JP6933029B2 - 管継手 - Google Patents
管継手 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6933029B2 JP6933029B2 JP2017142993A JP2017142993A JP6933029B2 JP 6933029 B2 JP6933029 B2 JP 6933029B2 JP 2017142993 A JP2017142993 A JP 2017142993A JP 2017142993 A JP2017142993 A JP 2017142993A JP 6933029 B2 JP6933029 B2 JP 6933029B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow path
- path member
- cylinder portion
- diameter
- inner cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 70
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 57
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 35
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 35
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 21
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 9
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 7
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 7
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000013461 design Methods 0.000 description 4
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Joints Allowing Movement (AREA)
- Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
Description
上記構成によれば、シールリングによって第一流路部材の外筒部の内周面と第二流路部材の内筒部の外周面とが支持されるため、外筒部の中心と内筒部の中心とのずれを抑えるように、それら外筒部および内筒部の相対位置を保持することができる。これにより、外筒部の内周面と内筒部の外周面との片当たりを抑えることができるため、第一流路部材および第二流路部材のスムーズな相対回転を実現することができる。
図1に示すように、管継手1は、金属または樹脂からなる円筒状の第一流路部材2と、その第一流路部材2に係合された樹脂製の第二流路部材3と、その第二流路部材3の第一流路部材2に対する長期間に亘る係合を実現するための金属製または硬質樹脂製のインコア4と、を備えている。なお、この管継手1は呼び径が「13A」の管材の接続に用いられるものである。
大径部11は、第二流路部材3における軸線L方向の一方の端部(図1の上端)側の部分をなしている。大径部11の内周面には電熱線コイル13が設けられており、その電熱線コイル13と接続された一対の電極14が大径部11の外周面から外側に突出している。そして、大径部11に樹脂製の給水管を挿入した状態で電熱線コイル13に対し通電を行うことにより、上記給水管と大径部11との接触部分が溶融して互いに接合されるようになっている。
管継手1の組み立てに際しては先ず、前工程が実行される。この前工程では、図2(a)に白抜きの矢印で示すように、シールリング9を弾性変形させつつ第一流路部材2の外筒部6の上端側の開口から同外筒部6の内部に挿入する。これにより、図2(b)に示すように、第一流路部材2の外筒部6の収容溝10にシールリング9が収容された状態になる。
図4に示すように、上記拡径治具20は段付きの円柱状をなしている。詳しくは、拡径治具20は、一方側(図4の下方側)の部分が小径の挿入部21をなしており、他方側(図4の上方側)の部分が比較的大径の基部22をなしている。また拡径治具20における挿入部21と基部22との境界部分は、同拡径治具20の軸線と直交するストッパ面23になっている。拡径治具20の挿入部21の外径(本実施形態では、直径=13.2mm)は、インコア4の外径(本実施形態では、直径=12.5mm)よりも大きくなっている。
本実施形態の管継手1では、図3(c)に示すように、第一流路部材2の外筒部6への第二流路部材3の内筒部12の挿入に伴って同内筒部12における外向き爪部16の形成部分やその周辺が縮径方向に変形するようになる。このとき内筒部12の外向き爪部16の一部やその周辺部分が同内筒部12の挿入方向における後方側(図3(c)の上方側)に倒れ込むように変形するなど、内筒部12の外形が不規則に変形する。そのため、第一流路部材2の外筒部6に第二流路部材3の内筒部12を挿入した後において、内筒部12の外周面と外筒部6の内周面とが片当たりするおそれがある。
拡径治具20を用いずに管継手1を組み立てた場合であっても、内筒部12の外向き爪部16と外筒部6の内向き爪部7とをスナップ係合させた後に内筒部12の内部にインコア4を挿入して配置することにより、内筒部12は変形(拡径)するようになる。しかも、内筒部12の形状は、第二流路部材3の内筒部12が有する弾性によって、組み立て完了後における時間経過とともに復元(縮径)するようになる。そして、この復元に伴って、上記回転可能トルクは徐々に小さくなることが推測される。
発明者は、拡径治具20(挿入部21の直径=13.2mm)を第二流路部材3の内筒部12に挿入したままの状態で上記回転可能トルクを測定する実験を行った。その結果、この状態での管継手1の回転可能トルクは、小径のインコア4(直径=12.5mm)を採用した場合と比較して、大きい値(2.40[N・m])になることが分かった。
発明者は、挿入部の外径が異なる複数の拡径治具を用いて管継手1の組み立てを行うとともに、組み立て完了後の各管継手1の上記回転可能トルクを測定する実験を行った。その測定結果を図8に示す。なお図8に示す各測定データL1(挿入部21の直径=12.5mm),L2(同12.8mm),L3(同13.0mm),L4(同13.2mm),L5(同13.4mm),L6(同13.6mm)は、サンプル数が「4」であり、その平均値を示している。ちなみに、各測定データL1〜L6についてのサンプル数を増やすことにより、各測定データは時間経過とともに共通の値に収束する滑らかな曲線になると考えられる。
(事項A)値Vが関係式「V>1.00」を満たす場合には、同値Vが「1.00」である場合と比較して、組み立て完了直後の管継手1の回転可能トルクが小さくなる。
(事項B)値Vが関係式「1.025≦V≦1.075」を満たす場合には、組み立て完了直後の管継手1の回転可能トルクが好適に小さくなる。
(事項C)値Vが「1.050」程度の値になる場合に、組み立て完了直後の管継手1の回転可能トルクが最も小さくなる。
(1)第一流路部材2と第二流路部材3とが相対回転可能になっているため、管継手1や接続対象器具に作用する捩りモーメントを抑えることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・第二工程において、第二流路部材3の内筒部12の内部への拡径治具20の挿入部21の挿入を、挿入部21の先端が内筒部12の外向き爪部16の径方向内方に到達しない位置までに留める態様で行うようにしてもよい。要は、インコア4よりも外径の大きい挿入部21を有する拡径治具20を第二流路部材3の内筒部12の内部に挿入することができればよい。
・シールリング9は、第一流路部材2と第二流路部材3との間隙がシールされるようになるのであれば、外筒部の内周面と内筒部の外周面との間に配設することに限らず、内筒部12の先端(図1における下端)と第一流路部材2の内面との間に配設するなど、任意の位置に配設することができる。
Claims (2)
- 内周面に被係合部が形成されてなる外筒部を有した第一流路部材と、外周面に係合部が形成されてなる内筒部を有した第二流路部材と、前記内筒部の内側に挿入されて配置されるインコアと、を備えて、前記外筒部の前記被係合部と前記内筒部の前記係合部とがスナップ係合する態様で前記外筒部に前記内筒部が挿入されて配置されている管継手において、
前記第一流路部材と前記第二流路部材とが相対回転可能になっており、
前記内筒部の内側において前記インコアが配置される部分は、前記インコアの外径よりも内径の大きい部分と前記インコアの外径よりも内径の小さい部分とを有しており、
前記インコアの一部は、前記内筒部の内側において前記内径の小さい部分に圧入されている管継手。 - 前記内筒部の内側において前記係合部の径方向内方に位置する部分は、前記内径の大きい部分である請求項1に記載の管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017142993A JP6933029B2 (ja) | 2017-07-24 | 2017-07-24 | 管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017142993A JP6933029B2 (ja) | 2017-07-24 | 2017-07-24 | 管継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019023497A JP2019023497A (ja) | 2019-02-14 |
JP6933029B2 true JP6933029B2 (ja) | 2021-09-08 |
Family
ID=65368929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017142993A Active JP6933029B2 (ja) | 2017-07-24 | 2017-07-24 | 管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6933029B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7373421B2 (ja) * | 2020-01-31 | 2023-11-02 | 株式会社イノアック住環境 | ホース継手の製造方法 |
JP7133737B1 (ja) | 2022-04-11 | 2022-09-08 | 前澤給装工業株式会社 | 電気融着継手一体型回転継手、ユニット配管およびユニット配管工法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6206472B2 (ja) * | 2015-12-02 | 2017-10-04 | 株式会社オンダ製作所 | 継手の組立方法 |
JP6624435B2 (ja) * | 2015-12-16 | 2019-12-25 | 株式会社オンダ製作所 | 配管用継手 |
JP6515822B2 (ja) * | 2016-01-13 | 2019-05-22 | 株式会社オンダ製作所 | 配管用継手 |
-
2017
- 2017-07-24 JP JP2017142993A patent/JP6933029B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019023497A (ja) | 2019-02-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6457991B2 (ja) | 軸方向負荷を有するカートリッジフェルール | |
US7000953B2 (en) | Pipe screw-connection | |
JP2008546966A5 (ja) | ||
JP6933029B2 (ja) | 管継手 | |
US20110318099A1 (en) | Anchor device for anchoring an element such as a fluid coupling in an opening in a wall | |
JP7004386B2 (ja) | 管継手及び継手連結装置 | |
KR20150011791A (ko) | 관 조인트 | |
JP4939826B2 (ja) | 管継手の組立て方法 | |
JP2018505368A (ja) | オイルパイプおよびガスパイプなどのパイプ用のねじ接続部 | |
JP2005528567A (ja) | モジュール式圧力逃し弁 | |
US20160017903A1 (en) | Fluid throttle member | |
JP6249131B1 (ja) | 管継手の組立方法 | |
JP6270193B1 (ja) | 管継手の組立方法 | |
US20080111369A1 (en) | Tubular crimp connection and method of forming | |
KR101466206B1 (ko) | 회전 커플링 | |
JP4476263B2 (ja) | 管継手 | |
JP2021513035A (ja) | 配管接続を行うためのデバイス及びその使用方法 | |
JP5722105B2 (ja) | 管継手、及び管継手の組立方法 | |
JP7365837B2 (ja) | 配管端部の封止装置 | |
US20130193683A1 (en) | High pressure fitting | |
WO2011001376A1 (en) | Pipe coupling | |
JP2008045598A (ja) | 管継手 | |
TW201124654A (en) | A non-returning device for using in oil infusion. | |
FR3009363A1 (fr) | Agencement clipse d'une vanne sur une pompe | |
JP2010261499A (ja) | 樹脂管継手 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200702 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210427 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210525 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210720 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210802 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6933029 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |