WO2022049946A1 - レバー式コネクタ - Google Patents

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WO2022049946A1
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新史 野崎
大亮 齋藤
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株式会社オートネットワーク技術研究所
住友電装株式会社
住友電気工業株式会社
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Definitions

  • the fitting detection unit has a form in which a part of the cam groove is recessed, and includes a cam-side recess for allowing the cam follower to enter in the process of sliding the lever to the fitting detection position. preferable. According to this configuration, it is possible to detect the fitting of both housings by using the cam follower.
  • the shaft portion 25A projects in a columnar shape from the outer surfaces of both the left and right walls of the terminal accommodating portion 21.
  • the rib 25B protrudes from the tip surface of the shaft portion 25A.
  • the cross section of the rib 25B (the cross section orthogonal to the left-right direction) is rectangular.
  • the two surfaces of the rib 25B along the longitudinal direction are parallel to each other.

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

第1ハウジングと第2ハウジングを正対させた状態で嵌合させ、両ハウジングが嵌合したことを検知する。 レバー式コネクタ(10)は、第2ハウジング(30)に形成され、レバー(40)の初期位置から嵌合位置への回動過程では、カム溝(72)に摺接することによって第1ハウジング(20)と第2ハウジング(30)を嵌合させるカムフォロア(33)と、第1ハウジング(20)に設けられ、仮想嵌合線(L1)に対して、嵌合方向と交差する方向へ外れた位置に配置された第1規制ピン(26)と、第1規制ピン(26)を摺接させる第1規制溝(73)と、レバー(40)が嵌合位置に到達し、かつ第1ハウジング(20)と第2ハウジング(30)が正対した位置関係で嵌合したときにのみ、レバー(40)が回動中心から偏心した嵌合検知位置へスライドすることを許容する嵌合検知部とを備えている。

Description

レバー式コネクタ
 本開示は、レバー式コネクタに関するものである。
 特許文献1には、第1ハウジングのレバー支持軸に取り付けたレバーを回動させることによって、第1ハウジングと第2ハウジングを嵌合するレバー式コネクタが開示されている。両ハウジングの嵌合過程では、レバーのカム溝と、第2ハウジングのカム軸とが摺接し、カム溝の傾斜によって両ハウジングが互いに引き寄せられる。
特開2012-243669号公報
 第1ハウジングの回動軸と第2ハウジングの軸受孔との間には、両ハウジングの嵌合動作を円滑にするためのクリアランスが設けられている。カム溝は、両ハウジングの嵌合方向に対して斜めをなす。そのため、第1ハウジングと第2ハウジングが、カム軸を支点として斜めになったままで嵌合されるおそれがある。また、上記レバー式コネクタは、第1ハウジングと第2ハウジングが嵌合したことを検知する機能を有していない。
 本開示のレバー式コネクタは、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、第1ハウジングと第2ハウジングを正対させた状態で嵌合させ、両ハウジングが嵌合したことを検知できるようにすることを目的とする。
 本開示のレバー式コネクタは、
 第1ハウジングと、
 前記第1ハウジングと嵌合可能な第2ハウジングと、
 カム溝を有し、前記第1ハウジングに対し初期位置と嵌合位置との間で回動可能に取り付けられたレバーと、
 前記第2ハウジングに形成され、前記レバーの初期位置から嵌合位置への回動過程では、前記カム溝に摺接することによって前記第1ハウジングと前記第2ハウジングを嵌合させるカムフォロアと、
 前記第1ハウジングに設けられ、前記レバーの回動中心を通りかつ前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの嵌合方向と平行な仮想嵌合線に対して、前記嵌合方向と交差する方向へ外れた位置に配置された規制ピンと、
 前記レバーに形成され、前記レバーの前記回動中心と同心の円弧形をなし、かつ前記レバーの回動過程で前記規制ピンを摺接させる規制溝と、
 前記レバーが嵌合位置に到達し、かつ前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが正対した位置関係で嵌合したときにのみ、前記レバーが前記回動中心から偏心した嵌合検知位置へスライドすることを許容する嵌合検知部とを備えている。
 本開示によれば、第1ハウジングと第2ハウジングを正対させた状態で嵌合させ、両ハウジングが嵌合したことを検知できるようにする。
図1は、実施例1のレバー式コネクタの分解斜視図である。 図2は、第1ハウジングおよびレバーに第2ハウジングを組み付ける前の状態をあらわす斜視図である。 図3は、レバーが初期位置にあるときの、レバー式コネクタの右側面図である。 図4は、図3のレバー式コネクタを右側から見た断面図である。 図5は、図3のレバー式コネクタを上側から見た断面図である。 図6は、レバーが初期位置から嵌合位置に向かう途中の、レバー式コネクタの右側面図である。 図7は、レバーが嵌合位置にあるときの、レバー式コネクタの右側面図である。 図8は、図7のレバー式コネクタを右側から見た断面図である。 図9は、レバーが嵌合検知位置にあるときの、レバー式コネクタの右側面図である。 図10は、レバーが嵌合位置にあるときの、レバー式コネクタの平面図である。 図11は、図10におけるロックアーム及びその周辺部分を拡大してあらわす拡大図である。 図12は、レバーが嵌合検知位置にあるときの、図11相当図である。 図13は、図12のA-A断面図である。 図14は、レバーが嵌合位置にあるときの、レバー式コネクタの底面図である。 図15は、レバーが嵌合検知位置にあるときの、レバー式コネクタの底面図である。
 [本開示の実施形態の説明]
 最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
 本開示のレバー式コネクタは、
 (1)第1ハウジングと、
 前記第1ハウジングと嵌合可能な第2ハウジングと、
 カム溝を有し、前記第1ハウジングに対し初期位置と嵌合位置との間で回動可能に取り付けられたレバーと、
 前記第2ハウジングに形成され、前記レバーの初期位置から嵌合位置への回動過程では、前記カム溝に摺接することによって前記第1ハウジングと前記第2ハウジングを嵌合させるカムフォロアと、
 前記第1ハウジングに設けられ、前記レバーの回動中心を通りかつ前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの嵌合方向と平行な仮想嵌合線に対して、前記嵌合方向と交差する方向へ外れた位置に配置された規制ピンと、
 前記レバーに形成され、前記レバーの前記回動中心と同心の円弧形をなし、かつ前記レバーの回動過程で前記規制ピンを摺接させる規制溝と、
 前記レバーが嵌合位置に到達し、かつ前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが正対した位置関係で嵌合したときにのみ、前記レバーが前記回動中心から偏心した嵌合検知位置へスライドすることを許容する嵌合検知部とを備えている。
 本開示の構成によれば、嵌合途中の第1ハウジングと第2ハウジングには、カムフォロアを支点として第1ハウジングと第2ハウジングが斜めになるように力が作用する。しかし、規制ピンと規制溝との当接によって、第1ハウジングと第2ハウジングが斜めになることを防止できる。レバーが嵌合位置まで回動すると、第1ハウジングと第2ハウジングが正対した状態で嵌合され、レバーを嵌合検知位置へスライドさせることができる。本開示によれば、第1ハウジングと第2ハウジングを正対させた状態で嵌合させ、両ハウジングが嵌合したことを検知することができる。
 (2)前記嵌合検知部は、前記カム溝の一部を凹ませた形態であり、前記レバーが嵌合検知位置へスライドする過程で前記カムフォロアを進入させるカム側凹部を含んでいることが好ましい。この構成によれば、カムフォロアを利用して両ハウジングの嵌合検知を行うことができる。
 (3)前記第1ハウジングには、前記規制ピンとは異なる位置に配置された第2規制ピンが形成され、前記レバーには、前記レバーの前記回動中心と同心の円弧形をなし、かつ前記レバーの回動過程で前記第2規制ピンを摺接させる第2規制溝が形成されていることが好ましい。この構成によれば、カムフォロアを支点として第1ハウジングと第2ハウジングが斜めになる事象を、規制ピンと規制溝との当接作用に加え、第2規制ピンと第2規制溝との当接作用とによって確実に防止することができる。
 (4)(3)において、前記嵌合検知部は、前記第2規制溝の一部を凹ませた形態であり、前記レバーが嵌合検知位置へスライドする過程で前記第2規制ピンを進入させる検知凹部を含んでいることが好ましい。この構成によれば、第2規制ピンを利用して両ハウジングの嵌合検知を行うことができる。
 (5)前記第1ハウジングには、前記レバーの軸受孔を嵌合させることによって、前記レバーの前記回動中心を構成する回動軸が形成され、前記嵌合検知部は、前記軸受孔の一部を凹ませた形態であり、前記レバーが嵌合検知位置へスライドする過程で、前記回動軸を進入させる軸側凹部を含んでいることが好ましい。この構成によれば、回動軸を利用して両ハウジングの嵌合検知を行うことができる。
 (6)前記第1ハウジング又は前記第2ハウジングには、前記レバーが嵌合検知位置へスライドした状態で、前記レバーが初期位置側へ回動することを規制する回動規制部が形成されていることが好ましい。この構成によれば、レバーを嵌合検知位置へスライドさせると、回動規制部によってレバーの初期位置側への回動が規制されるので、第1ハウジングと第2ハウジングを嵌合状態に保持することができる。
 (7)前記レバーには、前記レバーが前記嵌合検知位置へスライドしたときに第1ハウジングに係止することによって、前記レバーが回動動作を行う回動動作位置へ戻ることを規制する戻り規制部が形成されていることが好ましい。この構成によれば、レバーを嵌合検知位置に保持しておくことができる。
 (8)(7)において、前記第2ハウジングには、前記戻り規制部を係止させることによって、前記レバーを前記初期位置に保持する初期位置用保持部が形成されていることが好ましい。この構成によれば、戻り規制部とは別に、レバーを初期位置に保持するための専用部位を形成する場合に比べると、レバーの形状を簡素化することができる。
 [本開示の実施形態の詳細]
 [実施例1]
 本開示のレバー式コネクタを具体化した実施例1を、図1~図15を参照して説明する。本実施例1において、上下の方向については、図1~4,6~9,13にあらわれる向きを、そのまま上方、下方と定義する。前後の方向については、図1~12,14,15にあらわれる左方、右方を、それぞれ前方、後方と定義する。左右の方向は、幅方向と同義であり、図1~12,14,15にあらわれる前方、後方を、それぞれ右方、左方と定義する。
(レバー式コネクタの構成)
 本実施例1のレバー式コネクタ10は、図1に示すように、第1ハウジング20と、第2ハウジング30と、レバー40と、雄端子金具50と、雌端子金具(図示略)と、を備えている。第1ハウジング20と第2ハウジング30は、嵌合可能である。レバー40は、第1ハウジング20に対して、回動可能に取り付けられている。
 第1ハウジング20は、合成樹脂製である。第1ハウジング20は、図1に示すように、端子収容部21と、フード部22と、を備えている。端子収容部21は、角柱状に形成されている。端子収容部21には、上下三段で、前後方向に延びる3つの端子収容室23が設けられている。端子収容室23には、前方から雌端子金具(図示略)が挿入される。端子収容室23には、5つの雌端子金具(図示略)が左右方向に並列して収容される。端子収容室23は、図4に示すように、後述する5つの挿入孔62を介してフード部22の内部に連通している。図1に示すように、端子収容部21の下端側の両角部(前後方向に平行な両角部)には、前後方向から見て四角形状に凹む凹部24が設けられている。
 端子収容部21には、図1に示すように、一対の回動軸25と、一対の第1規制ピン(規制ピン)26と、一対の第2規制ピン27と、一対の嵌合位置用受け部28と、が設けられている。なお、図1では、回動軸25および嵌合位置用受け部28として、右側の回動軸25、および右側の嵌合位置用受け部28のみが見えている。回動軸25は、端子収容部21の左右両壁の外面から突出している。回動軸25は、後述するレバー40の軸受孔71を嵌合させることによって、レバー40の回動中心を構成する。回動軸25は、軸部25Aと、リブ25Bと、を備えている。軸部25Aは、端子収容部21の左右両壁の外面から円柱状に突出している。リブ25Bは、軸部25Aの先端面から突出している。リブ25Bの断面(左右方向に直交する断面)は、長方形状である。リブ25Bの長手方向に沿う二面は、互いに平行である。
 第1規制ピン26は、端子収容部21の左右両壁の外面から突出している。第1規制ピン26は、後述するレバー40の第1規制溝73に摺接する。第1規制ピン26は、図1に示すように、円柱状である。第1規制ピン26は、図3に示すように、仮想嵌合線L1に対して、第1ハウジング20と第2ハウジング30の嵌合方向(前後方向)と交差する方向へ外れた位置に配置されている。仮想嵌合線L1は、レバー40の回動中心(回動軸25)を通りかつ第1ハウジング20と第2ハウジング30の嵌合方向と平行な線である。第1規制ピン26は、回動軸25に対して前側かつ上側に離隔して配置されている。第1規制ピン26と第2規制ピン27は、第1ハウジング20のうち仮想嵌合線L1で区画される2つの領域(図3では上側の領域と下側の領域)のうち同じ領域(上側の領域)内に配置されている。
 第2規制ピン27は、端子収容部21の左右両壁の外面から突出している。第2規制ピン27は、図1に示すように、第1規制ピン26とは異なる位置に配置されている。第2規制ピン27は、後述するレバー40の第2規制溝74に摺接する。第2規制ピン27は、円柱状である。第2規制ピン27は、図3に示すように、仮想嵌合線L1に対して、第1ハウジング20と第2ハウジング30の嵌合方向(前後方向)と交差する方向へ外れた位置に配置されている。第2規制ピン27は、回動軸25および第1規制ピン26よりも前側に設けられている。第2規制ピン27は、回動軸25の中心軸よりも上側であり、かつ第1規制ピン26よりも下側に設けられている。回動軸25と第1規制ピン26の距離よりも、回動軸25と第2規制ピン27の距離の方が大きい。
 嵌合位置用受け部28は、図1に示すように、凹部24に設けられている。嵌合位置用受け部28には、後述するレバー40の戻り規制部79Aが係止する。嵌合位置用受け部28は、凹部24における前端側寄りの位置に設けられている。嵌合位置用受け部28の断面(上下方向に直交する断面)は、図14に示すように、左右方向外側に向かって幅狭となる台形状である。嵌合位置用受け部28の前端面は、左右方向に対して傾く傾斜面になっている。嵌合位置用受け部28の側面(左右方向に直交する面)および下端面は、端子収容部21の外面と面一になっている。
 フード部22は、図4に示すように、後方に開口する角筒状である。フード部22は、内部に後述する第2ハウジング30を嵌合させる。フード部22の背壁61には、各端子収容室23に対応して左右に並列する5つの挿入孔62が三段設けられている。雄端子金具50は、図8に示すように、挿入孔62を介して端子収容室23内に突出して配置される。
 フード部22には、図1に示すように、第1溝部63と、第2溝部64と、が設けられている。第1溝部63は、フード部22の後端から前方に向かって延びる溝である。第1溝部63には、後述する第2ハウジング30のカムフォロア33が挿入される。
 第2溝部64は、図1に示すように、フード部22の後端から前方に向かって延びる溝である。第2溝部64は、第1溝部63に対して下方に離隔して設けられている。第2溝部64は、後述する第2ハウジング30の初期位置用保持部34が挿入される。
 第2ハウジング30は、合成樹脂製である。第2ハウジング30は、図1に示すように、直方体形状である。第2ハウジング30は、図4に示すように、雄端子金具50を収容するための複数の端子収容室31を備えている。端子収容室31は、第2ハウジング30を前後方向に貫通した形態である。端子収容室31は、上下三段で、左右方向に5つ並列して配置されている。端子収容室31には、図4に示すように、下壁から突出する弾性変形可能なランス32が設けられている。
 第2ハウジング30は、図1に示すように、一対のカムフォロア33と、一対の初期位置用保持部34と、ロック受け部35と、回動規制部36と、が設けられている。カムフォロア33は、第2ハウジング30の左右両壁の外面から突出している。カムフォロア33は、第2ハウジング30の前端よりわずかに後方寄りの位置に設けられている。カムフォロア33は、レバー40のカム溝72に挿入される。カムフォロア33は、レバー40の初期位置から嵌合位置への回動過程で、カム溝72に摺接することによって第1ハウジング20と第2ハウジング30を嵌合させる。
 初期位置用保持部34は、図1に示すように、第2ハウジング30の左右両壁の外面から突出している。初期位置用保持部34は、第2ハウジング30の左右両壁の前端に設けられている。初期位置用保持部34は、カムフォロア33よりも下側に設けられている。初期位置用保持部34は、図5に示すように、上下方向から見て台形状である。初期位置用保持部34の前端側は、前方に向かって幅が小さくなっている。初期位置用保持部34は、後述するレバー40の戻り規制部79Aを係止させる。
 ロック受け部35は、図1に示すように、第2ハウジング30の右上端側の角部(前後方向に平行な角部)において、後端側に設けられている。ロック受け部35は、左右方向外側に突出し、前後方向に平行に延びる長手状のリブである。ロック受け部35は、図14に示すように、第2ハウジング30の右壁面に対して鉤状に突出している。ロック受け部35には、後述するレバー40のロックアーム81が係止する。
 回動規制部36は、第2ハウジング30の左右両壁の中心から外側に突出している。回動規制部36は、図1に示すように、第2ハウジング30の前後方向の中心付近に設けられている。回動規制部36は、カムフォロア33の中心よりも上側に設けられている。回動規制部36は、図11に示すように、上下方向から見てL字形の突出片である。回動規制部36は、ロック受け部35に対するロックアーム81の係止状態を維持する。回動規制部36は、ロック受け部35に係止しているロックアーム81の撓み変形を規制する。
 雄端子金具50は、金属板材を曲げ加工して形成されている。雄端子金具50は、図4に示すように、箱部51と、タブ52と、圧着部53と、を備えている。箱部51は、各筒形状である。箱部51の下壁には、上下方向に貫通する引掛り部54が設けられている。引掛り部54は、第2ハウジング30のランス32に引っ掛かることにより、雄端子金具50が端子収容室31から後方へ抜けることを防止する。
 レバー40は、第1ハウジング20に対して、初期位置と嵌合位置との間で回動可能に取り付けられている。レバー40は、図1に示すように、一対のアーム部41と、連結部42と、を備えている。アーム部41は、図3に示すように、円板部43と、延出部44と、を有している。円板部43は、円形の板状である。延出部44は、五角形の板状である。延出部44は、円板部43から径方向(図3に示す直線L2に沿う方向)外側に延出している。直線L2は、レバー40が初期位置(図3に示す位置)にあるときに、円板部43の中心を通り、仮想嵌合線L1に直交する線である。延出部44の一側の縁45は、直線L2に平行である。一対のアーム部41の板面は、左右方向で対向している。連結部42は、一対のアーム部41を連結している。
 レバー40のアーム部41には、図3に示すように、軸受孔71と、カム溝72と、第1規制溝73と、第2規制溝74と、が設けられている。軸受孔71は、円板部43の中心位置で板厚方向に貫通する孔である。軸受孔71は、第1ハウジング20の回動軸25が嵌合する。軸受孔71は、内側孔75と、外側孔76と、を備えている。内側孔75と外側孔76は、円板部43の板厚方向で連なっている。内側孔75は、円板部43における内側部分(他方の円板部43側の部分)に設けられている。内側孔75は、直線L2(図3参照)に沿って長い長円状である。内側孔75には、回動軸25の軸部25Aが挿入される。外側孔76は、円板部43における外側部分(他方の円板部43とは反対側の部分)に設けられている。外側孔76は、鍵穴状である。外側孔76は、円孔77と、軸側凹部78と、を有している。円孔77は、円板部43の中心位置に設けられている。軸側凹部78は、嵌合検知部として機能する。軸側凹部78は、円孔77の一部を凹ませた形態である。軸側凹部78は、直線L2に平行な方向に凹んでいる。外側孔76には、回動軸25のリブ25Bが挿入される。
 カム溝72は、図3に示すように、円板部43において、軸受孔71周りの所定範囲に亘って円弧状に設けられている。カム溝72の一端72Aは、円板部43の周縁よりもわずかに内側に位置している。カム溝72の他端72Bは、円板部43の直線L2上に位置している。カム溝72は、一端72Aから他端72Bに向かうにつれて、円板部43の中心(軸受孔71)に近づく形状である。カム溝72内を、第2ハウジング30のカムフォロア33が摺動する。カム溝72の他端72Bには、カム側凹部72Cが設けられている。カム側凹部72Cは、嵌合検知部として機能する。カム側凹部72Cは、カム溝72の他端72Bから直線L2に沿って円板部43の径方向外側に延出している。カム側凹部72Cは、軸側凹部78の凹み方向と同じ方向に延出している。カム側凹部72Cの直線L2に沿う長さは、軸側凹部78の直線L2に沿う長さと同程度である。カム側凹部72Cは、カムフォロア33を進入させる。円板部43には、カム溝72の一端72Aに連なるように、外側に開放される開口部72D(図14参照)が設けられている。
 第1規制溝73は、図3に示すように、円板部43において、軸受孔71周りの所定範囲に亘って円弧状に設けられている。第1規制溝73は、レバー40の回動中心(回動軸25)と同心の円弧形をなしている。第1規制溝73は、レバー40の回動過程で、第1ハウジング20の第1規制ピン26を摺接させる。第1規制溝73の一端73Aは、カム溝72の他端72Bに隣接する位置に設けられている。第1規制溝73の他端73Bには、内側凹部73Cが設けられている。内側凹部73Cは、カム溝72の一部を凹ませた形態である。内側凹部73Cは、直線L2と平行に他端73Bから一端73Aに向かって延びている。内側凹部73Cの直線L2に沿う長さは、カム側凹部72Cおよび軸側凹部78の直線L2に沿う長さと同程度である。
 第2規制溝74は、図3に示すように、円板部43において、軸受孔71周りの所定範囲に亘って円弧状に設けられている。第2規制溝74は、レバー40の回動中心(回動軸25)と同心の円弧形をなしている。第2規制溝74は、円板部43における第1規制溝73よりも軸受孔71側に設けられている。第2規制溝74の一端74Aは、仮想嵌合線L1に対してわずかに延出部44側(図3では上側)に設けられている。第2規制溝74の他端74Bには、検知凹部74Cが設けられている。検知凹部74Cは、嵌合検知部として機能する。検知凹部74Cは、第2規制溝74の一部を凹ませた形態である。検知凹部74Cは、第2規制溝74の他端74Bから直線L2に沿って円板部43の径方向内側に延出している。検知凹部74Cは、軸側凹部78の凹み方向、および内側凹部73Cの延出方向と同じ方向に延出している。検知凹部74Cの直線L2に沿う長さは、カム側凹部72Cおよび軸側凹部78の直線L2に沿う長さと同程度である。検知凹部74Cは、第2規制ピン27を進入させる。
 レバー40において、図6,14に示すように、開口部72Dに対して延出部44とは反対側で隣り合う位置に、溝部79が設けられている。溝部79は、アーム部41の内面(他方のアーム部41側の面)を凹ませた形状である。溝部79は、直線L2に直交する方向に延びている。溝部79の奥面には、戻り規制部79Aが設けられている。戻り規制部79Aは、溝部79の奥面から開口に向かって延びる弾性片である。戻り規制部79Aの先端は、他方の戻り規制部79A側に向かって突出している。戻り規制部79Aは、レバー40が嵌合検知位置にあるときに、第1ハウジング20の嵌合位置用受け部28に係止する。戻り規制部79Aは、レバー40が初期位置にあるときに、第2ハウジング30の初期位置用保持部34に係止する。このように構成により、戻り規制部79Aとは別に、レバー40を初期位置に保持するための専用部位を形成する必要がなく、レバー40の形状を簡素化することができる。
 レバー40には、図10,13に示すように、撓み変形可能なロックアーム81が設けられている。ロックアーム81は、右側のアーム部41の内面(他方のアーム部41側の面)から突出している。ロックアーム81は、延出部44の一側の縁45側に向かって延びている。ロックアーム81には、図13に示すように、延出方向の途中位置に突起82が設けられている。突起82は、ロック受け部35に係止する。図11に示すように、ロックアーム81の先端には、前後にそれぞれ突出する突出片83が設けられている。レバー40には、一対の突出片83に左右方向でそれぞれ対向する一対の規制片84が設けられている。突出片83が規制片84に干渉することで、ロックアーム81の過度撓みを規制する。
(レバー式コネクタの組み付け工程)
 レバー式コネクタ10の組み付け工程について説明する。図2に示すように、レバー40を第1ハウジング20に組み付ける。図3~図5に示すように、第1ハウジング20を、レバー40の一対のアーム部41の間に挿入する。図2に示すように、第1ハウジング20の回動軸25に、レバー40の軸受孔71を嵌合させる。第1ハウジング20の第1規制ピン26を、レバー40の第1規制溝73に挿入する。第1ハウジング20の第2規制ピン27を、レバー40の第2規制溝74に挿入する(図3参照)。これにより、レバー40は、回動軸25を回動中心として、第1ハウジング20に対し初期位置と嵌合位置との間(回動動作位置)で回動可能に取り付けられる。
 図3~図5に示すように、組み付け状態の第1ハウジング20およびレバー40に、第2ハウジング30を組み付ける。図4に示すように、第1ハウジング20のフード部22の先端部分の内側に、第2ハウジング30が挿入される。図2に示すように、開口部72D(図14参照)を介して、カム溝72の一端72Aにカムフォロア33を挿入する。図5に示すように、レバー40の戻り規制部79Aは、第2ハウジング30の初期位置用保持部34に係止する。これにより、レバー40を初期位置用保持部34によって初期位置に保持する。軸受孔71は、第1ハウジング20の回動軸25が嵌合する。図3に示すように、レバー40が初期位置にあるときに、直線L2が仮想嵌合線L1に直交する。
 図3に示すように、レバー40が初期位置にあるときに、回動軸25のリブ25Bは、軸受孔71の円孔77内に位置している。リブ25Bの互いに平行な二面は、軸側凹部78の凹む方向に直交している。カムフォロア33がカム溝72の一端72Aに位置する。第1規制ピン26は、第1規制溝73の一端73Aに位置する。第2規制ピン27は、第2規制溝74の一端74Aに位置する。
 レバー40を後方に傾倒させると、図6に示すように、回動軸25を中心に回動し始める。レバー40の初期位置から嵌合位置への回動過程では、カムフォロア33は、第1溝部63に摺接する。第1規制ピン26は、第1規制溝73に摺接する。第2規制ピン27は、第2規制溝74に摺接する。カムフォロア33の第1溝部63に対する摺接に伴って、第1ハウジング20と第2ハウジング30の嵌合が開始される。嵌合途中の第1ハウジング20と第2ハウジング30には、カムフォロア33を支点として第1ハウジング20と第2ハウジング30が斜めになるように力が作用する。しかし、第1規制ピン26と第1規制溝73との当接、および第2規制ピン27と第2規制溝74との当接によって、第1ハウジング20と第2ハウジング30が斜めになることを防止できる。
 レバー40は、図7に示すように、嵌合位置まで回動する。レバー40が嵌合位置にあるときに、カムフォロア33がカム溝72の他端72Bに位置する。第1規制ピン26は、第1規制溝73の他端73Bに位置する。第2規制ピン27は、第2規制溝74の他端74Bに位置する。図7に示すように、レバー40が嵌合位置にあるときに、直線L2が仮想嵌合線L1と平行となる。レバー40が嵌合位置に到達すると、図8に示すように、第1ハウジング20と第2ハウジング30が正対した位置関係で嵌合する。雄端子金具50は、挿入孔62を介して端子収容室23内に突出して配置される。これにより、雄端子金具50が雌端子金具(図示略)に接続される。
 レバー40が嵌合位置に到達し、かつ第1ハウジング20と第2ハウジング30が正対した位置関係で嵌合したときにのみ、図9に示すように、レバー40が回動軸25から偏心した嵌合検知位置へスライドすることが許容される。レバー40が嵌合位置にあるときに、回動軸25のリブ25Bの互いに平行な二面は、軸側凹部78の凹む方向に平行となる。これにより、レバー40が嵌合検知位置へスライドする過程で、リブ25Bが軸側凹部78に進入する。カムフォロア33は、カム側凹部72Cに進入する。第1規制ピン26は、内側凹部73Cを一端73A側に摺動する。第2規制ピン27は、検知凹部74Cに進入する。第1ハウジング20と第2ハウジング30を正対させた状態で嵌合させ、両ハウジング20,30が嵌合したことを検知することができる。カムフォロア33を利用して両ハウジング20,30の嵌合検知を行うことができる。第2規制ピン27を利用して両ハウジング20,30の嵌合検知を行うことができる。回動軸25を利用して両ハウジング20,30の嵌合検知を行うことができる。
 レバー40が嵌合検知位置へスライドする過程で、ロックアーム81は、図12,13に示すように、第2ハウジング30のロック受け部35に係止する。回動規制部36は、図11に示すロックアーム81の非規制位置から、図12に示すロックアーム81の規制位置へ移動する。回動規制部36の先端(前後方向に平行な部分)は、ロックアーム81と右側のアーム部41との間に位置する。これにより、ロックアーム81の右側のアーム部41側への撓み変形が規制され、ロック受け部35に対するロックアーム81の係止状態が保持される。そのため、レバー40の初期位置側への回動が規制される。
 レバー40が嵌合検知位置へスライドする過程で、戻り規制部79Aは、図14に示す嵌合位置用受け部28に対する非係止位置から、図15に示す嵌合位置用受け部28に対する係止位置へ移動する。戻り規制部79Aは、非係止位置から係止位置への移動過程で、嵌合位置用受け部28に押圧されて左右方向外側に撓み変形する。戻り規制部79Aは、嵌合位置用受け部28を乗り越えると、弾性復帰して嵌合位置用受け部28に係止する。これにより、回動動作を行う回動動作位置へのレバー40の戻りが規制される。
 <本実施例の効果>
 以上のように、本開示のレバー式コネクタ10によれば、嵌合途中の第1ハウジング20と第2ハウジング30には、カムフォロア33を支点として第1ハウジング20と第2ハウジング30が斜めになるように力が作用する。しかし、第1規制ピン26と第1規制溝73との当接によって、第1ハウジング20と第2ハウジング30が斜めになることを防止できる。レバー40が嵌合位置まで回動すると、第1ハウジング20と第2ハウジング30が正対した状態で嵌合され、レバー40を嵌合検知位置へスライドさせることができる。本開示によれば、第1ハウジング20と第2ハウジング30を正対させた状態で嵌合させ、両ハウジング20,30が嵌合したことを検知することができる。
 本開示のカム側凹部72Cは、カム溝72の一部を凹ませた形態であり、レバー40が嵌合検知位置へスライドする過程でカムフォロア33を進入させる。この構成によれば、カムフォロア33を利用して両ハウジング20,30の嵌合検知を行うことができる。
 本開示の第1ハウジング20には、第1規制ピン26とは異なる位置に配置された第2規制ピン27が形成され、レバー40には、レバー40の回動中心と同心の円弧形をなし、かつレバー40の回動過程で第2規制ピン27を摺接させる第2規制溝74が形成されている。この構成によれば、カムフォロア33を支点として第1ハウジング20と第2ハウジング30が斜めになる事象を、第1規制ピン26と第1規制溝73との当接作用に加え、第2規制ピン27と第2規制溝74との当接作用とによって確実に防止することができる。
 本開示の検知凹部74Cは、第2規制溝74の一部を凹ませた形態であり、レバー40が嵌合検知位置へスライドする過程で第2規制ピン27を進入させる。この構成によれば、第2規制ピン27を利用して両ハウジング20,30の嵌合検知を行うことができる。
 本開示の第1ハウジング20には、レバー40の軸受孔71を嵌合させることによって、レバー40の回動中心を構成する回動軸25が形成されている。軸側凹部78は、軸受孔71の一部を凹ませた形態であり、レバー40が嵌合検知位置へスライドする過程で、回動軸25を進入させる。この構成によれば、回動軸25を利用して両ハウジング20,30の嵌合検知を行うことができる。
 本開示の第1ハウジング20には、レバー40が嵌合検知位置へスライドした状態で、レバー40が初期位置側へ回動することを規制する回動規制部36が形成されている。この構成によれば、レバー40を嵌合検知位置へスライドさせると、回動規制部36によってレバー40の初期位置側への回動が規制されるので、第1ハウジング20と第2ハウジング30を嵌合状態に保持することができる。
 本開示のレバー40には、レバー40が嵌合検知位置へスライドしたときに第1ハウジング20に係止することによって、レバー40が回動動作を行う回動動作位置へ戻ることを規制する戻り規制部79Aが形成されていることが好ましい。この構成によれば、レバー40を嵌合検知位置に保持しておくことができる。
 本開示の第2ハウジング30には、戻り規制部79Aを係止させることによって、レバー40を初期位置に保持する初期位置用保持部34が形成されている。この構成によれば、戻り規制部79Aとは別に、レバー40を初期位置に保持するための専用部位を形成する場合に比べると、レバー40の形状を簡素化することができる。
 [他の実施例]
 本発明は、上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示される。本発明には、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれ、下記のような実施形態も含まれることが意図される。
 上記実施例1では、カム溝72に、嵌合検知部としての機能を発揮するカム側凹部72Cを形成したが、カム溝72は、嵌合検知部としての機能を発揮する部位を有していなくてもよい。
 上記実施例1では、第1規制ピン26と第1規制溝73との当接に加え、第2規制ピン27と第2規制溝74との当接によっても、第1ハウジング20と第2ハウジング30の傾きを防止したが、第1ハウジング20と第2ハウジング30の傾きは、第1規制ピン26と第1規制溝73との当接だけで防止してもよい。
 上記実施例1では、第1規制ピン26と第2規制ピン27が、第1ハウジング20のうち仮想嵌合線L1で区画される2つの領域のうち同じ領域内に配置されていたが、第1規制ピン26と第2規制ピン27は、仮想嵌合線L1を境として互いに反対側の領域に配置されていてもよい。
 上記実施例1では、第2規制溝74に、嵌合検知部としての機能を発揮する検知凹部74Cを形成したが、第2規制溝74は、嵌合検知部としての機能を発揮する部位を有していなくてもよい。
 上記実施例1では、軸受孔71に、嵌合検知部としての機能を発揮する軸側凹部78を形成したが、軸受孔71は、嵌合検知部としての機能を発揮する部位を有していなくてもよい。
 上記実施例1では、回動規制部36を第2ハウジング30に形成したが、回動規制部は第1ハウジング20に形成してもよい。
 上記実施例1では、戻り規制部79Aが、レバー40を初期位置に保持する機能を兼ね備えているが、戻り規制部79Aとは別に、レバー40を初期位置に保持するための専用部位を形成してもよい。
10…レバー式コネクタ
20…第1ハウジング
21…端子収容部
22…フード部
23…端子収容室
24…凹部
25…回動軸
25A…軸部
25B…リブ
26…第1規制ピン(規制ピン)
27…第2規制ピン
28…嵌合位置用受け部
30…第2ハウジング
31…端子収容室
32…ランス
33…カムフォロア
34…初期位置用保持部
35…ロック受け部
36…回動規制部
40…レバー
41…アーム部
42…連結部
43…円板部
44…延出部
45…延出部の一側の縁
50…雄端子金具
51…箱部
52…タブ
53…圧着部
54…引掛り部
61…背壁
62…挿入孔
63…第1溝部
64…第2溝部
70…レバー
71…軸受孔
72…カム溝
72A…一端
72B…他端
72C…カム側凹部
72D…開口部
73…第1規制溝(規制溝)
73A…一端
73B…他端
73C…内側凹部
74…第2規制溝
74A…一端
74B…他端
74C…検知凹部
75…内側孔
76…外側孔
77…円孔
78…軸側凹部
79…溝部
79A…戻り規制部
81…ロックアーム
82…突起
83…突出片
84…規制片
L1…仮想嵌合線
L2…直線

Claims (8)

  1.  第1ハウジングと、
     前記第1ハウジングと嵌合可能な第2ハウジングと、
     カム溝を有し、前記第1ハウジングに対し初期位置と嵌合位置との間で回動可能に取り付けられたレバーと、
     前記第2ハウジングに形成され、前記レバーの初期位置から嵌合位置への回動過程では、前記カム溝に摺接することによって前記第1ハウジングと前記第2ハウジングを嵌合させるカムフォロアと、
     前記第1ハウジングに設けられ、前記レバーの回動中心を通りかつ前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの嵌合方向と平行な仮想嵌合線に対して、前記嵌合方向と交差する方向へ外れた位置に配置された規制ピンと、
     前記レバーに形成され、前記レバーの前記回動中心と同心の円弧形をなし、かつ前記レバーの回動過程で前記規制ピンを摺接させる規制溝と、
     前記レバーが嵌合位置に到達し、かつ前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが正対した位置関係で嵌合したときにのみ、前記レバーが前記回動中心から偏心した嵌合検知位置へスライドすることを許容する嵌合検知部とを備えているレバー式コネクタ。
  2.  前記嵌合検知部は、前記カム溝の一部を凹ませた形態であり、前記レバーが前記嵌合検知位置へスライドする過程で前記カムフォロアを進入させるカム側凹部を含んでいる請求項1に記載のレバー式コネクタ。
  3.  前記第1ハウジングには、前記規制ピンとは異なる位置に配置された第2規制ピンが形成され、
     前記レバーには、前記レバーの前記回動中心と同心の円弧形をなし、かつ前記レバーの回動過程で前記第2規制ピンを摺接させる第2規制溝が形成されている請求項1又は請求項2に記載のレバー式コネクタ。
  4.  前記嵌合検知部は、前記第2規制溝の一部を凹ませた形態であり、前記レバーが前記嵌合検知位置へスライドする過程で前記第2規制ピンを進入させる検知凹部を含んでいる請求項3に記載のレバー式コネクタ。
  5.  前記第1ハウジングには、前記レバーの軸受孔を嵌合させることによって、前記レバーの前記回動中心を構成する回動軸が形成され、
     前記嵌合検知部は、前記軸受孔の一部を凹ませた形態であり、前記レバーが前記嵌合検知位置へスライドする過程で、前記回動軸を進入させる軸側凹部を含んでいる請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のレバー式コネクタ。
  6.  前記第1ハウジング又は前記第2ハウジングには、前記レバーが前記嵌合検知位置へスライドした状態で、前記レバーが初期位置側へ回動することを規制する回動規制部が形成されている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のレバー式コネクタ。
  7.  前記レバーには、前記レバーが前記嵌合検知位置へスライドしたときに前記第1ハウジングに係止することによって、前記レバーが回動動作を行う回動動作位置へ戻ることを規制する戻り規制部が形成されている請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のレバー式コネクタ。
  8.  前記第2ハウジングには、前記戻り規制部を係止させることによって、前記レバーを前記初期位置に保持する初期位置用保持部が形成されている請求項7に記載のレバー式コネクタ。
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