WO2023203662A1 - ソフトアクチュエータ固定方法及びソフトアクチュエータユニット - Google Patents

ソフトアクチュエータ固定方法及びソフトアクチュエータユニット Download PDF

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    • F15B15/00Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
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    • F15B15/08Characterised by the construction of the motor unit
    • F15B15/10Characterised by the construction of the motor unit the motor being of diaphragm type

Definitions

  • Patent Document 1 discloses a soft actuator that can be used in place of a conventional pneumatic cylinder. This soft actuator controls the expansion of the silicone tube in the radial direction using a metal spring wrapped around the outer circumference of the silicone tube, and also increases or decreases the pressure in the internal space of the silicone tube to move the silicone tube in the axial direction. It has a mechanism to expand and contract.
  • Patent Document 1 Since the soft actuator disclosed in Patent Document 1 is composed only of flexible members, it needs to be fixed to a rigid base in order to be used as a mechanical component. However, Patent Document 1 does not mention a method of fixing the soft actuator, and the fixing method has not been established.
  • the soft actuator unit of the present disclosure includes: soft actuator; a base for fixing the soft actuator; Equipped with The soft actuator is a cylinder having elasticity in the axial and circumferential directions; a coil that is spirally wound around the cylinder, suppresses expansion of the diameter of the cylinder, and expands and contracts in the axial direction as the cylinder expands and contracts in the axial direction due to an increase or decrease in pressure within the cylinder; Equipped with A flange portion is provided at the axial end of the cylinder, The base is provided with a recess for receiving the end, The recessed portion is provided with a groove to which the flange portion is engaged.
  • FIG. 2 is a side view showing the configuration of a soft actuator unit.
  • FIG. 2 is a side cross-sectional view of the soft actuator shown in FIG. 1 with the tube, coil, and base cut away.
  • FIG. 2 is a side view showing a state in which the soft actuator shown in FIG. 1 is expanded in the axial direction.
  • FIG. 3 is a diagram for explaining a method of fixing a soft actuator. It is a flow chart showing a procedure for fixing a soft actuator to a base.

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Abstract

ソフトアクチュエータ固定方法は、ソフトアクチュエータ1を土台2に固定するソフトアクチュエータ固定方法であって、ソフトアクチュエータ1は、軸方向及び周方向の伸縮性を有する筒11と、筒11に螺旋状に巻かれ、筒11の拡径を抑制し、筒11内の圧力の増減に起因する筒11の軸方向への伸縮に伴って当該軸方向へ伸縮するコイル15と、を備え、筒11の軸方向の端部には、フランジ部14が設けられ、土台2には、当該端部を受け入れる凹部21が設けられ、凹部21には、フランジ部14を係着させる溝22が設けられ、フランジ部14と溝22とを係着させることによりソフトアクチュエータ1を土台2に固定する。

Description

ソフトアクチュエータ固定方法及びソフトアクチュエータユニット
 本開示は、ソフトアクチュエータ固定方法及びソフトアクチュエータユニットに関する。
 従来、材料そのものが変形する性質を利用した動力源であるソフトアクチュエータが開発されている。例えば、特許文献1には、従来の空気圧シリンダの代用が可能なソフトアクチュエータが開示されている。このソフトアクチュエータは、シリコーンチューブの外周に巻かれた金属バネにより当該シリコーンチューブの径方向への膨張を規制しつつ、シリコーンチューブの内部空間の圧力を増減させることにより、当該シリコーンチューブを軸方向へ伸縮させる仕組みとなっている。
特開2019-207017号公報
 上記特許文献1に開示されているソフトアクチュエータは、柔軟性を有する部材のみで構成されているため、機械部品として利用するためには、剛体の土台に固定する必要がある。しかしながら、上記特許文献1ではソフトアクチュエータの固定方法については言及がなされておらず、当該固定方法が確立されていない。
 本開示は、上記課題に鑑みてなされたもので、ソフトアクチュエータを土台に強固に固定することができるソフトアクチュエータ固定方法及びソフトアクチュエータユニットを提供することを目的とする。
 上記課題を解決するため、本開示のソフトアクチュエータ固定方法は、
 ソフトアクチュエータを土台に固定するソフトアクチュエータ固定方法であって、
 前記ソフトアクチュエータは、
 軸方向及び周方向の伸縮性を有する筒と、
 前記筒に螺旋状に巻かれ、前記筒の拡径を抑制し、前記筒内の圧力の増減に起因する前記筒の軸方向への伸縮に伴って当該軸方向へ伸縮するコイルと、
 を備え、
 前記筒の軸方向の端部には、フランジ部が設けられ、
 前記土台には、前記端部を受け入れる凹部が設けられ、
 前記凹部には、前記フランジ部を係着させる溝が設けられ、
 前記フランジ部と前記溝とを係着させることにより前記ソフトアクチュエータを前記土台に固定する。
 また、上記課題を解決するため、本開示のソフトアクチュエータユニットは、
 ソフトアクチュエータと、
 前記ソフトアクチュエータを固定する土台と、
 を備え、
 前記ソフトアクチュエータは、
 軸方向及び周方向の伸縮性を有する筒と、
 前記筒に螺旋状に巻かれ、前記筒の拡径を抑制し、前記筒内の圧力の増減に起因する前記筒の軸方向への伸縮に伴って当該軸方向へ伸縮するコイルと、
 を備え、
 前記筒の軸方向の端部には、フランジ部が設けられ、
 前記土台には、前記端部を受け入れる凹部が設けられ、
 前記凹部には、前記フランジ部を係着させる溝が設けられている。
 本開示によれば、土台へのソフトアクチュエータの固定を強固にすることができる。
ソフトアクチュエータユニットの構成を示す側面図である。 図1に示すソフトアクチュエータの筒及びコイル、並びに、土台を破断した状態の側断面図である。 図1に示すソフトアクチュエータが軸方向へ膨張した状態を示す側面図である。 ソフトアクチュエータの固定方法を説明するための図である。 土台にソフトアクチュエータを固定する手順を示すフローチャートである。
 以下、実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下で参照する各図は、説明の便宜上、実施形態を説明する上で必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。
〔ソフトアクチュエータユニットの構成〕
 まず、ソフトアクチュエータユニットUの構成を説明する。図1は、ソフトアクチュエータユニットUの構成を示す側面図である。
 図1に示すように、ソフトアクチュエータユニットUは、ソフトアクチュエータ1と、土台2と、を備える。
 ソフトアクチュエータ1は、駆動対象を駆動する装置である。具体的には、ソフトアクチュエータ1は、例えば、流体(気体又は液体)の圧力によって、駆動対象を直動させる装置である。したがって、ソフトアクチュエータ1は、エアシリンダーと同様の用途に用いることができる。
 土台2は、ソフトアクチュエータ1を固定するための土台である。土台2は、例えば、樹脂材料からなる剛体で構成されており、この土台2に固定されたソフトアクチュエータ1を、対象となる機械装置(例えば、ロボット装置)の筐体等に取り付けるアダプタとしての機能を有する。なお、土台2は、金属材料からなる剛体で構成されていてもよい。
〔ソフトアクチュエータの構成〕
 次に、ソフトアクチュエータ1の構成を説明する。図2は、図1に示すソフトアクチュエータ1の筒11及びコイル15、並びに、土台2を破断した状態の側断面図である。図3は、図1に示すソフトアクチュエータ1が軸方向へ膨張した状態を示す側面図である。
 ソフトアクチュエータ1は、筒11と、コイル15と、流体機器16と、チューブ17と、を備える。
 筒11は、軸方向の両側の端面が閉塞した円筒状の筒であり、その内側に空間部12を有する。ただし、筒11の一方の端面には、空間部12に流体(気体又は液体)を流入させるための流入口13が形成されている。なお、軸方向に垂直な断面における筒11の内周及び外周の形状は円形に限るものではなく、四角形又は六角形等の多角形又はオーバル状であってもよい。
 筒11は、柔軟性を有する軟質材料で形成されている。具体的には、筒11は、ゴム弾性を有するゴム材料、例えばシリコーンゴムで形成されている。筒11自体は、軸方向及び周方向の伸縮性を有する。
 筒11は、流入口13を通じて流体を空間部12に流入させることで、空間部12の圧力が外圧よりも高い状態となり、筒11が軸方向に伸長する。このとき、筒11には、径方向に伸長する力が加わるが、コイル15が、周方向における筒11の伸びと筒11の拡径を抑制する。筒11の拡径とは、筒11が周方向に伸びて、筒11の径が拡大することをいう。コイル15は、軸方向における筒11の伸縮を許容する。
 筒11は、流入口13が形成されている側の端部にフランジ部14が形成されている。フランジ部14は、筒11の径方向に張り出している。フランジ部14は、筒11の外周に巻かれたコイル15の外周面よりも径方向外方に張り出している。フランジ部14は、円板状に形成されている。このフランジ部14は、土台2に形成された溝22と係着させることで土台2にソフトアクチュエータ1を固定させる機能を有している。
 コイル15は、筒11の内周よりも径方向外方において、軸方向に沿う筒11の中心軸の回りの螺旋状に筒11に巻かれている。具体的には、コイル15は、軸方向に沿う筒11の中心軸の回りの螺旋状に筒11の外周に巻かれるとともに、筒11の外周に接触する。コイル15の一部、具体的にコイル15の内周部は、筒11の外周から内方に食い込んで、筒11に埋め込まれている。したがって、コイル15の外周部は、筒11の外周において露出する。
 なお、コイル15の全体が筒11の内周と外周の間に埋め込まれて、コイル15が筒11の内周及び外周において露出していなくてもよい。この場合、筒11を、コイル15を絶縁する絶縁膜として機能させることができる。
 コイル15は、導電性を有する。例えば、コイル15は、導電性を有する材料として銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼又は導電性樹脂で形成されている。コイル15は、絶縁性樹脂膜又は金属酸化膜等の絶縁膜によって被覆された導線である。
 コイル15は、周方向における筒11の伸びと筒11の拡径を抑制する。これは、コイル15が筒11の中心軸の回りの螺旋状に筒11に巻かれているためである。
 筒11が空間部12の圧力の上昇により軸方向に伸びると、コイル15のピッチが広がり、コイル15が軸方向に伸びる(図3参照)。筒11が空間部12の圧力の下降により軸方向に縮むと、コイル15のピッチが狭まり、コイル15が軸方向に縮む(図1参照)。なお、コイル15はスプリングとして機能し、コイル15が自然状態から軸方向に伸縮した場合、自然状態に復元しようとする弾性力を発生させる。
 コイル15の内周部が筒11の外周から内方に食い込んでいるため、筒11に対するコイル15の軸方向の滑りが抑制される。特に、筒11が軸方向に伸縮しても、コイル15が筒11に対して軸方向に滑らないため、コイル15が筒11と共に軸方向に伸縮する。
 また、コイル15は、電気回路におけるインダクタとして利用可能である。コイル15がインダクタである場合、コイル15のインダクタンスは軸方向におけるコイル15の長さと相関関係にあり、コイル15の長さ及びその変化量はコイル15のインダクタンス及びその変化量から換算可能である。そのため、コイル15は、筒11の伸び及びその変化量を計測するセンサとして利用できる。
 流体機器16は、コンプレッサーや弁等により構成され、チューブ17を介して筒11の空間部12に流体を供給するとともに、その供給圧を制御する。チューブ17は、その一端部が筒11の流入口13に接続され、他端部が流体機器16に接続されている。
〔土台の構成〕
 次に、土台2の構成を説明する。
 土台2は、フランジ部14の径よりも大きい径であり、且つ、フランジ部14の厚みよりも肉厚が大きい円板形状をなしている。土台2は、その上面に筒11の軸方向の端部を受け入れる凹部21(図4参照)が設けられている。また、土台2は、凹部21の内側面にフランジ部14を係着可能な溝22(図4参照)が設けられている。また、土台2は、例えば、その下面にチューブ17を挿通可能な挿通孔23(図4参照)が設けられており、土台2にソフトアクチュエータ1が固定された状態であっても、チューブ17を介して筒11の空間部12に流体を供給可能となっている。また、土台2は、対象の機械装置に当該土台2をネジ止めするためのネジ孔などが設けられている。なお、土台2は、金属材料により構成されていてもよい。
〔ソフトアクチュエータの固定方法〕
 次に、土台2へのソフトアクチュエータ1の固定方法について説明する。図4は、ソフトアクチュエータ1の固定方法を説明するための図である。図4では、ソフトアクチュエータ1を側面図で表し、土台2を側断面図で表している。図5は、土台2にソフトアクチュエータ1を固定する手順を示すフローチャートである。なお、土台2にソフトアクチュエータ1を固定する際の当該ソフトアクチュエータ1は、流体機器16及びチューブ17を取り付ける前の状態のものである。
 図4及び図5に示すように、土台2にソフトアクチュエータ1を固定するにあたり、まず、筒11の土台2との接着面を改質する表面処理工程(S1)を行う。具体的には、後述の組付け工程(S3)において、筒11のフランジ部14と土台2の溝22とを係着させたときに土台2と接する筒11の端部にプライマー(例えば、n-ヘプタン)を塗布する。なお、筒11の土台2との接着面を改質する方法は、プライマーを塗布する方法に限られず、例えば、当該接着面を加熱する方法や、当該接着面に対してプラズマ照射やイオン照射を行う方法であってもよい。また、上記の改質は、筒11側だけではなく、土台2側に対しても行うようにしてもよいし、土台2側にのみ行うようにしてもよい。
 次いで、筒11と土台2とのそれぞれに接着剤を塗布する接着剤塗布工程(S2)を行う。具体的には、筒11と土台2との互いの接着面に接着剤(例えば、シアノアクリレート系接着剤)を塗布する。
 次いで、土台2にソフトアクチュエータ1を組付ける組付け工程(S3)を行う。具体的には、接着剤塗布工程(S2)において接着剤が塗布された筒11の端部を、土台2の凹部21に嵌合させ、フランジ部14と溝22とを係着させる。
 以上の各工程を経ることにより、図2に示すように、土台2にソフトアクチュエータ1が強固に固定される。なお、上記の固定方法では、土台2に対して筒11を単体で組付けた後、当該筒11にコイル15を装着させるようにしてもよい。
〔効果〕
 以上のように、本実施形態に係るソフトアクチュエータ固定方法は、ソフトアクチュエータ1を土台2に固定するソフトアクチュエータ固定方法であって、ソフトアクチュエータ1は、軸方向及び周方向の伸縮性を有する筒11と、筒11に螺旋状に巻かれ、筒11の拡径を抑制し、筒11内の圧力の増減に起因する筒11の軸方向への伸縮に伴って当該軸方向へ伸縮するコイル15と、を備え、筒11の軸方向の端部には、フランジ部14が設けられ、土台2には、当該端部を受け入れる凹部21が設けられ、凹部21には、フランジ部14を係着させる溝22が設けられ、フランジ部14と溝22とを係着させることによりソフトアクチュエータ1を土台2に固定する。これにより、ソフトアクチュエータ1が土台2から外れ難くすることができるので、土台2へのソフトアクチュエータ1の固定を強固にすることができる。
 また、本実施形態に係るソフトアクチュエータ固定方法は、フランジ部14と溝22とを係着させたときに筒11と土台2とが互いに接する面のうち筒11側の面を改質する表面処理工程(S1)と、筒11と土台2とが互いに接する面に接着剤を塗布する接着剤塗布工程(S2)と、を含む。これにより、フランジ部14と溝22とを好適に接着することができるので、土台2へのソフトアクチュエータ1の固定をより強固にすることができる。
 また、本実施形態に係るソフトアクチュエータ固定方法は、表面処理工程(S1)において、筒11の土台2との接着面にプライマー(例えば、n-ヘプタン)を塗布することで当該接着面を改質する。これにより、筒11の土台2との接着面に接着剤を馴染み易くすることができるので、筒11と土台2との接着を適切に行うことができる。
〔その他〕
 なお、上記実施形態における記述は、本開示に係るソフトアクチュエータ固定方法の一例であり、これに限定されるものではない。
 例えば、上記実施形態において、土台2が、上述した凹部21と溝22が設けられていない円板形状等である場合、筒11のフランジ部14が設けられている側の端面(底面)を改質し、改質された当該端面と、土台2の上面と、のそれぞれに接着剤を塗布し、筒11と土台2とを接着することで、土台2にソフトアクチュエータ1を固定するようにしてもよい。かかる場合、筒11にはフランジ部14が設けられていなくてもよい。なお、上記の改質の方法は、接着剤を塗布する表面にプライマーを塗布する方法や、当該表面を加熱する方法、当該表面に対してプラズマ照射やイオン照射を行う方法などが挙げられる。また、上記の改質は、筒11側だけではなく、土台2側に対しても行うようにしてもよい。
 また、上記実施形態では、土台2へソフトアクチュエータ1を固定するにあたり、当該ソフトアクチュエータ1の筒11を介して土台2に固定しているが、当該ソフトアクチュエータ1のコイル15を介して土台2に固定するようにしてもよい。かかる場合、土台2とコイル15とが金属材料で形成されているときは、コイル15と土台2とを、例えば、溶接、半田付け、又は金属用接着剤により接合することで、土台2へコイル15を固定する。そして、土台2に接合されたコイル15の部分を所定の型に嵌め込んだ状態で当該所定の型に筒11の材料(例えばシリコーンゴム)を流し込むことで、当該コイル15が筒11の外周から内方に食い込んだ状態のソフトアクチュエータ1を作成する。続けて、土台2の凹部22及び溝22に筒11の材料を流し込むことで、フランジ部14を有する筒11を成形し、筒11のフランジ部14と土台2の溝22とが係着した状態のソフトアクチュエータユニットUを作成する。なお、土台2は上述した凹部21と溝22が設けられていない円板形状等で構成されていてもよい。この場合、コイル15と土台2とを、上述したように溶接、半田付け、又は金属用接着剤により接合することで、土台2へコイル15を固定する。そして、土台2に接合されたコイル15の部分を所定の型に嵌め込んだ状態で当該所定の型に筒11の材料(例えばシリコーンゴム)を流し込むことで、当該コイル15が筒11の外周から内方に食い込んだ状態のソフトアクチュエータ1を作成する。なお、かかる場合には、予め作成しておいた筒11を土台2に固定されたコイル15に挿着することでソフトアクチュエータ1を作成するようにしてもよい。また、筒11にはフランジ部14が設けられていなくてもよい。
 また、土台2にソフトアクチュエータ1を固定するソフトアクチュエータ固定方法としては、以下の方法もある。
 この方法では、まず、コイル15と土台2とが一体化された構造体を作成する。そして、この構造体のコイル15の部分を所定の型に嵌め込んだ状態で当該所定の型に筒11の材料(例えばシリコーンゴム)を流し込むことで、当該コイル15が筒11の外周から内方に食い込んだ状態のソフトアクチュエータ1を作成する。続けて、土台2の凹部21及び溝22に筒11の材料を流し込むことで、フランジ部14を有する筒11を成形し、筒11のフランジ部14と土台2の溝22とが係着した状態のソフトアクチュエータユニットUを作成する。ここで、上記の構造体を作成する方法としては、例えば、金属3Dプリンタを用いる方法や、所定の材料の塊(円筒材、円柱材など)を削り出す方法などが挙げられる。なお、土台2は上述した凹部21と溝22が設けられていない円板形状等で構成されていてもよい。この場合、コイル15と土台2とが一体化された構造体を作成する。そして、この構造体のコイル15の部分を所定の型に嵌め込んだ状態で当該所定の型に筒11の材料(例えばシリコーンゴム)を流し込むことで、当該コイル15が筒11の外周から内方に食い込んだ状態のソフトアクチュエータ1を作成する。なお、かかる場合には、予め作成しておいた筒11を土台2と一体化されたコイル15に挿着することでソフトアクチュエータ1を作成するようにしてもよい。また、筒11にはフランジ部14が設けられていなくてもよい。
 その他、上記実施の形態で示したソフトアクチュエータユニットUの構成及びソフトアクチュエータ固定方法の具体的な細部は、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
 本開示は、ソフトアクチュエータ固定方法及びソフトアクチュエータユニットに利用することができる。
U  ソフトアクチュエータユニット
1  ソフトアクチュエータ
11 筒
12 空間部
13 流入口
14 フランジ部
15 コイル
16 流体機器
17 チューブ
2  土台
21 凹部
22 溝
23 挿通孔

Claims (10)

  1.  ソフトアクチュエータを土台に固定するソフトアクチュエータ固定方法であって、
     前記ソフトアクチュエータは、
     軸方向及び周方向の伸縮性を有する筒と、
     前記筒に螺旋状に巻かれ、前記筒の拡径を抑制し、前記筒内の圧力の増減に起因する前記筒の軸方向への伸縮に伴って当該軸方向へ伸縮するコイルと、
     を備え、
     前記筒の軸方向の端部には、フランジ部が設けられ、
     前記土台には、前記端部を受け入れる凹部が設けられ、
     前記凹部には、前記フランジ部を係着させる溝が設けられ、
     前記フランジ部と前記溝とを係着させることにより前記ソフトアクチュエータを前記土台に固定する、
     ソフトアクチュエータ固定方法。
  2.  前記フランジ部と前記溝とを係着させたときに前記筒と前記土台とが互いに接する面のうち少なくとも一方の面を改質する表面処理工程と、
     前記少なくとも一方の面に接着剤を塗布する接着剤塗布工程と、
     を含む請求項1に記載のソフトアクチュエータ固定方法。
  3.  前記表面処理工程では、前記少なくとも一方の面にプライマーを塗布することで当該面を改質する、
     請求項2に記載のソフトアクチュエータ固定方法。
  4.  前記表面処理工程では、前記少なくとも一方の面を加熱することで当該面を改質する、
     請求項2に記載のソフトアクチュエータ固定方法。
  5.  前記表面処理工程では、前記少なくとも一方の面に対してプラズマ照射又はイオン照射を行うことで当該面を改質する、
     請求項2に記載のソフトアクチュエータ固定方法。
  6.  前記土台及び前記コイルは、金属材料で形成されており、
     前記土台と前記コイルとを、溶接、半田付け、又は金属用接着剤により接合する接合工程を含む、
     請求項1~5のいずれか一項に記載のソフトアクチュエータ固定方法。
  7.  前記土台と前記コイルとを一体的に成形する成形工程を含む、
     請求項1~5のいずれか一項に記載のソフトアクチュエータ固定方法。
  8.  前記成形工程では、3Dプリンタにより、前記土台と前記コイルとを一体的に成形する、
     請求項7に記載のソフトアクチュエータ固定方法。
  9.  前記成形工程では、所定の材料の塊を削り出すことにより、前記土台と前記コイルとを一体的に成形する、
     請求項7に記載のソフトアクチュエータ固定方法。
  10.  ソフトアクチュエータと、
     前記ソフトアクチュエータを固定する土台と、
     を備え、
     前記ソフトアクチュエータは、
     軸方向及び周方向の伸縮性を有する筒と、
     前記筒に螺旋状に巻かれ、前記筒の拡径を抑制し、前記筒内の圧力の増減に起因する前記筒の軸方向への伸縮に伴って当該軸方向へ伸縮するコイルと、
     を備え、
     前記筒の軸方向の端部には、フランジ部が設けられ、
     前記土台には、前記端部を受け入れる凹部が設けられ、
     前記凹部には、前記フランジ部を係着させる溝が設けられている、
     ソフトアクチュエータユニット。
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JP2019207017A (ja) * 2018-05-30 2019-12-05 国立大学法人 東京医科歯科大学 アクチュエータ

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