塑性樹脂フィルムの厚みは、特に
限定されないが、無機繊維シートの両面に配置、積層す
る場合は、通常、30〜200μmが好ましい。厚みが
厚くなると、複合発泡体の強度は向上するが軽量性が損
なわれる。上記複合体として無機繊維シートの片面にの
み熱可塑性樹脂フィルムを積層したものを用いる場合
は、架橋樹脂発泡体と積層する際に熱可塑性樹脂フィル
ムを溶融させて無機繊維シートを通過させる必要があ
り、この通過樹脂分を考量して厚めの熱可塑性樹脂フィ
ルムを用いることが好ましい。また、熱可塑性樹脂フィ
ルムのメルトフローレートは、大きくなるほど無機繊維
シートを通過し易くなるので、5〜20g/10分が好
ましい。
【0043】上記熱可塑性樹脂フィルムとしては、例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ナイ
ロン、ポリエステル等の樹脂フィルムが挙げられる。こ
れらの樹脂フィルムの中でも、架橋樹脂発泡体との熱融
着性がよく、成形性の面から融点が架橋樹脂発泡体の融
点に近い、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレ
フィン系樹脂フィルムが特に好ましい。
【0044】本発明の複合発泡体を製造する方法として
は、例えば、架橋樹脂発泡体の少なくとも片面に無機
繊維を熱可塑性樹脂バインダーで結着した無機繊維シー
トを配置し、さらに、該無機繊維シートの片面又は両面
に熱可塑性樹脂フィルムを積層し、一対の無端搬送体で
挟みながら加圧して加熱工程に送り、加熱工程で無機繊
維を除く他の材料の融点以上に加熱して、表面材を架橋
樹脂発泡体と融着して一体化し、次いで、表面材と架橋
樹脂発泡体とが融着一体化した積層体を加圧しながら順
次冷却、固化せしめる冷却工程を経て一対の無端搬送体
から取り出す方法;架橋樹脂発泡体の少なくとも片面
に、無機繊維シートの片面又は両面に熱可塑性樹脂フィ
ルムを積層した表面材を配置し、一対の無端搬送体で挟
みながら加圧して加熱工程に送り、加熱工程で無機繊維
を除く他の材料の融点以上に加熱して、表面材を架橋樹
脂発泡体と融着して一体化し、次いで、表面材と架橋樹
脂発泡体とが融着一体化した積層体を加圧しながら順次
冷却、固化せしめる冷却工程を経て一対の無端搬送体か
ら取り出す方法などが挙げられる。
【0045】本発明の複合発泡体は、上記架橋樹脂発泡
体、熱可塑性樹脂フィルム及び無機繊維シートから、例
えば、図1の概略工程図に示した製造装置を使用して製
造することができる。図中において、1a,1bは一対
の無端搬送体、2a,2b,2c,2d,3a,3b,
3c,3dは、一対の無端搬送体1a,1bを緊張、駆
動するロール、4は加熱炉、5は冷却槽をそれぞれ示
す。6は架橋樹脂発泡体、7a,7bは熱可塑性樹脂フ
ィルム、8a,8bは無機繊維シート、9a,9bは熱
可塑性樹脂フィルムを示す。
【0046】上記架橋樹脂発泡体、熱可塑性樹脂フィル
ム及び無機繊維シートは繰出し易くするために、ロール
状にしたものが用いられる。図中、10aは無端搬送体
1aを通して加圧する網状の重しを示し、その重さは5
g/cm2 程度が好ましい。10bは無端搬送体1bを
支える網状の支持体を示す。
【0047】上記製造装置において、架橋樹脂発泡体
6、熱可塑性樹脂フィルム7a,7b、無機繊維シート
8a,8b、及び、熱可塑性樹脂フィルム9a,9bの
積層材料をそれぞれ図1に示した位置に配置して、6m
/分の速度で循環する一対の無端搬送体1a,1bに供
給して加熱炉4に搬送する。加熱炉4内では、一対の無
端搬送体1a,1bに向かって200℃の熱風を吹きつ
け、架橋樹脂発泡体6、熱可塑性樹脂フィルム7a,7
b、及び、熱可塑性樹脂フィルム9a,9bの融点以上
の温度である約190℃に加熱して溶融状態とし、重し
10aにより加圧して融着一体化した。一対の無端搬送
体1a,1bは、加熱炉4を出て次の冷却槽5に順次移
動させながら約30℃の冷風に曝して、加熱炉4で融着
一体化された複合発泡体11を冷却凝固させる。
【0048】次に、一対の無端搬送体1a,1bは、順
次冷却槽5を出てロール2b、3bに移り、冷却凝固し
た複合発泡体11から離脱し、ロール2c,3c,2
d,3dを経て2a,3aに向かい、再び積層材料を挟
んで加熱炉4内へと循環する。このような工程を繰り返
すことによって、図2に示した構成を有するシート状の
複合発泡体を得る。
【0049】上記無端搬送体は、積層材料を挟み込みな
がら、加熱工程で180℃以上の高い温度を受け冷却工
程で常温程度まで冷却される冷熱サイクルや、熱可塑性
樹脂との融着、剥離を繰返し受けるので、250℃以上
の耐熱性を持ち温度変化による寸法変化の小さい、剥離
性のよい材料が好ましい。こような材料としては、例え
ば、ガラスクロスにテトラフルオロエチレン樹脂を焼き
付けたベルトやステンレススチールベルト(中興化成社
製、商品名「BGF−500A」)等が挙げられる。
【0050】上記無端搬送体として、ステンレススチー
ルベルトを使用する、加熱、冷却工程で熱伝達が速く行
われるため生産性は向上するが、これを緊張、駆動する
ロールが大型化するため、必要に応じて適宜選択して使
用される。また、無端搬送体を加圧する網状の重しは、
ロールを多数個並べたもので代用してもよい。
【0051】
【発明の実施の形態】以下に実施例を掲げて本発明の態
様を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみ
に限定されるものではない。
【0052】(実施例1)架橋樹脂発泡体の調製 エチレン−プロピレンランダム共重合体(エチレン含有
量=3.2重量%、MI=2g/10分、クロス分別溶
出量=75重量%、溶出分の重量平均分子量=3.4×
105 )80重量部、LLDPE(密度=0.92g/
cm3 、エチレン含有量=約85重量%のエチレン−1
−オクテン共重合体、MI=2g/10分、クロス分別
溶出量=7重量%、溶出分の重量平均分子量=2.5×
105 )20重量部、架橋助剤としてトリメチロールプ
ロパントリメタクリレート3重量部、熱分解型発泡剤と
してアゾジカルボンアミド10重量部、抗酸化剤として
2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール0.3重量
部、及び、金属害防止剤としてメチルベンゾトリアゾー
ル0.5重量部を配合して、2軸押出機にて190℃で
溶融混練した後押出して、厚さ1.5mmの連続シート
状物を得た。得られた連続シート状物に、加速電圧80
0KeVの電子線を一方の面から3Mrad照射して架
橋させた後、架橋した連続シート状物を熱風及び赤外線
ヒーターにより250±5℃に保たれた熱風発泡炉にて
連続的に発泡し、その後冷却して架橋樹脂発泡体を得
た。得られた架橋樹脂発泡体は、厚み4mm、発泡倍率
25倍、ゲル分率45%であった。
【0053】熱可塑性樹脂フィルム、無機繊維シート 熱可塑性樹脂フィルムとして、厚み80μmの高密度ポ
リエチレン樹脂(密度=0.96g/cm3 、MI=5
g/10分)製フィルムを準備した。また、繊維径13
μm、繊維長12.5mmのガラス繊維、並びに、樹脂
バインダーとしてポリアクリル樹脂及びポリウレタン樹
脂のエマルジョンを使用して抄造法により、厚み0.1
2mmの無機繊維シート(オリベスト社製、ガラス繊維
量=20g/m2 、樹脂バインダー量=5g/m2 )を
作製した。
【0054】上記架橋樹脂発泡体、熱可塑性樹脂フィル
ム及び無機繊維シートから、図1の概略工程図に示した
製造装置を使用して複合発泡体(厚み=4.5mm、目
付量=520g/m2 )を作製した。
【0055】(実施例2)架橋樹脂発泡体として、厚み
3mm、発泡倍率25倍、ゲル分率45%のものを使用
し、無機繊維シートとしてガラス繊維に代えて炭素繊維
(オリベスト社製、繊維径=6μm、繊維長=12m
m)を使用したこと以外は、実施例1と同様にしてシー
ト状の複合発泡体(厚み=3.7mm、目付量=480
g/m2 )を得た。
【0056】(実施例3)電子線照射量を1.2Mra
dとし、架橋樹脂発泡体として、厚み4mm、発泡倍率
25倍、ゲル分率32%のものを使用したこと以外は、
実施例1と同様にしてシート状の複合発泡体(厚み=
4.7mm、目付量=515g/m2 )を得た。
【0057】(比較例1)熱可塑性樹脂フィルムとし
て、厚み100μmの高密度ポリエチレン樹脂(密度=
0.96g/cm3 、MI=5g/10分)製フィルム
を使用し、無機繊維シートを全く使用しなかったこと以
外は、実施例1と同様にしてシート状の複合発泡体(厚
み=4.6mm、目付量=545g/m2 )を得た。
【0058】上記で得られた複合発泡体について、下記
項目の性能評価を行い、その結果を表1に示した。
【0059】(1)曲げ強さ、曲げ弾性率(常温) 複合発泡体から、幅50mm、長さ150mmの試験片
を切り出し、JISK 7221に準拠して、常温で曲
げ強さ及び曲げ弾性率を測定した。
【0060】(2)曲げ強さ、曲げ弾性率(高温) 複合発泡体を180±5℃に加熱した後、常温の平金型
で厚み4mm(但し実施例2のみ3mm)となるように
プレスした。このプレスした複合発泡体から、幅50m
m、長さ150mmの試験片を切り出し、100℃の恒
温槽中でJISK 7221に準拠して、曲げ強さ及び
曲げ弾性率を測定した。
【0061】(3)加熱収縮率 複合発泡体から、幅150mm、長さ250mmの試験
片を切り出し、これを長さ方向で200mm間隔となる
ようにクランプで固定し、遠赤外線オーブンで試験片を
180±5℃に加熱した後クランプ間隔を210mmに
引き伸ばした時点で取り外し、直ちに常温の平金型で4
mm厚みにプレスした。このプレスされた試験片に15
0mm間隔の標線を精密に引き、85℃の恒温室に24
時間放置した後取り出して22℃で5時間放置し、次い
で標線間距離を精密に測定し、加熱前後の標線間距離か
ら下式により加熱収縮率を算出した。 加熱収縮率(%)={加熱後の標線間距離(mm)−加
熱前の標線間距離(mm)/加熱前の標線間距離(m
m)}×100
【0062】(4)線膨張係数 複合発泡体から、幅30mm、長さ150mmに切り出
した試験片に100mm間隔の標線を正確に引いた後、
この試験片を85℃の恒温槽に入れた。恒温槽内で24
時間放置した後取り出して標線間隔を正確に測定し、こ
の測定値を高温寸法とした。次いで、この試験片を0℃
の冷蔵庫に24時間放置した後取り出して標線間隔を測
定し、この測定値を低温寸法とした。上記高温寸法と低
温寸法から、下式により線膨張係数を算出した。 線膨張係数(1/℃)={高温寸法(mm)−低温寸法
(mm)}/{低温寸法(mm)×温度差(℃)}
【0063】
【表1】
【0064】
【発明の効果】本発明の複合発泡体は、加熱成形時にお
ける成形性と寸法安定性が優れると共に、軽量で剛性が
高く、優れた断熱性を有するので、例えば、自動車用成
形天井材等に好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合発泡体に用いられる製造装置の1
例を模式的に示した概略工程図である。
【図2】本発明の複合発泡体の1例を示した断面図であ
る。
【符号の説明】
1a,1b 無端搬送体 2a,2b,2c,2d ロール 3a,3b,3c,3d ロール 4 加熱炉 5 冷却槽 6 架橋樹脂発泡体 7a,7b 熱可塑性樹脂フィルム 8a,8b 無機繊維シート 9a,9b 熱可塑性樹脂フィルム 10a 網状の重し 10b 網状の支持体 11 複合発泡体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑 正人 大阪市北区西天満2−4−4 積水化学工 業株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AA01C AG00 AK01B AK04A AK05 AK07A AK25 AK51 AK62A AK63 AK64 AK66A AL05A BA03 BA05 BA06 BA07 BA10A BA10C BA13 DG06C DG11C DJ01A EJ05A GB33 JA06A JA07A JB08A JB16B JJ02 JL01 JL03 JL04 JM10A YY00A YY00C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架橋樹脂発泡体の少なくとも片面に表面
    材が積層されてなる複合発泡体において、該架橋樹脂発
    泡体がプロピレン系樹脂及びエチレン系樹脂からなり、
    該表面材が熱可塑性樹脂フィルムと無機繊維シートとの
    複合体シートからなることを特徴とする複合発泡体。
  2. 【請求項2】 上記架橋樹脂発泡体の樹脂成分が、メル
    トインデックスが0.2〜10g/10分、クロス分別
    法による94℃以上での溶出量が50〜95重量%、該
    溶出分の重量平均分子量が2×105 〜10×105
    あるプロピレン−α−オレフィン共重合体50〜90重
    量%及びメルトインデックスが0.5〜10g/10
    分、クロス分別法による94℃以上での溶出量が5〜2
    0重量%、該溶出分の重量平均分子量が1.5×105
    〜10×105 であるエチレン−α−オレフィン共重合
    体10〜50重量%からなることを特徴とする請求項1
    記載の複合発泡体。
  3. 【請求項3】 架橋樹脂発泡体のゲル分率が35〜70
    %、発泡倍率が10〜50倍であることを特徴とする請
    求項1又は2記載の複合発泡体。
  4. 【請求項4】 無機繊維シートの無機繊維の径が3〜1
    9μm、繊維長が10〜50mmであることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の複合発泡体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014237320A (ja) * 2005-04-29 2014-12-18 プロプライアテクト・エル.ピー. フォーム積層製品及びそれの製造方法
JP2016107596A (ja) * 2014-12-10 2016-06-20 旭化成建材株式会社 フェノール樹脂発泡体積層板及びその製造方法
WO2017094259A1 (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 化粧パネル

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