JP2010012081A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】床面の種類の判別精度を向上した電気掃除機を提供する。
【解決手段】床面との摩擦接触により帯電する回転ブラシ12のシャフト24の帯電量を検出する帯電量検出手段とシャフト24を所定条件時に帯電除去する帯電除去手段との機能を有する帯電検出装置29を備える。帯電検出装置29により検出した帯電量により床面の種類を判別して床面の種類に応じて所定の制御をさせる制御手段31を備える。シャフト24を帯電検出装置29により所定条件時に帯電除去して帯電状態をリセットでき、帯電検出装置29により検出する帯電量を床面の種類に確実に対応させて、床面の種類の判別精度を向上できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、帯電量を検出する帯電量検出手段を備えた電気掃除機に関する。
従来、この種の電気掃除機は、電動送風機を収容した掃除機本体を備えている。この掃除機本体には、電動送風機の吸込側に連通して集塵部が設けられている。また、掃除機本体には、集塵部に連通する本体吸込口が開口形成されている。この本体吸込口には、ホース体、延長管および床ブラシが順次連通接続されている。この床ブラシは、横長のケース体を備え、このケース体の被掃除面である床面に対向する下面に、吸込口が開口形成され、この吸込口に回転清掃体としての床ブラシが回転可能に配置されている。また、ケース体の内部には、回転ブラシを回転させる駆動手段としてのモータ、および、このモータの駆動を制御する制御回路であるモータ制御部が配置されている。さらに、ケース体には、床面との距離関係や摩擦接触によるケース体などの帯電量を検出する帯電量検出手段が配置されている。そして、モータ制御部は、帯電量検出手段によって検出した帯電量に基づき、床面の種類、例えばフローリング、絨毯、あるいは畳などのいずれであるかを判別し、この判別した床面の種類に対応してモータの回転を制御することにより、回転ブラシの回転を床面の種類に応じて制御する(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−224544号公報(第9−10頁、図4−5)
しかしながら、上述の電気掃除機では、ケース体などの帯電状態をリセットすることができないため、この帯電状態によっては、帯電量検出手段により検出する帯電量が、床面の帯電量に対応せず、モータ制御部が床面の種類を誤判別するおそれがあるという問題点を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、被掃除面の種類の判別精度を向上した電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明は、被掃除面との摩擦接触により帯電する誘電体の帯電量を検出する帯電量検出手段と、この帯電量検出手段により検出した帯電量により被掃除面の種類を判別してこの被掃除面の種類に応じて所定の制御をさせる制御手段と、誘電体を所定条件時に帯電除去する帯電除去手段とを具備したものである。
本発明によれば、誘電体を帯電除去手段により所定条件時に帯電除去して帯電量検出手段の帯電状態をリセットでき、帯電量検出手段により検出する帯電量を被掃除面の種類に確実に対応させて、被掃除面の種類の判別精度を向上できる。
以下、本発明の第1の実施の形態の電気掃除機の構成を図面を参照して説明する。
図3において、1は掃除機本体で、この掃除機本体1は、内部に収容された電動送風機2の駆動にて生じる吸気風とともに吸い込んだ塵埃を、集塵部に捕集するものである。
また、この掃除機本体1には、外部から空気を吸引する本体吸込口3が前部に開口されている。この本体吸込口3には、可撓性を有し湾曲可能な細長略円筒状のホース体4が連通接続されている。このホース体4の先端には、電動送風機2の動作モードなどが選択可能な手元操作手段としての手元操作部5が設けられている。この手元操作部5には、掃除する際に作業者が把持する把持部6が基端側に向けて突設され、この把持部6には、掃除機本体1内の電動送風機2を、例えば強、中、弱、停止などの複数の動作モードのいずれかに設定する複数の設定ボタン7が設けられている。
さらに、手元操作部5の先端には、伸縮可能な細長略円筒状の延長管8が着脱可能に連通接続されている。すなわち、延長管8は、ホース体4を介して電動送風機2の吸込側に連通接続されている。また、この延長管8の先端には、例えば室内の被掃除面としての床面の絨毯などの上に載置させて、この絨毯上の塵埃を吸い込む吸込口体としての床ブラシ9が着脱可能に連通接続されている。
そして、床ブラシ9は、図2および図3に示すように、横長のケース体11と、このケース体11に回転可能に軸支された回転清掃体としての回転ブラシ12と、このケース体11の後部に突出する接続管13とを備えている。
床ブラシ9は、上側が開放された下ケース15、この下ケース15の上側を覆う上ケース16、および、これら下ケース15と上ケース16との間に挟持される緩衝体であるバンパ17などを備えている。そして、下ケース15には、横長の吸込口21が開口形成され、この吸込口21内に回転ブラシ12が配置されている。
回転ブラシ12は、例えば金属などの導電体により略円筒状に形成された軸芯であるシャフト24と、このシャフト24が挿通された円筒状の清掃体本体であるブラシ組立25と、このブラシ組立25の外周に径方向へと壁状に突出して形成され軸方向に沿って螺旋状に複数配置された清掃部材としてのブレード26とを有している。
シャフト24は、一端部がブラシ組立25から側方に突出しており、この突出した一端部に帯電検出装置29が配置されている。そして、このシャフト24は、床ブラシ9を床面上に接地した状態で、帯電検出装置29の近傍で露出した一端側の外周面が床面に対して接触、あるいは接近することにより、帯電量Eが床面の種類に応じて変化するように構成されている。なお、このシャフト24の帯電量Eは、例えば毛足が長い絨毯ほど帯電量が多くなり、毛を有さないフローリングなどの床面ほど帯電量が少なくなる。
帯電検出装置29は、ケース体11に収容されており、このシャフト24の帯電量を検出する帯電量検出手段の機能と、この検出の後に回転ブラシ12のシャフト24および帯電検出装置29自体を帯電除去する帯電除去手段の機能とを有している。
次に、電気掃除機の内部構成を図1を参照して説明する。
この電気掃除機は、掃除機本体1内に配置された制御手段31により、電動送風機2およびの駆動が制御されるものである。
すなわち、この電気掃除機は、商用交流電源eに対して、掃除機本体1に出し入れ可能な電源コード33を介して電動送風機2とスイッチング素子であるトライアックなどの制御素子Trとの直列回路が接続されるとともに、この直列回路に対して、制御手段31用の5Vなどの電源を生成する電源回路34が並列に接続されている。
制御手段31は、例えばマイコン、あるいは所定の制御回路などであり、設定ボタン7および制御素子Trの各制御端子と電気的に接続されているとともに、記憶手段であるメモリ35と電気的に接続されている。このメモリ35は、帯電検出装置29と電気的に接続され、この帯電検出装置29により検出された回転ブラシ12のシャフト24の帯電量Eが、例えばディジタルデータとして記憶されている。なお、帯電検出装置29は、少なくとも電源コード33を、図示しないコンセントを介して商用交流電源eに接続した状態、すなわち電力が供給されている状態で、回転ブラシ12のシャフト24の帯電量Eを所定時間毎に検出してメモリ35に記憶させるとともに、所定時間毎、例えばメモリ35に記憶させる毎に回転ブラシ12のシャフト24および帯電検出装置29自身を帯電除去する。
そして、制御手段31は、例えば設定ボタン7により設定された電動送風機2の動作モードに応じて制御素子Trを介して電動送風機2の動作を設定する掃除制御と、この電動送風機2の動作状態で、帯電検出装置29により検出した床面の帯電量Eに応じて制御素子Trを介して電動送風機2の入力を制御する所定の制御としての電動送風機制御との2つの制御が可能である。これら掃除制御と電動送風機制御とは、制御手段31に異なる複数のマイコンなどを用いる場合にはそれぞれ独立して行ってもよいし、共通のマイコンなどを用いる場合には主として掃除制御を行い、この掃除制御中の所定のタイミングで電動送風機制御を割り込ませてもよい。
また、制御手段31には、帯電検出装置29により検出された回転ブラシ12のシャフト24の帯電量Eに対して閾値Aが設定され、この閾値Aと、帯電検出装置29により検出された帯電量Eとを比較することで、床面の種類を判別可能となっている。なお、本実施の形態において、制御手段31には、1つの閾値Aのみが設定されているが、この閾値は、複数設定してもよいし、これら閾値の数に応じて電動送風機2の駆動状態を複数に設定してもよい。
そして、制御手段31は、設定ボタン7により設定された強、中、弱などの動作モードで電動送風機2を駆動させる際に、帯電検出装置29を介して検出した床面の帯電量Eと閾値Aとの大小関係に対応した入力とする。すなわち、停止モードを除く各動作モードでは、それぞれ電動送風機2の入力範囲が設定されており、制御手段31は、各動作モードに設定された入力範囲内で、電動送風機2の入力を、帯電検出装置29により検出した帯電量と閾値との大小関係に対応させて複数、本実施の形態では大小2つの所定の入力値に可変させる。
次に、上記第1の実施の形態の掃除動作を図4および図5に示すフローチャートも参照しながら説明する。なお、図中の丸数字はステップ番号を表す。
(掃除制御)
掃除に際して、作業者は、まず掃除機本体1に集塵部を装着するとともに、本体吸込口3にホース体4、延長管8および床ブラシ9を順次連通接続する。
次いで、電源コード33を掃除機本体1から引き出してコンセントを介して商用交流電源eと接続し、把持部6を把持して、電動送風機2の駆動用の所定の設定ボタン7を操作する。制御手段31では、図4に示すように、設定ボタン7の操作がなされたかどうかを判断し(ステップ1)、操作がなされていないと制御手段31が判断した場合にはステップ1に戻って入力待ちの状態とし、操作がなされたと制御手段31が判断した場合には、停止モードが設定されたかどうかを制御手段31が判断する(ステップ2)。
このステップ2において、停止モードが設定されたと制御手段31が判断した場合には、電動送風機2が駆動状態であるかどうかを制御手段31が判断し(ステップ3)、電動送風機2が駆動状態でないと判断した場合にはステップ1に戻り、電動送風機2が駆動状態であると判断した場合には、制御手段31が制御素子Trの制御端子へのパルス信号の供給を停止することで、電動送風機2を停止させ(ステップ4)、ステップ1に戻る。
一方、ステップ2において、停止モードが設定されていないと制御手段31が判断した場合には、制御手段31が帯電検出装置29で検出している回転ブラシ12の帯電量Eをメモリ35から読み込み(ステップ5)、この読み込んだ帯電量Eが閾値Aよりも大きい(E>A)かどうかを制御手段31が判断する(ステップ6)。なお、読み込む帯電量Eは、例えばメモリ35に記憶された複数の瞬時値を加算平均した値としてもよいし、メモリ35に記憶された瞬時値でもよい。
このステップ6で、帯電量Eが閾値A以下(E≦A)であると制御手段31が判断した場合には、床面を例えばフローリングなどの比較的床ブラシ9との密着度が低い床面であると判断し、設定ボタン7によって設定された各動作モードの入力範囲中で小さい方の所定の入力値に対応したパルス信号を制御手段31が制御素子Trの制御端子に供給することで、制御素子Trの導通角を制御することにより電動送風機2を設定された動作モードとし(ステップ7)、ステップ1に戻って入力待ちの状態とする。
また、ステップ6で、帯電量Eが閾値Aよりも大きい(E>A)と制御手段31が判断した場合には、床面を例えば絨毯などの比較的床ブラシ9との密着度が高い床面であると判断し、設定ボタン7によって設定された各動作モードの入力範囲中で大きい方の所定の入力値に対応したパルス信号を制御手段31が制御素子Trの制御端子に供給することで、制御素子Trの導通角を制御することにより電動送風機2を設定された動作モードとし(ステップ8)、ステップ1に戻って入力待ちの状態とする。
作業者は、電動送風機2を所望の動作モードで動作させた状態で床ブラシ9を床面上で前後に走行させることにより、回転ブラシ12を床面との接触によって回転させて塵埃を掻き出すとともに、この塵埃を床ブラシ9の吸込口21から空気とともに吸い込んで掃除する。この床ブラシ9の走行により、回転ブラシ12のシャフト24の帯電量Eが床面の種類に応じて変化する。
この吸い込まれた塵埃は、空気とともに床ブラシ9、延長管8、ホース体4、本体吸込口3を介して集塵部へと吸い込まれ、この集塵部に捕集される。塵埃が捕集された空気は、電動送風機2を通過した後、排気される。
(電動送風機制御)
この電動送風機制御では、図5に示すように、まず、電動送風機2が駆動状態であるかどうかを制御手段31が判断する(ステップ11)。
このステップ11において、電動送風機2が駆動状態でないと制御手段31が判断した場合には、電動送風機制御を終了して掃除制御に戻る。
一方、ステップ11において、電動送風機2が駆動状態であると制御手段31が判断した場合には、制御手段31が帯電検出装置29により検出した帯電量Eをメモリ35から読み込む(ステップ12)。なお、読み込む帯電量Eは、例えばメモリ35に記憶された複数の瞬時値を加算平均した値としてもよいし、メモリ35に記憶された瞬時値でもよい。
次いで、制御手段31が、読み込んだ帯電量Eが閾値Aよりも大きいかどうかを判断する(ステップ13)。
このステップ13において、帯電量Eが閾値A以下(E≦A)であると判断した場合には、床面をフローリングなどの比較的床ブラシ9との密着度が低い床面であると判断し、現在の電動送風機2の動作モードの入力範囲中で小さい方の所定の入力値に対応したパルス信号を制御手段31が制御素子Trの制御端子に供給することで、制御素子Trの導通角を制御して電動送風機2の入力をその動作モードに対応する入力範囲中で小さい状態とし(ステップ14)、電動送風機制御を終了して掃除制御に戻る。
一方、ステップ13において、帯電量Eが閾値Aよりも大きい(E>A)と判断した場合には、制御手段31は、床面を絨毯などの比較的床ブラシ9との密着度が高い床面であると判断し、現在の電動送風機2の動作モードの入力範囲中で大きい方の所定の入力値に対応したパルス信号を制御手段31が制御素子Trの制御端子に供給することで、制御素子Trの導通角を制御して電動送風機2の入力をその動作モードに対応する入力範囲中で大きい状態とし(ステップ15)、電動送風機制御を終了して掃除制御に戻る。
上述したように、上記第1の実施の形態によれば、回転ブラシ12のシャフト24および帯電検出装置29自身を所定条件時、例えば所定時間毎に帯電除去して帯電状態をリセットでき、帯電検出装置29により検出する帯電量Eを床面の種類に確実に対応させて、床面の種類の判別精度を向上できる。
また、帯電検出装置29により帯電量Eを検出する度に帯電除去をするので、検出する各帯電量Eの精度、および、床面の種類の判別精度を、より向上できる。
さらに、床面に接地させてこの床面上を走行する床ブラシ9に配置した回転ブラシ12のシャフト24を、帯電量Eの検出用の誘電体とすることで、他の位置に誘電体を配置する場合と比較して、帯電量Eの検出精度が良好になる。
しかも、床ブラシ9に設けた床面掃除用の回転ブラシ12を誘電体として利用することにより、別途誘電体を床ブラシ9に配置する場合と比較して、構成も簡略化できる。
そして、強度などを考慮して金属などにより形成されることが多い回転ブラシ12の軸芯であるシャフト24を利用して帯電検出装置29が帯電量Eを検出するので、帯電量を検出するためだけに金属で形成した誘電体などを配置する必要がなく、構成をより簡略化できる。
また、床面の種類を精度よく判別できるので、判別した床面の種類に応じて電動送風機2の入力(吸込風量)をより適切に制御でき、掃除性能を向上できる。
具体的に、床ブラシ9との密着度が比較的低いフローリングなどの床面であると判断した場合には、比較的小さい吸込風量でも塵埃を充分に吸い込むことができるので、電動送風機2の入力を各動作モードの入力範囲中の小さい入力とし、床ブラシ9との密着度が比較的高い絨毯などの床面であると判断した場合には、塵埃を充分に吸い込むために大きい吸込風量が必要となるので、電動送風機2の入力を各動作モードの入力範囲中の大きい入力とするなど、床面に応じた適切な制御が可能となる。
なお、上記第1の実施の形態において、電動送風機2の起動の際には、帯電検出装置29により検出した帯電量Eを参照せずに、設定ボタン7によって設定された動作モードの入力範囲中の所定値で電動送風機2を駆動してもよい。この構成では、例えば掃除開始直前、あるいは掃除場所を移動して掃除を再開する直前など、作業者がこれから掃除をする床面上で床ブラシ9を充分に走行させておらず、検出した帯電量Eが床面の種類に対応していない場合などに、電動送風機2の入力が不適切に設定されることを防止できる。
次に、第2の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、制御手段31が、帯電検出装置29により検出した回転ブラシ12のシャフト24の帯電量Eに対応して回転ブラシ12の駆動を制御するものである。
すなわち、図7に示すように、床ブラシ9のケース体11内には、駆動源としての電動部であるモータ41が配置され、このモータ41と回転ブラシ12のシャフト24との間には、伝達手段としてのベルト42が巻き掛けられ、モータ41の回転駆動力がベルト42を介して伝達されることで回転ブラシ12が回転駆動されるように構成されている。この回転ブラシ12の回転のオン・オフは、設定ボタン7により設定可能となっている。また、ブラシ組立25の外周には、清掃部材としての毛ブラシ43およびブレード44などが、径方向へと壁状に突出して形成され軸方向に沿って螺旋状に複数配置されている。
さらに、電気掃除機は、図6に示すように、商用交流電源eに対して、掃除機本体1に出し入れ可能な電源コード33を介して電動送風機2と(第1)スイッチング素子であるトライアックなどの制御素子Tr1との直列回路と、モータ41と(第2)スイッチング素子であるトライアックなどの制御素子Tr2との直列回路との並列回路が接続されるとともに、この並列回路に対して電源回路34が並列に接続されている。
制御素子Tr1,Tr2は、各制御端子が制御手段31とそれぞれ電気的に接続されている。
制御手段31は、例えば設定ボタン7により設定された電動送風機2の動作モードおよび回転ブラシ12(モータ41)のオン・オフに応じて制御素子Tr1,Tr2を介して電動送風機2およびモータ41の動作を設定する掃除制御と、この電動送風機2および回転ブラシ12(モータ41)の動作状態で、帯電検出装置29により検出した帯電量Eに応じて制御素子Tr2を介してモータ41の動作を設定する所定の制御としての回転清掃体制御、すなわち回転ブラシ制御との2つの制御が可能である。これら掃除制御と回転ブラシ制御とは、制御手段31に異なる複数のマイコンなどを用いる場合にはそれぞれ独立して行ってもよいし、共通のマイコンなどを用いる場合には主として掃除制御を行い、この掃除制御中の所定のタイミングで回転ブラシ制御を割り込ませてもよい。
そして、制御手段31は、設定ボタン7により回転ブラシ12(モータ41)を駆動させる際に、帯電検出装置29を介して検出した床面の帯電量Eと閾値Aとの大小関係に対応した入力値とする。すなわち、モータ41の入力には所定の範囲が設定されており、制御手段31は、この所定の範囲内で、モータ41の入力を、帯電検出装置29により検出した帯電量と閾値との大小関係に対応させて複数、本実施の形態では大小2つの所定の入力値に可変させる。
次に、上記第2の実施の形態の掃除動作を図8および図9に示すフローチャートも参照しながら説明する。なお、図中の丸数字はステップ番号を表す。
(掃除制御)
制御手段31では、図8に示すように、設定ボタン7の操作がなされたかどうかを判断し(ステップ21)、操作がなされていないと制御手段31が判断した場合にはステップ21に戻って入力待ちの状態とし、操作がなされたと制御手段31が判断した場合には、電動送風機2の動作モード操作か、回転ブラシ12のオン・オフの操作かを制御手段31が判断する(ステップ22)。
このステップ22において、電動送風機2の動作モード操作であると制御手段31が判断した場合には、上記第1の実施の形態のステップ2ないしステップ4と同様のステップ23ないしステップ25の処理をするとともに、ステップ23において、停止モードが設定されていないと制御手段31が判断した場合には、制御手段31が設定ボタン7によって設定された各動作モードの入力に対応したパルス信号を制御素子Tr1の制御端子に供給することで、制御素子Tr1の導通角を制御することにより電動送風機2を設定された動作モードとし(ステップ26)、ステップ21に戻って入力待ちの状態とする。
一方、ステップ22において、回転ブラシ12のオン・オフ操作であると制御手段31が判断した場合には、モータ41(回転ブラシ12)のオン操作であるかどうかを制御手段31が判断する(ステップ27)。
このステップ27において、モータ41のオン操作でない、すなわちオフ操作であると制御手段31が判断した場合には、モータ41(回転ブラシ12)が駆動状態であるかどうかを制御手段31が判断し(ステップ28)、モータ41(回転ブラシ12)が駆動状態でないと判断した場合には、ステップ21に戻り、モータ41(回転ブラシ12)が駆動状態であると判断した場合には、制御手段31から制御素子Tr2の制御端子へのパルス信号の供給を停止することで、モータ41(回転ブラシ12)を停止させ(ステップ29)、ステップ21に戻る。
また、ステップ27において、モータ41のオン操作であると制御手段31が判断した場合には、モータ41(回転ブラシ12)が駆動状態であるかどうかを制御手段31が判断し(ステップ30)、モータ41(回転ブラシ12)が駆動状態であると判断した場合には、ステップ21に戻り、モータ41(回転ブラシ12)が駆動状態でない、すなわち停止状態であると判断した場合には、電動送風機2が駆動状態であるかどうかを制御手段31が判断する(ステップ31)。
このステップ31で、電動送風機2が駆動状態でないと制御手段31が判断した場合には、ステップ21に戻って入力待ちの状態とする。
また、ステップ31で、電動送風機2が駆動状態であると制御手段31が判断した場合には、制御手段31が帯電検出装置29で検出している回転ブラシ12の帯電量Eをメモリ35から読み込み(ステップ32)、この読み込んだ帯電量Eが閾値Aよりも大きい(E>A)かどうかを制御手段31が判断する(ステップ33)。なお、読み込む帯電量Eは、例えばメモリ35に記憶された複数の瞬時値を加算平均した値としてもよいし、メモリ35に記憶された瞬時値でもよい。
このステップ33で、帯電量Eが閾値A以下(E≦A)であると制御手段31が判断した場合には、床面を、例えばフローリングなどの回転ブラシ12による塵埃の掻き出しをあまり必要としない床面であると判断し、モータ41の入力範囲中で小さい方の所定の入力値に対応したパルス信号を制御手段31が制御素子Tr2の制御端子に供給することで、制御素子Tr2の導通角を制御することによりモータ41の回転数(駆動)を小さく設定し(ステップ34)、ステップ21に戻って入力待ちの状態とする。
一方、ステップ33で、帯電量Eが閾値Aよりも大きい(E>A)と制御手段31が判断した場合には、床面を、例えば絨毯などの回転ブラシ12による塵埃の掻き出しを必要とする床面であると判断し、モータ41の入力範囲中で大きい方の所定の入力値に対応したパルス信号を制御手段31が制御素子Tr2の制御端子に供給することで、制御素子Tr2の導通角を制御することによりモータ41の回転数(駆動)を大きく設定し(ステップ35)、ステップ21に戻って入力待ちの状態とする。
作業者は、電動送風機2を所望の動作モードで動作させた状態で床ブラシ9を床面上で前後に走行させることにより、回転ブラシ12をモータ41により回転駆動させて塵埃を掻き取るとともに、この塵埃を床ブラシ9の吸込口21から空気とともに吸い込んで掃除する。
この吸い込まれた塵埃は、空気とともに床ブラシ9、延長管8、ホース体4、本体吸込口3を介して集塵部へと吸い込まれ、この集塵部に捕集される。塵埃が捕集された空気は、電動送風機2を通過した後、排気される。
(回転ブラシ制御)
この回転ブラシ制御では、図9に示すように、まず、モータ41(回転ブラシ12)が駆動状態であるかどうかを制御手段31が判断する(ステップ51)。
このステップ51において、モータ41(回転ブラシ12)が駆動状態でないと制御手段31が判断した場合には、回転ブラシ制御を終了して掃除制御に戻る。
一方、ステップ51において、モータ41(回転ブラシ12)が駆動状態であると制御手段31が判断した場合には、制御手段31が帯電検出装置29により検出した帯電量Eをメモリ35から読み込む(ステップ52)。なお、読み込む帯電量Eは、例えばメモリ35に記憶された複数の瞬時値を加算平均した値としてもよいし、メモリ35に記憶された瞬時値でもよい。
次いで、制御手段31が、読み込んだ帯電量Eが閾値Aよりも大きいかどうかを判断する(ステップ53)。
このステップ53において、帯電量Eが閾値A以下(E≦A)であると判断した場合には、床面を、例えばフローリングなどの回転ブラシ12による塵埃の掻き出しをあまり必要としない床面であると判断し、モータ41の入力範囲中で小さい方の所定の入力に対応したパルス信号を制御手段31が制御素子Tr2の制御端子に供給することで、制御素子Tr2の導通角を制御してモータ41の入力を小さい状態とし(ステップ54)、回転ブラシ制御を終了して掃除制御に戻る。
一方、ステップ53において、帯電量Eが閾値Aよりも大きい(E>A)と判断した場合には、制御手段31は、床面を、例えば絨毯などの回転ブラシ12による塵埃の掻き出しを必要とする床面であると判断し、モータ41の入力範囲中で大きい方の所定の入力に対応したパルス信号を制御手段31が制御素子Tr2の制御端子に供給することで、制御素子Tr2の導通角を制御してモータ41の入力を大きい状態とし(ステップ55)、回転ブラシ制御を終了して掃除制御に戻る。
このように、上記第2の実施の形態によれば、など、上記第1の実施の形態と同様の構成を有することにより、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、床面の種類を精度よく判別できるので、判別した床面の種類に応じてモータ41の入力(回転ブラシ12の回転数)をより適切に制御でき、掃除性能を向上できる。
具体的に、塵埃が入り込むことが殆どない平面状のフローリングなどの床面であると判断した場合には、回転ブラシ12の回転数が必要以上に大きくなくても床面の塵埃を取ることができるので、モータ41の入力を小さく設定し、塵埃が内部に入り込みやすい絨毯などの床面であると判断した場合には、塵埃を確実に取るために回転ブラシ12の回転数を大きくする必要があるので、モータ41の入力を大きく設定するなど、床面に応じた適切な制御が可能となる。
なお、上記第2の実施の形態において、モータ41(回転ブラシ12)の起動の際には、帯電検出装置29により検出した帯電量Eを参照せずに、所定の入力値でモータ41を駆動してもよい。この構成では、例えば掃除開始直前、あるいは掃除場所を移動して掃除を再開する直前など、作業者がこれから掃除をする床面上で床ブラシ9を充分に走行させておらず、検出した帯電量Eが床面の種類に対応していない場合などに、モータ41の入力が不適切に設定されることを防止できる。
また、上記各実施の形態において、帯電検出装置29により検出した帯電量Eにより床面の種類を判別して行う所定の制御は、電動送風機2やモータ41の入力制御だけでなく、任意に設定できる。
さらに、帯電検出装置29は、回転ブラシ12のシャフト24の他でも、床面の種類に対応して帯電量が変化する箇所であれば、任意の箇所で帯電量を検出してもよい。
そして、帯電量検出手段と帯電除去手段とは、別体で構成してもよい。
また、電気掃除機としては、キャニスタ型に限らず、例えばアップライト型、ハンディ型、あるいは自律走行型などでも上記構成を対応させて用いることができる。
さらに、電気掃除機としては、商用交流電源eに接続する交流型のものだけでなく、電池などの直流電源を用いる直流型のものでも同様の作用効果を奏することができる。
本発明の第1の実施の形態の電気掃除機を示すブロック図である。 同上電気掃除機の吸込口体の一部を示す平面図である。 同上電気掃除機を示す斜視図である。 同上電気掃除機の掃除制御を示すフローチャートである。 同上電気掃除機の所定の制御を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態の電気掃除機を示すブロック図である。 同上電気掃除機の吸込口体の一部を示す平面図である。 同上電気掃除機の掃除制御を示すフローチャートである。 同上電気掃除機の所定の制御を示すフローチャートである。
符号の説明
1 掃除機本体
2 電動送風機
9 吸込口体としての床ブラシ
12 誘電体としての回転清掃体である回転ブラシ
24 軸芯としてのシャフト
29 帯電量検出手段および帯電除去手段の機能を有する帯電検出装置
31 制御手段

Claims (6)

  1. 電動送風機を収容した掃除機本体と、
    被掃除面との摩擦接触により帯電する誘電体と、
    この誘電体の帯電量を検出する帯電量検出手段と、
    この帯電量検出手段により検出した前記誘電体の帯電量により被掃除面の種類を判別してこの被掃除面の種類に応じて所定の制御をさせる制御手段と、
    前記誘電体を所定条件時に帯電除去する帯電除去手段と
    を具備したことを特徴とした電気掃除機。
  2. 掃除機本体に対して電動送風機の吸込側に連通するように接続されて被掃除面に接地される吸込口体を具備し、
    誘電体は、前記吸込口体に配置されている
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
  3. 吸込口体は、回転可能な回転清掃体を備え、
    誘電体は、前記回転清掃体である
    ことを特徴とした請求項2記載の電気掃除機。
  4. 回転清掃体は、導電体により形成された軸芯を有し、
    帯電量検出手段は、前記回転清掃体の軸芯で被掃除面の帯電量を検出する
    ことを特徴とした請求項3記載の電気掃除機。
  5. 掃除機本体に対して電動送風機の吸込側に連通するように接続される吸込口体を具備し、
    前記吸込口体は、回転可能な回転清掃体を備え、
    制御手段は、帯電量検出手段により検出した帯電量に対応して前記回転清掃体の駆動を制御する
    ことを特徴とした請求項1ないし4いずれか一記載の電気掃除機。
  6. 制御手段は、帯電量検出手段により検出した帯電量に対応して電動送風機の駆動を制御する
    ことを特徴とした請求項1ないし5いずれか一記載の電気掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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