JP2011172746A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】床面の判別精度を向上した電気掃除機を提供する。
【解決手段】複数種類のブレード部材42,43,44を軸部41から外方へと異なる突出量で突出させる。床面の種類に応じてブレード部材42,43,44の接触度合いが異なるため、回転ブラシ35の床面との接触により発生する床ブラシ25の上下方向の振動が床面によって異なる。本体制御部が、この振動パターンに対応して振動検出手段から出力した電気的な波形の積分値に基づいて床面の種類を判別することで、床面の判別精度を向上できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、駆動手段により回転駆動される回転清掃体を有する吸込口体を備えた電気掃除機に関する。
従来、この種の電気掃除機は、電動送風機を収容した掃除機本体に、ホース体および延長管を介して吸込口体としての床ブラシが連通接続される。この床ブラシは、横長のケース体と、このケース体に連通接続された接続管とを備えている。ケース体には、回転清掃体としての回転ブラシが吸込口に回転自在に取り付けられている。また、ケース体の内部には、回転ブラシを回転駆動させる駆動手段としての電動機が収容されている。
被掃除面としての床面には、例えばフローリング、あるいは絨毯などの種類があり、電動送風機、あるいは回転ブラシの駆動を、このような床面の種類に対応して制御することで、より効果的な掃除が可能となる。このため、電動機に供給される電流に応じて床面の種類を判別する構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−29218号公報(第5−6頁、図1−2)
しかしながら、上述の電気掃除機では、例えば電動機の特性のばらつきなどにより、床面を誤判別するおそれがあるなど、床面の判別精度が良好でないという問題点を有している。
また、例えばエアタービンなどの駆動手段を用いて回転ブラシを回転駆動させる構成の場合、上記のような判別をすることができないという問題もある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、被掃除面の判別精度を向上した電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明は、吸込口を有するケース体、このケース体に回転可能に取り付けられた回転体とこの回転体から外方へと異なる突出量で突出する複数種類の清掃部材とを有する回転清掃体、および、この回転清掃体を回転駆動させる駆動手段を備え、吸込口を電動送風機の吸込側へと連通させる吸込口体と、回転清掃体と被掃除面との接触により発生する吸込口体の上下方向の振動を検出する振動検出手段と、この振動検出手段により検出した吸込口体の振動パターンに基づき被掃除面の種類を判別する判別手段とを具備したものである。
本発明によれば、複数種類の清掃部材を回転体から外方へと異なる突出量で突出させることにより、被掃除面の種類に応じて清掃部材の接触度合いが異なるため、回転清掃体の被掃除面との接触により発生する吸込口体の上下方向の振動が被掃除面によって異なり、この振動パターンに基づいて判別手段が被掃除面の種類を判別することで、被掃除面の判別精度を向上できる。
本発明の第1の実施の形態の電気掃除機の吸込口体を下方から模式的に示す平面図である。 同上電気掃除機の吸込口体を模式的に示す縦断面図である。 同上電気掃除機の内部構造を示すブロック図である。 同上電気掃除機を示す斜視図である。 (a1)は同上電気掃除機の硬質の被掃除面上を掃除している状態で振動検出手段により検出した吸込口体のケース体の上下方向の振動パターンに対応する電気的な波形を示すグラフ、(a2)は(a1)の積分値を示すグラフ、(b1)は軟質の被掃除面上を掃除している状態で振動検出手段により検出した吸込口体のケース体の上下方向の振動パターンに対応する電気的な波形を示すグラフ、(b2)は(b1)の積分値を示すグラフである。 同上電気掃除機の制御の一部を示すフローチャートである。 (a1)は本発明の第2の実施の形態の電気掃除機の回転清掃体を高速回転させつつ硬質の被掃除面上を掃除している状態で振動検出手段により検出した吸込口体のケース体の上下方向の振動パターンに対応する電気的な波形を示すグラフ、(a2)は(a1)の積分値を示すグラフ、(b1)は同上電気掃除機の回転清掃体を低速回転させつつ硬質の被掃除面上を掃除している状態で振動検出手段により検出した吸込口体のケース体の上下方向の振動パターンに対応する電気的な波形を示すグラフ、(b2)は(b1)の積分値を示すグラフ、(c1)は回転清掃体を高速回転させつつ軟質の被掃除面上を掃除している状態で振動検出手段により検出した吸込口体のケース体の上下方向の振動パターンに対応する電気的な波形を示すグラフ、(c2)は(c1)の積分値を示すグラフ、(d1)は回転清掃体を低速回転させつつ軟質の被掃除面上を掃除している状態で振動検出手段により検出した吸込口体のケース体の上下方向の振動パターンに対応する電気的な波形を示すグラフ、(d2)は(d1)の積分値を示すグラフである。 同上電気掃除機の制御の一部を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態の電気掃除機の制御の一部を示すフローチャートである。
以下、本発明の第1の実施の形態の構成を、図面を参照して説明する。
図4において、11はいわゆるキャニスタ型の電気掃除機を示し、この電気掃除機11は、掃除機本体12と、この掃除機本体12に着脱可能に接続される風路形成体である管部13とを有している。
掃除機本体12は、床面上を旋回および走行可能な中空状の本体ケース15を備えており、この本体ケース15の内部に、図示しない本体集塵室と電動送風機室とが前後に区画されている。さらに、電動送風機室には、電動送風機18が収容されており、この電動送風機18の吸込側が本体集塵室に連通している。また、本体集塵室内には、フィルタ、集塵袋、あるいは集塵装置(集塵カップ)などの集塵部が配置されている。そして、本体ケース15の前部には、本体集塵室に連通するとともに管部13の基端側が接続される本体吸込口19が開口形成されている。
また、管部13は、本体吸込口19に接続される接続管部21と、この接続管部21の先端側に連通する可撓性を有するホース体22と、このホース体22の先端側に設けられた手元操作部23と、この手元操作部23の先端側に着脱可能に接続される延長管24とを備えており、この延長管24の先端側に、吸込口体としての床ブラシ25が着脱可能となっている。さらに、手元操作部23には、把持部28がホース体22側へと突出し、この把持部28には、電動送風機18の動作モードを設定するための操作手段としての複数の設定ボタン29がそれぞれ設けられている。
そして、床ブラシ25は、図1、図2および図4に示すように、左右幅方向に長手状、すなわち横長のケース体31と、このケース体31の左右幅方向の略中心位置に回転可能に連通接続された接続管32とを備えている。ケース体31の下部には、左右幅方向に長手状の吸込口34が開口形成されており、この吸込口34には、回転清掃体としての回転ブラシ35が回転可能に配置されている。また、ケース体31の内部には、回転ブラシ35を回転駆動させる駆動手段としての電動機36が収容されている。
回転ブラシ35は、長尺状の回転体としての軸部41と、この軸部41から外方へと突出するように取り付けられた(第1)清掃部材としての長ブレード部材42,42と、これら長ブレード部材42,42間にて軸部41から外方へと突出する(第2)清掃部材としての第1短ブレード部材43,43および(第3)清掃部材としての第2短ブレード部材44,44とを一体的に有している。これら長ブレード部材42、第1短ブレード部材43および第2短ブレード部材44は、それぞれ軸部41の周方向に略等間隔に離間されて配置され、回転ブラシ35の周方向に、長ブレード部材42、第1短ブレード部材43、第2短ブレード部材44、長ブレード部材42、第1短ブレード部材43、第2短ブレード部材44の順となっている。なお、各ブレード部材42,43,44は、それぞれ軸部41と別体で形成して軸部41に取り付けてもよいし、軸部41と一体的に形成してもよい。
軸部41は、例えば金属、あるいは合成樹脂などにより形成されている。また、軸部41の両端部は、図示しない軸受を介して床ブラシ25の吸込口34の両側部に回動可能に取り付けられている。
長ブレード部材42,42は、例えばフローリングなどの平面状の床面(被掃除面)、換言すれば電動送風機18の駆動により生じる負圧(吸込力)によって床ブラシ25(ケース体31)の吸込口34側へと吸い寄せられて変形することがない床面(被掃除面)に当接して塵埃を掻き取って掃除するもので、それぞれ例えば可撓性および弾性を有するゴムなどにより薄板状(ブレード状)に形成されており、断面視で軸部41の中心に対して互いに対称な位置に取り付けられている。また、各長ブレード部材42は、軸部41の両端間全体に亘って連続し、この軸部41の外周面から壁状に突出している。さらに、各長ブレード部材42は、軸部41の端部に、この軸部41の軸方向(長手方向)に沿って直線状の(第1)直線状部としての(第1)振動付与部であるストレート部42a,42bを備えており、これらストレート部42a,42b間の部分が、軸部41の周方向に螺旋状にねじれた(第1)ねじれ部42cとなっている。したがって、各長ブレード部材42は、軸部41の一端側から他端側に亘って例えば周方向に180°ねじれており、一方の長ブレード部材42のストレート部42a(ストレート部42b)は、他方の長ブレード部材42のストレート部42b(ストレート部42a)に対して同位相、すなわち、回転ブラシ35が回転したときに同時に床面に接触するように位置している。
第1短ブレード部材43,43および第2短ブレード部材44,44は、例えば絨毯状の床面(被掃除面)、換言すれば、電動送風機18の駆動により生じる負圧(吸込力)によって床ブラシ25(ケース体31)の吸込口34側へと少なくとも一部が吸い寄せられて変形可能な床面(被掃除面)に入り込んで塵埃を掻き上げて(叩き出して)掃除するもので、それぞれ例えば長ブレード部材42,42と同様の可撓性および弾性を有するゴムなどにより薄板状(ブレード状)に形成されており、断面視で軸部41の中心に対して互いに対称な位置に取り付けられている。また、各短ブレード部材43,44は、それぞれ軸部41の両端間全体に亘って連続し、この軸部41の外周面から壁状に突出している。さらに、各第1短ブレード部材43および各第2短ブレード部材44は、軸部41の外周面に対する外方への突出量が、長ブレード部材42よりも小さい。なお、ここでは、第1短ブレード部材43と第2短ブレード部材44とは、軸部41の外周面に対する外方への突出量が互いに等しいものとするが、互いに異なっている構成としてもよい。
また、各第1短ブレード部材43は、軸部41の端部に、この軸部41の軸方向(長手方向)に沿って直線状の(第2)直線状部としての(第2)振動付与部であるストレート部43a,43bを備えており、これらストレート部43a,43b間の部分が、軸部41の周方向に螺旋状にねじれた(第2)ねじれ部43cとなっている。したがって、各第1短ブレード部材43は、軸部41の一端側から他端側に亘って例えば周方向に180°ねじれており、一方の第1短ブレード部材43のストレート部43a(ストレート部43b)は、他方の第1短ブレード部材43のストレート部43b(ストレート部43a)に対して同位相、すなわち、回転ブラシ35が回転したときに同時に床面に接触するように位置している。
同様に、各第2短ブレード部材44は、軸部41の端部に、この軸部41の軸方向(長手方向)に沿って直線状の(第3)直線状部としての(第3)振動付与部であるストレート部44a,44bを備えており、これらストレート部44a,44b間の部分が、軸部41の周方向に螺旋状にねじれた(第3)ねじれ部44cとなっている。したがって、各第2短ブレード部材44は、軸部41の一端側から他端側に亘って例えば周方向に180°ねじれており、一方の第2短ブレード部材44のストレート部44a(ストレート部44b)は、他方の第2短ブレード部材44のストレート部44b(ストレート部44a)に対して同位相、すなわち、回転ブラシ35が回転したときに同時に床面に接触するように位置している。
電動機36は、例えばベルトなどの動力伝達手段46を介して回転ブラシ35の軸部41に回転力を伝達するものである。
また、接続管32は、吸込口34と連通するとともに、図4に示す管部13(延長管24)の先端側に着脱可能に連通接続される。
次に、上記第1の実施の形態の内部構造を、図3を参照して説明する。
掃除機本体12(図4)内には、電動送風機18および電動機36の動作を制御する制御手段としての本体制御部51が配置されている。この本体制御部51は、設定ボタン29の設定操作を判定する操作判定手段、および、各種データを記憶した記憶手段などをそれぞれ備えたマイコンであり、例えば商用交流電源eとプラグ部52(図4)を介して電気的に接続されている。そして、この本体制御部51は、例えばトライアックなどの制御素子C1,C2を介して電動送風機18および電動機36を位相制御可能となっている。
また、図1および図2に示すように、床ブラシ25内には、この床ブラシ25(ケース体31)の上下方向の振動を検出する振動検出手段57が取り付けられている。この振動検出手段57は、例えば加速度センサなどであり、床ブラシ25の回転ブラシ35を回転させた際に、各ブレード部材42〜44が床面と接触することにより生じる床ブラシ25(ケース体31)の上下方向の振動を検出可能となっている。さらに、この振動検出手段57は、好ましくは回転ブラシ35のストレート部42a,43a,44a(図1)に対応する位置、本実施の形態では回転ブラシ35の軸部41の端部近傍、すなわち回転ブラシ35のケース体31への軸支(取り付け)位置の近傍(後方)に配置されている。換言すれば、振動検出手段57は、回転ブラシ35の振動がケース体31へと最大に伝わる部分の近傍に配置されている。また、この振動検出手段57は、検出した床ブラシ25(ケース体31)の上下方向の振動パターンを、信号出力部58を介して電気的な波形、すなわち電流値として出力可能である。なお、これら振動検出手段57および信号出力部58は、それぞれ掃除機本体12側から給電を受けているが、例えば床ブラシ25内に別個に電源を備えていてもよい。そして、信号出力部58から出力された電流値は、掃除機本体12内に配置された信号受信部59により受信され、この信号受信部59と接続された本体制御部51によりその信号が読み取られるように構成されている。本体制御部51は、この読み取った信号により、床ブラシ25の振動パターンを検出し、この振動パターンに基づき床面の種類を判別する判別手段の機能を有している。ここでは、具体的に、本体制御部51は、読み取った信号の所定時間毎の積分値を計算し、この積分値に基づき床面の種類を判別する。
次に、上記第1の実施の形態の動作を説明する。
掃除の際には、使用者は、図4に示すように集塵部を装着した掃除機本体12の本体吸込口19に管部13の接続管部21を接続し、プラグ部52を商用交流電源e(図3)に接続するなど、電気掃除機11に給電可能な状態とした後、把持部28を把持し、所望の動作モードに対応する設定ボタン29を操作する。
この操作が図1に示す本体制御部51の操作判定手段により判定され、この本体制御部51が制御素子C1を介して電動送風機18を位相制御することにより、使用者により設定された動作モードで電動送風機18が動作し、この電動送風機18の動作により生じた負圧が集塵部を介して管部13へと作用する。
この状態で、使用者は、図2に示す床ブラシ25を床面上で前後に走行させることにより、負圧の作用によって床面上の塵埃を空気とともに吸込口34から吸い込んで掃除する。
吸い込まれた空気は吸気風となり、塵埃とともに図4に示す管部13を掃除機本体12側へと移動し、本体吸込口19から集塵部へと吸い込まれる。そして、この集塵部で塵埃が分離された後、吸気風は電動送風機18に吸い込まれ、この電動送風機18の内部を冷却しつつ通過して排気風となり、この電動送風機18から電動送風機室へと排気され、さらに、本体ケース15に形成された図示しない排気孔を介して掃除機本体12の外部へと排気される。
また、掃除中に床面の塵埃をより強力に除去したい場合には、使用者は回転ブラシ35(電動機36)を動作させるように設定ボタン29を操作する。
この操作は図1に示す本体制御部51の操作判定手段により判定され、この本体制御部51が制御素子C2を介して電動機36を位相制御することにより、電動機36が駆動し、この電動機36により回転ブラシ35が回転駆動される。
例えば、床面がフローリングなどの場合、図1および図2に示す回転ブラシ35は長ブレード部材42のみが床面に接触し、床面に付着した塵埃を擦って掻き取る。このとき、長ブレード部材42は、ストレート部42aあるいはストレート部42bが床面に接触する毎に床ブラシ25に上下方向の振動を生じさせる。なお、長ブレード部材42のねじれ部42cは、床面に対して例えばストレート部42a側の部分からストレート部42b側の部分へと順次連続的に接触した状態を維持し続けるため、ストレート部42a,42bが床面に接触した場合と比較して、床ブラシ25に生じさせる上下方向の振動が相対的に小さくなる。この結果、ストレート部42aあるいはストレート部42bが床面に接触したタイミングでのみ相対的に大きな振動が生じるため、振動検出手段57により検出された床ブラシ25のケース体31の上下方向の振動パターンが、所定の間隔T1毎にピークを有するパターンとなる(図5(a1))。
また、例えば床面が絨毯などの場合、回転ブラシ35は長ブレード部材42の他に、短ブレード部材43,44が床面に接触し、床面に入り込んだ塵埃を叩き出す。このとき、長ブレード部材42は、ストレート部42aあるいはストレート部42bが床面に接触する毎に床ブラシ25に上下方向の振動を生じさせ、ねじれ部42cは、床面に対して例えばストレート部42a側の部分からストレート部42b側の部分へと順次連続的に接触した状態を維持し続けるため、ストレート部42a,42bが床面に接触した場合と比較して、床ブラシ25に生じさせる上下方向の振動が小さくなる。また、短ブレード部材43,44は、それぞれストレート部43a,43b、あるいはストレート部44a,44bが床面に接触する毎に、長ブレード部材42のストレート部42a,42bが床面に接触したときよりも小さい上下方向の振動を床ブラシ25に生じさせるとともに、ねじれ部43c,44cが床面に接触したときには、長ブレード部材42のねじれ部42cと同様に、床ブラシ25に生じさせる上下方向の振動がストレート部43a,43bあるいはストレート部44a,44bが床面に接触した場合と比較して相対的に小さくなる。この結果、ストレート部42aあるいはストレート部42bが床面に接触したタイミングで相対的に大きな振動が生じ、ストレート部43a,43b、あるいはストレート部44a,44bが床面に接触したタイミングで相対的に小さな振動が生じるため、振動検出手段57により検出された床ブラシ25のケース体31の上下方向の振動パターンが、所定の間隔T1よりも短い所定の間隔T2(≒1/3×T1)毎に相対的に大きなピーク、相対的に小さなピーク、相対的に小さなピークを順次有するパターンとなる(図5(b1))。
そこで、本体制御部51は、図6に示すように、振動検出手段57により検出する床ブラシ25のケース体31の上下方向の振動パターンに対応して信号出力部58を介して出力された電流値を、信号受信部59を介して読み取り、この読み取った電流値の所定時間毎の積分値を計算する(ステップ1)。上記のように、床面がフローリングなどの場合(図5(a1))と、床面が絨毯などの場合(図5(b1))とでは、それらの振動パターンが異なるため、床面がフローリングなどである場合に本体制御部51で計算した積分値S1(図5(a2))と比較して、床面が絨毯などである場合に本体制御部51で計算した積分値S2(図5(b2))の方が大きくなる。
そして、本体制御部51は、計算した積分値と例えば予め設定された所定値とを比較することなどにより床面の種類を判別し(ステップ2)、この判別した床面の種類に対応して、制御素子C1、あるいは制御素子C2を介して電動送風機18、あるいは電動機36の入力を位相制御することで、これら電動送風機18、あるいは電動機36を駆動制御し(ステップ3)、ステップ1に戻る。
具体的に、例えば計算した積分値が例えば予め設定された所定値以上、すなわち床面がフローリングなどであると判別した場合には、本体制御部51は、電動送風機18の入力を、動作モード毎に予め設定された所定の入力に対して相対的に小さい値に設定する。また、例えば計算した積分値が例えば予め設定された所定値より小さい、すなわち床面が絨毯などであると判別した場合には、本体制御部51は、電動送風機18の入力を、動作モード毎に予め設定された所定の入力に対して相対的に大きい値に設定する。
なお、図6に示す制御は、例えば電動送風機18の入力を設定ボタン29の操作に対応して制御する主制御に対して並列に行ってもよいし、主制御中に所定の時間毎に割り込んで行ってもよい。
上述したように、上記第1の実施の形態によれば、複数種類のブレード部材42,43,44を軸部41から外方へと異なる突出量で突出させることにより、床面の種類に応じてブレード部材42,43,44の接触度合いが異なる。このため、回転ブラシ35の床面との接触により発生する床ブラシ25(ケース体31)の上下方向の振動が床面によって異なり、この振動パターンに基づいて、具体的にはこの振動パターンに対応して振動検出手段57から出力された電流値(電気的な波形)の積分値に基づいて本体制御部51が床面の種類を判別することで、床面の判別精度を向上できる。
すなわち、電動機36の特性には個々にばらつきがあるため、電動機36の電流値を検出し、この電流値のみで床面の種類を判別しようとすると、判別にばらつきが生じるおそれがある。そこで、上記第1の実施の形態では、ばらつきが生じやすい電動機36の電流値ではなく、回転ブラシ35のブレード部材42,43,44と床面との接触により生じる床ブラシ25(ケース体31)の振動パターンを振動検出手段57により検出し、この振動パターンに基づいて床面の種類を判別する構成としたことで、床面の種類を精度よく判別できる。
また、判別した床面の種類に対応して本体制御部51が電動送風機18と回転ブラシ35、ここでは電動機36との少なくともいずれか一方の駆動を制御するので、使用者が電動送風機18、あるいは回転ブラシ35(電動機36)などの動作の切り換え操作を別途行うことなく、自動的に床面の種類の掃除に適した電動送風機18あるいは回転ブラシ35の駆動状態を得ることができる。
さらに、各ブレード部材42,43,44が、軸部41の軸方向に沿うストレート部42a,42b,43a,43b,44a,44bを一部にそれぞれ有していることにより、各ブレード部材42,43,44が床面に接触した際に、これらストレート部42a,42b,43a,43b,44a,44bによって床ブラシ25(ケース体31)に上下方向の振動を確実に発生させることができる。
しかも、一方のブレード部材42,43,44のストレート部42a,43a,44aが、他方のブレード部材42,43,44のストレート部42b,43b,44bと軸部41の回転方向に同位相で位置していることにより、一方のブレード部材42,43,44のストレート部42aと他方のブレード部材42のストレート部42b,43b,44bとが床面に接触するタイミングが互いに等しくなるので、これらストレート部42a,42b(ストレート部43a,43b、および、ストレート部44a,44b)の床面への接触により生じる床ブラシ25(ケース体31)の上下方向の振動が互いに重畳されて大きくなり、したがって、振動検出手段57により検出する振動パターンおよびこの振動検出手段57から信号出力部58を介して出力される電流値(電気的な波形)のピーク値がそれぞれ大きくなる。このため、本体制御部51により床ブラシ25の振動パターンをより明確に検出しやすくなるので、床面の種類の判別精度を、より向上できる。
次に、第2の実施の形態を図7および図8を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、本体制御部51が、振動検出手段57から出力された電流値(電気的な波形)の積分値と周期とに基づいて床面の種類を判別するものである。
すなわち、本体制御部51は、図8に示すように、例えば長ブレード部材42のストレート部42a,42bが床面に接触した際に生じる振動パターンのピーク値に対応する電気的な波形のピーク値の間の間隔T1により回転ブラシ35(電動機36)の回転周期を検出するステップ5と、ステップ1で計算した積分値を例えば予め設定された所定値と比較するとともに、ステップ5で検出した回転周期を予め設定された所定周期と比較することにより床面の種類を判別するステップ6とを、上記第1の実施の形態のステップ2に代えて有している。
具体的に、回転ブラシ35(電動機36)の回転周期が相対的に小さいとき、すなわち高速回転しているときには、図7(a1)および図7(c1)に示すように、振動検出手段57により検出された床ブラシ25のケース体31の上下方向の振動パターンのピーク値の間隔T3,T4が相対的に狭くなり、本体制御部51で所定時間毎に計算した振動検出手段57から出力された電流値(電気的な波形)の積分値S3,S4が相対的に大きくなる(図7(a2)および図7(c2))。
また、回転ブラシ35に例えば毛ごみなどが絡み付くなどして回転ブラシ35(電動機36)の回転周期が相対的に大きいとき、すなわち低速回転しているときには、図7(b1)および図7(d1)に示すように、振動検出手段57により検出された床ブラシ25のケース体31の上下方向の振動パターンのピーク値の間隔T5,T6が相対的に広くなり、本体制御部51で所定時間毎に計算した振動検出手段57から出力された電流値(電気的な波形)の積分値S5,S6が相対的に小さくなる(図7(b2)および図7(d2))。
このため、本体制御部51は、床面の種類を積分値のみで判別することが容易でない。具体的に、例えば図7(a1)に示すように回転ブラシ35(電動機36)の回転周期が相対的に大きい場合の積分値S3(図7(a2))は、床面が硬質であるにも拘らず、図7(d1)に示すように回転ブラシ35(電動機36)の回転周期が相対的に小さく床面が軟質である場合の積分値S6(図7(d2))よりも大きく、単に積分値の大小関係のみでは床面の種類を精度よく判別することが容易でない。したがって、本実施の形態では、振動検出手段57により検出された床ブラシ25のケース体31の上下方向の振動パターンのピーク値(振動パターンに対応する電気的な波形のピーク値)の周期を本体制御部51で検出し、この周期と積分値とに基づいて本体制御部51が床面の種類を判別する。この結果、例えば毛ごみなどの絡み付きによって回転周期(回転速度)が低下している状態など、回転ブラシ35の状態に拘らず、床面の種類を判別可能となり、本体制御部51による床面の種類の判別精度を、より向上できる。
次に、第3の実施の形態を図9を参照して説明する。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第3の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、本体制御部51が、振動検出手段57から出力された電流値(電気的な波形)のピーク値のパターンに基づいて床面の種類を判別するものである。
すなわち、床面の種類に対応して振動検出手段57により検出する床ブラシ25のケース体31の上下方向の振動パターンが異なるので、上記第1の実施の形態のステップ1に代えて、図9に示すように、振動検出手段57から信号出力部58を介して出力された振動パターンに対応する電流値の変化(電気的な波形)を信号受信部59を介して読み取った本体制御部51が、この電流値の変化のピーク値の大きさおよび周期、すなわちピーク値のパターンを検出し(ステップ7)、この検出したピーク値のパターンに基づいて床面の種類を判別し(ステップ8)、ステップ3に進む。
このように、本体制御部51が、振動検出手段57から出力された電気的な波形のピーク値のパターンに基づいて床面の種類を判別することにより、床面の種類の判別精度を、より向上できる。
なお、上記各実施の形態において、電動送風機18、電動機36および本体制御部51などは、商用交流電源eに代えて、例えば掃除機本体12に内蔵された二次電池などの電源により給電するものでもよい。
また、回転ブラシ35に取り付ける清掃部材は、軸部41からの突出量が互いに異なる4種類以上のものを用いてもよい。
さらに、清掃部材は、一端側に直線状部を有し、他の部分がねじれ部である構成でもよい。
そして、回転ブラシ35を回転駆動させる駆動手段としては、電動機36などの電気的な手段だけでなく、例えば吸気風の一部を利用して回転ブラシ35を回転駆動させるエアタービンなどの機械的な手段を用いることも可能である。
また、電気掃除機11としては、例えば床ブラシ25を掃除機本体12の下部に接続したアップライト型、あるいはハンディ型など任意のものを用いることができ、掃除機本体12内の細部は、上記構成に限定されるものではない。
11 電気掃除機
12 掃除機本体
18 電動送風機
25 吸込口体としての床ブラシ
31 ケース体
34 吸込口
35 回転清掃体としての回転ブラシ
36 駆動手段としての電動機
41 回転体としての軸部
42 清掃部材としての長ブレード部材
42a,42b,43a,43b,44a,44b 直線状部としてのストレート部
43 清掃部材としての第1短ブレード部材
44 清掃部材としての第2短ブレード部材
51 判別手段の機能を有する制御手段としての本体制御部
57 振動検出手段

Claims (7)

  1. 電動送風機を収容した掃除機本体と、
    吸込口を有するケース体、このケース体に回転可能に取り付けられた回転体とこの回転体から外方へと異なる突出量で突出する複数種類の清掃部材とを有する回転清掃体、および、この回転清掃体を回転駆動させる駆動手段を備え、前記吸込口を前記電動送風機の吸込側へと連通させる吸込口体と、
    前記回転清掃体と被掃除面との接触により発生する前記吸込口体の上下方向の振動を検出する振動検出手段と、
    この振動検出手段により検出した前記吸込口体の振動パターンに基づき被掃除面の種類を判別する判別手段と
    を具備したことを特徴とした電気掃除機。
  2. 振動検出手段は、吸込口体の振動パターンに対応した波形を電気的に判別手段に出力し、
    判別手段は、前記振動検出手段から出力された電気的な波形の積分値に基づいて被掃除面の種類を判別する
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
  3. 判別手段は、振動検出手段から出力された電気的な波形の積分値と周期とに基づいて被掃除面の種類を判別する
    ことを特徴とした請求項2記載の電気掃除機。
  4. 振動検出手段は、吸込口体の振動パターンに対応した波形を電気的に判別手段に出力し、
    判別手段は、前記振動検出手段から出力された電気的な波形のピーク値のパターンに基づいて被掃除面の種類を判別する
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
  5. 判別手段により判別した被掃除面の種類に対応して電動送風機と回転清掃体との少なくともいずれか一方の駆動を制御可能な制御手段を具備した
    ことを特徴とした請求項1ないし4いずれか一記載の電気掃除機。
  6. 各清掃部材は、回転体の軸方向に沿う直線状部を一部にそれぞれ有している
    ことを特徴とした請求項1ないし5いずれか一記載の電気掃除機。
  7. 回転清掃体は、同一種類の清掃部材をそれぞれ複数ずつ備え、
    前記各清掃部材は、回転体の軸方向に沿う複数の直線状部をそれぞれ有し、
    同一種類の互いに異なる前記清掃部材の前記直線状部が、前記回転体の回転方向に同位相で位置している
    ことを特徴とした請求項1ないし5いずれか一記載の電気掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013183965A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Mitsubishi Electric Corp 電気掃除機
DE102018209383A1 (de) * 2018-06-13 2019-12-19 Robert Bosch Gmbh Verfahren zum Bestimmen der Beschaffenheit eines Bodens

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