JP2000097757A - 振動センサおよびこの振動センサを有する電気掃除機 - Google Patents

振動センサおよびこの振動センサを有する電気掃除機

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JP2000097757A
JP2000097757A JP10266495A JP26649598A JP2000097757A JP 2000097757 A JP2000097757 A JP 2000097757A JP 10266495 A JP10266495 A JP 10266495A JP 26649598 A JP26649598 A JP 26649598A JP 2000097757 A JP2000097757 A JP 2000097757A
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寺田  健
Masamichi Une
正道 宇根
Ikuo Oshima
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、球体の位置や転動方向に左右される
ことなく、振動を精度良く検出することができ、信頼性
に優れた振動センサを得ることにある。 【解決手段】振動センサ24は、転動面28上に検出領域32
を有する基盤26と;基盤の検出領域に設置された多数の
正極接点38および負極接点41と;振動時に転動面に沿っ
て転動するとともに、この転動により正極接点と負極接
点とを導通又は非導通状態に移行させる導電性の球体33
と;を備えている。正極接点および負極接点は、夫々線
状をなすとともに、球体が跨るような配置間隔を存して
互いに平行に配置され、しかも、正極接点および負極接
点は、検出領域の全域に亘って延びていることを特徴と
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、球体の転動により
振動を感知する振動センサ、およびこの振動センサを利
用して電動送風機の運転を自動的に制御するようにした
電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】「実開平4−118633号公報」は、
球体の転動により振動を検出する振動センサを開示して
いる。この種の振動センサは、振動を感知すべき場所に
据え付けられるセンサ本体を備えている。このセンサ本
体は、平坦なプリント基板と、このプリント基板の上面
に設置されたカバーとで構成されている。
【0003】カバーは、プリント基板の上面に平面視円
形の検出領域を規定しており、この検出領域に臨むプリ
ント基板の上面に、正極パターンと負極パターンとが形
成されている。正極パターンは、検出領域の中心から放
射状に延びる多数の第1の線状接点を有している。負極
パターンは、正極パターンを取り囲む環状部と、この環
状部の周方向に間隔を存して配置された多数の第2の線
状接点とを有し、これら第2の線状接点は、検出領域の
中心に向けて延びている。そのため、正極パターンの第
1の線状接点と負極パターンの第2の線状接点とは、交
互に並べて配置されている。
【0004】カバーの内側には、導電性の球体が収容さ
れている。球体は、上記検出領域に位置され、センサ本
体に振動が加わった時にプリント基板の上面に沿って転
動するようになっている。この転動により、第1の線状
接点と第2の線状接点とが球体を介して互いに導通され
たりこの導通が遮断されるようになっており、これら隣
り合う第1および第2の線状接点の間で電気的な信号の
断続が行われる。この結果、振動センサは、球体と第1
の線状接点又は第2の線状接点との位置関係に応じた信
号を出力し、この出力により、振動の有無が検出される
ようになっている。
【0005】一方、一般家庭用の電気掃除機は、電動送
風機を内蔵した掃除機本体と、この掃除機本体にホース
や延長管を介して接続された吸い込みヘッドとを備えて
いる。ホースの先端には、手元操作部が設置されてい
る。手元操作部は、掃除中に手で握るグリップと、電気
掃除機の電源OFFおよびこの電動送風機の運転状態を
標準・強・弱に切り替える操作パネルとを備えている。
【0006】そのため、操作パネルの操作に伴って電動
送風機が駆動されると、吸い込みヘッドの吸い込み口に
負圧が作用し、この吸い込み口を通じて被掃除面上の塵
埃が吸引除去されるようになっている。
【0007】そして、掃除中、作業者はグリップを握っ
て吸い込みヘッドを被掃除面に沿って前後に移動させる
とともに、被掃除面の汚れ具合等に応じて操作パネルを
指先で操作し、電動送風機の運転状態を適宜切り替えて
いる。
【0008】この場合、従来の電気掃除機では、電動送
風機の電源OFFおよび運転状態を切り替える際には、
グリップを握った手の指先で操作パネルを操作するとい
った人為的な作業を必要とする。そのため、掃除中のス
イッチ操作を煩わしく感じることがあり、特に掃除を一
時的に中断する必要が生じてもスイッチ操作を怠ること
があり得る。したがって、掃除を中断しているにも拘わ
らず、電動送風機はそのまま運転を継続するので、電力
を浪費することになり、経済的な面で問題となる。
【0009】この問題を解決するため、従来、手元操作
部のグリップに手の温度を感知する温度センサを設置
し、この温度センサからの温度情報に基づいて電動送風
機の運転を制御したり、あるいは上記グリップに人体か
ら放射される赤外線を検知する赤外線センサを設置し、
この赤外線センサにより手元操作部と作業者との間に相
対的な動きがあるか否かを検出することで、電動送風機
の運転を制御するようにした電気掃除機が開発されてい
る。
【0010】この電気掃除機によれば、グリップを握っ
たり、このグリップを前後に動かすことで、電動送風機
の運転を自動的に制御することができ、操作パネルを人
為的に操作するといった煩わしい作業が不要となる。そ
れとともに、グリップから手を離したり、グリップの前
後動が停止された時には、上記各センサから掃除が行わ
れていないことを示す信号が出力され、電動送風機の運
転が停止される。よって、掃除作業を容易に行なえるの
は勿論のこと、経済的な運転が可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の振動センサ
によると、正極パターンの第1の線状接点と負極パター
ンの第2の線状接点は、共に検出領域の中心から放射状
に交互に配置されているため、これら第1の線状接点と
第2の線状接点との間の隙間が検出領域の中央から外周
部に進むに従い次第に大きくなっている。
【0012】このような構成の場合、振動センサの感度
は、第1の線状接点と第2の線状接点との配置間隔およ
びこれら線状接点の間に跨る球体の直径に応じて定まる
ので、検出領域の中心付近と外周付近とでは、球体の転
動に基づく振動の検出感度が異なったものとなる。
【0013】すなわち、球体はプリント基板の上面を任
意な方向に転動することで、第1の線状接点および第2
の線状接点に対し接触・非接触を繰り返すので、第1お
よび第2の線状接点の間隔が広い検出領域の外周付近で
は、球体が第1および第2の線状接点に接触し難くな
る。この結果、球体が転動しているにも拘わらず、振動
を精度良く検出できなくなることがあり、信頼性が低下
するといった不具合がある。
【0014】また、手元操作部のグリップに温度センサ
を設置した電気掃除機では、グリップが実際に握られて
いるか否かを温度的に検出しているので、作業者は掃除
中にグリップをしっかりと握り締める必要があり、人に
よっては違和感を伴うことがあり得る。
【0015】さらに、上記グリップに赤外線センサを設
置した場合、この赤外線センサは、赤外線を検知する焦
電形の赤外線素子や、この素子から出力される信号を増
幅する増幅器を有するので、センサ自体が高価なものと
なり、コスト的な面で問題が生じてくる。
【0016】しかも、赤外線センサは、グリップの外方
に露出されているため、掃除中に作業者と赤外線センサ
との間に赤外線を遮るような介在物が入り込んでしまう
と、グリップを前後に動かして掃除を行なっている最中
でも、赤外線センサは掃除が行われていないと誤認識し
てしまうことがあり得る。そのため、赤外線センサが外
部の影響を受け易く、掃除中であるか否かを認識する上
での信頼性が低下するといった不具合がある。
【0017】本発明の第1の目的は、球体の位置や転動
方向に左右されることなく、振動を精度良く確実に検出
することができ、信頼性に優れた振動センサを得ること
にある。
【0018】また、本発明の第2の目的は、掃除が行わ
れているか否かを精度良く確実に認識することができ、
しかも、低コストで使い易い電気掃除機を得ることにあ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、請求項1に係る発明は、平坦な転動面上に検出
領域を有する基盤と;この基盤の検出領域に設置された
多数の正極接点および負極接点と;上記基盤の転動面上
に配置され、基盤が振動した時に転動面に沿って転動す
るとともに、この転動により上記正極接点と負極接点と
を導通又は非導通状態に移行させる導電性の球体と;を
備え、上記球体の転動に基づいて、この球体と正極接点
又は負極接点との位置関係に応じた信号を出力する振動
センサを前提としている。そして、上記正極接点および
負極接点は、夫々線状をなすとともに、上記球体が跨る
ような配置間隔を存して互いに平行に配置され、しか
も、これら正極接点および負極接点は、上記検出領域の
全域に亘って延びていることを特徴としている。
【0020】このような構成によると、検出領域の全域
において、正極接点と負極接点との配置間隔が一定とな
るので、球体が検出領域のいずれの位置にある場合で
も、この球体と正極接点および負極接点との位置関係が
同等に保たれる。
【0021】したがって、球体が転動面上を任意な方向
に転動しても、この球体は正極接点および負極接点に確
実に接触することになり、球体の直径および正極接点と
負極接点との間隔によって定まる振動の検出感度を検出
領域の全域に亘って一定とすることができる。
【0022】上記第1の目的を達成するため、請求項2
に係る発明は、平坦な転動面上に検出領域を有する基盤
と;この基盤の検出領域に設置された正極接点および負
極接点と;上記基盤の転動面上に配置され、基盤が振動
した時に転動面に沿って転動するとともに、この転動に
より上記正極接点と負極接点とを導通又は非導通状態に
移行させる導電性の球体と;を備え、上記球体の転動に
基づいて、この球体と正極接点又は負極接点との位置関
係に応じた信号を出力する振動センサを前提としてい
る。そして、上記正極接点および負極接点は、上記検出
領域の略中心を通ってその径方向に延びる第1の線状部
分と、この第1の線状部分を挟んだ両側において第1の
線状部分と交差する方向に延びるとともに、この第1の
線状部分の延出方向に間隔を存して平行に配置された多
数の第2および第3の線状部分と、を夫々有し、上記正
極接点の第1ないし第3の線状部分と、上記負極接点の
第1ないし第3の線状部分とは、上記検出領域の略全域
において上記球体が跨るような間隔を存して交互に配置
されていることを特徴としている。
【0023】このような構成によると、検出領域の略全
域において、正極接点の第2および第3の線状部分と負
極接点の第2および第3の線状部分とが、検出領域の中
心を通る第1の線状部分を挟んで略対称に配置される。
そのため、正極接点と負極接点との配置間隔が一定とな
り、球体が検出領域のいずれの位置にある場合でも、こ
の球体と正極接点および負極接点との位置関係が同等に
保たれる。
【0024】したがって、球体が転動面上を任意な方向
に転動しても、この球体は、正極接点および負極接点に
確実に接触することになり、それ故、球体の直径および
正極接点と負極接点との間隔によって定まる振動の検出
感度を検出領域の全域に亘って一定とすることができ
る。
【0025】上記第1の目的を達成するため、請求項3
に係る発明は、平坦な転動面上に検出領域を有する基盤
と;この基盤の検出領域に設置された多数の正極接点お
よび負極接点と;上記基盤の転動面上に配置され、基盤
が振動した時に転動面に沿って転動するとともに、この
転動により上記正極接点と負極接点とを導通又は非導通
状態に移行させる導電性の球体と;を備え、上記球体の
転動に基づいて、この球体と正極接点又は負極接点との
位置関係に応じた信号を出力する振動センサを前提とし
ている。そして、上記正極接点又は負極接点のうちのい
ずれか一方の接点は、上記検出領域の中心から放射状に
延びており、また、他方の接点は、隣り合う一方の接点
の間に介在されているとともに、この一方の接点と平行
に配置された縁部を有し、この他方の接点と上記一方の
接点とは、上記球体が跨るような間隔を存して並べられ
ていることを特徴としている。
【0026】このような構成によると、検出領域の全域
において、正極接点と負極接点との配置間隔が一定とな
るので、球体が検出領域のいずれの位置にある場合で
も、この球体と正極接点および負極接点との位置関係が
同等に保たれる。
【0027】このため、球体が転動面上を任意な方向に
転動しても、この球体は正極接点および負極接点に確実
に接触することになり、球体の直径および正極接点と負
極接点との間隔によって定まる振動の検出感度を検出領
域の全域に亘って一定とすることができる。
【0028】また、請求項4によると、上記請求項3に
記載された他方の接点は、その縁部によって囲まれた非
導電性の絶縁領域を有し、この絶縁領域は、検出領域の
中心から径方向外側に進むに従い拡大されていることを
特徴としている。
【0029】このような構成によれば、球体が外乱の影
響により跳ねる等して他方の接点に対し接触・非接触を
繰り返したとしても、この球体が絶縁領域にある限り、
上記外乱を振動として検出することはない。このため、
外乱の影響を無視することができ、振動検出の信頼性が
向上する。
【0030】上記第2の目的を達成するため、請求項5
に係る発明は、電動送風機を有する掃除機本体と;この
掃除機本体に接続され、上記電動送風機を制御する手元
操作部を含む吸い込み管路と;この吸い込み管路に連な
るとともに、被掃除面に沿って移動される吸い込みヘッ
ドと;上記掃除機本体、手元操作部、吸い込み管路又は
吸い込みヘッドのうちのいずれかに設置された上記請求
項1ないし3のいずれかに記載の振動センサと;を具備
し、上記振動センサから出力される信号により上記電動
送風機の運転を制御することを特徴としている。
【0031】このような構成において、吸い込み管路を
前進させたり後退させることにより、吸い込みヘッドを
被掃除面に沿って移動させると、この吸い込みヘッドの
移動に伴う振動が振動センサに伝えられる。この掃除動
作に伴う振動は、基盤から球体に伝わり、この球体が転
動面に沿って任意な方向に転動する。
【0032】この際、転動面上の検出領域の全域には、
多数の正極接点と負極接点とが一定の間隔を存して配置
されているので、球体は正極接点および負極接点に交互
に接触するように転動し、これら端子間で電気的な信号
の断続が行われる。
【0033】すなわち、球体を介して正極接点と負極接
点とが導通された時と、球体が正極接点もしくは負極接
点から離れた時とでは、振動センサから出力される信号
が変化する。このため、振動センサから出力される信号
が時間の経過と共に変化した場合は、実際に掃除が行わ
れているとの認識がなされ、この振動センサからの信号
に基づいて、電動送風機の運転を継続するか、あるいは
電動送風機の回転数を増大させるような制御がなされ
る。
【0034】また、球体への振動の伝達がなされない時
は、この球体が正極接点と負極接点とに跨った状態、つ
まりこれら端子を電気的に導通させた状態で静止される
か、あるいは正極接点又は負極接点のいずれかに接した
状態で静止されるため、振動センサから出力される信号
が安定する。そのため、振動センサから出力される信号
が予め決められた時間内において安定している時は、掃
除が行われていないとの認識がなされ、この振動センサ
からの信号に基づいて、電動送風機の運転を停止する
か、あるいは電動送風機の回転数を下げるような制御が
なされる。
【0035】したがって、掃除動作に伴う振動を振動セ
ンサを介して検出することにより、電動送風機の運転を
自動的に制御することができ、掃除中にスイッチを操作
するといった煩わしい作業から解放されるのは勿論のこ
と、経済的な運転が可能となる。
【0036】しかも、上記構成の振動センサによれば、
検出領域の全域に亘って正極接点と負極接点との配置間
隔が一定で、球体が検出領域のいずれの位置にある場合
でも、この球体と正極接点および負極接点との位置関係
が同等に保たれるので、球体が転動面上を任意な方向に
転動しても、この球体は正極接点および負極接点に確実
に接触することになる。そのため、球体の直径および正
極接点と負極接点との間隔によって定まる振動の検出感
度が検出領域の全域に亘って一定となり、実際に掃除が
行われているか否かを精度良く検出することができる。
【0037】また、この振動センサは、正極接点と負極
接点の上を球体が転動するだけの簡単な構成であるか
ら、従来の赤外線センサに比べて安価であり、その分、
電気掃除機のコストを低減できる。
【0038】それとともに、振動センサは、電気掃除機
の外方に露出させる必要はないので、外乱による誤動作
や損傷を未然に防止することができ、上記掃除が行われ
ているか否かを精度良く検出できることと合わせて、電
動送風機を制御する上での信頼性が向上する。
【0039】上記第2の目的を達成するため、請求項6
に係る発明は、電動送風機を有する掃除機本体と;この
掃除機本体に接続され、上記電動送風機を制御する手元
操作部を含む吸い込み管路と;この吸い込み管路に連な
るとともに、被掃除面に沿って移動される吸い込みヘッ
ドと;上記手元操作部又は吸い込みヘッドのいずれかに
設置された上記請求項1に記載の振動センサと;を具備
し、この振動センサから出力される信号により、上記電
装送風機の運転を制御する電気掃除機であって、上記振
動センサは、その正極接点および負極接点を掃除作業時
の手元操作部又は吸い込みヘッドの移動方向とは交差す
る方向に沿わせた姿勢で上記手元操作部又は吸い込みヘ
ッドに支持されていることを特徴としている。
【0040】このような構成によると、上記請求項5の
作用に加えて下記のような格別な作用が得られる。すな
わち、被掃除面を掃除するに当って、手元操作部を介し
て吸い込みヘッドを前後に移動させると、振動センサの
球体は、正極接点および負極接点を横断する方向に転動
する。そのため、球体は、正極接点および負極接点に対
し交互に接触を繰り返すことになり、これら接点間での
電気的な信号の断続が確実に行われる。
【0041】このため、実際に掃除が行われているか否
かをより確実に検出することができ、電動送風機を掃除
の状況に応じて精度良く制御することができる。
【0042】上記第2の目的を達成するため、請求項7
に係る発明は、電動送風機を有する掃除機本体と;この
掃除機本体に接続され、上記電動送風機を制御する手元
操作部を有する吸い込み管路と;この吸い込み管路に連
なるとともに、被掃除面に沿って移動される吸い込みヘ
ッドと;上記手元操作部、吸い込み管路又は吸い込みヘ
ッドのいずれかに設置された上記請求項1に記載の振動
センサと;を具備し、この振動センサから出力される信
号により上記電動送風機の運転を制御する電気掃除機で
あって、上記振動センサの正極接点および負極接点は、
その配置間隔が密となる領域と、配置間隔が疎となる領
域とを有し、この振動センサは、上記吸い込み管路を起
立させた時に、上記疎の領域が下方となる姿勢に上記吸
い込み管路又は吸い込みヘッドのいずれかに支持されて
いることを特徴としている。
【0043】このような構成によると、上記請求項5の
作用に加えて下記のような格別な作用が得られる。すな
わち、掃除を中断するため、吸い込み管路を家具や壁に
立て掛けたり、あるいは掃除機本体に引っ掛ける等して
起立させると、振動センサの球体が正極接点と負極接点
との配置間隔が疎となる領域に移動し、これら正極接点
又は負極接点のいずれかに接した状態で静止する。
【0044】そのため、振動センサから出力される信号
が変化することはなく、吸い込み管路を起立させるだけ
の動作で掃除が中断されたことを確実に認識することが
できる。
【0045】また、上記疎の領域では、正極接点と負極
接点との間隔の増大に伴って、球体が正極接点および負
極接点に交互に接触し難くなっているので、球体の転動
に基づく振動の検出感度が鈍くなっている。このため、
吸い込み管路や吸い込みヘッドに外部から多少の振動が
加わったとしても、振動センサから出力される信号が変
化することはなく、この外部からの振動を掃除が再開さ
れたことによる振動として誤認識するのを防止できる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下本発明の第1の実施の形態
を、一般家庭用の電気掃除機に適用した図1ないし図9
にもとづいて説明する。
【0047】図1は、一般家庭用の電気掃除機1を示し
ている。この電気掃除機1は、掃除機本体2を有してい
る。掃除機本体2の内部には、集塵室(図示せず)に吸
い込み負圧を発生させる電動送風機3が収容されてい
る。この掃除機本体2は、集塵室に連なるホース差し込
み口4を有し、このホース差し込み口4に可撓性のホー
ス5の一端が取り外し可能に接続されている。
【0048】ホース5の先端には、手元操作部6が取り
付けられている。手元操作部6は、ホース5に連なる硬
質な中継管7を有し、この中継管7に第1および第2の
延長管8a,8bを介して吸い込みヘッド9が取り外し
可能に接続されている。そのため、本実施の形態では、
ホース5、中継管7および延長管8a,8bが掃除機本
体2と吸い込みヘッド9とを結ぶ吸い込み管路10を構
成している。
【0049】吸い込みヘッド9は、被掃除面Cに沿って
移動されるヘッド本体11を有している。ヘッド本体1
1は、第1および第2の延長管8a,8bと直交して左
右方向に延びる細長い偏平な箱状をなしており、このヘ
ッド本体11の下面に図示しない吸い込み口が開口され
ている。このため、電動送風機3の運転により集塵室に
吸い込み負圧が発生すると、この負圧はホース5や延長
管8a,8bを介して吸い込み口に作用し、被掃除面C
上の塵埃が吸い込み口を通じて吸引除去されるようにな
っている。
【0050】図1に示すように、吸い込みヘッド9に連
なる第2の延長管8bの先端下面には、スタンドフック
13が形成されている。スタンドフック13は、掃除機
本体2の背面上部の差し込み口2aに取り外し可能に差
し込まれるようになっている。そのため、例えば掃除を
中断するに際して、スタンドフック13を差し込み口2
aに差し込むと、図2に示すように、吸い込み管路10
の手元操作部6から第1および第2の延長管8a,8b
に至る部分が略垂直に起立された状態で掃除機本体2に
保持されるようになっている。
【0051】ところで、上記手元操作部6は、グリップ
15を有している。このグリップ15は、図1に矢印で
示すように、吸い込みヘッド9を被掃除面Cに沿って前
進させたり後退させる時に手で把持するためのもので、
手元操作部6の中継管7と一体化されている。
【0052】図3に示すように、グリップ15の内部に
は、回路基板16が収容されている。この回路基板16
には、電動送風機3の電源をOFFする切スイッチ17
と、電動送風機3の運転状態を強・標準・弱の三段階に
切り替える第1ないし第3のスイッチ18a,18b,
18cと、電動送風機3の運転を制御するマイクロコン
ピュータ19とが実装されている。切スイッチ17およ
び第1ないし第3のスイッチ18a,18b,18c
は、回路基板16上の配線パターンを介してマイクロコ
ンピュータ19に電気的に接続されている。
【0053】グリップ15の上面には、操作パネル20
が配置されている。操作パネル20は、第1ないし第4
のスイッチ操作部21a〜21dを有している。第1な
いし第4のスイッチ操作部21a〜21dは、切スイッ
チ17、第1ないし第3のスイッチ18a,18b,1
8cと向かい合っており、これらスイッチ操作部21a
〜21dを指先で押圧することで、上記切スイッチ1
7、第1ないし第3のスイッチ18a,18b,18c
がON・OFF操作されるようになっている。
【0054】グリップ15の内部には、振動センサ24
が収容されている。振動センサ24は、掃除中のグリッ
プ15の動きを振動として検出することにより、電動送
風機3の運転を制御するためのもので、以下この振動セ
ンサ24の詳細について図4ないし図9を加えて説明す
る。
【0055】振動センサ24は、センサ本体25を有し
ている。センサ本体25は、円板状の基盤26と、この
基盤26を覆うカバー27とで構成されている。基盤2
6の上面は、平坦な転動面28となっている。カバー2
7は、円筒状の周壁29と、この周壁29の開口端を閉
塞する上壁30とを有し、この上壁30は、基盤26の
転動面28と向かい合っている。そして、このカバー2
7は、基盤26の転動面28と協働してセンサ本体25
の内部に転動空間31を構成しており、この転動空間3
1は、転動面28上に図5に示すような平面視円形の検
出領域32を規定している。
【0056】転動空間31には、導電性を有する球体3
3が収容されている。球体33は、センサ本体25が振
動した時に、転動空間31を転動面28に沿って任意な
方向に転動するようになっている。
【0057】球体33が転動する転動面28上には、図
5に示すような正極パターン35と負極パターン36と
が形成されている。これら正極パターン35および負極
パターン36は、転動面28から僅かに突出されてい
る。
【0058】正極パターン35は、円弧状に彎曲された
基部37と、この基部37に連なる多数の正極接点38
とを有している。基部37は、検出領域32の外周部に
沿うとともに、この検出領域32の半周に亘って形成さ
れている。基部37の一端には端子部37aが形成され
ている。この端子部37aは、検出領域32の外方に引
き出されている。
【0059】正極接点38は、基部37から遠ざかる方
向に直線状に延びているとともに、互いに間隔を存して
平行に配置されている。これら正極接点38の先端は、
基部37と向かい合う側に位置された検出領域32の外
周部の直前にまで達している。
【0060】負極パターン36は、円弧状に彎曲された
基部40と、この基部40に連なる多数の負極接点41
とを有している。基部40は、上記正極パターン35の
基部37に対し検出領域32の中心を挟んだ反対側にお
いて、この検出領域32の外周部に沿うとともに、その
略半周に亘って形成されている。このため、正極パター
ン35の基部37と、負極パターン36の基部40と
は、検出領域32の中心を挟んで略対称に配置されてい
る。
【0061】基部40の一端には端子部40aが形成さ
れている。端子部40aは、正極パターン35の端子部
37aに隣接した位置において、検出領域32の外方に
引き出されている。そして、正極パターン35の端子部
37aと負極パターン36の端子部40aは、夫々リー
ド線42a,42bを介してマイクロコンピュータ19
の入力端に接続されている。
【0062】負極接点41は、基部40から遠ざかる方
向に直線状に延びているとともに、互いに間隔を存して
平行に配置されている。これら負極接点41の先端は、
上記正極パターン35の基部37の直前にまで達してい
る。
【0063】正極接点38と負極接点41とは、図5か
ら明らかなように、互いに噛み合うように交互に配置さ
れており、上記検出領域32の略全域に亘っている。こ
れら正極接点38と負極接点41との配置間隔S(図7
に示す)は、上記球体33が跨るような大きさに定めら
れており、この球体33が正極接点38と負極接点41
とに跨った時に、正極パターン35と負極パターン36
とが電気的に導通されるようになっている。
【0064】そして、本実施形態の場合、振動センサ2
4は、その正極接点38および負極接点41を掃除中の
手元操作部6の主な移動方向とは直交する方向、つまり
左右方向に沿わせた姿勢でグリップ15に支持されてい
る。そのため、グリップ15を握って吸い込みヘッド9
に前後に動かすと、球体33が正極接点38および負極
接点41を交互に横断する方向に転動するようになって
いる。
【0065】図8に示すように、掃除機本体2の電動送
風機3および手元操作部6のマクロコンピュータ19
は、商用電源45に接続されている。そして、この電動
送風機3と商用電源45との間には、トライアック46
が接続されており、このトライアック46のゲートにマ
イクロコンピュータ19の出力端が接続されている。
【0066】このような構成の電気掃除機1において、
作業者が手元操作部6のグリップ15を握って吸い込み
ヘッド9を被掃除面Cに沿って前後方向に往復動させる
と、このグリップ15の動きに伴う振動が振動センサ2
4に伝わる。この振動により、球体33が転動面28に
沿って転動し、この球体33の転動方向は、グリップ1
5の移動方向と略一致する。
【0067】転動面28の検出領域32の全域には、多
数の正極接点38と負極接点41とが一定の間隔を存し
て平行に配置され、これら正極接点38および負極接点
41は、掃除中のグリップ15の主な移動方向と直交す
る左右方向に延びているので、上記球体33は、正極接
点38および負極接点41を交互に横断する方向に転動
する。この転動により、球体33が正極接点38および
負極接点41に交互に接触し、これら正極接点38と負
極接点41との間で電気的な信号の断続が行われる。
【0068】すなわち、正極接点38と負極接点41と
が球体33を介して導通された時と、球体33が正極接
点38もしくは負極接点41から離れて導通が遮断され
た時とでは、振動センサ24から出力される信号が相対
的に変化する。図9は、掃除中に振動センサ24から出
力される信号、つまりマイクロコンピュータ19の入力
端(図8BのA点)に加わる電圧VAの推移を示すタイ
ムチャートであり、この図8Bおよび図9から明らかな
ように、正極接点38と負極接点41との間の導通が遮
断されると、商用電源45の電圧VCCが立ち上がり、マ
イクロコンピュータ19の入力端に電圧VAが加わる。
【0069】一方、球体33の転動に伴い、この球体3
3を介して正極接点38と負極接点41とが導通される
と、マイクロコンピュータ19の入力端に加わる電圧が
0となる。そのため、グリップ15を前後に動かして掃
除を継続している限り、マイクロコンピュータ19に入
力される電圧が時間の経過と共に変化し、マイクロコン
ピュータ19は実際に掃除が行われていると判断する。
この結果、マイクロコンピュータ19からトライアック
46のゲートに信号が入力され、これがトリガとなって
トライアック46が導通状態に移行する。よって、電動
送風機3は運転を継続するか、あるいは回転数を増大す
るように制御される。
【0070】掃除を中断するに当って、例えば手元操作
部6を被掃除面Cに放置すると、この手元操作部6の動
きが停止されるので、球体33は、正極接点38又は負
極接点41のいずれかに接した状態あるいは両端子3
8,41を導通させた状態で静止する。球体33が正極
接点38又は負極接点41のいずれかに接した状態で静
止すると、図9に示すように、マイクロコンピュータ1
9の入力端に加わる電圧VAが安定するので、このマイ
クロコンピュータ19は、電圧VAが予め決められた時
間T内において変化しなかった場合に、実際に掃除が行
われていないと判断する。
【0071】この結果、トライアック46のゲートに信
号が入力されず、トライアック46が非導通状態に移行
する。よって、電動送風機3は運転を停止するか、ある
いは回転数を下げるように制御される。
【0072】このような電気掃除機1によれば、掃除中
の手元操作部6の動きを振動センサ24で検出すること
により、電動送風機3の運転を掃除の状況に応じて自動
的に制御することができる。このため、掃除中に手元操
作部6の第1ないし第4のスイッチ操作部21a〜21
dを指先で操作するといった煩わしい作業から解放さ
れ、楽に掃除することができる。
【0073】また、手元操作部6が一定の時間Tに亘っ
て静止されると、電動送風機3が自動的に停止される
か、あるいはその回転数が下がるので、特に掃除を中断
した時の無駄な電力消費を抑えることができる。
【0074】一方、上記構成の振動センサ24によれ
ば、転動面28上の正極接点38および負極接点41
は、検出領域32の全域において、球体33が跨るよう
な間隔を存して互いに平行に配置されているので、球体
33の位置に拘わらず、この球体33と正極接点38お
よび負極接点41との位置関係が同等に保たれる。この
ため、球体33が転動面28上を任意な方向に転動して
も、この球体33は正極接点38および負極接点41に
確実に接触することになる。
【0075】この結果、球体33の直径および正極接点
38と負極接点41との間隔によって定まる振動の検出
感度が検出領域32の全域に亘って一定となり、球体3
3の転動を利用して掃除が行われているか否かを確実に
検出することができる。
【0076】また、この振動センサ24は、正極接点3
8および負極接点41の上を球体33が転動するだけの
単純な構成であるから、従来の赤外線センサに比べて安
価に提供することができ、その分、電気掃除機1のコス
トを低減することができる。
【0077】加えて、振動センサ24は、掃除中のグリ
ップ15の動きを検出できれば良いので、従来の赤外線
センサや温度センサのようにグリップ15の外方に露出
させる必要はない。このため、掃除中の家具や壁との接
触による破損を防止できるとともに、外乱による誤動作
を未然に防止することができ、上記掃除が行われている
か否かを確実に検出できることと合わせて、電動送風機
3を制御する上での信頼性が格段に向上するといった利
点がある。
【0078】なお、上記第1の実施の形態においては、
振動センサ24をグリップ15の内部に収容したが、本
発明はこれに特定されるものではなく、例えば図3に二
点鎖線で示すように、振動センサ24を手元操作部6の
中継管7の外周面に固定するとともに、この振動センサ
24を保護カバー50で覆い隠すようにしても良い。
【0079】さらに、振動センサ24の設置場所は、手
元操作部6に特定されるものではなく、例えば吸い込み
ヘッド9のヘッド本体11の内部に収容したり、掃除機
本体2の内部に収容しても良い。
【0080】また、本発明は、上記第1の実施の形態に
特定されるものではなく、図10に本発明の第2の実施
の形態を示す。
【0081】この第2の実施の形態は、主に振動センサ
24の正極パターン35および負極パターン36の形状
が上記第1の実施の形態と相違しており、それ以外の振
動センサ24の基本的な構成は、第1の実施の形態と同
様である。このため、第2の実施の形態において、第1
の実施の形態と同一の構成部分には同一の参照符号を付
して、その説明を省略する。
【0082】図10に示すように、正極パターン35の
正極接点38は、一本の第1の線状部分61と、多数の
第2および第3の線状部分62,63とを有している。
【0083】第1の線状部分61は、検出領域32の略
中心を通ってこの検出領域32の径方向に直線的に延び
ている。この第1の線状部分61は、基部37の端子部
37aとは反対側の端部に連なっている。
【0084】第2の線状部分62は、第1の線状部分6
1に連なっている。第2の線状部分62は、第1の線状
部分61と直交する方向に延びているとともに、第1の
線状部分61の長手方向に間隔を存して互いに平行に配
置されている。そして、第2の線状部分62の先端は、
負極パターン36の基部40の直前に達している。
【0085】第3の線状部分63は、正極パターン35
の基部37に連なっており、上記第2の線状部分62に
対し第1の線状部分61を挟んだ反対側に位置されてい
る。第3の線状部分63は、第1の線状部分61と直交
する方向に延びているとともに、この第1の線状部分6
1の長手方向に間隔を存して互いに平行に配置されてい
る。これら第3の線状部分63は、基部37から第1の
線状部分61に向けて延びており、その先端が第1の線
状部分61に隣接されている。
【0086】負極接点41は、上記正極接点38と同様
に、一本の第1の線状部分65と、多数の第2および第
3の線状部分66,67とを有している。
【0087】第1の線状部分65は、検出領域32の略
中心を通ってこの検出領域32の径方向に直線的に延び
ている。この第1の線状部分65は、基部40の端子部
40a側の端部に連なっている。そして、第1の線状部
分65は、上記正極接点38の第1の線状部分61と第
3の線状部分63の先端との間に介在されているととも
に、この第1の線状部分61と平行に配置されている。
【0088】第2の線状部分66は、第1の線状部分6
5に連なっている。第2の線状部分66は、第1の線状
部分65と直交する方向に延びているとともに、第1の
線状部分65の長手方向に間隔を存して互いに平行に配
置されている。第2の線状部分66は、上記正極接点3
8の第3の線状部分63と噛み合うように、第3の線状
部分63と交互に配置されており、これら第2の線状部
分66の先端は、正極パターン35の基部37の直前に
達している。
【0089】第3の線状部分67は、負極パターン36
の基部40に連なっており、第2の線状部分66に対し
第1の線状部分65を挟んだ反対側に位置されている。
第3の線状部分67は、第1の線状部分65と直交する
方向に延びているとともに、第1の線状部分65の長手
方向に間隔を存して互いに平行に配置されている。そし
て、第3の線状部分67は、上記正極接点38の第2の
線状部分62と噛み合うように、第2の線状部分62と
交互に配置されており、これら第3の線状部分67の先
端は、正極接点38の第1の線状部分61に隣接されて
いる。
【0090】正極接点38および負極接点41の第1な
いし第3の部分61〜63,65〜67は、上記検出領
域32の略全域に亘っている。これら正極接点38の第
1ないし第3の部分61〜63と、負極接点41の第1
ないし第3の部分65〜67との配置間隔Sは、球体3
3が跨るような大きさに定められており、この球体33
が正極接点38と負極接点41とに跨った時に、正極パ
ターン35と負極パターン36とが電気的に導通される
ようになっている。
【0091】このような構成の振動センサ24による
と、正極接点38の第2および第3の線状部分62,6
5と、負極接点41の第2および第3の線状部分66,
67とは、検出領域32の中心を挟んだ対称位置におい
て互いに平行をなすとともに、交互に並べて配置され
る。
【0092】したがって、正極接点38と負極接点41
との配置間隔が検出領域32の略全域において一定とな
り、球体33が転動面28上を任意な方向に転動して
も、この球体33は、正極接点38および負極接点41
に確実に接触する。この結果、上記第1の実施の形態と
同様に、球体33の直径および正極接点38と負極接点
41との間隔によって定まる振動の検出感度が検出領域
32の全域に亘って一定となり、掃除が行われているか
否かを確実に検出できる。
【0093】また、図11は、本発明の第3の実施の形
態を開示している。
【0094】この第3の実施の形態は、上記第1の実施
の形態をさらに発展させたもので、振動センサ24の基
本的な構成は、第1の実施の形態と同様である。
【0095】図11に示すように、多数の正極接点38
と負極接点41とは、その検出領域32の中央に対応す
る部分においては、互いに平行をなして交互に配置され
ている。負極接点41は、基部40の端子部40aに隣
接された位置において、二本を一組として正極接点38
の間に配置されており、その分、正極接点38の配置間
隔が広げられている。同様に、正極接点38は、検出領
域32の中心を外れた位置において、二本を一組として
負極接点41の間に介在されており、その分、負極端子
41の配置間隔が広げられている。
【0096】そのため、正極接点38および負極接点4
1は、その配置間隔が密となる領域F1と、配置間隔が
疎となる領域F2とを有している。この領域F1は、両接
点38,41の配列方向に沿う中央部に位置され、領域
2は、領域F1よりも両接点38,41の配列方向に沿
う外側に位置されている。
【0097】そして、本実施の形態の場合、振動センサ
24は、図2に示すように吸い込み管路10の手元操作
部6から第1および第2の延長管8a,8bに至る部分
が略垂直に起立された時に、両接点38,41の配置間
隔が疎となる領域F2が検出領域32の下端に位置する
ような姿勢で上記グリップ15に支持されている。
【0098】このような構成によると、掃除を中断する
ため、上記のように吸い込み管路10を起立させると、
球体33が正極接点38と負極接点41との配置間隔が
疎となる領域F2に移動し、この球体33は、正極接点
38又は負極接点41のいずれかに接した状態で静止す
る。
【0099】そのため、マイクロコンピュータ19の入
力端に加わる電圧VAは安定した状態を保ち、電動送風
機3はの運転を停止するか、あるいは回転数を下げるよ
うに自動的に制御される。よって、吸い込み管路10を
起立させるだけの動作で掃除が中断されたことを確実に
認識することができ、電力の浪費を防止できる。
【0100】また、領域F2では、正極接点38と負極
接点41との配置間隔が広がっているので、球体33が
僅かに転動しただけでは、この球体33が正極接点38
と負極接点41とに交互に接触し難くなる。そのため、
領域F2では、領域F1に比べて球体33の転動に伴う振
動の検出感度が鈍くなっており、吸い込み管路10や吸
い込みヘッド9に外部から多少の振動が加わったとして
も、マイクロコンピュータ19の入力端に加わる電圧V
Aが変化することはない。
【0101】よって、この外部から伝わる振動を掃除が
再開されたことによる振動として誤認識することはな
く、電動送風機3を電気掃除機1の使用状況に応じて精
度良く制御することができる。
【0102】図12は、本発明の第4の実施の形態を開
示している。
【0103】この第4の実施の形態は、主に振動センサ
24の正極パターン35および負極パターン36の形状
が上記第1の実施の形態と相違しており、それ以外の振
動センサ24の基本的な構成は、第1の実施の形態と同
様である。このため、第4の実施の形態において、第1
の実施の形態と同一の構成部分には同一の参照符号を付
して、その説明を省略する。
【0104】図12に示すように、転動面28上の正極
パターン35は、検出領域32の中心に位置された円形
の基部70と、この基部70から放射状に延びる多数の
正極接点71とを有している。正極接点71は、検出領
域32の周方向に等間隔を存して配置されており、一つ
の正極接点71の端部には、端子部71aが形成されて
いる。この端子部71aは、検出領域32の外方に導か
れている。
【0105】負極パターン36は、環状の基部72と、
この基部72の内周から径方向内側に向けて延出された
多数の負極接点73とを備えている。基部72は、検出
領域32に対し同心状に配置されて、上記正極接点71
を取り囲んでいる。この基部72は、周方向に沿って分
離された開口72aを有し、この開口72aを通じて上
記正極接点71の端子部71aが配線されている。
【0106】負極接点73は、基部72の周方向に間隔
を存して配置されている。負極接点73は、夫々正極接
点71の間に介在されており、これら負極接点73のう
ち、基部72の開口72aに連なる一つの負極接点73
は、端子部73aを有している。この端子部73aは、
検出領域32の外方に導かれている。
【0107】各負極接点73は、隣り合う正極接点71
と平行をなす一対の縁部74a,74bを有している。
そのため、負極接点73は、基部72から検出領域32
の中心に進むに従い先細り状に尖る二等辺三角形状をな
しており、この負極接点73の縁部74a,74bと正
極接点71とは、球体33が跨るような間隔を存して向
かい合っている。
【0108】したがって、正極接点71と負極接点73
とは、検出領域32の全域に亘って配置されており、こ
れら両接点71,73の間に球体33が跨った時に、正
極パターン35と負極パターン36とが電気的に導通さ
れるようになっている。
【0109】このような構成の振動センサ24による
と、転動面28上の正極接点71および負極接点73
は、検出領域32の全域において、球体33が跨るよう
な間隔を存して互いに平行に配置されているので、球体
33が転動面28上のどの位置にあっても、この球体3
3と正極接点71および負極接点73との位置関係が同
等に保たれる。このため、球体33が転動面28上を任
意な方向に転動しても、この球体33は正極接点71お
よび負極接点73に確実に接することになる。
【0110】よって、球体33の直径および正極接点7
1と負極接点73との間隔によって定まる振動の検出感
度が検出領域32の全域に亘って略一定となり、球体3
3の転動を利用して掃除が行われているか否かを確実に
検出することができる。
【0111】図13は、本発明の第5の実施の形態を開
示している。
【0112】この第5の実施の形態は、上記第4の実施
の形態を発展させたものであり、振動センサ24の基本
的な構成は、第4の実施の形態と同様である。
【0113】図13に示すように、負極接点73は、そ
の縁部74a,74bと基部72とで囲まれる部分に非
導電性の絶縁領域80を有している。この絶縁領域80
は、検出領域32の中心から径方向外側に進むに従い次
第に拡開するような三角形状をなしており、基部72と
の境界部分においてその幅寸法が最大となっている。そ
して、この絶縁領域80は、負極接点73の縁部74
a,74bや基部72よりも僅かに凹んでいる。
【0114】このような振動センサ24において、球体
33が正極接点71と負極接点73とに跨った状態で停
止すると、マイクロコンピュータ19の入力端に加わる
電圧は0のまま安定しようとするが、この時に外部の振
動が振動センサ24に伝わると、球体33が跳ねてしま
い、正極接点71および負極接点73に対し接触・非接
触を繰り返すことがあり得る。このため、マイクロコン
ピュータ19の入力端に加わる電圧が変動し、このマイ
クロコンピュータ19は掃除が開始されたと誤認識する
恐れがある。
【0115】しかるに、上記構成によると、多数の負極
接点73は、その縁部74a,74bと基部72とで囲
まれた幅広の絶縁領域80を有し、この絶縁領域80は
凹みにて構成されているので、例えば掃除を中断した時
のように、球体33が転動面28上で静止した場合に、
この球体33が絶縁領域80に止まる確立が飛躍的に高
まる。
【0116】このため、球体33が跳ねて絶縁領域80
に対し接触・非接触を繰り返したとしても、この球体3
3が絶縁領域80にある限りマイクロコンピュータ19
の入力端に加わる電圧が変動することはない。このた
め、外部からの振動の影響を無視することができ、振動
検出の信頼性が向上するといった利点がある。
【0117】そして、この実施の形態の振動センサ24
は、特にモータ駆動の回転ブラシを有する吸い込みヘッ
ド9に設置した場合に優れた効果を発揮する。すなわ
ち、回転ブラシ付きの吸い込みヘッド9は、回転ブラシ
の回転時に微細な振動を伴うので、この振動が振動セン
サ24に伝わると、上記のように球体33が跳ねてしま
に、誤認識の原因となる。
【0118】しかるに、球体33が負極接点73の絶縁
領域80に止まっていれば、たとえ球体33が跳ねたと
しても、マイクロコンピュータ19の入力端に加わる電
圧が変動することはなく、マイクロコンピュータ19の
誤認識を防止することができる。
【0119】なお、上記第4および第5の実施の形態に
おいて、転動空間31を規定するカバー27の上壁30
に、図12、図13および図6に二点鎖線で示すよう
に、正極パターン35の基部70に向けて延びる凸部8
1を形成し、球体33が必ず正極接点71と負極接点7
3の上を転動するように、この球体33の転動経路を規
定するようにしても良い。
【0120】また、本発明に係る振動センサは、電気掃
除機の運転制御用に特定されるものではなく、例えば暖
房装置の自動消化用や非常用照明装置の自動点灯用のセ
ンサとして利用しても良い。
【0121】
【発明の効果】本発明に係る振動センサによれば、球体
が転動面上のどの位置にあっても、この球体と正極接点
および負極接点との位置関係が同等に保たれるので、球
体が転動面上を任意な方向に転動しても、この球体は正
極接点および負極接点に確実に接触する。したがって、
球体の直径および正極接点と負極接点との間隔によって
定まる振動の検出感度が検出領域の全域に亘って略一定
となり、振動検出の信頼性が格段に向上する。また、本
発明に係る電気掃除機によれば、球体の転動を利用して
実際に掃除が行われているか否かを確実かつ精度良く検
出することができ、電動送風機の運転を掃除の状況に応
じて自動的に制御することができる。しかも、振動セン
サは、球体が転動面に沿って転動するだけの単純な構成
であるから、センサ自体が安価なものとなり、電気掃除
機のコストの低減に寄与するとともに、振動センサを電
気掃除機の外部に露出させる必要もないので、この振動
センサが外乱の影響を受け難くなり、電動送風機の運転
を制御する上での信頼性が向上するといった利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電気掃除機の
斜視図。
【図2】吸い込み管路を起立させて掃除を中断した状態
を示す電気掃除機の斜視図。
【図3】手元操作部の断面図。
【図4】振動センサの斜視図。
【図5】転動面上の正極パターンおよび負極パターンの
形状を示す平面図。
【図6】振動センサの断面図。
【図7】球体と正極接点および負極接点との関係を示す
断面図。
【図8】(A)は、電動送風機の制御系を示すブロック
図。(B)は、マイクロコンピュータと振動センサとの
接続を示す回路図。
【図9】掃除作業中にマイクロコンピュータの入力端に
加わる電圧の変化を示すタイムチャート。
【図10】本発明の第2の実施の形態において、転動面
上の正極パターンおよび負極パターンの形状を示す平面
図。
【図11】本発明の第3の実施の形態において、転動面
上の正極パターンおよび負極パターンの形状を示す平面
図。
【図12】本発明の第4の実施の形態において、転動面
上の正極パターンおよび負極パターンの形状を示す平面
図。
【図13】本発明の第5の実施の形態において、転動面
上の正極パターンおよび負極パターンの形状を示す平面
図。
【符号の説明】
1…電気掃除機 2…掃除機本体 3…電動送風機 6…手元操作部 9…吸い込みヘッド 10…吸い込み管路 24…振動センサ 26…基盤 28…転動面 32…検出領域 33…球体 38,71…正極接点 41,73…負極接点 65…第1の線状部分 66…第2の線状部分 67…第3の線状部分 74a,74b…縁部 F1…密な領域 F2…疎な領域
フロントページの続き (72)発明者 大島 郁夫 神奈川県秦野市堀山下43番地 株式会社テ ック秦野工場内 Fターム(参考) 2G064 AA12 AB03 BA03 BB11 BB21 BB45 BB64 CC27 CC46 CC62 3B057 DA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平坦な転動面上に検出領域を有する基盤
    と;この基盤の検出領域に設置された多数の正極接点お
    よび負極接点と;上記基盤の転動面上に配置され、基盤
    が振動した時に転動面に沿って転動するとともに、この
    転動により上記正極接点と負極接点とを導通又は非導通
    状態に移行させる導電性の球体と;を備え、 上記球体の転動に基づいて、この球体と正極接点又は負
    極接点との位置関係に応じた信号を出力する振動センサ
    において、 上記正極接点および負極接点は、夫々線状をなすととも
    に、上記球体が跨るような配置間隔を存して互いに平行
    に配置され、しかも、これら正極接点および負極接点
    は、上記検出領域の全域に亘って延びていることを特徴
    とする振動センサ。
  2. 【請求項2】 平坦な転動面上に検出領域を有する基盤
    と;この基盤の検出領域に設置された正極接点および負
    極接点と;上記基盤の転動面上に配置され、基盤が振動
    した時に転動面に沿って転動するとともに、この転動に
    より上記正極接点と負極接点とを導通又は非導通状態に
    移行させる導電性の球体と;を備え、 上記球体の転動に基づいて、この球体と正極接点又は負
    極接点との位置関係に応じた信号を出力する振動センサ
    において、 上記正極接点および負極接点は、上記検出領域の略中心
    を通ってその径方向に延びる第1の線状部分と、この第
    1の線状部分を挟んだ両側において第1の線状部分と交
    差する方向に延びるとともに、この第1の線状部分の延
    出方向に間隔を存して平行に配置された多数の第2およ
    び第3の線状部分と、を夫々有し、 上記正極接点の第1ないし第3の線状部分と、上記負極
    接点の第1ないし第3の線状部分とは、上記検出領域の
    略全域において上記球体が跨るような間隔を存して交互
    に配置されていることを特徴とする振動センサ。
  3. 【請求項3】 平坦な転動面上に検出領域を有する基盤
    と;この基盤の検出領域に設置された多数の正極接点お
    よび負極接点と;上記基盤の転動面上に配置され、基盤
    が振動した時に転動面に沿って転動するとともに、この
    転動により上記正極接点と負極接点とを導通又は非導通
    状態に移行させる導電性の球体と;を備え、 上記球体の転動に基づいて、この球体と正極接点又は負
    極接点との位置関係に応じた信号を出力する振動センサ
    において、 上記正極接点又は負極接点のうちのいずれか一方の接点
    は、上記検出領域の中心から放射状に延びており、ま
    た、他方の接点は、隣り合う一方の接点の間に介在され
    ているとともに、この一方の接点と平行に配置された縁
    部を有し、この他方の接点と上記一方の接点とは、上記
    球体が跨るような間隔を存して並べられていることを特
    徴とする振動センサ。
  4. 【請求項4】 請求項3の記載において、上記他方の接
    点は、その縁部によって囲まれた非導電性の絶縁領域を
    有し、この絶縁領域は、上記検出領域の中心から径方向
    外側に進むに従い拡大されていることを特徴とする振動
    センサ。
  5. 【請求項5】 電動送風機を有する掃除機本体と;この
    掃除機本体に接続され、上記電動送風機を制御する手元
    操作部を含む吸い込み管路と;この吸い込み管路に連な
    るとともに、被掃除面に沿って移動される吸い込みヘッ
    ドと;上記掃除機本体、手元操作部、吸い込み管路又は
    吸い込みヘッドのうちのいずれかに設置された上記請求
    項1ないし3のいずれかに記載の振動センサと;を具備
    し、 上記振動センサから出力される信号により上記電動送風
    機の運転を制御することを特徴とする電気掃除機。
  6. 【請求項6】 電動送風機を有する掃除機本体と;この
    掃除機本体に接続され、上記電動送風機を制御する手元
    操作部を含む吸い込み管路と;この吸い込み管路に連な
    るとともに、被掃除面に沿って移動される吸い込みヘッ
    ドと;上記手元操作部又は吸い込みヘッドのいずれかに
    設置された上記請求項1に記載の振動センサと;を具備
    し、この振動センサから出力される信号により、上記電
    装送風機の運転を制御する電気掃除機であって、 上記振動センサは、その正極接点および負極接点を掃除
    作業時の手元操作部又は吸い込みヘッドの移動方向とは
    交差する方向に沿わせた姿勢で上記手元操作部又は吸い
    込みヘッドに支持されていることを特徴とする電気掃除
    機。
  7. 【請求項7】 電動送風機を有する掃除機本体と;この
    掃除機本体に接続され、上記電動送風機を制御する手元
    操作部を有する吸い込み管路と;この吸い込み管路に連
    なるとともに、被掃除面に沿って移動される吸い込みヘ
    ッドと;上記手元操作部、吸い込み管路又は吸い込みヘ
    ッドのいずれかに設置された上記請求項1に記載の振動
    センサと;を具備し、この振動センサから出力される信
    号により上記電動送風機の運転を制御する電気掃除機で
    あって、 上記振動センサの正極接点および負極接点は、その配置
    間隔が密となる領域と、配置間隔が疎となる領域とを有
    し、この振動センサは、上記吸い込み管路を起立させた
    時に、上記疎の領域が下方となる姿勢に上記吸い込み管
    路又は吸い込みヘッドのいずれかに支持されていること
    を特徴とする電気掃除機。
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