JP2000000198A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2000000198A JP16756098A JP16756098A JP2000000198A JP 2000000198 A JP2000000198 A JP 2000000198A JP 16756098 A JP16756098 A JP 16756098A JP 16756098 A JP16756098 A JP 16756098A JP 2000000198 A JP2000000198 A JP 2000000198A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 掃除形態を問わず掃除動作を感度よく良好に
検出できる軽量小型の掃除動作検出手段を備え掃除動作
に対応して誤作動なく電動送風機の駆動を制御できる電
気掃除機を提供する。 【解決手段】 掃除機本体に一端が接続するホースの他
端に電動送風機の駆動状態を設定する操作手段34を備え
た把持部13を設ける。離間した一対の電極間上に導電性
の移動体50を転動可能に配設した掃除状態検出センサ45
を、掃除にて振動しやすく操作手段34の信号線8aを利用
できる把持部13に設ける。掃除状態検出センサ45にて振
動を検出しないと掃除中断と判断して電動送風機を停止
する。仮停止状態で操作手段34による設定操作や振動の
検出により、停止前の駆動状態で駆動させ、掃除作業性
を向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掃除動作を判断し
て電動送風機の駆動状態を制御する電気掃除機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気掃除機としては、例
えば特開平2−209122号公報に記載の構成が知ら
れている。
【0003】そして、特開平2−209122号公報に
記載の電気掃除機は、吸込口本体に設けた動作および静
止の掃除動作を検出する掃除動作検出手段により、吸込
口本体が静止していると検出すると掃除の中断と判断し
て電動送風機の駆動を低減する構成が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
開平2−209122号公報に記載の電気掃除機では、
例えばホースの先端に家具ブラシなどを直接取り付けて
掃除する場合など、掃除形態を変えると掃除動作を検出
できず掃除が中断した際に電動送風機の駆動を低減して
騒音の低減や省エネルギ化を図ることができなくなる。
また、吸込口本体に設けた掃除動作検出手段にて検出し
た掃除動作を吸込口本体から伝達するための信号線を延
長管およびホースに配設しなければならず、製造性の向
上および軽量小型化が図れない。
【0005】そこで、ホースの把持部に各種振動センサ
などの掃除動作検出手段を配設することが考えられる
が、延長管を介して吸込口本体を接続して床面を掃除す
る形態、吸込口本体にて家具の下や家具の間などを掃除
する形態、ホースに家具ブラシなどを直接取り付けて家
具の側面などを掃除する形態など、掃除形態により把持
部の姿勢が三次元的に変化するため、掃除の形態によっ
ては振動センサにて掃除動作を検出できないおそれがあ
る。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、掃除形態を問わず掃除動作を感度よく良好に検出で
きる軽量小型の掃除動作検出手段を備え掃除動作に対応
して誤作動なく電動送風機の駆動を制御できる電気掃除
機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電気掃除
機は、電動送風機を収容する掃除機本体と、一端側が前
記電動送風機の負圧側に連通して前記掃除機本体に接続
され他端側に把持部を有するホースと、このホースの把
持部に設けられ振動を検出する掃除動作検出手段と、こ
の掃除動作検出手段にて検出する振動の有無により前記
電動送風機の入力を可変制御する制御手段とを備え、前
記掃除動作検出手段は、互いに離間する一対の電極が互
いに間隙を介して対向する電極面と、前記対向する電極
面間に前記掃除動作により前記電極間に跨がって移動可
能に配設された導電性を有する移動体とを備えたもので
ある。
【0008】そして、互いに離間する一対の電極を設け
互いに間隙を介して対向する電極間に、振動により跨が
って移動可能に導電性を有する移動体を設けて、ホース
の把持部に設けた振動を検出する掃除動作検出手段を構
成するため、掃除形態により三次元的に姿勢が変化する
把持部に設けても、簡単な構成で掃除動作に対応した振
動の有無が確実に良好な感度で検出されるとともに、軽
量小型化が容易に図れ、掃除の際に直接把持される把持
部に設けても掃除作業に影響を与えない。
【0009】請求項2記載の電気掃除機は、請求項1記
載の電気掃除機において、移動体は、多面体に形成さ
れ、対向する電極面の間隙の距離は、前記移動体の最小
径寸法より広く最大径寸法より狭いものである。
【0010】そして、対向する電極面の間隙の距離を多
面体の移動体の最小径寸法より広くかつ最大径寸法より
狭く設定したため、掃除の際の把持部の姿勢を問わず、
掃除動作に対応した振動にて移動体が容易に移動し、掃
除動作に対応して誤作動なく電動送風機の入力が可変す
る。
【0011】請求項3記載の電気掃除機は、請求項1ま
たは2記載の電気掃除機において、掃除動作検出手段
は、対向する電極面の周縁部に環状に設けられ、内方に
向けて突出する突部を有した側面部を備えたものであ
る。
【0012】そして、掃除動作検出手段の対向する電極
面の周縁部に、内方に向けて突出する突部を有した環状
の側面部を設けるため、例えば掃除の際に掃除動作検出
手段の電極面の対向方向が水平方向となる状態に把持部
の姿勢が位置する場合でも、突部により移動体がいずれ
か一方の電極面側に移動するので、掃除の際の把持部の
姿勢を問わず確実に掃除動作に対応した振動が検出さ
れ、掃除動作に対応して誤作動なく電動送風機の入力が
可変する。
【0013】請求項4記載の電気掃除機は、請求項1な
いし3いずれか一記載の電気掃除機において、掃除動作
検出手段は、対向する電極面の略中央に軸方向が対向方
向に沿って設けられた柱状部を備え、前記対向する電極
面にそれぞれ設けられた一対の電極は、前記柱状部を略
中心に放射状に設けられたものである。
【0014】そして、掃除動作検出手段の一対の電極
を、対向する電極面の略中央に軸方向を対向方向に沿っ
て設けた柱状部を略中心として放射状に形成したため、
柱状部により電極間の対向距離および対向する電極の位
置合わせが容易となり製造性が向上するとともに、放射
状に設けた電極により小型化が図れ、放射状に設けた電
極では掃除動作に対応した振動が検出できない略中心位
置に柱状部が位置するので、移動体が一対の電極上を円
周上に移動し、掃除動作に対応した振動が感度よく確実
に検出される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気掃除機の実施
の一形態を図面を参照して説明する。
【0016】図2において、1は電気掃除機本体で、こ
の電気掃除機本体1は、上面を開口する下ケース部材2
およびこの下ケース部材2の後部上面を覆う上ケース部
材3を備えた本体ケース4と、この本体ケース4の前部
に開口する集塵開口5には、開閉自在に蓋体6が設けら
れている。そして、この電気掃除機本体1の内部には、
図示しない電動送風機が収納された電動送風機室、およ
び、電動送風機の負圧側に吸引した集塵を捕捉する集塵
袋を着脱自在に装着する集塵室が区画形成されている。
また、電気掃除機本体1の前部には、ホース8を接続し
集塵室に連通する吸込口9が形成されている。
【0017】そして、ホース8は、可撓性を有するホー
ス体11の一端に吸込口9に嵌合接続される接続管12を有
し、ホース体11の他端に後方に向けて分岐する形状の把
持部13を有し、この把持部13の先端には、延長管14を介
して吸込口本体15などが取り付けられる。
【0018】また、吸込口本体15は、下面に図示しない
吸込口を開口する横長矩形状のケース体16内に、図示し
ない電動機およびこの電動機にて回転駆動される吸込口
に臨んで位置する回転清掃体を配設している。
【0019】一方、把持部13は、図1ないし図3に示す
ように、基部21および蓋部22を備えている。そして、基
部21には、一端部にホース体11を嵌着固定するとともに
他端部に延長管14を着脱自在に接続させてホース体11と
延長管14とを気密に屈曲連通させる連通管部23と、この
基部21の後方から後部に向けて湾曲して形成されるとと
もに上方が開口された把手下部24とが形成されている。
【0020】また、蓋部22には把手下部24に対向し下面
が開口した把手上部25が湾曲して形成され、把手下部24
および把手上部25にて握り部26が構成されている。
【0021】さらに、蓋部22の上面には、延長管14を係
脱可能に係合する係脱ボタン28を突出させる嵌合孔29が
設けられている。また、蓋部22の上面には、例えばメン
ブレンスイッチなどにて形成された操作スイッチである
面板スイッチとして、電動送風機の駆動を「強」に制御
する強用スイッチ30、「中」に制御する中用スイッチ3
1、「弱」に制御する弱用スイッチ32および電動送風機
の駆動を停止させる停止用スイッチ33を一面側である表
面側に配設した細長板状の操作手段34を装着する細長状
の開口部35を上面に開口する凹状の凹部36が設けられて
いる。なお、操作手段34の裏面側には演算素子などの各
種電気部品37にて構成された操作回路が搭載されてい
る。
【0022】そして、凹部36は、開口部35に間隙を介し
て対向し連通管部23の軸方向である前後方向に細長板状
の底板40と、この底板40の長手方向の両側から開口部35
の縁近傍に亘る板状の側板41と、開口部35の前後方側の
縁近傍に突設された端板42,42と、連通管部23から開口
部35に向けて突出する支持突部43とにて、操作手段34の
周縁を位置決め固定して装着可能に略凹状に形成されて
いる。
【0023】さらに、操作手段34の表面には、掃除動作
検出手段としての掃除状態検出センサ45が設けられてい
る。この掃除状態検出センサ45は、図4および図5に示
すように、中間部が両端部から次第に小径に湾曲する略
円筒状の側面部46と、この側面部46の両端部を閉塞して
それぞれ設けられた略正方形状の一対の絶縁性の基板4
7,47とにて略鼓状に形成されている。なお、側面部46
の湾曲部分の頂部が内方に向けて突出した突部48とな
る。
【0024】そして、基板47,47間には、導電性を有す
る例えば球状の移動体50が転動可能に配設されている。
【0025】また、基板47,47には、電極面となる一
面、すなわち対向する側である内面に離間して絶縁され
た一対の電極51a ,51b が例えば印刷形成などにて設け
られている。これら電極51a ,5ab は、所定間隔で放射
状に設けられた細長帯状のライン部52a ,52b と、複数
本毎、例えば1本おきにライン部52a ,52b の一端側で
ある基板47の中心側および他端側である基板47の周縁側
をそれぞれ接続する一対の円弧状の帯部53a ,53b とに
て歯車状に互いに噛み合うように櫛状に一対形成されて
いる。そして、それぞれの電極51a ,51b の帯部53a ,
53b の端部には、図5および図6に示すように、側面部
の外側の基板47の縁に引き出され操作回路に接続される
端子部54a ,54b がそれぞれ設けられている。
【0026】また、基板47,47の略中央には、帯部53a
の内側に位置して略円形凹状の位置決め凹部56が設けら
れている。そして、一対の基板47,47間に略細長円柱状
の柱状部57の両端部が位置決め凹部56,56にそれぞれ係
合されて基板47,47の対向方向に沿って軸方向が固定さ
れて基板47,47間の距離が所定の距離、すなわち移動体
50が自在に転動可能に移動体50の径寸法より大きくなる
距離に位置決めされる。なお、柱状部57による位置決め
は、対向する基板47,47の電極51a ,51b の位置決め、
すなわち例えば同極の電極51a ,51b のライン部52a ,
52b が対向するように位置決めされる。そして、移動体
50は、柱状部57の回りを側面部46の内面に沿って円周上
に移動自在となっている。
【0027】なお、電極51a ,51b は、図7および図8
に示すように、移動体50が一対の電極51a ,51b のライ
ン部52a ,52b にそれぞれ跨がって接触し一対の電極51
a ,52b が閉成し、かつ、一方の電極51a ,51b のライ
ン部52a ,52b に乗り上げた際には他方の電極51b ,51
a のライン部52a ,52b に非接触状態となって一対の電
極51a ,51b が開成する間隔で絶縁して形成されてい
る。
【0028】そして、掃除状態検出センサ45は、図1に
示すように、基板47,47の平面方向が略水平方向となる
ように把持部13内に配設されている。
【0029】一方、操作手段34の操作回路は、操作手段
34の各種スイッチ30〜33の操作内容を記憶する図示しな
い記憶手段を備えるとともに、掃除状態検出センサ45か
らの信号待ち状態、すなわち把持部13が傾いた状態のま
ま、あるいは電極51a ,51b間上に跨がったままの状態
となって電極51a ,51b 間が閉成または開成した状態の
時間を計測する計時手段を備えている。
【0030】そして、操作手段34から導出するリード線
55は、ホース体11内に螺旋状に設けられた信号線8aにス
リップリング8bを介して接続されている。
【0031】次に、上記実施の形態の内部構成を図9を
参照して説明する。
【0032】電動送風機Mが電気掃除機本体1内に配設
されるとともに、この電動送風機Mは、電力制御用のト
ライアックTrを介して商用交流電源Eに接続されてい
る。
【0033】そして、トライアックTrのゲートには、電
気掃除機本体1内に内臓された制御手段58が接続されて
いる。
【0034】さらに、制御手段58には、ホース体11の信
号線8aにより、ホース8の把持部13に配設した操作手段
34が接続され、強用スイッチ30、中用スイッチ31、弱用
スイッチ32および停止用スイッチ33の操作や掃除状態検
出センサ45に従って操作回路59を介して所定の電圧値を
制御手段58に通電する。
【0035】次に、上記実施の形態の動作を説明する。
【0036】掃除の際には、蓋体6を閉じておき、吸込
口9にホース8の接続管12を接続し、延長管14、吸込口
本体15を適宜接続する。そして、図示しない電源コード
を介して電力を供給し、ホース8の把持部13の握り部26
を把持して操作手段34を適宜設定操作し、電動送風機M
を適宜駆動させて掃除する。
【0037】なお、この操作手段34の設定操作により、
操作手段34の操作回路59がいずれのスイッチ30〜33が操
作されたものかを認識して各スイッチ30〜33に対応して
異なる電圧値の信号をホース体11の信号線8aを介して電
気掃除機本体1内に設けられた制御手段58に印加し、制
御手段58にて電動送風機Mの駆動状態を制御して掃除す
る。この掃除により、ホース8を介して吸込口9から空
気とともに塵埃が吸い込まれ、電気掃除機本体1の集塵
室に導かれて、集塵袋内に捕捉される。
【0038】そして、電動送風機Mが駆動されて掃除が
開始されると、掃除状態検出センサ45に掃除動作による
振動が加わって掃除状態検出センサ45は電極51a ,51b
間の開閉が生じているか否かを検出する。すなわち、掃
除の際、把持部13を持って前後に移動させることによ
り、吸込口本体15を床面上で走行させて掃除するので、
把持部13に振動が加わる。この振動により、移動体50が
移動して一対の電極51a,51b と接離して電極51a ,51b
間が頻繁に開成および閉成を繰り返す。このため、掃
除中では、図10に示すタイミングチャートにように、
計時手段にて計測された開成および閉成を繰り返す時間
があらかじめ記憶手段に記憶された時間t、例えば2秒
より短くなり、操作回路59は電極51a ,51b 間の頻繁な
開成および閉成を掃除動作として認識する。
【0039】次に、掃除状態検出センサ45が掃除動作を
検出、すなわち操作回路59が掃除動作を認識すると、操
作回路59は操作手段34による設定操作の内容を維持する
旨を制御手段58に発信、例えば直接操作手段34の設定操
作による信号を発信し、制御手段58は操作手段34による
設定操作に基づいて電動送風機Mを駆動制御する。
【0040】また、掃除動作を検出しない、すなわち掃
除状態検出センサ45の電極51a ,51b 間の開成および閉
成が繰り返されず、計時手段により開成および閉成して
からの時間を測定した測定時間が、あらかじめ記憶手段
に記憶された設定時間tである2秒を越えた場合、掃除
が中断されて掃除状態検出センサ45に振動が加わらない
状態と判断する。すなわち、例えば家具を移動させるな
どのためにホース8を床面上に載置したり、吸込口本体
15および延長管14を接続した状態で電気掃除機本体1に
係止取り付けた状態で掃除が中断されることにより、掃
除状態検出センサ45に振動が加わらず電極51a ,51b 間
が開成または閉成したままの状態で維持され、掃除動作
を検出せずに掃除が中断していると認識する。そして、
操作手段34による設定内容を記憶手段に記憶し、操作回
路59は制御手段58に電動送風機Mを停止あるいは大きく
低減させる旨の信号を発信し、制御手段58は電動送風機
Mの駆動を停止あるいは大きく低減させる。
【0041】さらに、電動送風機Mを停止させた後、計
時手段にて測定している停止している時間が所定時間、
例えば30分以内に、操作手段34による駆動状態の設定
操作、あるいは、掃除状態検出センサ45による掃除動作
の検出があると、操作回路59は掃除が再開されたと判断
し、記憶手段に記憶した電動送風機Mの停止前の駆動状
態で電動送風機Mを駆動制御したり、操作手段34による
設定操作の内容に基づいて電動送風機Mを再び駆動させ
る。
【0042】ここで、例えば壁面に設けられた空調装置
などに付着する塵埃などを掃除するために延長管14の先
端部に家具ブラシを装着して掃除するなど、ホース8の
把持部13の端部が上方向けられる掃除形態では、図11
に示すように、掃除状態検出センサ45の基板47の平面方
向が略鉛直方向、すなわち基板47,47の対向方向が略水
平方向となる。この状態では、側面部46の突部48によ
り、移動体50は、いずれか一方の基板47側に移動する状
態となる。このため、移動体50が基板47,47から離間し
て、掃除動作により電極51a ,51b の開閉ができなくな
ることを防止できる。同様に、家具の下などを掃除する
ため、把持部13の姿勢が横向きとなったり、操作手段34
が下方に向く逆向き状態となっても、移動体50はいずれ
か一方の基板47,47に接触する状態となり、掃除動作が
確実に検出される。
【0043】なお、所定時間、例えば停止してから30
分経過しても掃除が再開されたと判断しない場合には、
操作回路59が掃除状態検出センサ45からの信号の受信を
遮断して操作手段34による電動送風機Mの駆動状態の設
定操作のみ受け付ける強制停止状態にし、操作手段34に
よる設定操作の待機状態となる。
【0044】上記実施の形態では、一対の電極51a ,51
b を離間して設けた一面が間隙を介して対向する一対の
基板47,47間に、掃除動作により電極51a ,51b 間に跨
がって移動可能に導電性を有する移動体50を設けて、ホ
ース8の把持部13に設けられる掃除動作を検出する掃除
状態検出センサ45を構成するため、掃除形態により三次
元的に姿勢が変化する把持部13に設けても、簡単な構成
で掃除動作に対応した振動を確実に良好な感度で検出で
きるとともに、簡単な構造で軽量小型化が容易に図れ製
造性を向上でき、掃除の際に直接把持される把持部13に
設けても掃除作業に影響を与えることを防止でき、軽量
小型の把持部13により掃除作業性を向上できる。
【0045】そして、掃除動作を検出する掃除状態検出
センサ45を把持部13に設けたため、例えばホース8を床
面上において掃除が中断する場合と、把持部13を持って
吸込口本体15を床面上でゆっくり走行させて掃除し掃除
が中断している吸込口本体15が静止した場合と区別が困
難な掃除形態でも手で持たれた把持部13は振動しやすい
ことから、掃除動作を正しく判断でき、掃除動作に対応
して誤作動なく確実に電動送風機Mの駆動を制御できる
とともに、電動送風機Mの駆動状態を設定する操作手段
34の設定内容を伝送する信号線8aを利用でき、吸込口本
体15や延長管14などに設けた場合に比して、家具の上部
などを掃除する際の掃除形態である吸込口本体15や延長
管14を用いない場合でも、掃除の中断に対して電動送風
機Mの駆動制御ができ、より省エネルギ化できる。
【0046】また、掃除状態検出センサ45に、内面に基
板47,47の対向方向の略中央に位置して内方に向けて突
出する突部48を有した側面部46を基板47,47の電極51a
,51b が設けられた対向面を覆って設けるため、例え
ば掃除の際に基板47の対向方向が水平方向となる状態に
把持部13の姿勢が位置しても、突部48により移動体50が
いずれか一方の基板47,47側に移動して接触するので、
掃除の際の把持部13の姿勢を問わず確実に掃除動作を検
出でき、掃除しているにもかかわらず掃除動作を検出で
きずに電動送風機Mが停止してしまうなどの誤作動がな
く、掃除動作に対応して電動送風機Mの入力を可変でき
る。
【0047】さらに、掃除状態検出センサ45の一対の電
極51a ,51b を、一対の基板47,47の略中央に軸方向を
対向方向に沿って設けた柱状部57を略中心として放射状
に間隙を介して互いに噛み合う櫛状に形成したため、柱
状部57により基板47,47の対向距離および対向する電極
51a ,51b の位置合わせが容易となって製造性を向上で
きるとともに、放射状に設けた電極51a ,51b により簡
単な構造で容易に小型化でき、放射状に設けた電極51a
,51b では掃除動作が検出できない略中心位置に柱状
部57が位置するので、移動体50が互いに噛み合う一対の
電極51a ,51b 上を円周上に移動でき、掃除動作を感度
よく確実に検出できる。
【0048】なお、上記実施の形態において、把持部13
としては、握り部26を設けたものに限らず、掃除の際に
把持される部分であればいずれの形状のものでもよい。
【0049】また、電極51a ,51b を放射状の櫛状に形
成して説明したが、例えば図12に示すように、一方向
に交互に噛み合うように櫛状に形成するなど、移動体50
の移動により一対の電極51a ,51b が開閉可能ないずれ
の構造でもできる。
【0050】そして、電極51a ,51b は、印刷形成に限
らず、いずれの方法により形成してもよい。なお、印刷
形成により、製造性を向上できるとともに、容易に小型
軽量化できる。
【0051】また、図13および図14に示すように、
柱状部57を設けなくてもよい。
【0052】さらに、図15に示す実施の形態のよう
に、側面部46を略円筒状に形成して突部48を設けなくて
もよい。
【0053】また、図15に示す実施の形態に示す側面
部46の内面の略中間部に周方向に沿って壁状に内方に突
出する突部48を設けるなど、突部48はいずれの構造でも
できる。
【0054】一方、移動体50を球状に形成したが、例え
ば図16に示すように、多角柱状に形成してもよい。な
お、この場合には、図16に示すように、対向する一対
の基板47の間隙の距離Lを移動体50の対向面の距離であ
る最小径寸法sより広くかつ対角線上の距離である最大
径寸法tより狭く設定するとよい。この構成によれば、
掃除の際の把持部13の姿勢を問わず、移動体50の面が基
板47,47に対向する状態となり、電極51a ,51b 間を跨
ぐように接続する状態が容易に得られ、掃除動作に対応
して移動体が引っ掛かることなく容易に移動して掃除動
作に対応して誤作動なく電動送風機の入力を可変でき
る。
【0055】また、導電性の移動体50としては、金属製
や樹脂の表面に導電性部材を被覆形成したもの、カーボ
ン製など、電極51a ,51b 間に跨がった際に電極51a ,
51bを閉成できるいずれのものでもよい。
【0056】そして、掃除の中断の際には電動送風機M
の駆動を停止あるいは低減して説明したが、常時は電動
送風機Mの駆動が停止しており、掃除動作を検出するこ
とにより電動送風機Mを駆動制御するなどしてもよい。
【0057】
【発明の効果】請求項1記載の電気掃除機によれば、互
いに離間する一対の電極を設け互いに間隙を介して対向
する電極間に、掃除動作に対応した振動により跨がって
移動可能に導電性を有する移動体を設けて、ホースの把
持部に設けた振動を検出する掃除動作検出手段を構成す
るため、掃除形態により三次元的に姿勢が変化する把持
部に設けても、簡単な構成で掃除動作に対応した振動を
確実に良好な感度で検出できるとともに、軽量小型化が
容易に図れ、掃除の際に直接把持される把持部に設けて
も掃除作業に影響を与えず、掃除作業性を向上できる。
【0058】請求項2記載の電気掃除機によれば、請求
項1記載の電気掃除機の効果に加え、対向する電極面の
間隙の距離を多面体の移動体の最小径寸法より広くかつ
最大径寸法より狭く設定したため、掃除の際の把持部の
姿勢を問わず、掃除動作に対応した振動にて移動体を容
易に移動でき、掃除動作に対応して誤作動なく電動送風
機の入力を可変制御できる。
【0059】請求項3記載の電気掃除機によれば、請求
項1または2記載の電気掃除機の効果に加え、掃除動作
検出手段の対向する電極面の周縁部に、内方に向けて突
出する突部を有した環状の側面部を設けたため、例えば
掃除の際に掃除動作検出手段の電極面の対向方向が水平
方向となる状態に把持部の姿勢が位置する場合でも、突
部により移動体がいずれか一方の電極面側に移動されて
接触するので、掃除の際の把持部の姿勢を問わず確実に
掃除動作に対応した振動を検出でき、掃除動作に対応し
て誤作動なく電動送風機の入力を可変制御できる。
【0060】請求項4記載の電気掃除機によれば、請求
項1ないし3いずれか一記載の電気掃除機の効果に加
え、掃除動作検出手段の一対の電極を、対向する電極面
の略中央に軸方向が対向方向に沿う柱状部を略中心とし
て放射状に形成したため、柱状部により電極間の対向距
離および対向する電極の位置合わせが容易となり製造性
を向上できるとともに、放射状の電極により小型化が容
易に図れ、放射状の電極では掃除動作に対応した振動を
検出できない略中心の位置に柱状部が位置して移動体が
放射状の電極の略中心に移動することを規制して一対の
電極上を円周上に移動することにより、掃除動作に対応
した振動を感度よく確実に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の実施の一形態の把持部を
示す断面図である。
【図2】同上掃除機本体を示す斜視図である。
【図3】同上把持部の平面図である。
【図4】同上掃除状態検出センサを示す側面断面図であ
る。
【図5】同上平面断面図である。
【図6】同上掃除状態検出センサの電極の接続状態を示
す説明図である。
【図7】同上電極間が閉成した状態を示す説明図であ
る。
【図8】同上電極間が開閉した状態を示す説明図であ
る。
【図9】同上内部構造を示すブロックずである。
【図10】同上掃除状況を説明するタイミングチャート
である。
【図11】同上把持部の先端側を上方に向けた状態にお
ける掃除状態での掃除状態検出センサを示す側面断面図
である。
【図12】本発明の他の実施の形態の掃除状態検出セン
サの基板を示す平面図である。
【図13】本発明のさらに他の実施の形態の掃除状態検
出センサを示す側面断面図である。
【図14】同上基板を示す平面図である。
【図15】本発明のさらに他の実施の形態の掃除状態検
出センサを示す側面断面図である。
【図16】本発明のさらに他の実施の形態の掃除状態検
出センサを示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 掃除機本体 8 ホース 13 把持部 45 掃除動作検出手段としての掃除状態検出センサ 46 側面部 48 突部 50 移動体 51a ,51b 電極 57 柱状部 58 制御手段 M 電動送風機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動送風機を収容する掃除機本体と、 一端側が前記電動送風機の負圧側に連通して前記掃除機
    本体に接続され他端側に把持部を有するホースと、 このホースの把持部に設けられ振動を検出する掃除動作
    検出手段と、 この掃除動作検出手段にて検出する振動の有無により前
    記電動送風機の入力を可変制御する制御手段とを備え、 前記掃除動作検出手段は、 互いに離間する一対の電極が互いに間隙を介して対向す
    る電極面と、 前記対向する電極面間に前記掃除動作により前記電極間
    に跨がって移動可能に配設された導電性を有する移動体
    とを備えたことを特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】 移動体は、多面体に形成され、 対向する電極面の間隙の距離は、前記移動体の最小径寸
    法より広く最大径寸法より狭いことを特徴とする請求項
    1記載の電気掃除機。
  3. 【請求項3】 掃除動作検出手段は、 対向する電極面の周縁部に環状に設けられ、内方に向け
    て突出する突部を有した側面部を備えたことを特徴とす
    る請求項1または2記載の電気掃除機。
  4. 【請求項4】 掃除動作検出手段は、 対向する電極面の略中央に軸方向が対向方向に沿って設
    けられた柱状部を備え、 前記対向する電極面にそれぞれ設けられた一対の電極
    は、前記柱状部を略中心に放射状に設けられたことを特
    徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の電気掃除
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2009240515A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Toshiba Corp 電気掃除機
JP2010075472A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Toshiba Corp 電気掃除機
JP2010115360A (ja) * 2008-11-13 2010-05-27 Toshiba Corp 電気掃除機

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