JP2000000042A - 容器の蓋部装着構造 - Google Patents

容器の蓋部装着構造

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JP2000000042A
JP2000000042A JP16719598A JP16719598A JP2000000042A JP 2000000042 A JP2000000042 A JP 2000000042A JP 16719598 A JP16719598 A JP 16719598A JP 16719598 A JP16719598 A JP 16719598A JP 2000000042 A JP2000000042 A JP 2000000042A
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Masaya Sasaki
雅也 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋部を開閉かつ着脱自在に容体部に装着する
構造において、開閉操作を円滑に行えるようにする。 【解決手段】 蓋部装着機構4は、内部に空間を有する
容体部2に蓋部3を開閉自在かつ着脱自在に装着するた
めの機構であって、揺動軸14と、第1係合部材15
と、第2係合部材16と、開閉操作レバー17とを備え
ている。揺動軸は、容体部2の縁部に沿って配置されて
いる。第1係合部材は蓋部に固定され、揺動軸に開閉方
向から係合可能に開口する第1係合溝22aを有してい
る。第2係合部材は、第1係合部材に揺動自在に装着さ
れ、開閉姿勢に揺動したとき揺動軸に開閉方向から係合
可能にかつ係合姿勢に揺動したとき第1係合溝と異なる
方向から揺動軸に係合可能に開口する第2係合溝16a
を有し、揺動軸と係合すると開閉姿勢から係合姿勢に揺
動する。開閉操作部材は、第2係合部材の開放姿勢側へ
の揺動を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓋部装着構造、特
に、内部に空間を有する容体部に蓋部を開閉かつ着脱自
在に装着するための容器の蓋部装着構造に関する。
【0002】
【従来の技術】魚釣りに使用するクーラーボックスやベ
イトボックス(容器の一例)は、内部に魚などを収納す
るための空間が形成された容体部と、容体部に開閉可能
に装着された蓋部とを備えている。この種のクーラーボ
ックスにおいて、蓋部を容体部に対して着脱自在かつ容
体部の両縁部のいずれからでも片開き自在に装着可能な
両面開き式の装着構造が、実開平6−4503号公報,
実開平6−4502号公報等に開示されている。
【0003】前記公報に開示された装着構造は、容体部
に固定された揺動軸と、蓋部に固定され揺動軸に開閉方
向から係合可能に開口する係合溝を有する係合部材と、
蓋部に揺動自在に装着され前記揺動軸を前記係合溝と逆
側の位置で係止可能な開閉操作部材とを有している。こ
の装着構造では、蓋部を閉めると係止溝が揺動軸に当接
して揺動軸が係止溝に係止される。この状態で開閉操作
部材を揺動軸に係止すると、開閉操作部材が揺動軸を係
合溝側に押圧して蓋部が容体部に開閉自在に装着され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の蓋部装着構
造では、係合部材の係合溝に向けて開閉操作部材が揺動
軸を押圧しているだけであるので、押圧方向と異なる方
向で揺動軸にがたつきが生じやすくなり、開閉操作が円
滑に行われにくい。本発明の課題は、蓋部を開閉かつ着
脱自在に容体部に装着する構造において、開閉操作を円
滑に行えるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明1に係る容器の蓋部
装着構造は、内部に空間を有する容体部に蓋部を開閉自
在かつ着脱自在に装着するための構造であって、揺動軸
と、第1係合部材と、第2係合部材と、開閉操作部材と
を備えている。揺動軸は、容体部及び蓋部のいずれか一
方部に固定され、一方部の縁部に沿って配置された軸で
ある。第1係合部材は、容体部及び蓋部の他方部に固定
され、揺動軸に開閉方向から係合可能に開口する第1係
合溝を有している。第2係合部材は、他方部に開閉姿勢
と係合姿勢とに揺動自在に装着され、開閉姿勢に揺動し
たとき揺動軸に開閉方向から係合可能にかつ係合姿勢に
揺動したとき第1係合溝と異なる方向から揺動軸に係合
可能に開口する第2係合溝を有し、揺動軸と係合すると
開閉姿勢から係合姿勢に揺動する。開閉操作部材は、他
方部に揺動自在に装着され、第2係合部材の開放姿勢側
への揺動を規制する部材である。
【0006】この蓋部装着構造では、蓋部を閉める際に
は、蓋部を容体部に載置する。すると、第1係合部材の
第1係合溝が揺動軸に係合する。また、第2係合部材の
第2係合溝が揺動軸に係合すると、開閉姿勢から揺動姿
勢に揺動する。すると、第2係合部材の第2係合溝が第
2係合溝と異なる方向から揺動軸に係合し、第1係合部
材と第2係合部材との2つの部材で揺動軸に2つの方向
から係合する。そして、開閉操作部材により第2係合部
材の開放姿勢側への揺動が規制される。このため、蓋部
が容体部に揺動可能に装着される。また、蓋部を開ける
ときまたは蓋部を取り外すときには、開閉操作部材を規
制解除方向に揺動させて、開閉操作部材を持って蓋部を
持ち上げる。すると第2係合部材の規制が解除されるの
で第2係合部材がが開閉姿勢側に揺動し揺動軸と2つの
係合部材との係合が解除される。
【0007】ここでは、蓋部を容体部に装着したときに
揺動軸に2つの係合部材の係合溝が異なる方向から係合
しているので、揺動軸と2つの係合部材とのがたつきが
すくなくなり,開閉操作を円滑に行える。発明2に係る
容器の蓋部装着構造は、発明1に記載の構造において、
容体部、第2係合部材及び開閉操作部材は、第1係合部
材に揺動自在に装着されることで他方部に装着される。
この場合には、揺動する開閉操作部材と第2係合部材と
の揺動中心が同じ他方部に配置されるので、それらの寸
法誤差が少なくなり、第2係合部材が開閉操作部材によ
り確実に規制される。
【0008】発明3に係る容器の蓋部装着構造は、発明
1又は2に記載の構造において、揺動軸は容体部に固定
され、第1係合部材、第2係合部材及び開閉操作部材は
蓋部に装着されている。この場合には、揺動軸が容体部
に固定されるので、蓋部より大型の容体部の構成が簡素
になる。しかも、開閉操作部材が蓋部に装着されている
ので、係合状態を解除する動作と蓋部を開ける動作とを
同じ動作で連続して行うことができ、蓋部をワンタッチ
で開くことができる。
【0009】発明4に係る容器の蓋部装着構造は、発明
3に記載の構造において、揺動軸は、容体部の両縁部に
長手方向に間隔を隔ててそれぞれ1対ずつ固定され、第
1及び第2係合部材は、蓋部の両縁部の揺動軸に対向す
る位置に前記長手方向に間隔を隔ててそれぞれ1対ずつ
装着されている。この場合には、蓋部と容体部との係合
箇所が多くなるので、両部がより緊密に密着し内部空間
の密閉性が高くなる。
【0010】発明5に係る容器の蓋部装着構造は、発明
4に記載の構造において、容体部の両縁部には、揺動軸
が収納される凹部が形成されている。この場合には、揺
動軸を容体部から突出しないように配置することができ
る。発明6に係る容器の蓋部装着構造は、発明4又は5
に記載の構造において、開閉操作部材は、1対の第2係
合部材を同時に規制可能な長手長さ方向を有している。
この場合には、開閉操作部材を操作すると1対の第2係
合部材の規制及び規制解除を一度に行えるので、開閉操
作が容易になる。
【0011】発明7に係る容器の蓋部装着構造は、発明
1から6のいずれかに記載の構造において、開閉操作部
材を第2係合部材の揺動を規制する方向に付勢する第1
付勢部材をさらに備える。この場合には、第1付勢部材
により開閉操作部材が規制方向に付勢されるので、第2
係合部材が開閉操作部材により規制された状態を維持す
ることができ、蓋部が不意に開きにくくなる。
【0012】発明8に係る容器の蓋部装着構造は、発明
1から6のいずれかに記載の構造において、第2係合部
材を開閉姿勢側に付勢する第1付勢部材をさらに備え
る。この場合には、第2係合部材と揺動軸との係合が解
除されると第2係合部材は常に開閉姿勢に維持されるの
で、第2係合部材を揺動軸に確実に係合する事ができる
とともに、蓋部を開けるだけで第2係合部材を開閉姿勢
に揺動させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1及び図2において、本発明の
一実施形態を採用した容器である両面開き式のクーラー
ボックス1は、箱形の容体部2と、容体部2の上部に設
けられた蓋部3と、蓋部3を容体部2に両側のいずれか
らも開閉可能かつ着脱可能なように装着するための蓋部
装着機構4と、容体部2に回動可能に装着されたハンド
ル5と、容体部2に着脱自在に係止された肩掛けベルト
6を有している。
【0014】ハンドル5は、容体部2の左側面2bと右
側面2dに揺動自在に装着されており、容体部2の前面
2aから背面2c方向に回動可能である。このハンドル
5はユーザがクーラーボックス1を持ち運ぶ場合に把持
する部分である。容体部2は、内部に空間を有し魚等を
保存するものである。容体部2は、断熱効果を必要とす
るので、表面壁となる1対のポリプロピレン製の部材の
間に発砲ポリウレタン製断熱材(図示せず)を内包する
3層構造で構成されている。容体部2の両側面2b,2
dには、肩掛けベルト6を係止するための第1凹部10
が下端から上方に向けて形成されている。また、前面2
a及び背面2cの上部には、蓋部装着機構4を収納する
ための第2凹部13が形成されている。第2凹部13
は、わずかに下方に凸に湾曲して形成されており、図3
に示すように、容体部2の内側に向かっても滑らかに凸
に湾曲している。
【0015】蓋部3は、表面壁となる1対のポリプロピ
レン製の部材の間に発泡ポリウレタン製断熱材(図示せ
ず)を内包する3層構造である。蓋部3には、魚を内部
に入れるための開閉する小蓋11が設けられている。こ
の小蓋11は、小蓋11の近傍に配置されたプッシュボ
タン12を押すだけでワンタッチで開くことができる。
蓋部3の下面の周囲には、シール用の断面矩形のパッキ
ン7(図3)が装着されている。パッキン7は、蓋部3
を閉めたときに容体部2の上面に圧縮して密着する。
【0016】蓋部装着機構4は、図3〜図5に示すよう
に、容体部2に固定された揺動軸14と、蓋部3に固定
された第1係合部材15と、第1係合部材15に開閉姿
勢と係合姿勢とに揺動自在に装着された第2係合部材1
6と、第1係合部材15に規制姿勢と規制解除姿勢とに
揺動自在に装着された開閉操作レバー17とを有してい
る。
【0017】揺動軸14は、たとえばステンレス鋼など
の金属製の棒状部材であり、容体部2の前面2a及び背
面2cの第2凹部13内において、両縁部に沿って配置
されている。揺動軸14は、蓋部3が開閉するときの揺
動中心となる部材であり、両縁部に沿う方向に間隔を隔
ててそれぞれ1対設けられている。揺動軸14は、合成
樹脂製のブラケット20により容体部2の第2凹部13
に固定されている。このように揺動軸14を第2凹部1
3内に固定することで、揺動軸14が容体部2から突出
しなくなる。
【0018】第1係合部材15は、たとえばナイロン6
6などの合成樹脂製の部材であり、揺動軸14に対向す
る位置において蓋部3にビス止めされている。したがっ
て、第1係合部材15は、蓋部3の下面両側にそれぞれ
1対設けられている。第1係合部材15は、蓋部3にビ
スにより締結されるフレーム部21と、フレーム部21
の両端部よりやや内側に一体で形成された板状の1対の
係合部22とを有している。フレーム部21は、断面が
L字型の部材でありその両端にばね係止部21aが形成
されている。
【0019】係合部22は、下部に揺動軸14が係合可
能な第1係合溝22aが形成されている。第1係合溝2
2aは開閉方向(図3の上下方向)から揺動軸14に係
合可能に下向きに開口している。第1係合溝22aは、
下部22bが揺動軸14に係合しやすいように末広がり
に形成され、上部22cが倒立U字状に形成されてい
る。第1係合溝22aのU字部分が揺動軸14の略半周
部分に接触するような形態で第1係合溝22aは揺動軸
14に係合する。各係合部22の内側面には、第2係合
部材16を開閉姿勢で位置決めするための第1ストッパ
突起22dが内方に突出して形成されている。また、外
側面には、開閉操作レバー17を規制姿勢及び規制解除
姿勢で位置決めするための第2ストッパ突起22eが外
方に突出して形成されている。
【0020】第2係合部材16は、両係合部22の間に
配置された略雨滴状断面を有する合成樹脂製の部材であ
る。第2係合部材16は、両係合部22間に掛け渡され
た第1支持軸25により第1係合部材15に図3(a)
に示す開閉姿勢と図3(b)に示す係合姿勢とに揺動自
在に支持されている。第2係合部材16の前部(図3右
下部)には、長手方向に沿ってU字状断面の第2係合溝
16aが形成されている。第2係合溝16aは、開閉姿
勢にあるとき、その開口が開閉方向から揺動軸14に係
合可能に形成されており、第2係合部材16は、第2係
合溝16aが揺動軸14に接触すると開閉姿勢から係合
姿勢に揺動するように第1係合部材15に支持されてい
る。この第2係合溝16aは、係合姿勢にあるとき、第
1係合部材15の第1係合溝22aと実質的に直交する
方向から揺動軸14に係合する。
【0021】第2係合部材16の第2係合溝16a側の
端面には第1支持軸25から離れる方向に突出する突起
部16bが形成されている。この突起部16bは、第2
係合溝16aから連続して突出しており、開閉操作レバ
ー17に係止される。第2係合部材16は、第1支持軸
25に巻回された第1ねじりコイルばね30により開閉
姿勢側に付勢されている。第1ねじりコイルばね30の
一端は、第1係合部材15のフレーム部21に係止さ
れ、他端は第2係合部材16の長手方向中央部に係止さ
れている。第2係合部材16の背面(図3左端面)に
は、第1ストッパ突起22dに係止される半円形のスト
ッパ溝16cが形成されている。このストッパ溝16c
が第1ストッパ突起22dに当接することで、開閉姿勢
側に付勢された第2係合部材16が開閉姿勢に位置決め
される。
【0022】開閉操作レバー17は、開閉操作を行うと
ともに、蓋部3を閉めたときに第2係合部材16の開閉
姿勢側への揺動をロック(規制)するために設けられた
合成樹脂製の部材である。開閉操作レバー17は、両係
合部22間に第1支持軸25と平行に掛け渡された第2
支持軸32により第1係合部材15に揺動自在に支持さ
れている。
【0023】開閉操作レバー17は、蓋部3が閉まった
状態で容体部2の第2凹部13内にはまりこむように配
置され下方に凸にわずかに湾曲した板状のレバー部17
a(図1)と、レバー部17aの背面において長手方向
の両端部に間隔を隔てて配置されたそれぞれ1対の軸支
部17bとを有している。レバー部17aの下端縁と第
2凹部13の縁部との間には指を入れるのに十分な隙間
が形成されている。レバー部17aの長手方向長さは、
1対の第1係合部材15に対向する長さよりやや長い。
このため、1対の第1係合部材15にそれぞれ装着され
た第2係合部材16の揺動を一動作で規制できる。軸支
部17bには、揺動中心となる第2支持軸32が装着さ
れている。開閉操作レバー17は、第2ストッパ突起2
2eにより第2係合部材16の揺動を規制する規制位置
と規制を解除する規制解除位置との間に揺動範囲を限定
されている。開閉操作レバー17は、一端が第1係合部
材15のばね係止部21aに係止された第2ねじりコイ
ルばね33により第2係合部材16を規制する側に付勢
されている。開閉操作レバー17の裏面には、第2係合
部材の突起部16bを係止するための係止突起17cが
長手方向に並べて配置されている。
【0024】次に、このよう構成されたクーラーボック
ス1の蓋部開閉動作について説明する。蓋部3が開いて
いるときには、図3(a)に示すように、第2係合部材
16は第1ねじりコイルばね30により開閉姿勢に維持
されている。そして、蓋部3が容体部2に接近して突起
部16bが揺動軸14に接触すると、第2係合部材16
が図3時計回りに揺動する。そして、蓋部3が容体部2
に密着すると、第2係合部材16が係合姿勢になり、第
2係合溝16aが横向きに配置されかつ第1係合溝22
aと直交した状態で揺動軸14に係合する。そして、開
閉操作レバー17を第2係合部材16に引っかけると、
第2係合部材16の開閉姿勢側への揺動が規制される。
このとき、開閉操作レバー17は、第2ねじりコイルば
ね33により規制方向に付勢されているので、開閉操作
レバー17による第2係合部材16の規制が解除されに
くい。この結果、揺動軸14は、2つの係合溝16a,
22aにより異なる方向から抱かれることになる。この
ため、図2及び図4に示すように奥側の蓋部装着機構4
の開閉操作レバー17により、奥側の揺動軸14を中心
に蓋部3を開いても係合溝16a,22aと揺動軸14
とのがたつきが少なくなり開閉操作が円滑になる。
【0025】蓋部3を開けるときには、開閉操作レバー
17を第2ねじりコイルばね33の付勢力に抗して外方
の規制解除位置側に揺動させる。すると、第2係合部材
16の規制が解除され第2係合部材16が開閉姿勢側に
揺動できるようになる。この状態で開閉操作レバー17
を持って持ち上げると、逆側の蓋部装着機構4の揺動軸
14を揺動中心として蓋部3が開く。すると、第2係合
部材16は、第2ねじりコイルばねにより開閉姿勢側に
揺動し第2係合溝22aの開口が揺動軸14に係合可能
に配置される。このとき、逆側の蓋部装着機構4では、
前述のように揺動軸14が2つの方向から2つの係合溝
16a,22aで抱かれているので係合溝16a,22
aと揺動軸14とのがたつきが少なくなり開閉操作が円
滑になる。
【0026】〔他の実施形態〕 (a) 前記実施形態では、揺動軸14を容体部2に装
着し、第1及び第2係合部材15,16並びに開閉操作
レバー17を蓋部3に装着したが、この配置を逆にして
揺動軸14を蓋部3に装着し、第1及び第2係合部材1
5,16並びに開閉操作レバー17を容体部2に装着し
てもよい。
【0027】(b) 前記実施形態では、第2係合部材
16及び開閉操作レバー17を第1係合部材15に装着
して取付誤差の減少を図ったが、これらを蓋部3に直接
装着してもよい。 (c) 前記実施形態では、開閉操作を利便性を図るた
めに1つの開閉操作レバー17で2つの第2係合部材1
6を同時に規制するように構成したが、第2係合部材に
対応して個別に開閉操作レバーを設けてもよい。
【0028】(d) 前記実施形態では、釣り用クーラ
ーボックスを例に説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、両側から片開き可能なえさ箱や冷蔵・
冷凍・温蔵ボックス等の全ての容器に適用できる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、蓋部を容体部に装着し
たときに揺動軸に2つの係合部材の係合溝が異なる方向
から係合しているので、揺動軸と2つの係合部材とのが
たつきが少なくなり,開閉操作を円滑に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用したクーラーボック
スの斜視図。
【図2】その蓋部を開いた時の斜視図。
【図3】蓋部が開いたときの蓋部装着機構の状態を示す
断面拡大図。
【図4】蓋部が閉じたときの蓋部装着機構の状態を示す
断面拡大図。
【図5】蓋部が開いたときの揺動中心側の蓋部装着機構
の状態を示す断面拡大図。
【符号の説明】
1 クーラーボックス 2 容体部 3 蓋部 4 蓋部装着機構 14 揺動軸 15 第1係合部材 16 第2係合部材 16a 第2係合溝 17 開閉操作レバー 17c 係止突起 22a 第1係合溝 30 第1ねじりコイルばね 33 第2ねじりコイルばね

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に空間を有する容体部に蓋部を開閉自
    在かつ着脱自在に装着するための容器の蓋部装着構造で
    あって、 前記容体部及び蓋部のいずれか一方部に固定され、前記
    一方部の縁部に沿って配置された揺動軸と、 前記容体部及び蓋部の他方部に固定され、前記揺動軸に
    開閉方向から係合可能に開口する第1係合溝を有する第
    1係合部材と、 前記他方部に開閉姿勢と係合姿勢とに揺動自在に装着さ
    れ、前記開閉姿勢に揺動したとき前記揺動軸に開閉方向
    から係合可能に開口しかつ前記係合姿勢に揺動したとき
    前記第1係合溝と異なる方向から前記揺動軸に係合可能
    に開口する第2係合溝を有し、前記揺動軸と係合すると
    前記開閉姿勢から係合姿勢に揺動する第2係合部材と、 前記他方部に揺動自在に装着され、前記第2係合部材の
    前記開放姿勢側への揺動を規制する開閉操作部材と、を
    備えた容器の蓋部装着構造。
  2. 【請求項2】前記容体部、第2係合部材及び開閉操作部
    材は、前記第1係合部材に揺動自在に装着されることで
    前記他方部に装着される、請求項1に記載の容器の蓋部
    装着構造。
  3. 【請求項3】前記揺動軸は前記容体部に固定され、 前記第1係合部材、第2係合部材及び開閉操作部材は前
    記蓋部に装着されている、請求項1又は2に記載の容器
    の蓋部装着構造。
  4. 【請求項4】前記揺動軸は、前記容体部の両縁部に長手
    方向に間隔を隔ててそれぞれ1対ずつ固定され、 前記第1及び第2係合部材は、前記蓋部の両縁部の前記
    揺動軸に対向する位置に前記長手方向に間隔を隔ててそ
    れぞれ1対ずつ装着されている、請求項3に記載の容器
    の蓋部装着構造。
  5. 【請求項5】前記容体部の両縁部には、前記揺動軸が収
    納される凹部が形成されている、請求項4に記載の容器
    の蓋部装着構造。
  6. 【請求項6】前記開閉操作部材は、前記1対の第2係合
    部材を同時に規制可能な前記長手長さ方向を有してい
    る、請求項4又は5に記載の容器の蓋部装着構造。
  7. 【請求項7】前記開閉操作部材を前記第2係合部材の揺
    動を規制する方向に付勢する第1付勢部材をさらに備え
    る、請求項1から6のいずれかに記載の容器の蓋部装着
    構造。
  8. 【請求項8】前記第2係合部材を前記開閉姿勢側に付勢
    する第2付勢部材をさらに備える、請求項1から7のい
    ずれかに記載の容器の蓋部装着構造。
JP16719598A 1998-06-15 1998-06-15 容器の蓋部装着構造 Pending JP2000000042A (ja)

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