WO2024038808A1 - 作業機械 - Google Patents

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健 池田
宏章 田中
直樹 木村
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Abstract

機械室外装(9)は、機械室を覆い、作業者の通路(PW)を有する。手すり(20)は、キャブ(4)に取り付けられ、かつ安全帯が連結される安全帯連結部(24)および作業者によって把持される把持部(21)を有する。手すり(20)は、上面視においてキャブ(4)の後方で通路(PW)と重畳するように配置されている。

Description

作業機械
 本開示は、作業機械に関する。
 近年、機械室(エンジン室など)を覆う外装カバーの高さが高くなり、外装カバー上で作業する作業者の立ち位置も高くなってきた。このためキャブに手すり、安全帯連結部を付設することが一般的となってきた。
 手すりなどを有する作業機械は、たとえば特開2001-180381号公報(特許文献1)、特開2020-20177号公報(特許文献2)などに開示されている。
特開2001-180381号公報 特開2020-20177号公報
 上記2つの公報の各々においては、手すりの構造および配置位置から、手すりを把持して作業する作業者の姿勢が無理な姿勢になることがあった。
 本開示の目的は、作業中の作業者が無理な姿勢となることを抑制できる作業機械を提供することである。
 本開示の作業機械は、キャブと、機械室外装と、手すりとを備える。機械室外装は、機械室を覆い、作業者の通路を有する。手すりは、キャブに取り付けられ、かつ安全帯が連結される安全帯連結部および作業者によって把持される把持部を有する。手すりは、上面視において、キャブの後方で通路と重畳するように配置されている。
 本開示によれば、作業中の作業者が無理な姿勢となることを抑制できる作業機械を実現することができる。
本開示の一実施形態における油圧ショベルの構成を示す側面図である。 図1に示す油圧ショベルの一部を斜め後方から示す斜視図である。 図2の領域RAを拡大して示す図である。 キャブに取り付けられた手すりを斜め前方から示す拡大斜視図である。 図1に示す油圧ショベルの一部を上方から示す上面図である。
 以下、本開示の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
 明細書および図面において、同一の構成要素または対応する構成要素には、同一の符号を付し、重複する説明を繰り返さない。また図面では、説明の便宜上、構成を省略または簡略化している場合もある。また実施の形態と各変形例との少なくとも一部は、互いに任意に組み合わされてもよい。
 本開示は、油圧ショベル以外に、ホイールローダ、ブルドーザ、モータグレーダなどの他の作業機械にも適用可能である。以下の説明において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」とは、図1に示すキャブ4内の運転席4Sに着座したオペレータを基準とした方向である。
 <作業機械の構成>
 まず本実施形態の作業機械の一例として油圧ショベルの構成を図1を用いて説明する。
 図1は、本開示の一実施形態における油圧ショベルの構成を概略的に示す側面図である。図1に示されるように、油圧ショベル100は、本体1と、油圧により作動する作業機2とを有している。本体1は、旋回体3と、走行体5とを有している。走行体5は、履帯5Crと、走行モータ5Mとを有している。油圧ショベル100は、履帯5Crの回転により走行可能である。走行モータ5Mは、走行体5の駆動源として設けられている。走行モータ5Mは、油圧により作動する油圧モータである。なお、走行体5が車輪(タイヤ)を有していてもよい。
 旋回体3は、走行体5の上に配置され、かつ走行体5により支持されている。旋回体3は、旋回軸RXを中心として走行体5に対して旋回可能である。旋回体3は、キャブ4(運転室)を有している。キャブ4内には、オペレータが着座する運転席4Sが設けられている。オペレータ(乗員)は、キャブ4に搭乗して、作業機2の操作が可能であり、走行体5に対する旋回体3の旋回操作が可能であり、また走行体5による油圧ショベル100の走行操作が可能である。
 旋回体3は、機械室外装9と、旋回体3の後部に設けられるカウンタウエイトCWとを有している。機械室外装9は、機械室を覆っている。機械室には、エンジンユニット(エンジン、排気処理構造体など)またはバッテリユニット(バッテリ、モータ、インバータなど)が配置されている。機械室にバッテリユニットが配置される場合、カウンタウエイトCWは省略されてもよい。この場合、バッテリユニットがカウンタウエイトの役割をなす。
 作業機2は、旋回体3に支持されている。作業機2は、ブーム6と、アーム7と、バケット8とを有している。作業機2は、ブームシリンダ10と、アームシリンダ11と、バケットシリンダ12とをさらに有している。
 ブーム6は、本体1(走行体5および旋回体3)に回動可能に接続されている。具体的にはブーム6の基端部は、ブームフートピン(図示せず)を支点として旋回体3に回動可能に接続されている。
 アーム7は、ブーム6に回動可能に接続されている。具体的にはアーム7の基端部は、ブームトップピン14を支点としてブーム6の先端部に回動可能に接続されている。バケット8は、アーム7に回転可能に接続されている。具体的にはバケット8の基端部は、アームトップピン15を支点としてアーム7の先端部に回動可能に接続されている。
 ブームシリンダ10の一端は旋回体3に接続され、他端はブーム6に接続されている。ブーム6は、ブームシリンダ10により本体1に対して駆動可能である。この駆動により、ブーム6は、ブームフートピンを支点として旋回体3に対して上下方向に回動可能である。
 アームシリンダ11の一端はブーム6に接続され、他端はアーム7に接続されている。アーム7は、アームシリンダ11によりブーム6に対して駆動可能である。この駆動により、アーム7は、ブームトップピン14を支点としてブーム6に対して上下方向または前後方向に回動可能である。
 バケットシリンダ12の一端はアーム7に接続され、他端はバケットリンク17に接続されている。バケット8は、バケットシリンダ12によりアーム7に対して駆動可能である。この駆動により、バケット8は、アームトップピン15を支点としてアーム7に対して上下方向に回動可能である。
 キャブ4には、手すり20と、アンテナ30とが取り付けられている。アンテナ30は、たとえばキャブ4の上面4Uと後面4Rとがなす角部4Cに取り付けられている。アンテナ30は、キャブ4の上面4Uまたは後面4Rのいずれかに取り付けられていてもよい。アンテナ30は、通信装置用のアンテナであり、たとえばラジオ用のアンテナである。
 アンテナ30は、可倒式であり、起立状態と、倒れた状態との間でキャブ4に対して回動可能である。アンテナ30は、たとえば使用時には情報を受信しやすいように起立状態とされる。アンテナ30は、たとえば搬送時には障害物との干渉を避けるために倒れた状態とされる。
 作業者は、機械室外装9の上面に立って作業をする。この作業は、油圧ショベル100の各種メンテナンス作業などを含む。またこの作業は、たとえばアンテナ30を起立状態と倒れた状態との間でキャブ4に対して回動させる作業も含む。
 手すり20は、機械室外装9の上面に立って作業をする作業者が把持する部分である。手すり20は、安全帯(墜落制止用器具)を連結するための安全帯連結部を有している。
 安全帯とは、高所で作業を行う際に作業者を墜落から防止するための保護具である。安全帯は、作業者の身体に装着される装着部と、装着部および安全帯連結部を繋ぐためのランヤードとを有している。ランヤードは、たとえば装着部に接続されたロープと、ロープ先端に取り付けられたフックとを有している。
 作業者は、自らの身体に安全帯の装着部を装着し、ランヤードのフックを手すり20の安全帯連結部に連結する(たとえば引っ掛ける)。これにより安全帯が手すり20に連結され、安全帯の装着部を装着した作業者が機械室外装9の上面から墜落することが防止される。
 <手すりの構成と配置>
 次に、手すり20の構成と配置について図2~図5を用いて説明する。
 図2は、図1に示す油圧ショベルの一部を斜め後方から示す斜視図である。図3は、図2の領域RAを拡大して示す図である。図4は、キャブに取り付けられた手すりを斜め前方から示す拡大斜視図である。図5は、図1に示す油圧ショベルを上方から示す上面図である。
 図2に示されるように、手すり20は、キャブ4の上面4Uと後面4Rと右側面4SRとの接続部となる角部付近に配置されている。手すり20は、キャブ4のたとえば上面4Uと後面4Rとの各々にボルトなどにより取り付けられている。
 手すり20は、キャブ4における一方側面(作業機2側の側面)側の後部に配置されている。アンテナ30は、キャブ4の他方側面(作業機2とは反対側の側面)側の後部に配置されている。キャブ4における上面4Uの左右方向の中心CCLに対して、手すり20とアンテナ30とは互いに異なる方向に配置されている。具体的には、中心CCLに対して、手すり20はキャブ4の一方側面(たとえば右側面4SR)側に配置されており、アンテナ30はキャブ4の他方側面(たとえば左側面4SL)側に配置されている。
 手すり20は、キャブ4の後部に取り付けられ、キャブ4の後面4Rよりも後方へ延びて突き出す部分を有している。キャブ4の前面4F、側面4SR、4SLおよび後面4Rの各々には窓が設けられており、窓にはたとえばガラスなどの透明部材が配置されている。
 キャブ4の側方および後方には、機械室外装9が配置されている。機械室外装9は、フード部FDと、図2、図5に示されるように一点鎖線で囲まれた通路PWとを有している。通路PWは、機械室外装9の上面に配置されている。通路PWは、作業者が歩行、作業などをするための足場である。
 通路PWは、たとえば略平坦な面よりなっている。通路PWは、歩行時、作業時などにおける作業者の足裏の滑り止めとして、たとえば複数の孔が設けられたパンチングメタルからなっている。また通路PWは、滑り止めとして表面に複数の突起が設けられていてもよい。通路PWは、上に乗って作業する作業者および作業道具の重量を支えられる強度を有するように構成されている。
 図3および図4に示されるように、手すり20は、把持部21と、支持部22と、取付部23とを有している。支持部22は、キャブ4の上面4U上に位置する第1部分22aと、キャブ4の右側面4SRに沿う第2部分22bとを有している。第1部分22aと第2部分22bとは、一枚の板材を折り曲げ加工することにより構成されている。第1部分22aと第2部分22bとは互いに略直角をなしている。
 支持部22の第1部分22aは、前後および左右に延びる板形状を有している。支持部22の第1部分22aは、キャブ4の上面4Uに接している。支持部22の第1部分22aは、たとえばボルト42などの固定部材によりキャブ4の上面4Uに取り付けられている。ボルト42は、第1部分22aに設けられた貫通孔(図示せず)を通してキャブ4に螺合されている。
 支持部22の第2部分22bは、上下および前後に延びる板形状を有している。支持部22の第2部分22bは、キャブ4のたとえば作業機2側の側面(たとえば右側面4SR)に接していてもよい。支持部22の第1部分22aと第2部分22bとの接続部はラウンド形状を有していてもよく、また略直角形状を有していてもよい。
 支持部22の第2部分22bは、前端から後端の全体に亘って前後方向に直線状に延びている。支持部22は、キャブ4の後面4Rよりも後方へ延びる部分を有している。具体的には、支持部22の第2部分22bがキャブ4の後面4Rよりも後方へ延びる部分を有している。支持部22の第2部分22bは、第2部分22bの後端に向かって上下方向の幅が狭くなるようなテーパー形状を有している。なお、支持部22の第2部分22bが、キャブ4のたとえば作業機2側の側面(たとえば右側面4SR)にボルトなどの固定部材により取り付けられていてもよい。
 支持部22の第2部分22bは、安全帯連結部24を有している。安全帯連結部24は、キャブ4の後面4Rよりも後方に位置する手すり20の部分に配置されている。具体的には、安全帯連結部24は、支持部22の第2部分22bのうちキャブ4の後面4Rよりも後方に位置する部分に配置されている。
 安全帯連結部24は、たとえば貫通孔である。安全帯連結部24を構成する貫通孔は、第2部分22bを左右方向に貫通している。安全帯連結部24が貫通孔である場合、安全帯連結部24にフックを挿し込むことにより、フックを手すり20に引っ掛けて手すり20と連結させることができる。なお安全帯連結部24は、貫通孔に限定されず、安全帯と連結できる構成であればよい。
 把持部21は、作業者が作業時に把持する部分である。把持部21は、キャブ4の後面4Rよりも後方に位置している。把持部21は、たとえば円形の断面を有する棒状部材により構成されている。把持部21は、たとえばL字形状に折り曲げられている。把持部21は、キャブ4の後方領域(真後ろの領域)よりも側方へ突き出さないことが好ましい。具体的には前面視または後面視において把持部21の全体がキャブ4と重畳することが好ましい。なお把持部21の断面は、円形(真円、楕円など)に限定されず、多角形(三角形、四角形、五角形など)であってもよく、他の形状であってもよい。
 把持部21は、左右方向に延びる第1把持部分21aと、前後方向に延びる第2把持部分21bとを有している。第1把持部分21aおよび第2把持部分21bの各々は棒状部材により構成されている。
 把持部21の一方端は支持部22の第2部分22bに、たとえば溶接などにより接続されている。具体的には第1把持部分21aの一方端が支持部22の第2部分22bに、たとえば溶接などにより接続されている。把持部21は、第2部分22bのキャブ4よりも後方に突き出す部分に接続されている。把持部21は、安全帯連結部24よりも後方で第2部分22bに接続されている。第1把持部分21aは、キャブ4の後面4Rと間隔を空けて配置されている。
 把持部21の他方端は、取付部23にたとえば溶接などにより接続されている。具体的には第2把持部分21bの一方端が取付部23に、たとえば溶接などにより接続されている。第1把持部分21aの他方端と第2把持部分21bの他方端とは互いに接続されている。
 取付部23は、たとえば板状部材よりなっている。取付部23は、上下および左右に延びる板形状を有している。取付部23は、キャブ4のたとえば後面4Rに接している。取付部23は、ボルト41などの固定部材によりキャブ4のたとえば後面4Rに取り付けられている。ボルト41は、取付部23に設けられた貫通孔(図示せず)を通してキャブ4に螺合されている。取付部23は、キャブ4の上面4Uにボルトなどの固定部材により取り付けられていてもよい。
 支持部22および取付部23の各々は、把持部21をキャブ4に支持するための部分である。
 図5に示されるように、通路PWは、キャブ4および作業機2の右側領域と、作業機2の後方領域と、キャブ4の後方領域とに配置されている。通路PWは、上面視においてたとえば略L字形状となるように配置されている。
 通路PWは、キャブ4の後方において機械室外装9の左右方向の端と間隔Wを空けて配置されている。具体的には通路PWは、機械室外装9の左端と間隔Wを空けて配置されている。通路PWは、機械室外装9の左端に達しておらず、通路PWと機械室外装9の左端との間には通路PWよりも高さの高いフード部FDが位置している。
 通路PWは、機械室外装9の後端と間隔を空けて配置されている。通路PWは、機械室外装9の後端に達しておらず、通路PWと旋回体3の後端との間には通路PWよりも高さの高いフード部FDが位置している。
 手すり20は、上面視においてキャブ4の後方で通路PWと重畳するように配置されている。具体的には手すり20の把持部21が、上面視においてキャブ4の後方で通路PWと重畳するように配置されている。把持部21の一部のみが上面視においてキャブ4の後方で通路PWと重畳するように配置されていてもよく、また把持部21の全体が上面視においてキャブ4の後方で通路PWと重畳するように配置されていてもよい。
 また手すり20の把持部21および安全帯連結部24の双方が上面視においてキャブ4の後方で通路PWと重畳するように配置されていてもよい。この場合、安全帯連結部24の一部のみが上面視においてキャブ4の後方で通路PWと重畳するように配置されていてもよく、また安全帯連結部24の全体が上面視においてキャブ4の後方で通路PWと重畳するように配置されていてもよい。
 上面視とは、通路PWの平らな部分に対して垂直な方向に沿って上から下を見る視点を意味する。また側面視とは、油圧ショベル100を左右方向から見る視点を意味する。また前面視または後面視は、油圧ショベル100を前方または後方から見る視点を意味する。
 安全帯連結部24は、上面視においてキャブ4よりも油圧ショベル100の左右方向の中心MCLの近くに配置されている。具体的には安全帯連結部24は、上面視においてキャブ4の作業機2側の側面(たとえば右側面4SR)よりも油圧ショベル100の左右方向の中心MCLの近くに配置されている。安全帯連結部24は、前面視または後面視においてキャブ4と重畳しない位置に配置されている。また安全帯連結部24は、上面視においてキャブ4における上面4Uの左右方向の中心CCLよりも油圧ショベル100の左右方向の中心MCLの近くに配置されている。
 手すり20は、上面視においてキャブ4における上面4Uの左右方向の中心CCLよりも作業機2側に配置されている。このため手すり20は、当該中心CCLまで延びていない。
 <効果>
 次に、本実施形態の効果について説明する。
 本実施形態においては図5に示されるように、手すり20が上面視においてキャブ4の後方で通路PWと重畳するように配置されている。これにより通路PWに立って作業する作業者は、手すり20を把持して作業することが容易となり、作業中に無理な姿勢となることが抑制される。たとえば図5において作業者が通路PWを足場としてアンテナ30を起立状態と倒れた状態との間で回動させる場合などでも、作業者が作業中に無理な姿勢となることが抑制される。
 また通路PWに立って作業する作業者は、安全帯を安全帯連結部24に容易に連結することが可能となる。このため作業者が、安全帯を安全帯連結部24に連結する際にも無理な姿勢となることが抑制される。
 また本実施形態においては図3に示されるように、手すり20は、作業者が把持する把持部21と、把持部21をキャブ4に支持する支持部22とを有している。安全帯連結部24は、支持部22に配置されている。これにより手すり20に把持部21と安全帯連結部24との双方を一体的に含ませることができる。このため手すり20は、少ない部品点数かつシンプルな構成で作業者による把持機能と安全帯の連結機能とを有する。
 また本実施形態においては図3および図4に示されるように、安全帯連結部24は、キャブ4の後面4Rから後方へ延びる支持部22の部分に配置されている。これにより作業機2のブーム6を上げた姿勢になった場合でも、安全帯連結部24に安全帯を連結する際に作業機2(特にブーム6)が邪魔になりにくい。このため安全帯連結部24に安全帯を連結する作業が容易となる。
 また安全帯連結部24がキャブ4の後面4Rから後方へ延びる支持部22の部分に配置されているため、安全帯連結部24に安全帯を連結させる際に安全帯がキャブ4の後面4Rの干渉しにくくなる。このため、たとえばキャブ4の後面4Rにガラスなどの透明部材が配置されている場合でも安全帯とガラスとの接触によるガラスの破損が抑制される。
 また把持部21は、安全帯連結部24よりも後方で支持部22に接続されている。このため把持部21とキャブ4の後面4Rとの間の隙間を大きく確保することができる。よって作業者は把持部21とキャブ4の後面4Rとの間に指を差し入れやすくなり、把持部21を把持しやすくなる。
 また本実施形態においては図5に示されるように、通路PWは、キャブ4の後方において機械室外装9の左右方向の端と間隔Wを空けて配置されている。これにより通路PW上で作業する作業者が機械室外装9から足を踏み外すことが抑制される。
 また本実施形態においては図2に示されるように、キャブ4の後方において通路PWと機械室外装9の左右方向の端との間には、通路よりも高い高さを有するフード部FDが配置されている。このため通路PW上で作業する作業者が機械室外装9から足を踏み外すことがさらに抑制される。
 また本実施形態においては図5に示されるように、安全帯連結部24は、上面視においてキャブ4よりも油圧ショベル100の左右方向の中心MCLの近くに配置されている。このように安全帯連結部24が油圧ショベル100の左右方向の中心MCL寄りに配置されているため、安全帯連結部24に安全帯で連結された作業者はフード部FD内に配置された各種装置などを左右方向の広い範囲でメンテナンスすることが容易となる。
 <付記>
 以上の説明は、以下に付記する特徴を含む。
 (付記1)
 キャブと、
 機械室を覆い、作業者の通路を有する機械室外装と、
 前記キャブに取り付けられ、かつ安全帯が連結される安全帯連結部および作業者によって把持される把持部を有する手すりと、を備え、
 前記手すりは、上面視において、前記キャブの後方で前記通路と重畳するように配置されている、作業機械。
 (付記2)
 前記手すりは、前記把持部を前記キャブに支持する支持部を有し、
 前記安全帯連結部は、前記支持部に配置されている、付記1に記載の作業機械。
 (付記3)
 前記安全帯連結部は、前記キャブの後端から後方へ延びる前記支持部の部分に配置されている、付記2に記載の作業機械。
 (付記4)
 前記通路は、前記キャブの後方において前記機械室外装の左右方向の端と間隔を空けて配置されている、付記1から付記3のいずれか1つに記載の作業機械。
 (付記5)
 前記安全帯連結部は、前記キャブの後方であって、上面視において前記キャブよりも前記作業機械の左右方向の中心の近くに配置されている、付記1から付記4のいずれか1つに記載の作業機械。
 今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
 1 本体、2 作業機、3 旋回体、4 キャブ、4C 角部、4F 前面、4R 後面、4S 運転席、4SL 左側面、4SR 右側面、4U 上面、5 走行体、5Cr 履帯、5M 走行モータ、6 ブーム、7 アーム、8 バケット、9 機械室外装、10 ブームシリンダ、11 アームシリンダ、12 バケットシリンダ、14 ブームトップピン、15 アームトップピン、17 バケットリンク、20 手すり、21 把持部、21a 第1把持部分、21b 第2把持部分、22 支持部、22a 第1部分、22b 第2部分、23 取付部、24 安全帯連結部、30 アンテナ、41,42 ボルト、100 油圧ショベル、CCL,MCL 中心、CW カウンタウエイト、FD フード部、PW 通路、RX 旋回軸、W 間隔。

Claims (5)

  1.  キャブと、
     機械室を覆い、作業者の通路を有する機械室外装と、
     前記キャブに取り付けられ、かつ安全帯が連結される安全帯連結部および作業者によって把持される把持部を有する手すりと、を備え、
     前記手すりは、上面視において、前記キャブの後方で前記通路と重畳するように配置されている、作業機械。
  2.  前記手すりは、前記把持部を前記キャブに支持する支持部を有し、
     前記安全帯連結部は、前記支持部に配置されている、請求項1に記載の作業機械。
  3.  前記安全帯連結部は、前記キャブの後端から後方へ延びる前記支持部の部分に配置されている、請求項2に記載の作業機械。
  4.  前記通路は、前記キャブの後方において前記機械室外装の左右方向の端と間隔を空けて配置されている、請求項1に記載の作業機械。
  5.  前記安全帯連結部は、前記キャブの後方であって、上面視において前記キャブよりも前記作業機械の左右方向の中心の近くに配置されている、請求項1に記載の作業機械。
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