JP2011050505A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸込口体の種類の判別精度を向上でき、判別した吸込口体の種類に適した駆動状態で電動送風機を駆動させることが可能な電気掃除機を提供する。
【解決手段】電動送風機18の入力を変化させて電流検出手段42により検出した電流値の変化量に対応する吸込風量の変化量に基づいて制御手段43が吸込口体の種類を判別する。吸込口体の種類の判別精度を向上できる。判別した吸込口体の種類に対応して制御手段43が電動送風機18の入力を制御する。判別した吸込口体の種類に適した駆動状態で電動送風機18を駆動させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、先端側に異なる複数の吸込口体のいずれかを選択的に接続可能な管部を備えた電気掃除機に関する。
従来、例えばいわゆるキャニスタ型の電気掃除機は、中空状の本体ケースと、この本体ケースに収容された電動送風機とを有する掃除機本体と、この掃除機本体に基端側が着脱可能に接続される管部とを備えている。この管部は、ホース体と、このホース体の先端側に着脱可能に接続される延長管とを有しており、ホース体の先端側、すなわち延長管との接続部に、作業者が把持する把持部を備えた手元操作部が設けられている。この手元操作部の把持部には、電動送風機の動作モードを設定する設定ボタンが配置されている。そして、延長管の先端側には、例えば吸込口体としての床ブラシ、あるいは吸込口体としての隙間ノズルなどが選択的に取り付け可能となっている。
このような電気掃除機においては、延長管の先端側に取り付ける吸込口体に応じて、電動送風機に要求される吸込力が異なる。例えば、床ブラシと比較して隙間ノズルは吸込口の開口面積が狭いため、延長管の先端側に床ブラシを取り付けた場合の電動送風機の吸込力のまま、延長管の先端側に隙間ノズルを取り付けた場合には、吸込力が強すぎて隙間ノズルが被掃除面(被掃除対象)に吸い付くおそれがある。同様に、延長管の先端側に隙間ノズルを取り付けた場合の電動送風機の吸込力のまま、延長管の先端側に床ブラシを取り付けた場合には、吸込力が不足するおそれがある。いずれの場合にしても、電動送風機の吸込力を、管部の先端側に取り付ける吸込口体の種類に対応してその都度切り換える必要があり、例えば動作モードを切り換えて対応する場合などでは、設定操作が煩雑で使い勝手が良好でない。
そこで、電動送風機の吸込風量を測定し、この吸込風量に応じて電動送風機の回転数を最適に制御する構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このような構成の場合、例えば延長管の先端側に隙間ノズルを取り付けたときには、延長管の先端側に床ブラシを取り付けたときよりも吸込風量が低下するため、検出した吸込風量に対応して吸込口体の種類を検出でき、その検出した種類に対応して電動送風機の駆動を変化させることが可能になる。
特開2007−319581号公報(第4−5頁、図2−3)
しかしながら、上述の電気掃除機では、電動送風機の吸込風量のみで吸込口体の種類を判別することとなり、判別精度が充分でないという問題点を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、吸込口体の種類の判別精度を向上でき、判別した吸込口体の種類に適した駆動状態で電動送風機を駆動させることが可能な電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明は、基端側を電動送風機の吸込側に連通させて掃除機本体に接続可能で、かつ、先端側に異なる複数の吸込口体のいずれかを選択的に接続可能な管部と、電動送風機の吸込風量を検出する風量検出手段と、電動送風機の入力を変化させて風量検出手段により検出した吸込風量の変化量に基づいて管部の先端側に接続された吸込口体の種類を判別し、これら判別した吸込口体の種類に対応して電動送風機の入力を制御する制御手段とを具備したものである。
本発明によれば、電動送風機の入力を変化させて風量検出手段により検出した吸込風量の変化量に基づいて制御手段が管部の先端側に接続された吸込口体の種類を判別することにより、吸込口体の種類の判別精度を向上できるとともに、これら判別した吸込口体の種類に対応して制御手段が電動送風機の入力を制御して、判別した吸込口体の種類に適した駆動状態で電動送風機を駆動させることが可能になる。
本発明の第1の実施の形態の電気掃除機の内部構造を模式的に示すブロック図である。 同上電気掃除機の吸込口体を示す斜視図であり、(a)は床ブラシ、(b)は隙間ノズルを示す。 同上電気掃除機の床ブラシを管部の先端側に取り付けた状態を示す斜視図である。 同上電気掃除機の制御を示すフローチャートである。 (a)は同上電気掃除機の制御時の設定された入力の時間変化を示すグラフ、(b)は同上管部の先端側に床ブラシを取り付けた状態での電動送風機の電流値の時間変化を示すグラフ、(c)は同上管部の先端側に隙間ノズルを取り付けた状態での電動送風機の電流値の時間変化を示すグラフである。 本発明の第2の実施の形態の電気掃除機の制御を示すフローチャートである。 (a)は同上電気掃除機の制御時の設定された入力の時間変化を示すグラフ、(b)は同上管部の先端側に床ブラシを取り付けた状態での電動送風機の電流値の時間変化を示すグラフ、(c)は同上管部の先端側に隙間ノズルを取り付けた状態での電動送風機の電流値の時間変化を示すグラフである。 本発明の第3の実施の形態の電気掃除機の制御を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態の電気掃除機の制御を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態の電気掃除機の制御を示すフローチャートである。 (a)は同上電気掃除機の制御時の設定された入力の時間変化を示すグラフ、(b)は同上管部の先端側に床ブラシを取り付けた状態での電動送風機の電流値の時間変化を示すグラフ、(c)は同上管部の先端側に隙間ノズルを取り付けた状態での電動送風機の電流値の時間変化を示すグラフである。 本発明の第6の実施の形態の電気掃除機の制御を示すフローチャートである。 本発明の第7の実施の形態の電気掃除機の制御を示すフローチャートである。 本発明の第8の実施の形態の電気掃除機の内部構造を模式的に示すブロック図である。 同上電気掃除機の制御を示すフローチャートである。 (a)は同上電気掃除機の識別電流の時間変化を示すグラフ、(b)は同上抵抗体の電圧変化を示すグラフ、(c)は同上電気掃除機の制御時の設定された入力の時間変化を示すグラフ、(d)は同上管部の先端側に床ブラシを取り付けた状態での電動送風機の電流値の時間変化を示すグラフ、(e)は同上管部の先端側に隙間ノズルを取り付けた状態での電動送風機の電流値の時間変化を示すグラフである。 本発明の第9の実施の形態の電気掃除機の内部構造を模式的に示すブロック図である。 同上電気掃除機の検出手段の動作を模式的に示す説明図であり、(a)は吸込口体が被掃除面に接触された状態を示し、(b)は吸込口体が被掃除面から離間された状態を示す。 同上電気掃除機の制御を示すフローチャートである。 (a)は同上電気掃除機の識別電流の時間変化を示すグラフ、(b)は同上抵抗体の電圧変化を示すグラフ、(c)は床ブラシ側インピーダンスの電圧変化を示すグラフ、(d)は同上電気掃除機の制御時の設定された入力の時間変化を示すグラフ、(e)は同上管部の先端側に床ブラシを取り付けた状態での電動送風機の電流値の時間変化を示すグラフ、(f)は同上管部の先端側に隙間ノズルを取り付けた状態での電動送風機の電流値の時間変化を示すグラフである。 本発明の第10の実施の形態の電気掃除機の内部構造を模式的に示すブロック図である。 (a)は同上電気掃除機の識別電流の時間変化を示すグラフ、(b)は床ブラシが被掃除面に接触しているときの抵抗体の電圧変化を示すグラフ、(c)は床ブラシが被掃除面から離間しているときの床ブラシ側インピーダンスの電圧変化を示すグラフ、(d)は同上電気掃除機の制御時の設定された入力の時間変化を示すグラフ、(e)は同上管部の先端側に床ブラシを取り付けた状態での電動送風機の電流値の時間変化を示すグラフ、(f)は同上管部の先端側に隙間ノズルを取り付けた状態での電動送風機の電流値の時間変化を示すグラフである。 本発明の第11の実施の形態の電気掃除機の内部構造を模式的に示すブロック図である。 (a)は同上電気掃除機の識別電流の時間変化を示すグラフ、(b)は同上抵抗体の電圧変化を示すグラフ、(c)は床ブラシ側インピーダンスの電圧変化を示すグラフ、(d)は同上電気掃除機の制御時の設定された入力の時間変化を示すグラフ、(e)は同上管部の先端側に床ブラシを取り付けた状態での電動送風機の電流値の時間変化を示すグラフ、(f)は同上管部の先端側に隙間ノズルを取り付けた状態での電動送風機の電流値の時間変化を示すグラフである。
以下、本発明の第1の実施の形態の構成を図1ないし図3を参照して説明する。
図3において、11はいわゆるキャニスタ型の電気掃除機を示し、この電気掃除機11は、掃除機本体12と、この掃除機本体12に着脱可能に接続される管部13とを有している。
掃除機本体12は、床面上を旋回および走行可能な中空状の本体ケース15を備えており、この本体ケース15の内部に、図示しない本体集塵室と電動送風機室とが前後に区画されている。さらに、電動送風機室には、電動送風機18が収容されており、この電動送風機18の吸込側が本体集塵室に連通している。また、本体集塵室内には、フィルタ、集塵袋、あるいは集塵装置(集塵カップ)などの集塵部が配置されている。そして、本体ケース15の前部には、本体集塵室に連通するとともに管部13の基端側が接続される本体吸込口19が開口形成されている。
また、管部13は、本体吸込口19に接続される接続管部21と、この接続管部21の先端側に連通する可撓性を有するホース体22と、このホース体22の先端側に設けられた手元操作部23と、この手元操作部23の先端側に着脱可能に接続される延長管24とを備えており、この延長管24の先端側に、図2(a)に示す吸込口体としての第1吸込口体(主吸込口体)である床ブラシ25、あるいは図2(b)に示す吸込口体としての第2吸込口体(補助吸込口体)である隙間ノズル26が選択的に着脱可能となっている。なお、図3においては、床ブラシ25を装着した状態を示している。
ここで、図2(a)に示す床ブラシ25は、左右幅方向に長手状、すなわち横長のケース体25aと、このケース体25aの左右幅方向の略中心位置に回転可能に連通接続された接続管25bとを備えている。ケース体25aの下部には、図示しない吸込口が左右幅方向に長手状に開口形成されている。また、接続管25bは、吸込口と連通するとともに、図3に示す管部13(延長管24)の先端側に着脱可能に接続される。さらに、吸込口には、図示しない回転清掃体としての回転ブラシなどが回転可能に取り付けられている。
また、図2(b)に示す隙間ノズル26は、つる口などとも呼ばれるもので、図3に示す管部13(延長管24)の先端側に接続される基端部に対して先端側へと細くなるように形成されている。したがって、この隙間ノズル26は、例えば床ブラシ25(図2(a))が挿入できない幅狭の場所などの掃除に用いるものである。
そして、手元操作部23には、把持部28がホース体22側へと突出し、この把持部28には、電動送風機18の動作モードを設定するための操作手段としての複数の設定ボタン29および電動送風機18を停止させるための停止手段としての停止ボタン30がそれぞれ設けられている。
設定ボタン29は、電動送風機18を、例えば第1モードである強モード、第1モードよりも入力が小さい第2モードである中モード、および、第2モードよりも入力が小さい第3モードである弱モードなどに設定可能なものである。
次に、上記第1の実施の形態の内部構成を、図1を参照して説明する。
掃除機本体12(図3)内には、設定ボタン29および停止ボタン30の設定操作を判定する操作判定手段41、電動送風機18の電流を検出することで吸込風量を検出する風量検出手段としての電流検出手段42、および、電動送風機18の動作を制御する制御手段43をそれぞれ備えたマイコンである本体制御部45が、例えば電動送風機18の排気風路内などに配置されている。そして、この本体制御部45には、例えば図示しない商用交流電源と接続されるプラグ部46が電気的に接続されている。
操作判定手段41は、設定ボタン29、あるいは停止ボタン30が操作されたかを電流値などによって判定することが可能であり、その判定結果を制御手段43へと出力可能となっている。
また、電流検出手段42は、電動送風機18に流れる電流値を検出して制御手段43へと出力可能となっている。すなわち、電動送風機18は、整流子電動機を備えるものであり、吸込風量の変化に応じて負荷(空気抵抗)が変化して電流が変化する特性を有している。したがって、電流検出手段42で検出した電動送風機18の電流値の変化量は、管部13の先端側に接続された吸込口体の種類と対応する。すなわち、例えば吸込口体が床ブラシ25である場合、吸込口から吸い込まれた空気は、回転ブラシなどに当たったり、接続管25bにて曲げられたりすることにより乱流となるため、吸込風量の変化量が大きいのに対して、吸込口体が隙間ノズル26である場合、吸い込まれた空気は内部をそのまま管部13へと直進状に通過するため、吸込風量の変化量が小さい。このように、吸込口体は、その種類に応じて吸い込んだ空気の通過の仕方、すなわち吸込風量の変化量が異なり、この吸込風量の変化量に対応して電動送風機18の電流値が変化するため、電動送風機18の電流値の変化量を検出することにより吸込口体の種類を検出することが可能となる。
そして、制御手段43は、操作判定手段41から出力された判定結果、および、電流検出手段42により検出された電動送風機18の電流値に基づき、管部13の先端側に接続された吸込口体の種類を判別するとともに、この判別した吸込口体の種類に応じて、図示しないトライアックなどの制御素子などを介して商用交流電源から電動送風機18への入力を制御することで、電動送風機18の動作を所定の動作モードあるいは停止状態に制御するものである。
次に、上記第1の実施の形態の動作を図4に示すフローチャートおよび図5に示すグラフを参照しながら説明する。
まず、制御手段43は、操作判定手段41からの出力を介して、設定ボタン29の操作により動作モードが設定されたかどうかを判断する(ステップ1)。このステップ1において、設定ボタン29が操作されていないと制御手段43が判断した場合には、ステップ1のループを繰り返し、設定ボタン29が操作されたと制御手段43が判断した場合には、制御手段43は、例えば図5(a)に示す予め設定された入力により電動送風機18を起動させる(ステップ2)。
このステップ2の後、制御手段43は、電動送風機18が立ち上がったかどうか、すなわち電動送風機18の起動から予め設定された所定時間T1が経過したかどうかを判断する(ステップ3)。このステップ3において、所定時間T1が経過していないと制御手段43が判断した場合には、ステップ3のループを繰り返し、所定時間T1が経過したと制御手段43が判断した場合には、電流検出手段42が、電動送風機18の電流値の所定時間幅W1間での変化量を検出する(ステップ4)。なお、図5(b)および図5(c)において、電動送風機18の電流値は所定時間幅W1で平坦状に描いているものの、微視的にはその数値が増減している。したがって、電流検出手段42で検出する電動送風機18の電流値の変化量は、例えば所定時間幅W1での上限値と下限値との差(ピーク−ピーク値)などとして検出する。
次いで、このステップ4で検出した電動送風機18の所定時間幅W1内での電流値の変化量が、管部13の先端側に接続されている吸込口体の種類の判別に充分であるかどうかを制御手段43が判断する(ステップ5)。
すなわち、この電動送風機18の電流値の変化量が予め設定された規定の最低変化量分確保されていない場合には、電動送風機18の状態、管部13の状態、あるいは吸込口体の取り付け状態などが好ましくなく、吸込口体の種類の正しい判別ができない場合と判断する。そして、ステップ5で、吸込口体の種類の判別に充分でないと制御手段43が判断した場合には、電気掃除機11(電動送風機18)の起動から所定時間T2(T2>>T1、T2>>W1)が経過したかどうかを制御手段43が判断する(ステップ6)。このステップ6において、所定時間T2が経過していないと制御手段43が判断した場合には、ステップ4に戻り、所定時間T2が経過したと制御手段43が判断した場合には、吸込口体の種類の判断が長時間に亘ってループして掃除が開始できないことを防止するために、制御手段43が電動送風機18の入力を所定制御して(ステップ7)、通常の掃除の制御を行う。このステップ7において、制御手段43は、電動送風機18の入力を、例えば床ブラシ25用、あるいは隙間ノズル用26の入力に設定したり、これらの吸込口体用の入力とは異なる入力に設定したりするなど、任意の入力に制御することが可能である。
一方、ステップ5において、管部13の先端側に接続されている吸込口体の種類の判別に充分であると制御手段43が判断した場合には、制御手段43は、電動送風機18の電流値の変化量と記憶手段に記憶された判断基準である電流値データとを比較して、管部13の先端側に接続されている吸込口体が床ブラシ25であるかどうかを判断する(ステップ8)。
このステップ8において、例えば管部13の先端側に接続されている吸込口体が床ブラシ25である場合、吸込口体が隙間ノズル26である場合と比較して乱流などが発生しやすいため、同じ入力に対して吸込風量の変化量が大きくなる。したがって、この吸込風量の変化量に対応する電動送風機18の電流値の変化量に応じて、管部13の先端側に接続されている吸込口体が床ブラシ25であるか隙間ノズル26であるかを判別可能である。
そして、ステップ8において、管部13の先端側に接続されている吸込口体が床ブラシ25であると判断した場合には、電動送風機18の入力を床ブラシ25用の入力に切り換えて(ステップ9)、上記の制御を終了して通常の掃除の制御を行う。ここで、床ブラシ25は、吸込口の開口面積が相対的に大きいため、管部13の閉塞程度が相対的に小さい。したがって、入力を必要以上に大きくすることなく充分な吸込風量を得ることができるので、床ブラシ25用の入力は、相対的に小さく設定する。具体的には、トライアックなどの制御素子を用いて電動送風機18の入力を制御する場合、制御素子の位相角を設定する。
また、ステップ8において、管部13の先端側に接続されている床ブラシ25でないと判断した場合には、制御手段43は、電動送風機18の電流値と本体制御部45のROMなどの記憶手段に予め記憶された電流値データとを比較して、管部13の先端側に接続されている吸込口体が隙間ノズル26であるかどうかを判断する(ステップ10)。
このステップ10において、管部13の先端側に接続されている吸込口体が隙間ノズル26であると判断した場合には、電動送風機18の入力を隙間ノズル26用の入力に切り換えて(ステップ11)、上記の制御を終了して通常の掃除の制御を行う。ここで、隙間ノズル26は、吸込口の開口面積が相対的に小さいため、管部13の閉塞程度が相対的に大きい。したがって、入力を大きくしなければ充分な吸込風量を得ることができないので、隙間ノズル26用の入力は、相対的に大きく設定する。一方で、隙間ノズル26は、被掃除面(被掃除対象)に対して吸い付きやすいので、隙間ノズル26用の入力では、隙間ノズル26の吸い付きすぎの弊害を防止するため、吸込力をセーブさせ、異常な吸い付きの制限を細かく行うように制御する。また、ステップ10において、管部13の先端側に接続されている吸込口体が隙間ノズル26でないと判断した場合には、電動送風機18の入力を図5(a)に示す予め設定された入力に再制御し(ステップ12)、ステップ4に戻る。
なお、管部13の先端側に接続されている吸込口体が予め設定された所定の判別閾値時間以上に亘って判別できない場合には、電動送風機18を停止させたり、吸込口体の種類を無視して、作業者により設定された動作モードで電動送風機18を駆動させたりしてもよい。
上述したように、上記第1の実施の形態によれば、電動送風機18の入力を変化させて電流検出手段42により検出した電流値の変化量に対応する吸込風量の変化量に基づいて制御手段43が吸込口体の種類、ここでは床ブラシ25であるか隙間ノズル26であるかを判別することにより、これら吸込口体の種類の判別精度を向上できるとともに、これら判別した吸込口体の種類に対応して制御手段43が電動送風機18の入力を制御して、判別した吸込口体の種類に適した駆動状態で電動送風機18を駆動させることができる。
また、掃除機本体12側および吸込口体などの仕様を大きく変えることなく、電流検出手段42を用いて制御手段43により予め設定された入力で電動送風機18を動作させるだけで吸込口体の種類を容易かつ確実に判別できる。
次に、第2の実施の形態を図6および図7を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、電動送風機18を起動させる際に入力を増減させ、この増減時に電流検出手段42によりそれぞれ検出した電動送風機18の電流値(吸込風量)の変化量に基づいて吸込口体の種類を判別するものである。
すなわち、この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態の制御のステップ4およびステップ5に代えて、次のステップ13ないしステップ19を行う。なお、ステップ2において、制御手段43は、例えば図7(a)に示す予め設定された入力のように電動送風機18の入力を増加させる。
次いで、ステップ3の後、制御手段43が、電動送風機18の入力を図7(a)に示すように増加させ(ステップ13)、この入力増加中に、電流検出手段42が電動送風機18の電流値を所定時間幅W2間に検出する(ステップ14)。
ここで、所定時間幅W2は所定時間幅W1と等しくてもよいし、異なっていてもよい。なお、図7において、電動送風機18の電流値は所定時間幅W2で微視的には増減している。したがって、電流検出手段42で検出する電動送風機18の電流値の変化量は、例えば所定時間幅W2での上限値と下限値との差(ピーク−ピーク値)などとして検出する。
そして、このステップ14で検出した電動送風機18の電流値の変化量が、管部13の先端側に接続されている吸込口体の種類の判別に充分であるかどうかを制御手段43が判断する(ステップ15)。
すなわち、この電動送風機18の電流値の変化量が予め設定された規定の最低変化量分確保されていない場合には、電動送風機18の状態、管部13の状態、あるいは吸込口体の取り付け状態などが好ましくなく、吸込口体の種類の正しい判別ができない場合と判断する。そして、ステップ15で、吸込口体の種類の判別に充分でないと制御手段43が判断した場合には、電気掃除機11(電動送風機18の起動)から所定時間T3(T2>T3>>T1、T3>>W2)が経過したかどうかを制御手段43が判断する(ステップ16)。このステップ16において、所定時間T3が経過していないと制御手段43が判断した場合には、ステップ13に戻り、所定時間T3が経過したと制御手段43が判断した場合には、次のステップ17に進む。なお、この所定時間T3は、所定時間T2と等しくてもよいし、異なっていてもよい。
一方、ステップ15において、管部13の先端側に接続されている吸込口体の種類の判別に充分であると制御手段43が判断した場合には、制御手段43は、電動送風機18の入力を減少させ(ステップ17)、電流検出手段42が、この入力減少中に電動送風機18の電流値を所定時間幅W3間に検出する(ステップ18)。
さらに、ステップ15と同様に、ステップ18で検出した電動送風機18の電流値の変化量が、管部13の先端側に接続されている吸込口体の種類の判別に充分であるかどうかを制御手段43が判断する(ステップ19)。
そして、ステップ19で、吸込口体の種類の判別に充分でないと制御手段43が判断した場合には、ステップ6に進み、管部13の先端側に接続されている吸込口体の種類が判別できると制御手段43が判断した場合には、ステップ8に進む。ステップ6では、所定時間T2が経過していないと制御手段43が判断した場合、例えばステップ17に戻る。
なお、ステップ8およびステップ10での判別の際には、ステップ14で検出した電動送風機18の入力の増加時の電動送風機18の電流値の変化量と、ステップ18で検出した電動送風機18の入力の減少時の電動送風機18の電流値の変化量とを、それぞれ用いる。
このように、上記第2の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態の効果に加えて、電動送風機18を起動させる際に入力を増減させ、この増減時に電流検出手段42によりそれぞれ検出した電動送風機18の吸込風量(電流値)の変化量に基づいて吸込口体の種類を判別することにより、吸込口体の種類を判別するための電動送風機18の吸込風量(電流値)の変化量を大きく取ることができるとともに、吸込口体の種類を判別するための要素が増加し、判別精度を向上できるとともに、吸込口体の種類の判別のための時間を短縮できる。
次に、第3の実施の形態を図8を参照して説明する。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第3の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、所定の停止状態から起動させた際に電流検出手段42により検出した電動送風機18の電流値(吸込風量)の変化量に基づいて吸込口体の種類を判別するものである。
すなわち、この第3の実施の形態は、上記第1の実施の形態の制御のステップ1の前に、電気掃除機11が所定の停止状態となっているかどうかを制御手段43が判断するステップ20を有している。
ここで、所定の停止状態とは、例えば電動送風機18が完全に停止して電気掃除機11が通常の停止状態(不使用状態)となっている状態をいう。この判断は、例えばプラグ部46が商用交流電源に接続されたままの状態であれば、前回の停止からの経過時間および電流検出手段42により検出した電動送風機18の電流値に基づいて行われ、例えばプラグ部46が商用交流電源から一旦取り外されて再度接続された状態であれば、電流検出手段42により検出した電動送風機18の電流値に基づいて行われる。
そして、このステップ20において、電動送風機18が所定の停止状態でないと制御手段43が判断した場合には、ステップ20のループを繰り返し、電動送風機18が所定の停止状態であると制御手段43が判断した場合には、ステップ1に進む。
このように、上記第3の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態の効果に加えて、所定の停止状態から電動送風機18を起動させた際に電流検出手段42により検出した電動送風機18の吸込風量(電流値)の変化量に基づいて吸込口体の種類を判別することにより、電動送風機18の吸込風量(電流値)を一定の同一条件下で検出でき、吸込口体の種類の判別精度を向上できる。
すなわち、電気掃除機11を頻繁に起動および停止させる条件下では、停止直後に再起動させた際、風路内に圧力が残留することがあり、このような圧力の残留は、本実施の形態の場合、電動送風機18の吸込風量(電流値)の変化量に基づく吸込口体の種類を判別に影響を与えるおそれがある。そこで、電気掃除機11が所定の停止状態となっているかどうかを判定し、所定の停止状態となった後に吸込口体の判別制御を開始することにより、常に同一条件下で安定的に判別をすることが可能となり、判別結果のばらつきを低減できる。
次に、第4の実施の形態を図9を参照して説明する。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第4の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、設定ボタン29による動作モードの設定毎に電動送風機18の入力を変化させて電流検出手段42により検出した電流値(吸込風量)の変化量に基づいて管部13の先端側に接続された吸込口体の種類を判別するものである。
すなわち、この第4の実施の形態は、上記第1の実施の形態の制御のステップ7、ステップ9およびステップ11の後に、以下のステップ21ないしステップ24を行うものである。
ステップ7、ステップ9およびステップ11の後、制御手段43は、操作判定手段41からの出力を介して、作業者が設定ボタン29を操作したかどうかを判断する(ステップ21)。このステップ21において、設定操作がされたと制御手段43が判断した場合には、制御手段43が、電動送風機18の入力を予め設定された入力に再制御し(ステップ22)、ステップ4に戻る。一方、ステップ21において、設定操作がされていないと制御手段43が判断した場合には、停止操作がされたかどうかを制御手段43が判断する(ステップ23)。
このステップ23において、停止操作がされていないと制御手段43が判断した場合には、そのままステップ21に戻って電動送風機18の制御を継続する。一方、ステップ23において、停止操作がされたと制御手段43が判断した場合には、制御手段43が電動送風機18を停止させる(ステップ24)。
このように、上記第4の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態の効果に加えて、設定ボタン29による動作モードの設定毎に電動送風機18の入力を変化させて電流検出手段42により検出した吸込風量(電流値)の変化量に基づいて管部13の先端側に接続された吸込口体の種類を判別することにより、電動送風機18の起動時での吸込口体の種類の判別に限定されず、設定ボタン29を設定する度に、前回の吸込口体の種類の誤判別を修正することが可能となる。この結果、吸込口体の種類の判別の機会が増加し、起動時の吸込口体の種類の判別が必ずしも正確でなくても、次の設定ボタン29の操作時に判別結果を修正可能となるので、起動時の電流値の確認時間(ステップ3など)を短縮することが可能になり、電気掃除機11の起動をより早くすることができ、電気掃除機11の起動時の動きの制約が少なくなる。
次に、第5の実施の形態を図10および図11を参照して説明する。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第5の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、電動送風機18の入力を互いに異なる2種類以上に変化させ、それぞれの入力時に電流検出手段42によりそれぞれ検出した電動送風機18の電流値(吸込風量)の変化量に基づいて吸込口体の種類を判別するものである。
すなわち、この第5の実施の形態は、上記第1の実施の形態のステップ5とステップ6との間に、次のステップ26ないしステップ29を行う。
まず、ステップ5において、吸込口体の種類の判別に充分でないと制御手段43が判断した場合には、電気掃除機11(電動送風機18)の起動から所定時間T4(T2>T4>>T1、T4>>W1)が経過したかどうかを制御手段43が判断する(ステップ26)。そして、このステップ26において、所定時間T4が経過していないと制御手段43が判断した場合には、ステップ4に戻り、所定時間T4が経過したと制御手段43が判断した場合には、制御手段43は、例えば図11(a)に示す予め設定された入力のように電動送風機18の入力を変化(例えばわずかに増加)させる(ステップ27)。
次いで、電流検出手段42が、電動送風機18の電流値を所定時間幅W4間に検出する(ステップ28)。なお、所定時間幅W4は所定時間幅W1と等しくてもよいし、異なっていてもよい。
そして、このステップ28で検出した電動送風機18の電流値の変化量が、管部13の先端側に接続されている吸込口体の種類の判別に充分であるかどうかを制御手段43が判断する(ステップ29)。
すなわち、この電動送風機18の電流値の変化量が予め設定された規定の最低変化量分確保されていない場合には、電動送風機18の状態、管部13の状態、あるいは吸込口体の取り付け状態などが好ましくなく、吸込口体の種類の正しい判別ができない場合と判断する。そして、ステップ29で、吸込口体の種類の判別に充分でないと制御手段43が判断した場合には、ステップ6に進み、管部13の先端側に接続されている吸込口体の種類の判別に充分であると制御手段43が判断した場合には、ステップ8に進む。ステップ6では、所定時間T2が経過していないと制御手段43が判断した場合、例えばステップ27に戻る。
また、ステップ8およびステップ10での判別の際には、ステップ4で検出した電動送風機18の電流値の変化量と、ステップ28で検出した電動送風機18の電流値の変化量とを、それぞれ用いる。
なお、電動送風機18の入力を互いに異なる3種類以上とする場合には、上記のステップ26ないしステップ29に対応するステップを必要回数繰り返す。ここで、電動送風機18の電流値を検出する際の電動送風機18の入力の種類を増加させると、吸込口体の種類の判別の精度は向上するものの、電気掃除機11の起動までに時間を要するため、それらのバランスを考慮して設定する。
このように、上記第5の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態の効果に加えて、電動送風機18を起動させる際に入力を互いに異なる2種類以上に変化させ、それぞれの入力時に電流検出手段42によりそれぞれ検出した電動送風機18の吸込風量(電流値)の変化量に基づいて吸込口体の種類を判別することにより、単独の条件下での電動送風機18の吸込風量(電流値)の変化量に基づいて吸込口体の種類を判別する場合と比較して、吸込口体の種類を判別するための要素が増加し、吸込口体の種類の判別精度をより向上できる。
次に、第6の実施の形態を図12を参照して説明する。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第6の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、電流検出手段42により検出した電動送風機18の起動時の吸込風量(電流値)の変化量に基づいて所定時間T3以内に吸込口体の種類を判別できない場合に、電動送風機18の入力を増減させ、この増減時に電流検出手段42によりそれぞれ検出した電動送風機18の吸込風量(電流値)の変化量に基づいて吸込口体の種類を判別するものである。
すなわち、この第6の実施の形態は、上記第1の実施の形態のステップ5において、ステップ4で検出した電動送風機18の所定時間幅W1内での電流値の変化量が、管部13の先端側に接続されている吸込口体の種類の判別に充分でないと判断した後、電気掃除機11(電動送風機18)の起動から所定時間T5(T5>>T1、T5>>W1)が経過したかどうかを制御手段43が判断する(ステップ31)。
このステップ31において、所定時間T5が経過していないと制御手段43が判断した場合には、ステップ4に戻る。また、ステップ31において、所定時間T5が経過したと制御手段43が判断した場合には、制御手段43が、電動送風機18の入力を増加させ(ステップ32)、電流検出手段42が、この入力の増加中に電動送風機18の電流値を所定時間幅W5間に検出する(ステップ33)。すなわち、このステップ33において、電流検出手段42は、入力の増加中に電動送風機18の電流値を検出する。なお、所定時間幅W5は、所定時間幅W1と等しくてもよいし、異なっていてもよい。
さらに、このステップ33で検出した電動送風機18の電流値の変化量が、管部13の先端側に接続されている吸込口体の種類の判別に充分であるかどうかを制御手段43が判断する(ステップ34)。
すなわち、この電動送風機18の電流値の変化量が予め設定された規定の最低変化量分確保されていない場合には、電動送風機18の状態、管部13の状態、あるいは吸込口体の取り付け状態などが好ましくなく、吸込口体の種類の正しい判別ができない場合と判断する。そして、ステップ34で、吸込口体の種類の判別に充分でないと制御手段43が判断した場合には、ステップ33に戻り、管部13の先端側に接続されている吸込口体の種類の判別に充分であると制御手段43が判断した場合には、制御手段43は、電動送風機18の入力を減少させ(ステップ35)、電流検出手段42が、電動送風機18の電流値を所定時間幅W6間に検出する(ステップ36)。すなわち、このステップ36において、電流検出手段42は、入力の減少中に電動送風機18の電流値を検出する。なお、所定時間幅W6は、所定時間幅W1,W5と等しくてもよいし、異なっていてもよい。
さらに、ステップ34と同様に、ステップ36で検出した電動送風機18の電流値の変化量が、管部13の先端側に接続されている吸込口体の種類の判別に充分であるかどうかを制御手段43が判断する(ステップ37)。
そして、ステップ37で、吸込口体の種類の判別に充分でないと制御手段43が判断した場合には、ステップ36に戻り、管部13の先端側に接続されている吸込口体の種類が判別できると制御手段43が判断した場合には、ステップ8に進む。なお、ステップ37において、吸込口体の種類の判別に充分でないと制御手段43が判断した場合には、例えば上記ステップ6およびステップ7の制御をしてもよい。この場合、ステップ6で所定時間T2が経過していないと制御手段43が判断すると、例えばステップ32、あるいはステップ35に戻るように制御する。
なお、ステップ8およびステップ10での判別の際には、ステップ33で検出した電動送風機18の入力の増加時の電動送風機18の電流値の変化量と、ステップ36で検出した電動送風機18の入力の減少時の電動送風機18の電流値の変化量とを、それぞれ用いる。
このように、上記第6の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態の効果に加えて、電流検出手段42により検出した電動送風機18の起動時の吸込風量(電流値)の変化量に基づいて所定時間T3以内に吸込口体の種類を判別できない場合には、電動送風機18の入力を増減させ、この増減時に電流検出手段42によりそれぞれ検出した電動送風機18の吸込風量(電流値)の変化量に基づいて吸込口体の種類を判別することにより、吸込口体の種類を判別するための要素が増加し、吸込口体の種類の判別精度をより向上できる。
次に、第7の実施の形態を図13を参照して説明する。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第7の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、電流検出手段42により検出した電動送風機18の起動時の吸込風量(電流値)の変化量に基づいて所定時間T4以内に吸込口体の種類を判別できない場合に、電動送風機18の入力を互いに異なる2種類以上に変化させ、それぞれの入力時に電流検出手段42によりそれぞれ検出した電動送風機18の吸込風量(電流値)の変化量に基づいて吸込口体の種類を判別するものである。
すなわち、この第7の実施の形態は、上記第1の実施の形態のステップ5において、ステップ4で検出した電動送風機18の所定時間幅W1内での電流値の変化量が、管部13の先端側に接続されている吸込口体の種類の判別に充分でないと判断した後、電気掃除機11(電動送風機18)の起動から所定時間T6(T6>>T1、T6>>W1)が経過したかどうかを制御手段43が判断する(ステップ41)。
このステップ41において、所定時間T6が経過していないと制御手段43が判断した場合には、ステップ4に戻る。また、ステップ41において、所定時間T6が経過したと制御手段43が判断した場合には、制御手段43が、電動送風機18の入力を変化(増加)させ(ステップ42)、電流検出手段42が、この変化させた入力での電動送風機18の電流値を所定時間幅W7間に検出する(ステップ43)。なお、所定時間幅W7は、所定時間幅W1と等しくてもよいし、異なっていてもよい。
さらに、このステップ43で検出した電動送風機18の電流値の変化量が、管部13の先端側に接続されている吸込口体の種類の判別に充分であるかどうかを制御手段43が判断する(ステップ44)。
すなわち、この電動送風機18の電流値の変化量が予め設定された規定の最低変化量分確保されていない場合には、電動送風機18の状態、管部13の状態、あるいは吸込口体の取り付け状態などが好ましくなく、吸込口体の種類の正しい判別ができない場合と判断する。そして、ステップ44で、吸込口体の種類の判別に充分でないと制御手段43が判断した場合には、ステップ43に戻り、管部13の先端側に接続されている吸込口体の種類の判別に充分であると制御手段43が判断した場合には、制御手段43は、電動送風機18の入力をさらに変化(例えばわずかに増加)させ(ステップ45)、電流検出手段42が、この変化させた入力での電動送風機18の電流値を所定時間幅W8間に検出する(ステップ46)。なお、所定時間幅W8は、所定時間幅W1,W7と等しくてもよいし、異なっていてもよい。
さらに、ステップ44と同様に、ステップ46で検出した電動送風機18の電流値の変化量が、管部13の先端側に接続されている吸込口体の種類の判別に充分であるかどうかを制御手段43が判断する(ステップ47)。
そして、ステップ47で、吸込口体の種類の判別に充分でないと制御手段43が判断した場合には、ステップ46に戻り、管部13の先端側に接続されている吸込口体の種類が判別できると制御手段43が判断した場合には、ステップ8に進む。なお、ステップ47において、吸込口体の種類の判別に充分でないと制御手段43が判断した場合には、例えば上記ステップ6およびステップ7の制御をしてもよい。この場合、ステップ6で所定時間T2が経過していないと制御手段43が判断すると、例えばステップ42、あるいはステップ45に戻るように制御する。
なお、ステップ8およびステップ10での判別の際には、ステップ43およびステップ46でそれぞれ検出した電動送風機18の電流値の変化量を用いる。
また、電動送風機18の入力を互いに異なる3種類以上とする場合には、上記のステップ42ないしステップ44に対応するステップを必要回数繰り返す。ここで、電動送風機18の電流値を検出する際の電動送風機18の入力の種類を増加させると、吸込口体の種類の判別の精度は向上するものの、電気掃除機11の起動までに時間を要するため、それらのバランスを考慮して設定する。
このように、上記第7の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態の効果に加えて、電流検出手段42により検出した電動送風機18の起動時の吸込風量(電流値)の変化量に基づいて所定時間T4以内に吸込口体の種類を判別できない場合に、電動送風機18の入力を互いに異なる2種類以上に変化させ、それぞれの入力時に電流検出手段42によりそれぞれ検出した電動送風機18の吸込風量(電流値)の変化量に基づいて吸込口体の種類を判別することにより、吸込口体の種類を判別するための要素が増加し、吸込口体の種類の判別精度をより向上できる。
次に、第8の実施の形態を図14ないし図16を参照して説明する。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第8の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、所定の吸込口体、例えば床ブラシ25が、図14に示すように、所定のインピーダンス値を有する識別インピーダンス素子としての抵抗体51を備えるものである。
床ブラシ25のケース体25aの内部には、管部13の内部に配置された給電線としての電源供給ライン53,53間に、抵抗体51と電動部である電動機54および過電流保護手段55の直列回路とが互いに並列に接続されている。
電源供給ライン53,53は、掃除機本体12側から床ブラシ25側へと給電するためのものであり、例えばホース体22および延長管24内に配置されており、接続管部21を介して掃除機本体12側に電気的に接続され、かつ、延長管24の先端側を介して床ブラシ25に対して電気的に接続される。なお、この電源供給ライン53,53は、所定の吸込口体に対してのみ電気的に接続可能であり、電動機54などの電動部を有さない隙間ノズル26などの吸込口体に対しては、電気的に開放される。
電動機54は、吸込口に回転可能に配置された回転清掃体である回転ブラシ57を回転させるものであり、掃除機本体12側からの給電により回転される。また、この電動機54は、例えば手元操作部23に配置された電動機操作手段としての電動機ボタン58の操作により、回転と停止とが交互に切り換わるように構成されている。
過電流保護手段55は、例えばPTCサーミスタなどであり、電動機54に過電流が流れた際に電源供給ライン53の抵抗値を増大させて、過電流を抑制するように構成されている。
また、本体制御部45は、電源供給ライン53,53に対して識別電流(図16(a))を供給する識別電流供給手段61と、電源供給ライン53,53を介して床ブラシ25に流れる電流値を検出する主吸込口体電圧検出手段としての電圧検出手段62とを備えている。
識別電流供給手段61は、例えば商用交流電源から高周波の電流を電源供給ライン53,53へと予め設定された所定の短時間、供給可能である。
電圧検出手段62は、電源供給ライン53,53間の電圧変化を検出可能である。
そして、図15のフローチャートに示すように、上記第8の実施の形態では、上記第1の実施の形態のステップ1の前に、識別電流供給手段61が、例えば図16(a)に示すように、識別電流を電源供給ライン53に流し、電圧検出手段62が電源供給ライン53,53間の電圧変化を検出することで、制御手段43が抵抗体51の有無を確認するステップ51の制御を行う。
ここで、抵抗体51が電源供給ライン53,53間に接続されている場合、すなわち管部13の先端側に床ブラシ25が接続されている場合には、抵抗体51に電流が流れることにより、図16(b)に示すように電圧変化が生じ、制御手段43は、電圧検出手段62で検出した電圧変化に基づいて、抵抗体51の有無を判別することが可能になる。したがって、床ブラシ25が管部13の先端側に接続されている場合には、抵抗体51を検出でき、隙間ノズル26などが管部13の先端側に接続されている場合には、抵抗体51を検出できないので、この抵抗体51の有無は、吸込口体の種類の判別に用いることができる。
このステップ51は、プラグ部46が商用交流電源に接続された状態で行われる。そして、このステップ51の後、ステップ1へと進む。
そして、ステップ8およびステップ10での判別の際には、ステップ51で確認した抵抗体51の有無と、ステップ4で検出した電動送風機18の電流値の変化量(図16(c)〜図16(e))とを、それぞれ用いる。
このように、上記第8の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態の効果に加えて、吸込口体側に識別電流を流し、吸込口体側の電圧変動を検出することで、抵抗体51を備える床ブラシ25と抵抗体51を備えない他の吸込口体(隙間ブラシ26など)とをより精度よく判別可能となる。すなわち、電動送風機18の吸込風量(電流値)の変化量と、抵抗体51による識別とを組み合わせることにより、より確実で、かつ、より短時間での吸込口体の種類の判別が可能になる。
特に、電動送風機18の吸込風量の変化量に基づく吸込口体の種類の判別と比較して、より検出精度が高い抵抗体51による識別を吸込口体の種類の判別に加えることで、吸込口体の種類の判別精度を確実に向上できる。
また、床ブラシ25には、電源供給ライン53,53に電気的に接続される電動機54により回転ブラシ57を回転させる構成とすることが一般的であるため、識別用の抵抗体51を容易に配置でき、専用の検出スイッチ、接点あるいは検出器などを必要としない。
さらに、抵抗体51の識別電流を高周波電流とすることにより、識別電流の電動機54への負荷回路との干渉を防ぐことができる。
そして、識別インピーダンス素子として抵抗体51を用いることにより、識別電流の周波数による検出電圧の影響を抑制できるので、商用交流電源を識別電流として容易に用いることができ、識別電流を供給するための特殊な電源を必要とすることがない。
次に、第9の実施の形態を図17ないし図20を参照して説明する。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第9の実施の形態は、上記第8の実施の形態において、床ブラシ25の電源供給ライン53,53間に、図17に示すように、電動機54および過電流保護手段55に対して電気的に直列に検出手段としての常開のスイッチ65が接続されているものである。
このスイッチ65は、例えば床ブラシ25のケース体25aの下部から一部が下方へと突出しており、この突出した部分が、床ブラシ25を被掃除面としての床面Fに接触させた際、あるいは床面Fとの接触と等価な際に、この床面Fによって上方へと押し込まれることにより閉成されて(図18(a))、電源供給ライン53と電動機54とを電気的に接続することが可能となっている。なお、このスイッチ65は、床ブラシ25を床面Fから離間した際には、電源供給ライン53に対して電動機54を開放する(図18(b))ように構成されている。
そして、図19のフローチャートに示すように、上記第9の実施の形態では、上記第1の実施の形態のステップ1の前に、次のステップ52およびステップ53の制御を行う。
すなわち、識別電流供給手段61が、例えば図20(a)に示すように、一の識別電流を電源供給ライン53に流し、電圧検出手段62が電源供給ライン53,53間の電圧変化を検出することで、制御手段43が抵抗体51の有無を判断する(ステップ52)。
ここで、抵抗体51が電源供給ライン53,53間に接続されている場合、すなわち管部13の先端側に床ブラシ25が接続されている場合には、抵抗体51に電流が流れることにより、図20(b)に示すように電圧変化が生じ、制御手段43は、電圧検出手段62で検出した電圧変化に基づいて、抵抗体51の有無を判別することが可能になる。したがって、床ブラシ25が管部13の先端側に接続されている場合には、抵抗体51を検出でき、隙間ノズル26などが管部13の先端側に接続されている場合には、抵抗体51を検出できないので、この抵抗体51の有無は、吸込口体の種類の判別に用いることができる。
このステップ52は、プラグ部46が商用交流電源に接続された状態で行われる。そして、このステップ52において、抵抗体51がない(検出できない)と制御手段43が判断した場合には、ステップ1に進み、抵抗体51がある(検出した)と制御手段43が判断した場合には、識別電流供給手段61が、図20(a)の想像線に示すように、上記一の識別電流とは周波数を異ならせた他の識別電流を電源供給ライン53に流し、電圧検出手段62が電源供給ライン53,53間の電圧変化を検出することで、制御手段43がスイッチ65のオンオフを確認する(ステップ53)。
ここで、スイッチ65がオンされている場合、すなわち管部13の先端側の床ブラシ25が床面Fに接触している場合には、床ブラシ25側に、スイッチ65、電動機54および過電流保護手段55の直列回路が抵抗体51と並列に負荷回路として形成されることにより、図20(c)に示すように電圧変化が生じ、制御手段43は、電圧検出手段62で検出した電圧変化に基づいて、スイッチ65のオンオフを判別することが可能になる。
なお、他の識別電流は、電動機54が回転しない程度の低電流とすることが好ましい。
そして、ステップ8およびステップ10での判別の際には、ステップ52で確認した抵抗体51の有無と、ステップ4で検出した電動送風機18の電流値の変化量(図20(d)〜図20(f))とを、それぞれ用いるとともに、ステップ53でスイッチ65がオンされていると制御手段43が判断した場合と、オフされていると制御手段43が判断した場合とで、それぞれ記憶手段に記憶された判断基準である電流値データを補正する。
すなわち、床面Fに接触した場合(図18(a))と、床ブラシ25を床面Fから離間した場合(図18(b))とでは、床ブラシ25の吸込口の閉塞程度が異なる。このため、電動送風機18の吸込風量(電流値)は、床面Fに接触した場合と床ブラシ25を床面Fから離間した場合とで異なり、具体的に、床ブラシ25を床面Fに接触した場合には、閉塞程度が相対的に大きく電動送風機の吸込風量(電流値)およびその変化量が相対的に小さくなり、床ブラシ25を床面Fから離間した場合には、閉塞程度が相対的に小さく電動送風機の吸込風量(電流値)およびその変化量が相対的に大きくなる。したがって、電流検出手段42により検出した電動送風機18の電流値に基づいて制御手段43により吸込口体の種類を判別する際には、床面Fに接触した場合(スイッチ65がオンの場合)には、電流値データを相対的に小さく補正し、例えば床面Fから離間した場合(スイッチ65がオフの場合)には、電流値データを相対的に大きく補正するなどの補正が必要となる。
なお、上記補正は、床面Fに接触した場合と床ブラシ25を床面Fから離間した場合とのいずれか一方のみで行い、他方はそのままとしてもよい。また、記憶手段に記憶された電流値データを補正する代わりに、ステップ4で検出した電動送風機18の電流値の変化量を補正してもよい。
このように、上記第9の実施の形態によれば、上記第8の実施の形態の効果に加えて、電動送風機18の起動時に電流検出手段42により検出した吸込風量(電流値)の変化量に基づいて吸込口体の種類を判別する際に、スイッチ65により検出した所定の吸込口体である床ブラシ25の床面Fへの接触の有無に対応して補正をすることにより、床ブラシ25を床面Fに接触した場合と接触していない場合とで異なる電動送風機18の吸込風量(電流値)による吸込口体の種類の誤判別を抑制でき、吸込口体の種類の判別精度をより向上できる。
また、床ブラシ25は、電動機54により回転ブラシ57を回転させる構成とすることが一般的であるため、回転ブラシ57の安全装置として床面Fへの接触の有無を検出するためのスイッチ65を配置することが一般的である。したがって、このスイッチ65を検出手段として用いることにより、追加の構成を必要とすることなく、簡単な構成で上記制御を実現できる。
次に、第10の実施の形態を図21および図22を参照して説明する。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第10の実施の形態は、上記第9の実施の形態において、識別インピーダンス素子すなわち抵抗体51をスイッチ65に対して並列、換言すれば、スイッチ65の両端子間に抵抗体51を電気的に接続したものである。
この場合には、図21に示すように、掃除機本体12側から床ブラシ25側への識別電流の経路が1つに単純化されるので、管部13の先端側への床ブラシ25の接続の有無と、床ブラシ25の床面Fへの接触の有無とを、より明確に検出することが可能になる。
すなわち、識別電流供給手段61が、例えば図22(a)に示すように、識別電流を電源供給ライン53に流し、電圧検出手段62が電源供給ライン53,53間の電圧変化(図22(b))を検出することで、制御手段43が抵抗体51の有無を判断するとともに、抵抗体51がある(検出した)と制御手段43が判断した場合には、識別電流供給手段61が、図22(a)の想像線に示すように識別電流を電源供給ライン53に流し、電圧検出手段62が電源供給ライン53,53間の電圧変化(図22(c))を検出することで、スイッチ65のオンオフを判断することにより、1つの識別電流で、管部13の先端側への床ブラシ25の接続の有無と、床ブラシ25の床面Fへの接触の有無とを、より明確に検出できる。そして、これらの検出に基づいて、制御手段43が吸込口体の種類を判別することで(図22(d)〜図22(f))、吸込口体の種類を、より精度よく判別できるとともに、識別電流の周波数を複数種類に切り換えて電源供給ライン53,53に供給しなくてよいので、識別電流供給手段61の構成を簡略化できる。
次に、第11の実施の形態を図23および図24を参照して説明する。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第11の実施の形態は、上記第10の実施の形態において、抵抗体51に代えて、図23に示すように、識別インピーダンス素子としての容量手段67を用いたものである。
容量手段67は、例えばコンデンサなどであり、スイッチ65の両端子間に電気的に接続されている。
この場合には、識別電流供給手段61からの識別電流の周波数の影響を大きくすることができるので、管部13の先端側への床ブラシ25の接続の有無と、床ブラシ25の床面Fへの接触の有無とを、より明確に検出することが可能になる。
すなわち、識別電流供給手段61が、例えば図24(a)に示すように、一の識別電流を電源供給ライン53に流し、電圧検出手段62が電源供給ライン53,53間の電圧変化(図24(b))を検出することで、制御手段43が抵抗体51の有無を判断するとともに、抵抗体51がある(検出した)と制御手段43が判断した場合には、識別電流供給手段61が、図24(a)の想像線に示すように一の識別電流と周波数が異なる他の識別電流を電源供給ライン53に流し、電圧検出手段62が電源供給ライン53,53間の短時間の電圧変化(図24(c))を検出することで、スイッチ65のオンオフを判断することにより、管部13の先端側への床ブラシ25の接続の有無と、床ブラシ25の床面Fへの接触の有無とを、より明確に検出できる。そして、これらの検出に基づいて、制御手段43が吸込口体の種類を判別することで(図24(d)〜図24(f))、吸込口体の種類を、より精度よく判別できる。
また、識別電流供給手段61からの識別電流の周波数を、電源供給ライン53,53間の浮遊容量分の影響が少ない範囲とすることにより、床ブラシ25の床面Fへの接触の有無の検出の際の電動機54のインピーダンスの影響などをキャンセルし、吸込口体の種類の判別がより明確になるとともに、スイッチ65の開放時の漏れ電流も抑制できる。
なお、上記第11の実施の形態の容量手段67は、上記第9の実施の形態の抵抗体51に代えて用いてもよい。
また、上記第8ないし第11の実施の形態のステップ51ないしステップ54に示す各制御は、それぞれ上記第2ないし第7の実施の形態のいずれかと組み合わせてもよい。
さらに、上記第8ないし第11の実施の形態において、電動機54自体もインピーダンス成分を有しているため、識別インピーダンス素子を電動機54とは別個に設けず、電動機54自体を識別インピーダンス素子として用いてもよい。
そして、検出手段としては、スイッチ65以外の任意のものを用いることが可能である。
また、上記各実施の形態において、吸込風量を検出する際には、例えば風量を直接検出する風量検出手段を用いてもよいし、電動送風機18の吸込圧力を検出することで吸込風量を間接的に検出する圧力検出手段などを用いてもよい。
さらに、吸込口体として床ブラシ25と隙間ノズル26との2つのみの制御について説明したが、3つ以上の異なる吸込口体についても対応させて同様に制御できることはいうまでもない。
そして、プラグ部46を用いて商用交流電源から電源を取る構成としたが、例えば二次電池などの電源部を内蔵した電気掃除機11であっても対応できる。
また、電気掃除機11の細部の構成は、上記に限定されるものではない。
11 電気掃除機
12 掃除機本体
13 管部
18 電動送風機
25 吸込口体としての床ブラシ
26 吸込口体としての隙間ノズル
29 操作手段としての設定ボタン
42 風量検出手段としての電流検出手段
43 制御手段
51 識別インピーダンス素子としての抵抗体
53 給電線としての電源供給ライン
65 検出手段としてのスイッチ
67 識別インピーダンス素子としての容量手段

Claims (12)

  1. 電動送風機を収容した掃除機本体と、
    基端側を前記電動送風機の吸込側に連通させて前記掃除機本体に接続可能で、かつ、先端側に異なる複数の吸込口体のいずれかを選択的に接続可能な管部と、
    前記電動送風機の吸込風量を検出する風量検出手段と、
    前記電動送風機の入力を変化させて前記風量検出手段により検出した吸込風量の変化量に基づいて前記管部の先端側に接続された吸込口体の種類を判別し、これら判別した吸込口体の種類に対応して前記電動送風機の入力を制御する制御手段と
    を具備したことを特徴とした電気掃除機。
  2. 制御手段は、電動送風機を起動させる際に入力を増減させ、この増減時に風量検出手段によりそれぞれ検出した電動送風機の吸込風量の変化量に基づいて吸込口体の種類を判別する
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
  3. 制御手段は、所定の停止状態から電動送風機を起動させた際に風量検出手段により検出した電動送風機の吸込風量の変化量に基づいて吸込口体の種類を判別する
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
  4. 電動送風機の動作モードを設定可能な操作手段を具備し、
    制御手段は、前記操作手段による前記動作モードの設定毎に前記電動送風機の入力を変化させて前記風量検出手段により検出した吸込風量の変化量に基づいて前記管部の先端側に接続された吸込口体の種類を判別する
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
  5. 制御手段は、電動送風機を起動させる際に入力を互いに異なる2種類以上に変化させ、それぞれの入力時に風量検出手段によりそれぞれ検出した電動送風機の吸込風量の変化量に基づいて吸込口体の種類を判別する
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
  6. 制御手段は、風量検出手段により検出した電動送風機の起動時の吸込風量の変化量に基づいて所定時間以内に吸込口体の種類を判別できない場合に、前記電動送風機の入力を増減させ、この増減時に前記風量検出手段によりそれぞれ検出した前記電動送風機の吸込風量の変化量に基づいて吸込口体の種類を判別する
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
  7. 制御手段は、風量検出手段により検出した電動送風機の起動時の吸込風量の変化量に基づいて所定時間以内に吸込口体の種類を判別できない場合に、前記電動送風機の入力を互いに異なる2種類以上に変化させ、それぞれの入力時に前記風量検出手段によりそれぞれ検出した前記電動送風機の吸込風量の変化量に基づいて吸込口体の種類を判別する
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
  8. 所定の吸込口体の管部の先端側への接続を判別するための識別インピーダンス素子を具備し、
    制御手段は、前記識別インピーダンス素子による検出、および、前記電動送風機の起動時に前記風量検出手段により検出した前記電動送風機の吸込風量の変化量に基づいて吸込口体の種類を判別する
    ことを特徴とした請求項1ないし7いずれか一記載の電気掃除機。
  9. 所定の吸込口体が被掃除面に接触したかどうかを検出するための検出手段を具備し、
    制御手段は、前記電動送風機の起動時に前記風量検出手段により検出した吸込風量の変化量に基づいて吸込口体の種類を判別する際に、前記検出手段により検出した所定の吸込口体の被掃除面への接触の有無に対応して補正をする
    ことを特徴とした請求項8記載の電気掃除機。
  10. 検出手段は、掃除機本体側から吸込口体側へと給電するための給電線に配置された常開のスイッチであり、
    識別インピーダンス素子は、前記スイッチに対して電気的に並列に接続されている
    ことを特徴とした請求項9記載の電気掃除機。
  11. 識別インピーダンス素子は、抵抗体である
    ことを特徴とした請求項8ないし10いずれか一記載の電気掃除機。
  12. 識別インピーダンス素子は、容量手段である
    ことを特徴とした請求項8ないし10いずれか一記載の電気掃除機。
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