JP2002078654A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2002078654A
JP2002078654A JP2000271101A JP2000271101A JP2002078654A JP 2002078654 A JP2002078654 A JP 2002078654A JP 2000271101 A JP2000271101 A JP 2000271101A JP 2000271101 A JP2000271101 A JP 2000271101A JP 2002078654 A JP2002078654 A JP 2002078654A
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electric blower
battery
vacuum cleaner
suction
dust
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JP2000271101A
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English (en)
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Masakazu Fukushima
雅一 福嶋
Hiroyuki Senoo
裕之 妹尾
Seiji Yamaguchi
誠二 山口
Hidetoshi Imai
秀利 今井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 段階的に設けたポジション設定では強ポジシ
ョンを長い間使用していると使用時間が短くなり、ま
た、弱ポジションを使用しているとゴミの集塵性能が良
くない等の基本性能の不具合があった。 【解決手段】 操作部6に一定時間吸い込み力を上昇さ
せる運転モードを選択するパワーダッシュ釦9aを有す
ることで、使用時間をあまり落とすことなく、絨毯上に
入り込んだ取れにくいゴミを吸い込み力アップすること
で集塵でき、掃除面の種類に対応できる使い勝手の良い
充電式掃除機を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池の使用時間を
できるだけ長くしつつも確実にゴミを集塵できる電気掃
除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電池で駆動される電気掃除機の使用時間
は電池の性能に左右されるため、使用者が持ち運べる重
量ではあまり大きな吸い込み力、長い使用時間は困難で
あり、掃除機としては食べこぼしを掃除するようなスポ
ット的に使用するものがほとんどであった。そのため、
使いやすさを考え一般的な充電式掃除機は吸込具と本体
が一体になっていた。しかしながら近年、ニッケル水素
電池やリチウムイオン電池など電池の性能が上がってき
ていることから、商用電源用の電気掃除機と同じ形態を
した充電式掃除機が提案されている。
【0003】以下、従来の充電式掃除機について図面を
参照しながら説明する。図8は従来の充電式掃除機の本
体構成を示す斜視図であり、101は掃除機本体で、本
体101に電動送風機108と2次電池107が内蔵さ
れている。109は電動機で回転ブラシ110と連結し
ていて絨毯上のゴミを掻き上げる。102は操作部で、
電動送風機108の吸い込み力と電動機109の運転/
停止の動作を選択する。103は充電台で、操作部10
2で切り(電動送風機108及び電動機109を停止状
態)にし、本体101を充電台にセットしたときに本体
101の端子と充電台103の端子が接続されて2次電
池107に充電電流が流れ充電が行われていた。
【0004】図9は回路構成ブロック図であり、2次電
池の放電制御としては2次電池と電動送風機108が操
作手段102を介して接続されていた。また、電動機1
09も操作手段102を介して接続されていた。充電制
御は商用電源から充電直流電源111を構成し、操作手
段102を介して2次電池107に接続されていた。1
12は電動送風機108の吸い込み力を、弱ポジショ
ン、強ポジションに切り替えるパワー切替手段である。
【0005】上記構成において動作を説明する。操作部
102を弱ポジション、強ポジションとすると、それに
応じた吸い込み力で電動送風機108が回転し、また電
動機110も回転する。操作部102を切りポジション
にすると2次電池107は本体101の充電端子に接続
され、本体101が充電台103にセットされたら充電
が開始されて2次電池107が満充電になったら充電が
終了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、本体101と吸い込み口が一体となって
いる構成のため、本格的な掃除はできなかった。また、
段階的に設けたポジション設定では強ポジションを長い
間使用していると使用時間が短くなり、また、弱ポジシ
ョンを使用しているとゴミの集塵性能が良くない等の基
本性能の不具合があった。
【0007】本発明は、上記の課題を解決するもので、
充電式掃除機で本格的な掃除を行えるように商用電源の
電気掃除機の形態とし、掃除の使用時間をできるだけ長
くしつつも確実にゴミを集塵するように制御する電気掃
除機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、電池を有する電気掃除機において、電動送
風機を内蔵した本体と、運転モードを選択する操作部
と、前記操作部からの信号を受け前記電動送風機の動作
を制御する制御手段を備え、前記運転モードの少なくと
も前記電動送風機の吸い込み力を上昇させる運転モード
を備えていることを特徴とすることで、本格的に掃除を
行うことができ、使用時間をあまり落とすことなく壁際
等のゴミの取れにくい場所も、吸い込み力アップするこ
とであらゆる掃除面に対応できるとともに集塵効率もあ
げられ最適掃除が行える。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
電池を有する電気掃除機において、電動送風機を内蔵し
た本体と、運転モードを選択する操作部と、前記操作部
からの信号を受け前記電動送風機の動作を制御する制御
手段を備え、前記運転モードの少なくとも1つに吸い込
み力を上昇させる運転モードを備えていることを特徴と
するもので、本格的に掃除を行うことができ、使用時間
をあまり落とすことなく絨毯上に入り込んだ取れにくい
ゴミを一定時間吸い込み力アップすることで、掃除面に
対応した最適掃除が行える。
【0010】本発明の請求項2記載の発明は、吸い込み
力を発生する電動送風機と、前記電動送風機に電力を供
給する電池と、前記電動送風機と電池を内蔵する本体
と、前記電動送風機の運転モードを選択する操作部と、
前記操作部からの信号を受け前記電動送風機を選択した
運転モードで動作制御する制御手段を備え、前記運転モ
ードは、少なくとも吸引するゴミ量に応じて電動送風機
の動作制御を行う自動運転モードと、前記電動送風機の
吸い込み力を上昇させる運転モードを備えているもので
ある。そして上記構成では、通常は吸引するゴミ量に応
じて電動送風機の動作制御を行う自動運転モードとする
ことで、ゴミ量が多い場合には吸い込み力を大きく、少
ない場合には小さくすることができ、したがって吸い込
み能力の大きい電動送風機(消費電力の大きい)を採用
したとしても、電動送風機の消費電力を必要最小限に抑
制することができるので、電池の容量を必要以上に大き
くすることなく、使用時間を長くすることができる。ま
た、絨毯上に入り込んだ取れにくいゴミを発見したら、
電動送風機の吸い込み力を上昇させる運転モードを選択
することで、電動送風機の吸い込み力を上昇させること
ができ、掃除面の種類に対応した最適掃除が行える。
【0011】本発明の請求項3記載の発明は、上記請求
項1または2記載の発明において、操作部に上昇させる
吸い込み力の維持時間を変えることが可能な手段を備え
ることを特徴とするもので、階段掃除などの長い時間吸
い込み力を必要とする場所や、掃除途中の短い時間だけ
吸い込み力が欲しいという使用者のあらゆる使い方に対
応ができる。
【0012】本発明の請求項4記載の発明は、上記請求
項3記載の発明において、電池の電池電圧を検知する電
圧検知手段を備え、電池電圧に応じて上昇させる吸い込
み力の維持時間を変化させることにより、電池電圧が下
がってきたら維持時間を短くして使用時間を伸ばすこと
で、ゴミの集塵性能を向上しつつ使用時間も伸ばすこと
ができる。
【0013】本発明の請求項5記載の発明は、上記請求
項3記載の発明において、電池の電池温度または電動送
風機の温度を検知する温度検知手段を備え、電池温度ま
たは電動送風機温度に応じて上昇させる吸い込み力の維
持時間を変化させることにより、電池の温度上昇を抑え
ることで電池の劣化を抑えることができる。
【0014】本発明の請求項6記載の発明は、上記請求
項3記載の発明において、集塵経路内にゴミが通過した
ことを検知するゴミ検知手段を備え、ゴミ量に応じて上
昇させる吸い込み力の維持時間を変化させることによ
り、ゴミを集塵してゴミがなくなったらすぐに吸い込み
力を低下させることで、使用実感にあう掃除を行えると
ともに使用時間も伸ばすことができる。
【0015】本発明の請求項7記載の発明によれば、電
池を有する電気掃除機において、電動送風機を内蔵した
本体と、電動機を内蔵した吸込具と、運転モードを選択
する操作部と、前記操作部からの信号を受け前記電動送
風機および電動機の動作を制御する制御手段と、前記制
御手段には前記吸込具の接続の有無を検知する吸込具有
無検知手段を備え、吸込具非接続時は吸込具接続時より
も吸い込み力を上昇させることで、吸込具の入らない隙
間などの掃除は吸込具の回転ブラシの掻き上げ力がない
分吸い込み力をあげることで、ゴミの集塵性能を向上さ
せることができる。
【0016】本発明の請求項8記載の発明によれば、上
記請求項7記載の発明において、吸込具にコンデンサを
設け、充電時定数の変化により吸込具有無検知を行うこ
とにより、直流での吸込具有り無しの判断ができ、吸込
具の入らない隙間などの掃除はノズルの回転ブラシの掻
き上げ力がない分吸い込み力をあげることで、ゴミの集
塵性能を向上させることができる。
【0017】本発明の請求項9記載の発明によれば、上
記請求項7または8記載の発明において、吸込具にコン
デンサを設け、充電時定数に応じて吸い込み力を変化さ
せることにより、アタッチメント毎にゴミの集塵に必要
な吸い込み力を設定できるため無駄な電池消費を抑えつ
つ、ゴミの集塵性能も向上させることができる。
【0018】本発明の請求項10記載の発明によれば、
上記請求項7〜9のいずれか1項に記載の発明におい
て、電池の電池電圧を検知する電圧検知手段を備え、電
池電圧に応じて吸込具有無検知の判断値を変化させるこ
とにより、電動機の負荷変動による電圧変化や電池容量
変化時の電圧変化においても誤判定することなく精度良
く判断できる。
【0019】本発明の請求項11記載の発明によれば、
電池を有する充電式掃除機において、電動送風機を内蔵
した本体と、電動機を内蔵した吸込具と、運転モードを
選択する操作部と、前記操作部からの信号を受け前記電
動送風機および電動機の動作を制御する制御手段と、前
記制御手段に電池の電池電圧を検知する電圧検知手段を
備え、電池電圧の低下に応じて前記電動送風機および電
動機の回転数を上昇させ吸い込み力を一定値以上確保す
ることにより、ゴミの集塵性能を満充電時と変わらなく
することができる。
【0020】本発明の請求項12記載の発明によれば、
上記請求項11記載の発明において、電動送風機の回転
数を検知する回転数検知手段を有し、設定値以上に回転
数が上昇したら、さらに電動送風機の回転数を上昇させ
ることを特徴とするもので、設定値以上回転数が上昇し
たら、さらに電動送風機の回転数を上昇させることによ
り、ゴミが詰まってきたときの吸い込み力低下を回転数
で判断でき、回転数が一定値以上になるとさらに吸い込
み力を上昇させることで、ゴミの集塵性能をゴミが集塵
室に溜まっていないときと変わらなくすることができ
る。
【0021】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。なお従来例と同構
成については同一番号を付与して詳細な説明は省略す
る。
【0022】本体構成を示す図1において、1は掃除機
本体で、吸い込み力を発生する電動送風機101と、電
動送風機101に電力を供給する2次電池(充電可能な
2次電池を用いることが好ましいが、充電できない電池
あるいは燃料電池のようなものであっても良い)107
を内蔵しており、電動送風機101の前方にはゴミを集
塵する集塵室(図示せず)が備えてある。3はホース
で、その先端部には先端パイプ6bが設けられ、この先
端パイプ6bには握り部6aが形成され、その握り部6
aより前方上面に操作部6が設けてある。操作部6には
運転を停止する「切」釦7a、2次電池107の消費を
おさえる運転モードを選択する「おまかせ」釦8a、電
動送風機の吸い込み力を上昇させる運転モードを選択す
る「パワーダッシュ」釦9aを配するとともに、吸い込
み力を上昇させる維持時間を選択する釦10aを配して
いる。使用者は操作部6の複数個の釦7a、8a、9a
を選択することで動作入り切りや吸い込み力を変えられ
ることができる。なお、上記釦7a、8a、9aは図2
のスイッチ7、8、9を操作する。また、電動送風機1
01の吸い込み力を大きくできる「パワーダッシュ」釦
9aの近傍には吸い込み力アップ維持時間を選択できる
釦10aは図2のスライドスイッチ10を操作する。1
1は延長管で使用者にあわせて伸縮自在となっており、
延長管11の先端に接続する吸込具12内の電動機10
9の供給電圧線を内蔵している。吸込具12には絨毯上
のゴミをかき上げる回転ブラシ13が床面に接するよう
に備えてあり、電動機109の回転に連結して回転す
る。
【0023】回路ブロックを示す図2において、20は
駆動手段で、2次電池107と電動送風機101とに接
続されていて、電動送風機101の吸い込み力を切り替
える。21は電動機駆動手段で、2次電池107と電動
機109と接続されている。22は信号処理部で、操作
部6からの信号を受けて駆動手段20に動作や吸い込み
力変化信号、電動機109の動作信号を電動機駆動手段
21に出力する。
【0024】上記構成においてその動作を説明する。通
常は、「おまかせ」釦8aによりスイッチ8を操作し、
2次電池107の消費を抑えて、部屋全体を掃除できる
ように長使用時間型設定を選択する。この運転モードで
は、電動送風機101のフルパワーを使用せずにパワー
を抑えている。この運転モードでは、通常の掃除では充
分な吸い込み力設定としているが、一部絨毯上に入り込
んだゴミが取りきれない場合や大きなゴミが吸い込めな
かった場合があり、その場合には操作部6にある「パワ
ーダッシュ」釦9aによりスイッチ9を操作すると、そ
の信号を受けて信号処理部22は一定時間フルパワーを
だす信号を駆動手段20に出力して、駆動手段20は電
動送風機101をフルパワーで回転させ、吸い込み力が
向上してゴミが吸い込まれる。その後一定時間が経過し
たら吸い込み力を通常に戻すように動作する。また壁際
や階段などを集中して掃除する際などの使用時間よりも
吸い込み力重視の掃除の場合には、スライドスイッチ1
0によってフルパワーの維持時間を長くするように選択
しておけば、フルパワーの維持時間が長くなり一気に掃
除を行えるように動作する。
【0025】以上のように本実施例の構成によれば、一
定時間吸い込み力をあげる運転モードを有することで、
本格的に掃除を行うことができ、使用時間をあまり落と
すことなく絨毯上に入り込んだ取れにくいゴミを一定時
間吸い込み力アップすることで集塵できるあらゆる掃除
面に対応できる最適掃除が行え、かつ、吸い込み力をあ
げる維持時間を変えることが可能な選択手段を備えるこ
とにより階段掃除などの長い時間吸い込み力を有する場
所や掃除途中の短い時間だけ吸い込み力が欲しいという
使用者のあらゆる使い方に対応ができる。
【0026】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図面を参照しながら説明する。なお実施例1と
同構成については同一番号を付与して詳細な説明は省略
する。
【0027】本体構成は実施例1と同一構成のため説明
は省略する。
【0028】回路ブロックを示す図3において、30は
電池電圧を検知する電圧検知手段で、信号処理部22に
接続されている。また、電動送風機101で吸い込まれ
るゴミを検知するゴミ検知手段32を有し、信号処理部
22がそのゴミ検知手段32の信号を入力するようにし
ている。その他の構成については上記実施例と同一構成
のため省略する。
【0029】ゴミ検知手段32は電動送風機101のゴ
ミを吸引する集塵経路、例えば、延長管11、操作部6
のゴミ通過経路、ホース3の本体接続部側の接続パイ
プ、本体1内の集塵室などに設ける。具体的には、発光
素子と受光素子を集塵経路に配し、集塵経路内を通過す
るゴミにより、発光素子からの光が受光素子側に届くの
を遮断されることで受光素子の出力が変化し、この変化
を計測することでゴミ量を検知するものである。
【0030】上記構成においてその動作を説明する。電
池電圧が高いときは2次電池107の容量が残っている
ときであり、吸い込み力がフルパワーの維持時間は長め
に設定している。しかし2次電池107の容量が使用と
ともに低下してきたときには電池電圧低下によって信号
処理部22が判断をして、使用時間を長くするように維
持時間を徐々に短くする。
【0031】以上のように本実施例によれば、電池電圧
が下がってきたら維持時間を短くして使用時間を伸ばす
ことで、ゴミの集塵性能を向上しつつ使用時間も伸ばす
ことができる。
【0032】また、電池温度を検知する温度検知手段3
1を用いて、2次電池107の温度が電池劣化が生じな
い温度で維持時間を決めることによって2次電池107
の容量劣化を防ぎ、サイクル寿命低下も防ぐことができ
る。
【0033】さらに集塵経路内にゴミが通過したことを
検知するゴミ検知手段32を用いて、ゴミがなくなった
らすぐに吸い込み力を低下させることで使用時間を伸ば
すことができる。
【0034】さらに、ゴミ検知手段32でゴミ量を検知
し、このゴミ量に応じて電動送風機101の回転数、す
なわち吸い込み力を信号処理部22で決定し、駆動手段
20を制御して電動送風機101の通電制御する運転モ
ードを設けるとよい。この運転モードを、実施例1の
「おまかせ」釦8aを操作することにより実行できるよ
うにすれば、実際に吸い込んでいるゴミ量に応じた適切
な電動送風機101の制御が行える。通常は「おまか
せ」釦8aを操作することにより、吸引するゴミ量に応
じて電動送風機101の動作制御を行う自動運転モード
が選択でき、ゴミ量が多い場合には吸い込み力を大き
く、少ない場合には小さくすることができ、したがって
吸い込み能力の大きい電動送風機101(消費電力の大
きい)を採用したとしても、電動送風機101の消費電
力を必要最小限に抑制することができるので、2次電池
107の容量を必要以上に大きくすることなく、使用時
間を長くすることができる。
【0035】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について図面を参照しながら説明する。なお実施例1と
同構成については同一番号を付与して詳細な説明は省略
する。
【0036】本体構成は実施例1と同構成のため説明は
省略する。
【0037】回路ブロックを示す図4において、35は
吸込具12の接続の有無を検知する吸込具検知手段で、
吸込具12にコンデンサ36、本体制御回路に抵抗3
7、38を有して直列に接続し、抵抗37、38の中点
より信号処理部22に接続している。
【0038】上記構成においてその動作を説明する。操
作部6からの信号を受けて信号処理部22は電動機10
9を回転させるように電動機駆動手段21にパルス信号
を出力している。信号処理部22がHI信号を出してい
るときは電動機駆動手段21はONとなっていて、LO
信号を出力しているときはOFFとなっている。電動機
駆動手段21がONからOFFになると、吸込具12が
接続している場合はコンデンサ36と抵抗37、38と
の充電時定数によってなだらかに電圧が上昇する。接続
されていないときにはコンデンサ36がないため瞬時に
電圧が印可される。その電圧波形の違いで信号処理部2
2は吸込具12の接続の有無を判断して、吸込具12が
非接続時には吸い込み力をあげるように動作する。
【0039】吸込具12において、隙間ノズル等にも各
々に固有のコンデンサ容量を与えておき充電時定数の変
化をみることによりアタッチメント検知ができ、アタッ
チメントに応じた吸い込み力にすることは容易に行え
る。また、この1つの充電波形を複数回よみ、信号処理
部22は絶対値と相対値で判断しかつ、電圧検知手段3
0によって電圧によって判断値を補正すれば、さらに吸
込具12有り無しの検知精度は向上する。
【0040】図5はコンデンサ36と抵抗37、38を
有する吸込具検知手段35の電圧波形で、(a)は吸込
具12が接続されていて電動機109が回転していない
とき、(b)は吸込具12が接続されていて電動機が1
09が回転しているとき、(c)は吸込具12が接続さ
れていないときで充電波形が違っているのが分かる。
【0041】以上のように本実施例によれば、吸込具の
接続の有無を検知して吸込具非接続時は吸込具接続時よ
りも吸い込み力をあげることにより、吸込具の入らない
隙間などの掃除は吸込具の回転ブラシの掻き上げ力がな
い分吸い込み力をあげることで、ゴミの集塵性能を向上
させることができる。また、アタッチメント接続時に
は、アタッチメント毎にゴミの集塵に必要な吸い込み力
を設定できるため無駄な電池消費を抑えつつ、ゴミの集
塵性能も向上させることができる。さらに電池電圧に応
じて吸込具検知の判断値を変化させることにより、電動
機の負荷変動による電圧変化や電池容量変化時の電圧変
化においても誤判定することなく精度良く判断できる。
【0042】(実施例4)以下、本発明の第4の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0043】本体構成は実施例1と同構成のため説明は
省略する。
【0044】回路ブロックを示す図6において、40は
電動送風機101の回転数を検知する回転数検知手段
で、信号処理部22に接続されている。その他の回路ブ
ロック構成については実施例1と同等のため説明は省略
する。図7は動作説明図である。
【0045】上記構成においてその動作を説明する。ゴ
ミを吸い込んでゴミが集塵室(図示せず)に蓄積されて
くると、集塵室の圧損が大きくなり吸い込み力が低下し
てくる。吸い込み力が低下することで風量が小さくなり
電動送風機101に対する負荷が小さくなり回転数が大
きくなってくる。この回転数変化を回転数検知手段40
で検知して信号処理部22に伝達され、信号処理部22
は予め設定している回転数よりも大きくなると吸い込み
力を大きくするように電動送風機101に出力するよう
に動作する。電圧検知手段30によって電圧が低下して
きたときにも同様に吸い込み力を大きくするように動作
すれば吸い込み力低下が更に抑えられる。
【0046】以上のように本実施例によれば、電圧検知
手段30からの電池電圧低下の信号を受けて電動送風機
101の回転数をあげて吸い込み力を一定値以上確保す
ることができ、ゴミの集塵性能を満充電時と変わらなく
することができる。また回転数検知手段40からの回転
数が設定以上になった信号を受けて、駆動手段20に電
動送風機の回転数をあげるよう出力することができ、ゴ
ミが詰まってきたときの吸い込み力低下を抑えること
で、ゴミの集塵性能をゴミが集塵室に溜まっていないと
きと変わらなくすることができる。
【0047】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明によれば、
吸い込み力を上昇させる運転モードを有することで、本
格的に掃除を行うことができ、絨毯上に入り込んだ取れ
にくいゴミを吸い込み力アップして集塵でき、掃除面の
種類に対応した最適掃除が行える。
【0048】本発明の請求項2記載の発明によれば、2
次電池の容量を必要以上に大きくすることなく、使用時
間を長くすることができ、また、掃除面の種類に対応し
た最適掃除が行える。
【0049】本発明の請求項3記載の発明によれば、上
昇させる吸い込み力の維持時間を変えることが可能な手
段を備えることで、階段掃除などの長い時間吸い込み力
を有する場所や掃除途中の短い時間だけ吸い込み力が欲
しいという使用者のあらゆる使い方に対応ができる使い
勝手の良い電気掃除機を提供できる。
【0050】本発明の請求項4記載の発明によれば、電
池電圧が下がってきたら上昇させる吸い込み力の維持時
間を短くして使用時間を伸ばすことで、ゴミの集塵性能
を向上しつつ使用時間も伸ばすことができる優れた電気
掃除機を提供できる。
【0051】本発明の請求項5記載の発明によれば、2
次電池の温度が電池劣化が生じない温度で上昇させる吸
い込み力の維持時間を決めることによって2次電池の容
量劣化を防ぎ、サイクル寿命低下も防ぐことができ信頼
性の高い電気掃除機を提供できる。
【0052】本発明の請求項6記載の発明によれば、ゴ
ミがなくなったらすぐに吸い込み力を低下させることで
使用時間も伸ばすことができる優れた電気掃除機を提供
できる。
【0053】本発明の請求項7、8記載の発明によれ
ば、吸込具の有無を検知して吸込具無し時は吸込具接続
時よりも吸い込み力をあげることにより、吸込具の入ら
ない隙間などの掃除は吸込具の回転ブラシの掻き上げ力
がない分吸い込み力をあげることで、ゴミの集塵性能を
向上させることができる優れた電気掃除機を提供でき
る。
【0054】本発明の請求項9記載の発明によれば、吸
込具の種類を判断し、アタッチメント毎にゴミの集塵に
必要な吸い込み力を設定できるため無駄な電池消費を抑
えつつ、ゴミの集塵性能も向上させることができる集塵
性能の高い電気掃除機を提供できる。
【0055】本発明の請求項10記載の発明によれば、
電池電圧に応じて吸込具検知の判断値を変化させること
により、電動機の負荷変動による電圧変化や電池容量変
化時の電圧変化においても誤判定することなく精度良く
判断できる信頼性の高い電気掃除機を提供できる。
【0056】本発明の請求項11記載の発明によれば、
電池電圧低下によっての吸い込み力低下を、電動送風機
の回転数をあげて吸い込み力を一定値以上確保すること
により、集塵性能が2次電池満充電時と変わらなくする
ことができる集塵性能の高い電気掃除機を提供できる。
【0057】本発明の請求項12記載の発明によれば、
回転数を検知してゴミが集塵され回転数が上がってきて
が設定以上になると電動送風機の回転数をあげるよう出
力し吸い込み力低下を抑えることで、ゴミの集塵性能を
ゴミが集塵室に溜まっていないときと変わらなくするこ
とができる集塵性能の高い充電式掃除機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第1の実施例を示す充電式掃除
機の操作部の正面図 (b)同充電式掃除機機の一部破断斜視図
【図2】同回路ブロック図
【図3】本発明の第2の実施例を示す回路ブロック図
【図4】本発明の第3の実施例を示す回路ブロック図
【図5】同動作を示す電圧波形図
【図6】本発明の第4の実施例を示す回路ブロック図
【図7】(a)電圧検知による吸い込み入力制御を示す
特性図 (b)回転数検知による吸い込み入力制御を示す特性図
【図8】従来の充電式掃除機の内部透視外観斜視図
【図9】同回路ブロック図
【符号の説明】
6 操作部 9 スイッチ 30 電圧検知手段 31 温度検知手段 32 ゴミ検知手段 35 吸込具検知手段 36 コンデンサ 40 回転数検知手段 101 電動送風機 107 2次電池
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 誠二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 今井 秀利 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B057 DA01 DA07 DE03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池を有する電気掃除機において、電動
    送風機を内蔵した本体と、運転モードを選択する操作部
    と、前記操作部からの信号を受け前記電動送風機の動作
    を制御する制御手段を備え、前記運転モードの少なくと
    も1つに吸い込み力を上昇させる運転モードを備えてい
    ることを特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】 吸い込み力を発生する電動送風機と、前
    記電動送風機に電力を供給する電池と、前記電動送風機
    と電池を内蔵する本体と、前記電動送風機の運転モード
    を選択する操作部と、前記操作部からの信号を受け前記
    電動送風機を選択した運転モードで動作制御する制御手
    段を備え、前記運転モードは、少なくとも吸引するゴミ
    量に応じて電動送風機の動作制御を行う自動運転モード
    と、前記電動送風機の吸い込み力を上昇させる運転モー
    ドを備えていることを特徴とする電気掃除機。
  3. 【請求項3】 操作部に上昇させる吸い込み力の維持時
    間を変えることが可能な手段を備えることを特徴とする
    請求項1または2記載の電気掃除機。
  4. 【請求項4】 電池の電池電圧を検知する電圧検知手段
    を備え、電池電圧に応じて、上昇させる吸い込み力の維
    持時間を変化させることを特徴とする請求項3記載の電
    気掃除機。
  5. 【請求項5】 電池の電池温度または電動送風機の温度
    を検知する温度検知手段を備え、電池温度または電動送
    風機温度に応じて上昇させる吸い込み力の維持時間を変
    化させることを特徴とする請求項3記載の電気掃除機。
  6. 【請求項6】 集塵経路内にゴミが通過したことを検知
    するゴミ検知手段を備え、ゴミ量に応じて上昇させる吸
    い込み力の維持時間を変化させることを特徴とする請求
    項3記載の電気掃除機。
  7. 【請求項7】 電池を有する電気掃除機において、電動
    送風機を内蔵した本体と、電動機を内蔵した吸込具と、
    運転モードを選択する操作部と、前記操作部からの信号
    を受け前記電動送風機および電動機の動作を制御する制
    御手段と、前記制御手段には前記吸込具の接続の有無を
    検知する吸込具有無検知手段を備え、吸込具の非接続時
    は吸込具接続時よりも吸い込み力を上昇させることを特
    徴とする電気掃除機。
  8. 【請求項8】 吸込具にコンデンサを設け、充電時定数
    の変化により吸込具有無検知を行う請求項7記載の電気
    掃除機。
  9. 【請求項9】 吸込具にコンデンサを設け、充電時定数
    に応じて吸い込み力を変化させることを特徴とする請求
    項7または8記載の電気掃除機。
  10. 【請求項10】 電池の電池電圧を検知する電圧検知手
    段を備え、電池電圧に応じて吸込具有無検知の判断値を
    変化させる請求項7〜9のいずれか1項に記載の電気掃
    除機。
  11. 【請求項11】 電池を有する電気掃除機において、電
    動送風機を内蔵した本体と、電動機を内蔵した吸込具
    と、運転モードを選択する手元操作部と、前記操作部か
    らの信号を受け前記電動送風機および電動機の動作を制
    御する制御手段と、前記制御手段に電池の電池電圧を検
    知する電圧検知手段を備え、電池電圧の低下に応じて前
    記電動送風機および電動機の回転数を上昇させることを
    特徴とする電気掃除機。
  12. 【請求項12】 電動送風機の回転数を検知する回転数
    検知手段を有し、所定値以上に回転数が上昇したら、さ
    らに電動送風機の回転数を上昇させることを特徴とする
    請求項11記載の電気掃除機。
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